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イベント一覧

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2011.02.25

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(実践編)を開講しました。

2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、「平成23年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー -実践編-」が開講されました。今年度から始まりました畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーも「基礎編」、「応用編」、「臨床編」に続き、今回の「実践編」で今年度のシリーズとしては最終のセミナーとなりました。 脳の機能解剖にはじまり、脳のシステム機能、脳損傷後の病態とリハビリテーションへの応用を講義形式で情報提供を行い、それらを踏まえ今回は、各種脳機能イメージング機器、研究についての情報提供と、実際に機能的近赤外分光法(fNIRS)装置を使用して、実際の測定方法から実験課題設定など脳機能イメージング研究を自己体験し、さらに理解を深めていただくことを目的といたしました。   今回も全国から約40名の方々に参加していただき、4グループに分かれ、2日間にわたりfNIRS装置を使用し、様々な実験課題を体験していただきました。実践編では、本学所有のfNIRS装置2台に加え、(株)島津製作所のご協力により、さらに2台を追加いたしました。そして計4台のfNIRS装置をフル稼働させ、参加者の方々が検者、被験者ともに経験し、測定から脳機能画像のマッピング、さらに測定結果からの考察まで実施し、最後に各グループによるプレゼンテーションまで行いました。グループごとに実験課題や測定部位、実験プロトコールなど一連の実験過程について様々な意見交換があり、非常に活発な2日間となりました。       今年度の畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーは終了となりますが、今年度の状況を踏まえ、すでに次年度のセミナーに向けて準備を始めています。次年度のセミナーにつきましては、畿央大学ホームページなどに掲載予定ですので、ご覧ください。   最後に、今回の実践編を開催するにあたり、ご協力いただきました(株)島津製作所の皆様、そして畿央大学大学院健康科学研究科の皆様へ、この場をかりて感謝申し上げます。  

2011.02.21

2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展を開催しました。

2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、昨年と同じ奈良市「ならまちセンター」において、「2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を開催しました。ならまちセンターは近鉄奈良駅から徒歩約7~8分、興福寺五重塔、猿沢池畔の近くで、旧奈良市役所跡地に図書館、市民ホール、企画展示ギャラリーとして建設された憩いのスペースです。また「ならまち」の名称のとおり、付近一帯が古民家風まちなみが保存され観光客で賑わう界隈にあり、たくさんの方々に見ていただけます。   猿沢池、興福寺五重塔を見ながら南へ 旧奈良市役所跡地の市民憩いの場所   ご来場者の受付風景     人間環境デザイン学科の教員、4回生らは、この日のために何か月もかけて自らの創作を温め“カタチ”にしてきた、いわば4年間の学びの集大成です。1階受付すぐ右に24作品、3階ギャラリーには22作品、合計46作品、共同制作もあり約60名の力作が展示されました。ご来場者には学生たちが輪番で説明にあたっています。以下、作品の一部をご覧ください。                

