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2025.08.22

広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加!

広陵町 けんこう推進課主催の体験型イベント「いのちを守るまちづくり」が、2025年8月3日(日)にさわやかホールにて開催されました。本イベントは、参加者が「いのち」の大切さについて考えるきっかけとなるよう、さまざまな体験型コーナーが設けられています。当日は、およそ600名の来場者がお越しになり、大変賑わいました。   畿央大学からは、教員と学生総勢33名が【食育コーナー】【親子体力チェック】【積み木コーナー】【認知症予防の啓発コーナー】の4つのブースを担当しましたので、その様子をそれぞれご紹介します。 食育コーナー 健康栄養学科 野原 潤子講師、岩田 惠美子准教授と学生8名が参加し、会場内に食の大切さを楽しく学べるコーナーを設けました。魚釣りゲームでは、魚のペープサートを釣りながら魚の種類を学び、すごろくでは好きな野菜を答えたり、ご飯を作ってくれる人に「ありがとう」を伝えたりするマスを通して、食の知識や感謝の心を育みました。かるたでは家族や友達と一緒に楽しく学び、ペアマッチゲームでは旬の食材をペアにして季節の野菜について理解を深めました。     魚釣りゲームやすごろく、かるたは特に子どもたちに人気で、ペアマッチゲームは保護者やご高齢の方にも好評でした。同じ会場には食育SATシステムと大塚製薬コーナーも設置し、保護者は子どもたちが遊んでいる間に、栄養バランスチェックや健康クイズに参加してくださいました。食育SATシステムでは食品模型を使って1食分の栄養価や栄養バランスを確認、大塚製薬コーナーではクイズの後に啓発チラシやポカリスエットを配布しました。世代を問わず、楽しみながら学べる時間となりました。   参加学生の感想 ● 今回の食育イベントでは、魚釣りゲームが特に人気で、子どもたちが釣った魚の名前をどんどん覚えていく様子を身近に見ることができました。最初は知らなかった魚の名前も、2回目以降には自信を持って答えてくれる姿に、楽しみながら学んでいるんだと実感しました。小さな子どもも上手に魚を釣っていて、その集中力や吸収の早さに驚かされました。 また、ペアマッチゲームでは子どもたちが真剣に取り組む姿も印象的で、保護者の方も一緒に参加してくださるなど、親子で楽しく食について学ぶ場になりました。私は子どもたちの目線に合わせてしゃがみながらゆっくり説明し、入り口で来場者に声をかけて各コーナーへ案内することを心がけました。 今回の経験を通して、楽しみながら子どもたちと関わる上で役立つ貴重な経験を積むことができました。地域の方々と直接触れ合うことで、教室では学べない現場の実情を知ることができ、自分自身の成長も実感しています。   健康栄養学科 4回生 林 実樹     ● 食育に関するブースでは、「旬の野菜についての神経衰弱」、「食事についてのかるた」など、一度は遊んだことのある遊びを用いたものだったので、小さい子どもでも旬の野菜や食事について楽しく遊びながら学ぶことができるので、参加してくれた子どもたち、みんなが楽しんでいてくれて嬉しかったです。 特に、「旬の野菜についての神経衰弱」では、小さい子どもだけでなくご高齢の方や親子でも楽しんで旬の野菜について学んでくれていてとてもよかったです。旬の野菜をただ知ってもらうだけでなく、「一年中売っている野菜でも、旬の時に食べると栄養価が一番高いですよ」などの声掛けも行うことで、より、理解が深まったのではないかと思います! 今回、スタッフとして参加させていただいて、小さい子どもにどうしたら食事に関して興味を持ってもらえるのかを考えながら小さい子と関わることができ、すごく貴重な経験をできたと思っています。   健康栄養学科 4回生 奥本 しずく     ● 食育のブースでは"魚釣り"や"食事についてのすごろく"など、子供も楽しめるようなものが、多くて小さいお子さんと関わることが多かったです。その中でお子さんが少しでも食に興味を持ってもらえるように、また楽しんでもらえるように声掛けを行いました。参加してくださったお子さんは例外なく、夢中になって遊んでくれました。 また、すごろくでは、マスの一つに「ご飯を作ってくれている人にありがとうを伝える」というマスがあるのですが、お子さんが保護者の方に素直にありがとうを伝えている姿を見てすごく感動しました。 今回参加させていただいて、小さいうちから遊びを通して食育を行うことで、日常生活に不可欠な食事に興味を持ってもらえることがわかりました。今後の学業に活かしていきたいです。   健康栄養学科 4回生 三堀 紗穂 親子体力チェック ご自身の体力を知り、日頃の運動の啓発を目的としたコーナーです。理学療法学科 松本 大輔准教授、梶原 由布助教と理学療法学科の学生16名が参加しました。     子どもからご高齢の方まで幅広い世代の方々が約300名も興味を持って参加してくださいました。握力測定に加え、本学が開発にもかかわった足指筋力測定や、世代に合わせて、子どもには立ち幅跳び、ボール的狙い、大人には筋肉量やロコモチェック、歩行・バランスチェックなどを実施しました。     実習を終えた4年生が中心だったので、学生との会話も弾み、笑顔あふれるブースとなりました。 参加学生の感想 ● 小学生を対象にしたブースでは全身運動や協調運動をする課題でした。短い練習時間の中で全身での動きを一致させ、大きな力を発揮したり、力の調節をしたりする難しい課題でしたが、動きの上達が見られました。これを通して子供たちに身体を動かす楽しさを感じてくれたらと思います! 理学療法学科 4回生 高田 翔平     ● 小学生に向けたブースではポイントを確認して何度も挑戦する様子が見られました。練習、試行錯誤することで記録が伸びるお子さんが多かったです。子どもたちの喜ぶ顔を見ることができて、こちらまで嬉しい気持ちになりました! 理学療法学科 4回生 菅野 愛子     ● 私はご高齢の方々の体力測定を担当しました。なかなか普段測定する機会の少ない項目を用意していたので、特に理解しやすいルール説明に力を入れ、安全に楽しんでいただける環境づくりに努めました。