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すべての新着情報一覧

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2025.07.23

先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加!

先日、3年次配当の「精神看護学援助論Ⅱ」の授業で、発表会が開催されました。 この授業では、紙面上の事例を用いて、学生一人ひとりが患者さんの状況を深く理解し、その方に合った看護計画を立てる演習をしています。今回は、3回生の看護計画発表会に、心強い先輩たちが駆けつけてくれました。参加してくれたのは、本学の精神看護学研究室を卒業し、現在、臨床の第一線で看護師として活躍している卒業生3名と、実習を終えた4回生5名です。 臨床のリアルな視点が、学びを深める 発表会では、3回生が自身の立てた看護計画を堂々と発表。ゼミの先輩たちは、その後輩たちの発表に真剣な眼差しで耳を傾け、温かい拍手を送っていました。発表後には、卒業生や4回生から、後輩たちのために心のこもったフィードバックが送られました。 「信頼関係がともかく大切」 という、精神看護学の根本を改めて問うこと。 「この患者さんと家族の置かれている状況から考えるに、看護師はそばにいることが大切」 という、具体的な看護の方法。 そして、これから本格的な実習に臨む3年生に向けた、精神看護学実習への具体的なアドバイスや心構え。 教科書だけでは得られない、臨床現場の「リアル」な視点からのアドバイスは、3回生にとって何よりの学びとなったようです。       初対面の緊張も、笑顔の交流会で和やかに 発表会の後には、学年を超えた交流の時間が設けられました。 初対面ということもあり、最初は緊張した面持ちだった学生たちも、会話が弾むにつれてすぐに打ち解け、会場は和やかで楽しそうな雰囲気に包まれました。   参加した学生たちの声 【3回生より】 「実際に臨床で働いている看護師さんの視点からのコメントは、一つひとつが具体的で、本当に勉強になりました。実習に向けての不安が少し軽くなり、モチベーションが上がりました!」   【4回生・卒業生より】 「後輩たちが真剣に課題に取り組んでいる姿を見て、とても驚きましたし、私たち自身も初心を思い出す良い機会になりました。自分たちの経験が少しでも後輩の役に立てたなら嬉しいです。」   教員より:卒業生が紡ぐ教育 先輩から後輩へと、知識や経験、そして看護への想いが受け継がれていく光景は、教員にとっても大変喜ばしいものです。特に、研究室(ゼミ)の卒業生が立派な看護師となり、後輩指導のためにこうして帰ってきてくれるのは、感慨深いものがありました。このような縦のつながりを通じて、学生たちが刺激を受け、学びを深め、実習への意気込みを高めてくれることを心から期待しています。   そして、卒業後や進級後もこうして母校や後輩のために駆けつけ、後輩の育成に力を貸してくれる卒業生・上級生の存在は、大学にとって何よりの財産です。大学の教育は、教員だけでなく、素晴らしい同窓生たちによっても作られるべきだと、改めて実感した一日でした。   それぞれにこれからたくさんの試練が待っています。3回生は多くの実習、4回生は卒業研究や国家試験、卒業生は現場に適応することや後輩指導の大変さなどが待っています。多くの試練に投げ出さず、果敢に取り組む一所懸命な若手を、これからも応援し、見守っていきます。頑張れ!     精神看護学研究室 准教授 紅林 佑介 関連記事 学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える —— YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科 「終末期ケア論」 公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科 国保中央病院 緩和ケア病棟「飛鳥」の見学に行きました。~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「フィールドワーク:自分たちにできること、共生社会の在り方を考えよう」~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「精神看護学援助論Ⅱ」の授業でロールプレイングを行いました。~ 看護医療学科  

