地域連携センター
2013.10.21
2013全国コットンサミットin広陵町に協力・参加します!
人間環境デザイン学科村田ゼミ生約20名がスタッフ参加! 村田先生がパネルディスカッション“大和木綿を見直そう!”のコーディネーター! 2011年大阪府岸和田市、2012年鳥取県境港市、そして今年2013年の「全国コットンサミット」は広陵町かぐや姫ホールを会場に、10月26日(土)13時より17時30分まで開催されます。 インドや中国からの輸入綿がほとんどを占める現在、日本綿の復活をめざし今全国で運動が起きています。 広陵町と包括連携協定を結んでいる畿央大学は、実行委員として冬木正彦副学長が就任されており、当日はパネルディスカッションのコーディネーターとして人間環境デザイン学科村田浩子准教授、そしてボランティアとして村田ゼミ生ら約20名を派遣します。 地元広陵町で開催される「全国コットンサミット」に、みなさまぜひお越し下さい! 開催日 2013年10月26日(土) ⇒台風27号発生のため、 12/7(土)に延期になりました。 ▲クリックで拡大します。 会 場 かぐや姫ホール(広陵中央体育館) プロローグ 9:30~13:00 本大会 13:00~17:30 ※パネルディスカッションは14:00~15:00、 畿央大学生による綿研究発表は15:05~15:20の プログラムに登場します。
2013.10.15
橿原「ふれあい・いきいき祭」~橿原市健康と福祉の祭典~に協賛・出展しました。
橿原万葉ホール4階「なるほど!健康のフロア」で体力測定とテンペ・豆乳の試食会を実施! 畿央大学は、万葉ホール1階から5階までの全フロアで開催される橿原「いきいき祭」~橿原市健康と社会福祉の祭典~には2011年度より協賛・出展して、今年で3回目となります。 2013(平成25)年10月13日(日)、午前8時に大学から測定機器を搬出し8時30分万葉ホール4階に理学療法学科(指導教員:瓜谷大輔先生、学生14名)、健康栄養学科(指導教員:浅野恭代先生、学生10名)の約30名が参加し、数百人の来場者に健康を実感・実践していただくために、体力測定と健康食品試食会のプログラムをご提供しました。 毎日を健康に生きていくためにはまず自分の体力を知り、年齢と体力に合った運動メニューを続けることが肝心です。体力測定コーナーでは、身長・体重・垂直跳び・ファンクショナルリーチ・足趾握力などを行い年齢別平均値との乖離を知っていただきました。お隣の橿原市医師会のコーナーでは特定健診推進のための血圧測定・脳年齢チェック・ストレス度テストなどで賑わっていました。 別室ブースでは健康栄養学科の健康食品(豆乳クリームとテンペ)の試食会が実施されました。生乳の分離法に近い方法で大豆を分離することで従来の豆乳にはなかったおいしさと機能性を多く含む画期的な食品として注目を浴びている「豆乳クリーム」の良さを体験していただきました。 また「テンペ」も、大豆を原料としており発酵により栄養価が高くミネラルが豊富です。血液をサラサラにし美肌効果もある健康食品を味わっていただきました。 このイベントは午前10時から全ブースで一斉に始まりましたが、同時に1階大ホールでは橿原市社会福祉協議会会長感謝状の贈呈式、テレビ・ラジオでお馴染みの明るい口調と機転の利くキャラクター落語家三笑亭夢之助師匠による講演会「~健康は笑いから~人生は楽しく面白く」が開催されていました。昭和24年に北海道は南富良野の大自然の中で育った夢之助さんが高校卒業後上京して三笑亭夢楽師匠に弟子入りする際の面白エピソードを交えた、新作落語調の語りに笑いの渦が起こっていました。 万葉ホール2階は「わくわく!遊びのフロア」、3階は「いきいき!健康のフロア」、5階は「わいわい!ふれあいのフロア」と、まさに「健康と福祉の祭典」に相応しいプログラムが用意されていました。
2013.10.04
「第18回クリーン&歴史ウォーク」に後援・協力します!
畿央大学の隣にあるエコールマミを出発点として毎年春秋の2回実施している“第18回クリーン&歴史ウォーク”が2013(平成25)年10月26日(土)に開催されます。地元広陵町にある牧野(ばくや)古墳と三吉石塚古墳を散策しながら美化活動を行うイベントです。今回は、広陵町で同日に開催されるコットンサミットのコットン畑を見学・地元に関連するクイズを行いつつ、地域の古代から現代に至る歴史に思いを馳せます。 なお、健康ウォーキングのレッスンは健康科学部松本大輔先生(理学療法士)が指導いたします。みなさん、ぜひご参加ください。 内 容 地域美化活動・健康ウォーク 実 施 日 平成25年10月26日(土)※小雨決行 集 合 (場所)エコール・マミ南館1F ふるさと広場 (受付)当日9:00~ (出発)9:30(解散)12:30頃 参加人数 先着100名(予定) 対 象 者 小学生以上(ご家族での参加歓迎!) 参 加 費 無料(パン・飲物進呈) 申込方法 エコール・マミ(電話0745-55-7770)へお電話、または、北館1Fインフォメーションにてお申込みください。 ※当日に集合場所の「ふるさと広場」でも直接お申込みできます。 主 催 クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後 援 畿央大学、広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、 独立行政法人都市再生機構西日本支社 協 力 畿央大学学生、広陵古文化協会、ふたかみ史遊会 協 賛 ㈱関西都市居住サービス エコール・マミ営業所 ▲クリックで拡大します。
2013.10.03
広陵町と包括連携協定の調印式を行いました。
