2025年のすべての新着情報一覧
2025.12.11
SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025 に出場しました!!~ 女子バスケットボール部 LOOSE ~
こんにちは!女子バスケットボール部 LOOSEマネージャー 現代教育学科 2回生の髙橋 愛未です。私たち女子バスケットボール部は2025年11月28日(金)~11月30日(日)に(株)セカンドステージが主催する「SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025」に参加しました! 大会では悔しい結果が続く場面もありましたが、誰一人諦めることなく全員が全力でプレーしました。 その中で一勝をつかむことができ、チームにとって大きな励みとなりました! 今回で引退となる3回生が先頭に立ち、最後まで互いに声を掛け合いながら、笑顔でプレーをやりきることができたことも、とても印象的でした。 また、試合の合間にはメタセコイア並木を訪れ、秋色に染まった美しい並木道に心が癒されました。自然の中で過ごした時間がリフレッシュとなり、充実した2日間となりました!! 今回で3回生は引退となりますが、引き続き応援よろしくお願い致します! 女子バスケットボール部 現代教育学科 2回生 髙橋 愛未 関連記事 四天王寺大学でOrange Project®の交流会を行いました!! ~ 認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 西日本学生バドミントン選手権大会に出場! ~ バドミントン部 伊勢志摩ビーチラグビーフェスタ2025に3チームで参加しました! ~ ビーチラグビー部「Unlache」 第21回 西日本コメディカル学生水泳競技大会に参加してきました!~ 水泳部
2025.12.11
就職レポートNo.842(柏原市/公立幼保)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第842弾! 現代教育学科4回生 島田 純羽 さん 柏原市 公立幼保 合格 【幼稚園教諭を目指そうと思ったきっかけ】 現役保育教諭である私の母がきっかけです。小さいころから母が保育園でのエピソードを聞かせてくれていました。「子どもってかわいいなあ」そう思うようになって、気づいたら保育者を目指していました。また、大学で友達と保育のことを学んだり、実習で子どもたちとたくさん触れ合ったりする中で大変なこともありますが、「でもやっぱりこの仕事に就きたい!」と改めて思うようになりました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 実習は公立園と私立園の両方へ行かせていただきました。大学の授業で理解していたつもりのことも、いざ実習に行ってみると思うようにいかないことが多く、また、予想以上に現場の忙しない状況に、はじめは「かなり大変!!」と思っていました。でも、そんなことは忘れるくらい子どもたちや先生方から学ぶことが多く、なにより子どもたちの「笑顔」と「寝顔」で実習中の疲れがすべて帳消しになっていました。 【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 一言で表すと「充実」です。1限から5限まで授業を受けた後、ダンス部の活動に行く日もあれば、空きコマに公園まで散歩しに行く日もあり、授業後すぐアルバイトに行く日もあれば、1日中友達と遊ぶ日もあって、全部ぎっしり予定を詰め込みながら全力で楽しみました。しんどい時は寄り添ってくれる、悩んでいる時はアドバイスをくれる、楽しい時は一緒に楽しんでくれる友達や先生と、この大学で出会えたことは私の誇りです。 【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 本当に手厚すぎるくらいのサポートをしていただきました。最初は右も左も何から始めたらよいのかもわからずとても不安だったのですが、教採・公務員対策室の先生方がとても優しく相談に乗ってくださったことで、最後まで頑張ることができました。受ける自治体に合わせて対策してくださり、筆記試験、実技試験、面接試験など様々な試験に向けての対策を受けることができました。対策講座は、絶対に行った方がいいです!一緒に頑張っている友達とも高め合えるし仲良くもなれます♪ 【あなたの理想の保育者像について教えてください】 子どもたち一人一人の興味関心を引き出せる保育者です。保護者の方と離れて保育園に来ている子どもたちが、「やってみたいな」「保育園楽しいな、明日も行きたいな」と感じることができるように、楽しいことや面白いことの引き出しをたくさん持っている保育者になりたいです。子どもたちの成長を見守りながら一緒に遊ぶことも大切にしたいです。また、私自身小さい時からいろいろな絵本に囲まれて育ったので、絵本の読み聞かせを保育の中にたくさん取り入れたいと思っています。 【後輩のみなさんへメッセージ】 採用試験で悩んだ時や大変だと感じた時にこそ、友達や先生、家族に頼ってください。することがいっぱいで焦ったり、自分は無理かもしれないとネガティブになったりするときは、1つずつ簡単なものから潰していくと案外大丈夫なことが多いと思います。目標に向かって一直線!じゃなくても、「疲れたな」と感じる時はリフレッシュすることが大切だと思います。私はたくさん食べてめちゃくちゃ遊びました♪ 働き始めたら、これがしたいと思ってもできないことが今よりもっと増えるはずです。後悔のないように学生ライフを楽しんでください。
