2017年のすべての新着情報一覧
2017.12.31
第6回ポジティブサイコロジー医学会学術集会でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~理学療法学科教員
平成29年11月25日(土)、慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた第6回ポジティブサイコロジー医学会学術集会にて広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトの研究成果に関するポスター発表を行いました。学会名称の通り、精神・心理系の学術集会であり、マインドフルネスやWell-Being、さらには禅といった非常に幅広い領域から心身への影響を医学的に捉えていくというものでした。 ※広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトは、地元広陵町と畿央大学が連携して地域住民の健康を支援しながら「元気のヒケツ」を探る地域密着型研究プロジェクトです。詳細はホームページをご覧ください。 ▲慶應義塾大学日吉キャンパス正面。非常に綺麗です。 私は「地域高齢者の運動習慣形成に影響する心理的要因の検討:KAGUYAプロジェクト」というタイトルで発表をおこないました。内容は地域高齢者の中で一定の運動習慣形成がなされている方は主要5因子による性格分類で外向性・開放性性格を有しており、主観的健康感(自分自身を健康と感じる強さ)が高く、ある程度転倒に対して恐怖感を抱いている方々であるというものです。学会の主要テーマからはやや離れていることからディスカッションが活発にできるかやや心配でしたが、様々な職種の方から質問やアドバイスを頂きました。 ▲発表で用いたポスター 特別講演では「公衆衛生とポジティブサイコロジー」というテーマもあり、ソーシャルキャピタル(地域とのつながり)と要介護リスクとの関係性についてのお話など、本プロジェクトに関係の深い話も多くなされていました。普段参加するリハビリテーション関連や老年医学系の学会とは少し異色な学術集会でしたが,新しい研究に参考になるヒントなども得る事ができ有意義な時間でした。 理学療法学科准教授 高取克彦 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!
2017.12.28
本学のICTへの取組みがマイナビニュースで紹介されました。
本学における全学生へのタブレットPC4年間無償貸与と Microsoft Azureフルクラウド化について、マイクロソフト社の事例紹介として、本日、ニュースリリースされました。全学生 2,212 名へ Surface を貸与し、主体的に学ぶ姿勢を持った健康と教育のスペシャリスト養成を進める本学の取り組みが評価されています。 ▼マイクロソフト社事例紹介https://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/kio3.aspx ▼マイナビニュースhttps://news.mynavi.jp/kikaku/azure_case_td-42/
2017.12.27
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.52~12月勉強会は「家庭内事故を防ぐ住まいづくり」!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※人間環境デザイン学科2回生の竹葉海翔です。 2017年12月21日(木)に「家庭内事故を防ぐための住まいづくりの工夫」をテーマに勉強会を行いました。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回は人間環境デザイン学科の学生が中心になって、 ・玄関・アプローチ ・階段廻り ・お風呂場 ・キッチン の4つの場所について、グループごとに事故が起こりやすい場所の問題点とそれに対する改善点を話し合ってもらうグループディスカッションをしました。 ディスカッション後に発表してもらい、解決案や内装のデザインの工夫などを説明して理解してもらいました。家の内装は誰にとっても身近なことなので、今回の内容が今後自分の知識の一つとして活用してもらえたらなと思います。 ▲最後は全員でTASKのT!! 人間環境デザイン学科2回生 竹葉 海翔 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.12.27