畿央大学は地元広陵町といっそうの関係強化を図ります! 畿央大学の所在地である広陵町とは開学以来親密な関係にあり、本学の得意とする「健康・教育」の分野では互いに連携して事業を進めてきています。奈良県中南和地区にある大学として南は御所市・橿原市、隣接市の大和高田市・香芝市、北は奈良市まで多くの自治体と協定を結んできましたが、お膝元の広陵町とは協定を締結することなく自然体で一緒に各種事業を行ってきました。しかし畿央大学開学10周年の記念すべき今年、広陵町とよりいっそうの関係強化を図ることを目的として包括協定を締結することになり、畿央大学にて調印式を行うことになりました。 2013(平成25)年10月3日、広陵町からは山村吉由町長、中尾寛副町長、松井宏之教育長、植村敏郎企画部長、吉田英史企画調整課長にお越しいただき、冬木智子学長、冬木正彦副学長、金子章道健康科学部長、白石裕教育学部長、冬木美智子事務局長の立会いのもと、山村町長と冬木学長が協定書に署名いたしました。 広陵町と畿央大学が相互に連携協力し、健康科学分野および教育分野を中心に、広陵町におけるまちづくり、都市計画、健康づくり、子育て支援や教育等の充実発展ならびに畿央大学の教育および学術研究の深化をめざし、今後新しい取り組みを加えていっそうの充実を図ります。
2013.10.01
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に参加しました。
連携事業「奈良県の食材を使ったレシピ開発」で入賞した「大和のおかず(肉みそ)」と「大和ポークと大和丸なすのKioバーガー」の試食は好評につき、わずか10分でなくなりました! 畿央大学は奈良県中央卸売市場と本年5月包括連携協定を締結し、健康栄養学科「給食経営管理論実習」(指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、小西佳奈助手)の授業の中で「奈良県の食材を使ったレシピ開発」に取り組んできました。奈良県中央卸売市場の奈良県関係者、青果卸組合長、水産卸組合長、関連卸組合長らを審査員としてお招きしレシピ試食品評会(7月25日)を行い、そこで受賞した市場長賞「大和のおかず(肉みそ)」、青果卸組合長賞「大和ポークと大和丸なすのKioバーガー」の2品を、2013(平成25)年9月28日(土曜日)に開催された『第16回食祭市』にて地域の皆さんにも試食していただきました。 「食祭市」は奈良県中央卸売市場内の関連卸組合が主催するもので、原則小売ができない市場内卸業者が『市場』をもっと身近によく知っていただこうと一般消費者向けに年間数回開催し毎回約3,000人が訪れる特設マーケットです。試食開始前には幾重にも長蛇の列が続き、「大和おかず(肉みそ)」100食は10時30分から、「大和ポークと大和丸なすのKioバーガー」200食は11時ちょうどから試食開始し、いずれもアッという間の10分間でなくなってしまいました。中央市場の商品を安価で購入できると思って来られる方がほとんどで試食後アンケートを見ると「おいしい!どこで買えるの?」という声も聞かれました。 この日参加したボランティア学生は健康栄養学科3回生16名。 朝8時から大学で食材調理を始め、10時には近鉄筒井駅徒歩10分の奈良県中央卸売市場に再集合。加熱調理して来場者のみなさんに提供しました。 来年26年度秋に奈良県南部地域で開催される「第34回全国豊な海づくり大会」のPRマスコットせんとくんの海づくりバージョンも登場して試食会を盛り上げてくれました。腰かごを付け釣り竿とバケツを持ったせんとくんですが、奈良県には海がないため背中には農産物を入れたカゴを背負っている新しいバージョンです。 奈良県中央卸売市場連携事業の今後の展開は、中央市場青果卸協同組合(西川理事長)の一押し農産物「サラダわさび菜」を使ったレシピ開発に取り組み、また2013(平成25)年11月23日(土・祝日)市場協会主催「冬の市場まつり」に参加する予定です。ここでは畿央大学健康栄養学科ならではの美味しい鍋料理を披露しますので、ぜひご期待ください!
2013.09.25
10月19・20日 ウェルカムキャンパスを開催します。
「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお送りする、地域の皆様参加型のイベントです。お子様向けのイベントや企画もありますので、お子様連れも大歓迎! 是非ご家族でお越し下さい。 ★☆★ウェルカムキャンパス★☆★ 日 時 2013年10月19日(土)・20日(日)各10:00~17:00 クリックして拡大(PDF) 会 場 畿央大学 →アクセスはこちら※駐車場はありません。※公共交通機関を利用してご参加ください。 同 時 開 催 第11回畿央祭(学園祭)ミニオープンキャンパス 19日(土) ■テンペカフェ 【時間】10:00~16:00テンペはインドネシアで食べられている大豆の発酵食品。 今年はテンペであんを作り和菓子にしました。ぜひ食べに来てください!(有料) ■おいしい講座 【時間】10:30~15:00●うま味についての講義●うま味の体感(試飲)①10 時30 分 ②11時30 分③13 時30 分 ④14 時30 分 ■楽しくまなぼう!ヘルスチーム菜良 【時間】10:00~16:00劇やゲームを通じて、大学生のお兄さん、お姉さんと一緒に楽しく栄養の大切さについて学びます。 ■楽しく遊んで、楽しく学ぼう! 【時間】10:00~15:00積み木や手作りおもちゃなど子どもたちが楽しめるおもちゃをたくさん準備しています。 エプロンを使ったおはなし会(エプロンシアター)も開催します! 20日(日) ■健康チェック 【時間】10:00~12:00・13:00~15:00骨密度、体組成、握力の測定など ※9:30より整理券を配布。 30分毎で時間を指定して、240名様にご参加いただきます! ■健康カロリーチェック!! 【時間】10:00~12:00・13:00~15:00「サッとシステム」を用いた食事診断。 あなたの食事は☆いくつ? 目指せ5ツ星☆☆☆☆☆!! ■大豆スウィーツに関するアンケート 【時間】11:00~16:00おいしく血糖値が上昇しにくいスイーツで、糖尿病を防ごう!!! ■味覚測定 【時間】10:00~15:00美味しさってなに?