2025.12.11
年末年始(12月27日~1月4日)の事務局閉室について
年末年始の休業期間について 2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は冬季休業とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。 お問合せについて 上記期間中は電話・FAXでのお問い合わせには対応できません。 Eメールでお問い合わせいただいた場合、返信は1月5日(月)以降となりますので、ご了承ください。また、2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)はキャンパス内への立ち入りもできません。 資料請求について 年内の資料の発送は12/26(金)にて終了させていただきます。年明け1月5日(月)以降は通常通り発送可能となります。なお、テレメールによる資料請求の場合は、12月31日(水)・1月1日(木)を除き通常通り発送を行っていますので、お急ぎの方はご利用ください。 資料請求フォームはこちら 一般選抜前期日程・大学入学共通テスト利用選抜前期日程の出願受付について 出願期間は2025年12月17日(水)~2026年1月13日(火)【共通テスト利用は2月2日(月)まで】です。出願期間中はいつでもインターネットで出願登録を行うことができますが、冬季休業期間中はお問い合わせには対応できません。誠に申し訳ございませんが、お問い合わせは1月6日(月)以降にお願いいたします。また受験票の発送は、1月5日(月)以降に開始いたします。 一般選抜前期日程 インターネット出願
2025.12.11
第23回畿央祭実行委員Blog vol.12 ~ 畿央祭を終えて【展示部署より】
こんにちは!第23回畿央祭副実行委員長 展示部署統括の柏尾 春奈と、展示部署 部署長の榑沼 花音、杉本 あかねです。 まずは、畿央祭へのたくさんのご来場本当にありがとうございました!そして、畿央祭を彩る作品を一緒に作ってくれた展示部署のみんな、それぞれの部署で畿央祭を盛り上げてくれた実行委員のみんな、畿央祭のために尽力してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。 悪天候に見舞われた瞬間もありましたが、たくさんの人にお越しいただき、とても嬉しく思っております。幹部が決まってから、一から畿央祭を作り上げることに不安を持っていましたが、3人で支え合って最後までやり遂げることが出来ました! 今年、展示部署は【Kio Festival横断幕】【ステンドグラスアート】【正門看板】【南門看板】を作成しました!夏休みから毎週集まり、みんなで協力してそれぞれの作品を作り上げました✨ 作品のデザインは、今年の畿央祭のテーマ「緒-ITOGUCHI-」の持つ意味でもある〖つながり〗や〖はじまり〗をイメージしました!どの作品も来場者の方にたくさんの写真を撮っていただき、達成感や感謝の気持ちでいっぱいです! 実行委員のみんなだけではなく、来場してくださった皆様の心にも残る思い出となっていることを願っています! そして、展示部署のみんな、本当にお疲れ様でした!テーマである「緒」の持つ意味のように、学年学科を超えた繋がりが生まれて嬉しかったです!本当にありがとう! 最後に、第23回畿央祭に携わってくださった皆様にとっても、素敵な思い出のひとつになっていれば嬉しく思います✨本当にありがとうございました! 第23回畿央祭副実行委員長 展示部署統括 柏尾 春奈 展示部署 部署長 榑沼 花音 杉本 あかね ▶ 畿央祭実行委員会に関連するブログ記事はこちら
2025.12.09
