イベント一覧
2019.05.24
「畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム」を開催しました。
2019年4月1日に開設した「畿央大学看護実践研究センター」のキックオフイベントとなる開設記念シンポジウムを5月19日(日)に開催しました。来賓に公益社団法人奈良県看護協会会長の平葉子様、本学名誉教授の伊藤明子様、愛知県立大学副学長の百瀬由美子様ほか多数お迎えし、さらに卒業生10名を含む約100名の参加者にお越しいただきました。 最初に冬木正彦学長による開催の挨拶があり、引き続いて、山崎尚美看護実践研究センター長による挨拶とセンター設立の経緯、センターの目的や組織、事業内容と本日のシンポジウムの趣旨について説明がありました。 「看護実践研究センターは、看護実践学の発展・社会的地位の向上、地域住民の健康増進や卒業生を含めた医療職・福祉職の資質向上の具現化と、現在まで行ってきた認知症ケア・地域包括ケア・国際交流などの研究や事業を系統的にスマート化し、教職員にとって進めやすい環境の整備を目指し、設立されました。また、このセンターが研究機関として機能することで看護実践学に基づく看護学のさらなる発展を期待し、今後、認知症ケア部門・地域包括ケア部門・助産学部門・卒後教育部門・国際交流部門の5つの部門で事業展開を行っていきます。 本日は看護実践研究センター事業の第一回目として、『認知症高齢者の緩和ケア』に関するシンポジウムを認知症部門・卒後教育部門・国際交流部門合同で企画しました。 卒業生・医療現場の方々・地域住民の皆様とともに部門担当者一同、一丸となって邁進していく所存でございます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。」 山崎センター長の挨拶の後、本年3月まで老年看護学准教授として勤務されていた南部登志江先生(現 森之宮医療大学教授)よりお祝いの花束が贈呈されました。 ▼南部先生からの花束贈呈 第一部 講演「意思決定支援コミュニケーションツールの開発」 講師:Ms. Julie Paul (オーストラリア緩和ケアNP(AIPEACS CEO)) オーストラリアで先駆的に緩和ケアの教育活動をされているジュリー・ポールさんにお越しいただき、アドバンスト・ケア・プランニング(ACP)の意義・あり方・意思決定支援ツールの開発の現状についてご講演いただきました。 ▼ジュリー・ポール氏による講演 第二部 シンポジウム「これからの緩和ケアのあり方-実践者の立場から再考する-」 シンポジストとして緩和ケア病棟に勤務されている卒業生の中嶋優弥さん(看護医療学科3期生)とグループホームやナーシングホームで緩和ケア認定看護師として活動中の看護医療学科の大友絵利香講師の二人から病院と施設のそれぞれの立場から認知症の方の緩和ケアの実践について報告していただきました。それぞれの講演の後、参加者の方との質疑応答の時間を持ち、最後にジュリー・ポールさんからシンポジストの実践内容に対するコメントをいただきました。参加者の方からは、「看護の力を感じた」「ケアの振り返りができた」といった意見も頂戴しました。 ▼シンポジストの中嶋優弥氏(本学看護医療学科3期生) ▼シンポジストの大友絵利香氏(緩和ケア認定看護師) ▼質疑応答の様子 第三部 情報交換会 第三部では情報交換会が開催されました。約40名が一堂に会し、認知症の人を介護する家族、実習施設の指導者様、研修企画者、臨床実践家などの参加者の方々がご活躍されている領域でのご紹介をいただき、互いに交流を深め、終始和やかな雰囲気の会となりました。最後にセンターの各部門担当者が今後の抱負を説明し、閉会となりました。 ▼情報交換会の様子 認知症の方の意思決定支援は、終末期になってからでは困難をきたしますが、ジュリー・ポールさんから意思決定支援の具体例としてメルボルンと日本の「意思決定支援カード」の意義について学ぶことができ、また今後の日豪共同研究企画の紹介がされました。臨床の場から、中嶋さんからは意思決定支援のあり方として「認知症だから何もわからないのではなく、軽度な時期にケア提供者が最大限の工夫をすること、殊に穏やかになることを助けること、そのためには本人に聞くことが大切である」という認知症ケアの基本や、また大友講師からは認定看護師の役割とともに、緩和ケアの実践の中で「特別でない日常の中での死を学ぶ」姿勢を看護師は持つこと、そうすることで認知症高齢者が「大切にされていると実感してもらえる」関わりが重要であることを学びました。 【関連記事】 第2回看護医療学科卒後教育研修会を開催しました。 看護医療学科開設10年記念講演会・第1回卒後教育研修会を開催しました。 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。
