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現代教育学科の新着情報一覧

2013年の現代教育学科の新着情報一覧

2013.08.27

就活レポート~就職活動の現場から~№190

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第190弾! 現代教育学科5期生(14卒) 森口香奈さん 株式会社メガスポーツ 勤務   【その企業に決めた理由】   持ち前のサービス精神を活かした接客で、大好きなスポーツを通して、地域の人々に夢や笑顔を与える仕事ができるからです。何より最後の決め手となったのは、社長や社員の方に魅力を感じたことです。最終面接では、緊張している私が話しやすいように笑い話も交えながら気さくに話してくださった社長の印象がとても強く心に残り、こんな人の下で働きたいと思いました。 【就職活動を振り返って(苦労、学んだこと)】 自分はどんな仕事がしたいのか本当に悩みました。理想の勤務地や休日のことも考えるとしたい仕事となかなかマッチする企業がなく、優先順位に苦しみました。しかし、親と相談する中で「興味のある仕事内容じゃないと続かないよ。」という一言をきっかけに最後までひっかかっていた全国転勤の条件をのみ、やりたい仕事を最優先することに決めました。親元を離れることで自分の成長にも繋がるかなと今ではプラスに考えることができるようになりました!就職活動を経験したことで、自分の考え方や視点が変わり、充実したものになりました! 【就職活動でPRしたポイント】   バレーボール部のキャプテンを通して身につけた『傾聴力』と『働きかけ力』をアピールしました。あと、第一印象を大切にしていたので持ち前の『笑顔』と『ハキハキさ』は絶やさずに明るい人柄を面接で全面にアピールしました。実際に面接官の方に「森口さん、とてもハキハキしていて店舗で働いているイメージが湧くね!」と言っていただいて、嬉しかったことを今でも覚えています。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 ESや履歴書の添削から、愚痴や些細な相談にまでどんなことでも力になってくれます。ここまで一人ひとりに深く丁寧に時間をかけて見てくれる大学は畿央大学しかないと思います!あと、西川さんの笑顔は癒しです!(笑)私は、キャリアセンターや西川さんという大きな存在があったからこそ就職活動を乗り切れたので、ぜひ活用してください!   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動で精神的につらくなることもたくさんありましたが、西川さんや近くで支えてくれた友人のおかげで何度も乗り越えることができました。私の経験談として、支え合える相手がいることは大きいと思います!あとは、息抜きも上手く入れながら「ここだ!」と思える企業とめぐり合えるように行動あるのみです!最後まで諦めずに頑張ってください!

2013.08.20

就活レポート~就職活動の現場から~№182

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第182弾! 現代教育学科5期生(14卒) 岡嶋勇樹さん 株式会社AOKI 勤務     【その企業に決めた理由】 私は、いろいろな人と出逢い、関わることのできる仕事がしたいと思い、就職活動を始めました。選考を通してこの会社では、販売員として幅広い年齢層の方々と出逢えると確信しました。その他、実力主義であり自分自身が頑張っただけ評価され、若くても大きなことを任してもらえることに、やりがいを感じました。 また、社長のお話や選考での面接などを通して、働く人たちの笑顔から職場環境の良さに惹かれました。きっと私の性格とマッチし、成長できると思い決めました。 本音は、自身の感覚的なもの・・・です。   【就職活動を振り返って】 大変なこともありましたが、終わってみれば楽しかったです。理由は2つです。 1つ目は、就職活動生・社会人や社長にまで出逢い、お話できたからです。就職活動という機会だからこそ、いろいろな価値観を持った人と話すことができ、自分自身の考え方や視野が広くなりました。 2つ目は、選考後にまったりティータイムをして、悩みを話したりリラックスしたりできたことです。就職活動には、息抜きが大切ですよ~   【就職活動でPRしたポイント】 大学から始めた趣味のマラソンのことを伝えました。他にも、学生生活を通して経験したことをフル活用して、自分が「社会人になって何ができるのか」「どんな人間なのか」などをアピールしました。面接では、とにかく「笑顔」を忘れずハキハキと話し、第一印象重視で臨みました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動のことに関しては、何でも相談に乗ってくれます。私の場合は、就職活動のことよりも、息抜きに雑談をしに行きました。キャリアセンターは、リラックスできる場所でもあり、アドバイスも聞ける場所です。ぜひぜひキャリアセンターに行ってください。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は、勉強も大切だけどそれ以上に面接が大切&大変だと思います。学生生活で経験したことを、すべて使ってください。また、キャリアセンターや先輩にアドバイスをもらうことも必要ですが、企業のことはまず、自分の足で動き実際に目と耳で情報を得ることが重要です。オンとオフをしっかりして、諦めず最後まで頑張ってください。  