味覚って?味覚の測定をしてみませんか? 19日(土)・20日(日) 両日開催 ■同窓会サロン(卒業生対象) 【時間】10:00~17:00畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短大卒業生集まれ!同窓会サロンで受付して頂くと特典があります。懐かしい写真も展示。先生や友人、後輩に出会えるかも… ■学びのギャラリー 【時間】終日人間環境デザイン学科の学生が作成した作品やポートフォリオ、プレゼン用資料、建築設計プロジェクト、デザイン作品などの成果物を展示します。 今年で開学10 周年。卒業研究・制作で、かつての優秀作品も展示します。 ■ダンボール茶室「段庵(だんあん)」 【時間】19日10:00~17:00/20日10:00~16:00人間環境デザイン学科・加藤プロジェクトゼミでは毎年第一課題として茶室を制作しています。今年度は段ボールを使ってかわった茶室をつくります。
2013.09.19
2013年度ふれあい・いきいき祭~橿原市健康と社会福祉の祭典~(10月13日)に協賛・参加します。
橿原市の「健康と社会福祉」に関する総合的な情報提供イベントです! 橿原市と橿原市社会福祉協議会が主催する「健康と社会福祉に関する諸情報を提供することにより、市民に対する健康づくりおよび社会福祉の啓発を行い、乳幼児から高齢者までの生涯にわたる健康と地域福祉を推進する」(実施要領より)ことを目的に、かしはら万葉ホールにおいて一昨年度から行われている多彩なイベントです。 畿央大学は2011年から協賛するとともに、理学療法学科(瓜谷大輔先生)および健康栄養学科(浅野恭代先生)の教員・学生が参加しています。第3回目となる今年は、2013(平成25)年10月13日(日)10時から15時まで、かしはら万葉ホール1階~5階と周辺地域において開催されます。 畿央大学はホール4階のなるほど!健康のフロア「運動・食事・健診いきいきライフサポート」のコーナーに置いて、理学療法学科は運動機能測定(身長・体重・握力・足趾握力、膝伸展筋力、長座体前屈、垂直跳び、立ち上がり歩行テスト、ファンクショナルリーチテスト)、健康栄養学科はアンチエイジングフード(テンペ)試食、貧血チェック、肌水分チェックなど本学ならではの、あなたの健康度チェックを行います。広い万葉ホールのほぼ全館を使って、健康と社会福祉に関する多彩なイベントですので、お近くの方はぜひお越しください。 ▲クリックで拡大します。
2013.09.11
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に参加します!
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に健康栄養学科学生約20名が参加します! 連携事業「奈良県の食材を使ったレシピ開発」で市場場長賞、青果卸組合長賞授賞2作品を披露! 奈良県中央卸売市場(奈良県農林部所管)と畿央大学は今年5月連携協定書を交わし、健康栄養学科給食経営管理論実習(指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、小西佳奈助手)の前期授業のなかで『奈良県の食材を使ったレシピ開発』を進めてきました。 市場連携事業の一環として、また学外の一般の方々への授業成果発表の場として、2013(平成25)年9月28日(土)、奈良県中央卸売市場関連卸協同組合主催「第16回食祭市」に出展することになりました。 ▲ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)” ▲ 大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー” 関連卸棟入口からすぐのイベント店舗をお借りして、開発したレシピ全16品の中から好評だった「ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)”」(写真上段)と、「大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー”」(写真下段)の2つの試食会を行います。この2つのレシピを作った学生約20名がボランティアとして参加します!みなさん、ぜひ来て!見て!食べて!ください。 ■第16回 食祭市 平成25年9月28日(土曜日) 9時~12時 奈良県中央卸売市場 関連卸棟内(近鉄橿原線筒井駅下車 東へ徒歩10分) http://www.naraoroshi-k.or.jp/
2013.09.03
第5回やまとフォーラムを開催しました。
冬木学園教員と地域で活躍されている多彩な方々を講師に迎え、第5回やまとフォーラムを開催! 学校法人冬木学園(畿央大学)は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学はじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて教育・文化・健康に関する14の公開講座を開講しています。基調講演を含めてお一人様3講座に参加いただけます。 例年は8月最後の日曜に開催していましたが、畿央大学開学10周年記念事業等と曜日の調整から、今年は2013(平成25)年9月1日(日)に、『第5回やまとフォーラム』を開催しました。 この日は、台風15号の到来で開催が危ぶまれましたが、温帯低気圧に変わり雨模様ながら無事ご来場者をお迎えすることができました。お客様の受付・誘導・各教室で講師紹介などをするのは畿央大生約30名のボランティアで、やまとフォーラム運営にはなくてはならない存在で手作り感いっぱいのイベントになっています。 開会にあたり、冬木学園理事長(畿央大学学長)冬木智子先生からは「畿央大学を開学して記念の10周年の節目を迎えられたことは地域の皆さまのおかげ」との感謝の言葉が語られ、続いて地元広陵町山村吉由町長からはその御祝いと大学のある町として発展している広陵町の様子を紹介するご挨拶がありました。 