就職レポートNo.841(奈良県/小学校教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第841弾! 現代教育学科4回生 亀井 愛加 さん 奈良県 小学校教諭 合格 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 小さい頃から教員に憧れがあり、教育学部のある大学へ進むことを視野に入れていました。オープンキャンパスに参加した際に、就職に強い大学であることや担任制をとっていること、教員になるための支援体制が整っていることなどを知り、安心して大学生活を送れると思いました。何より、学生スタッフの方々が楽しそうだったことや大学の雰囲気が落ち着いていて自分に合っていると感じたことが、畿央大学を選んだ理由になりました。 【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 初めて学ぶことや挑戦することがたくさんあり、正直大変でした。しかし、友人と励まし合いながら乗り越えることができました。学部の全体人数が少ないため、友人と授業が被ることが多く、安心して取り組むことができました。また、講義の中でグループワークや他者との交流の機会が多くあったおかげで、交友が広がりました。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 「学校」が思い入れのある場所だったことです。様々なことに挑戦し自信を持てるようになったことや信頼できる仲間ができたこと、尊敬する大好きな先生方に出会えたことなど、学校が自分にとって特別な場所でした。進路を考える際に、大好きな学校に携わる仕事をしたいと思い、教師を選びました。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 高校時代から大学3回生まで、次世代教員養成塾を受講していました。教育の知識を身に付けることができ、教員を目指す他大学の方と交流を通してお互いの経験や考えを伝え合うことで、たくさんの学びを得ることができました。また、大学3回生の夏から、小学生のときに通っていた学童で指導員として働き始めました。3回生の教育実習後には継続して学習支援ボランティアに参加していました。ボランティアでは、低学年の学級に入らせていただくことが多かったのですが、学童では中・高学年と関わることがあり、子どもの発達段階やそれに応じた接し方を学ぶことができました。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 筆記試験の勉強は、教員採用試験の対策講座を受講していました。また、わからないところがあれば、友達と教え合ったり勉強法を共有したりなど、一緒に取り組んでいたので、頑張ることができました。面接試験の対策では、たくさんの先生方の指導を申し込んで練習しました。私は緊張しやすいタイプなので、はじめはうまくできずに落ち込むこともありましたが、繰り返し練習を行うことで、試験本番で自分の想いをしっかりと伝えることができました。面接練習をする中で、先生方が前向きな言葉をかけて応援してくださり、とても心強かったです。 【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 子どもたち一人ひとりと心でつながることができる教師になりたいです。そのために、価値観を押し付けず、多様な視点から子どもを理解することを一番大切にしていきたいです。子どもたちが、「学校が楽しい!!」「自分の居場所だ」と思えるように、試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思います。 【後輩の皆さんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験対策期間は、とにかく勉強と面接練習の繰り返しで毎日大変ですが、継続的に頑張るためにしっかり休むことや、好きなことをしてリフレッシュすることが大切だと思います。ひとりで頑張るよりも、友人や先生方を頼って一緒に乗り越える気持ちを持って頑張ってください。
2025.12.08
教育学部2回生対象 幼保就職ガイダンスを実施しました。
幼稚園教諭や保育士を目指す2回生を対象とした、就職ガイダンスを実施しました。 今回は、奈良県保育人材バンクのご協力をいただき、現場で活躍されている若手の先生方4名にお越しいただきました。 学生はグループに分かれ、順番にそれぞれのお話を聞いていきました。 仕事のやりがいや園ごとの特徴、進路選択についてなど、具体的で実感のこもったお話に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。 また、現在不安に感じていることを質問する姿も見られました。 今回のガイダンスを通して、学生たちはまず情報を得ることや自分のなりたい姿を考えることの大切さに気付くきっかけになったと思います。 学生からは、「さまざまな園、施設の魅力や良さが分かった」「実際に働くイメージが膨らんだ」といった声が聞かれました。 現場の方々の声を聞くことで、学生にとって大きな刺激となり、これからの進路を考えるうえで貴重な機会となりました。 今回得た学びを日々の授業や実習に活かしながら、自分自身の夢に向かって歩んでいってほしいと思います。
2025.12.08
無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました!
