すべて
2017.08.31
小学生5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス2017~大学の研究室へようこそ~」で、 小学校5・6年生 24名が、「運動中のからだのしくみ」を学びました。 8月29日(月)午前10時から行われた『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』に、元気な小学校5・6年生24名の参加がありました(奈良新聞8月30日(火)朝刊 3面にも掲載されました)。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会の助成を受け、本学では、小学校高学年向けに、平成21年から毎年実施しています。 大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。 この日のプログラムは「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門」と題して、健康科学部健康栄養学科教員3名(永澤健准教授<実施責任者>、北野文理助手、横田佳奈助手)と理学療法学科教員1名(松本大輔助教)、学生18名(健康栄養学科9名と理学療法学科9名)の計22名のチームで実施しました。 事務局より簡単な事務連絡を行った後、この事業の目的と科研費について説明を行い、永澤先生から当プログラム概要とスタッフの紹介を行いました。その後、生理機能実習室に移動し、講義と実験が行われました。実験では、胸の上から聴診器をあてて心臓のドクドク音(拍動)を聞いてポンプの働きによって血液が全身に送られる様子を観察しました。運動をすると筋肉はたくさんの酸素を必要とするので拍動が増えます。そのメカニズムを把握するために体に負荷をかける前とかけた後に拍動数の違いについて確認しました。 その後、「筋肉の反応時間を知る=脳が筋肉へ指令を出す」メカニズムを理解するために、落ちる棒をつかむ時間を測定しました。また自分の腕や背中の体脂肪の厚さを測ったり、超音波を使って筋肉の量や脂肪を計測するなど、普段できない珍しい実験で、いろんな機器を使用して自分のからだの仕組みを知ってもらいました。 学食に移動して運動効果アップの食事について学びました。主菜、副菜、デザートをバランスよく食べることで筋肉をつけ骨を太くし健康な体を作ります。たくさんのフードモデルが並ぶ【食育SATシステム(※)】を使って毎日自分が食べている食事がどのくらいのカロリー、栄養素なのか瞬時に計算します。 ※食育SATシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 ●本学の食育SATシステムを用いた取り組みはコチラから!! 食事タイムには、「まごはやさしいわ」(豆、ごま、発酵食品、野菜、魚、しいたけ、いも、わかめ)という中身の食材ゴロ合わせで、1つひとつのメニューに込められている意味を噛み締めながら、特別に発注した栄養バランス弁当を食べていただきました。 ▼『まごはやさしいわ弁当』 お腹が空いているとスポーツや勉強にも集中できません。筋肉をつけるには、肉や魚、大豆などのたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。昼食後は生理機能実習室に戻って、光を使って体内の酸素量を測る実験です。座っているときと運動したときの酸素飽和度と心臓の拍動数を比べてみました。赤い光をあてて自分の血管を見て、ヒトの血管を全部つなげると10万km(地球2周半)にもなることを学びました。 最後の授業は、運動療法実習室に移動して理学療法学科松本大輔先生による姿勢改善と運動スキルアップエクササイズ。小学校5~6年生は、一生のうちで最も心や体が成長する時期の始まりと言われており、身長が急に伸びたり、内臓や骨、筋肉など体力や運動能力に関わる機能が大きく発達します。そのため、この時期に沢山体を動かすことは元気で丈夫な心や体を作るために必要で、現状の体力と運動スキルをチェックしました。 体力テストでは「握力」「反復横跳び」「上体起こし」の3つを測定し、運動スキルチェックでは「ボールキャッチ」「ボールねらい」「つぎ足バランス」「後ろつなわたり」「ジグザグホップ」の5つについて取り組みました。自身の得意、苦手なものを把握し、今後の改善に参考になったのではないかと思います。 以上のプログラムを朝から約7時間かけて学び、無事にすべてのプログラムが終了しました。受講生一人ひとりに冬木正彦学長から修了証書(未来博士号)が授与され、後ろで見守っていた保護者の方々からは笑みと大きな拍手が響き渡りました。 今回の参加者(児童・保護者の方)からの感想は、「いろいろな実験ができて楽しかった」「また参加したい!」「理科は好きじゃないけど楽しかった!」「筋肉や健康について学べた」等、有意義な一日を過ごすことができたとの評価をいただきました。今回の体験を通して、理科や科学に興味を持った子どもが増えてくれることを願っています。 「未来博士号」をもらった元気な子どもたち、また畿央大学に来てくださいね! ●過去に本学で実施された「ひらめき☆ときめきサイエンス」の様子はコチラから!!