2011.02.08

産学連携「大淀町番茶事業活性化支援」の最終成果報告会が行われました。

大淀町は桜で有名な吉野山の麓に位置し、かつては商業も盛んでしたが過疎化とともに衰退傾向にあります。特産品として20世紀梨、お茶、こんにゃくなどがありますが、生かし切れていないのが現状で、大淀町商工会をはじめとする町おこしメンバーが主となり、昨年6月から特産品の「番茶」、とくに中増地区の天日干し番茶を中心素材にした色々な加工食品を試作しており、畿央大学健康栄養学科の先生方が協力しています。そのプロジェクト事業の最終成果報告会および試食会が、2011(平成23)年2月7日大淀町ましが丘ふれあい交流館で行われ、本学から喜多先生、金先生、吉居先生が出席しました。(岩城先生は業務多忙で欠席)   ふれあい交流館の会場の様子 開発されたレシピ商品の展示 畿央大学では昨年秋の畿央祭で来場者のみなさんに商工会青年部創作の「番茶ミルクリゾット」の試食・アンケートを実施し、これなら商品化できるという手ごたえを感じ、今後はご当地看板メニューとして幅広く展開し、B級グルメ・B1グランプリをめざす方向で検討中です。   だし汁に番茶を使って寄せ鍋風にアレンジした「番茶鍋」。具材にもこだわって地元野菜たっぷり、番茶風味ピリ辛薬味で味をひきしめています。地元割烹三笠さんが創作。   おこげと番茶の香ばしさを活かしたこだわりの逸品に仕上げた「おこげの番茶あんかけ」。 おこげとあんかけの絶妙なバランスで、和食の楽しさを満喫してもらえる夜の一品メニューとして、創作者鮨亀さんのお店で提供予定です。   このほか、「番茶せいろ蒸し」、「番茶焼きおにぎり」、「番茶に漬けた魚の一夜干し」、「くみ上げ湯葉の番茶ゼリーかけ」、「番茶ソフトクリーム」、「番茶だんご」、「蒸し番茶まんじゅう」、「葛番茶・葛桜セット」、「番茶マカロン」、「番茶パン」など、番茶を使って地元食材をふんだんにアレンジしたレシピがたくさん紹介されました。 畿央大学健康栄養学科は、開発レシピの相談とともに、番茶の成分分析に力を注いでいます。煎茶や抹茶に劣るとされる番茶の良さを成分や香りで裏付けできないかを模索しているところです。吉野では古くから番茶粥(おかゆ)が食べられてきました。おかゆは質素、素朴ではあるけれども現代では健康的なレシピであることに違いなく、今後見直されるかもしれません。   大淀町の経済復興の起爆剤になってほしいと願う岡下町長に番茶の良さを説明する喜多先生。 これら創作レシピは今年3月1日から「道の駅」や創作してくれたレストランやお寿司屋さん、割烹店などで実際に販売されます。まさに町をあげて“番茶レシピ”が全国へ情報発信されます。 これからがほんとうの始まりなのです!

2011.01.28

第4回理学療法特別講演会・理学療法学科同窓会

平成23年1月22日(土) 第4回理学療法学科特別講演会を開催しました。今回は、姫路獨協大学の泉唯史先生をお招きして、「心疾患を合併した患者に対するリハビリの注意点」という題目で、教科書的な内容から応用まで幅広く、わかりやすく講演していただきました。   その後、学食において、理学療法学科同窓会(懇親会)を開催しました。過去3回は学外で実施していたものを、今回は学食での懇親会としました。1期生から4期生まで約40名の卒業生と4名の先生方に参加していただきました。     庄本先生の乾杯から始まり、母校での会は学生時代に戻ったような気分で楽しめました。また、同期同士だけでなく先輩・後輩ともたくさんお酒をかわしました。学生時代の思い出話で盛り上がり、たくさん笑いました。先生方とも気軽に話せ、日頃の臨床場面での悩みも打ち明けることができました。   畿央大学の特徴の一つでもある、アットホームな雰囲気は変わらず、安心感を与えてくれました。毎年リカレント教育を兼ねて実施している理学療法部会ですが、大変有意義だと好評をいただいていますので、もっともっと多くの卒業生の皆様に参加していただき同窓会を盛り上げていきたいと思います。 同窓会長 唄大輔(理学療法学科2期生)

