看護医療学科の新着情報一覧
2019.07.17
2019年度 第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科
畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ〜つどい〜」で2019年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が7月12日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子を参加した学生と教員がレポートします。 こんにちは!今回の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の教員2名と私たち学生8名が参加してきました! また地域の方たちの参加は、住民の方々や、御所市の地域包括支援センターの方、地域ボランティアの方も含めて15名の参加がありました。 ▲学生ボランティア <午前の部> ~認知症についての講話~ 午前の部は認知症サポーター養成講座として、畿央大学の島岡先生による認知症についての講話が実施されました。 ▲認知症についての講話 講話では、認知症高齢者の介護経験がある方が書かれた絵本「ばあばはだいじょうぶ」の紹介や認知症の統計、分類、症状、改善・予防・対応方法についての話が行われました。絵本では小学生の主人公の祖母が認知症になっていくことに対する戸惑いや作者の思いなどを感じとることができ、私たちも聞いていて胸が熱くなりました。また、最新の情報として、高齢者の難聴が認知症に影響を及ぼす可能性があるという話もあり、認知症への理解が深まりました。 ~学生によるアクティビティ~ 講話の後は、脳を刺激する活動として学生によるアクティビティ『後出しじゃんけん』と『もしもしかめよの手遊び』を実施しました。 『後出しじゃんけん』は、学生に勝つ、もしくは負けるように、後出しでじゃんけんをするゲームで、初めは手だけを使用していましたが、後半では足も使用し、手と足同時にじゃんけんを実施しました。皆さん、勝つ方はわりと簡単にできるようですが、自分が負けるように後出しじゃんけんをするのは難しく、苦戦されていました。後になるにつれてどんどんと難易度が上がっていき、「手は学生に勝つ、足は学生に負けるように出してください」という説明に、「えー!難しい!!」という声も上がっていましたが、笑顔で楽しみながら参加してくださいました。 ▲皆さん一緒に後出しジャンケン♪ 『もしもしかめよの手遊び』は、童謡「うさぎとかめ」のリズムに合わせながら、片手をグー、もう片方の手をパーにして、グーにした方の手を隣の人のパーにした手の上に乗せ、手を一回叩くごとに交互に変えていくゲームです。はじめは隣の人と手を合わせるのをためらう様子も見られましたが、学生が間に入り一緒に行うことで、皆さんが一体化してゲームを楽しむことができました。手を一回叩くごとにパー・グーを交互に変えるのは難しそうにされていましたが、何度か実施していくうちに慣れてこられ、リズムのスピードを上げながら実施していきました。こちらも皆さん笑顔で、歌も歌いながら楽しそうに参加してくださいました。 ▲もしもしかめよの手遊び アクティビティ後は学生も一緒にコーヒーをいただきながら、参加してくださった皆さんとお話をすることができました。「楽しかった」と言って下さる方も多く、学生自身も楽しみながらカフェに参加することができました。認知症について、基本的な知識だけでなく、認知症の方を介護している人の思いや最新の情報なども学ぶことができ、認知症について改めて考え直す良い機会になったと感じました。 ▲参加者さんとの語らい(ご本人様の許可を得て写真を掲載しております。) 看護医療学科4回生 田中香名子 <午後の部> ~認知症の人の介護について語る会~ 午後は「認知症の人の介護について語る会」として、認知症の人やその家族・介護者、介護経験者やケアマネジャー、地域包括支援センター職員、大学教員などが集い、認知症の人の介護について語り合う場を設けています。今回も11名の参加がありました。 今回は、認知症の人や介護者に対する地域の支援の在り方や、ご近所との付き合い方等について話し合いました。 認知症高齢者が一人暮らしをしていると、何かとお世話をしてくださる近隣の方がいてくださりありがたい反面、距離が近すぎて、離れて暮らす家族がプレッシャーに感じることがあるという話や、新興住宅地ではあまり近所のことを干渉しないため、何かあった時に不安と感じているという話もありました。しかし、地域によっては、住民同士の話し合いで、75歳以上の人はゴミ当番の立哨を免除しようと決めたり、自分がゴミ出しする際はついでに隣人の高齢者にも声を掛けて一緒にゴミを持っていくなどの工夫をしていらっしゃる方もおられました。また、御所市では、大型ゴミや不燃物の回収を電話で依頼すると家の前まで取りに来てくれるサービスが始まったそうです。 このように、地域の住民や行政が協力し合って認知症の方やその介護者が暮らしやすくなる地域をつくっていくことが大切だと再認識しました。 ▲認知症の人の介護について語る会 認知症の人の介護の話を他人事として捉えず、みんなで分かち合えばもっといろんな解決策が出てきて、たとえ自分が認知症になったとしても安心して過ごすことができる地域づくりにつながると考えます。認知症にご興味のある方は、ぜひ一度お越しください。 次回は10月11日(金)10時から、若年性認知症の丹野さんをゲストにお招きして行います。皆さんのご参加をお待ちしています。 看護医療学科 助手 島岡昌代 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2019.07.16
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.71~広陵町「いのちを守るイベント」に参加!
