トピックス一覧
2025.10.23
【本学2度目の快挙】築330年 興善寺本堂の屋根葺き替え修理で「グッドデザイン賞」を受賞!
人間環境デザイン学科の吉永規夫講師が、大阪府岬町にある『興善寺本堂』にて、屋根の葺き替え修理※1を手掛け、見事『2025年度のグッドデザイン賞』を受賞しました。本学としては、今回2度目のグッドデザイン賞受賞となります。(過去の受賞作品はこちら) ※1 葺き替え(ふきかえ)修理とは…古い屋根材を取り除き、新しい屋根材を張る工事のこと。 ▼興善寺本堂の外観 興善寺本堂 興善寺本堂は、仁寿二年(852年)第五十五代文徳天皇(在位850~858年)の勅願により、慈覚大師円仁によって創建されました。元亀天正(1570年頃)に兵火(へいか)により建物は焼失しましたが、元禄3年(1690年)に再建され、現在に至ります。本堂内陣には、本尊 大日如来(胎蔵界)、脇佛 薬師如来、脇佛 釈迦如来が奉安されおり、3如来とも平安末期作で、現在は国の重要文化財(旧国宝)に指定されています。 受賞のコメント(吉永講師) 大阪府岬町に建つ興善寺の重要文化財の仏像の修理に合わせて、本堂の屋根の葺き替え工事の設計・監理を2021年から継続して、2025年に修理が完了し、2025年度グッドデザイン賞をいただくことができました。興善寺さま檀家の皆さま、文化庁、各行政の皆さま、工事関係の皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。暑い日も寒い日も1枚1枚瓦を手作業で作業頂きました職人さんの皆さまの技術には特に感謝いたします。 江戸時代中期の元禄3年(1690年)に再建された本堂を大切な仏像を風雨から守り続ける必要がありました。また、地元・谷川は古くから瓦の一大産地で、本堂の屋根はこの地元瓦が使われ、330年間大規模な葺き替えが行われることなく、今回の修理が初めての葺き替えになります。 ▼本堂屋根部分 工事では、職人さんたちが1枚1枚手作業で瓦を屋根から取り外し、手洗いし、打音検査を行なって、再度屋根に葺き直しました。 今回の修理では、 ①地元の谷川瓦を可能な限り再用する ②竣工当時から残る屋根下地も保存する ③限られたコストの中、素屋根をかけずに屋根を葺き替える施工方法を開発 をテーマに掲げています。 ▼葺き替え修理の様子 瓦の再用に関しては、結果的に総数約22,822枚の瓦を全数打音検査を行い、約73%もの谷川瓦を保存することができました。また、屋根瓦だけでなく、当時の屋根下地である野地に関しても江戸時代中期に施工された技術が残るものとして、今回合板下地※2と最新技術のルーフィング※3を用いることで温存することに成功しています。大屋根の葺き替えでコストもかかる素屋根を施工することが一般的ですが、野地合板の施工やルーフィングの活用、施工職人さんたちの技術も相まって、素屋根をかけないローコストの仮設計画で文化的価値のある建築物の修理を実践しました。今回の施工報告は、昨年の学内での研究授業でも学生向けにレクチャーを行なっています。古い建築物を次世代に大切に受け継いでいくことが求められている時代に、屋根瓦の修理プロジェクトで今後100年以上建物を守っていく修理を行いました。330年以上前に建てられた建築物が、現在のグッドデザイン賞として受賞したことを大変嬉しく思います。 ※2 合板下地…屋根の下地材。強度と耐久性を高め、屋根材の荷重を均等に分散させる。 ※3 ルーフィング…防水シートを合板の上に敷設し、雨水の侵入を防ぐ。 グッドデザイン賞 審査委員の方のコメント それにしても、本葺替保存修理まで330年間屋根の葺替が行われてこなかったとは、瓦葺き屋根は斯くも耐久性のあるものなのか、と感嘆した。とはいえ、この屋根を将来に引き継いでいくためには葺替保存修理は不可欠であり、新たな技術を取り入れつつ330年前の屋根下地を温存した本構法によって、7割以上の瓦を再利用できたことは高く評価できる。瓦は地域ごとに色や風合いが異なるため、瓦葺き屋根のまちなみは地域らしい景観を形成する重要な要素である。勇気と創造性のある保存修理によって、オリジナルの瓦葺きの景観を地域で維持し続ける取り組みに拍手を送りたい。 グッドデザイン賞 1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、良いデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。 問い合わせ先 人間環境デザイン学科 講師 吉永 規夫 Email:n.yoshinaga@kio.ac.jp 関連記事 グッドデザイン賞ホームページ(興善寺本堂屋根葺替保存修理) 日本初の乳がん術後女性のための使い捨て入浴着が「グッドデザイン賞」を受賞! 6大学建築合同ゼミ合宿2025が三重県で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科