2011.01.25

2011年2月25日(金)学生向け健康支援プログラム(学生支援GP)最終報告会のご案内

    ご案内 学校法人 冬木学園 畿央大学健康支援プロジェクト委員会   畿央大学は“健康と教育”をテーマに大学教育を推進しており、その一環として学生自身が健康データを管理し、健康の維持と増進を図る「学生向け健康支援プログラム」に取り組んできました。この活動は平成19年度に文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP)に採択され、本年度が4年目の最終年度を迎えることとなりました。活動は本学の特色を生かした取り組みとして今後も継続されますが、これまでの活動を振り返り、今後の展望を開く機会として最終報告会を開催したします。ぜひ、ご参加いただきましてご意見ご指導を賜りますよう、ご案内申し上げます。   「学生向け健康支援プログラムの活用と展開 ~畿央大学・学生支援GP最終報告会~」 日時 平成23年年2月25日(金)14:00~17:30(13:30開場) 場所 畿央大学冬木記念ホール 内容 1.学長挨拶   2.健康支援プロジェクト委員会各部会からの活動報告 1)「健康支援システムの設計と開発」(情報システム部会) 2)「健康情報の有効活用と健康支援センターの役割」(健康基本情報部会) 3)「身体機能データの内容と活用」(身体機能部会) 4)「健康支援システムにおける健康意識チェック結果の分析と影響要因の検討」(生活リズム部会) 5)「食生活と健康に関するデータの内容と実践活動」(食生活部会) 6)「心の健康を測定する」(心の健康部会)   3.学生・教員座談会「学生による健康支援プログラムの活用報告と今後の可能性」   4.健康支援データを利用した研究報告 1)「畿央大学生の身体機能」(本学健康科学部理学療法学科・瓜谷大輔) 2)「運動負荷直後の唾液アミラーゼ活性と血中乳酸濃度との相関について」(本学健康科学部健康栄養学科・花岡智子) 3)「栄養学から見た健康支援活動」(本学健康科学部健康栄養学科・浅野恭代)   5.「学生向け健康支援プログラムに対する評価と期待」   「情報交換会」 報告会終了後 会場 学内(本学が開発した大豆スイーツや健康クッキーの試食もしていただけます。) ※ティーパーティ形式で行いますので、お気軽にご参加ください。   ●報告会・情報交換会とも参加無料です。●参加ご希望の場合は、最終報告会・情報交換会それぞれの参加人数および「学校・団体(部署)名」「参加者氏名(代表)」「連絡先(住所・電話番号・メールアドレス等)」を2月11日(金)までにFAXまたは電子メールでお知らせください。   お問い合わせ・申込先 畿央大学 総務部〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2Tel:0745-54-1601   Fax:0745-54-1600E-mail: soumu@kio.ac.jp 「畿央大学・学生支援GP最終報告会」案内・申し込み用紙(PDF)は、コチラ 「畿央大学・学生支援GP最終報告会」案内・申し込み用紙(PDF)は、コチラ アクセスはこちら  

2010.12.24

2011(平成23)年3月16日~21日 高島屋大阪店『大学は美味しい!!』フェアに出展します。

畿央大学は地元奈良の発展のため、いろいろな産学連携事業に取り組んでいます。教員や学生らが創作・発案した研究成果物を地元企業と連携して商品化しており、2011(平成23)年3月16日(水)~21日(月・祝日)の6日間、難波にある高島屋大阪店7階催事会場で開催される『大学は美味しい!!』フェアへの出展が決定しました。今回出品する商品は次の3つです。   ●大豆(ソイ)パウンドケーキ 健康栄養学科教授森友彦先生が考案され、法隆寺に本社があるお菓子の総合卸問屋㈱植嶋より商品化・販売。健康志向が進むなか、アレルギー性がなく低GI(グリセミック・インデックス:炭水化物を含む食品を食べたときの、血糖値の上がりやすさを表した指標)食品として注目を浴びている大豆を主原料としたパウンドケーキで、吉野葛をつなぎに使っているのでしっとりしたなめらかな食感の仕上がりになっています。   ●本葛ボーロ「千の香り」 健康栄養学科教授浅野恭代先生と助手薗田先生が参加した学生約40名を指導のもと、橿原商工会議所とコラボで「万葉人からの贈り物プロジェクト」(橿原市の食の土産物創出)を展開。8チームの中から学内コンペでグランプリ賞に輝いた作品を、橿原市出合町にある創業百年和菓子の岩出湖月堂より商品化・販売。吉野葛がもたらす口の中でとろけるボーロの淡い食感は、懐かしい郷愁を誘います。江戸時代の面影を残す今井町の町並みをイメージした切り絵の包み紙は人間環境デザイン学科の学生の作品です。   ●大和まなのタルト「月の誕生石」 ボーロと同じく「万葉人からの贈り物プロジェクト」で審査員特別賞に輝いた作品を、近鉄八木駅前名店街にあるやさい菓子工房cocoaiより商品化・販売。 万葉人からのメッセージとして、月がいつまでもきれいに見ることができる環境でありますようにとの思いを込めて、また橿原の「天の香久山にあるパワースポット“月の誕生石”」にちなんで作られたものです。大和まな、大和いもなどの大和伝統野菜を使った地産地消の可愛いいお菓子です。     高島屋『大学は美味しい!!』フェアは、全国各地の大学が独自に開発した大学ブランド商品や地元大学の研究成果が生かされた各地の地元逸品や名産品の集積展開をめざすもので、小学館と大学は美味しいプロジェクト実行委員会が主催(予定)します。大学名での出展となるため、単なる企業商品の物販とは異なり、本学にとっても教員と学生たちの研究成果を広く知っていただく良い機会と捉えています。 畿央大学は2010(平成22)年6月2日(水)~6月8日(木)までの7日間、東京の高島屋新宿店で開催された「第3回 小学館 『大学は美味しい!!』フェアにも出展しており、今回は2回目の出展になります。   ↑東京の高島屋新宿店での『大学は美味しい!!』フェア(2010(平成22)年6月)の様子です。