坂本信幸氏の基調講演には約350名、1限目7講座350名、2限目6講座300名、のべ約1,000名を超える受講者にお越しいただきました。 今年の基調講演は、「古事記」、「日本書紀」、「万葉集」のふるさと、奈良県が推進する『記紀・万葉プロジェクト』に呼応する形で、万葉集の著名な編者であり、また高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授坂本信幸氏をお招きして、『葛城の万葉歌と大伯皇女の歌』と題してお話いただきました。 坂本講師の読み上げる万葉歌によって、1300年の時代を遡って昔の大和人がどのような思いで生きていたのか、宮廷の暮らしは華やかだったのか、政変にあけくれるなかでも兄妹や愛しい人を慕う恋の歌によって古代へと引き寄せられてしまいます。この日の講演に合わせて畿央大学近辺の葛城地域で詠まれた万葉の歌を現在の推定地の写真や地図を示して解説していただき、とても親近感のわく、わかりやすい講演でした。私たちは固有名詞として「万葉集」を知っているだけで、その中身に触れる機会は少ないので、とても勉強になったのではないでしょうか。 基調講演に続くⅠ限目(14:40~15:40 )7講座、Ⅱ限目(16:00~17:00)6講座の概要を紹介します。 【No.1】重信茜講師:香芝市役所 高齢福祉課、地域包括支援センター保健師 「ラジオ体操で健康!元気!~たった3分であなたも変われます~」 誰もが知っているラジオ体操。健康維持、介護予防に最適で短時間で簡単にでき、様々な効果があるラジオ体操の魅力について、実技を交えながら紹介していただきました。 【No.2】北田善三講師:畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 「健康長寿をめざして~『養生訓』にみる健康づくりの秘訣~」 生活習慣病が死因の上位を占める現代にも通じる、短命といわれた江戸時代に84歳の長寿を全うした貝原益軒の養生訓の教えを解説していただきました。 【No.3】西本登志講師:奈良県農業センター総括研究員 「美味しい野菜の新品種をつくりたい!~トウガラシ、イチゴ、菜っ葉の新品種の紹介~」 カプシエイト効果のある育成中の新しい「ヒモトウガラシ」、10年もかかったイチゴの新品種「古都華」、大和真菜の新品種「夏なら菜」・「冬なら菜」の特徴と育成の苦労話などをお聞きしました。 【No.4】中山順講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科准教授 「人にやさしい生活環境づくり~みんなに快適で魅力ある生活環境を求めて~」 高齢者も含める皆にわかりやすく、使いやすく、魅力的な生活用品や空間について、ベビーカーやエレベーターなど私達の身の回りのものを例に挙げ、ユニバーサルデザインの視点から考察しました。 【NO.5】上山好庸講師:あすか劇団「時空」主宰、写真家JPS会員 「先ず思うこと、すべてはここから始まる~手作り舞台はこうして出来上がる~」 15年前に立ちあげた手づくり劇団「時空」は毎年千人以上の観客の前で幻想的な明日香の魅力を大掛かりな舞台装置を用いて演じています。その足跡をたどりながら地域の活性化、地域づくりのあり方を語っていただきました。 【No.6】堀江尚子講師:畿央大学健康科学部 看護医療学科准教授 「孤独死のことについて考えます~それは人ごとではありません~」 孤独死の背景として家族構成や地域社会の変化があり、いまや放置できない社会問題となっている現状を考察し、全国における取り組み事例などを紹介しつつ、みんなが希望を持てる社会づくりについて考えました。 【No.7】石井正信講師:田原本町観光協会事務局長、元奈良県公民教育研究会副会長 「日本人の美しい心が日本を救う~国中と邪馬台国?~」 畿央大学は『太陽の道』の線上にあり、まさに大和の真秀ろばです。この地は大和心と日本文化(稲作文化)の発祥地です。古事記から大和心を紐解きわかりやすく説明していただきました。 【No.8】片上裕之講師:片上醤油 代表者 「醤油 再発見 ~醤油の歴史や種類などをわかりやすく解説~」 毎日使っていて、あまりに身近な醤油ですが、これまでの発展、歴史を振り返り、理解を深めるとともに、現在の醤油の種類やその特徴、使い方などをわかりやすく解説。受講生の皆さんに黒豆の醤を試食していただきました。 【No.9】大城愛子講師:畿央大学教育学部 現代教育学科講師 「スウェーデンの子育て支援と保育 ~仕事と子育ての両立を支えるシステムとは~」 北欧スウェーデンでは女性の就労率の高さと共に高い出生率を維持しており、子どもは社会のものであり“社会的子育て親”の考え方で保育費も安価、小学校から大学まで学費は無料です。日本との制度の違いは根本的に物の考え方の相違があることを学びました。 【No.10】田尾秀寛講師:東寺真言宗権少僧正、四国八十八ケ所霊場会、四国別格霊場会、西国三十三ケ所霊場会の公認先達 「お遍路の社会学」 四国霊場開創1200年を来年に控え、お四国には年間50万人の方がお参りに訪れています。本四架橋後バス遍路が盛んになり世界遺産登録に向けて活動している様子など、お遍路さんについてさまざまな観点からわかりやすい言葉で教えていただきました。 【No.11】近藤芳嗣講師:県民招待作家、奈良市天理市芸術協会員、水門会員、近藤豆腐店代表取締役 「入江泰吉先生に学んだ事 ~表現芸術としての写真~」 大和路は歴史とそこに生きた人々のドラマ。…と自らの作家活動の原点を入江泰吉先生は記述しています。情緒性、空気感、滅びへの愛着などが作品を通じて感じる事が出来ます。今回やまとフォーラムちらし(表面)には入江先生の“二上山暮色”を拝借し、入江ワールドの一端にも触れています。 【No.12】峯松亮講師:畿央大学健康科学部 理学療法学科教授 「筋トレ?いいえ、骨トレ! ~転ばぬ先の骨トレーニング~」 骨折は寝たきりの原因となります。