2013.08.20

畿央大学現代教育研究所 「学びを結ぶ」ワークショップを開催しました。

2013.08.19

2013年度教職員のための夏の公開講座を開講しました。

所属学校の夏休みに教員自身が自己研鑽するための任意参加講座に多くの先生が参加しました。   この講座は、奈良県教育研究所の依頼に基づいて、先生方に子どもたちが夏休みの間に知識を深め、得意分野をさらに伸ばしていただくことを目的に受講していただく講座です。 2013(平成25)年8月16日(金)午前と午後に、奈良県下の教職員を対象として開講しました。      午前の部は、畿央大学健康科学部理学療法学科准教授の冷水誠先生による『意欲的な学習を生み出すための報酬~報酬による学習「強化学習」の神経科学的見地~』。     ひと口に「記憶」といってもいろいろな種類の記憶があります。子どもの頃の思い出や昨夜の夕食献立、テレビや映画の1シーンなどが人間の脳のどこに納められるのか。人にとっての「報酬」とは金銭だけで片付けられるわけではなく、他人から信頼を勝ち得る社会的報酬(褒める、認める、アイコンタクト)などが動機付けとなって学習の強化が図られます。 理学療法学科神経(ニューロ)リハビリテーションの研究者として活躍されている冷水先生からは、記憶―学習―脳の関係から効果的な学習・勉強方法とは、という内容の講義をしていただき、参加された40数名の受講者のみなさんも納得されていました。   午後の部は、畿央大学教育学部現代教育学科講師の八木義仁先生のよる『小学校国語科 読解指導の進め方』。   小学校教員として長年教育の現場におられた八木先生の経験から、教材研究、指導計画、学年別の授業内容展開についてどうすればよいか具体的な指針が話されました。若い先生方に国語の授業の進め方に自信を持って頂きたいとの思いが込められていました。 音読、物語、説明文、視写についての読み解き方のポイントについてもお話していただき、講義終了後も受講者からの質問に丁寧に答えていただきました。     受講者アンケートからも「指導の土台となるところをご教示いただき、さっそく2学期からの授業にとりいれたい」と、先生方のモチベーションとスキルアップにつながったことが伺える意見が多く見られました。