2025.07.23

小さなことからコツコツとーできることから始めるまちおこし~現代教育学科

現代教育学科の岡田 良平先生(専門:生活科・社会科)による農村研究の一環として開催された、岡山県美作市勝田地域のイベント「再発見!たんけん ぼくのまち-小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」をご紹介!ご本人によるレポートです。 みなさん、こんにちは。皆さんの住む地域はどのような地域ですか?ある人は都会に住んでいるでしょうし、またある人は伝統的な街並みのある地域に住んでいる人もいるでしょう。   今回は私の専門である農村研究の一端をご紹介します。私が紹介するのは岡山県美作市の勝田(かつた)という地域です。今から約20年前、「平成の大合併」が行われました。特に地方ではいくつもの町村が合併し、たくさんの新しい市が誕生しました。美作市も5町1村(美作町、勝田町、英田町、大原町、作東町、東粟倉村)が合併してできた新しい市です。こうした地方のまちは、地元産業の衰退、雇用機会の減少、若者の都市部への流出、人口減少、少子高齢社会などが顕著で大きな社会問題となっています。 「再発見!たんけん ぼくのまち -小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」 そうした中で、私は美作市の職員の方々と協力して、「再発見!たんけん ぼくのまち -小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」というイベントを企画しました。「たんけん ぼくのまち」はNHKのEテレが今から約40年前に制作した小学3年生向けの社会科番組をオマージュしています。   さて、この企画の一番のポイントは「まずは広域な美作市ではなくて、合併前の小さな勝田町からコツコツ始めてみよう」というところです。美作市は今年で合併して20年が経ちました。そこで地元の方に、昔の勝田町を懐かしんでもらおうというコンセプトです。勝田町って何?目玉になる観光資源?はっきり言いましょう!ありません!極々平凡な田舎町です。とにかくローカル!!!でもね、だからこそ地域の魅力を探す価値があるんですよ!   ▼ 勝田公民館のロビー展示(展示物すべてまちの中にあったもの! MADE IN 勝田)     ▼ 合併前の小学校社会科の教科書     1986年と2002年版の勝田町の社会科の教科書から当時のまちの様子がわかるページを拡大印刷しました。また、廃校になった小学校にずっと残されていた勝田町の手作り立体模型、昔の写真や学校の記念誌を展示しました。誰が見てもわかるものではなく、地元の人だからこそ愛せるものにこだわりました。地元の公民館だよりに掲載し、地元のケーブルテレビ局に協力してもらいました。とことんローカル!!!   ▼ 美作市のケーブルテレビ「みまちゃんネル」の取材に答える新免公民館長さん     ▼ カメラマンもレポーターも1人! 台本なし! このざっくり感がすごい!     正直にいいます。見に来る方もなかなかいません!ただ、公民館の市民講座に来た際に、ふと立ち寄って、「ああ、〇〇じゃがな。」、「これは△△じゃろうか」、「昔はようけ店があったけんなあ。」と地域の方が昔を思い出して話してもらうきっかけづくりの場をまずは作ること。それが第一歩です。   ▼ 見に来て下さった方に丁寧に説明してくれています   勝田中学校の皆さんも見学に来てくれました! 勝田中学校の1年生と2年生の皆さんも見学に来てくれました。社会科の教科書に書かれた地図の謎の「ひょうぐ屋」、「あらもの屋」という店。皆さんわかりますか。「あらもの屋」をわかりやすく「今のホームセンター」というと、「ああ、、、」という驚きの反応。昔の写真を見て、「ああ、わかった。あそこじゃ」と教えてくれます。自分たちの身近な地域だからこそ感覚的にわかることってありますよね。最後に寂しかったタイトルポスターをきれいに仕上げてくれて、学習の感想も貼ってくれました。その一部を紹介します。 「私たちの知る勝田はすごく歴史があると知って興味が出てきた。」 「勝田のいろんなことを知れたので親に自慢できます。」 「勝田に住んでいても知らないことばかりだった。」 「美作市になる前の勝田町の歴史が50年もあって、それまでの写真や教科書があったり、店があったりでおもしろいし、ぜひ、勝田の人が知ってほしいことがあったので来てみて下さい。田舎でもいいところもあるのです。」 「中でも一番印象的だったのは、大阪にはなくて田舎にあるものです。それが一番誇らしく思いました。」 とてもうれしい感想です。自分たちの身近なまちの再発見、そしてまちを見直すことでよりふるさとを好きになる気持ちや誇りに気づいてくれました。子どもたちと先生方には感謝しかありません。   ▼ 中学生の感想コーナー     地域の公民館を地域の材料をメインにして創意工夫して展示することで、世代ごとに違った再発見があったように感じます。もとからあるものに再び光を当て、見せ方を変えるだけで新しい発見ができるんですよ。   ▼ 長年、地域の資料を整理・保存してこられた美作市役所の景山主査     ▼ 真剣に感想を書いてくれている勝田中学校の生徒のみなさん     ▼ 公民館のためにタイトルを装飾してくれました     小さなことからコツコツと!みんなができる範囲で、とことんローカルにこだわっていくことで、私の地域もやってみたい、このレベルならできそう!と思ってもらえることが大切です。実践してみてわかったことは、とにかく早い!さすが地元!あっという間に話がまとまることもしばしば。このフットワークの良さは人のつながりが大切にしているローカルレベルでの活動の良さだと実感しました。地域の活性化の重要なポイントは打ち上げ花火ではなく、既存の地域の資源と人材を活用して持続的な内発的な取り組みにつなげていくことです。誰もが無理なくできる範囲で取り組むことが重要です。   私たちには大きな目標があります。この小さな取り組みが少しずつ別の地域に拡大していくことです。だからこそとことんローカルにこだわってみる。第2弾は、「地元の方言」を企画中です。   うまいこといきゃあ、ええんじゃけどなあ。 現代教育学科 准教授 岡田 良平 関連記事 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.1-大阪歴史博物館編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.2-大阪城下クルージング編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.3-沖縄到着?!編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。|KIO Smile Blog