2019.05.20
令和元年度畿桜会(同窓会)役員会・総会・懇親会を開催しました。
畿桜会(きおうかい)は、畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短期大学の卒業生約1万人のための同窓会組織です。令和元(2019)年5月19日(日)、総会および懇親会が開催され、卒業生・教職員あわせて107名が参加しました。 ▼総会終了後に撮影(例年、当日中に写真プリントして参加者の皆さんにお持ち帰りいただいています) 午前10時から役員会が行なわれ、30名の役員の参加により、総会の議案の確認と同窓会グッズの検討、今後の畿桜会(同窓会)と、今後の同窓会発展のために積極的な意見交換が行われました。 11時からは健康栄養学科6期生の松井代表幹事による司会進行のもと、畿桜会総会が畿央食堂なごみで開催されました。受付では同窓会グッズとして制作された畿桜会オリジナル筆ペン(呉竹ココイロ)があわせて配布されました はじめに唄畿桜会長(理学療法学科2期生)の挨拶では、故冬木智子名誉学園長を偲んで黙とうがささげられました。 事業報告では、昨年度行われた同窓会関連の事業(総会・懇親会、同窓会サロン、リカレント教育など)が報告され、今年度の事業計画としては、同窓会のホームページを大学HPから独立させて新規に作成すること、臨床細胞学別科の修了生輩出に向けて新たな部会を設立すること、10月19日(土)・20日(日)に畿央祭同窓会サロン(ホームカミングで―)を開催すること、看護医療学科、理学療法学科、現代教育学科で卒後教育を実施すること、同窓会部会補助が継続実施されること等が決議され、全ての議案が可決されました。最後に今年度の新任役員の自己紹介を行いました。 正午前には畿央カフェ・カトレアにて、細川光生代表幹事(現代教育学科9期生)による司会のもと、冬木正彦学長によるご挨拶・水上事務局長による乾杯で懇親会がスタートしました。 今回の同窓会には退職された先生方を含め、総勢27名の教職員がご出席くださり、久しぶりの大学、恩師や旧友との再会に終始笑顔の絶えない楽しい時間を過ごしました。また年々、子連れ・家族連れで参加いただく卒業生も増えていて、畿央大学ならではのアットホームな会になっています。 懇親会恒例となっているビンゴゲーム。今年の1等は「ダイソンハンディクリーナー」、2等「USJ年間パスポート(1名分)」、3等「東京ディズニーリゾート1DAYパス2枚」、4等以降にはマッサージ器、ドライヤー、扇風機、お酒、スタバカード、商品券、図書カード、マックカードなど、総勢25名に豪華景品が当たりました。見事ゲットされた皆さま、おめでとうございました! またビンゴに参加してくれた子どもにはお菓子セットをプレゼントしました! 大いに盛り上がったビンゴ大会の後には、故冬木智子名誉学園長のお別れ会で放映した記念動画『我が人生~愛と夢』を全員で鑑賞しました。名誉学園長の肉声で力強く語られる建学の精神に、卒業生は聞き入っていました。 健康栄養学科長の栢野先生によるご挨拶と、川口副会長による閉会の言葉で懇親会は終了しましたが、名残はつきずその場でそのまま語り続ける卒業生の姿が多く見られました。 来年度の総会は、2020(令和2)年5月17日(日)に決定しました。 多数のご参加お待ちしております。
2019.05.14
平城京天平祭2019春「さくら茶会」に参加しました!~茶道部