健康のために体を鍛えるように、骨も鍛えることができます。骨粗鬆症と運動を中心にその予防法を概説。運動と栄養のバランスをとって転ばぬ先の骨トレへの挑戦を推奨していただきました。 【No.13】米田安佐子講師:香芝市保健センター 保健師 「あなたにも忍び寄る・・・がん! ~私は大丈夫 そんなあなたが心配です~」 日本では1981年から、がんが死亡原因の第1位を占めており、現在では3人に1人ががんで死亡すると言われています。がんのことをクイズ形式で紹介しながら、がん予防についてみんなで考えてみました。 地域のみなさまに支えていただき、今年でこの「やまとフォーラム」は5回目を、また畿央大学も開学10周年を迎えることができました。心から感謝申し上げますとともに、今後ともご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。
2013.08.29
11月20日(水)ナント元気企業マッチングフェア2013に出展します。
畿央大学の地域社会連携活動のさらなる発展のために! 2013(平成25)年11月20日(水)10時~17時まで、「マイドームおおさか」において『<ナント>元気企業マッチングフェア2013』が開催されます。 畿央大学はこれまでの産学連携をさらに推進・発展していくことを目的に「産学連携コーナー」(2階会場)に出展します。 畿央大学は今年で開学10年を迎えた若い大学ですが、質の高い教育を実現する熱意ある教員陣に支えられ、近隣の市町村・商工団体・企業との連携による共同研究に重点を置き、製商品開発協力にも積極的に取り組んでいます。 南都銀行および南都経済研究所主催によるこのビジネスフェアは2003年第1回目が開催され、今年で11年目を迎え規模・来場者・商談件数ともに拡大しつつあります。畿央大学は平成22年度から出展し今回で4回目となり、大阪という広域な経済圏で本学の研究分野に関心のある企業・団体との新しい連携が進められればと思っています。ビジネスチャンスを求めておられる事業者様はぜひお越しください。 ■ナント元気企業マッチングフェア2013 2013年11月20日(水)10時~17時 マイドームおおさか 2階 地下鉄堺筋本町駅 ①⑫番出口から徒歩7分 地下鉄谷町四丁目駅 ④番出口から徒歩7分 ▼昨年のナント農商工ビジネスフェア記事https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/post-599.html
2013.08.28
2013ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~を開催しました。
小学校5・6年の受講生・保護者26組が夏休み最後の楽しい思い出づくりイベントに参加! 2013(平成25)年8月25日(日)、独立行政法人日本学術振興会への応募採択事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスする―おだしの文化の調理科学体験―」を実施しました。大阪府はじめ、奈良県内からは御所市、橿原市、葛城市、大和高田市、三郷町、そして畿央大学近隣の広陵町、香芝市、上牧町、三郷町などから、元気な26名の小学校5・6年生に調理科学と運動科学を学ぶため参加していただきました。このイベントは2009(平成21)年から5年連続で実施しており、毎年8月子どもたちの夏休みに親子の楽しい思い出づくりとして好評を博しています。 ▲冬木智子学長(前列中央)を囲んで受講生・保護者、実施教員、協力学生全員で記念撮影 午前10時から開校式(ご挨拶・オリエンテーション)、本事業の説明に続いて、第1限目は畿央大学健康栄養学科山本隆教授による「世界の“うま味”と日本料理のおだしの文化について」の講義がありました。日本料理は“かつお”と“こんぶ”の出汁(だし)がうま味のベースになっていて、1907年東京大学理学部池田菊苗教授が、甘味,酸味,塩味,苦味に次ぐ第五の味と言われるおいしさの素“グルタミン酸ナトリウム”を発見しました。世界の国・地域のうま味のもとはこのグルタミン酸やイノシン酸が含まれていて地域の食材を活かした料理がつくられているのです。 2限目は、健康栄養学科上地加容子准教授による実験「味覚の測定方法」。山本先生から教えていただいた五味について薄い溶液からだんだん濃い溶液を口に含んでみてどの時点で味として感じることができるかを実験してみました。年齢や食生活、家庭環境、体調によっても大きく異なるそうで、これをレーダーチャート化して個人の味覚グラフを作りました。味覚には個人差があって当然だそうです。 3限目は、いよいよお楽しみの、健康栄養学科上地加容子准教授、冨岡華代助手、餅田尚子助手による「調理をサイエンスする」実習です。6つの班に分かれた子どもたちが今日のお昼ごはんになる素麺のトッピング具材の切り分けを行い、健康栄養学科の学部生10名がサポートしました。調理実習室の後ろには保護者のみなさんが見守るなか、家庭でもお母さんの手伝いをよくやっている包丁使いが上手な子どもたちも見受けられました。 そして、調理班ごとに分かれて保護者と一緒に学生食堂でランチタイム! 子どもが作ったものを食べるなんて家庭ではめったにありません。お母さん、お父さん方は大喜びでした!! 食後の4限目は、上地先生による「味覚測定」結果のお話です。2限目に行った味覚測定でのレーダーチャート化された結果についてもう少し踏み込んだ解説です。うま味のもとであるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸には具体的な食材としてどのようなものがあるのか、料理とだしの関係、西洋料理・中華料理も日本料理と同じように“うま味の相乗効果”によっておいしく食べられることを学びました。 5限目の授業は、理学療法学科松本大輔助教による「胃腸の機能を整える健康体操」です。この授業には理学療法学科の学生8名が子どもたちのサポートをしてくれました。