2025.10.23
小学校教諭7年連続70%超、養護教諭43.5%が現役合格!〜2026年3月卒業予定者
今年も多くの畿央生が夢をかなえました! 教育学部 現代教育学科4回生は、小学校教諭49名、養護教諭10名、特別支援学校教諭4名、中・高教諭(英語)3名が教員採用試験を突破しました。また健康栄養学科からも栄養教諭2名が現役合格を達成。2026年3月卒業予定者全体では、のべ96名(実68名)が現役合格をはたしています! なお、公立幼稚園教諭・保育士は4年連続の全員合格をめざして選考が進んでいます。 小学校教諭の現役合格率は、7年連続7割超となる72.1%に!長期間にわたって高い水準をキープしています。 小学校教諭 現役合格率 受験者 合格者 2026卒 72.1% 68 49 2025卒 81.4% 70 57 2024卒 74.0% 77 57 2023卒 85.4% 82 70 2022卒 77.8% 90 70 2021卒 71.2% 73 52 2020卒 75.6% 82 62 難関の養護教諭は、過去2番目に多い10名が合格!現役合格率は43.5%となりました。 狭き門を突破して、安定して合格者を輩出しています。 養護教諭 現役合格率 受験者 合格者 2026卒 43.5% 23 10 2025卒 40.9% 22 9 2024卒 50.0% 10 5 2023卒 64.7% 17 11 2022卒 35.7% 14 5 2021卒 36.4% 22 8 2020卒 46.2% 13 6 その他、中・高教諭(英語)で75.0%、特別支援学校教諭で80.0%、栄養教諭で66.7%が現役合格をはたしています。 教採・公務員対策室では、学科教員と連携した「ダブル担任制」で教員志望の学生をサポートしています。一人ひとりに合わせて情報提供と対策、個別指導などオーダーメイドの支援を実施し、伴走してきました。結果が出るまで頑張った4回生の皆さんと、熱意のこもった教育・サポート・対策に奔走いただいた先生方にも敬意を表します。 講師等の採用も含め、畿央生を最後の一人まで応援していきます。夢に向かって頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 公立学校教員採用試験 現役合格率ならびに都道府県・市別の合格者数 公立小学校教諭 72.1% 合格者49名/受験者68名(現代教育学科) ➡7年連続で7割以上が現役合格! ※のべ合格者72名 都道府県・市 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 23 22 - 22 18 大阪市 18 18 4 14 12 堺市 2 2 - 2 2 奈良県 22 21 1 20 13 京都府 1 1 - 1 1 静岡県 3 3 - 3 1 鳥取県 13 13 6 7 6 島根県 1 1 - 1 1 高知県 32 30 17 13 10 茨城県 3 3 1 2 2 千葉県 7 6 4 2 2 東京都 2 2 1 1 1 横浜市 1 1 - 1 1 川崎市 5 5 2 3 2 公立学校養護教諭 43.5% 合格者10名/受験者23名(現代教育学科) ➡過去2番目に多い合格者! ※のべ合格者11名 都道府県・市 受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 11 8 1 7 1 大阪市 6 3 - 3 3 愛媛県 3 2 - 2 2 高知県 6 3 - 3 2 茨城県 11 1 - 1 1 東京都 6 2 - 2 1 鹿児島県 1 1 - 1 1 特別支援学校教諭 80.0% 