多くの方々に喜んでいただけたことが、何よりうれしかったです。 理学療法学科 4回生 森岡 真優 積み木コーナー 現代教育学科の永渕泰一郎先生と幼児教育コース2回生の学生6名が参加。児童文化演習で積み木の授業を受けた学生が、子どもと直接かかわる実践編にもなっています。子どもたちは、自由に積み木を積んだり並べたりしながら想像力を発揮。学生たちは、そんな子どもの姿を見守りながら一緒に作品づくりを楽しみました。     教育学科2回生幼児教育コースの学生は、この夏はじめて保育所実習に2週間行きます。実習に行く前に子どもとかかわりたいと思う学生が集まってくれました。子どもたちの積み木の表現は素朴なものですが、積んだバランス感や規則正しい並べ方に保護者が「うまいね」「すてき」と喜んでいることがとても素敵でした。 参加学生の感想 ● 今回の積み木コーナーで子ども達と関わった経験から、沢山のことを得ることができました。まず、一人ひとり性格や表現が全く異なることに気が付き、それに合った言葉がけや、関わり方をすることが大切だと感じました。しかし同時に、実際に行うことの難しさを感じました。 このような沢山の子ども達と関わる機会は、今まであまり経験したことが無かったので、最初緊張していた子どもに対する接し方が難しかったですが、段々と笑顔になって積み木で遊んでいる姿が見られて、安心しました。最後、もう少し遊びたい、楽しかった、などと子ども達が話しているのを聞き、凄く嬉しく感じました。実習前にこのように子どもと関わることができて良い時間を過ごせたと思います。この経験を実習や将来に活かしていきたいと思いました。 現代教育学科 幼児教育コース 2回生 石口 真衣   ● 私は今回、「いのちを守るまちづくり」イベントのスタッフとして参加させて頂きました。当日には、積み木コーナーで乳児期の子どもから小学生の子どもまで色々な年齢の子どもたちと一緒に積み木で遊びました。年齢によって積み方や遊び方などが異なり、保育士を目指している身としてとても良い学びとなりました。 また、高く積み上げたり、積み木を電車のレールに見立てたり、家を作ったりなど遊び方は子どもたちみんなが違っていたのもとても興味深かったです。積み木が完成した時には喜んでくれたり、途中で崩れてしまった時には悔しがったりと一緒に遊ぶ中で様々な経験を子どもたちと共有することができ、参加して良かったと心から思いました。今回、このボランティアを通して沢山の貴重な体験ができました。 現代教育学科 幼児教育コース 2回生 伊藤 千聖 認知症予防の啓発コーナー 看護医療学科 島岡 昌代講師と本学の認知症啓発のための学生ボランティア団体Orange Projectの学生3名が参加。認知症クイズやブレスレットの作成体験を通じて、認知症について楽しく学べる機会を提供しました。また、ブースではオレンジ色の花をみなさんに作ってもらい、それをロバ隊長に貼り付けて「オレンジロバ」を作る催しも行いました。     オレンジ色は認知症サポートの象徴であり、ロバ隊長は認知症サポーターキャラバンのマスコットで、認知症の人々を応援する活動に参加しているというメッセージが込められています。小さなお子様からご年配の方までたくさんの方々にご協力を頂いて、素敵な「オレンジロバ」が完成しました。   参加学生の感想 ● 普段あまり認知症について考えることがない方でも、ブレスレットづくりやクイズを通して認知症について考える機会になったように思います。オレンジリングやロバ隊長を見つけたときに、今回のことを少しでも思い出してもらえたらうれしいです。たくさんの笑顔に触れることができて、私も一緒になって楽しむことができました。   看護医療学科 4回生 大久保 翼   ● 歯科検診に来られるお子さんを対象に認知症のシンボルカラーであるオレンジ色をベースとしたビーズブレスレットづくりのお手伝いをさせていただきました。子どもたちはみんな頑張ってビーズに糸を通して好きなビーズを組み合わせ個性が出るものが完成し、嬉しそうにする様子が可愛かったです。子どもたちがブレスレットを作成している間、親御さんたちが認知症のクイズをしており、広陵町のこういった幅広い世代を対象に啓発活動を行う工夫が素敵だと感じました。   看護医療学科 3回生 森 愛華   ● 私は今回、子どもとビーズ作りに参加しました。子どもの年齢によっては、ビーズを糸に通すのが簡単な子どももいれば、難しく手助けが必要な子どももいました。そこで、子どもが率先してビーズブレスレットの作成に取り組めるよう、個別性に合わせて楽しく話しかけることができました。また、子どもと関われるボランティアに参加することで、子どもが達成感や喜びを感じられるよう支援でき、自分自身も貴重な経験を積むことができました。   看護医療学科 3回生 福田 光紗 地域連携センターより 朝10時過ぎに会場へ伺ったところ、すでに多くの町民の皆さんが来場されており、にぎわいを見せていました。乳幼児や小学生などお子さま連れのご家族をはじめ、中高年のご夫婦やお友人同士など、幅広い年代の方々が、たくさんある体験コーナーを楽しみながら回られていました。待ち時間には、スタッフとの会話を楽しまれる様子も見受けられ、町民の皆さまに親しまれているイベントであることを強く感じました。 学生たちは、それぞれの役割を笑顔でしっかり果たしており、大学での学びに加えて、このような地域とのかかわりの中で多くのことを経験し、勉強以外の面でも大きく成長していることを実感しました。 このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。   地域連携センター 関連記事 【畿央大学×家族亭】香芝サービスエリア「新メニュー開発コンテスト」を開催!~健康栄養学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 第19回「ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 第7回エコマミ公開講座で看護医療学科山本裕子教授が「口から見直す生活習慣」をテーマに講演! 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加!    