2017.08.18
畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅤ」を開催しました。
畿央大学現代教育研究所では、教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに2013(平成25)年から毎年ワークショップを開催して参りました。5回目となる今年は2017年8月9日(水)、新しく学校で行われる内容を2つといつの時代にも大切にしないといけない内容を1つ用意し、「学びを結ぶワークショップⅤ」として行いました。 ワークショップ1及び2は、午前と午後にそれぞれ1回ずつ、ワークショップ3は午後のみの開催となりました。先生方の日頃の課題に沿って選択いただいた結果、実人数で77名の参加をいただきました。当日の様子を紹介します。 ワークショップ1【聴き上手になろう!話を引き出すコミュニケーションの基本】 細越寛樹(教育学部 准教授) 基本的な会話の原則や技法について、相手の話を「聴く」ためには、言語的なやりとり以前に、まず非言語的な要素が重要であることが説明されました。会話する際の着席する配置について検討する「座り方」のワークが行われ、受講者の皆さんは、座る位置によって話しやすさや圧迫感が変化することを体験されていました。また、ラポールの形成に関連して「ぶつかる」と「受け止める」の違い、そしてそこから形成される関係性の違いについて実践的な例をまじえながら解説が行われました。 後半部分は「会話の積み重ね」や「話す内容の順番」に焦点を当て、「オープンな質問」、「共感的な反応、ラポール形成」、「臨床的、探索的な質問」、「意思決定支援」の段階があることが解説されました。最後に認知行動モデルに基づいた「こころの仕組み図」について解説が行われ、受講生の皆さんは、「行動」、「考え」、「感情」、「からだ」ごとに情報をマッピングして整理することの有効性について学ばれていました。 ワークショップ2【始まる!小学校でのプログラミング教育~Scratch体験~】 竹中章勝(現代教育研究所客員研究員)、西端律子(教育学部 教授) 現代教育研究所客員研究員の竹中章勝氏によるプログラミング教育に関する内容や動向に関する概説が行われ、知識を覚え込むのではなく、論理的に問題解決を進めるための「プログラミング的思考」の習得の重要性について説明がなされました。 次に「Scratch」というプログラミング環境で、受講生の皆さんが実際にコマンドを入力し試行錯誤しながらオブジェクトを動かす演習を行いました。演習を進めながら、児童生徒に仮説検証に基づく問題解決を促すためのポイントについても解説がなされました。 最後に、プログラミング教育におけるカリキュラムマネジメントの重要性、そしてファシリテーターとしての教師の役割の重要性についてディスカッションをまじえながらまとめられました。 ワークショップ3【みんなでつくろう!「特別の教科 道徳」】 島恒生(教育学部 教授) 2018年度から道徳が「特別の教科」として位置づけられることになります。そこで求められる「考え、議論する道徳」のあり方は、「主体的・対話的で深い学び」を目指す次期学習指導要領を先取りしたものといえます。ワークショップ3では、「ブランコ乗りとピエロ」(小学校高学年)と「スイッチ」(中学校)を教材の例にとって、子どもたちを主体的・対話的で深い学びへと導く問いの立て方や授業の進め方について参加者とともに考えました。今回のグループワークと講義を通じ、子どもたちが自ら進んで話し合い、考え合いたくなるような問いを投げかけつつ教材レベルや読解レベルを超えて道徳的価値レベルの深い学びにまで子どもたちをいざない、子どもたち自身の経験や心の中に「すでにある・育ちつつある」道徳的価値に気づかせるための環境づくりの大切さや難しさについて実感しました。 つづいて開催された昼食交流会は、教育学部学部長 前平泰志教授の研究所の紹介とこれまでの経緯を含めた挨拶で始まりました。参加者同士で話したり、講師に質問されるなど、午前中のワークショップの成果を深められている様子が見られました。 ここで、参加者にお書きいただいたアンケートの内容を抜粋して紹介させていただきます。 【ワークショップ1について】 ・臨床心理の視点から教育へのアプローチをしてくれたおかげで、ふだん考えることのない事を学ぶことができました。 ・知っていて実践していることもあったが、聞かされた質問の使い方はとても参考になりました。自分のやり方に取り込んでいきたいと思います。 ・今まで、コミュニケーションや心理的な内容を詳しく授業等で聞いたことがなく(ラポール等初めて聞きました)自分の経験や自分に置きかえて生徒の気持ちを考え接するばかりだったので、本当にこれで良いのか不安でした。基本やテクニックを教えていただき安心できた部分があり、今後に活かそうと思えました。 【ワークショップ2について】 ・「プロミング的思考のできる教育」という辺りがよく理解できた。 ・プログラミングをどう活用したらよいのか、他の先生の意見などを聞けてよかった。 ・たいへん、興味深く、有益でした。苦手な分野で心配していましたが、サポートも丁寧で助かりました。 【ワークショップ3について】 ・グループで中心発問を先生方といろいろ話し合う時間が、様々な見方があってとても勉強になりました。 ・道徳の評価についての話が聞けて良かった。もっと詳しく知りたいです。 ・とても実践的で現場で生かせるものでした。中心発問の深さ、難しさにいつも悩まされています。参考にしたいです。 次回以降に希望する内容として、特別支援学級の児童の保護者との教育相談、「新指導要領における各教科等の教科の見方・考え方、情報モラル等、教育の現代的、今日的な課題」に関わるものが多く、参加の先生方の教育への意識の高さと熱意の強さが伝わってくるものでした。 幼児教育、初等中等教育、高等教育が今後の10年、20年を見据えた改善を具体化する今後を見据え、畿央大学現代教育研究所では、現職の先生方を対象とするワークショップを継続して実施いたします。不易の面と現代的な面との双方から教育課題の研究に取り組み、その成果をもとに充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2017.08.07
2017年度 橿原市・橿原商工会議との連携事業「かしはら逸品創出プロジェクト」がスタート!
橿原市・橿原商工会議との連携事業「かしはら逸品創出プロジェクト」がスタートしました。 9年目のプロジェクトテーマは、橿原市を想起する「ふるさと名物」の創出! 畿央大学と橿原市および橿原商工会議所との産官学連携事業は、2009年から始まり今年で9年目を迎えます! 今年は、畿央大学の学生と橿原市の企業が連携し、橿原市を想い起させる新商品・サービス等で販路開拓・地域活性化に結びつく「ふるさと名物」を創るプロジェクトを実施致します。 学生と企業の連携により、新しい発想で素晴らしい商品・サービス等が生まれることが期待されています。 その中で、2017年8月4日(金)、参加希望学生のための事業内容説明会が畿央大学内にて実施され、健康栄養学科学生29名(指導教員:松村 羊子先生、柴田 満先生)が集まり、橿原商工会議所の担当の方から事業概要、参加企業についての説明を受けました。 ▲橿原商工会議所 池田 篤史 様 ▲橿原商工会議所 馬場 敏夫 様 今後、9月23日(土)に開催されるバスツアー・勉強会にて、学生が参加企業や橿原市についてより詳しく知る場を提供いただき、学生と企業のマッチングをおこなってまいります。 <今後の事業スケジュール> ①2017年9月23日 (土):バスツアー・勉強会②2017年10月11日(木):マッチングした事業所と顔合わせ③2017年12月(予定):プレ商品完成④2018年2月(予定) :新商品完成・販売開始 このような産官学連携事業は、学外の実務経験豊富な方々との奥の深い貴重な学びや体験ができる課外活動として学生に大変人気のプロジェクトです。これから半年に渡る取り組みをHPで順次紹介させていただきます。ご期待ください! 【橿原市・橿原商工会議所 連携事業の過去記事を読む】 ◆2016年度 「橿原産イチゴを使った新商品」 ◆2015年度 「橿原産しょうが飲食店メニュー」 ◆2014年度 「しょうが給食献立プロジェクト」 ◆2013年度 「橿原産のしょうがを使った商品開発」 ◆2012年度 「かしはらスイーツレシピ」 ◆2011年度 「橿原おみやげもの開発」 ◆2010年度 「万葉人からの贈り物」 ◆2009年度 「古代弁当プロジェクト」
2017.08.03
【満員御礼】9/19・20「第3回畿央大学シニア講座」を開催します。
