すべて
2020.02.26
子どものメディア視聴は知覚バイアスと微細運動機能に悪影響を与えるわけではない~ニューロリハビリテーション研究センター
TV、DVD、インターネット、ゲームなどのメディア視聴は、子どもたちの認知発達(注意、言語、記憶、学習、実行機能)や運動発達に良い影響と悪い影響を与えることが知られています。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志 准教授らは、中井昭夫 教授(武庫川女子大学)、前田貴記 講師(慶應義塾大学)らと共同で、メディア視聴が子どもにおける知覚バイアスと微細運動機能に与える影響を調査しました。この研究成果は、Brain Sciences誌(Manual dexterity is not related to media viewing but is related to perceptual bias in school-age children)に掲載されています。 研究概要 メディア視聴は、子どもにおいて、肥満や睡眠障害など健康状態の悪化を引き起こすだけでなく、注意力の低下、言語発達の遅れなど認知機能にも悪影響があることが知られています。一方で、メディア視聴であっても、子供の年齢、親の養育態度、メディア・デバイス/コンテンツの種類、親との共同視聴などの要因によっては、認知機能や運動機能に良い影響をもたらすことも明らかになっています。しかしながら、メディア視聴が子どもの知覚バイアスや微細運動機能に与える影響は不明でした。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志 准教授らの研究チームは、学童期の子どもにおけるメディア視聴時間、メディア嗜好度、知覚バイアス、微細運動機能との関係を調査しました。その結果、年齢の増加に伴いメディア視聴時間が増加し、メディア視聴時間が増加するほどメディア嗜好度が増加することが確認されましたが、メディア視聴時間/メディア嗜好度は知覚バイアスや微細運動機能とは関連していないことが明らかにされました。一方で、知覚バイアスと微細運動機能との間には重要な関係性があることが示されました。※ ちなみに、ここでいう“知覚バイアス”とは、「身体からの情報(体性感覚)と目からの情報(視覚)のどちらを偏って知覚しやすいか?」についての指標です。 本研究のポイント ■ 学童期の子どもにおいて、メディア視聴は知覚バイアスや微細運動機能とは関連していない。 ■学童期の子どもにおいて、触覚情報と視覚情報がほぼ同時に提示されるときに、視覚情報を優先してしまう特性 (視覚バイアス)は、微細運動機能の低下と関連しているが、それとメディア視聴時間などは関係なかった。 研究内容 6~12歳の学童期の定型発達児100名を対象に、メディア視聴時間、メディア嗜好度、知覚バイアス、微細運動機能を測定しました。メディア視聴時間は、1日あたりの平均視聴時間を抽出し、メディア嗜好度は“とても好き”から“とても嫌い”までの7件法で抽出されました。知覚バイアスは「視覚-触覚時間順序判断課題*(下図左)」用いて測定されました。この課題では、様々な時間間隔で視覚刺激(緑色LEDの点滅)と触覚刺激(振動)が呈示され、子どもたちは視覚と触覚のどちらの刺激が早く(先に)呈示されたのかを回答します。例えば、実際には触覚刺激が先に呈示されたのに、「視覚刺激の方が早かった」と回答すれば、それは視覚バイアスが強いというように、視覚と触覚のどちらに偏り(バイアス)があるかを定量的に表す課題です。微細運動機能は、国際標準評価バッテリー(M-ABC-2)の手先の器用さテストが使用されました。 *Keio Method: Maeda T. Method and device for diagnosing schizophrenia. International Application No.PCT/JP2016/087182. Japanese Patent No.6560765, 2019. 左図:視覚-触覚時間順序判断課題 右図:知覚バイアスと微細運動機能との相関関係 結果として、年齢の増加とメディア視聴時間の増加、メディア視聴時間の増加とメディア嗜好度の増加には、相関関係がありました。しかしながら、メディア視聴時間/メディア嗜好度と知覚バイアス/微細運動機能との間には相関関係は認められませんでした。一方で、相関分析と階層的重回帰分析の結果、視覚への偏り(視覚バイアス)が強くなるほど、微細運動機能が低下するという関係性が認められ、微細運動機能が比較的低い子どもでは、視覚バイアスが強いことが示されました(図右)。 