2025.07.23

看護医療学科 紅林准教授、国際学術誌『SAGE Open Nursing』の編集査読委員に就任

看護医療学科 准教授/健康科学研究科 准教授 紅林 佑介 ■ 学術誌『SAGE Open Nursing』について 『SAGE Open Nursing』は2015年に創刊された学術誌です。学術誌の影響度を示す指標の一つにおいて、同誌は看護学の分野で上位25%以内に入る「Q1」というカテゴリーに分類されており、国際的に認知されているトップジャーナルの一つです。   ■ 論文の品質を支える「査読」とは? 学術論文が学術誌に掲載される前には、「査読(さどく)」と呼ばれる、その分野の専門家により審査されます。これは、研究の質と科学的な信頼性を担保するための重要なプロセスです。 ■「編集査読委員」の役割 編集査読委員は、世界中から投稿される論文に対し、専門的な知見からその価値を評価し、掲載の可否を判断するなど、査読プロセス全体に責任を持つ役割を担います。 編集査読委員への就任は、その研究分野における専門性が評価されたものであり、この活動を通じて、同学問分野の発展への貢献が期待されます。   https://journals.sagepub.com/home/SON

2025.07.22

【小5~高校生対象】夏の無料体験講座(ひらめき☆ときめきサイエンス)を開催します。

2025年8月9日(土)に小学5・6年生および中学生、高校生向けの体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催することとなりました。このプログラムでは、古い絵本に直接触ってもらい、戦争やジェンダー(男の子らしさ・女の子らしさ)を発見することを目的としています。   実施要項 テーマ 昔の絵本で調べよう! 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション 日時 2025年8月9日(土)11:05~15:55(受付10:45) 会場 畿央大学 L棟3階 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 ▶アクセス 講師 畿央大学 教育学部 現代教育学科 准教授 森岡 伸枝 森岡先生のXアカウントでは当日のプログラムなどを発信しています。 Xアカウント 対象 小学5・6年生、中学生、高校生 ※参加者は、保護者の同意が必要 ※小学生は、保護者同伴 定員 15名(参加無料) ※定員超過の場合は抽選制。抽選結果は8月5日(火)までにメールにてご連絡します。 持ち物 筆記用具 申込方法・ 期間 日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」公式HPもしくは、下記フォームから申込ください。 申込期間:6月上旬~7月31日(木)※申込期限を延長しました。 本学フォームはこちら   日本学術振興会公式HP 問い合わせ先 畿央大学地域連携センター 「ひらめき☆ときめき」係 E-mail: info@kio.ac.jp 備考 ※本プログラムは「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」(独立行政法人日本学術復興会)科研費25HT0140の助成を受け実施するものです。 ※申込みをした後で参加できなくなった場合は、必ず(info@kio.ac.jp)に連絡してください。無断キャンセルはしないでください。 ※ご提供いただいた個人情報は、本イベントでのみ使用いたします。   チラシPDF