【満員御礼】 定員に達しましたので、申込みを締切ました! 畿央大学では、地域のシニア世代の皆さまが「健康」と「教育」について学びを深めるための「畿央大学シニア講座」を開催します。大学の施設・設備での体験型の学習も取り入れながら、「腰痛」について最新の知見を学んでいただけます。学びに年齢は関係ありません。この機会に畿央大学で学んでみませんか? ▲昨年の様子 ●プログラム・日程 日時テーマ会場 9月19日(火) 13:00~15:00 (受付12:30~) ➀「腰痛」のことを正しく知ろう! 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘 畿央大学 P棟 9月20日(水) 13:00~15:00 (受付12:30~) ②なぜ腰痛を治すために運動が必要なのか? 東京大学医学部付属病院緩和ケア診療部/麻酔科・痛みセンター 准教授 住谷昌彦 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘 ・座学での授業を中心に、補足的に体験を交えた形式で進めます(適宜休憩を挟みます)。 ・②では、軽いストレッチを行いますので、動きやすい服装でお越しください。 ●募集要項 対 象 シニア世代の方(2日間通して受講することをお勧めします) 申込定員 30名(要事前申込、先着順)【定員に達しましたので、締切りました】 担当教員 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘 受 講 料 無料 主 催 畿央大学教育推進部、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 申込方法 住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、「シニア講座申込み希望」を明記して、 メール、または電話でお申し込みください。 【問い合わせ・申込み先】 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学教育推進部 シニア講座係 電話:0745-54-1601 E-mail:kikaku@kio.ac.jp
2017.07.25
9/9(土)「第1回健康栄養卒業生交流会」を開催します。
健康栄養学科初の「卒業生交流会」を開催! 健康栄養学科は2017年3月で11回目の卒業生を送り出しました。今回、初めて健康栄養学科の全卒業生を対象とした「卒業生交流会」を開催する運びとなりました。4年間を過ごした母校で、学年をこえて卒業生と教員が交流できる機会として活用いただければ幸いです。退職された先生も含めて、多数の教員も参加予定です。ぜひご参加ください! 日 時 2017(平成29)年9月9日(土)13:00~16:00 (12:30~受付) 会 場 畿央大学 KB04講義室 第1部 特別講演「高齢者の特徴と栄養管理~私たち管理栄養士にできること~」 畿央大学健康栄養学科 講師 熊本登司子先生 2016年度着任 専門:臨床栄養分野 第2部 卒業生交流会 畿央カフェ カトレア(新食堂)にて軽食を用意しています。子連れ参加も歓迎です! 参加料 全て無料 【出席予定の先生方】 北田善三先生、浅野恭代先生、岩城啓子先生、岡崎眞先生、大薮加代子先生、野秋秀子先生、林京子先生 小西洋太郎先生、上地加容子先生、栢野新市先生、熊本登司子先生、柴田満先生、永澤健先生、並河信太郎先生、冬木啓子先生、松村羊子先生、村木悦子先生、中村華代先生、小西佳奈先生、横田佳奈先生、北野文理先生 ※その他、出席確定次第更新します。 ※都合により出席教員は変更になる可能性がありますので予めご了承ください。 申込方法 参加を希望される方は「健康栄養卒業生交流会参加希望」と明記の上、下記①~⑥の内容を、メール・FAXのいずれかでお申し込みください。参加証などの発行は致しません。当日、直接受付にお越しください。 【メール】dousoukai@kio.ac.jp【FAX】0745-54-1600 ①氏名(旧姓) ②卒業年(西暦●年3月) ③所属先(会社名等) ④住所 ⑤電話番号 ⑥メールアドレス 申込み締め切り 2017年9月4日(月) お問合せ TEL:0745-54-1603(同窓会事務局 担当:増田、伊藤、鈴木) ※公共交通機関を利用してご参加ください。
2017.07.11
近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」 審査会が開催されました!