本研究の意義および今後の展開 一般的にも、メディア視聴は、子どもの発達に悪影響を与えると考えられており、実際に肥満、睡眠障害、摂食障害などの健康への影響をはじめ、様々な認知機能・運動機能への負の影響が示されています。しかしながら、本研究では、メディア視聴が子どもの知覚バイアスや微細運動機能に与える悪影響は認められませんでした。興味深いことに、本研究では、メディア嗜好度の7件法において、メディアについて少しでも嫌いと答えた児は皆無であり、子どもにおけるメディア嗜好の高さが窺えました。近年では、アクティブビデオゲームを用いた介入が、脳性麻痺や発達性協調運動障害といった運動障害に効果的であることも報告されています。これらのことは、メディア自体ではなく、メディアの使い方が重要であることを示唆しており、どのような要因が交絡因子となるのかについての更なる研究が求められます。 本研究では、視覚バイアスの増加が微細運動機能の低下と関連していることが示されました。しかしながら、図右の散布図を見ても分かるように、決して触覚バイアスの増加が微細運動機能の向上につながるわけではなく、知覚バイアスがどちらにも偏っていないことが、微細運動機能の向上につながる可能性が示唆されました。 論文情報 Nobusako S, Tsujimoto T, Sakai A, Shuto T, Furukawa E, Osumi M, Nakai A, Maeda T, Morioka S. Manual Dexterity is not Related to Media Viewing but is Related to Perceptual Bias in School-Age Children. Brain Sci. 2020, 10(2), 100. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター准教授 信迫悟志Tel: 0745-54-1601Fax: 0745-54-1600E-mail: s.nobusako@kio.ac.jp
2020.02.26
学生・保護者の皆さまへ(卒業式についての重要なお知らせ)
既に報道等でご存知のことと思いますが、新型コロナウイルスの感染が日本国内でも拡大し、各地に罹患者が出ている状況です。厚生労働省からも多数の方が集まるイベント等開催の危険性について度重なる注意喚起がなされています。 本学では3月13日(金)の卒業証書・学位記・修了証書授与式(全体での卒業式典)・及び卒業パーティー挙行の是非を検討してまいりましたが、上記の事情を鑑み、今年度はいずれも挙行を見合わせることを決定いたしました。 ただし、3月13日(金)には、各学科・専攻科・別科・研究科単位で学位記等を授与する場を設けることにしています(今のところ、卒業式と同じ開始時間を予定しています)。卒業生、教職員のみの場としますので保護者等の付き添いの方の登学は控えていただきますようにお願いいたします。 具体的なスケジュール等は決まり次第、ホームページ等でお知らせしますので、今しばらくお待ちください。 充実した学生生活の最後の1ページを飾る行事として皆さんが楽しみにしてくださっている行事を中止することは、本学としてもまことに残念でなりません。しかしながら、学生の皆さんの安全を守ることこそ第一と考え、このような結論に至りました。4月に控える入学式・オリエンテーション等の行事についても慎重に協議を進めています。これらについても決まり次第、随時情報を公開していく予定です。併せてご了解ください。 新型コロナウイルスの動向はいまだ予断を許さぬものがあります。皆さんくれぐれも体調管理にはお気を付けください。
2020.02.14
冬木学園職員対象 令和元年度「学園ハラスメント防止委員会・畿央大学人権教育推進委員会 共催研修会」を開催しました。
令和2(2020)年2月13日(木)15時より、「学園ハラスメント防止委員会・畿央大学人権教育推進委員会 共催研修会」が開催され、畿央大学、関西中央高等学校の教職員合わせて97名の教職員が参加しました。 今年は「LGBT(ハラスメントと人権)~多様性を認め合う社会を目指して~」をテーマに、コスモ法律事務所で弁護士をされている阪井千鶴子氏にご講演をいただきました。 研修のはじめに、「人々の性的指向(Sexual Orientation)・性自認(Gender Identity)は多様であり、個人の尊厳に関わるかけがいのないものとして、尊重されなければならず(憲法13条)、また差別されてはならない(憲法14条)。」