畿央大学では、地域のみなさまの健康づくりをサポートするため、無印良品イオンモール橿原で開催されている健康イベント「あさかつ」に協力し、継続的に取り組みを進めています。12月7日(日)理学療法学科 3回生4名 教員1名で、代謝アップの筋トレメインの運動プログラムを行いました。 ▼▼ 前回の「あさかつ」の様子はこちらから ▼▼ 無印良品あさかつレポート 第3弾「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 今回は定番の血圧測定に加えて、握力測定も実施しました。健康づくりは「自分の身体を知ること」からスタートです。大人になると、体力測定をする機会がなくなるので、久々の握力測定でしたが、60㎏を超える方もいて、こちらもびっくりです!初めて参加される方もいらっしゃいましたが、学生との会話を楽しんでいただきながら、和やかな雰囲気で始めることができました。 まずは、松本から、健康づくりのためには、 筋トレは週2〜3回が推奨されていること、血圧が上がり過ぎないように、息を止めず、数字を声に出してカウントしながら行うことを説明しました。 早速、学生が事前に考えてきた 「筋トレタイム」!今回は参加者全員にセラバンドというゴムバンドをお配りし、座位でもできる筋トレを体験していただきました。 学生が近くでフォームを確認し、「どこの筋肉に効いているか」を一緒に感じながら進め、参加者のみなさんも「効いてる!」という声もいただきました。その後は、少しずつ負荷を上げ、自重トレーニングとして、スクワットや踵上げなど計6種目を実施しました! 後半は恒例の「店内ウォーキング」。 店舗内は開放感があり、自然を感じることができるようなデザインで、長い通路を広々と使用できるのも店内ウォーキングは醍醐味です。 学生から意識していただきたいこととして、背筋を伸ばして・踵からつく・腕はひくことを説明し、シャキシャキコースとゆっくりコースに分かれて、ウォーキングが始まりました! 今回の脳トレは新ネタとして「後出しジャンケン」を取り入れました!学生が出した手に合わせて、参加者のみなさんが瞬時に反応。 特に「わざと負ける」場面では、時間がかかる、思わず間違う、その結果、みんなで笑い合うという温かいシーンがたくさん見られました。 筋トレとウォーキングを組み合わせて、合計約40分の運動で、身体も心も頭もスッキリします。 寒い朝にもかかわらず、「身体が温まった!」「スッキリした!」という声が聞かれました。 中には、「継続して参加していたら、体力がついてきて内容にも慣れてきました!」 という嬉しいお声もいただきました。 「あさかつ」が、少しずつ参加者のみなさんの健康づくりに役立っていることを実感できました。 参加学生の感想 参加者さんが積極的に参加してくださり、笑顔で生き生きとされていたのが印象的でした。また、それを見た自分たちも自然と笑顔になり、楽しく、やりがいを感じました。朝からの筋トレでしたが笑顔で帰っていただけて嬉しかったです! 小林 穂高・津田 逸朗 前回のチェアヨガに引き続き、今回の筋トレも参加させていただきましたが、みなさんとても意欲的で動きの質問も多くいただきました。学生が主体となって動き方や筋肉の説明など詳しく説明できたのがとても良かったと思います。 店内ウォーキングの内容も基礎的な部分は変えず、細かい部分を少しずつ変えたことでリピーターの方もとても楽しそうにご参加いただけたのでその点も良かったと思いました。 梶原 史絵 今回の活動では、みんなで運動メニューを考える中で、負荷量の調整や狙った筋肉へのアプローチなど、普段学内で学んでいる内容を実際の場面に結びつけて考えることができました。先生からのワンポイントアドバイスも随所にいただき、より効果的な運動を提供できたと感じました。 ウォーキングの時間では、参加者の皆さんが笑顔で取り組んでくださる場面が多く見られ、それが私たち自身の自信にもつながりました。地域の方と直接関わり、その中で「笑顔になってもらえた」と実感できたことは、自分たちの学びへのモチベーションにもつながり貴重な経験になりました。 西村 茉帆乃 12月に入り、朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。外のウォーキングが続けにくい季節ですが、無印良品の広い店内は適温で快適。天候や気温の心配なく、安全に身体を動かすことができます。 次回、畿央大学が協力する『あさかつ』12月21日(日)は健康栄養学科と理学療法学科のコラボ回になります。「肩こり・腰痛ストレッチ+コンボウォーキング + 無印良品『すぐ使える緑の野菜』を使った『緑の野菜とウインナーの豆乳みそスープ』試食つき!(仮)」 「運動 × 食」で身体の内外から元気になれる内容をご用意しています。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。 理学療法学科 准教授 松本大輔 関連記事 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。
2025.12.05