2025.08.21

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.100 ~ オープンキャンパスにて「カラダチェックコーナー」を出展!

こんにちは。畿央大学 健康支援学生チームTASK※の理学療法学科3回生の中山 紗希と2回生の高山 紗帆です。   2025年7月13日(日)・20日(日)、8月9日(土)・10日(日)の全4日程で行われたオープンキャンパスにTASKとして「カラダチェックコーナー」を出展させていただきました。今回のイベントでは高校生・保護者様を対象にヘモグロビン・骨密度・体組成の3項目を測定しました。     ※ TASKは‟Think、Action、Support for Health by Kio University”の略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   今年度も昨年同様、多くの方にご来場いただきました。猛暑の中、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。7月は3・4回生、8月は1~3回生が主体となり、コーナーの出展をさせていただきました。   今回は、1回生は機器を用いた測定・フィードバックが初めてでしたが2回生が1回生に丁寧に指導している姿はとても頼もしく感じられました。1回生も来場者の方と積極的にコミュニケーションをとりながら測定を行っており、その姿が印象的でした。さらに、機械のトラブルが発生した際も、スタッフ同士で意見を出し合い、測定項目を臨機応変に変更する場面も見られました。学年を超えて協力し合い、柔軟に対応できるTASKの良さをまた感じることができました。     参加メンバーの感想 ● オープンキャンパス、そしてカラダチェックコーナーに参加していただき、誠にありがとうございました!年齢・性別問わず多くの方々がご来場いただいたため、年齢や性別など、その方に合わせたフィードバックを行うことを意識するとともに、その難しさを実感しました。   また、少しでも楽しんでいただきたいという思いから、ただ測るだけではなく、測定中は進路や実際の大学生活の話もさせていただきました。最初は緊張もありましたが、徐々に笑顔で会話できるようになり、とても有意義な時間となりました。   今回、コミュニケーションの大切さを改めて感じ、そしてまだまだ伸ばしていかなくてはならない能力のひとつであると実感しました。今回の測定の結果を通じて、日々の健康や生活習慣について考えるきっかけになっていれば幸いです。   次回の畿央祭のチェックコーナーでもお待ちしております!   理学療法学科 2回生 高山 紗帆       ● 私は3回生として今回は測定の補助に入るとともに、お待ちいただいている保護者の方々や高校生とお話したりする機会が多くありました。最初はスタッフも緊張していましたが、徐々に表情も和らぎ笑顔で会話を交わす様子が見られるようになりました。ブースの雰囲気も盛り上がり、短時間でスタッフの成長を感じることができ、とてもうれしく思いました。また来場者の方に質問された際に、わからないことがあれば先輩に聞いたり自分で調べたりして対応している姿も印象的でした。   私自身は今回、現役の理学療法士とお仕事をされている保護者の方とお話しすることがありました。これからの進路を考えるきっかけになったと同時に普段、大学にいるだけでは聞けないような考え方に触れることができ、貴重な体験となりました。   また、オープンキャンパスと同日に大学院説明会もあり、TASKに入るきっかけとなった先輩ともお会いすることができました。カラダチェックブースでの出会いとお話しした内容がきっかけでTASKそして畿央大学に入ることを決意したことを思い出し、そのようなきっかけ作りをできたらと思ったと同時に初心を忘れずこれからも頑張りたいと感じました。 最後に地域の方々や高校生・来場者の方々とのつながりが得られるのはTASKならではの魅力だなと改めて感じました。今後もこのような機会を大切にし、活動に取り組んでいきたいと思います。引き続きTASKをよろしくお願いいたします。   理学療法学科 3回生 中山 紗希         TASKでは、健康チェック以外にも様々な活動を企画しています!その情報も下記に載せていますので、ご確認よろしくお願いします!   ◆メールアドレス task@kio.ac.jp ◆
X(Twitter)   @kio_task ◆
Instagram           @kio_task   ▶TASK(健康支援学生チーム)活動レポートはこちら  