2010.12.22

2011年2月19日(土)・20日(日)2010年度畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科卒業研究・作品展のご案内

昨年に引き続き、奈良市のならまちセンターにて、人間環境デザイン学科の卒業研究・作品展を行います。ぜひぜひご覧ください!! 会場 奈良市立ならまちセンター 企画展示ギャラリーほか→アクセスはこちら 主催 That make lashes on, here and be in shampoo. And walmart pharmacy cialis price one have usuage one head loves. 畿央大学 健康科学部人間環境デザイン学科 会期 2011年2月19日(土)  9:30~19:002011年2月20日(日)  9:00~16:00  

2010.12.21

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)を開講しました。

2010(平成22)年12月18日、19日の2日間にわたって、脳損傷後の病態ごとの神経機構からリハビリテ−ションの臨床へどのようにして応用していくかを考察する目的で「畿央大学ニューロリハビリテ−ションセミナー臨床編」が開催されました。今回の臨床編は、基礎編(7月開催)、応用編(9月開催)に続いて開催された今年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの第3弾です。全国から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に約170名の方が受講され、2日間で8講座の盛り沢山の講義を熱心に聴講されました。   今回の臨床編は、過去の基礎編や応用編の内容にもとづき、さらに臨床的な知識や理論に関する講座の構成となりました。それぞれの講座では、参加者のみなさまの臨床に役立つような情報、臨床疑問の解決に役立つような情報が満載の白熱した講義が行われました。ニューロリハビリテーションセミナー臨床編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。   12月18日(土) 1. 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 藤田 浩之2. 失認の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 谷口 博3. 失調症の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 冷水 誠4. Parkinson病の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 岡田 洋平 12月19日(日) 5. 失行の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 信迫 悟志6. 痛みの神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 前岡 浩7. 神経科学に基づくリハビリテーション   畿央大学健康科学部理学療法学科 松尾 篤8. 神経科学を用いたclinical reasoning   畿央大学健康科学部理学療法学科 森岡 周   今回の臨床編をもって、本セミナーでの講義形式での一応の情報提供を終え、次回は実践編(平成23年2月19日,20日開催)が予定されております。この実践編では、本学所有の装置や機器を使用して、参加者の方々と一緒にニューロリハビリテ−ションに関する実験課題を実施し、自己の体験を通してさらにサイエンスに基づくリハビリテ−ションの理解を深めることを目的としております。また、すでに次年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの企画も準備中です。畿央大学には最高のチームワークがあります。一人一人の力は小さくても、それらを結集したとき、非常に大きな力が生まれます。このセミナーを通じて、多くの方々と出会い、議論し互いに研鑽していく関係を構築し、さらに大きなチームとしてリハビリテ−ションの発展に寄与できればと考えております。

