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人間環境デザイン学科

2011.10.11

2011年12月11日(日)「なら講座」で本学教員が、吉野山での町並み景観保全への取り組みについて、講演を行います。

2011.03.23

高島屋大阪店『大学は美味しい!2011』に出展しました。

産学官連携で誕生した畿央大学発の美味しいお菓子が“なにわデビュー”!! 2011(H23)年3月16日(水)から21日(月・祝日)の6日間、大阪難波の高島屋で開催された「大学は美味しい!2011」フェアに出展しました。北は北海道大学から南は鹿児島大学まで全国21大学の教員・学生たちが企業等と連携して創作した新たな味が一堂に集結した小学館主催のイベントで、東京の高島屋新宿店では過去3回開催されていますが、関西では初めての試みとなります。畿央大学は昨年6月の第3回新宿店フェアにも参加しており、今回2度目の出展です。     本学のブースでは、健康栄養学科森友彦教授が開発した“大豆(ソイ)パウンドケーキ”(販売元㈱植嶋)、浅野恭代教授と薗田雅子助手が指導教員となり橿原商工会議所とコラボの「万葉人からの贈り物プロジェクト」で学生たちが創作した“本葛ボーロ 千の香り”(販売元岩出湖月堂)、同じく“大和まなのタルト 月の誕生石”(販売元ココアイ)の3つの商品を販売しました。今回販売の“千の香り”と“月の誕生石”を創作したのはいずれも健康栄養学科4回生でしたが、3月20日管理栄養士国家試験のため、後輩の2回生合計5名が代わって販売にあたりました。地元広陵町のかぐや姫姿でお客様に3つの商品をアピール。お客様に商品を買っていただくのがいかに難しいかが体験してみて初めてわかりました。大阪で「畿央大学」の名前を広報することも大事です。学生たちにとってはいい勉強になったようです。     かぐや姫2人が笑顔でお客様をお出迎え 通路は買い物客でごった返しています 「せんとくん」が応援に来てくれました 橿原市キャラの「こだいちゃん」も登場! 学園広報誌「カトレア」を見て1期生も 学部生もご家族で来てお買い上げ   本学のブースには大学教職員、学部学生はじめ、桜井女子短期大学・畿央大学卒業生OB、保護者ら多くの方々にご来場、そしてお買い上げいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。また、3月11日午後2時46分発生の東北地方太平洋沖大地震で被害を受けられた皆さま方にお見舞い申し上げますとともに、全国からの参加予定大学の中では大船渡市に三陸キャンパスがある北里大学の中止もあり、皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。     本学左隣の奈良女子大学は八重桜プロジェクト 右隣は龍谷大学の宇治茶と抹茶シフォン 近畿大学は養殖マグロのイートイン 向かいは、びわ茶(鹿児島大学)とスッポンエキス(大分大学)   紹介しきれないくらい沢山の産学連携商品がずらり並んでいました。それぞれの地方の農畜産物や海産物などの地産地消、研究成果が存分に発表されていました。商品化しているとはいえ地元中小企業との連携であり、お値段は市中商品と違って割高になります。そこには頑張る地方企業の生き残りをかけた姿を垣間見ることができました。畿央大学はこれからも地元の活性化のため産学官連携に積極的に取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力よろしくお願いします。   高島屋大阪店「大学は美味しい」チラシ 畿央大学 出展商品説明 奈良新聞で紹介された記事  