2019年5月3日(金)から5日(日)の3日間にわたり、世界遺産・古都奈良の文化財「平城宮跡」にて「平城京天平祭」が開催されました。 天平祭初日に、畿央大学茶道部(指導顧問:健康栄養学科 冬木啓子教授、部員、OB・OG、あわせて20名以上)が「さくら茶会」でお点前を披露し、今年も300名を超すお客様をお迎えしました。 畿央大学は2011年から毎年参加しており、今回で8年目となります。 普段のお稽古の成果を披露させて頂くことは、部員にとって大きな励みになります。慣れない環境で大変なこともありましたが、天平祭のボランティアスタッフの皆様、ご指導いただいた先生方、卒業された先輩方に支えて頂き、お茶席を通しておもてなしの心の大切さを学ぶことができる貴重な経験ができましたことを感謝しております。 着物を着て茶道の「一期一会」のおもてなしをさせて頂くことで、世界中からお越しくださった少しでも多くの方々に日本の文化、茶道の素晴らしさをご紹介できるように努めました。今回学んだことを今後の成長につなげていきたいと思います。 お一人お一人に寄り添える心を大切にして、お茶席を務めさせて頂きました。普段の練習の成果をこのような機会に披露できることは、私たち学生にとって大きな励みになります。 健康栄養学科3回生 福井里歩
2019.04.26
第29回クリーン&歴史ウォークに協力しました。
2019年4月21日(日)、畿央大学が後援しているイベント「第29回クリーン&歴史ウォーク」が実施されました。クリーン&歴史ウォークは「地域の活性化に貢献するには自らが地域をよく知ること」という趣旨のもと、秋と春に年2回開催されています。 エコール・マミに集合し、行き先は、三吉石塚古墳→新家長福寺→やぎさん公園→牧野古墳で、約6,5㎞の行程でした。汗ばむほどの良い天候の中、約50名の方がご参加されました。 本学からは教職員2名、学生ボランティア11名(畿央パフォーマンスチームKiPT,災害復興ボランティア部HOPEFUL,ほか)が参加し、イベントの運営、クイズ大会の実施等のお手伝いをしました。 9:30、受付を済ませた参加者の皆さまがそろわれたところで、主催者よりイベント趣旨説明、実行委員長の深田將揮先生(現代教育学科准教授、ボランティアセンター長)よりご挨拶がありました。引き続きKiPTの本守さんよりウォーキング前のストレッチ指導があり、(本守さんは、本学理学療法学科の松本大輔先生に事前にストレッチ指導のレクチャーを受けており、わかりやすく効果的な指導をしてくださいました)、いよいよ出発です。 30分ほど清掃活動をしながら歩いたところで、三吉石塚古墳に到着しました。広陵町文化財ガイドの方の説明を聞き、墳丘の頂上に上がります。見晴らしがよく広陵町を見渡すことができました。ここで、参加者全員で記念撮影!(希望者は後日郵送していただけます) 三吉石塚古墳を出発し、桜の美しい新家長福寺をめざします。到着すると…八重桜が満開でした!美しいお庭の桜を見て回られる方、写真撮影をする方、思い思いの時間を過ごされていました。 桜を堪能した後は、広陵町立図書館での休憩を挟み、やぎさん公園へ。ここで畿央パフォーマンスチームKiPT井上さんの司会によるクイズ大会が行われました。これまでの行程で見た古墳に関する問題や畿央大学に関する問題等々、大いに盛り上がりました。「楽しかったわ!」と参加された方に声をかけていただき、うれしそうな表情の学生ボランティアの姿も見られました。終了後ストレッチを行い、最後の目的地である牧野(ばくや)古墳をめざします。 牧野古墳では広陵町文化財ガイドの方に案内していただき、2つの班に分かれて石室内を見学しました。牧野古墳は、奥行き17メートルもある国内でも最大級の横穴式石室で、押坂彦人大兄皇子(中大兄皇子の祖父)の成相墓が有力説とされています。中は真っ暗でひんやりした空間になっており、神秘的な空間でした。 牧野古墳を見学した後は、エコール・マミに戻り、ふるさと広場でKiPT本守さんによるストレッチ指導を受け、第29回のクリーン&歴史ウォークは終了しました。 初めてボランティアに参加した1回生学生さんより、「楽しかった、また参加したい」という感想をいただきました。ご協力ありがとうございました。 秋には第30回のクリーン&歴史ウォークが開催される予定です。皆様のご参加お待ちしております。 【クリーン&歴史ウォーク】 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社、畿央大学 講師:広陵町文化財ガイドの会 協力:広陵古文化会、畿央大学学生 協賛:(株)関西都市居住サービス エコール・マミ営業所 ●過去の「クリーン&歴史ウォーク」の記事はこちら
2019.04.25
近鉄連携「香芝SAフードコート 麵メニュー開発プロジェクト」第6弾が始動しました!