大阪母性衛生学会学術集会・研修会 参加レポート!~助産学専攻科
平成29年12月17日(日)に大阪大学中ノ島センターにて開催された大阪母性衛生学会学術集会・研修会に助産学専攻科の学生と教員が参加しました。 午前中は「重症脳性麻痺児の保育」をテーマに池下久弥先生から保育園の現状を、佐々百合子先生から実際に脳性麻痺児を出産したときから育児を通して感じた事を聞く機会を得ました。その中で重症脳性麻痺児の自宅療養の限界、行政の対応の課題についての話をされる中で改善の余地が多く残されている現状を知ることになりました。そして療養をする中でも地域や友人・家族に支えられた経験から、寄り添うことの必要性、助産師としての声かけのあり方についても知る機会となり、多くのことを学ぶことができました。 午後は学術集会でした。助産学専攻科9名はグループに分かれて4月から行っていた文献研究4題の発表を行いました。 「不妊治療後の母親の母親役割獲得過程と支援についての文献検討」 晩婚化や晩産化などの時代背景により、不妊治療によるトラブルや母親の不安や悩みも比例して増加しており、母親役割獲得過程にむけた支援が重要視されている。そこで、文献検討から、不妊治療後の母親の心身の特徴を明らかにし、母親役割獲得への支援を考察した。不妊治療後の母親の心身の特徴は【心理状態】【自己概念】【対人関係】【家族からの支援・家族関係】【イメージ化】【児との関係】の6項目に分類することができた。不妊治療後の母親は、母親としての自己を獲得するための支援が医療者に限らず家族など多くの人からの支援の必要性が示唆されていた。 青山加奈・川北明日香・川渕ひかり・上原麻利先生 「産後うつ病における高年初産婦の特徴と支援についての文献検討」 高年初産婦は産後うつ病のリスクが有意に高いことも示唆されていることから、文献検討により、高年初産婦の特徴と産後うつ病の発症を予防する支援のあり方を考察した。その結果、予防のための支援として、高年初産婦をとりまくサポート体制を把握し、個人にあった支援を調整することで、入院中から退院後を見据えた、産後1か月までの切れ目のない支援が重要であることがわかった。さらに、具体的な支援として、早期からの睡眠支援・夫への支援・社会資源の情報提供・2週間後の再評価・母親役割獲得の支援が重要であることが示唆された。 佐藤美沙都・高瀬和・戸田千枝先生 「骨盤ベルトを使用した骨盤支持における支援の文献検討」 妊産褥婦の骨盤ベルトの使用状況から骨盤ベルトの使用方法や効果の周知不足について、文献検討を行った。骨盤ベルトなどによる骨盤輪固定は「妊産褥婦の腰痛軽減や産後の子宮復古など様々な面でよい影響を与え、妊娠から子育てにおいて前向きな経過を辿るとこが分かった。しかし、使用方法が不十分であれば効果は期待できないため医療者が妊産褥婦に対して積極的に関わり、対象の日常生活における個別性を考慮したうえで適切な装着方法の指導が必要であることが明らかになった。 高脇優衣・山下夏美・戸田千枝先生 「青年期の避妊の現状とその心理に対する助産師の性教育の課題」 青年期の望まない妊娠や、人工妊娠中絶、性感染症を減少させるための有効な性教育のあり方について明らかにすることを目的に研究を行った。青年期に対して助産師が行う性教育には、『自身の性行為や避妊に関する意思や責任をもち、性における自己決定能力を高めるための支援』『自分やパートナー、仲間を大切にし、男性と女性の双方が性行為や避妊の意思を共有し尊重できる、集団の良好な関係形成のための支援』『一方的な指導ではなく学生が主体的に性について考えられるための支援』が必要であると考えた。性教育の実施にあたっては、対象の発達段階を踏まえ、発達段階的特徴や精神発達を考慮した内容、方法をとることが重要な意味をもつことが明らかになった。 甲村弥生・塩原紗也夏・中居由美子先生 助産学専攻科 髙瀬 和 【関連リンク】 助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演!~助産学専攻科 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 児童養護施設を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」
2017.12.26
2017年度「マミポコ・キッズ」後期第3・4回活動報告!