2025.08.20

音楽教育 × 総合芸術 ― 劇団四季ミュージカルで学ぶゼミフィールドワーク ~ 現代教育学科 渡邊ゼミ

みなさん、こんにちは。現代教育学科の渡邊です。私は音楽教育を専門にしており、特にオペラやミュージカルといった「総合芸術」を教材にした授業づくりの研究を行っています。 去る8月7日(木)、第1回目のゼミフィールドワークとして、劇団四季ファミリーミュージカル『王子と少年』(原作:マーク・トウェイン)を、なら100年会館にて観劇してきました。 ミュージカルって、どんな芸術? みなさんはミュージカルを観たことがありますか?ミュージカルは、ヨーロッパの「オペレッタ」をもとに、さまざまな文化的要素を取り入れながらアメリカで発展してきた総合的な舞台芸術です。物語に芝居、歌、ダンスが加わり、それぞれが融合しながら一つの作品をつくりあげています。   もし音楽の授業でミュージカルを扱うとしたら、ただ劇中歌を聴いて感想を書くだけでよいのでしょうか?きっと、それだけでは足りませんよね。   そこで今回はこの観劇を「教材研究ワークショップ」と位置づけ、「ミュージカルという総合芸術を、どう教材化すればよいか?」という問いを持って、ゼミ生一人ひとりが主体的に観劇に取り組みました。   ▼ 上演中の撮影・録音は禁止されているため、開演前の舞台写真を…。   『王子と少年』のあらすじ(劇団四季公式サイトより) たくさんの家来に囲まれてお城で暮らす王子エドワード。
ロンドンのオンボロ横丁に住む、貧しい家の子トム。
全くちがう境遇に生まれながらも、顔がそっくりな二人は、ある日偶然出会って意気投合。
着ている服を取りかえっこして入れかわってみたら――。   貧しい身なりになったエドワード王子は、お城を追い出されてしまいオンボロ横丁へ。
王子の服を着たトムは、家来たちに「本物の王子じゃない」と言っても信じてもらえません。
さらに、エドワードの父である国王が亡くなってしまい、さぁ大変!
王子はすぐにお城にもどって国王を継がなければならないのに、貧しい身なりのエドワードが本物の王子だなんて、誰も信じてくれません。   このままじゃ、王子の格好をしたトムが国王になっちゃう!
入れかわった二人は、もとの自分にもどれるのでしょうか!?   観劇の学びと気づき 本作品の舞台は16世紀のイギリス。絶対王政下の時代で、貴族と庶民の貧富の差が非常に大きく、多くの人が貧困に苦しんでいました。ゼミ生には、事前課題として当時のイギリスの社会や文化について調べてもらいました。その歴史的・文化的背景を踏まえて舞台を見ることで、作品の世界がより深く理解できたようです。 音楽が映し出す階層社会 ●「庶民たちの登場シーンでは、わんぱくで活気のある比較的テンポの速い音楽が流れ、庶民の貧しいながらもたくましく生きている感じが表現されていた。一方、貴族たちが登場すると、音楽は優雅でゆったりとした調子に変化し、気品や落ち着きが際立っていた。音楽という表現媒体を場面や登場人物の身分に合わせて使い分けることで社会的階層の違いを観客に直感的に伝えていたところに感銘を受けた。」 4回生・Aさん   それぞれの登場人物の生き様や当時の社会構造を、テンポの異なる音楽で表現しているという気づきがありますね。音楽科の授業では、このように「音楽から感じ取れることの根拠は音楽のどこにあるのか」ということを考えることが非常に重要になるのです。 表現の構成要素に注目する ● 「(この舞台を授業で扱うとしたら)入れ替わった王子が門番に門を開けるよう命じても信じてもらえず、暴力を受ける場面と、最後に本物の王子とわかったときに従者たちの態度が急変する場面。この2つのシーンの音楽やダンスを『強弱』の観点から比較してみたいと思った。」 4回生・Iさん   同じ登場人物でも、立場が変わることで、表現がどう変わるか。音楽や身体の動きの「強さ」の変化に注目することで、場面の意味や感情の変化をより深く読み取ることができ、「強弱」という概念について学べるのではないかというアイディアでした。 単なる「感想」で終わらせないために ただ「すごかった!」「楽しかった!」という感想にとどまらず、作品の歴史的・文化的背景を知った上で、音楽の「どんなところからどんな感じがするのか」、「それらがどう関わり合っているのか」ということをそれぞれが考え、言葉にすること。これこそが、音楽科の授業ではとても大切な学びとなります。 さらに、ミュージカルのような総合芸術では、音楽だけでなく、ダンスや演技との関係性に注目することで、作品をより深く理解することができます。今回のワークショップは、そのような「鑑賞の視点」を育てる良い機会になったのではないでしょうか。 ゼミ生の感想より ● 劇団四季は二回目だったけれど、終始圧巻でした。少しバレエチックなところもあり、バレエを習っていた身としてはすごくのめりこんで見てしまいました。普段は予告を見たりあらすじを調べたりせずドラマや映画を見るタイプなのですが、今回はあらすじや歴史的背景を調べていたからこそ、どういうことだろうと考えることが少なく、すっと内容が理解できてすごく楽しめました。   同じ人でも衣装や役が違えば、本当に同じ人なのか疑うぐらい変わって、本当にすごいなと思いました。舞台も端から端まで使っていて、どこを見たらいいのか、右も見たいし左も見たいということが多く、目が足りない!!と何度も思いました。またほかの舞台も見てみたいと改めて強く思いました!! 3回生・Iさん 最後に 実は私、渡邊は劇団四季の大ファンで、プライベートでも年に数十回観劇するほど。今回、ゼミ生たちと大好きな劇団四季の舞台を観ることができ、本当に嬉しかったです。あまりに嬉しそうだったせいか、ゼミ生が私の写真を撮ってくれました。     今回が初めての学外フィールドワークでしたが、今後もミュージカル鑑賞や総合芸術に関する学びの場を企画していく予定です。ミュージカルが好きな方、芸術と教育のつながりに興味がある方、ぜひ渡邊ゼミで一緒に学んでみませんか?   現代教育学科 准教授 渡邊 真一郎   関連記事 学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所 学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学 現代教育研究所 小さなことからコツコツとーできることから始めるまちおこし~現代教育学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!              