というお話をされ、また典型的ではないといわれる性(性的マイノリティ)の割合は3%~8%強という調査結果も紹介いただき、大学においても1クラスに2~3人程度いても不思議ではないという話をされました。人々の性的指向(Sexual Orientation)・性自認(Gender Identity)の頭文字をとったSOGIはLGBTよりも広い概念を示し、好きになる性と自己認識する性を認識する性を示す言葉として国際的に使われているということでした。 終始とても興味深い内容で、最後には教員からも質問があり、多様な学生を受け入れていく側としてどのような心構えであるべきか考えなおす良い機会になりました。 研修会の終わりに阪井氏から、「学園が、学生を含め教職員にとってより良い環境となるように、法人として差別やハラスメントに対しての方針を宣言として分かりやすく打ち出しいくことが必要です。」との言葉をいただきました。 今後もこのような取り組みを継続的に行い、多様性を受け入れていくことのできる学園をめざしていきます。 【関連記事】 平成29年度 人権教育推進委員会研修会「LGBTって何?ーつながるための第一歩ー」 平成28年度 人権教育推進委員会研修「子どもの声を聴き権利を守る-子どもアドボカシーとは-」 平成27年度 人権教育推進委員会研修「ヘイト・スピーチとは何か-だれの、何を傷つけるの?-」 平成26年度 人権教育推進委員会研修「発達障害を持つ学生への対応について」
2020.01.27
【中止】2/29(土)佐藤香代先生の医療者向けセミナー「真に女性を支援するとはどのようなことなのか?」のご案内~助産学専攻科
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症の拡散防止のため、受講される方の健康面を最優先に考慮し、イベント中止の判断をいたしました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 近年、妊婦の産む力、育てる力が弱まっている…そんな声が助産師の間から聞こえてきます。私たち医療者は何をすべきでしょうか? 昨年7月に本学において、妊婦様対象のマタニティカフェ「身体感覚活性化マザークラス」を企画させていただいた際には、ご尽力いただき誠にありがとうございました。お陰様で、妊婦様はじめご家族様に大変ご好評をいただきました。 今回はマザークラスに参加した人々の変容が全国で話題となっている、助産師の佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院助産学分野教授)をお招きし、医療者向けのセミナーを開催いたします。佐藤香代先生のセミナーを通して披露される「身体感覚活性化マザークラス」は、1996年から福岡市で、助産師の自主グループ「フムフムネットワーク」が始められた活動で参加した女性からの絶大な支持があり、リピーターの方も数多くいらっしゃいます。 このマザークラスの何が「もう一度参加したい」と思わせるのか、参加した人々(妊婦のみでなくスタッフや学生も)がどのように変わるのか?ということを、身体感覚活性化(世にも珍しい)マザークラスの技を通してご講演いただきます。 医療者(助産師 保健師 看護師 その他の医療者)様のご参加を心よりお待ち申し上げております。 日 時 2020年2月29日(土)10:00~15:50 会 場 畿央大学 P棟301教室 講 師 佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院 助産学分野 教授) 第1部 講演10:00~11:30 「女性を支援する ー身体感覚活性化(世にも珍しい)マザークラスの哲学と実践」 第2部 演習12:30~14:00 「妊娠期からの子育て支援」 妊婦になって世にも珍しいマザークラスを体験しよう 第3部 講演14:20~15:50 「女性を支援するための根底の能力ドゥーラ力」 なぜ、世にも珍しいマザークラスは人々の意識を変容させるのか? 対象・定員 対象:助産師・保健師・看護師・その他医療関係者 定員:80名(先着順) 参加費 4,000円、学生2,000円(当日、受付でお支払いください) 申込方法 申込用紙に必要事項を記入しFAXをしていただくか、下記資料のQRコード、 もしくは、kio-josan@kio.ac.jpまで下記内容をメールでお送りください。 ①所属先 ②ご氏名(ご一緒に参加する方も)及び、職種 ③申込責任者の連絡先 TEL・FAX・E-mail ※お送りいただきました個人情報は、今回のセミナー以外には使用いたしません。 ※公共交通機関をご利用いただきますよう、お願い申し上げます。 ▼画像クリックでPDFが開きます。裏面が申込用紙になっています。 【問い合わせ先】 畿央大学助産学専攻科 中居由美子 TEL:0745-54-1600 E-mail:kio-josan@kio.ac.jp