2025年度 研修会 「感染症と人権 〜ハンセン病問題から問い直す〜」を開催しました ~ 畿央大学看護実践研究センター
2025年11月29日(土)、本学看護実践研究センター主催の研修会として、 「感染症と人権 〜ハンセン病問題から問い直す〜」をテーマに講演会を開催しました。 今年度は、看護医療学科学生による長島愛生園の訪問報告と、ハンセン病家族訴訟原告団副団長・黄 光男(ファン・グァンナム)先生によるご講演の二部構成で実施し、学生・「架け橋 長島・奈良を結ぶ会」のみなさまをはじめとする多くの参加がありました。 第1部 学生による長島愛生園訪問報告 今回の講演会に先立ち、看護医療学科の学生たちが国立ハンセン病療養所・長島愛生園を訪問しました。訪問を通して得た学びを、以下の5つのテーマに沿って報告しました。 ▶ 長島愛生園を訪問した際のブログはこちら 1 )歴史的背景と社会的偏見の理解 ハンセン病をめぐる隔離政策は、1907年「癩予防ニ関スル件」に始まり、1953年「らい予防法」によって強固な隔離政策が続きました。学生たちは、 「社会の無理解と偏見が、法制度の誤りを後押ししてきた歴史」、「無らい県運動によって強められた差別の連鎖」など、資料館での学びをもとに、時代背景と人権侵害の構造を丁寧に説明しました。 特に、家族まで差別の対象となり、偽名で生きざるを得なかった現実や、島と本土の間に橋を架けることすら許されなかった社会状況は、参加者にも強い印象を残しました。 2 )人権と医療倫理の学び 学生たちは、医療倫理の四原則(自律性・無危害・善行・公正)を用いながら、ハンセン病隔離政策で何が踏みにじられたのかを自分たちの言葉で考察しました。 「国の方針だから」「社会がそうだから」という思考停止が、医療者までも人権侵害に加担してしまった歴史を振り返り、現代の医療者が持つべき“倫理的勇気と、患者の尊厳を守る姿勢”の重要性を強調しました。 語り部の方の実際の言葉からの、「家族から手紙が届かなかった」「帰ってくるなと言われた」といった証言は、学生たちにとって強烈な学びとなりました。 3 )医療・看護・福祉の視点から 現在、長島愛生園の入所者の平均年齢は約89歳、平均在園年数は62.4年(2024年度)です。高齢化・後遺症・社会的孤立という複合的な課題に対し、医療・看護・介護・栄養・リハビリといった多職種が連携しながら支援を行っていることが紹介されました。 学生たちは、「高齢による身体機能の低下」+「ハンセン病の後遺症」という二重の困難に向き合うケアの実際を見学し、“生活を支える看護” “多職種協働”の重要性について深く学んだと語りました。 4 )社会復帰と地域との共生 らい予防法廃止後も、偏見や差別は根強く残り、帰る場所を失った回復者が少なくありませんでした。しかし、人々は芸術・音楽・教育活動などを通して力強く生き抜き、療養所は「苦しみの場」であると同時に「人々が文化を築いた場所」でもあると学生たちは伝えました。 さらに、地域交流活動、語り部活動、世界遺産登録に向けた取り組みなど、“共生社会に向けた歩み”が現在も続いていることも報告されました。 5 )見学後の振り返り 見学前は、ハンセン病について「昔の病気」「可哀想」という印象を持っていた学生も少なくありませんでした。しかし訪問後は、 「差別の歴史を生き抜いた人々への尊敬」 「医療者としての人権感覚の必要性」 「隔離のない社会を次世代へ伝える使命」 など、認識が大きく変化した様子が語られました。 「無関心は差別を生む」という学生の言葉に、参加者の多くが強く頷いていました。 第2部 講演会「ハンセン病家族の想い」 第2部では、ハンセン病家族訴訟原告団 副団長・黄光男先生を講師にお招きし、ご家族として経験された深い苦悩と、訴訟へ踏み出した経緯、社会の無理解や偏見との闘いについてご講演いただきました。 差別されるのは患者本人だけではなく、家族もまた進学・就職・結婚など人生のあらゆる場面で困難を強いられたこと、家族訴訟で初めて国にその責任が認められたこと、そして「過去の歴史を正しく伝えなければ、偏見は形を変えて再び現れる」という力強いメッセージは、参加者の胸を強く打ちました。 学生たちは、自分たちが学んだハンセン病の歴史と、黄先生の生の声がつながることで“差別の痛み”をより深く実感し、「看護者として社会に何ができるのか」を真剣に考える時間となりました。 まとめ:私たちは差別の歴史を「終わらせる世代」になれるか 今回の研修会は、「感染症と人権」という普遍的なテーマを、ハンセン病という具体的な歴史を通して深く学ぶ貴重な機会となりました。 感染症への恐れが差別を生む構図は、現代の感染症、災害、外国人差別など、あらゆる場面に通じます。学生たちの学びと、黄先生のご講演を通じて、 「正しい知識を持つこと」 「無関心でいないこと」 「人の尊厳を守る勇気を持つこと」 の重要性を改めて確認しました。 これからも人権教育を重視し、学生とともに“差別のない社会づくり”に取り組んでいきます。 看護実践研究センター 地域包括ケア部門 看護医療学科 准教授 前田 則子 関連記事 長島愛生園を訪問し、正しい知識を持ち、語り継ぐことの重要性を学ぶ ~ 看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所で、当事者家族の声から「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病当事者家族から「疾病と差別」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体感する~看護医療学科「健康学特論」