2025.08.18

公立学校教員採用試験(1次試験)速報〜2026年3月卒業予定者

2026年度公立学校教員採用試験の1次試験結果が発表され、昨年同様、今年も多くの学生が1次試験を突破しました。 教員採用試験は終盤に差し掛かってきましたが、教採・公務員対策室では、1人でも多くの学生が所期の目標を達成できるよう、学生が実際に受験する自治体に対応した2次試験対策を実施しているところです。 一人ひとりの夢がかなうように、大学一丸となって最後まで応援していきます。ゴールは近い。頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 ▶2025年3月卒業生の実績(小学校教諭81.4%、公立幼・保100%、養護教諭40.9%)     公立学校教員採用試験 都道府県・市別の合格者数 公立小学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 18 17 94.4% 大阪府 23 22 95.7% 大阪市 18 18 100% 堺市 2 2 100% 豊能地区 1 1 100% 京都府 1 1 100% 京都市 2 1 50.0% 兵庫県 2 2 100% 和歌山県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 高知県 32 30 93.8% 香川県 1 1 100% 鳥取県 13 13 100% 島根県 1 1 100% 茨城県 3 3 100% 千葉県 7 6 85.7% 東京都 2 2 100% 神奈川県 1 1 100% 横浜市 1 1 100% 川崎市 5 5 100% 静岡県 3 3 100% 北九州市 1 1 100% 沖縄県 1 1 100%   公立中学・高校(英語)教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 3 2 66.7% 大阪市 1 1 100% 高知県 3 2 66.7% 名古屋市 1 1 100%   公立学校養護教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 5 5 100% 大阪府 11 8 72.7% 大阪市 6 3 50.0% 兵庫県 1 1 100% 滋賀県 3 2 66.7% 愛媛県 3 2 66.7% 高知県 6 2 33.3% 鳥取県 12 3 25.0% 島根県 10 6 60.0% 岡山市 1 1 100% 北海道 6 6 100% 茨城県 10 1 10.0% 千葉県 4 2 50.0% 東京都 6 1 16.7% 静岡市 3 1 33.3% 鹿児島県 1 1 100%     特別支援学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 2 100% 大阪府 1 1 100% 兵庫県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 鳥取県 3 3 100% 茨城県 2 2 100% 愛知県 1 1 100% 北九州市 2 2 100% 大分県 1 1 100%     栄養教諭ー健康栄養学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 1 1 100% 大阪市 2 1 50.0% 鳥取県 1 1 100%   注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2026年3月卒業見込者)。 注2. 2025年8月15日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3. 一部試験での1次試験免除者を含みます。