2020.01.24
2月4日(火)から畿央生が考案した麺メニューが香芝SA・岸和田SAで販売開始! ~ 近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」
近鉄連携 西名阪自動車道 香芝SA・阪和自動車道 岸和田SAで 畿央生が創作した「麺メニュー」を2月4日(火)から販売開始! 畿央大学では㈱近鉄リテーリングと連携し、6回目となる西名阪道 香芝SAで提供する「メニュー開発」に取り組みました。昨年度は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとし、香芝SAのフードコートではグランプリ受賞の「大和三山の雪化粧」、準グランプリ受賞の「すき焼き風奈良の郷土んぶり」、また岸和田SAでは特別賞を受賞した「鶏のザクザクあんかけ丼」が販売され、いずれも人気メニューとして好評を博しました。 そして今回実施された6回目のコラボメニューのテーマは「麺メニュー」。2019年9月28日に開催されたメニュー開発プロジェクトのコンテスト(審査会)でグランプリ・準グランプリ・特別賞(2メニュー)を受賞した4つのメニューの商品化が決定し、2019年11月29日(金)に、香芝SAにてメニュー考案グループの学生と実際に販売する関係者の方々立ち合いのもと、試食会が行われました。 この度、準備が整い2月4日(火)から販売を開始することになりました。 香芝SA(上り線・下り線)での販売メニュー ▼飛鳥鍋風うどん【グランプリ】 ▼レゴーモ坦々うどん【準グランプリ】 <香芝SA下り線(天理・名古屋方面)> 800円 <香芝SA上り線(大阪方面)> 800円 岸和田SA(下り線)での販売メニュー ▼たま手箱うどん【特別賞】 ▼ヤマト~にゅう担々うどん【特別賞】 <岸和田SA下り線(レストラン)>700円 <岸和田SA下り線(レストラン)> 850円 ※どちらのSAも一般道を通って行くことができます。(一般道からの専用駐車場もあり) 試食会の様子 【グランプリ賞】野菜たっぷり飛鳥鍋風うどん ※香芝SA下り線で販売 【準グランプリ賞】和風だし香る大和ポークレゴーモ坦坦うどん ※香芝SA上り線で販売 【特別賞】たま手箱うどん ※岸和田SA下り線(レストラン)にて販売 【特別賞】ヤマト~にゅう担々うどん ※岸和田SA下り線(レストラン)にて販売 ※どちらのSAも一般道を通って行くことができます。(一般道からの専用駐車場もあり) 各サービスエリアへお立ちよりの際は、ぜひ畿央大学生考案のメニューをお召し上がりください。 皆様、ぜひ次のコラボレーションもご期待ください! 【関連リンク】 畿央大学開発レシピ集 【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」グランプリが決定しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート麺メニュー開発プロジェクト2019」レシピ検討会を実施! 近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト2019」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麵メニュー開発プロジェクト」第6弾が始動しました! 香芝SA新メニュー開発プロジェクに関する記事はコチラ! 【関連リンク】 畿央大学開発レシピ集 【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」審査会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコード丼メニュー開発プロジェクト」、レシピ検討会を実施! 近鉄連携「香芝SAフードコード丼メニュー開発プロジェクト」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコード丼メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 丼メニュー開発プロジェクト」第5弾が始動しました。 香芝SA新メニュー開発プロジェクトに関する記事はコチラ!