2013.07.30

現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました。

現代教育学科1回生「学校現場に学ぶ 学習・生活・安全」 〜大阪教育大学附属池田小学校を訪問~ 平成25年6月27日(木)、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以降:附属池田小学校)を訪問しました。これは、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、大学の外に出て学校現場の様子を学ぶ機会として設けられたもので,今年で4年目となります。   この訪問の目的の一つは、教育に関わる仕事を志す学生として、学校現場の児童の学習や生活の様子に触れ、現場の先生方の児童へのかかわり方や指導のあり方を学ぶことです。もう一つの目的は、WHO(World Health Organization,世界保健機関)のInternational Safe Schoolに認証された附属池田小学校における安全で安心な学校づくりを学ぶことです。 附属池田小学校では、平成13年6月8日に起きた痛ましい事件(詳細省略)以後,「安全で安心できる学校づくり」に,教職員,保護者,大学など関係者が一致して取り組まれてきました。教師の使命とは何かを本学の学生にも考えてほしいというのが教育学部としての願いでした。   曇り空のもと、阪急池田駅から歩いてきた学生は汗だくになりながらも、正門前で「来校者」の名札をつけ、警備員さん、小学校玄関におられた保護者の方や先生方に挨拶をして校舎内に入りました。午前中は、数人ずつ各教室に分かれて授業を見学しました。まず、驚かされたのは教室の様子でした。普通教室の廊下側には壁がなく、児童の様子や他学級の様子が一目で見渡すことができます。各フロアには職員室とは別に「先生コーナー」が設けられていたり、職員室や体育館をはじめとして校内随所に見られるガラス張りになった壁面によって見通しのよさが確保されていたりと、安全・安心のための様々な工夫を見ることができました。 3.4時限目と2つの授業を参観した学生たちは、教師の発問や目線、児童の発言や活動の様子など、一つ一つに耳を傾けメモをとりながら、真剣な眼差しで見学していました。ネイティブの先生を交えた外国語活動の授業や水泳の授業、音楽の授業もあり熱心に見学をしていました。図工室での授業では、児童にカナヅチの使い方を教えてもらい、その様子に感心している学生の姿も見られました。また、理科室では、光電池の働きについての実験が行われており、学生たちはグループの机を回りながら授業内容に引き込まれている様子でした。     授業見学後は児童たちと一緒に昼食をとりました。児童は給食ですが、学生は弁当を持参。給食班にそれぞれ入らせていただき、児童とすっかり打ち解け楽しそうに会話する姿が見られました。一生懸命児童と会話することで、子どもたちが興味関心をもっていることや、考えていることがわかり、より親しみを感じたようです。    午後からは、「私たちは何を学ぶか-附属池田小学校事件から-」というテーマで、本学の安井・現代教育学科長から講義がありました。安井先生は、大阪教育大学におられた当時から現在に至るまで事件への対応に関わっておられ、そこで得られた教訓を学生たちに伝えていただきました。      現在、なぜ「学校安全」が叫ばれるのか、附属池田小学校の現在の校舎における様々な工夫はどうしてなされているのかを考えるために、全員で体育館から出て、まず「祈りと誓いの塔」で黙祷をささげ、学級代表が鐘を鳴らさせていただいた後,献花を行いました。 その後、犯人が侵入した旧正門から校舎への経路を実際に歩き、体育館で事件の現場となった旧校舎での当日の様子についての説明がありました。そして、起きたことの痛ましさや命の尊さ、そしてこれからの安全・安心な学校づくりについて考えました。   最後には、附属池田小学校の佐々木校長先生のお話とともに、追悼式典でのご遺族の方のお話を音声で聞かせていただきました。 終始神妙な面持ちで講義を受けていた学生たちでしたが、子どもを亡くした親の想いに触れ,涙ぐむ学生も見られました。今回の訪問によって、学生たちは将来広く教育界に関わる者として、子どもの安全を守る、子どもが安心できる学校をつくる重要性を認識するとともに、教師という仕事の大変さも改めて感じたことでしょう。   最後に、155名という大人数にもかかわらず本学の訪問を快く受け入れてくださった附属池田小学校の校長先生をはじめ、全教職員の皆様の多大なるご厚意に感謝申し上げます。そして、真剣な学習態度と元気な笑顔で学生を迎えてくれた附属池田小学校のすばらしい児童たちにも心から「ありがとう」を伝えたいと思います。   参加学生には、附属池田小学校訪問で感じたことについてのレポートを課題として出しました。以下にレポートの一部を紹介します。   4年西組の場所が分からず、うろうろしていた時、通りがかった3年生ぐらいの男の子に教室の場所を聞くと元気に教えてくれました。「おはようございます」とあいさつをするとみんな笑顔で返してくれました。授業の中でも子ども達のよさを感じる所がありました。それはある児童が発言したことに対して「同じです」や「つけたしです」と言うことができていたり、積極的に手を挙げて意見を言っていたりしていたからです。(中略)私がこの授業中で一番いいなと感じたことは、授業にクラスのみんなが参加しているということです。   私が一番印象深いのは,授業中に疑問を持っていそうな顔をしている児童に,先生が説明するのではなく,理解している児童に説明させていたところでした。クラスメイトである児童に説明させることにより,他の児童も理解したいという意欲が湧いていてとてもよい方法だと思いました。   ただ子どもが好きというだけでは一人前の教師になることはできません。どのように子どもと接すればよい信頼関係が気付けるのかという子どもたちとのかかわり方,どうすればきちんと理解してもらえるのかといった技術的な面,また子どもを守ることができる教師になるためにはどうすればよいかなど,これからの大学生活でじっくりと考えていきたいです。   児童は先生の言うことを聞きます。それは先生を信頼しているからだということがわかりました。教室でなにか起こった時,児童が頼れるのは先生だけです。何十人もの人が信頼できる人間になること,それが私が見学で見つけた大学での課題です。   校舎の中に入って気がついたことは、部屋の扉や窓が全て透明のガラス張り、教室はオープン教室、先生コーナーが設置されていて、外からの不審者に誰かが気づくことができます。とてもいいなあと思いました。先生コーナーにはさすまたが置いてありました、奥の方になおし込んでいるのではなく、いつでもすぐに使えるように、手前の方に置いてありました。   「頑張ってください」と言うと、「もう頑張っています。何をどう頑張ったらいいのか教えてほしい」と言われた・・・という安井先生の話がとても印象に残っています。この事件を決して風化させることのないように、しっかり心に留め、語り伝えていきたいと思いました。   一番思ったことは、自分がその場にいたら何ができただろうか、ということです。今のままだと自分のことしか考えられないんじゃないかと思います。口では「子どもたちを守る」とか「立ち向かう」と言えるかもしれないけど、いざその場に立てば動けるのかな?自分に何ができるのかな?と不安になりました。「教師」という職業は子どもたちの命を預かっているということを、本当に実感しました。   信じ難いような残酷な事件が起こり,このことから学べることは多く,授業の時間だけでは収まり切らないのだと感じました。事件から私たちは一生かけて学ぶことがある。そのためにも風化させてはならないのだと,次世代に語り継ぐ意志が強く伝わりました。(中略)教師という職業の責任の重さを多くの場面で感じ,知ることによって将来への不安と戸惑いも感じました。けれど生きて夢に向かって努力のできるありがたみを感じることができました。   子ども達と学校の安全を守るために、今回の実習は本当に私の大きな財産になりました。これをこの先どう生かすのか。それが今度の課題です。今回実習にご協力していただいた池田学校の先生方と生徒のみんなさんにこのような機会を与えてくださったことに感謝したいです。