2011.03.17

平成22年度卒業証書・学位記授与式を行いました。

畿央大学ならびに畿央大学大学院の2010(平成22)年度卒業証書・学位記授与式が3月15日開催され、健康科学部194名、教育学部146名、大学院健康科学研究科22名の合計362名が、学び舎を巣立ちました。今年の卒業式は例年より約1週間早く行われ、一足早く訪れた春の暖かい陽気の中、キャンパスは、振袖はかまやスーツ姿の卒業生たち、保護者の方々で華やぎました。 式典は10時に始まり、学部学科ごとおよび健康科学研究科の卒業生の名前が読み上げられ、それぞれの代表者に卒業証書・学位記が手渡されました。その後、学長表彰が行われました。特に優秀な成績を修めた学生が各学科1名選ばれ表彰状と記念品が手渡されました。続いて、理学療法士協会や栄養士協会など各種団体からの表彰状が手渡されました。 冬木智子学長は式辞で、「これまで両親や家族、恩師からの愛と慈しみを受けて育ってきたことの恩をかえす人生を歩んでほしい」と述べ、「報恩」いう言葉を贈られました。 その後、健康科学部看護医療学科村前莉沙さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して教育学部現代教育学科の影林龍哉さんが答辞を述べました。影林さんは、「人は「さようなら」を繰り返して成長してゆくのだと、私は思います。新しい環境、新しい出会い、新しい自分を手に入れる合言葉。そして、今までの経験、思い出を忘れないようにするおまじない。それが「さようなら」という言葉なのです。」と門出の想いを語りました。 卒業式後に行われたエントランスホール前での記念撮影では、ふりそそぐ春の日差しのもとで笑顔がはじけていました。 また、午後4時半より会場をスイスホテル南海大阪に移して『卒業記念パーティー』が開かれました。卒業式では振り袖に袴を着ていた女子学生たちも、今度は色鮮やかなドレスに着替えて再登場しました。パーティーでは、卒業生の実行委員会によるクイズで盛り上がり、その後、会場のあちらこちらに恩師を囲む輪が生まれ、和やかな歓談と写真撮影などの光景が絶えず、名残りのつきないものとなりました。               卒業証書・学位記授与 学長賞授与 学長式辞   送 辞   答 辞       卒業記念パーティー

2011.02.21

2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展を開催しました。

2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、昨年と同じ奈良市「ならまちセンター」において、「2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を開催しました。ならまちセンターは近鉄奈良駅から徒歩約7~8分、興福寺五重塔、猿沢池畔の近くで、旧奈良市役所跡地に図書館、市民ホール、企画展示ギャラリーとして建設された憩いのスペースです。また「ならまち」の名称のとおり、付近一帯が古民家風まちなみが保存され観光客で賑わう界隈にあり、たくさんの方々に見ていただけます。   猿沢池、興福寺五重塔を見ながら南へ 旧奈良市役所跡地の市民憩いの場所   ご来場者の受付風景     人間環境デザイン学科の教員、4回生らは、この日のために何か月もかけて自らの創作を温め“カタチ”にしてきた、いわば4年間の学びの集大成です。1階受付すぐ右に24作品、3階ギャラリーには22作品、合計46作品、共同制作もあり約60名の力作が展示されました。ご来場者には学生たちが輪番で説明にあたっています。以下、作品の一部をご覧ください。                