令和元(2019)年6月30日(日)、広陵町さわやかホールで行われた「いのちを守るイベント」にTASK※がボランティアとして参加させていたただきました! 内容は、親子体力測定です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 測定内容は、握力、足趾握力、反復横跳び、立ち幅跳びです。 今回は対象年齢を6歳以上とし、小さなお子さんから高齢者の方々まで約300人にお越しいただきました。さまざまな年齢の方々とコミュニケーションをとることができてとても楽しかったです!(^^) 年齢に合わせた言葉遣い、目線の高さ、理解しやすい説明の仕方、対象者の表情や身体の観察などたくさんの学びがありました! ▲握力測定の様子 私たちが「もっと、もっと!まだいけます!」と声掛けをすることで、記録が伸びる方がたくさんいました。声掛けを行ったことで「前より記録が伸びたわ。」とおっしゃってくれる方がいたので嬉しかったです。子どもたちも頑張って握力測定をしてくれていました。 ▲足趾握力測定の様子 ▲反復横跳びの様子 ▲立ち幅跳びの様子 ▲皆でTASKの“T”で記念撮影をしました♪ 看護医療学科2回生 冨松里帆 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2019.07.16
患者モデルを通して学ぶ手術後の看護~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」
看護医療学科の3回生前期に開講している「急性期看護学援助論Ⅱ」では、102名の受講生を対象に、救急看護や周手術期看護の実践場面を想定した演習を取り入れた授業を行っています。 これまで、実習先の病院で受け持つ機会が多い疾患を対象に、8つの事例を用いた看護過程の展開を続けてきました。個人で患者情報を抽出し看護過程の展開を進めるだけでなく、7~8名のグループで一つの事例を掘り下げていくのがこの授業の特徴です。6月末には、それぞれの学習成果の発表会が行われ、活発な質疑応答や議論を交わしています。 今回は、自分たちが取り組んだ事例の患者を想定したモデルを作り、術後の状態を全員で共有できるように説明するという総仕上げの演習の様子をレポートします。 ▲事例の患者を想定したモデルづくりに真剣な学生 この授業の学習目標は、「術後看護の基本技術が修得できること」と「手術を受けた患者の個別性を考慮した計画立案と実施ができること」で、この日の演習では、学生が術後の患者の状態をつくり、その状態に応じた全身清拭を計画するという内容でした。 授業では、後期から始まる臨地実習を見据えて、受け持ち患者さんをイメージしたうえで、手術を受けた患者さんが順調な回復過程を辿るために必要なケアの手段を考えることをめざしています。4月からグループワークを続けてきたメンバーが力を合わせて、自分たちの患者さんについて紹介していきます。 ▲胸部の骨を外して狭心症の手術を受けた患者さんを想定したモデルについて解説する様子 学生は、患者役と看護師役を演じてシミュレーションをしますが、即席で設けた「ランウェイ」に登場しモデルのように振舞います。全身麻酔で手術を受けた直後の患者さんには、複数の血管から点滴がされ、手術部位にドレーンとよばれる「排液用の管」が挿入されています。また、膀胱内にカテーテルが留置された状態で排尿の管理がなされます。 このように、患者役の学生も実際にドレーンや点滴を入れているかのように、患者モデルをつくりあげました。 ▲人工股関節置換術後の患者に留置されているドレーンのメカニズムについて解説する 演習の中では、ドレーンから出てくる排液の色も、実際の手術後に近い色合いになっています。これは、学生がドレーン挿入部位と挿入目的を正しく理解するためにも大切ですが、実習が始まったときに、手術後の患者さんが挿入しているドレーン排液の異常を早期発見するためでもあります。写真の事例では、股関節の手術後、自分で歩けない患者さんへの看護を考えましたが、片足が使えず、普段通りの生活ができない患者さんのつらさや手術後の痛みを適切に軽減して、手術後におこる肺炎などの合併症予防における看護師の役割を学ぶことができました。 膝関節に人工関節を置換した事例では、一般にも広く知られているエコノミークラス症候群(下肢に形成された静脈血栓が肺に移動して肺梗塞を引き起こす症状)を予防する目的で、下腿に包帯を巻きます。学生は、包帯法についてすでに学んでいますが、膝に大きな手術創があり痛みを伴っている状態の患者さんへの包帯巻きは、簡単ではないようでした。 ▲人工膝関節術後には、深部静脈血栓予防のため、弾力のある包帯をしっかりと巻きます 9月になると「急性期看護学実習」が始まり、手術を受ける患者さんを実際にケアすることになります。手術を受けるということは、身体的な侵襲だけにとどまらず精神的な不安や仕事に支障をきたす、家事ができないなど社会的な問題も発生します。そのような対象を全人的に捉え少しでもお役に立てること、また、手術後の回復過程を促進するための看護について実践の場で学びを深めてくれることを教員一同願っています。 3回生の皆さん、学習の成果を実習で十分に発揮できるようにしっかり準備を整えていきましょう。 看護医療学科教員(急性期看護学) 林田麗・大友絵利香・大島恵子・菊谷美代子 【関連記事】 卒業生に学ぶ心肺蘇生法!~看護医療学科「急性期看護援助論Ⅱ」 「急性期看護学援助論Ⅱ」患者モデルを想定した援助法~看護医療学科