健康でいるためには、胃腸の機能を整えること、それには規則正しい生活、バランスのとれた食事と定期的で適度な運動が必要です。激しい運動をする場合は食後1時間くらいは休憩をとったあとにする、など基本的なことを学びました。また、腹筋運動(複式呼吸、身体のひねり運動)などを毎日続けることが肝心です。 最後は、畿央大学の冬木智子学長先生から全員に「未来博士号」の修了証書授与式と講話があり、そのあと、冬木記念ホール前に集まり小学生・保護者・教職員・学部生スタッフ全員で記念写真を撮りました。 身体にとって栄養と運動は欠かせないものです。畿央大学健康栄養学科と理学療法学科の先生方、協力学生にとってこの「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」は本学にマッチしたプログラムを地域の小学生のみなさまにご提供できるものであり、5年もの間続けてご好評いただいています。参加してくれた小学生たちから、博士が育ってくれることを期待したいと思います。
2013.08.19
2013年度教職員のための夏の公開講座を開講しました。
所属学校の夏休みに教員自身が自己研鑽するための任意参加講座に多くの先生が参加しました。 この講座は、奈良県教育研究所の依頼に基づいて、先生方に子どもたちが夏休みの間に知識を深め、得意分野をさらに伸ばしていただくことを目的に受講していただく講座です。 2013(平成25)年8月16日(金)午前と午後に、奈良県下の教職員を対象として開講しました。 午前の部は、畿央大学健康科学部理学療法学科准教授の冷水誠先生による『意欲的な学習を生み出すための報酬~報酬による学習「強化学習」の神経科学的見地~』。 ひと口に「記憶」といってもいろいろな種類の記憶があります。子どもの頃の思い出や昨夜の夕食献立、テレビや映画の1シーンなどが人間の脳のどこに納められるのか。人にとっての「報酬」とは金銭だけで片付けられるわけではなく、他人から信頼を勝ち得る社会的報酬(褒める、認める、アイコンタクト)などが動機付けとなって学習の強化が図られます。 理学療法学科神経(ニューロ)リハビリテーションの研究者として活躍されている冷水先生からは、記憶―学習―脳の関係から効果的な学習・勉強方法とは、という内容の講義をしていただき、参加された40数名の受講者のみなさんも納得されていました。 午後の部は、畿央大学教育学部現代教育学科講師の八木義仁先生のよる『小学校国語科 読解指導の進め方』。 小学校教員として長年教育の現場におられた八木先生の経験から、教材研究、指導計画、学年別の授業内容展開についてどうすればよいか具体的な指針が話されました。若い先生方に国語の授業の進め方に自信を持って頂きたいとの思いが込められていました。 音読、物語、説明文、視写についての読み解き方のポイントについてもお話していただき、講義終了後も受講者からの質問に丁寧に答えていただきました。 受講者アンケートからも「指導の土台となるところをご教示いただき、さっそく2学期からの授業にとりいれたい」と、先生方のモチベーションとスキルアップにつながったことが伺える意見が多く見られました。
2013.08.08
運動器リハビリテーションセミナー2013応用編を開催しました。
8月4日(日)、畿央大学運動器リハビリテーションセミナー<応用編>を開催しました。 暑い日にも関わらず、朝から大勢の方々にお集まりいただきました。 今回は<基礎編>で学んだ基礎的知識をもとに基本的な運動療法に活かすための<応用編>でした。 ▲1限目はセミナー代表の福本先生による「運動器リハのためのバイオメカニクスの基礎と最新知見」について。 体と動きは合目的的にできていることをバイオメカニクスの視点や物理学の視点からお話しいただきました。朝から非常に濃い内容でした。やはり、人間の身体って何事においても美しいですね! ▲2限目は「筋力強化の基礎と最新知見」について、今北先生と瓜谷先生による講演がありました。 今北先生は昨年からノースカロライナ州(アメリカ)に滞在されておりますが・・・今回はスカイプを使っての生ライブ授業でした! 時差は13時間!なので、こちら(日本)は朝の11時でしたが、アメリカは夜の10時・・・にも関わらず今北先生はいつも通りのテンションでお話しされました。ライブ授業は通常のものと何も変わりなく、先生はサルコペニアと筋ジストロフィー症について、昨年の続きをお話しされました。基礎系の分野の病態研究によって、新しい理学療法が開発されることには非常に興味深さを感じました。 そして、瓜谷先生による臨床での筋力強化に関するお話がありました。臨床に必要な考え方や知識についてお話いただき、その中から股関節に対して新たな治療方法が一つ増えました! ▲昼食後の3限目は瓜谷先生による「関節モビライゼーションの基礎と最新知見」について。 理学療法士がアプローチしなければならない、関節・軟部組織の診断治療について学生時代に少し学んだことの復習から、現在までになされている研究発表をもとにした幅広い内容でありました。実際に先生が臨床で行なっておられる方法も、骨模型を用いて説明されました。すぐに臨床に活かすことができそう・・・と思いつつも、まだまだ勉強不足なことも再認識しました。 最後に、4限目は修士課程修了生の粕渕先生と修士課程の唄さんから「ROMエクササイズの基礎と最新知見」についてお話していただきました。拘縮・筋収縮(筋スパズム)の病態の基礎的な知識から、臨床応用として治療としてどのように行えば良いのか、ということを、また、生体内の運動により近い関節運動を導くために、関節の3次元動作解析に関する最新の知見のお話もありました。 今回の<応用編>は臨床に結び付けるための、手助けといった内容が多かったのではないかと思います。 このセミナーで学んだことをすぐに患者様へ還元していってください。 ご参加いただいた皆様ありがとうございました! なお、<臨床編>は現在も申込受付中です。次は臨床編でお会いしましょう!