6年目となるサービスエリアでのメニュー開発がスタート! 株式会社近鉄リテーリングと連携し、健康栄養学科の学生がサービスエリア(SA)で実際に提供されるメニューをコンテスト形式で考案する「香芝SAフードコートメニュー開発プロジェクト」。6回目のコラボレーションとなるプロジェクトがついに始動しました!昨年度は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとし、「大和三山の雪化粧」がグランプリ受賞、「すき焼き風奈良の郷土んぶり」が準グランプリとなり、それら2つのメニューが香芝SAのフードコートで販売されています。また、特別賞受賞の「鶏のザクザクあんかけ丼」は岸和田SAで販売され、現在も好評発売中です。 ▼去年の受賞メニュー 株式会社近鉄リテーリングサービスエリア事業部は直営7つ、系列グループ4つの高速道路SAを展開されており、その中でも本学に近い西名阪自動車道の「香芝SA」内にあるフードコートで提供するメニュー開発として、本学と2014年より連携しています。 名阪自動車道(通称:西名阪)は、大阪=天理IC間が有料、天理から東名阪自動車道にいたるまで一般国道無料区間となる基幹道路で、平日はトラッカー・ビジネスドライバー、休日は家族旅行ドライバー中心にサービスエリアも賑わっています。最近のSAは高速道路の単なる休憩所ではなく、イベント、レストラン、ショッピングモールなど目的地化された新しいSAへのニーズが高まっており、香芝SAは奈良で唯一のSAということで「そこでしか食べられない人気のメニュー開発」をめざし、本学の健康栄養学科(指導教員:中谷友美先生、岩田恵美子先生)が中心となって取り組みます。 2019年4月22日(月)、㈱近鉄リテーリングサービスエリア事業部の林エリアマネージャー、香芝SA小椋支配人による参加希望学生への説明会が開催され、24名の学生が集まりました。 ▼説明会に参加する健康栄養学科の学生 ▼(左)林エリアマネージャー(右)小椋支配人 健康栄養学科には、チーム医療の一員として病院や施設で働く栄養専門職をめざす「臨床栄養コース」、運動と栄養の両面から学びアスリートの食事や栄養指導や子どもたちの食育、高齢者の介護予防などの場面で活躍する「スポーツ栄養コース」、そして食品機能や品質管理、食品開発の専門知識とスキルを身につけ、企画力を持った人材として食品メーカーや健康産業で活躍する「食品開発コース」があり、今回のような企業との連携による創作メニュー開発に積極的な学生もたくさんいます。 単に“管理栄養士の卵ならでは”の発想だけではなく、繁忙期の現場オペレーションに耐えうるレシピの開発という調理の効率性が求められます。説明会に参加した学生達は、メモを取り、一生懸命説明に耳を傾けていました。 今年の課題テーマは「麺メニュー」です。9月28日開催予定のコンテストを経てグランプリ、準グランプリに輝いたメニューは、秋以降に香芝SAで販売される予定です。一昨年度にも同様のテーマ(麺メニュー)で実施しましたが、今回はどのような新しい発想で、新メニューが生まれるのか、これからとても楽しみです!皆様、こうご期待ください! ~今後のスケジュール~ *6月10日(月) プレゼンテーション *7月中 メニュー質問会 *9月上旬 レシピ検討会 *9月28日(土) コンテスト実施及び結果発表 グランプリ(1チーム)、準グランプリ(1チーム)、特別賞(若干チーム) *1~2月、西名阪香芝SA(上下線)にて販売予定! 学生支援センター 【過去の商品化関連記事】 平成30年度 畿央生が考案した丼メニューが香芝SA・岸和田SAで販売中! ~ 近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」 平成29年度 畿央生が考案した麺メニューが香芝SA・岸和田SAで販売されます~近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」 平成28年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 阪和自動車道 岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 平成27年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成26年度 西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。(平成25年度)