合格者4名/受験者5名(現代教育学科) ➡毎年安定した現役合格率! ※のべ合格者7名 都道府県・市 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 1 1 - 1 1 兵庫県 2 2 - 2 2 奈良県 2 2 - 2 1 鳥取県 3 3 1 2 2 大分県 1 1 - 1 1 公立中学・高校教諭(英語) 75.0% 合格者3名/受験者4名(現代教育学科) ➡3年連続全員合格は逃したものの、高い合格率! ※のべ合格者4名 都道府県・市 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 3 2 - 2 2 大阪市 1 1 - 1 1 名古屋市 1 1 - 1 1 公立学校栄養教諭 66.7% 合格者2名/受験者3名(健康栄養学科) ➡6年連続で現役合格! 都道府県・市 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 1 1 - 1 1 大阪市 2 1 - 1 1 注1.過年度卒業生を含みません(すべて2026年3月卒業見込者) 注2.2025年10月17日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3.一部試験での1次試験免除者を含みます。 注4.小学校教諭(奈良県)は、2024年度実施の3年次選考で合格した4名を含みます。 現役合格者の声(YouTube) 現役合格者の声(大学公式ブログ) 関連リンク 2023年、教育学部がさらに「深化」! 小学校教諭81.4%、公立幼・保100%、養護教諭40.9%が現役合格!〜2025年3月卒業生 小学校教諭74.0%、養護教諭50.0%、公立幼稚園・保育士100%!〜2024年3月卒業生 小学校教諭85.4%、養護教諭64.7%、公立幼稚園・保育士100%!〜2023年3月卒業生
2025.10.07
株式会社中尾組と産学連携協定の調印式を行いました。
畿央大学は2025年10月1日(水)、株式会社中尾組と畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科による産学連携に係る協定の締結調印式が開催されました。 (左から)人間環境デザイン学科 東実千代学科長、冬木正彦 畿央大学学長、株式会社中尾組 中尾隆成社長 奈良県内で創業110年を迎える総合建設会社である株式会社中尾組とは開学以来、企業インターンシップや卒業生の就職など多方面で交流を深めてきました。今回の協定は、奈良県産材を活用した木造建築や桜井市のまちづくり、建築分野の実証実験、インターンシップ・現場見学会などの体験学習、地域振興・社会活性化、教育・人材育成、SDGsへの取り組みなど、多岐にわたる分野での連携をさらに前に進めることを目的としています。 中尾社長、冬木学長、東学科長からそれぞれ挨拶があり、これまでの連携実績を振り返りつつ、Win-Winの関係で人材育成と地域に根差した活動の進展に対する期待が述べられました。双方が協力し合うことで、地域社会や産業の発展、人材育成への新たな一歩を踏み出すことへの強い意欲を確認する機会となりました。 協定書の締結後は記念撮影が行われ、和やかな雰囲気の中で式が進行しました。 両者の懸け橋となっている人間環境デザイン学科4期生の鈴木理人さんにも駆けつけていただきました。今回の協定を機に、相互協力しながら地域社会の総合的な発展と大学の教育・研究・社会貢献のさらなる深化を進めていく予定です。 関連リンク 自治体等との協定
2025.09.12
新校舎の建設が始まります!
畿央大学では、教育研究環境のさらなる充実を目指し、新校舎の建設を進めています。 その工事の着工に先立ち、2025年9月2日(火)、「地鎮祭」を執り行いました。 まだまだ厳しい暑さが残るなか、神主をお招きし、学園、設計者、施工者の三者がそろって、工事が安全に、そして無事に完成するよう祈願しました。 新校舎には、教育研究活動の成果発表や地域交流イベントなどで幅広く活用できる2層吹き抜けのプレゼンテーションホールを設けます。畿央大学の持つ「知」のリソースを地域へ発信し、繋がりを育む拠点となることをめざしています。 新しい校舎の完成に、どうぞご期待ください!