西名阪道 香芝SAで販売される麺メニューが決定! 畿央大学は今年も株式会社近鉄リテーリングと連携して、西名阪道 香芝サービスエリアで提供する「麺メニュー開発」に取り組んでいます。昨年は「丼メニュー開発」に携わり、グランプリ受賞の「大和ポークねばねばアボカ丼」、準グランプリ受賞の「まほろば大和のうるわし豚丼」は香芝SAのフードコートで、特別賞受賞の「1杯で2度美味しい一石二豚丼」、「ヤマトポークのトントン丼」は岸和田SAで人気メニューとして現在も販売されています。 そして、今年は「麺メニュー」をテーマとして、健康栄養学科の食品開発に興味のある2回生13組50名(指導教員:中谷 友美先生、米田 武志先生、小西 佳奈先生)が本プロジェクトに参加しております。 平成29年7月8日(土)11時より、プロジェクトの締め括りとして、入賞(SA採用)作品を決める審査会が行われました。審査員として、㈱近鉄リテーリングから中井潔 代表取締役社長ら3名、西日本高速道路株式会社から小倉由紀 ダイバーシティ推進担当部長ら3名、本学からは冬木正彦学長ら3名の計9名の皆様に学生たちが精魂込めて作った麺メニューを審査していただきました。 学生たちは10時から調理をはじめ、プレゼンの直前までチームで考案したレシピの特徴や伝えたいことの確認をおこなっていました。各チーム持ち時間8分という限られた時間で、この3か月取り組んできた成果を伝えるべく、最後の最後まで確認作業をおこなっていました。 そして、11時30分より、緊張感に包まれた審査会が幕をあけました。審査は「見た目」や「味」だけに限らず、「SAの客層を勘案しているか」、「管理栄養士の卵としてのセールスポイント」等、幅広い観点で評価され、計7項目の合計点を参考にして約1時間にわたり審査し、グランプリが決定されます。 今回が4回目の開催となったメニュー開発プロジェクトですが、過去最も高いレベルの戦いだったということで、審査員の評価も非常に熱のある議論の中でおこなわれ、最終結果を決めていただきました。当初、グランプリと準グランプリ、特別賞2作品の計4作品が受賞対象としておりましたが、過去稀にみるハイレベルな戦いということで、準グランプリの枠がもう一つ追加されるサプライズが起こりました。 そして最終的な結果として、以下の5作品が選ばれました。 【グランプリ賞】~奈良の野菜山~ グループ7 岡本栞、小林志織、岡田涼子、金子千夏、平井初音 【準グランプリ】大和のふるさとうどんグループ8 葛本葉月、竹中来海、竹原菜央、田中楓花、山田さくら 【準グランプリ】柿揚げうどん あなたの体にほほえみをグループ11 高村美有、竹元優花、山本真理子 【特別賞】ヤマトポークのみそ豆乳醤ラーメングループ5 坂本朱音、藏山真帆、田森奏帆 【特別賞】大和芋のぶた都旅虜(とろろ)そば グループ10 村田美緑、堀彩音、森くるみ、山口楓佳 各賞の発表後、審査員の方々よりご講評をいただき、無事3か月にわたるプログラムを終えることができました。今回グランプリと準ブランプリに選ばれたメニューは今年の10月頃に香芝SAで販売される予定ですが、最後のサプライズとして、急遽、今回特別賞を獲得した2チームのメニューについても岸和田SAで販売されることになりました。 最後に、管理栄養士をめざす学生にとって大変貴重な経験と機会を与えてくださいました近鉄関係者のみなさま、本当にありがとうございました。 【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」 レシピ検討会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」でサービスエリアを見学! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」が始動しました。 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携 阪和自動車岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。
2017.07.07
平成29年度「FD研修会」を開催しました。