2011.02.21

産学官連携「下市町商工会木工新製品開発プロジェクト」を支援しています。

合格割箸(勝箸=かつばし)を下市中学3年生の受験生に! 下市町商工会では古くから吉野杉を活用した木製品づくりが盛んですが、三宝や割箸製造技術を応用した新しい感覚での商品・デザイン化について人間環境デザイン学科に連携依頼があり、加藤信喜准教授とそのゼミ生が約半年前から取り組みました。コンセプト・キャッチコピーは“五感であじわう吉野杉”として、創作された新製品は「下市ORIGINAL COLLECTION」の統一ブランドで売り出される予定です。その新製品の数々は2月1日~4日、東京ビックサイトで開催された「インターナショナル・ギフトショー2011」に出品され好評を博しました。     その新製品の中でもこの時節にマッチしたアイデア商品「合格割箸(ごうかく かつばし)」(割箸を割るとその断面が五角(合格)形になるように工夫。天に向かって真直ぐ育つ吉野杉のように、目標に向かって真直ぐ進んでほしいとの思いが込められています。)を、高校受験まっただ中の地元下市中学校3年生への贈呈式が2011(平成23)年2月17日に行われ、加藤先生が出席されました。     この事業は、平成23年度「地域資源全国展開プロジェクト」として2月の東京ギフトショー2011に焦点をあてて進められた関係から今年度の販売時期に合わせています。地元下市中学校の生徒会代表らは全国で一番早く合格割箸を使えると喜んでいました。   (開発された新木工製品の一部と「下市ブランドマーク」)     畿央大学は産学官連携事業を積極的に進めています。下市町のお隣りの大淀町では特産の中増番茶を使ったレシピ開発と番茶成分分析で健康栄養学科が連携し、また吉野町では人間環境デザイン学科がまちづくり協議会に参加しています。これらの山村地区から畿央大学までは車で1~2時間の距離で、畿央大学がもっとも近い総合大学ということで連携の輪が広がっています。畿央大学はこれからも地域社会のために貢献していきます!     【関連記事】 2011東京ギフトショー  https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-343.html

2010.12.22

2011年2月19日(土)・20日(日)2010年度畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科卒業研究・作品展のご案内

昨年に引き続き、奈良市のならまちセンターにて、人間環境デザイン学科の卒業研究・作品展を行います。ぜひぜひご覧ください!! 会場 奈良市立ならまちセンター 企画展示ギャラリーほか→アクセスはこちら 主催 That make lashes on, here and be in shampoo. And walmart pharmacy cialis price one have usuage one head loves. 畿央大学 健康科学部人間環境デザイン学科 会期 2011年2月19日(土)  9:30~19:002011年2月20日(日)  9:00~16:00  

2010.11.09

大和高田・橿原・葛城ものづくりメッセ2010に出展しました。

畿央大学は、地域社会・産業界・行政機関等学外の諸機関・団体との連携を社会的使命としてとらえ、“健康科学研究所”および“地域連携センター”を中心に組織的・総合的に取り組み、かつ積極的に推進しています。奈良県中南和地域の産業の活性化を図るため、発展意欲の高い事業者が交流を通じてネットワークを構築し、ものづくり技術の向上を図る機会作りとして、各社の技術・製品を一堂に集めた「ものづくりメッセ2010」(2010年11月6日~7日、於:奈良県産業会館)に出展しました。   もっとも人の出入りの多い近鉄大阪線高田駅・オークタウン側入口すぐの絶好のコーナーでの展示で、多数の来場者の目を惹きつけました。 畿央大学の教員と学生らが産学官連携事業として行っているほんの一部しかご披露できませんでしたが、「畿央大学って、こんなこともやっているの!」「どの学科の学生たちもいろんなことに参画しているんですね」という感嘆の言葉をいただきました。   【万葉人からの贈り物プロジェクト】 健康栄養学科浅野先生・薗田先生らによる産学官連携成果 橿原商工会議所と本学健康栄養学科および人間環境デザイン学科の教授陣・学生とのコラボで今年2月から取り組んできた、地元橿原の新しい食のみやげもの創作プロジェクトで産まれたのが、本葛ボーロ“千の香り”です。この日森下市長の名代として来賓出席された植田育宏橿原市副市長も新商品を持ってご満悦。(右写真)8日には森下豊橿原市長を訪ね正式に報告します。また11月13日~14日には近鉄百貨店橿原店うまいもん市で販売デビューします。 【大淀町番茶事業活性化支援プロジェクト】 健康栄養学科岩城先生・喜多先生らによる産学連携成果 大淀町商工会と連携し、大淀名産番茶の成分分析、新レシピ開発を行っています。畿央大学のいろいろな測定機器(高速液体クロマトグラフ:栄養成分や添加物、レオメータ:粘りや柔らかさ、マイクロプレートリーダー:抗酸化性物質量、におい識別装置:においセンサーなど)を使って大淀町中増番茶の特性を調べマーケティングに活かすとともに、その特性にあった茶がゆやリゾットをはじめとする新メニュー開発支援によって、大淀町経済の活性化を模索しています。   【桜井三輪町の古民家再生プロジェクト】 人間環境デザイン学科三井田先生らによる産学官連携成果   【転倒予防、速く走れる靴下など地元広陵町靴下メーカー支援プロジェクト】 理学療法学科庄本先生・福本先生らによる産学連携成果   【自然物を使った染め物体験教室】 人間環境デザイン学科村田先生らによる地域密着成果   パネルや実際の成果物展示によって、来場者のみなさんに広く知っていただきました。 以下、会場の様子を紹介します。     今年で第4回目を迎えた「ものづくりメッセ」は、単なるものづくりではなく“売れるものづくり”を標榜しています。そのためには消費者、来場者の声をものづくりに反映させようと、各ブーススタンプラリーによる景品抽選(フードコート券)、各社アンケート、順路・動線の徹底が図られました。また、販売実習体験のため高田商業高校の生徒らに各ブースで働いてもらったり、定期的にハモネスクラブ員がアカペラで歌うなど若い力を存分に発揮させていました。せんとくんも来場し、企業ブース、フードピア、体験コーナーも一段と工夫・充実し今までにない盛り上がりを見せていました。