2025.09.09
【小学生対象】畿央祭で「おしごと体験イベント」を開催します(事前予約制)
健康・デザイン・教育のスペシャリストを育てる畿央大学ならではの「おしごと体験」企画です。 畿央大学は「大学をもっと身近に、そして、子どもたちの未来に寄り添いたい」という想いから、このイベントを企画しました。小学生が大学で楽しく職業体験をすることで、新しい発見や夢につながるヒントを得てもらいたいと考えています。地域とともに成長し、未来を担う子どもたちを応援する特別な体験を、ぜひご一緒に楽しんでください。 ↓クリックすると、各プログラムに移動します。 ①ファッションデザイナー ②理学療法士 ③栄養教諭 ④建築士 ⑤小学校教諭 ⑥看護師 申込方法(事前予約制) 下記申込フォームよりお申込みください。 ※10月19日(日)23:59まで/申込多数の場合は抽選予定 10/25(土)申込フォーム 10/26(日)申込フォーム 10/25(土)イベント概要 ①【ファッションデザイナー】親子でお揃い服をデザインしよう(スカート作り) 日時 10月25日 (土) 午前の部 10:30~12:00/午後の部 13:30~15:00 会場 R棟3階 デザイン実習室 内容 親子でおそろいスカートをつくろう! スカートの形をデザインして、少しだけミシンにもチャレンジ! お手伝いするので、はじめてでも大丈夫。 世界にひとつだけのスカートができあがると、とってもワクワクします。 デザインのお仕事に触れながら、自分だけのおしゃれづくりを体験しましょう。 対象 小学校3年生~6年生 定員:14組(午前の部、午後の部それぞれ7組) ※保護者様同伴必須 10/25(土)申込フォーム ②【理学療法士】遊びながら学ぼう!リハビリをする理学療法士ってどんなお仕事? 日時 10月25日 (土) 15:15〜16:00 会場 P棟1階 理学療法実習室 内容 「人のためになる仕事ってかっこいい」「体のしくみって面白そう」と思ったら、理学療法士のお仕事を体験してみよう。 けがをした人や病気になった人をまた元気に動けるようにするお仕事です。 ゲームや体験を通して、リハビリのことや体の動きについて楽しく学べます。参加者にはうれしい景品もあります。 ぜひ気軽に参加ください! 対象 小学校1年生~6年生 定員:30組 10/25(土)申込フォーム 10/26(日)イベント概要 ③【栄養教諭】体験!学校の“給食”を守るお仕事〜栄養教諭ってどんな人?〜 日時 10月26日 (日) 10:00~11:00 会場 C棟1階 栄養教育実習室 内容 みなさんが食べている学校の“給食”は、毎日どのように作られているのでしょうか? 給食をつくる調理室の見学や、献立づくりの体験をしながら、栄養の先生や調理員さんなど、給食にかかわる人たちのお仕事を学びます。 栄養バランスを考えたりアレルギーに対応したりと、おいしくて安全な給食をみなさんに届けるためにはさまざまな工夫があります。給食の大切さや栄養バランスの工夫について、楽しく知ってみましょう! 対象 小学校1年生~6年生 定員:20組 10/26(日)申込フォーム ④【建築士】段ボールでつくる法隆寺五重塔 日時 10月26日 (日) 午前の部 10:30~11:30 / 午後の部 13:30~14:30 会場 R棟2階 R201講義室 内容 あなたは未来の建築士!パーツを組み合わせて、法隆寺五重塔の模型を作る体験イベントです。 建物のしくみやデザインを学びながら、楽しくものづくりにチャレンジしましょう! 大工さんになったつもりで取り組めば、ものづくりのおもしろさや達成感が感じらます。ぜひ親子でご参加ください! 対象 小学校1年生~6年生 定員:20組(午前の部、午後の部それぞれ10組) 保護者様のご参加大歓迎! 10/26(日)申込フォーム ⑤【小学校教諭】せんせい体験!はじめての学級通信づくり 日時 10月26日 (日) 11:00~11:45 会場 E棟2階 オープン教室 内容 先生が配る「学級通信」づくりにチャレンジ!自分のクラスを想像して学級通信を作ります! 自己紹介やクラスの目標を考えて、オリジナルの1枚を完成させよう! 学生スタッフがマンツーマンでしっかりサポートするから安心。完成したら修了証もゲット! 先生のしごとを体験できる特別な時間です。 対象 小学校5年生~6年生 定員:5組 10/26(日)申込フォーム ⑥【看護師】「やってみよう!看護師のお仕事体験」~生まれてすぐの赤ちゃんの抱っこや衣類の交換をしてみましょう~ 日時 10月26日 (日) 13:30~14:15 会場 K棟1階 看護実習室 K棟地下 KB01講義室(保護者様待機場所) 内容 小さな命を守るお仕事にふれてみませんか? 看護師さんのお仕事体験では、赤ちゃんのお世話にチャレンジできます。 沐浴やお着替えなど、やさしさと気づかいが求められるケアを実際に体験しながら、命を支える仕事のやりがいや魅力を感じてみましょう。 未来の自分の姿を思い描きながら、楽しく学べる貴重な時間です! 対象 小学校5年生~6年生 定員:10組 ※お子様のみのご参加となります(保護者様別室待機可) 10/26(日)申込フォーム その他の情報等は、畿央祭公式Instagramで随時更新中!ご確認ください! 皆様のご来場を心よりお待ちしております! 畿央大学 こども夢サポートプロジェクト