2025.12.05
「重り×速度」が脳による歩行修正を促進-重り負荷は「速く歩く」ことで中枢神経系の適応を引き出す-~ニューロリハビリテーション研究センター
歩行には、脚の重さや速さの変化による誤差を感知し、徐々に動きを修正・適応・学習する機能があります。畿央大学大学院健康科学研究科(修了生/現 トヨタ記念病院)の本川剛志氏と森岡周教授(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター・センター長)らは、健常成人を対象に「片脚への重り」と「歩行速度」の組み合わせが、この学習効果に与える影響を検証しました。その結果、単に重りをつけるだけでなく、「重い×速い」という高強度の条件下でのみ、歩幅や関節運動に顕著な学習(遅延適応)と、重りを外した後も効果が続く現象(残効)が確認されました。これは、リハビリテーションにおいて歩行の修正を促すには、負荷と速度を組み合わせた強度の設計が重要であることを示唆する成果です。この研究成果はHuman Movement Science誌(Effects of Unilateral Leg Weight Perturbation Intensity on Spatiotemporal Gait Parameter Symmetry and Lower Limb Muscle Activity: An Exploratory Laboratory Study in Healthy Adults)に掲載されています。 本研究のポイント 「重い×速い」高強度条件のみで、歩幅や関節角度などの空間的指標に学習効果(遅延適応・後効果)が認められました。 一方、スイング時間などの時間的指標には学習効果が生じず、脳による学習よりも即時的な調整に依存することが示唆されました。 負荷と速度の条件により筋活動パターンが異なることから、リハビリにおける適切な「処方設計(重さ・速さ)」の重要性が示されました。 研究概要 私たちの脳には、歩行中に脚の重さや環境が変化しても、その誤差を感知して少しずつ動きを修正し、最適なパターンを学習する能力(適応)が備わっています。この学習効果は、重りなどの刺激を外した後もしばらく残ることがあり、これを「残効(aftereffects)」と呼びます。 リハビリテーションの現場では、脳卒中などによる歩行の左右非対称性を改善するために、片脚に重りをつけて歩く手法が用いられます。しかし、どのような「重さ」と「歩行速度」の組み合わせが、脳(中枢神経系)による効果的な運動学習を引き出すのかについては、これまで十分に分かっていませんでした。 畿央大学大学院 健康科学研究科(修了生/現所属:トヨタ記念病院)の本川剛志氏、同大学 ニューロリハビリテーション研究センターの森岡周教授らの研究チームは、健常成人15名を対象に、片脚に重りを装着してトレッドミルで歩く実験を行いました。実験では、負荷の強度を変えるために「①軽い×速い」「②重い×遅い」「③重い×速い」という3つの条件を設定し、歩幅(ステップ長)の対称性や関節の角度、筋肉の活動パターンがどのように変化するかを詳細に解析しました。 その結果、最も負荷が高い「③重い×速い」条件においてのみ、歩行中に徐々に対称性が改善していく「遅延適応」という学習プロセスが明確に観察されました。さらに、重りを外した後も強い「残効」が現れ、歩幅や膝・股関節の動きに学習効果が定着しやすいことが示されました。 一方、他の2条件(軽い×速い/重い×遅い)では、重りを外した後の「残効」は見られましたが、歩行中の明確な「遅延適応」は生じませんでした。これは、負荷が不十分な場合、脳が積極的に動きを予測して修正する(フィードフォワード制御)までには至らない可能性を示唆しています。また、歩行のリズム(時間的指標)は空間的な動き(歩幅など)とは異なり、学習効果が残りにくいことも明らかになりました。 本研究の新規性は、歩行の左右差を修正するためには、単に重りをつけるだけでなく、「速く歩く」ことを組み合わせた高い強度の負荷設定が、脳の学習機能を最大限に引き出す鍵であることを体系的に示した点にあります。 この知見は、「どの脚に、どれだけの重さをつけ、どのくらいの速さで歩けばよいか」という、効果的なリハビリテーションプログラムを設計するための科学的な根拠となります。今後は、実際に歩行障害を持つ患者さんへの応用が期待されます。 研究内容 歩行中に脚の重さなどの環境が変化すると、私たちはその誤差を感知して動きを修正し、徐々に新しいパターンを学習します(遅延適応)。