2019.07.10
令和元年度「保護者懇談会」を開催しました。
2019年(令和元年)7月6日(土)、令和初となる「保護者懇談会」を開催いたしました。天候にも恵まれ、約400名の保護者の方にご参加いただき、大盛況の中、無事に懇談会を終了することができました。 当日は畿友会(学生自治会)の学生スタッフが正門や受付でご参加の皆様をお出迎えさせていただきました。 全体会に先立って行なわれた個別相談会では、保護者の皆様から将来の就職や資格取得のこと、学生生活についての不安など、さまざまな事柄について熱心なご相談をいただきました。 冬木記念ホールで行なわれた全体会・後援会総会では冒頭に冬木正彦学長、後援会副会長 新昌弘様よりご挨拶がありました。 挨拶に引き続いて、教育学部深田將揮准教授による記念講演『「日本語コミュニケーション」から考える「英語コミュニケーション」の在り方』をお話しいただきました。深田先生は英語教育学をご専門とされています。講演の冒頭は日本の英語力は世界88ヶ国中お隣の韓国や中国を下回り49位(2018年)、畿央大学の教育学部1・2年生約200名にアンケート調査したところ70%の学生が英語に苦手意識を持っている等のちょっとショッキングなデータの紹介から始まりました。但し、英語圏の方が普段の生活で使用する英単語は500語程度、私たちが中学校で教わる範囲で日常英会話は可能なようです。では、どのような改善策を採れば良いのでしょうか。深田先生のお話では、英語が苦手になってしまう一因には日本語でのコミュニケーションの在り方が関係しているとのことでした。普段何気なく口にする曖昧な表現や日本人の本音と建て前等は、英語コミュニケーションの在り方と対照的です。普段の日本語でのコミュニケーションを意識して変えること(①『5W1Hで相手の話を聴く+If~で気持ちを想像する』、②『は・ひ・ふ・へ・ほ』で相槌を打つ、③曖昧な表現を避け『つまり』『要するに』を会話に取り入れる)が苦手の改善に繋がるとのことでした。 全体会終了後は学科別に分かれ、教員の紹介や学科の取り組み・学修内容について、また普段の学生の生活の様子などについて説明が行なわれました。学科別説明会の後は、畿央カフェ『カトレア』にて懇親会を開催しました。 懇親会にも、非常に多くの保護者の方がご参加くださいました。会場では担任以外の教員とお話される保護者の方や、保護者の方同士で1年越しの再会を喜ばれるお姿も見られ、終始良い雰囲気であっという間に中締めの時間となりました。本学教職員と保護者の方だけでなく、保護者同士の交流も深まる“学生と教員の距離がとても近い大学”を感じていただける機会となりました。 お忙しい中、また暑い中お越しくださいました保護者の皆さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。これからも保護者の皆様のご意見を参考に、より有意義な保護者懇談会を企画してまいります。来年度も多くの保護者の皆様のご参加をお待ちしております。
2019.07.05
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1
看護医療学科 海外インターンシップ研修 ~事前校内プログラム オーストラリアの文化・医療の発表会~ 看護医療学科では海外インターンシップが、2019年8月24日(土)から8月31日(土)、オーストラリアで行われます。海外インターンシップの目的はオーストラリアの文化・風習に触れ、その中で築かれた保健・医療・福祉制度に関する事情や課題を知ることで日本の制度や保障との比較をすることです。また、グローバル化に対応できる看護職者として、世界共通語である英語力の向上やコミュニケーションスキルを身に付けることも目的の一つです。 研修訪問先は、オーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで、今年は2回生8名がこの研修に参加します。 事前校内プログラムとして、参加する学生が研修先の「歴史や文化・風習」・「保健・医療福祉制度」・「高齢者や家族支援」・「幼少期からの世代間交流」「日本の医療制度・保障の比較」についてそれぞれ調べ、語学力UPの為、英語でプレゼンに挑戦しました。 ▼英語でプレゼンに挑戦! ▼遅い時間の授業ですが、みんな頑張っています。 ▼いくつかの小グループに分かれてプレゼンしました。 たくさんの質問が出たので、次回の事前プログラムまでにはブラッシュアップし、再度プレゼンテーションを行います。次回はもっと上手に英語で話せる学生が増えるはずです。頑張りましょう! 最後に、この研修に参加している学生の意気込みを以下に紹介します。 「私たち2回生8人は、本日3週間ぶりに海外インターンシップ研修で集まりました。各々でオーストラリアの医療や歴史についてのパワーポイントを制作し、発表を行いました。初めての発表でとても緊張しましたが、アットホームな雰囲気でみんな質問や、意見が出ていました!実際にオーストラリアに行くまで、あと2ヶ月を切りました。テストや課題など大変な中、忙しくて実感があまりありませんが、みんなで楽しく準備をしています!」 看護医療学科2回生 中田萌・森屋奈菜実 看護医療学科講師 對中百合 ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2019.07.02
「病院インターンシップ実習発表会」学生レポート!~看護医療学科
こんにちは!2019年6月28日(金)に病院インターンシップ実習発表会があり、これですべての実習が終わりました~!みんなお疲れさま!! 1回生夏の「チーム医療ふれあい実習」から始まり、1回生後期の「基礎看護学実習」、3回生後期に半年にわたる各領域実習、そして4回生になって「離島・へき地医療体験実習」と「病院インターンシップ」…やっとここまでたどり着くことができました。実習中はしんどいこと、つらいこともあったり朝起きる時間がものすごく早いなど大変でしたが、実習メンバーや仲のいい友達、実習担当の先生、家族などたくさんの人に支えていただきながら、乗り越えることができたと思います。長かった実習が、今思い返せばいい思い出もあり、あっという間だったと思います。 さて、今回の病院インターンシップでは、統合分野ということもあり、 実際の現場で看護師はどのように優先順位を決め、時間管理を行っているのだろう? 病棟内での連携はどのように取っているのだろう? チーム医療での看護師の役割は? というような目標を個々やメンバー間で決めて実習に臨んできました。2週間の実習が終わり、それぞれの病院での学びを共有するために、発表会が開かれました。発表会にはお忙しいところ、多くの先生方が授業の合間を縫って来てくださいました。ありがとうございました! 発表したいことが多く、限られた時間の中で、各病院で学んだことをすべて伝えることは難しいと思うほど、多くのことを学ぶことができた実習でした。 今までの実習では考える機会の少なかった「複数の患者さんを受け持った際の看護師がどのように優先順位を立て、時間管理をおこなっているのか」について、実際のメンバー看護師のシャドーイングや実際に2人や3人の患者を受け持たせていただくことで、考え学ぶことができました。 また、チームで働く看護師のシャドーイングを通して、チームにおける看護師の立場や役割について学ぶことができたと思います。 学びもたくさんありましたが、課題を見出すことができた実習でもありました。 次に白衣を着るのは、それぞれが看護師として就職する病院の白衣。正直、まだそんな実感もありません…(笑) 実習を受けてくださった病院、指導してくださった先生方、支えてくれた家族や友人に感謝の気持ちを忘れず、今までの実習での学びを大切にして、期待に応えられるように頑張りましょう! 国家試験の全員合格をめざして、頑張っていきます! みなさん、本当にお疲れさまでした!! 看護医療学科4回生 湊本みのり 【関連記事】 市立東大阪医療センターの合同災害訓練に、学生が患者役として参加!~看護医療学科 ホスピス見学実習での学びを共有!~看護医療学科「終末期ケア論」
2019.06.27
日本老年看護学会第24回学術集会で教員が研究成果を発表!~看護医療学科
2019年6月6日(木)~8日(土)まで日本老年看護学会第24回学術集会(開催:仙台国際センター)に参加しました。 今年度は、日本老年医学会や日本ケアマネジメント学会、日本歯科学会などとの同時開催であり、相互乗り入れ可能で視野を広げた討論ができるように企画運営されていました。日本老年看護学会への参加は1,964名、合同開催された8学会の中で最も多い参加者となり、高齢社会の進行とともに看護の役割への関心が益々高まっていることがうかがえました。会場は仙台国際センターをメインに、市内5か所にわかれ、多くの講演やシンポジウムが、繰り広げられました。看護以外の学会に参加する機会があり、たいへん有意義な時間になりました。