2019.04.23
故 冬木智子名誉学園長「お別れの会」を開催しました。
平成31年4月20日(土)、畿央大学冬木記念ホールにて冬木学園創設者である故冬木智子名誉学園長の「お別れの会」を開催し、700名をこえる方々にご参列・献花をいただきました。 午後2時、関西中央高校教員による畿央大学学歌(冬木智子先生の作詞)の独唱により式典が始まりました。 参列者全員で黙祷を捧げた後、主催者挨拶として、冬木正彦理事長より参列の御礼とともに冬木智子先生の97年にわたる生涯が多くの皆様の絆によって生かされ、深く広い愛に包まれて閉じたことが述べられました。その後、名誉学園長自身の言葉で教育に対するひたむきな気持ちと今に至る足跡を表現した記録映像『わが人生~愛と夢』により、97年の生涯が生前の写真や映像によって甦りました。久しぶりに聴く故人の肉声で語られた「建学の精神」に、多くの学園関係者は背筋を正したと思われます。 続いて、お別れの言葉を荒井正吾奈良県知事、奥野信亮衆議院議員、萩元満知子蘭友会(高校同窓会)会長、唄大輔畿桜会(大学・短大同窓会)会長よりいただきました。 荒井知事からは、大正生まれのご自身のお母様と重ねながら、戦前、戦後の大変な時代を過ごした冬木智子先生の記録映像を見た感想を交えながらのお言葉をいただきました。 奥野衆議院議員からは、ともに大和の地の発展に寄与したご自身のお父様と名誉学園長との思い出や、教育に関する考え方の素晴らしさ、戦後の貧しい時代に女性活躍時代を見据えていた先見性への驚きなどのお言葉をいただきました。 萩元蘭友会会長や唄畿桜会会長からは、ご自身の学生時代にあった智子先生との思い出話やエピソード、感謝の言葉が述べられました。 最後に、冬木理事長より、「冬木学園の教職員はこれからも力を合わせ、名誉学園長が皆様と紡いてこられた絆を大切にし、さらに絆を広げながら、建学の精神を指針とする教育・研究を推進し続ける覚悟」「優しさをチカラに、医療や教育などそれぞれの分野で人々の幸せに貢献できる人格形成を目的とした教育を、即ち建学の精神を具現化する教育」など、冬木学園の教育に対する覚悟や、今後の学園に対する変わらぬ支援のお願いと参列への感謝の言葉が述べられ、式典は締めくくられました。 そして、参列者全員により17時までお別れの献花が行われました。 また、会場の外には『お別れの会記念展示』が設けられました。 智子先生が作られた洋服(実物)や学園創設のきっかけとなった3人の教え子の教室(再現)が展示され、故人の足跡や業績の展示を学園の歴史をかいま見ながら、思い出を振り返っていただきました。 今後も冬木学園は、教職員一丸となって智子先生が生涯をかけて教育の目標としてこられた建学の精神「徳をのばす・知をみがく・美をつくる」の具現化に努め、教育・研究・社会貢献に邁進してまいります。
2019.04.02
平成31年度入学式を行いました。
2019(平成31)年4月2日(火)、畿央大学健康科学部334名、教育学部203名、健康科学研究科28名(修士課程23名、博士後期課程5名)、教育学研究科修士課程2名、助産学専攻科10名、臨床細胞学別科3名、あわせて580名の新しい畿央生が誕生しました。学部は午前10時、大学院・専攻科・別科は午後3時から入学式を行いました。 冬木記念ホールで開催された学部の入学式では、学科長が新入生を一人ひとり呼名し、冬木正彦学長による入学許可をいただきました。 学長式辞では「建学の精神『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を実践し、充実した大学生活を送ってほしい」と述べられました。 続いてご来賓の山村吉由広陵町長、香芝市の吉田弘明市長、岡﨑亜矢子後援会長よりエールをいただきました。 