2020.01.14
塩分控えめ 学校給食郷土料理レシピ集が完成しました~「社会的課題に対応するための学校給食の活用」事業
令和元年10月に奈良県教育委員会と連携協定を結び、上地加容子教授、玉井典子講師とともに11名の有志の学生が、本事業の主要な取り組みである「塩分控えめの学校給食郷土料理レシピ集」の作成に取り掛かりました。忙しい授業の合間に集まり、4グループに分かれて検討を進め、試作・試食と改善を繰り返し、ついにレシピ集の完成を迎えることができました。 これまではグループごとに分かれての検討を進めていましたが、レシピ集の完成と合わせて、令和2年1月8日(水)に全員で集まり、各グループのメニューを試食する披露会を実施しました。 ▲学生の調理の様子 本事業に参加をした学生からは、「減塩で、かつ美味しい献立を考えるのは難しく感じましたが、だしの風味を利かすなどの工夫をすることで、美味しく減塩をすることが可能だと分かりました。」「普段減塩を意識することはなかなかありませんが、今回の事業を通して、家庭のメニューについてももっと健康的なものにしてかないといけないと感じました。」「奈良県の郷土料理を作ったことはありませんでしたが、奈良県の伝統食や地域の特産物を活かしたメニュー開発を通して、新たな発見がありました。」などの声があり、実際に他の班のメニューを試食しながらも、その調理方法などを見てさらに議論している様子が見られました。 ▲完成したレシピ集をもっての集合写真 今回の事業を通して、多くの学生が日頃の学びに加えて実践的な経験を得ることができ、今後の学修につながり管理栄養士の資格取得を目指す気持ちがさらに強くなったと感想を述べていました。 畿央大学健康科学部健康栄養学科では、今後も学生の実践的な学びと社会貢献につながる活動を続けてまいります。 【関連記事】 奈良県教育委員会と「社会的課題に対応するための学校給食の活用」事業について連携協定を締結しました。
2020.01.07
2020(令和2)年 冬木学園「仕事始め式」を行いました。
2020(令和2)年1月6日(月)午後4時30分より、学校法人冬木学園の「仕事始め式」が畿央大学、関西中央高等学校、畿央大学付属幼稚園の教職員参加のもと冬木記念ホールで行われました。 既に授業が開始されており、やむを得ず欠席された先生方もおられましたが、冬木学園の各校から教職員約140名が集い、新たな1年のはじまりをともに過ごしました。 冬木正彦理事長・学長、植田健康科学研究科長・健康科学部長、前平教育学研究科長・教育学部長、西川校長(関西中央高等学校)、宮本園長(畿央大学付属幼稚園)からそれぞれ年頭のあいさつがありました。昨年は本学園創設者である冬木智子名誉学園長が逝去したこともあり、改めてその創設の心に思いを致し、建学の精神「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」の具現化に向けて教職員が一丸となって邁進していくことを確認しました。 また各校の教職員が集まる機会を利用してそれぞれの一年を映像で振り返り、学生、生徒、園児の生き生きとした表情から同じ「建学の精神」のもとに充実した教育が行われていることを確認し、学園の一員として情報共有をいたしました。 本年も学校法人冬木学園および畿央大学をよろしくお願い申し上げます。
2020.01.06
小学校教諭75.6%、公立幼保100%、養護教諭46.2%が現役合格!~2020年3月卒業生
2020年度公立学校教員採用試験が一部地域を除くほとんどの自治体で終了しました。現在、教育学部現代教育学科4回生のうち、62名が公立小学校教諭、6名が養護教諭、2名が特別支援学校教諭の採用試験に現役で合格しています。2月19現在のそれぞれの合格率は75.6%、46.2%、50.0%と、厳しい環境の中で大健闘の結果となっています。一方、公立幼稚園、保育士希望者については100%の学生が合格を勝ち取っています。 畿央大学では「教採・公務員対策室」を中心に、教育学部教員と連携した支援を行ってきました。主役はもちろん頑張った学生諸君ですが、それを支えていただいた教員や対策室のメンバーに敬意を表したいと思います。 今後の結果を注視するとともに、すでに不合格となった学生へのフォロー、合格者に対する就労直前のガイダンスに全力をあげ、最後の一人まで応援していきます。全員の夢がかなうまで頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室長 公立学校教員採用試験 都道府県・市別の実績 【小学校教諭】現代教育学科 現役合格率75.6%(合格者62名/受験者82名) 都道府県・市 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 26 20 1 19 11 大阪府 27 21 (1次免除含) 1 20 13 大阪市 15 14 (1次免除含) 0 14 12 堺市 10 8 0 8 8 京都府 4 3 0 3 2 兵庫県 3 2 0 2 1 和歌山県 2 1 0 1 1 滋賀県 5 3 1 2 2 三重県 15 10 5 5 3 愛知県 20 19 5 14 10 高知県 76 57 10 47 28 鳥取県 42 38 24 14 6 東京都 2 2 0 2 1 千葉県 17 13 9 4 2 横浜市 2 2 0 2 2 福岡県 1 1 0 1 1 沖縄県 1 1 0 1 1 【特別支援学校教諭】現代教育学科 現役合格率50.0%(合格者2名/受験者4名) 