その一部をご紹介いたします。 会長講演では「対話・協働・調和の視点で考える老年看護学の未来」日本老年看護学会の大塚眞理子理事長が講演されました。大塚先生は以前に、老々介護のご夫妻への訪問看護に行き詰まり、悩んだ際に「聞く」「聴く」「訊く」ことによってご夫婦への理解が深まり、看護の方向性が見えてきたというご経験があって、いかに「対話」が大切であるかということを実感されたそうです。そして、「対話」によって老年者と応答し、目標を共有して一緒に行う「協働」と、多様な状況のバランスをとりながらチャレンジし、振り返り、またチャレンジして不確かなことを確実にしていくという「調和」を大切にされてきたとのことでした。 老年者・家族と看護者との対話・協働、また、他の専門職や多職種、地域の人々と看護者の対話・協働からそれぞれに調和がうまれること、老年看護の目標である「老年者の豊かな生の創出」のためには「支えあいのある調和的な環境づくり」が必要であるということを再認識しました。 6月7日(金) には老年精神医学会、 “希望と尊厳をもって生きる”のシンポジウムに参加しました。このシンポジウムでは、認知症の当事者の方々がシンポジストとして、自身の体験を含めて援助と被援助の枠組みをこえて、新しい関係性を発信する企画となっていました。とりわけ、認知症の当事者による“ぴあサポート”、つまり同じ経験を持つ仲間同士のサポートの報告が印象的でした。認知症と診断され落ち込んでいる方を勇気づけることは、思いのほか簡単なものではありません。自身の体験をもとに共感的に関われる当事者の強みを生かしての先進的な取り組みが紹介されました。進行を務められた丹野智文さんは、38歳で若年性認知症と診断されましたが、現在はネッツトヨタの広報部として全国各地から海外においても認知症の啓発活動に携わっています。丹野さんは当事者の気持ちを置き去りにして物事を決めないでほしいことやできることまで奪わないでほしいことを強調されていて、自分たちのケアのあり方を振り返る機会になりました。 丹野さんには、今年度10月に畿央大学においてもご講演いただく予定です。 6月7日(金)、本学看護医療学科の山崎教授は、教育講演で座長を務めました。2011年3月11日に発生した東日本大震災における、宮城大学老年看護学領域の「仮設住宅で暮らす高齢者の健康と生活を支えてきた地域支援の取り組み」について、新潟県立看護大学の小野幸子教授から学生とともに復興支援に取り組んだ具体的で示唆に富んだご講演を聴くことができました。自らも被災しながら支援されていた皆々様のご努力に心を打たれました。また、小野先生らとともに当時、宮城県女川仮設住宅や仮設グループホームでの復興支援に携わってこられた山崎教授は、復興は物理的な問題ではなく、被災者の心には今もまだ孤独や寂しさとの葛藤のなかで生活していることを忘れてはならないと講演をまとめられていました。この学術集会の大会長である大塚眞理子先生が、ご挨拶でようやく学会を担当できるようになったとおっしゃった深い意味を改めて実感しました。 また、島岡助手も、これまで継続して取り組んできた“へき地での認知症カフェ”の実践について示説発表をしました。認知症カフェの参加者が認知症を受け止め前向きな言動や日常生活の中に行動を取り入れるなど、変容が見られている事、またへき地での活動を継続することが今後の課題であるなどの発表をされていました。会場からは、認知症カフェの広報活動についてどのように行ったのかの質問があり、地域特有のご近所付き合いによる誘い合わせや回覧板などが有効だったとの話をし、座長からは、地域を活性化させる貴重な実践だとのコメントがありました。 6月8日(土)、山崎教授が「グループホームの終末期ケアにおける看護職のための教育内容の検討」について成果報告を致しました。この研究は、約12年において取り組んできた認知症高齢者グループホームの終末期ケアにおける教育介入の内容を検討することを目的とした研究です。介護職と看護職の連携促進のための①教育プログラムおよび②教育効果の測定するために終末期ケアの質指標を作成し、Action Researchとして介入した実践研究の報告でした。研修プログラムの内容や介入方法についての質疑応答がありました。 看護医療学科助手 杉本多加子 【関連記事】 第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター 2019年度 奈良県認知症ケア専門士会総会&第13回研修会を開催しました!~看護医療学科 2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科
2019.06.14
10/19(土)・20(日)第17回畿央祭「繋~つながり~」を開催します。