この学習効果は、環境が元に戻っても一時的に残存すること(後効果)が知られています。本研究では、リハビリテーションへの応用を見据え、「重さ(負荷量)」と「歩行速度」の組み合わせが、この学習プロセスにどのような影響を与えるかを検証することを目的としました。 健常成人15名を対象に、片脚に重りを装着してトレッドミル歩行を行う実験を実施しました(図1)。条件は、負荷(体重の3%または5%)と速度(3.5 km/hまたは5.0 km/h)を組み合わせた「①軽い×速い」「②重い×遅い」「③重い×速い」の3パターンとし、別日にランダムな順序で測定しました。 各条件のプロトコルは、ベースライン(5分)→ 重りありの適応期(10分)→ 重りなしの脱適応期(5分)とし、ステップ長(歩幅)とスイング時間(脚を振る時間)の対称性、下肢屈伸角度、筋活動を計測しました。 図1.実験環境および条件とプロトコルの概略 データ解析では、各時期(ベースライン:BL、適応期:EA/LA、脱適応期:EP/LP)から10歩ずつを抽出し、統計的に比較しました。 実験の結果、最も高強度である「重い×速い」条件においてのみ、ステップ長の対称性と下肢屈伸角度の両方で、明瞭な遅延適応(徐々に対称性が改善する現象)と、強い後効果が確認されました(図2、3)。 一方、「軽い×速い」や「重い×遅い」条件では、ステップ長には後効果が見られましたが、関節角度の変化に顕著な後効果は認められませんでした。また、時間的な指標である「スイング時間の対称性」は、どの条件でも後効果を示しませんでした。 図2.ステップ長(歩幅)とスイング時間(脚を振る時間)の対称性の変化 ※各時期の定義 ・BL(Baseline):ベースライン期終盤の10歩 ・EA(Early Adaptation):適応期開始直後の10歩 ・LA(Late Adaptation):適応期終了直前の10歩 ・EP(Early Post-adaptation):重り除去後(脱適応期)開始直後の10歩 ・LP(Late Post-adaptation):重り除去後(脱適応期)終了直前の10歩 図3.下肢の関節角度(屈伸)における遅延適応と後効果 歩行周期全体を通した関節角度の変化(SPM1D解析)。 上段の**「低重量/高速度」条件では、重り側(摂動側)の振り出し動作において、初期(EA)から後期(LA)にかけて元の動きに戻る遅延適応が見られた(上部赤矢印)。 下段の「高重量/高速度」条件では、重りをつけていない側(非摂動側)において遅延適応**(下部赤矢印)が生じ、重りを外した後には両脚の蹴り出し動作(立脚後半)に強い後効果が出現した(右側赤枠)。これらの結果は、条件によって学習の現れ方が異なることを示している。 これらの結果から、重い負荷と速い歩行の組み合わせは、感覚的な誤差信号と筋肉への出力要求を高め、その場しのぎの修正(フィードバック制御)だけでなく、脳による予測的な制御(フィードフォワード制御)を強く動員させると考えられます。これにより、空間的な運動パターン(歩幅や関節角度)の学習が促進されたと解釈されます。対照的に、時間的なリズム調整は即時的な反応に依存しやすく、学習効果が残りにくい特性があることが示唆されました。 本研究は、歩行のリハビリテーションにおいて、「どの脚に・どれだけの重さを・どの速さで」**という処方設計が、再学習の効果を決定づける重要な要素であることを示しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究は、「重さ×速さ」の強度が歩行学習の効果を左右し、特に「高負荷×高速度」条件が空間的パターンの学習を強く促進することを実証しました 。これは、リハビリテーションにおける「どの脚に・どれだけの重さを・どの速さで」という科学的な処方設計の基盤となります 。今後は、脳卒中後の歩行障害に対する安全性を検証しつつ、個々の歩行特性に合わせた負荷設定や、日常歩行への波及効果を含めた臨床ガイドラインの構築を目指します。 論文情報 Motokawa T, Terasawa Y, Nagamori Y, Onishi S, Morioka S. Effects of unilateral leg weight perturbation intensity on spatiotemporal gait parameter symmetry and lower limb muscle activity: An exploratory laboratory study in healthy adults. Hum Mov Sci. 2025 Nov 4;104:103426. 問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程修了生(現所属:トヨタ記念病院) 本川剛志 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2025.12.05
今年度5回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!