2010.11.02

全国都市緑化ならフェアで「草木染めワークショップ発表会」を行いました。

2010(平成22)年10月29日(金)午前、馬見丘陵公園で行われている「全国都市緑化ならフェア」花なら広場で、人間環境デザインの村田浩子准教授と学生が草木染めワークショップの発表会を行いました。このイベントは「全国都市緑化ならフェア」から依頼をうけて、村田先生とゼミ生およびプロジェクトゼミ生などが約一年間かけて奈良県内にある5園(畿央大学付属幼稚園、常葉保育園、広陵北保育園、真美ヶ丘第二小学校附属幼稚園、王寺北幼稚園)の幼稚園および保育園で草木染めのワークショップを行い、その集大成として発表会を行ったものです。   緑化ならフェア花なら会場 指導教員の村田浩子准教授 発表会には、ワークショップに参加した園児のみなさん(157人)が作品を持ってきてくれました。また園児の保護者の皆様もカメラ持参で応援にかけつけてくださいました。 また大学からは、澤井先生と教育学部の学生も応援に来てくれました。   5園で行った染物体験ワークショップの様子を、学生が解説していきます。当初の計画ではパワーポイントとムービーによる発表の予定でしたが、会場が明るく画像が鮮明に見えないということから、大型プリンターで打ち出した紙を使っての紙芝居形式で行いました。   学生の発表の後、園児のみんなが作品を持って舞台に上り、学生からのインタビューに、楽しかった、難しかった、出来上がりを心配したけどうまくできて良かったなど、自分の言葉で感想を発表してくれました。   常葉保育園は玉ねぎ皮染めの手提げバック、広陵北保育園は玉ねぎ皮の染めのバンダナ、畿央大学付属幼稚園は玉ねぎ皮染めのTシャツとスタンプ染めのハンカチ、真美ヶ丘第二小学校附属幼稚園は自分たちで種から育てた藍でたたき染めにしたコースターとマリーゴールド染めのハンカチ、王寺北幼稚園は藍の生葉染めのハンカチとチューリップ花びら染めのコースター、それに玉ねぎ皮染めのTシャツに発泡剤を使って天使の羽をつけて楽しみました。完成品は母の日のプレゼントや運動会で衣装の一部として活用していただいたようです。園児たちは、制作時の写真を見ながら振り返って喜び、歓声をあげていました。   イベントの終わりには、特別ゲストとして来てくれた平城遷都1300年記念公式マスコットキャラクターのせんとくんが園児達と写真撮影をしました。せんとくん体操も披露してくれました!!!     ワークショップに協力していただいた学生スタッフのみなさん、一年間お疲れさまでした。   なお各園でのワークショップの様子は、緑化ならフェア開催期間中、馬見丘陵公園館入り口にて、パネル展示でご覧いただくことができます。     【サイト内の緑化フェア関連記事】全国緑化ならフェアで「ダリア染め体験教室」を行いました。 https://www.kio.ac.jp/whats/101020.html 第27回全国都市緑化ならフェアに参加しています。 https://www.kio.ac.jp/whats/100927.html 全国都市緑化ならフェア「トライアルガーデン」に出展します。 https://www.kio.ac.jp/information/2010/08/post-297.html 第27回 全国都市緑化ならフェア vol.1 https://www.kio.ac.jp/information/2010/05/27vol1.html

