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2020.02.14

冬木学園職員対象 令和元年度「学園ハラスメント防止委員会・畿央大学人権教育推進委員会 共催研修会」を開催しました。

令和2(2020)年2月13日(木)15時より、「学園ハラスメント防止委員会・畿央大学人権教育推進委員会 共催研修会」が開催され、畿央大学、関西中央高等学校の教職員合わせて97名の教職員が参加しました。

 

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今年は「LGBT(ハラスメントと人権)~多様性を認め合う社会を目指して~」をテーマに、コスモ法律事務所で弁護士をされている阪井千鶴子氏にご講演をいただきました。

 

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研修のはじめに、「人々の性的指向(Sexual Orientation)・性自認(Gender Identity)は多様であり、個人の尊厳に関わるかけがいのないものとして、尊重されなければならず(憲法13条)、また差別されてはならない(憲法14条)。」というお話をされ、また典型的ではないといわれる性(性的マイノリティ)の割合は3%~8%強という調査結果も紹介いただき、大学においても1クラスに2~3人程度いても不思議ではないという話をされました。人々の性的指向(Sexual Orientation)・性自認(Gender Identity)の頭文字をとったSOGIはLGBTよりも広い概念を示し、好きになる性と自己認識する性を認識する性を示す言葉として国際的に使われているということでした。

 

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終始とても興味深い内容で、最後には教員からも質問があり、多様な学生を受け入れていく側としてどのような心構えであるべきか考えなおす良い機会になりました。

 

研修会の終わりに阪井氏から、「学園が、学生を含め教職員にとってより良い環境となるように、法人として差別やハラスメントに対しての方針を宣言として分かりやすく打ち出しいくことが必要です。」との言葉をいただきました。

 

今後もこのような取り組みを継続的に行い、多様性を受け入れていくことのできる学園をめざしていきます。

 

 

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