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2017年後期の第3、4回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第3回:11月26日(日) 地域の方をお招きして、伝承遊びを教えていただきました。「けん玉」「紙飛行機」「お手玉」「こま回し」「風車」「あやとり」の6つのブースをグループごとにまわって遊びました。「こま回し」では、回し方を地域の方に教わったり、自分で工夫して回し方を考えたりする姿が多く見られました。最後に、お題の文字の数に合わせた人数で集まるゲーム「みんなであつまれ」をしました。違うグループの友達や地域の方と仲良く手をつないで遊ぶことができました。 ▼「レッツリズム」歌に合わせて体を動かそう! ▼「紙飛行機」地域の方におり方を教えてもらおう! ▼「みんなであつまれ」地域の方と一緒に集まろう! 第4回:12月17日(日) 後期最後の活動ということで、グループのみんなと協力してボールを運ぶ「おとしちゃだめよ」というゲームをしました。グループで作戦を立ててからゲームを行ったので、グループごとに違った工夫が見られました。また、一番最後のゲームとして行った2人組になってなんでもバスケットをする「ふたりでひとり」では、グループを越えてたくさんの友達と2人組になり、遊ぶことができました。 ▼「ことばづくし」リズムをとってお題に合った言葉を言おう! ▼「おとしちゃだめよ」グループで工夫してボールを運べるかな? これで後期の活動は終了となりますが、来年度前期からまた新たな活動を行います。子どもも大学生も成長でき、楽しめる活動になるよう、頑張っていきます。今後も活動の様子をブログで紹介するので、ぜひご覧ください。また、マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します! 現代教育学科 2回生 樋口茉悠 元神有未 1回生 岡田舞香 奥田奈緒 中木屋佑香 関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2017年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ・キッズ」第5・6回活動報告!~現代教育学科 2017年度「マミポコ・キッズ」第3・4回活動報告!~現代教育学科 2017年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
2017.12.26
就活レポート~就職活動の現場から~No.459(ハウスメーカー)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第459弾! 人間環境デザイン学科12期生(18卒) T.Sさん ハウスメーカー 勤務 【その企業に決めた理由】 お客様のために信念を持って働いている会社を選んでいました。この会社は、お客様のためにいい家を作ろうという企業理念と社長の熱い想いがあり、そこに自分の働き方がマッチしていると感じました。また、自分の悩んでいることを最後まで社員の方々がしっかり聞いてくれて、人の良さでこの会社に決めました。 【就職活動を振り返って】 3月から就職活動を始め、自分が興味を持つ会社を30社ほどエントリーし、その半分にエントリーシート、そして、10社ほど面接を行いました。初めの時期は、面接は緊張し自分の良さや熱意を思ったように伝えきれず、うまくいかず苦しい時期がありました。しかし、面接に慣れていくと、伝えたいことをうまく言葉にすることができ、自分の良さを出せるようになりました。めげずに、自分のことを伝える練習をしていれば、自分に合うと会社と出会うことができると思います。 【就職活動でPRしたポイント】 「何事にも前向きに取り組む」という性格での点をアピールしました。嫌なことがあってもいい点を見つけ出し、いつも笑顔で対処しています。そして、面接中も笑顔で話し、楽しむようにすれば、自分の良さをアピールできると思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターは、どんなに簡単な質問でもしっかりと対応してくださって、谷口さん・辻谷さんはいつも温かく迎えてくださったので、相談がしやすかったです。時間がない時には、メールでも相談できるので気軽に相談できました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 周りが決まり出したら不安になると思うけど、自分の気持ちを大切にして決して焦らないでください。自分のペースをしっかり守っていれば、きっとうまくいくはずです。頑張ってください!
2017.12.26
教採受験者から学ぶ会を実施しました!