手と手を取り合い、最高の学園祭へ! 実行委員がお送りする畿央祭のイベント情報ページです。プログラムや企画などの詳細が 決まり次第、随時更新していきます!畿央祭は当日だけでなく、準備から力を合わせて行っています。畿央祭を一から作り上げる学生の様子は実行委員ブログでご覧になれます!! 日時 10月19日(土)10:00~17:00 10月20日(日)10:00~16:00 会場 畿央大学 アクセスはこちら 駐車場はありませんので、 公共交通機関を利用してご参加ください。 大学周辺道路や近隣商業施設への駐停車は地域住民の皆様へのご迷惑となりますので、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。 同時開催 ウェルカムキャンパス ミニオープンキャンパス ▼クリックで拡大します。 子ども向け企画 「ハピネスワールド」 両日開催 アリーナ(体育館)では、「ぞうさん」「ダンボールめいろ」「ボールプール」「紙飛行機飛ばし」、小体育館では「魚釣り」「ぬりえ」「プラバン」「スライム」「幼児コーナー」を開催!アリーナ前では「ヨーヨー釣り」も実施します!様々な遊びが盛りだくさん!ぜひご参加ください! 吉本お笑いLIVE 20日(日)10:00~11:00 女と男、藤崎マーケット、アインシュタイン ※出演者は、都合により変更になる場合がございます。ご了承下さい。 畿央祭のテーマと実行委員長からのメッセージ 第17回畿央祭テーマ:繋〜つながり〜 繋〜つながり〜には、畿央祭を通じてクラス、学科、学年を超えて繋がり、その繋がりがいつかまた別の場所でなにかが生まれるきっかけになればという願いを込めました。また、去年のテーマである掌を受け、畿央生が手を取り合って、繋がり、輪を作って、2019年度の畿央祭を作り上げられたらなという意味も込めました。令和1発目の畿央祭です!最高の畿央祭を作っていきます!ぜひお越し下さい! 第17回畿央祭実行委員長 稲本 百花 畿央祭に向けて頑張る、実行委員たちの奮闘記!畿央大学公式ブログ「KIO Smile Blog」でご覧いただけます。 ●昨年の記事・写真はこちらから! 第16回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。
2019.06.05
国保中央病院「緩和ケアホーム飛鳥」での見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」
看護医療学科3回生の履修科目である「終末期ケア論」では、毎年磯城郡田原本町宮古にある国保中央病院に併設される「緩和ケアホーム飛鳥」をたずねて見学実習を行っています。国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥は平成17年5月に奈良県で初めての緩和ケア病棟として開設されました。田園風景に囲まれ、豊かな自然と澄んだ空気が心地よいこの施設は、昨年公開された映画「かぞくわり」のロケ地にもなった場所です。 今年は見学希望者7名と担当教員が飛鳥をたずねて施設内の見学や、看護師長からホスピスケアの実際についてお話をうかがいました。今回は多くの学びがあった見学実習の様子をレポートします。 ▲見学に参加した7名の学生はホスピスケアに強い関心を持っています 緩和ケアホーム飛鳥を訪れた2019年6月1日(土)は真夏を思わせるような気候でしたが、飛鳥の庭には、目にもまぶしい緑の木々がそよ風に揺られる景色がひろがり爽やかさを感じました。この庭園の木や花はボランティアさんが、心を込めて手入れをされています。 ▲バリアフリーでベッドや車いすでも出入りができるガーデン この日は、4月から緩和ケアホーム飛鳥の病棟師長に着任された牧野真弓師長が、ホスピスでのケアについて事例を用いて詳しく講義してくださいました。牧野師長は、緩和ケア認定看護師として多くの患者さんや家族そして遺族ケアに携わって来られています。 ▲牧野師長より講義をいただく様子 緩和ケアホーム飛鳥は、医師や看護師を中心としたチーム医療のもと、積極的な治療に対して反応しなくなった末期がんの患者さんへの身体的・精神的ケアや家族も含めたQOL向上を目指した全人的ケアを展開されています。それらは、次のような基本理念に基づいて実践されています。 ・あなたの人格のすべてを受け入れます ・あなたの思いや考えを大切にします ・あなたの生活を尊重します ・あなたの苦痛、その他の不快な症状を緩和します ・ご家族に対して心の安らぎが得られるよう支援いたします 学生は、基本理念を頭にいれて、牧野師長が紹介してくれた事例に聞き入っていました。 事例の中では、昭和20年8月6日に広島での被爆経験をもつ患者さんが、歩くことができなくなり徐々に弱っていく中で、「もう一度広島に行きたい」と言う希望をかなえられた経過が紹介されました。