新入生代表の理学療法学科1回生の大澤一輝さんから宣誓、在学生代表の長あかりさんから歓迎の言葉があり、閉式となりました。 閉式後には、学部長・学科長・1回生の担任の教員紹介、畿央パフォーマンスチーム「KiPT」とアカペラ部「ADVANCE#」による学歌披露・歓迎LIVEパフォーマンスで新入生を歓迎しました。 午後3時からは大学院健康科学研究科・教育学研究科・助産学専攻科および臨床細胞学別科の入学式が行なわれました。入学生全員の名前が読み上げられ、入学を許可された後、それぞれの研究科長・専攻科長・別科長から祝辞をいただき、より高度な学びと研究活動に向けての決意を固める日となりました。 公式Facebookページでは入学式のフォトレポートをご覧になれます。
2019.04.01
5/19(日)畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム「認知症高齢者の緩和ケア」のご案内
2019年4月1日(月)に、畿央大学の4つ目の付置研究機関となる「看護実践研究センター」を開設しました。同センターは、認知症ケア部門、地域包括ケア部門、助産学部門、卒後教育部門、国際交流部門の5部門により構成され、建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を基本理念に置き、保健、医療または看護を専門とする職業人および研究者に対して、最新の看護実践に関する情報を提供し、看護実践研究を推進してまいります。また、地域住民に対して、保健行動、認知症ケアおよび周産期に関する情報を提供し、研究活動と併せ、地域住民の健康維持に寄与できるよう様々な取り組みを展開してまいります。 その開設を記念いたしまして、「畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム」を開催する運びとなりました。 シンポジウムの第一部では、オーストラリアより緩和ケア分野のナース・プラクティショナー(NP)であるJulie Paul氏をお迎えし、記念講演をしていただきます。また、第二部のシンポジウムでは、本学卒業生(3期生)である中嶋 優弥 氏をお迎えし、本学看護医療学科講師の大友 絵利香とこれからの緩和ケアについて討議いたします。 シンポジウム終了後には、ご参加いただきました皆様のご親交を深めるとともに、情報交換をしていただけるよう「情報交換会」を予定しております。シンポジウムのご参加に合わせ是非ご出席下さい。 畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム 日 時:平成31年5月19日(日) 場 所:畿央大学 冬木記念ホール 参加費:シンポジウム・情報交換会とも無料 プログラム 第一部 13:30~ 講演 「意思決定支援コミュニケーションツールの開発」 講師: Ms. Julie Paul (オーストラリア緩和ケアNP(AIPEACS CEO)) 第二部 15:00~ シンポジウム 「これからの緩和ケアのあり方-実践者の立場から再考する-」 シンポジスト: 中嶋優弥氏 (畿央大学看護医療学科3期生/緩和ケア病棟勤務) 大友絵利香氏 (畿央大学看護医療学科/緩和ケア認定看護師) コーディネーター:Ms. Julie Paul 16:30~18:00 情報交換会 申込方法 専用申込みフォームからお申し込みください。 その他の申込方法 FAXまたはメールでのお申し込みの際は ①氏名 ②勤務先・所属 ③連絡先:住所・電話番号・メールアドレス ④情報交換会参加の有無 をご記入の上、下記メールアドレスまたはFAXへ送信してください。 申込期限 5月10日(金)まで 申込先 FAX:0745-54-1600 E-mail:soumu@kio.ac.jp ▼画像をクリック頂ければPDFデータがご覧いただけます。
2019.03.27
4/21(日)第29回クリーン&歴史ウォークに後援・協力します。