7月7日(木)16:20からP棟203講義室において、教員対象の「FD研修会」が開催されました。 FDとはFaculty Development(ファカルティ デベロップメント)の略で、教員が授業の内容や方法を改善し、向上させるための組織的な取り組みの総称です。 今回のテーマは「公正な試験実施に向けて―共通理解の促進と防止策の共有―」でした。 試験は授業を通して得られた知識や考え方の定着度、到達度を知る大切な機会ですから、つねに公正に実施できるよう教員側も学生側も努めなければいけません。カンニングなどの不正行為は、そうした試験の公平性を阻害し、失わせる重大なルール違反です。 本学ではそうした事例は決して多くありませんが、「どうすれば不正行為を未然に防ぐことができるか」「そもそもなぜ不正行為に走ってしまうのか」といった問題を今回は取り上げました。 参加した教員は50名。全員が事前に配付された資料を読み込んで研修に臨みます(「事前学修」が大切なことは授業等で先生方も学生の皆さんにお伝えしているとおりですね)。 当日は10班に分かれてグループワーク。公正な試験実施によって正しい評価を行うために自分たちができることは何か?という課題について、真剣に議論を戦わせました。 その後は各班の意見発表。不正行為は決していい加減で不真面目な学生だけが行うわけではなく、むしろ真面目な性格ゆえにこそであったり、あるいは切羽詰まった状況に置かれていたがゆえであったりといったケースも少なくありません。しかし、だからといって不正行為を行っていたのでは結局、自身の到達度を正しく知ることができないばかりでなく、足りない箇所についての適切なフォローを受ける機会さえ失ってしまいます。ルールを守るという最低限のモラル、意識はもちろんですが、安易な方法に走ることによって結果的に学生自身が不利益をこうむってしまうことに気づいてもらうことが大切なのでは?といった意見が交わされました。 皆さんの貴重な「学び」の機会を不正行為という残念な形で損なってしまわないよう、教員側も真摯に向き合う必要性を改めて確認し合いました。受ける側も受けさせる側も「フェアプレー」の精神で試験に臨みたいものですね。 (なお、当日の発表に用いた資料は教員全員で共有し、研修後の「事後学修」に役立てられるようになっています)。 【関連記事】 全教職員対象「FD・SD研修会」を開催しました。 教職員対象「平成28年度FD研修会」を開催しました。
2017.06.19
京阪奈地区の大学で初!クックパッドに「公式キッチン」を開設しました。
クックパッドは、日本最大の料理レシピの投稿・検索サービスです。投稿レシピ数は260万品以上、月間利用者数は6,000万人を超え、20~40代女性の多くが利用しています。 この度、畿央大学では、2017年5月に京阪奈地区の大学では初となる公式キッチンを開設することとなりました。本学健康栄養学科では、企業や行政と協力し地域の課題解決と学生の実学教育をコラボした連携プロジェクトを推進し、毎年多くのレシピが誕生しています。一部のレシピは実際に商品として提供・販売され、お客様から好評をいただいています。畿央大学健康栄養学科公式キッチンでは、管理栄養士のタマゴである学生たちが連携プロジェクトで考案したレシピを中心に随時公開していきます。 ▼クリックで公式キッチンに移動します 健康栄養学科の学生の学びが詰まったレシピを、日々の食事や食育などにお役立てください。 【企業・行政との連携プロジェクト】 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」が始動しました。 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携 阪和自動車岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産イチゴを使った新商品」が販売されます。 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第6回料理教室」を開催しました。 田原本町連携「味間いもを使ったメニュー開発プロジェクト」で生まれた2品を、やどかり市で無料提供しました。
2017.06.13
8/24(木)教職員のための夏の公開講座を開催します。