都道府県 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 1 1 0 1 1 大阪府 2 2 0 2 1 高知県 3 3 1 2 1 【養護教諭】現代教育学科 現役合格率46.2%(合格者6名/受験者13名) 都道府県 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 8 5 0 5 2 滋賀県 1 1 0 1 1 高知県 13 9 1 8 5 【中学校・高校(家庭科)教諭】人間環境デザイン学科 現役合格率66.7%(合格者2名/受験者3名) 都道府県 1次受験者 1次合格者 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 大阪府 2 2 0 2 2 公立幼稚園教諭・保育士採用試験 自治体別の合格者数 【公立幼稚園教諭・保育士】現代教育学科 現役合格率100%(合格者27名/受験者27名) 都府県・市(町)1次受験者1次合格者辞退者最終合格者 奈良県香芝市 1 1 0 1 奈良県大和高田市 2 2 0 2 奈良県橿原市 4 4 0 1 奈良県生駒市 1 1 0 1 奈良県奈良市 4 4 0 2 奈良県天理市 3 3 1 2 奈良県宇陀市 4 4 0 2 奈良県五條市 2 2 0 2 大阪府大阪市 5 4 0 4 大阪府吹田市 5 3 0 3 大阪府茨木市 1 1 0 1 大阪府寝屋川市 2 2 0 2 大阪府柏原市 1 1 0 1 大阪府東大阪市 3 3 0 2 大阪府羽曳野市 7 7 0 5 大阪府堺市 3 2 0 1 大阪府泉大津市 1 1 0 1 滋賀県東近江市 1 1 0 1 滋賀県草津市 1 1 0 1 兵庫県神戸市 12 12 4 5 兵庫県姫路市 1 1 0 1 三重県名張市 1 1 0 1 三重県伊賀市 1 1 0 1 香川県小豆島町 1 1 0 1 注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2020年3月卒業見込者)。 注2. 2020年2月19日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 →現代教育学科 採用試験・就職実績 →2019年3月卒業生 現役合格実績
2019.12.27
年末年始の休業期間について(冬季休業期間12/29~1/3)
2019年12月29日(日)~2020年1月3日(金)は冬季休業とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。 お問合せについて 上記期間中は電話・FAXでのお問い合わせには対応できません。Eメールでお問い合わせいただいた場合、ご返信は1月4日(土)以降となりますのでご了承ください。また、キャンパス内への立ち入りもできません。 資料請求について 上記期間中にご請求いただいた資料の発送は、1月6日(月)以降となります。なお、テレメールによる資料請求の場合は、12月31日(火)・1月1日(水)を除き通常通り発送を行っていますので、お急ぎの方はご利用ください。 → 資料請求フォームはこちら 一般入試前期日程・センター試験利用入試前期日程の出願受付について 出願期間は2019年12月20日(金)~2020年1月15日(水)消印有効です。出願期間中はいつでもインターネットで出願登録を行うことができますが、冬季休業期間はお問い合わせには対応できません。誠に申し訳ございませんが、お問い合わせは1月4日(土)以降にお願いいたします。また受験票の発送および志願者速報の更新も休止させていただきますのでご了承ください。 → 一般入試前期日程 → インターネット出願
2019.12.25
【中止】2019年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展のご案内
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症の拡散防止のため、本年度の卒業研究・作品展は開催を見合わせることにいたしました。学生の4年間の集大成である研究・作品の発表を実現できなくなるのは大変心苦しく断腸の思いですが、在学生・来場者の皆さまの健康面を最優先に考えての判断です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 2019年度の人間環境デザイン学科 『卒業研究・作品展』は、大和高田さざんかホールで行います。 在学生の4年間の集大成となる卒業研究・作品として、58点が展示される予定です。ご来場を心よりお待ちしております。 ▲今年のポスターは2回生中山瑞貴さんがデザイン 開催日時・場所 会 場 大和高田さざんかホール 展示ホール奈良県大和高田市本郷町6-36【TEL】0745-53-8200 ※さざんかホールには一般来場者用の駐車場はございません。 お車でお越しの際は、JR高田駅西側の市営の立体駐車場をご利用ください。(有料) 主 催 畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科 日 時 2020年2月29日(土)10:00~18:00 2020年3月1日(日)10:00~16:00 備 考 入場無料 【関連リンク】 ●人間環境デザイン学科「2018年度卒業研究・作品展」を開催しました ●人間環境デザイン学科 作品ギャラリー(過去の卒業作品をまとめた特設サイト)