2013.05.30
奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。
奈良県の台所として県民の食を支える奈良県中央卸売市場と連携して多彩な事業を展開します!
2013(平成25)年5月29日、畿央大学は「奈良県中央卸売市場との連携協力に関する協定書」を締結しました。それぞれが保有する知的、人的および物的資源を活用し、奈良県中央卸売市場の機能の充実・発展ならびに畿央大学における健康科学分野の学術と教育の充実発展に寄与することを目的としています。奈良県からは桜井良彰場長、嶋本義隆農林部次長、名草企画管理課長、畿央大学からは冬木智子学長、冬木正彦副学長、北田善三健康栄養学科長、上地加容子健康栄養学科準教授、冬木美智子事務局長の出席により調印式を行いました。
奈良県農林部が所管する奈良県中央卸売市場(大和郡山市筒井町)は昭和52年開設以来36年が経過し、大手ショッピングセンターや農産物大規模直販所が独自の流通チャネルを拡大してきていることから取扱高や卸業者数が減少してきており、市場機能の拡充改善が叫ばれているところです。畿央大学健康栄養学科の教員および若い学生の自由な発想で何ができるか、具体的な行動が期待されています。
この連携事業では、
(1) 食の知見を深める取り組み
生鮮食料品の流通や食と栄養の知見を深めるための情報交換
(2) 安全安心な食の消費拡大にかかる取り組み
安全安心な食材(大和野菜等)を利用したレシピや加工食品の開発
(3) 食の情報発信
市場および大学におけるイベント等への参加、開発したレシピや加工食品の販売活動等の推進
(4) 食の人材育成
授業での取り上げ、市場でのフィールワーク、料理教室の検討
など、幅広い活動を行っていきたいと思っています。
畿央大学と奈良県中央卸売市場は連携協定を結ぶに先立って、先月の4月11日、上地先生の給食経営管理論実習(3回生78名)の第1回目授業に本日調印式にお越しいただいた奈良県農林部次長嶋本氏による講義を実施しました。
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奈良県中央卸売市場連携事業がスタートしました。 https://www.kio.ac.jp/information/2013/04/0415-2.html