2025.08.15

「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門研修会

畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門では昨年度に引き続き、認知症の人の意向を尊重することや認知症の人と家族等に対する支援が適切になされ、認知症の人が希望をもって過ごせる地域社会を構築すべく、「認知症の人・家族×大学・学生×地域のつながり」を大切に交流会・研修会を開催しています。 連日の厳しい暑さが続いている中ですが、総勢52名の方が今回の山川先生の講演会に参加されました。今回は、本人・家族の方以外にも多くの専門職の方が参加されました。   講師の山川先生は、大阪大学大学院 医学系研究科保健学専攻 准教授を務め、様々な活動や多くのご実績をお持ちです。認知症の方に関する社会に対して幅広い視野をもたれると同時に、本人やご家族の方一人ひとりの声を聴き、課題に対して真剣に向き合う姿を拝見し、非常に魅力的な方だと常々感じておりました。講演の中では、「認知症の理解は、人を理解するということです」という言葉が非常に印象的でした。   家族介護者の方々は、介護の疲れや不安から感情的になり、大切な家族に対して厳しい言葉を投げかけてしまったり、社会的な孤立、相談できる人や場所がない、心がつらいなどと語られていました。また、家族支援の現状や家族の気持ちなどの研究成果を非常に分かりやすく丁寧にご説明くださいました。これらの課題ひとつひとつに向き合い、家族支援の制度化に取り組まれていることを学ぶことができました。     講演のあとには、様々な年代や立場の方がグループワークを行いました。     トークセッションでは、奈良県若年性認知症サポートセンター(きずなや)でピアサポート活動をされている当事者平井正明さんに参加頂きました。参加者の方から「痴呆から認知症という言葉に代わっても、投げかけられる言葉の重さは変わらない、どうか、もっと優しい言葉をこれからは考えてほしい」との声も聞かれました。   いつも笑顔で穏やかな平井さんですが、この言葉を受け取り、「今日は大きな課題をいただきました」と次へのステップを進まれる力強さを感じました。私も改めて日常で使っている言葉の重さを感じる一場面となりました。     平井さんからは、「認知症の人とともにある家族の権利宣言」を説明して頂く場面もありました。本人だけでなく、家族への支援の大切さを学ぶことができました。   ご参加いただきました皆さま、ご協力頂きました皆様には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 参加者の感想の一部を紹介します。 本人と家族の支援は、両輪が必要で診療報酬や介護訪中に位置付けていく必要性を強く感じました。 話がわかりやすく、みまもりあいアプリを知ることができました。 家族への精神的サポートの大切さをあげられていた点は共感した。 両方支援の難しさについて考えさせられた。 家族への精神的アプローチの大切さを感じた。 看護医療学科 助教 伊藤 千春 関連記事 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門

2025.08.15

次世代教育センター主催「Excelのすごさ講座」「アンケート集計とグラフ作成マスター講座」を開催しました!

2025年8月7日(木)に、次世代教育センタープログラム「Excelのすごさ講座」と「アンケート集計とグラフ作成マスター講座」を開催しました(対象:2回生~4回生)。1回生必修科目「情報処理演習Ⅰ・Ⅱ」をご担当いただいている、福森貢教授(次世代教育センター長)のご指導により、「Excelシリーズ」を学びました。 Excelのすごさ講座 「Excelって難しそう…」「何ができるのかよく分からない」そんな声に応える形で、Excel活用講座を開催しました。   今回の講座では、社会人に求められるExcelスキルの理由や、職種を問わず現場で使われている背景を紹介しながら、基本操作から実務に役立つ機能までをわかりやすく解説していただきました。 Excelは、データ整理や業務効率化に欠かせないツールです。今回の講座をきっかけに、もっと身近に感じてもらえたら嬉しく思います。   受講学生の声 「臨床現場で必要だと感じる技術を学べた」 「分からないところをすぐに聞けたのが、すごく良かったです」 「最初から答えをセルに移すのではなく、過程を知りながら答えを知ることができたので、楽しかったし、学びになりました」 アンケート集計とグラフ作成マスター講座 本講座では、卒業研究や専門科目で必要となるアンケートの後処理(クロス集計など)や、視認性の高いグラフの作成方法について学びました。Excelに苦手意識を持つ学生も多い中、基本的な関数やグラフ作成の操作を短期間で習得することをめざし、実践的な内容で構成されています。   パソコンスキルは、業種を問わず社会人に求められる重要な能力です。 しかし、大学在学中に体系的に学ぶ機会は限られているのが現状です。 本講座は学生にとって非常に有意義な学びの場となりました。 受講学生の声 「エクセルの便利さを知ることができ、より使いこなしたいと思えた」 「新しいグラフ作成の知識を得られた」   少人数で、参加してくれた学生一人一人の満足度の高い講座となりました。今後も、実務に直結するスキルを身につける機会を積極的に提供していきたいと考えています。参加してくれた学生の皆さん、ありがとうございました。是非活用してください!   Excelに関する次回講座のご案内 次回のExcelシリーズは、10月上旬に「卒研のためのExcel統計講座」を開催します。   次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター・キャリアセンター主催「MOS PowerPoint資格取得講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催! 次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelの魅力発見・体験講座」を開催! 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~パワポで表現する自分の未来予想図~」を開催! 次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催!