2010.10.19

全国都市緑化ならフェアで「ダリア染め体験教室」を行いました。

2010(平成22)年10月18日(月)、馬見丘陵公園にて行われている「全国都市緑化ならフェア」において、午前10時半、午後1時半からの2回にわたり、人間環境デザイン学科の村田浩子先生とゼミ生、プロジェクトゼミ生など約15名の指導により、「ダリア染め体験教室」が行われました。平日にも関わらず、各回定員の50名をオーバーする老若男女の方々にご参加いただきました。   会場には、「花なら広場」というドーム型のテントの一角にテーブルとイスを設置。参加者の皆様には、水道設備がなく、ご不便をおかけしましたが、個々の作品づくりを楽しんでいただきました。   参加者で満員の会場 講師の村田浩子先生 奈良県はダリアの球根生産量が日本一です。緑化ならフェア会場では、10月14日~17日まで40,000輪のダリアを使った「ダリア花じゅうたん」が作られていました。今回はこのダリアの花びらを煮出して染色液を作りました。 ダリアの花   今日はダリア染めのハンカチを作りました。5歳の女の子が取材に協力してくれました。 1.ハンカチにビー玉、割箸などを使って絞り模様をつけ、水に浸け絞る。 2.お箸で揺らしながら煮出した染色液に約15分浸ける。 3.媒染液に約10分浸ける。媒染液(無色:アルミ、ブルー:銅、茶:鉄)により完成色が違います。 4.再び染色液に浸けたあと、水洗いすれば完成!!   約一時間で、素敵な作品が出来上がりました。   学生スタッフのみなさん、ご協力ありがとうございました。