2025年11月21日(金)、本年度第5回目となる「こども寺子屋」がならコープ 真美ケ丘店で実施されました。「こども寺子屋」は、畿央大学とならコープ真美ケ丘店との連携事業です。「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、定期的に開催しています。 今回は、現代教育学科から7名、看護医療学科から2名の合計9名の畿央学生が参加してくれました。学習の時間は、いつも通り小学生の持参した宿題のお手伝いをしました。 そしてお楽しみのレクリエーションの時間には、畿央学生が考えたクイズ大会で大いに盛り上がりました。 参加した学生の感想 看護医療学科では、疾患を持つ小児を対象として学んでいるが、今回のボランティア活動を通して、健康な小児の活動や行動を実際にコミュニケーションを取ることによって知ることができたため良かった。また、よくお話してくれる子や恥ずかしがってあまり話してくれない子など個人差もあり、その個人差に合わせたコミュニケーションの取り方も学ぶことができた。 看護医療学科 2回生 松田 蒼空 お子さんに勉強を教えるときにどのように伝えたらやる気につながるのかを考えながら補助をし、苦手としていることの改善に少しでも貢献できるようにしました。レクリエーションでは、勉強とはまた違った方法で頭を動かせるクイズ・なぞなぞを行い、お子さんも自分で問題を出してくれるなど積極的に参加してくれて、お互いに楽しく過ごすことができたと思います。 看護医療学科 2回生 太田 花凛 今回が私自身にとって初めてのボランティアであったこともあり、少し緊張していましたが、子どもたちと関われる貴重な経験をさせて頂き、良い時間を過ごすことが出来ました。また、参加したいと思います。 現代教育学科 1回生 西田 願叶 子どもたちが元気ですごくかわいかったです。たくさん元気をもらえました。また時間が合えばぜひ参加したいです。 現代教育学科 1回生 盧 侑緯 はじめて、寺子屋に参加してみて色々なことを学べてよかったです。私は小学1年生の宿題を見ていたのですが、黄金の『金』をどうやって読み方を伝えるのか難しかったです。クイズ大会の際に1年生で答えるには難しいのが多くてあまり楽しめていなそうでした。だから、その子の漢字ドリルに出ていた『年越し』というワードを答えるクイズを私が出したのですが、惜しくも答えて貰えなかったです。子どもたちと触れ合えて楽しかったです。 現代教育学科 1回生 万庭 美夏 子どもたちと関わることができて良かったです。また参加したいと思います。 現代教育学科 1回生 村上 結菜 小学生の保護者の声 いつもみなさんとの交流が楽しいみたいで、喜んで通わせていただいています。 何より子どもが楽しく参加しているのをうれしく思います。 次回の「こども寺子屋」の実施について 次回の「こども寺子屋」は12月19日(金)に開催します。 12月はクリスマスバージョンです。レクリエーションの時間には、店舗1Fのイートインに移動して楽しいイベントを開催します。 ならコープのマスコットキャラクター「コーすけ」と「ならっぴ」も参加します。いつもと違う「こども寺子屋イベント」を小学生と一緒に楽しみましょう! 関連記事 今年度4回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 今年度3回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 国保中央病院「第13回健康フェスティバル 畿央大学コラボコーナー」活動報告 ~ 看護医療学科 西宮市苦楽園地区コミュニティ交通の時刻表&車体ラッピングデザインを担当!~ 人間環境デザイン学科 清水研究室