2013.07.05

学生広報スタッフblog vol.80~電子黒板を活用したゼミのご紹介!

こんにちは!学生広報スタッフ、教育学部4回生の横峯です! 今回は、オープン教室で電子黒板を使っているゼミについてレポートしたいと思います。   「電子黒板って、何?」と思われる方も多いでしょう。     これが電子黒板です。 畿央大学生の方なら、E棟2階のオープン教室で見たことがある方は多いのではないでしょうか?   電子黒板は、コンピュータをつないで使います。コンピュータの画面を映すことができますし、画面に電子黒板用のペンを使って書き込むこともできます。最近では、小学校などでも使われるようになってきました。 私の所属している現代教育学科の西端ゼミでは、ゼミの時間に電子黒板を使います。 最近は卒業研究の構想などの発表に使うことが多いです。     発表時はスライドを見せながら話すことが多いのですが、それ以外の資料を見せたり、音を鳴らしたりすることもできます。   ゼミの4回生は1年間電子黒板を使ってきたため、扱いに慣れています。3回生も少しずつ慣れてくると思います。   ゼミで電子黒板の使い方を学び、教員になったときに活用できる学生が増えればいいなと思います!

2013.07.04

開学10周年記念 教育学部シンポジウムを開催しました。

6月29日(土)13:00から、畿央大学開学10周年記念事業の一環として、教育学部のシンポジウム「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」を開催しました。    文部科学省は、21世紀の現代社会は激動し、知識が社会や経済を動かす「知識基盤社会」の時代が到来している、と捉えています。この知識基盤社会で教育者としてどのように子どもたちにその能力を育て、学力を形成すれば良いのか、という未来へのあり方を探るために、学力形成について第一線でご活躍中の先生方をお招きしてシンポジウムが行われました。      最初に冬木智子学長が、たゆまぬ熱い教育への思いについての開会挨拶をされました。 続いて、白石裕教育学部長が、「創造的な生きる力の根源には学力があり、生きる力を育てることで子どもたちの未来を明るいものにしたい」と、このシンポジウムの目的と講師を紹介されました。 その後の基調講演では、名古屋大学名誉教授の安彦忠彦先生が、「人類レベルでの生存・持続発展が必要な時代となった21世紀において、学力は発達を達成するための部分・手段であり、人格の発達が全体・目的である。」「人格形成ならびに読み書きなどの基礎的学力が基本(不易)であり、時代や社会の移り変わりによって変化する応用部分の学力(流行)については、各自が自由に個性を発展させることが出来るように伸ばすことが大切である。」と人格形成を大切にする学力観を展開されました。       その後、3人のシンポジストの先生方からそれぞれ提言をいただきました。京都大学の松下佳代教授は、「学力は単なる知識・技能ではなく人格的要素にまで繋がる能力のひとつであり、能力を対象世界・他者・自己の3つの軸で捉えて、これらが含まれる学習活動を通して学力を形成することが必要である。特に、中心教科・言語活動だけでなく、様々な教科を通した多様な個性への気づきや教科内容の深い理解が重要である。」と説明されました。 続いて、民間塾の立場から見た現在の子どもの学習課題として、学研エデュケーショナルの青木聡教務部長は、タブレット端末を使ったICT学習により子どもたちの学力が大きく変化した例を示し、「紙のプリント教材とデジタル教材双方の良さを認めつつ、双方の連携を図ることが子どもの学力を育てる上で大切である。」と意見を述べられました。 本学の西端律子教授は、本学卒業生で斑鳩町立斑鳩東小学校(奈良県)の北口克也教諭の授業実践の映像を例示し、「昨今の教育環境の変化に伴い、ICTを使った教育方法が有効である。」と解説され、「これらの機器を使う前提として教師本人の授業力が必要である。」ことも強調されました。      質疑応答では会場の参加者から4人の先生方に活発な質問が出され、先生方も熱心に答えてくださいました。このシンポジウムは、地域の先生方を含む一般の方、卒業生だけでなく本学学生も加わっての参加者250名以上の盛況で、共に子どもの学力形成について考えるという10周年を記念する有意義なひと時となりました。   シンポジウム後の情報交換会は安井義和現代教育学科長のお礼の言葉で和やかに始まり、参加者がシンポジストの先生方を囲んで直接にお話を伺う実り多い時間を過ごすことが出来ました。   シンポジウムに関するアンケートでは参加者の満足度は高く、一般の方々も80%以上の方が、得るものがあったと回答を寄せてくださいました。 教育学部は、今後とも、子どもの教育について現場の先生方や地域の皆様とともに考え、研究し、学生を育て、情報を発信していくことをめざして活動していきます。