2010.09.27

第27回全国都市緑化ならフェアに参加しています。

平成22年9月18日から馬見丘陵公園にて開催中の第27回全国都市緑化ならフェアに、本学人間環境デザイン学科が、トライアルガーデンという分野で参加しています。参加を決定した6月から準備を重ね、8月から制作に入りました。今年の夏はとくに暑く、朝8時でも30℃を超えていました。毎朝の日課はまず、水筒にお茶と氷を満杯に入れること。命綱のようなものです。暑さのあまり、昼食もあまり喉を通りませんでした。でも猛暑のつらさ以上に、完成したときに得たものははるかに大きかったのです!! ここに、人間環境デザイン学科4回生三井田ゼミの学生が、夏休みをフルに使って出来上がったこの作品の全貌を明らかにします!   ≪基礎づくり≫今まで授業で学習した模型とはここから違います。“基礎ってひとつひとつ手作業で作るんだ・・・”        鉄筋の杭を曲げてその先を削ります。     ≪基礎設置≫ 畿央大学に割り当てられた敷地は高低差25㎝の傾斜。   水糸で設置場所を決め、その上にセメント砂を敷きます。セメント砂は基礎が動かないように硬く、そして硬くてもひび割れを起こさないように分量を職人さんに教えていただきながらこねました。 “授業で習った分量はあくまでも基本。現場の状況で判断するってすごいな”   ≪柱・壁・床・垂木 塗装≫ 梶岡工務店さんで各部材の塗装をしました。キシラデコールという油分のある塗装剤は木目を綺麗に浮き上がらせてくれます。丁寧に丁寧に塗り上げました。     ≪建て方≫ いよいよ今回のコンセプト「くるま1台分のスペースに憩いの場を」の本体が建ちました。 1度工務店さんで組み立てたことを思い出して、声を出しながら順番を確認して立ち上げました。土台が備わりその上に柱。筋交を入れて補強する。床も順番にビスで貼りつけます。     ≪庭園づくり≫ 試行錯誤した結果、“竹の四つ目垣”“玉砂利”“装飾的なアプローチ”を取り入れた和風庭園にしました。 そして降り口はデザイン的な角材の階段です。     ≪そして完成≫ 3週間かけて出来上がったとき、みんな喜びに満ち溢れていて自信満々の作品となりました。 それぞれ計画案の違いで起こる葛藤や、やり直しの日々、締め切りの焦りなどたくさんの不安がありましたが、見事に出来上がりました!これは本当に私たちだけでは到底できない作品です。梶岡工務店さん、泉谷木材商店さん、緑化ならフェア管理局の方々、大学事務局、いろいろなご協力のもと完成しました。このブログの枠には書ききれない思い出ができました。 本当にありがとうございました。   この建物は緑化ならフェア終了後、解体するのではなく大学に持ち帰って再現することになっています。そのときはまた一から建てなおさなければいけません。ですがこれが後輩に継承されて畿央大学のシンボルのひとつになってくれるという願いを込めて、また力を合わせて組み立てたいと思います。 『第27全国都市緑化ならフェア』は、平成22年11月14日(日)まで実施されています。 みなさんも、是非一度、見学にお越しください。   第27全国都市緑化ならフェアHP http://www.yamatohanagoyomi.jp/   【スマイルサイト関連記事】全国都市緑化ならフェア「トライアルガーデン」に出展します。https://www.kio.ac.jp/information/2010/08/post-297.html第27回 全国都市緑化ならフェア vol.1https://www.kio.ac.jp/information/2010/05/27vol1.html

2010.09.07

畿央大学の充実したプログラムにもとづく子育て支援講習会が終了しました。

60歳以上のシニア向け就業支援プログラム「子育て支援講習会」が、2010(平成22)年8月23日から9月3日までの10日間、畿央大学内の各教室および施設、畿央大学付属幼稚園において行われました。この子育て支援講習会は、社団法人奈良県シルバー人材センター協議会からの受託事業で、奈良県内在住の60歳以上の方々を対象にいつまでも元気に働く意欲をもって社会に貢献していただきたいとの目的のもと、毎年夏に実施しています。子育て支援は、国の重要な施策に位置付けられており、子育て経験豊富なシニアパワーを活かそうという厚生労働省のバックアップもあります。しかし、30~40年前の子育て環境と現在では大きく異なっており、ギャップに戸惑うことのないよう、畿央大学の多彩な専門家グループ総勢20数名が講義と実技の両面からサポートしています。今回も元気なシニアの方30名が参加され、全員がほぼ皆勤でした。 以下、授業の様子を講義テーマと写真でリポートします。   育てに関する政策動向(白石教育学部長) 信頼関係の重要性(三好教授) 子どもの心身の発達(三好教授) 妊婦から幼児までの世話(澤井講師) 子育て支援の現状と背景(大城講師) 絵本でつかもう子どもの心(金子教授・今村) 子どもの病気・障害の捉え方(岡本教授・上田) 子どもを守る(北條講師) 子どもの健康を育む食育(喜多講師) 自然と触れ合う(渡辺教授) 音を合わせて感じる音楽(坂本准教授) 子どもの遊びの世界(柳父教授) 自然物を使ったものづくり(村田准教授) 子どもと楽しむ運動遊び(永渕講師) 作って楽しむ(西尾准教授)  畿央大学付属幼稚園見学 (澤井講師、粕井准教授) 家庭と地域の連携を(廣瀬講師) 10日間よく頑張られました!修了証書授与式   60歳を過ぎて10日間通学し朝10時から夕方4時までびっしり毎日授業を受けるって、ほんとうに大変なことなのです。でもみなさん毎日がドキドキ、わくわくで楽しんで来校されました。そして全く知らない方30名みんながうち溶け合って地域の新しい友達の輪ができました。これこそが大きな財産となって、講習で得た知識・経験とともに社会に役立っていくものと願っています。みなさん、お疲れさまでした、そしてこれからも健康で生き活きと頑張ってください!畿央大学はシニアのみなさまを応援しています。