2025.07.22

ビーチラグビー白浜大会2025に参加しました!~ビーチラグビー部「Unlache」

こんにちは!ビーチラグビー部「Unlache(アンラーチェ)」代表の村岸 勇飛(人間環境デザイン学科 3回生)です。私たちビーチラグビー部は、2025年6月28日〜29日に開催されたビーチラグビー白浜大会に全2チーム、16人で参加してきました!   1回生にとっては初めての大会・遠征でしたが、全力でプレーをして、トライをとって喜ぶ姿がみることができました。2回生は先輩として後輩を引っ張る姿がみられ、去年よりも成長し白浜でプレーすることができました。上回生のみで組んだチームは惜しくもB2トーナメント準決勝敗退となりましたが、中部大会・関西大会にかける思いが強くなり、次につながる良い経験をさせていただきました。     ビーチラグビーはシーズンが6月末から7月末までと短期間ですが、仲間と全力で励み、築きあげる絆はビーチラグビー部ならではの魅力であると思います。試合も多くありませんが、一つ一つの試合を大切に楽しみ、後輩たちがビーチラグビーを続けるきっかけになれるようUnlache全員で頑張っていきたいと思います。     ビーチラグビーは安全に男女でできるスポーツです。Unlacheの練習は、毎週月・金曜日 第2キャンパスで日々男女関係なく助け合い、励ましあいながら練習しています。少しでも気になればぜひ見学・体験お待ちしています。     これからもUnlache全員で、周りの方への感謝の気持ちを忘れることなくビーチラグビーを楽しんで頑張っていきます!今後も応援の程よろしくお願いします。     ビーチラグビー部「Unlache」 代表 人間環境デザイン学科 3回生 村岸 勇飛 関連記事 Instagramアカウント:ビーチラグビー部(@unlachebeach) ビーチラグビー白浜大会2024に参加しました!~ビーチラグビー部「Unlache」   災害復興ボランティア部HOPEFULが、FMヤマトに出演! 第37回フィンスイミング日本選手権大会に出場しました!~水泳部 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加! 「おでん研修」に励みました!! ~ 教職クラブODEN  

2025.07.22

学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える~YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告