2013.07.30
第8回パッククッキング講習会を開催しました。
男の手料理をめざす!?男性参加者が急増しています! 今回で8回目となるパッククッキング講習会(指導教員:健康栄養学科浅野恭代教授、協力学生5名)が2013(平成25)年7月27日、受講者数は過去最多の53名を集めて開催されました。 「パッククッキング」とは、火を使わない真空調理の家庭版で、材料をポリエチレン袋に密封して電気ポットで調理する方法です。 焦がすことなく、煮くずれもしにくく、一人分のお粥やおかずを同時に作ることができ、また介護をしながら、掃除をしながら、他の作業をしながら調理ができます。 そんな便利さもあって53名中8名が男性、10代2名~70代7名、80代2名(2名とも男性)と幅広い年齢層の参加者でふだんから台所に立って調理されているのか包丁さばきが板についている男性の方がたくさんおられました。 作り出す前にパッククッキングする場合の注意事項の説明がありました。 ①ポリエチレン袋(ビニール袋は絶対に使用しない。)を必ず1枚で使用、(2枚にすると間に空気が入る) ②油脂の使用はなるべく少量で、みりんや酒はあらかじめ煮切っておく。 ③ポットのお湯は容量の3分の1程度とする。 ④ポリ袋は水につけて空気を極力出して(真空状態を作り)根元を結ぶ。 ⑤電気ポットに入れ用途に合わせて時間設定する。注意事項を守らないと事故の元となりますが、逆に基本さえ覚えておけばお家で作るどのよう具材にも応用できることになります。 このパッククッキングでは毎回5~6品を作りますのでレシピ数も年々充実してきています。 今回のメニューは ①しょうがご飯 ②鶏肉のアスパラ包み焼き ③蛸のやわらか煮 ④おからの炒り煮 の4種で、夏らしいさっぱり感いっぱいのメニューです。 受講申込者53名は年齢・性別・住所など異なる任意の9つのグループに分けられ、調理していきますので、まったく知らない方も協同作業を通して親しくなっていきます。なんといっても自分で作ったお料理を食べる、それもみんなで一緒に楽しく食べる、というのがこのパッククッキング講習会の魅力です。 みなさんも次回はぜひこの講習会にご参加ください。お待ちしております。
2013.07.29
第7回冬木学園教育推進プロジェクト(FEP)ホール企画『ソン・ソルナム フルート演奏会』を開催しました。
日本と韓国、そして世界で活躍中のフルート奏者ソン・ソルナムさんの繊細な音色に感動! 2013(平成25)年7月27日畿央大学冬木記念ホールにおいて、韓国のフルート演奏の第一人者であり、「イ・サン」、「トンイ」、「ホ・ジュン」などの韓流ドラマのテーマ曲や挿入歌を演奏されたソン・ソルナムさんをお招きしてフルート演奏会を開催しました。この日参加していただいた地域の方々は約500名で、会場ホール定員500名を超す希望者があり7月初旬には満員御礼となりました。 ソン・ソルナムさんは、アメリカのカーネギーホール、リンカーンセンターでの演奏を経験、2011年3月の東日本大震災以降、東北の被災地の避難場所や仮設住宅で70回以上のボランティアコンサートを開催されています。また、2012年日本国際飢餓対策機構の親善大使になられ精力的な演奏活動を展開されています。 冬木記念ホール受付では、開場13時30分にはすでに長蛇の列ができ、受付整理券、座席指定券をお渡しして入場していただきました。2003年NHK韓国ドラマ「冬のソナタ」が火を付けた韓流ブームは10年経った今も変わらない人気の現れです。 畿央大学も今年で開学10周年の節目を迎え、その記念事業の一環、地域社会貢献イベントとしての開催となりました。 ソン・ソルナムさんは小さい頃に韓国からアメリカに渡って奨学生となるほどの才能を見出され、一流のフルート奏者への道を歩まれました。流暢な英語を話されますが日本語は片言であるため、グレース宣教会香芝チャペルの金牧師に通訳をしていただきました。演奏の合間のトークではソンさんの幼い頃、奨学生時代の頃、韓国に戻られてからの演奏活動や東日本大震災時に多くの外国人が日本を離れ自国に戻っていったにも拘らず何度も何度も福島でチャリティーコンサートを続け、現地の方々に心の復興支援をしていただいたことなどを語っていただき、感銘を受けました。 この日ソン・ソルナムさんが演奏してくださった曲は 1. ネッラ・ファンタジア 映画「ミッション」の挿入曲 2. ホームタウン 3. 約束「韓国ドラマ『イ・サン』挿入曲 4. 故郷 5. 蓮の花の愛 6. フォローミー 7. 松の木 アンコール曲 クリスマスソング ですが、曲に応じて、また同じ曲の中でも場面に応じて 7本の笛を吹き分けて、情緒豊な音色を披露していただき ました。その技術は一流、さすが世界的な奏者といわれると感心させられましたが、なによりも曲そのものにソンさんの魂、情熱がほとばしっていましたのがひしひしと感じられました。 最後に本イベントのボランティアスタッフとして参加してくれた看護医療学科3回生池田実璃さんから感謝の気持ちを込めて花束を贈呈していただきました。 公演後のサイン会でも長蛇の列、人だかりが絶えず、握手と写真撮影に気軽に応じていただきました。 ソンさんは日本国際飢餓対策機構の親善大使を務められていることから、香芝チャペル金牧師はじめ同機構より音響・照明関係の多くのスタッフの方々にもご協力していただきました。心から感謝申し上げます。 ▼最後に、ソンさんと学生ボランティアスタッフで記念撮影!