12月14日(木)2限、21日(木)2限の2回にわたり、「教採受験者から学ぶ会」を実施しました。今夏の教員採用試験に合格した4回生が自分自身の勉強方法や取り組み、受験スケジュール、実際に受験して感じたこと等を後輩に向けて発表してくれました。さらに、教員採用試験に向けて取り組んできた日々の中で各々が得たこと、「これだけは後輩に伝えたい!」という熱いメッセージも語ってくれました。 14日(木)の発表者は小学校合格者4名と養護合格者1名、21日(木)は小学校合格者3名と養護合格者1名と特別支援学校合格者1名が話をしてくれました。いつどんな勉強をしていたのか、併願先はどうやって決めたのか、どんな参考書・問題集を使っていたのか、面接練習をする上で大切なこと、おすすめの実技対策、しんどかったこと…等、それぞれが採用試験に向けて全力で取り組んでいたからこそ語れる発表でした。養護や特別支援学校の合格者からは、専門試験の勉強方法についての具体的な話もあり、目指している3回生にとっては大いに参考になったことでしょう。 21日(木)の会では、4回生が後輩たちの前で集団面接の様子を再現(模擬面接)。面接官役の教採・公務員対策室の先生から事前打ち合わせなしの質問を受け、堂々と答えている姿はさすがでした。 4回生の発表で多く聞かれたのが、「周りに同じ目標を持って勉強している友達の支えがあったからこそ、自分も最後まで頑張ることができた」「採用試験に向けて取り組んでいく中で、クラスが違ってこれまで話したことがない人とも仲良くなり、友達が増えた」ということでした。毎年この会で感じることですが、「みんなで頑張ろう」という雰囲気が自然とできていくのが畿央生の強みなのかもしれません。 発表のあとに、4回生が持ってきてくれた面接ノートや付箋を使った暗記ノート、問題集などを実際に閲覧する時間をとりました。4回生たちはみな3回生から質問攻めにあっていました。個別にアドバイスももらい、3回生はこれから勉強を進めていく上でたくさんヒントが得られたのではないでしょうか。 3回生のみなさん、年明けすぐに大阪府教員チャレンジテストを受ける人も多いと思いますが、先輩の話もふまえて勉強を進めていきましょう! そして発表してくれた10人の4回生のみなさん、卒論で忙しい中、本当にありがとうございました!堂々と自分の思いを伝えている姿を見て、教員採用試験に向けて取り組んだこの1年間で大きく成長したんだなと感じるとともに、4月からのみなさんの先生としての活躍が楽しみになりました。残りの大学生活を大事に過ごしてくださいね。
2017.12.25
2018年2月23日(金)第3回畿央大学シニアキャンパスのご案内
広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」 第3回畿央大学シニアキャンパス シニア世代のためのオープンカレッジ~認知症について考えよう~ 畿央大学は地元広陵町と連携して、健康に強いまちづくりをめざす「KAGUYAプロジェクト」を実施しています。畿央大学の教員や学生は、地域住民の皆さんと一緒に地域を活性化しながら健康増進、住民リーダー育成、認知症予防、健康意識の向上などにこれまで以上に取り組んでいます。KAGUYAプロジェクトの主催するイベントとして「畿央大学シニアキャンパス」を開催することになりました。畿央大学の教員、学生チーム、役場、住民ボランティアチームが協働して地域のシニア世代の方々の健康づくりを応援するイベントです。ぜひご参加ください! このイベントは、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」の助成を受けて実施されます。 ●2018年2月23日(金)開催 受付開始12:30~ 13:00~13:25 (L103教室) KAGUYAプロジェクト進捗報告会 平成27年、28年度に実施したアンケート調査の結果を中心に プロジェクトの中間報告を行います。 13:30~14:40 (L103教室) 認知症の人から学ぶ幸せな呆(ほう)け方 講師:谷向 知 先生(愛媛大学医学部 教授) 認知症に対し、不安ばかりを抱えていませんか? 認知症の人も幸せに暮らし続けるための知恵を学びましょう。 14:50~15:05 (R1食堂2) 介護予防のための運動教室 簡単な運動で、体と脳をほぐしましょう! 【同時開催】13:00~15:30 (R1食堂2) オレンヂ喫茶 ・iPadを用いた認知症アプリ体験 ・オレンジロバ作り ・本学教員による介護相談コーナー など ちょっと気になる認知症ついてのアレコレを、学びませんか? ※他のプログラムにご参加の方も、終了後に参加いただけます。 申込方法 下記①~⑥をご記入の上、メール・ハガキ・FAXのいずれかで、お申込みください。 ※受講証は発行いたしません。当日、直接会場にお越しください。 ①氏名(ふりがな) ②年齢 ③住所 ④電話番号 ⑤メールアドレス ⑥参加希望企画名 ▼チラシ・参加申込書PDF(画像はクリックすれば拡大できます) 【前回のシニアキャンパスの様子】 ●シニアキャンパスを開催しました。 ●シニアキャンパス「認知症カフェ」に協力 ●シニアキャンパス「体力測定」に協力!その1 ●シニアキャンパス「体力測定」に協力!その2 申込み・問合せ先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学総務部 シニアキャンパス係 電話:0745-54-1602 FAX:0745-54-1600 E-mail:gene@kio.ac.jp