2013.06.06

現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.2

2013年5月30日(木)に中学校一日見学実習を香芝市立香芝北中学校で行いました。この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来教師を目指す学生3名が参加しました。実習の目的は、中学校での英語科教育実習を直前に控え、教職を目指す者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。   見学は英語の授業だけではなく、職員室での朝礼への参加から、理科・国語などの科目も見学し、最後には部活動を見せて頂きました。1限目から6限目にいたるまでハードなスケジュールでしたが、大変貴重な経験になりました。   出井先生の英語の授業はほとんど英語だけで進行し、生徒達が積極的に英語で先生とやりとりしている姿は感動的でした。         学生達は授業中に生徒達とも積極的に接し、教育現場の雰囲気を実感しました。       お昼を食べながら生徒達と交流するのも、先生の大切な仕事。          授業の一部を担当させて頂き、教壇に立つ経験を積むことができました。         そして最後に、ご担当の先生方に振り返り会に参加していただきました。授業の進め方などについて投げかけた学生の質問に対し、経験豊富な先生方から貴重なご助言をいただきました。ありがとうございました。       各授業が始まる前には、学生達は英語で自己紹介を行いました。初めて教壇に立って緊張していた学生達も、生徒たちからの積極的な質問に対応することでリラックスし、楽しくやり取りしていました。英語の授業で先生はパワーポイントを使用し、スライドに言及しながら常に生徒に英語で問いかけるなど、非常に実践的な学習方法を見学させて頂きました。   英語科教育実習事前指導では英語指導法や教材作成、模擬授業を行いましたが、実習に行く前に実際の教育現場を見学する貴重な機会になりました。この一日見学を通して、今まで勉強してきたことを確認し、英語で教えるイメージを実感できたのではないかと思います。   中学校への教育実習では今までの学びや見学したことを生かし、実習先の先生方のご指導のもと、さらに英語を教えるスキルをみがいて成長してくることを大きく期待しています。   教育学部現代教育学科 ムース・ランディ     【関連記事】 現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.1

2013.06.04

平成25年度冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞授与式を執り行いました。

平成25年度冬木智子特別奨励賞ならびに畿央大学特別奨励賞の授与式が、6月4日(火)12時30分より、C棟エントランスホールにて執り行われました。   「冬木智子特別奨励賞」は、冬木智子理事長が私財を寄附し設立した特別奨励基金により、本学に在籍している学業・人物・諸活動で優秀な成績を上げた学生に、褒賞・奨励金の授与を行うもので、各学科から1名、合計5名が選ばれました。 「畿央大学特別奨励賞」は、学業成績・人物ともに優秀な学生を賞し更なる努力を期待して、褒賞・奨励金の授与を行うもので、各学科2~4回生各1名(教育学部は2名)を選考の結果、本年度栄誉に輝いたのは18名でした。    副学長・学部長をはじめ、多くの教職員や学生たちが見守るなか、理事長より賞状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 学長は挨拶のなかで「建学の精神を実践し、先生方のご指導に感謝しつつ、ますます勉学に励み、畿央大学の学生としての誇りを持った社会に役立つ人材になってください」と語られました。  授賞された学生のみなさん、おめでとうございました。