2025.08.18
公立学校教員採用試験(1次試験)速報〜2026年3月卒業予定者
2026年度公立学校教員採用試験の1次試験結果が発表され、昨年同様、今年も多くの学生が1次試験を突破しました。 教員採用試験は終盤に差し掛かってきましたが、教採・公務員対策室では、1人でも多くの学生が所期の目標を達成できるよう、学生が実際に受験する自治体に対応した2次試験対策を実施しているところです。 一人ひとりの夢がかなうように、大学一丸となって最後まで応援していきます。ゴールは近い。頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 ▶2025年3月卒業生の実績(小学校教諭81.4%、公立幼・保100%、養護教諭40.9%) 公立学校教員採用試験 都道府県・市別の合格者数 公立小学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 18 17 94.4% 大阪府 23 22 95.7% 大阪市 18 18 100% 堺市 2 2 100% 豊能地区 1 1 100% 京都府 1 1 100% 京都市 2 1 50.0% 兵庫県 2 2 100% 和歌山県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 高知県 32 30 93.8% 香川県 1 1 100% 鳥取県 13 13 100% 島根県 1 1 100% 茨城県 3 3 100% 千葉県 7 6 85.7% 東京都 2 2 100% 神奈川県 1 1 100% 横浜市 1 1 100% 川崎市 5 5 100% 静岡県 3 3 100% 北九州市 1 1 100% 沖縄県 1 1 100% 公立中学・高校(英語)教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 3 2 66.7% 大阪市 1 1 100% 高知県 3 2 66.7% 名古屋市 1 1 100% 公立学校養護教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 5 5 100% 大阪府 11 8 72.7% 大阪市 6 3 50.0% 兵庫県 1 1 100% 滋賀県 3 2 66.7% 愛媛県 3 2 66.7% 高知県 6 2 33.3% 鳥取県 12 3 25.0% 島根県 10 6 60.0% 岡山市 1 1 100% 北海道 6 6 100% 茨城県 10 1 10.0% 千葉県 4 2 50.0% 東京都 6 1 16.7% 静岡市 3 1 33.3% 鹿児島県 1 1 100% 特別支援学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 2 100% 大阪府 1 1 100% 兵庫県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 鳥取県 3 3 100% 茨城県 2 2 100% 愛知県 1 1 100% 北九州市 2 2 100% 大分県 1 1 100% 栄養教諭ー健康栄養学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 1 1 100% 大阪市 2 1 50.0% 鳥取県 1 1 100% 注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2026年3月卒業見込者)。 注2. 2025年8月15日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3. 一部試験での1次試験免除者を含みます。
2025.08.13
ひらめき☆ときめきサイエンス「昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは… 独立行政法人日本学術振興会の採択を受けて実施されるイベントで、最先端の研究成果を未来を担う小学生と中学生、高校生に楽しく伝えることで科学(学術)の面白さを知ってもらう取り組みです。 2025年8月9日(土)小学5年生から中学生、高校生対象の体験講座『昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション』(日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」採択事業/課題番号25HT0140))を開催しました。申込者は12名と昨年よりも増え、またジェンダーに関心のある高校生の申し込みが目立ちました。 ▼▼ 昨年度実施した”ひらめき☆ときめきサイエンス”の様子はこちら ▼▼ ひらめき☆ときめきサイエンス「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」を実施しました。 当日は小学生3名と中学生4名そして高校生3名が大阪市、奈良県内(奈良市、大和郡山市、河合町、広陵町)から参加し、講師の現代教育学科森岡 伸枝 准教授、森岡ゼミ生を中心とした大学生9名と共に戦時期の絵本を読み解き、ジェンダーは変わることを学びました。なお、この日は保護者7名、本学教員や自治体、メディアの方などにもお越しいただき、様々な方々が児童生徒の様子をご覧くださいました。 授業「博士(研究者)って何?」では、森岡先生がクイズをしながら進めました。森岡先生は、小さいころから戦争体験者の声を聞くことが多かったこと、また大学生の時に小学校の男女別学の実態を調べることでジェンダーの実情に興味を持ったことから、科研費の研究テーマに繋がったことを説明しました。そして今も日本はジェンダーの問題が残っていること、ジェンダーは歴史的につくられるということを強調し、歴史の視点でジェンダーについて学び続けることの大切さを伝えました。 参加者は全員が博士に会ったことがないと言い、博士の世界を知ろうと耳を傾けてくれました。また、授業内で森岡先生がクイズを出すたびに、活発に手を上げる児童生徒の姿がみられました。 そして、授業の後半では、全員で戦時期のすごろくを見て、読み解くヒントをもとに全員で分析する練習をしました。そこで児童生徒が発見したのは、当時の生活の中に障害を持った兵隊さんがいたという男性の姿、ランドセルの色が今のように男女別の色分けが無いこと、母親が子どもを見守っていること等で、児童生徒は戦時期という時代とジェンダーの視点を身につけたようでした。 実習体験では、実物の古書を分析するためのマナーの指導を受け、研究者になりきって絵本の分析を行いました。参加者は、手袋を身に着けて絵本をそっと箱から取り出し、用意された「博士発見シート」を元に、絵本の秘密を読み解いていきました。その際、発見をチェキで写して、自分の分析を実証するという研究手法も疑似体験してもらいました。チェキの撮影は学生スタッフが手厚くサポートしました。 その後、分析結果を小中校のグループごとに集まり、「畿央毎日新聞」を作成し、発表し、保護者も交えて意見交換を行いました。「満州国の国旗がある」「男の子と女の子の遊びが違う」「兵隊が『かっこいい』と描かれている」など戦争の姿、そしてその時のジェンダーについてたくさんの発見がありました。児童生徒の活発な意見交換に、教育学部の森岡ゼミのスタッフがうまく対応していることも印象的でした。 講義の後の昼食タイムでは森岡ゼミスタッフと児童生徒が仲良くなり、どんな新聞を作るのかを話し合っていました。また、実習の間にはお楽しみのクッキータイムがあり、クッキーを食べながら、自己紹介や好きなこと得意なことなど森岡ゼミとみんなが笑いながら楽しく過ごしました。 「未来博士号」の修了証書授与式では、一人ずつ名前を呼ばれ、畿央大学学長冬木正彦先生から修了証書を受け取りました。また、学長先生より「今回の学びや体験をさらに高めて欲しい」とあたたかいお言葉をいただきました。 参加された児童生徒の感想 研究者にとてもなりたいと思った。授業がとても分かりやすかったし、とても楽しかった。 戦争について絞った授業を聞いたことがなかったので、戦争のことがよく分かった。 古い絵本に触れて、チェキで撮影できて楽しかった。大学生との交流も楽しかった。 ジェンダーについて、学んだことがなかったので、このイベントで初めて知ることが出来た。 SDGsの一貫としてジェンダーは学んでいたが、ジェンダーについて知らなかったことが多かった。 今回も楽しく学べた。また来年も来たい(去年から二度目の参加者) ジェンダーの関連図書をたくさん初めて見て、その内容に驚いた(保護者)。 去年と内容が変わっていて、来てよかった。またお願いします(二回目参加の保護者) 募集人数を絞っての開催でしたので、参加した児童・生徒のみなさんが仲良くなって一体となって活動できたことがとても良かったと感じました。森岡先生からは、「これからもいろいろなイベントや資料館に出かけて学び続けて下さい。また疑問に思ったことにはすぐに答えを出さずに調べて考え続けてください。私も一緒に考え続けていきます」と参加した皆さんに呼びかけていました。参加者からは、ぜひ研究者になりたいといった声が多く聞かれ、このイベントの目的は達成できたようです。 畿央大学では、これからも本学教員の特色ある研究成果や取り組みを地域貢献の一つとして様々な年代の方にご参加いただけるイベントを開催していきたいと考えます。冬木学長はこのイベントも大切にしておられ、準備の段階から実施に至るまでご参加下さり、参加した児童生徒はもとより学生スタッフ達も緊張しながらも喜んでおりました。今後はさらにたくさんの方がご参加いただければと願っています。 関連記事 2024年「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」 【森岡准教授が読売新聞に】8/17(土)夏の無料体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」 2020年「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」 2019年「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」