2010.05.31

「学生店舗モニター」で改装設計デザインを提案しました。

人間環境デザイン学科4回生(加藤ゼミ)が、産学連携事業の葛城地区広域商工会「学生店舗モニター」で診断先企業の店舗改装設計デザインを提案し、学生の素直な意見が経営者の心をとらえました。   2010(平成22年)3月に実施した葛城地区広域商工会依頼による「店舗モニター」で、王寺町にある花屋さんへの提案で、学生たちの意見が実際に取り入れられるかもしれません。店舗モニターでは大学生の目(客側)から見て、もっとこうすればお店に入りやすい、買いやすい、ここを直してみては、という提案をしています。店舗も自宅同様、長年使い慣れた本人には改善点に気づきにくいもので、他人からズバリ指摘されてやっぱり、なるほどと思うものです。学生たち10人は加藤信喜准教授の監修のもと、店舗改装設計デザイン提案書16ページ(設計図10枚含む)をまとめ、改装後の店舗模型も作って、5月27日王寺町商工会館において施主と工務店社長にプレゼンテーションを行いました。     コンセプトは、花の色を際立たせるために、背景である店内はモノクロームで統一し、直線を基調としたデザインで、モダンかつシンプルな空間の演出。狭いスペースの中で商品の花を引き立てる工夫や雑貨販売コーナーを確保するための整理収納棚の設置も欠かせません!大きな改善点は、①コンセプトの統一、②作業台の一体化、③照明計画の3つです。花屋らしいロゴマークを看板・名刺・ステッカーに使用しているのも粋な計らいです。ローコストで最大の効果を上げるためのヒントが随所に盛り込まれたプレゼンでした。ここまで精緻な製図を引いてあればすぐに見積もり計算ができる、と工務店社長さんにもお墨付きをいただきました。来月には見積書を施主に提示し、工事に踏み切ることができるかどうかが決まります。プレゼンのあと、施主の悩みや細かな改良点の確認のため、みんなでもう一度店舗を見に行きました。     学生店舗モニターでは、昨年度に中華料理店の照明器具を一新していただいた実績がありますが、今回のように店舗改装まで到る例は初めてです。学生たちの真摯な意見を受け止めてくださる経営者の方々、帯同してくださる商工会関係者、学生に指導し監修していただく指導教員のみなさまの支援があって成り立つ産学連携事業なのです。学生たちにとっては街すべてが大きなキャンバス、生き生きしている人々とその生活がデザインの対象です。店舗モニター企画はまだまだ続きますので、乞うご期待ください!!