畿央大学の隣にあるエコール・マミを出発点として毎年春秋の2回実施している、地元の旧跡、神社等を散策しながら美化活動を行う“クリーン&歴史ウォーク”が、平成31年4月21日(日)に開催されます。 第29回目となる今回は、三吉石塚古墳から牧野古墳をめざす約6.5Kmのコースを予定しています。学生ボランティアによるイベント運営、健康ウォーキングのレッスンを予定しています。みなさん、ふるってご参加ください! 内 容 地域美化活動・健康ウォーク 実 施 日 平成31年4月21日(日) ※小雨決行 (荒天中止) 集 合 (場所)エコール・マミ 南館1F ふるさと広場 (受付)当日9:00~ (出発)9:30 (解散)12:30頃 参加人数 先着100名(予定) 対 象 者 小学生以上(ご家族での参加歓迎!) 参 加 費 無料(飲物進呈) 申込方法 エコール・マミ(電話0745-55-7770)へお電話、または、北館1Fインフォメーションにてお申込みください。 ※当日に集合場所の「ふるさと広場」でも直接、お申込みできます。 主 催 クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後 援 畿央大学、広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社 協 力 畿央大学学生、広陵古文化会 協 賛 ㈱関西都市居住サービス エコール・マミ営業所 ▲クリックで拡大します。
2019.03.27
平成30年度「広陵町・香芝市×畿央大学 介護予防リーダー養成講座」修了式を行いました。
新たに13名の介護予防リーダー「KEEP」が誕生! 広陵町と香芝市では自主的な健康づくりの活動を行える地域支援の「リーダー」を養成することをめざしており、その一環として、介護予防リーダー養成講座が開講されています。畿央大学では、この取り組みに理学療法学科 高取准教授と松本助教が全面協力し、今年度は広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト(私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)の一環として協働しています。 平成30年度の介護予防リーダー養成講座には、広陵町からは6名、香芝市からは8名が参加され、2月下旬から週2回全11回の講座を受講し、2019年3月26日(火)に最終日を迎えました。最終日には介護予防リーダー認定試験が実施され、受講者の皆さんは緊張の面持ちで受験されました。認定試験は無事に全員合格となり、今年度は満点合格された方もおられました。受講者の皆さんから安堵の笑顔が見られました。合格発表のあとは、引き続き修了式が執り行われました。 ▼ヘルスプロモーションセンター長・理学療法学科高取准教授 修了式では山村吉由広陵町長と吉田弘明香芝市長より受講者一人一人に修了証が手渡され、これからの活躍に対する期待の言葉がかけられました。 広陵町では5期生、香芝市では4期生の介護予防リーダーKEEP(Koryo/Kashiba Elderly Encouragement Project)として活躍していくこととなります。 本事業は自助(自ら元気になろうとする取り組み)と互助(お互いの関係性により元気になる取り組み)により介護予防に繋げていくものです。また、本学のKAGUYAプロジェクトでは介護予防リーダー同士の繋がり、地域住民と介護予防リーダーの繋がり、介護予防リーダーとTASKを中心とした畿央大学の学生とのつながりにより、地域が元気になる効果を研究し、また、その成果を地域に還元していくこととなります。 自治体の事業と本学の研究活動が融合するハイブリッドな取り組みになることをめざしていきます。 【関連リンク】 「広陵町・香芝市×畿央大学 介護予防リーダー養成講座」を開講しました。 「広陵町・香芝市×畿央大学 介護予防リーダー養成講座」説明会が開催されました。 KAGUYAプロジェクト紹介リーフレット 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトfacebookページ 畿央大学ヘルスプロモーションセンター