2013.07.22
第5回やまとフォーラム(夏の公開講座)を開催します。
夏の公開講座「やまとフォーラム」を開催します! 学校法人冬木学園は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学をはじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて14の講座を開講いたします。基調講演を含めてお一人様3講座にご参加いただけます。もちろん、参加費は無料です。 日時 2013(平成25)年9月1日(日) 受付12:30~ 基調講演開会13:00~ 会場 畿央大学 プログラム ご挨拶 13:00~13:20基調講演 13:20~14:20 講師:坂本 信幸 (高岡市万葉歴史館 館長) テーマ:「葛城の万葉歌と大伯皇女の歌」 公開講座Ⅰ限目 14:40~15:40公開講座Ⅱ限目 16:00~17:00 各講座の内容の詳細は、こちら 当日参加も可能ですので、 受付までお越しください。 ※Ⅰ限目に7講座、Ⅱ限目に6講座を開講します。 Ⅰ限目から、Ⅱ限目からの参加もできます。 ※参加される方は、お申込みの上、 直接会場にお越し下さい。 (公共交通機関をご利用ください) クリックで拡大します。→
2013.07.16
開学10周年記念 臨床栄養シンポジウム(健康栄養学科企画)を開催しました。
7月7日(日)畿央大学開学10周年記念事業(健康栄養学科企画)として、健康栄養学科の卒業生活動報告会、臨床栄養シンポジウム及び情報交換会を開催し、延べ500人が参加しました。 第1部の「卒業生活動報告会」では、食品、栄養教諭、スポーツクラブ、ドラッグストア、委託給食、病院、福祉施設などの分野で活躍している卒業生から、仕事への取り組みなどについて報告していただきました。 第2部の「臨床栄養シンポジウムでは、まず伊賀市立上野総合市民病院長の三木先生に「がん治療における栄養サポート:悪液質制御の重要性」というテーマで講演をしていただきました。 その後、三木先生を含む5人の医療関係の先生方により「①各病院でのNSTの取り組みについて ②これからの管理栄養士に求められることについて」というテーマでパネルディスカッションをしていただきました。 引き続いて、第3部の「情報交換会」は地下食堂で行われ、冬木副学長よりご挨拶をいただき、和やかな雰囲気の中、参加してくださった来賓の方々をはじめ、1~7期までの卒業生と、3回生、4回生が食事をとりながら、交流を深めました。 参加した学生は、「管理栄養士の働き方について知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。臨床栄養に興味を持ったので、臨地実習で病院に行き学べるのが楽しみです。」と話してくれました。 また、「管理栄養士に求められることが栄養の知識だけでなく、医療やマネジメントについての知識もあるという事を知り、在学中だけでなく、卒業してからも勉強していくことが大切だとわかりました。」と決意を話してくれた学生もいました。 久しぶりに学校に戻ってきた卒業生たちが、今回の学科企画で得たものをぜひこれからの仕事に、研究に生かしてくれることを期待しています。 また、今回の学科企画を通して、将来のことを見つめ、考え、なりたい自分に近づいて行こうとしている学生を見ると、もっと応援してやりたい気持ちになりました。頑張れ! ご参加いただいた先生方、卒業生、学生、ご協力いただいた教職員、学生スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
2013.07.04
開学10周年記念 教育学部シンポジウムを開催しました。
6月29日(土)13:00から、畿央大学開学10周年記念事業の一環として、教育学部のシンポジウム「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」を開催しました。 文部科学省は、21世紀の現代社会は激動し、知識が社会や経済を動かす「知識基盤社会」の時代が到来している、と捉えています。この知識基盤社会で教育者としてどのように子どもたちにその能力を育て、学力を形成すれば良いのか、という未来へのあり方を探るために、学力形成について第一線でご活躍中の先生方をお招きしてシンポジウムが行われました。 最初に冬木智子学長が、たゆまぬ熱い教育への思いについての開会挨拶をされました。 続いて、白石裕教育学部長が、「創造的な生きる力の根源には学力があり、生きる力を育てることで子どもたちの未来を明るいものにしたい」と、このシンポジウムの目的と講師を紹介されました。 その後の基調講演では、名古屋大学名誉教授の安彦忠彦先生が、「人類レベルでの生存・持続発展が必要な時代となった21世紀において、学力は発達を達成するための部分・手段であり、人格の発達が全体・目的である。」「人格形成ならびに読み書きなどの基礎的学力が基本(不易)であり、時代や社会の移り変わりによって変化する応用部分の学力(流行)については、各自が自由に個性を発展させることが出来るように伸ばすことが大切である。」と人格形成を大切にする学力観を展開されました。 その後、3人のシンポジストの先生方からそれぞれ提言をいただきました。京都大学の松下佳代教授は、「学力は単なる知識・技能ではなく人格的要素にまで繋がる能力のひとつであり、能力を対象世界・他者・自己の3つの軸で捉えて、これらが含まれる学習活動を通して学力を形成することが必要である。特に、中心教科・言語活動だけでなく、様々な教科を通した多様な個性への気づきや教科内容の深い理解が重要である。」と説明されました。 続いて、民間塾の立場から見た現在の子どもの学習課題として、学研エデュケーショナルの青木聡教務部長は、タブレット端末を使ったICT学習により子どもたちの学力が大きく変化した例を示し、「紙のプリント教材とデジタル教材双方の良さを認めつつ、双方の連携を図ることが子どもの学力を育てる上で大切である。」と意見を述べられました。 本学の西端律子教授は、本学卒業生で斑鳩町立斑鳩東小学校(奈良県)の北口克也教諭の授業実践の映像を例示し、「昨今の教育環境の変化に伴い、ICTを使った教育方法が有効である。」と解説され、「これらの機器を使う前提として教師本人の授業力が必要である。」ことも強調されました。 質疑応答では会場の参加者から4人の先生方に活発な質問が出され、先生方も熱心に答えてくださいました。このシンポジウムは、地域の先生方を含む一般の方、卒業生だけでなく本学学生も加わっての参加者250名以上の盛況で、共に子どもの学力形成について考えるという10周年を記念する有意義なひと時となりました。 シンポジウム後の情報交換会は安井義和現代教育学科長のお礼の言葉で和やかに始まり、参加者がシンポジストの先生方を囲んで直接にお話を伺う実り多い時間を過ごすことが出来ました。 シンポジウムに関するアンケートでは参加者の満足度は高く、一般の方々も80%以上の方が、得るものがあったと回答を寄せてくださいました。 教育学部は、今後とも、子どもの教育について現場の先生方や地域の皆様とともに考え、研究し、学生を育て、情報を発信していくことをめざして活動していきます。