2013.06.01

現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.1

2013年5月16日(木)に中学校一日見学実習を大阪教育大学附属天王寺中学校で行いました。 この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来教師をめざす学生11名が参加しました。実習の目的は、中学校での英語科教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。   では、当日の様子を写真とともにご紹介します。       まず、大阪教育大学附属天王寺中学校、金井副校長先生より今日一日の過ごし方についてお話を聞かせて頂きました。金井先生ご自身も英語科を担当されていたご経験から、英語教師として今日の見学実習をいかに有益に過ごすかをわかりやすく、また的確に学生に伝えて頂きました。特に金井先生が学生に伝えた「授業観察の視点」は、先生ご自身のご経験等を織り交ぜ、学生にとって非常に有意義な授業観察前の指導となりました。       その後、学生たちは、英語の授業を見学させていただきました。まず、見せて頂いた授業は、3年生の授業。授業で使われている言葉のほとんどが英語で行われている事が特徴的な授業でした。その後の振り返りでも、「英語力の必要性をさらに痛感した」という学生が数多くおりました。また、授業内では、最新の音声機器やiPad等のタブレット端末を使った内容も展開され、随所に工夫や新しい試みがあふれる授業で、学生達が真剣にメモをとっている姿が印象的でした。       続いて、見学させて頂いた授業は、1年生の授業。この授業では、日本人英語教師と英語指導助手であるネイティブスピーカーの先生とのティーム・ティーチングの授業でした。中学1年生対象に全く日本語を使わず、英語の授業をゲームや活動を取り入れている姿は、学生達にとって大きな刺激になったようです。       午後からは、金井副校長先生よりご講話を頂きました。ご講話が始まると思いきや、さすが英語の先生。ウォーミングアップと称して「チャンツ」を使った活動が始まりました。チャンツとは、ジャズのリズムに合わせて、英語のイントネーション、リズム、ストレスを自然に学ぶ事が出来る指導法のひとつです。学生たちは、軽快なリズムとともに文を読み、快活なご講話のスタートとなりました。       ウォーミングアップの後は、今日の授業見学の振り返りを行います。授業での良かった点、私ならこうするといった点をディスカッション形式で意見交換します。さすがは、4回生です。数々の授業や実習、模擬授業等を経験しているため着目点も鋭く、成長を感じさせるディスカッションとなりました。       最後に金井先生から学生達に向け「良い英語教師の条件」が伝えられました。長年、英語教師として教壇に立たれたご経験から、先生の示唆に富んだお話に全員が真剣な眼差しをしているのが大変印象的でした。   では、この実習に参加した学生の声を紹介します。   授業が始まり、教師がほとんど日本語を使わず英語で授業をすすめていることにまず驚きました。一年生と三年生の両方を見学させていただきましたが、どちらの学年においても、ほぼ英語のみの授業であり、生徒がつまずいたとしても、それを英語で助言・支援されていたり、一度指示を出して、生徒が理解していない場合には、別の言葉や言い回しで生徒に指示を与えていたりと柔軟な対応をされていました。英語を教える際、教師の英語力がいかに重要か、ということを改めて痛感しました。   英語科の指導が生徒全員に理解させようとすることはいかに難しいか、また、理解させるために教師はしっかり教材研究や授業準備をしなければいけないし、教材研究や授業準備をすることの大事さを学びました。6月から始まる中学校英語科教育実習がとても不安でしたが、大阪教育大学付属天王寺中学校で1日実習をさせていただいて、早く実習に行きたい気持ちが強まりました。   この一日見学を通して、たくさんのことを学ぶことができたのはもちろん、大学で学んできたことを実際に現場で確認することができました。今まで学んできたことが自分の力になっていると実感できた一日でした。   学生達は、この一日見学実習を通して教師の仕事の大変さと偉大さを知り、教職を目指す気持ちがなおいっそう引き締まった様子でした。この実習を終えた学生達の顔は、以前と全く違ったようにも見えました。   いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだことを糧に、中学校でさらにたくさんの事に気づき、学び、成長してくれることだと思います。学生達のこれからの飛躍に大いに期待しています!   教育学部 深田將揮

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