2010.12.13

第3回FEPホール企画「小柴昌俊先生特別講演会」を開催しました。

2010(平成22)年12月11日、『宇宙、人間、ニュートリノ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論』と題して、東京大学特別栄誉教授・平成基礎科学財団理事長小柴昌俊先生をお招きして、冬木記念ホールで講演していただきました。小柴先生は、日本の中学・高校生の理科離れが進むなか基礎科学の将来を危惧されており、科学の面白さや情熱をもってやればできないことはない、という信条を全国各地で説かれています。この日は高校生、本学学部生を中心に、また地域の一般の方々にも開放し、約530名の方々に聴講していただきました。折しも、分野は異なりますが1970年代にクロスカップリングを発見して本年度ノーベル化学賞をとられた鈴木章氏と根岸英一氏らのストックホルムでの授賞式が前日の12月10日に行われましたので、みなさんの関心が一段と高まっていました。   開場を待つ高校生たち 畿央大学学生ボランティアによる受付 小柴先生は高校時代に同級生から「小柴は物理が出来ない」と噂さされたことから、一念発起して東京大学理学部に進学、その後家庭教師などのアルバイトを掛け持ちし苦学されたため成績はビリで卒業。それでも東京大学理学部教授になられ物理学者たちが懸命に求めてきた物質の最小単位「ニュートリノ」の検出に成功されたのは、東大教授を退官される直前の1987年のことでした。ノーベル賞受賞はその15年後の2002年のことになります。   講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。     小柴先生講演会の後、引き続き、畿央大学教育学部講師奥田俊詞先生によるミニ講座『ニュートリノが語る星の物語~恒星はどのような一生をたどるのか~』を開講しました。超新星爆発によって宇宙に散らばった質量をもった物質がくっ付きあってやがて星が生まれます。そして徐々に水素が燃え、ヘリウムを発生させながら大きくなっていきます。太陽もその一つであり、いずれ燃え尽きるといわれています。小柴先生のお話に出てきた宇宙ニュートリノ発見の意味するところを一般の方々に補足説明する形で、天井などホール全体を使ってわかりやすく説明していただきました。     小柴先生は1926年のお生まれですので今年84歳にならました。小さい頃に小児マヒになられお体が不自由なところがあります。お住まいの東京杉並から丸の内の平成基礎財団事務所までバスと地下鉄を乗り継いで通っておられるそうです。この日は朝早く起きられ羽田から大阪伊丹、そして畿央大学までお一人で来ていただきました。ほんとうに感謝、感激でいっぱいです。若い者よ、もっと頑張れ!志をもってやればできないことなんてないよ、という余韻が会場に溢れていました。小柴先生、ほんとうにありがとうございました。 講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。

2010.12.09

ナント農商工ビジネスフェア2010(マイドームおおさか)に出展しました。

2010(平成22)年12月7日、大阪市中央区の「マイドームおおさか」において、ナント農商工ビジネスフェア2010が開催され、畿央大学は産学連携ブースに出展しました。 このフェアは、ものづくりを中心とした「元気企業ビジネスフェア」(2階会場116社/団体)と食関連に特化した「食の商談会」(1階会場73社/団体)、およびバイヤー25社による「商談コーナー」(8階会場)がセットされた南都銀行主催の大規模なイベントです。また、3階会場では「知財ビジネスマッチングフェア2010」(近畿経済産業局主催)が同時開催されており、いずれも“商談”につながるように工夫が凝らされています。   オープンセレモニー風景(頭取挨拶) 会場1階の総合受付の様子 マイドームおおさか2階産学連携コーナーの畿央大学ブース   商都大阪のマーケットは奈良県内の何十倍もの規模があります。企業が販路を拡大するには京阪神地区の需要を喚起する以外に道はありません。それは大学にも通じるもので、入学希望者募集や大学発の知財を情報発信する場合も同じです。開学8年目を迎え学内の研究開発気運も高まりをみせている今、畿央大学の知名度を広く認知していただけるよい機会だと捉えて、健康科学研究所・地域連携センターを知財ビジネスと共同研究開発の窓口にするべく来場者にアピールできました。この日の来場者数は3,200人で、昨年2,000人弱から比べるとかなり増加し、フェア全体が盛り上がりをみせていました。   ナント農商工ビジネスフェアのサイト → http://www.business-nanto.com/index.htm

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