校内研修では経験できないような「教育課題」について、大学の教員による講義を開催し、教職員の方々に日々の教育実践に役立つ研修の機会を提供します。参加を希望される先生方におかれましては、実施要項をご確認の上、お申し込みください。 番号日時内容講師 1 平成29年 8月24日(木) 10時30分~12時 (受付10時~) 会場:P棟2階 P203講義室 【定員】先着60名 学校の生涯学習から生涯学習の学校へ 今日、生涯学習抜きの学校は考えられなくなりました。とはいえ、学校と生涯学習は、今なお微妙な関係です。そもそも、学校での生涯学習とは、いったい何を、どのようにすることなのでしょう。先生にとって、生徒にとって、保護者にとって、地域の人にとっての生涯学習とは何かを考えることで、あらためて学校が生涯学習に果たす役割を共に考えたいと思います。 教育学部 現代教育学科 教授 前平 泰志 2 平成29年 8月24日(木) 13時~14時30分 (受付12時半~) 会場:P棟2階 P202講義室 【定員】先着60名 特別支援教育の最前線とその課題 2014(平成26)年の1月に「障害者の権利に関する条約」がわが国においても批准され、日本の各地でインクルーシブ教育システム構築に向けた特別支援教育が取り組まれている。インクルーシブ教育の国際的動向をふまえ、日本の特別支援教育がどのような現状にあり、どのような課題があるか検討していきたいと思います。 教育学部 現代教育学科 教授 渡邉 健治 【実施要領】 受講対象 県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教職員 会 場 畿央大学 P棟2階 P203教室(講座1) および P202教室(講座2) 募集定員 各講座60名(先着順) 申込方法 官製はがき、Fax、もしくはE-mailにて、①~④を記入の上、下記へ申し込んでください。 ①講座番号 ②氏名(フリガナ) ③連絡先の電話番号 ④所属学校名 を記入のうえ、下記へ申し込んでください。 〒635-0832 北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学教育推進部 教職員向け公開講座係Fax:0745-54-1600 E-mail:kikaku@kio.ac.jp 申込締切 平成29年8月10日(木) 主 催 畿央大学 後 援 奈良県教育委員会 お問い合わせ 畿央大学教育推進部 教職員向け公開講座係 Tel:0745-54-1601 ※個人情報については、本イベントの受付整理以外には使用いたしません。 ※当日午前7時現在で奈良県内のいずれかの地域で警報が発令されている場合、講座は中止します。
2017.06.08
「第1回認知症の人と課題解決に向けたステーション作り in 畿央大学」を開催します。
認知症の人と共に多業種で作り出す次世代の地域社会を、あなたも一緒に考えませんか? 最近では、認知症についてはその予防やケアだけにとどまらず、若いうちから「教育」を通して認知症への理解や認知症になった方との接し方を学ぶ必要性が叫ばれています。今回、医療・福祉分野で連携して認知症に関する研究や実践を活発に行っている本学を会場にして、若年性認知症の方を10年以上支援されている若野達也さん(若年認知症サポートセンターきずなや代表理事)とのコラボで、企業家として認知症に関する活動を支援しているマダム信子さんを講師に迎え、医療・福祉分野をこえた「他業種連携」や地域社会の在り方について考える「第1回認知症の人と課題解決のステーションづくり in 畿央大学」を開催することになりました。ぜひご参加ください! 開催日 2017年6月23日(金)12:10~12:45 ▲クリックで拡大します。 講 演 マダム信子さんによる認知症ケアに関する講演 (弁当持ち込み可) バームクーヘンが食べられるかも!! 会場:畿央大学 L303講義室 講師プロフィール:マダム信子 株式会社カウフードシステム代表取締役長。洋菓子店「マダムシンコ」を展開。企業の立場から、認知症の人に関する活動を支援している。 意見交換会 若年性認知症の人や支援者とともに話し合います 時間:13:00~14:30 会場:畿央大学K204ゼミ室 対 象 認知症ケアに関心のある学生・地域住民・ボランティアの方・教員・認知症の人(当事者)・絆やサポーターの方 参加申込方法 ① 氏名(ふりがな)、②性別、③年齢、④連絡先電話番号をご明記のうえ、FAXもしくはメールでお申込みください。 【宛先】 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学 看護医療学科 教授 山崎尚美 FAX:0745-54-1600 TEL.0745-54-1601 E-mail:n.yamasaki@kio.ac.jp お問合せ 一般社団 法人 SPS ラボ若年認知症サポー トセンタきずなや奈良市大和田町1912 TEL:0742-53-8666