2025.08.05
教職員対象 学校行事等での安全に関する講習会 ~ 学生の命を守る学校(大学)安全体制の構築と整備について ~
畿央大学では、2016年に発生した水泳実習中の事故を教訓とし、この事故のあった7月29日を「二度と命を失うような事故を起こさない」という思いを全教職員で共有し、安全について確認し合う大切な日と定めています。 今年度は、7月29日(火)に、奈良県教育委員会事務局体育健康課健康教育係の学校安全担当の南岡宏樹指導主事を講師にお迎えし、教職員を対象に「学校行事等での安全に関する講習会 ~ 学生の命を守る学校(大学)安全体制の構築と整備について ~」を実施しました。 当日は、非常に暑い日にもかかわらず奈良県庁から南岡先生がわざわざお越しくださいました。また、授業の最終週でしたが、教職員77名が参加し、会場となった講義室はほぼ満席となりました。 講演では、教育現場で実際に起こり得る様々な危機事例やその対策等について、映像資料も交えながらわかりやすくご説明いただきました。 本学の安全管理体制についても触れていただき、セルフチェックリスト等を用いて、一人ひとりが自身の危機管理意識を振り返る機会を与えていただきました。 南岡指導主事は「安全は設備だけでは守れない。安全を作るのは『人』」と強調されました。また、学校安全の基本として、「安きに居りて危きを思う」、すなわち、「平時から危険を考え、備えておくこと」の大切さや、学校安全の基本姿勢として、「空振り」は許されるが、「見逃し」は許されないという姿勢をご紹介いただきました。 ※「空振り」とは…備えたけれども、結果的に危険が起こらなかったこと。 「見逃し」とは…危険を察知していながら、対策を講じなかったこと。 本学では、今回の講習会を通して得た学びを今後の教育活動に活かしながら、教職員一人ひとりが高い危機管理意識を持ち、学生の安全の確保に努めてまいります。
2025.07.22
【小5~高校生対象】夏の無料体験講座(ひらめき☆ときめきサイエンス)を開催します。
2025年8月9日(土)に小学5・6年生および中学生、高校生向けの体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催することとなりました。このプログラムでは、古い絵本に直接触ってもらい、戦争やジェンダー(男の子らしさ・女の子らしさ)を発見することを目的としています。 実施要項 テーマ 昔の絵本で調べよう! 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション 日時 2025年8月9日(土)11:05~15:55(受付10:45) 会場 畿央大学 L棟3階 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 ▶アクセス 講師 畿央大学 教育学部 現代教育学科 准教授 森岡 伸枝 森岡先生のXアカウントでは当日のプログラムなどを発信しています。 Xアカウント 対象 小学5・6年生、中学生、高校生 ※参加者は、保護者の同意が必要 ※小学生は、保護者同伴 定員 15名(参加無料) ※定員超過の場合は抽選制。抽選結果は8月5日(火)までにメールにてご連絡します。 持ち物 筆記用具 申込方法・ 期間 日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」公式HPもしくは、下記フォームから申込ください。 申込期間:6月上旬~7月31日(木)※申込期限を延長しました。 本学フォームはこちら 日本学術振興会公式HP 問い合わせ先 畿央大学地域連携センター 「ひらめき☆ときめき」係 E-mail: info@kio.ac.jp 備考 ※本プログラムは「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」(独立行政法人日本学術復興会)科研費25HT0140の助成を受け実施するものです。 ※申込みをした後で参加できなくなった場合は、必ず(info@kio.ac.jp)に連絡してください。無断キャンセルはしないでください。 ※ご提供いただいた個人情報は、本イベントでのみ使用いたします。 チラシPDF
2025.07.09
「認知症の人の家族支援を考える」 ~看護実践研究センター認知症ケア部門研修会