その希望を聞いたとき、飛鳥の医師や看護師はまず「家族の協力を得て広島に行くことが可能かどうか」について慎重に話し合ったそうです。ご家族の賛同が得られて、いよいよ出発というときに備えて、疼痛や呼吸困難などの終末期に出現する身体症状をコントロールするための方法を考え、万が一訪問中に体調不良になった場合に、訪問先で診療や入院ができるような態勢を整えられたそうです。移動に欠かせない車いすも院内から貸し出しができるように手配して、患者さんは無事に広島を訪問されたそうです。満足そうな笑顔で戻ってこられた患者さんは、「被爆者は亡くなったら、ネームプレートが慰霊碑に刻まれることになっている。自分の名がどこに刻まれるのかを見ておきたかった」と訪問の目的を語られたそうです。それからほどなく患者さんは逝去されましたが、遺族から、慰霊碑に刻まれたネームプレートの写真を見せてもらったときに、医師や看護師は、この訪問が患者さんや家族のQOL向上につながったことを感じられたそうです。 このほかにも多くの、末期がん患者さんと家族が繰り広げた物語を聞かせていただき、学生は大きく心を動かされたようです。 しかし、緩和ケア病棟に入院したからといって、事例の患者さんのように自分が希望したことができるわけではないのが現状です。それについて牧野師長よりテレビドラマで放映された一つの場面を用いて説明がありました。 ▲講義では、テレビドラマでの場面から考える機会も! 緩和ケア病棟に入院したからと言って、必ずしも何かしたいことを見つけて実現するのがすべてではなく、患者さんが「今を生きる」その時間が苦痛から解放されて、日常生活に必要な援助が過不足なく提供されることが大切なことです。そのために、緩和ケアホーム飛鳥では「残り少ない時間を大切に過ごされている皆さんが、よく生きることにできる限りの援助をしています」とむすばれました。 また、講義の最後には牧野師長が大好きな言葉「医師が治せる患者は少ない。しかし、看護できない患者はいない。息を引き取るまで、看護だけはできるのだ」という引用文を紹介していただきました。 この言葉を聞いた学生たちはあらためて、看護の奥深さを感じたようです。 講義のあとは、施設内を見学しました。 一般病棟では、見慣れないファミリーキッチンや瞑想室などホスピスに特徴的な空間を見せていただきました。瞑想室は、患者さんの傍にずっといることで気持ちに閉塞感を感じたり、多くの課題や考えが頭をもたげてストレスフルな状況にある家族が、ひと時何もない空間で緊張を解くための空間です。学生も瞑想室に体験入室させていただきました。 ▲瞑想室に体験入室し「無になれました」と話す学生 ▲ファミリーキッチンで、自分で作った小豆を家族に調理してもらっていた患者さんのエピソードを聞く 施設内を見学した後は、年に一度開催されている遺族会で上映される映像を見せていただきました。ホスピス・緩和ケアにおいて「遺族ケア」は大切なプログラムであり、患者さんが旅立たれたあとの喪失感や悲しみを理解し、家族がまた自分の新しい生活にむけて進んでいくことを支援するための取り組みとなっています。見学実習を終えた学生は終末期にある対象や家族と自身の向き合い方について新たな学びを得たようでした。 ▲遺族会の映像を見て、遺族から故人にあてたメッセージを見せていただく ▲牧野師長さんと記念撮影「ありがとうございました」 わが国の、緩和ケア病棟入院料届け出受理施設(認可されたホスピス・緩和ケア病棟)数は415施設、病床数は8423床となっています(2018年)。一方がんで死亡する人の総数は年間370,000人を超えていることから、私たち看護師は、一般病床や在宅でも終末期がん患者のケアを担っていかなければなりません。学生のみなさんが社会に出たとき、今回の見学実習での学びや自身の心に響いたことを忘れずに対象と向き合ってくれることを願っています。 最後になりましたが、お忙しい中、貴重な学びの機会を下さった牧野看護師長様はじめ国保中央病院皆様に感謝いたします。 看護医療学科 終末期ケア論担当 對中百合・大友絵利香 【関連記事】 「エンゼルメイク」を学ぶ!~看護医療学科「終末期ケア論」 「グループホームの看護職のための終末期ケア研修会」を開催!~看護医療学科 ホスピス見学実習での学びを共有!~看護医療学科「終末期ケア論」
2019.05.31
第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター
看護実践研究センター(センター長 看護医療学科 教授 山崎尚美)は、看護実践学の発展・社会的地位の向上、地域住民の健康増進や卒業生を含めた医療職・福祉職の資質向上の具現化と、現在まで行ってきた認知症ケア・地域包括ケア・国際交流などの研究や事業を系統的にスマート化し、教職員にとって進めやすい環境の整備をめざし、2019年4月1日に設立されました。また、5月19日には、開設記念シンポジウムを開催しました。 2019年5月29日(水)には、いよいよセンターの活動が本格的に開始いたしました。記念すべき第1回の企画として執り行った国際交流企画について報告します。 ▲事前に奈良の歴史に触れた訪問団が大学に到着 今回の研修目的は、韓国大邱市近郊の4か所の療養病院(注;日本では回復期リハビリテーションや療養型病床の機能を持つ病院)で勤務する医療・介護職が日本における地域コミュニティの中での認知症ケアについて理解するというものです。訪問団一行は、本学での講義にくわえて奈良県内の回復期リハビリテーション病院や併設される高齢者福祉施設の見学を通して、奈良県における認知症ケアについて最新の知見や医療・介護システムを学び、自国でのシステム整備や実践の向上をめざします。 ▲開式に先立って植田健康科学部長より韓国語も交えた挨拶! 研修には、現地コーディネーター、通訳を含む34名が参加されました。講義に先だって、植田学部長から開式のご挨拶があり、訪問団の代表と名刺交換ならぬお土産交換が行われました。 ▲両国の認知症看護発展を願ってお土産交換 そして、山崎尚美センター長から「日本の認知症ケアシステム」に関する講義が始まりました。講義の中では、1970年代に認知症高齢者は、十分なケアを受けることができず身体拘束・薬剤投与など現在では考えられないような状況に置かれていたこと、ケアを模索し続けた1980年代を経て1990年に認知症対応型共同生活介護施設としてのグループホーム誕生を機にようやく認知症の人の人権を大切にしたケアの実践が具現化された経緯が詳しく説明されました。そして2000年の介護保険制度発足からの約20年間で、認知症に対する国民の理解の変化や認知症になってからも住み慣れた地域で暮らすことをめざした政策の紹介もされました。 とりわけ、新オレンジプランに含まれる基本的な考え方のなかの認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデルなどの研究開発およびその成果の推進に対して、畿央大学が取り組んでいるKAGUYAプロジェクトにおける軽度認知症診断アプリの開発や、認知症カフェについての内容は、参加者の関心が非常に高いものでした。 ▲認知症ケアの変遷と現状について熱く語る山崎センター長 認知症カフェについて研究を進めている島岡昌代老年看護学助手より、日本の認知症カフェの種類や認知症カフェが本人にとって・家族にとって・地域にとってどのようなメリットがあるのかが説明されました。そして、畿央大学が今年度から委託事業として取り組みを続けている「KIOオレンヂカフェ㏌御所」の紹介がされました。韓国の認知症カフェは、決まった場所はあるが、そこに自由に行きたい人が集まって来て、自然にみんながつどい語らうのが一般的で、日本のように誰かが主催または企画した場所に人が集まるスタイルとは異なっているようです。 ▲日本の認知症カフェについて島岡助手より説明 この研修では、地域コミュニティにおける認知症ケアについても取り上げられており、地域包括ケアシステムの中での認知症施策の実際について本学の地元である広陵町と奈良県東部にある宇陀市の例が紹介されました。 広陵町の高齢化率は日本全国平均とほぼ肩を並べていますが、今後高齢化と要介護が必要な人の割合が増加することが見込まれているという背景の中で、要介護状態や認知症になったときにどこで介護を受けたいかという調査結果に対し、参加したみなさんは大きく頷いていました。 そして、宇陀市でモデル事業として運用が開始されたICTを活用した医療・介護・福祉連携システムが大友より紹介され、「認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らす」ことをめざした取り組みの現状が伝えられました。 ▲地域包括ケアシステムの中での認知症ケアの実際を紹介 研修の最後に、認知症高齢者とその家族の在り方について映像を通して深め、この日の研修を終了しました。 ▲研修終了後参加者と記念撮影 看護実践研究センターでは、今後も看護実践や研究を介した国際交流に取り組んでいきたいと考えています。そのために、質の高い看護ケアのあり方や社会背景の変化に対応できるエビデンスに基づいた実践を探求してまいります。 看護実践研究センター長:山崎尚美 老年看護学:上仲久、島岡昌代、杉本多加子 急性期看護学:林田麗、大友絵利香 【関連記事】 韓国の認知症安心センター・認知症カフェ視察と講演レポート~看護医療学科教員 「第5回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」を開催しました~看護医療学科 「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科