2017.12.23
大学院生が第41回日本高次脳機能障害学会学術集会で発表!~健康科学研究科
畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の大松です。 2017年12月15日~16日と第41回日本高次脳機能障害学会学術集会に参加してきましたので、報告させて頂きます。本学会は医師や心理、作業療法士、言語聴覚士が多く参加されており、特に症例報告で丁寧な観察が目立ちました。 今回の学会テーマは「わかりあうを科学する」でした。パッと見ではわかりにくい高次脳機能障害を科学の知見から少しでも探求し理解できるように学び合い、症例をどのように読み解き、対応していくかについてのディスカッションが飛び交っていました。また、実際に関わった特異な症例と類似する症例報告などもあり、病態解釈するうえで大変勉強になりました。 本研究室からは、客員教授の河島則天さん、博士課程の高村優作さん、藤井慎太郎さん、大松が参加し、半側空間無視に関する演題発表を行いました。共同研究チームで口述4演題、ポスター4演題、計8演題行いました。 無視症状を注意ネットワークの障害として捉え、200名を超える症例から特徴的な症例をピックアップし脳画像と症状特性から考察した報告や、動画、3D空間などより実際的な視空間情報処理に対する新たな評価手法を取り入れた報告、無視症状に随伴する全般性注意障害との関係やその縦断的報告、病態に合わせた介入報告など、病態分析から介入まで一貫して報告することができたため、多くの方々に聞いていただき、ディスカッションできて有意義な時間を過ごすことができました。 今回の経験を生かして、症例の病態解釈や研究につなげていきたいと思います。 健康科学研究科 博士後期課程 大松聡子 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 大学院生が第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で優秀賞をW受賞!~健康科学研究科 大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科 大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科
2017.12.22
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.52~「認知症カフェ」でクリスマス会!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回の野口美波です。私たちTASKの学生が広陵町にある特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!この認知症カフェは広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」の一環で行われており、大学教員(看護医療学科の山崎先生、寺田先生)も参加しています。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回はクリスマス会ということもあり、参加して頂く方々に楽しんでもらいながら、認知症予防を行うという企画でした!まず初めにクリスマスカードを皆さんで作って頂きました。皆さん、最初は苦戦していたものの、だんだんとコツをつかみ、最後にはとてもきれいなクリスマスカードが出来上がっていました! この次に「シナプソロジー」を行いました。頭を使って考えながら体を動かす活動でした。 机に手を置いて、ゆっくりと立ち上がるスクワット。体幹はそのままで手を上に向けて左右に動かすストレッチなど、たくさん体を動かす体操を行いました。皆さんも、クリスマスカードで細かい作業をしていたため、体操すると気持ちがすっきりしているようでした! そして最後は「クリスマスケーキ作り」をしました! 管理栄養士さんによる清潔指導のもと、皆さん一生懸命ケーキを作っておられました。 みなさん美味しそうにケーキを食べておられました。「こんなに幸せな時が昔は来るとは思わなかった」と戦時中の話や昔の話をしている方々もおられ、とても勉強になりました!また最近の心配事なども話して下さり、このような集まりはただ楽しむだけでなく高齢者の皆さんの気持ちを表出できる貴重な機会であるということも学びました。 次回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは1月21日(日)、次々回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは2月18日(日)に開催されます。両日とも開始時刻は13時30分からとなります。(16時まで)皆さんも一緒に参加しませんか? 看護医療学科2回生 野口美波 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