2025.08.14

<理学療法学科 4回生>就活本番に向けて準備万端! ~就職面接マナー講座&グループ面接対策レポート~

キャリアセンターでは、就職活動を控えた理学療法学科4回生を対象に就職面接マナー講座とグループ面接対策を実施しました。 第一印象の大切さや基本的なマナーを学んだうえで、実際の面接を想定した実践練習に取り組みました。   ■就職面接マナー講座 7月31日(木)、就活を目前に控えた理学療法学科の4回生を対象とした就職面接マナー講座を開催しました。講師には株式会社CAREER LABOの福井真貴子様をお招きし、入退室の動作やお辞儀の仕方、言葉遣いなど、第一印象で差がつく「基本」を実戦形式で学びました。また、学生同士でのグループワークも取り入れ、「質疑応答即答トレーニング」にも挑戦しました。質問の意図をくみ答えることや、答える際の姿勢・表情を意識することなど、緊張感のある中でより実践的な力を養うことができました。         ■グループ面接対策 8月5日(火)、6日(水)の2日間にわたって、キャリアセンターの職員が面接官を務めるグループ面接対策を行いました。学生は4~5名のグループに分かれて、部屋への入り方・あいさつといった基本動作から始まり、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)など、よくある質問に答える形式で進められました。 実際に話してみることで学生たちは、 「思ったより伝わらない」 「話が長くまとまりに欠けていた」 「緊張すると表情が固くなる」 など多くの気づきがあったようです。 職員からは、姿勢や話し方、内容の構成などについて一人ひとりにフィードバックを行い、学生たちは今後の本番に向けた改善点を明確にすることができました。 本番の面接では、緊張していてもいつも通りの受け答えができることが理想です。そのためにも、こうした実践の場で慣れておくことが大きな武器になります。    

2025.08.13

ひらめき☆ときめきサイエンス「昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション」を実施しました。