2025年7月15日(火)、看護医療学科の学生5名が、YMCAインターナショナルスクールで性教育の参加型ワークショップを実施しました。今回の活動では、性感染症・性的同意・妊娠・避妊など多様なテーマに触れ、感染症体験ゲーム、劇、ロールプレイ、○×クイズ、コンドームの実演などを通じて、高校生とともに多角的に考える時間を共有しました。 参加学生たちの声とともに当日の様子をご紹介します。 アイスブレーク ~ 感染症はこうして拡がる! 授業冒頭、3人にしか“感染”していない状態から始まる水の交換ゲーム。みんなは水ですが3人だけアルカリイオン水です。     じゃんけんをして負けた人のコップに全部水を入れ、混ざったところでお互い半分ずつに水を戻すということを4回繰り返しました。みなさん積極的に交換してくれていて、私たち学生にも声をかけて交換してくれました。     交換後に試薬を一滴垂らすと変色する人、しない人ができ、感染が広がっている状況がわかります。結果を見た時には、「おおーっ!」と歓声が上がり、盛り上がってくれていました。また、「感染してる。Oh my god!」と知らぬ間に感染していることを体験してくれているような声も見られていました。     驚きの声が教室に響き、性感染症が“気づかぬうちに拡がる現実を体感。盛り上がりながら深く考える導入ができたことに手ごたえを感じました。梅毒について知っている生徒は多かったですが、今回なぜ若者の世代で増加傾向にあるのかについても学んでもらうことができたと思います。   ○×クイズ 次に、○×クイズでは、5秒と少ないシンキングタイムでも、近くの友達と話して、考えを共有しているようで、とても積極的に参加してくれていました。   また、クイズの最後には、「性感染症になる原因について何が考えられるか?」というテーマで、ディスカッションしてもらいました。この時には、「避妊以外思いつかない。」や「関係を持つ相手のことを知ることが大事だと思う。」などの意見が出ていました。学生が話しかけても、快く意見を共有してくれていて、とても盛んな意見交換ができていました。   パーソナルスペースを体験! 次に、この距離、近すぎる?「友達との距離感」をテーマに、パーソナルスペースを体験するロールプレイです。     まずは担任の先生にもご登場いただきながら距離のとり方の寸劇で皆さんに考えてもらいました。自分の心地よさと他人の感じ方の違いに気づくディスカッション。   「私は触られるのは嫌っ!」「仲の良い友達だと近くても僕は気にならないけど、相手がどのように思っているのか本当はわからない。」「自分だったら仲良い子とボディタッチは全然いけるけど、あんま話したことのない子からボディタッチされたら嫌かな」「相手に聞いてみるのが一番。でも、聞くのって案外難しい」と様々な意見が出ていました。     距離感について、自分の価値観を振り返ってもらえたと思いますが、さらに相手の感覚は自分とは違う場合があることや人との距離感にも思いやりが必要であることが伝わっていたらいいと思いました。   妊娠について考える 次の話題は妊娠。「妊娠した彼女からすぐに逃げる彼氏」のロールプレイング。太郎くんと花子さんのLINEのやり取りから考えました。     LINEのやり取りについて考えてもらう時間を設けた際、「彼氏最低!」「彼氏ダメでしょ!」と、彼氏を非難する意見がたくさん出ていました。その上で、「私だったらすぐに親を巻き込む!」と誰かに相談するようにする意見も出ていました。ただ、人によって「すぐに親に相談できる人とできない人がいるよね。」という話題にもなり、彼氏をただ非難するのではなく、その場でどうすればよかったのかと考えてくれていました。   「男の自分から見ても妊娠させたのは自分ってわかってるのにほんまに俺?って言うのは違うなって思った」自分が太郎くんの立場だったらどうする?と問いかけると、「花子さんと一緒に病院行ってあげる」「一緒に病院行って、親とかにも一緒に話をする」と、友達同士で話したり、学生に意見をくれたりしました。想像しにくいから分からない、恥ずかしいから考えたくない、という子は1人もおらず、一生懸命考えて、話して、想像してくれました。   女の子側に立った時には、身体を大切にしたいから親に相談する、相手の親も交えて話し合いたいといった意見が聞かれました。また、男の子側に立った時には、女の子が別の男性と関係を持っているかもしれないから「俺じゃない!」と言ったのではないか、自分の子という確証が欲しいとの意見がありました。「病院に行くにしてもお金が必要。お金は誰が出すのか。」と妊娠することでカップルの間に発生する様々な問題についても気づいて貰うことができました。物事を多角的に見る視点があって素敵だなと思いました。また、「知らん人と性行為するのは、性感染症に感染するリスクがあると思う」などそれぞれ、考えたことを素直に私に伝えてくれて、共感できる部分もあったり、そんな風に考えることもできると自分の学びにも繋げることができました。   避妊の必要性について 最後にコンドームを配った時も、女子生徒の子が「これって女子も着けれるようにならないといけないんですか?」と聞いてくれた子がいました。コンドームを見るのが初めてという子も中にはいたと思うのですが、その時は「女の子も正しい着け方を知っておくことで、自分の身を守ることにも繋がるよ」と伝えると、友達と一緒に袋を開けて実際に触ってみたりしてくれました。     コンドームの実演も、率先して模型を使って試す様子も見られ、避妊の必要性を感じてくれたのかなと思っています。         また、岡先生の解説時も、真剣に聞いてくれている様子があり、とても嬉しく感じました。準備段階ではどんな生徒さんがいるのか、どんな様子で聞いてくれるのか楽しみな反面少し心配もしていました。でも、実際には男女問わずみんなが前を向いて話を聞き、質問しても恥ずかしがらずにきちんと答えてくれて、コミュニケーションをとりながら性について話せたことが、とても楽しかったです。   意見を聞いて回った際も、恥ずかしがらずに考えて沢山意見を出してくれました。アットホームな空気感で、みんなで一緒に性について考えることができたと思うので、とても良い機会だったと思います。私も今回参加させていただけて、性について考えることはもちろん、高校生に伝えるにはどう工夫する必要があるかなど、様々な視点で考えることができたので、とても良い勉強になりました。   授業が終わった後に、女の子の2人組が「いつもの授業よりは面白かった」と話しているのが聞こえて、それが個人的にとても嬉しかったです。少しでも興味をもって今後の人生に役に立ってくれたらいいなと思いました。今回は小さい教室で少人数であり、高校生もフレンドリーであったため、交流しながら性について学んでもらえたのが自分もみんなも楽しめた理由なんじゃないかなと思いました。   看護を学ぶ私たちにとっても、「伝えるとは何か」を深く考える貴重な機会となりました。 今後も学生による性教育プロジェクトを継続し、対話と実践を通じて大学生が中学生や高校生に伝え世代をつなぎ、育む活動として続けていけたらいいなと思いました。 関連記事 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科 「終末期ケア論」 公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科 国保中央病院 緩和ケア病棟「飛鳥」の見学に行きました。~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「フィールドワーク:自分たちにできること、共生社会の在り方を考えよう」~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「精神看護学援助論Ⅱ」の授業でロールプレイングを行いました。~ 看護医療学科    

2025.07.22

衣服の平面構成を学ぶ「アパレル構成実習Ⅲ」~ 人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科アパレル造形コースでは、衣服を構成する立体構成法、平面構成法について学ぶ「アパレル構成実習」という授業を設けています。2回生前期から3回生後期にかけて、アパレル構成実習Ⅰ~Ⅳを順に実践を通じて学びます。 2回生時には、甚平とシャツの製作を通じて、ミシンや関連用具の適切な取り扱い方を習得し、立体構成法と平面構成法の基礎的な設計や縫製技法を学びました。それらの知識を活かし、アパレル構成実習Ⅲでは浴衣の製作に取り組みます。日本の伝統衣装である着物は、平面構成が持つ独自の原理や縫製手法、美しさがあります。伝統的な衣服に対する理解を深め、和裁技術を通じて日本文化の奥深さに触れることが授業の目的です。    浴衣の製作に取り組みます! 授業では、最初に採寸と製図を行います。平面製図は、立体製図に比べて原型からのパターンの変化の再現性が高いです。それを活かし、学生それぞれの身体寸法に合わせた製図に挑戦しました。洋服の立体構成とは全く違った製図方法に戸惑いながらも、反物を無駄にしない平面構成の製図方法には驚きと新しい発見がありました。     縫製は、ほとんどの作業を手縫いで行います。一針一針縫っていく作業には根気が必要ですが、自分で選んだ反物に愛着を持ち、丁寧に作業を進めていきます。和裁独自の縫い方は、先生から教わったリズムで感覚をつかみます。     一部ミシンの力を借りる部分がありますが、単に楽だからという理由ではありません。立ち居動作による損傷が予想される部分(背中からお尻の部分)には、ミシンで2度縫いを行い、補強をします。また、見えない部分の処理や途中のアイロンのかけ方等にも注意を払います。作業を進めていく中で、浴衣の名称も覚えることができました。一つ一つの工程の意味を理解しながら、和裁特有の技術を習得することができました。   浴衣が完成し、着付けをしていただきました! 14回の授業を経て浴衣が完成しました。先生に着付けをしていただき、記念撮影です。自分の寸法に合わせた浴衣は、実際に身に着けてみると一層綺麗なシルエットだと分かります。       最終授業では、浴衣の畳み方や保管方法、手入れについて学びます。また、残りの反物でバッグを制作し、最後まで無駄なく使い切ることができる和裁技術を習得します。日本人の知恵を実践し、より学びを深めてください。 後期の授業ではジャケットを製作します! 3回生後期の「アパレル構成実習Ⅳ」では、ジャケットの製作を通して、パターンから縫製など服飾造形技術の応用課程を学びます。さらなる技術の向上を目指して頑張ってください。     人間環境デザイン学科 助教 小松 智菜美 関連記事 西洋服飾史を学ぶ「服飾史」~ 人間環境デザイン学科 卒業生が食堂の看板を制作!~ 人間環境デザイン学科 福祉コミュニティあおがきの外構の設計連携活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 社会と医療の未来をデザインする~人間環境デザイン学科「Japan Venous Talk 2025参加記」

2025.07.20

8/10(日)夏休み総仕上げオープンキャンパス

2025.07.20

8/31(日)夏休み総仕上げオープンキャンパス

2025.07.20

8/9(土)夏休み総仕上げオープンキャンパス

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