「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは… 独立行政法人日本学術振興会の採択を受けて実施されるイベントで、最先端の研究成果を未来を担う小学生と中学生、高校生に楽しく伝えることで科学(学術)の面白さを知ってもらう取り組みです。 2025年8月9日(土)小学5年生から中学生、高校生対象の体験講座『昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション』(日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」採択事業/課題番号25HT0140))を開催しました。申込者は12名と昨年よりも増え、またジェンダーに関心のある高校生の申し込みが目立ちました。   ▼▼ 昨年度実施した”ひらめき☆ときめきサイエンス”の様子はこちら ▼▼ ひらめき☆ときめきサイエンス「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」を実施しました。      当日は小学生3名と中学生4名そして高校生3名が大阪市、奈良県内(奈良市、大和郡山市、河合町、広陵町)から参加し、講師の現代教育学科森岡 伸枝 准教授、森岡ゼミ生を中心とした大学生9名と共に戦時期の絵本を読み解き、ジェンダーは変わることを学びました。なお、この日は保護者7名、本学教員や自治体、メディアの方などにもお越しいただき、様々な方々が児童生徒の様子をご覧くださいました。     授業「博士(研究者)って何?」では、森岡先生がクイズをしながら進めました。森岡先生は、小さいころから戦争体験者の声を聞くことが多かったこと、また大学生の時に小学校の男女別学の実態を調べることでジェンダーの実情に興味を持ったことから、科研費の研究テーマに繋がったことを説明しました。そして今も日本はジェンダーの問題が残っていること、ジェンダーは歴史的につくられるということを強調し、歴史の視点でジェンダーについて学び続けることの大切さを伝えました。 参加者は全員が博士に会ったことがないと言い、博士の世界を知ろうと耳を傾けてくれました。また、授業内で森岡先生がクイズを出すたびに、活発に手を上げる児童生徒の姿がみられました。     そして、授業の後半では、全員で戦時期のすごろくを見て、読み解くヒントをもとに全員で分析する練習をしました。そこで児童生徒が発見したのは、当時の生活の中に障害を持った兵隊さんがいたという男性の姿、ランドセルの色が今のように男女別の色分けが無いこと、母親が子どもを見守っていること等で、児童生徒は戦時期という時代とジェンダーの視点を身につけたようでした。     実習体験では、実物の古書を分析するためのマナーの指導を受け、研究者になりきって絵本の分析を行いました。参加者は、手袋を身に着けて絵本をそっと箱から取り出し、用意された「博士発見シート」を元に、絵本の秘密を読み解いていきました。その際、発見をチェキで写して、自分の分析を実証するという研究手法も疑似体験してもらいました。チェキの撮影は学生スタッフが手厚くサポートしました。       その後、分析結果を小中校のグループごとに集まり、「畿央毎日新聞」を作成し、発表し、保護者も交えて意見交換を行いました。「満州国の国旗がある」「男の子と女の子の遊びが違う」「兵隊が『かっこいい』と描かれている」など戦争の姿、そしてその時のジェンダーについてたくさんの発見がありました。児童生徒の活発な意見交換に、教育学部の森岡ゼミのスタッフがうまく対応していることも印象的でした。         講義の後の昼食タイムでは森岡ゼミスタッフと児童生徒が仲良くなり、どんな新聞を作るのかを話し合っていました。また、実習の間にはお楽しみのクッキータイムがあり、クッキーを食べながら、自己紹介や好きなこと得意なことなど森岡ゼミとみんなが笑いながら楽しく過ごしました。     「未来博士号」の修了証書授与式では、一人ずつ名前を呼ばれ、畿央大学学長冬木正彦先生から修了証書を受け取りました。また、学長先生より「今回の学びや体験をさらに高めて欲しい」とあたたかいお言葉をいただきました。     参加された児童生徒の感想 研究者にとてもなりたいと思った。授業がとても分かりやすかったし、とても楽しかった。 戦争について絞った授業を聞いたことがなかったので、戦争のことがよく分かった。 古い絵本に触れて、チェキで撮影できて楽しかった。大学生との交流も楽しかった。 ジェンダーについて、学んだことがなかったので、このイベントで初めて知ることが出来た。 SDGsの一貫としてジェンダーは学んでいたが、ジェンダーについて知らなかったことが多かった。 今回も楽しく学べた。また来年も来たい(去年から二度目の参加者) ジェンダーの関連図書をたくさん初めて見て、その内容に驚いた(保護者)。 去年と内容が変わっていて、来てよかった。またお願いします(二回目参加の保護者) 募集人数を絞っての開催でしたので、参加した児童・生徒のみなさんが仲良くなって一体となって活動できたことがとても良かったと感じました。森岡先生からは、「これからもいろいろなイベントや資料館に出かけて学び続けて下さい。また疑問に思ったことにはすぐに答えを出さずに調べて考え続けてください。私も一緒に考え続けていきます」と参加した皆さんに呼びかけていました。参加者からは、ぜひ研究者になりたいといった声が多く聞かれ、このイベントの目的は達成できたようです。   畿央大学では、これからも本学教員の特色ある研究成果や取り組みを地域貢献の一つとして様々な年代の方にご参加いただけるイベントを開催していきたいと考えます。冬木学長はこのイベントも大切にしておられ、準備の段階から実施に至るまでご参加下さり、参加した児童生徒はもとより学生スタッフ達も緊張しながらも喜んでおりました。今後はさらにたくさんの方がご参加いただければと願っています。 関連記事 2024年「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」 【森岡准教授が読売新聞に】8/17(土)夏の無料体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」 2020年「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」 2019年「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」  

2025.08.13

第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室

2025年8月9日(土)〜10日(日)に三重県鳥羽市のエクシブ鳥羽アネックス「白帆の間」にて「第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」が開催されました。本研究大会は、田平教授をはじめ、大学院生と卒業生によって運営されており、今回は15回目の開催となります。今年は学部生6名、卒業生7名、WEB参加3名の計16名が参加し、10題の演題発表が行われました。   ▼▼ 昨年度の実施された第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会の様子はこちら ▼▼ 第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室       質疑応答では活発な意見交換がなされ、各自の研究をブラッシュアップするための貴重なフィードバックを得ることができました。卒業生の発表では、呼吸理学療法に関する最新の知見や新規性・発展性のある研究内容も共有され、大変有意義な時間となりました。     もちろん発表後には美味しい食事を囲みながらのプライベートな話や近況報告でゼミ生同士の交流を深めることも忘れていません。セッション中の質疑応答とは違う和やかな雰囲気の中でのディスカッションも行われ、より質の高い研究につながる二日間となりました。     田平研究室では、日々の臨床の中で生じた疑問を、卒業生も含めて一丸となり解決に向けて議論を重ねています。     呼吸・循環分野に関するClinical Questionをお持ちの方、ぜひお気軽にご連絡ください。私たちと一緒に、楽しみながら答えを見つけていきましょう。研究室スタッフ一同、心よりお待ちしております。   健康科学研究科 博士後期課程 玉村 悠介 関連記事 ▼▼ 健康科学研究科についての関連記事 ▼▼ 日本リハビリテーション医学会学術集会に参加しました! ~ 健康科学研究科 瓜谷研究室 神経リハビリテーション学研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第65回日本呼吸器学会学術講演会で『トラベルアワード』を受賞 ~ 健康科学研究科   ▼▼ 理学療法学科についての関連記事 ▼▼ 筋肉かるたで“知識”と“絆”を強化!~ 理学療法学科 2・3回生交流会レポート ~ 中国の理学療法、リハビリテーション事情について~理学療法学科 第15回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」  

2025.08.12

9/14(日)夏休み総仕上げオープンキャンパス

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