2010.04.19

産官学連携の古民家改修「醸」KAMOSUオープニングセレモニーを開催しました。

人間環境デザイン学科学生たちが三輪の古民家改修デザインを担当、オープンニングセレモニーで学長が祝辞を述べられました。   2010(平成22)年4月16日、人間環境デザイン学科長三井田康記教授の指導の下、学生たちが桜井三輪活性化のシンボルとなる古民家改修デザインを担当し、この日“中町ギャラリー「醸」”としてオープンしました。協力者団体代表として畿央大学冬木智子学長がオープニングセレモニーに出席し、祝辞を述べられました。   「醸」全景 祝辞を述べる冬木智子学長 “作品”の玄関前にて三井田学科長 学生代表として大橋一馬さん(大学院生)が参列 古い街道沿いの桜井三輪に馴染む漆喰の白と黒塗りの木をベースとした町家ですが、家の中は大きな梁を残しつつ使い勝手を重視した多目的なギャラリースペースに変身しました。2階への吹き抜けと緩やかな階段、目にやさしい間接照明、景観に調和した瓦一体型太陽光発電パネルの設置、もちろん地域の木材を使用するなど、ユニバーサルデザインと斬新なアイデアがいっぱいの町家モデルハウスの様相でした。   以下、建物内部の一部をご覧下さい。   階段部分 2階の梁と漆喰壁 2階天井の梁 2階事務所スペース 癒しの場となる中庭 1階奥の別棟工房(この日はセレモニー準備室) 三輪中町ギャラリーは地域の皆さんに利用され、親しまれるスペースを提供します。個展・体験教室・音楽・クラブ活動・商品発表会など多目的イベントに、リーズナブルな料金で利用できます。 (クリックで拡大します→)    

2010.04.15

産学連携で(株)墨運堂の「ゆび筆」開発に協力しました。

2010(平成22)年4月13日、(株)墨運堂(松井専務、植野部長)がゆび筆の商品化にこぎつけたということで報告に来られました。㈱墨運堂は、奈良市六条に本社をおき、創業1805(文化2)年という200年以上にわたる墨の老舗。数年前に手に障がいをお持ちの方たちにも自由に文字や絵が画けないかと“ゆび筆”の開発に取り掛かられました。初めはゴム製指サック状の先に穂先を取り付けた簡単なものを作りましたが締め付けの強弱の問題があり、次にプラスチック製でスリット入りのゴム輪固定のものを開発。しかし、やはり指への締め付けがしっくりこず柔軟性を持つようプラスチック成分の配合をいろいろ考えられ、この度商品化にこぎつけられました。その試作段階で本学の健康科学部人間環境デザイン学科の中山順准教授と理学療法学科の岡田洋平助教が開発協力しました。   墨運堂(左から松井専務、植野部長) 完成品を手に(左から岡田先生、中山先生) 墨運堂松井専務は、試作品を作るごとに全国の障がい者養護施設や幼稚園、保育所を回られ、使い心地を試していただき改良し続けました。今まで字が書けない、絵も描けないとあきらめていた方々からゆび筆を使って人生が変わったという沢山の手紙をいただいたことが、私のゆび筆開発の原動力になったと語っておられました。本学に来られたこの日には、今までに届いた手紙や書かれた作品の数々をファイリングした冊子を見せていただき、出会いと感動、松井さんの執念ともいえるゆび筆開発の情熱を感じたひとときでした。   ゆび筆「Pop Corn:ポップコーン」 指にしっかり馴染む大中小の3タイプ 商品化にあたっては、ポップ(アートな)一番目立ちやすい黄色にし、コーン(弾けるとうもろこし)をイメージしてPop Cornポップコーンという商品名に。従来の筆とは違った新しい感覚で自由な発想と場面に使え、夢が広がるネーミングで登場しました。このポップコーンは障がい者向けのみならず健常者にも、これまでの書く概念を変える新しい感覚の筆記具、脳と指が見事に一体感を持つ筆記具として、産経・朝日・読売・奈良の各新聞紙面やテレビ東京「WBSワールドビジネスサテライト」のトレンドたまごでも取り上げられている、まさにトレンドな筆記具です。詳しくは、同社ホームページで↓畿央大学はこれからも産学連携に積極的に取り組みます。ご要望がございましたら企画部までご連絡ください。   墨運堂ホームページ ゆび筆ホームページ  

2010.02.22

「2009年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を開催しました。

2010年2月20日(土)21日(日)の2日間にわたり、興福寺、猿沢池近くの「奈良市立ならまちセンター」で、人間環境デザイン学科卒研発表作品展を行いました。同センターは旧奈良市役所跡地に図書館、市民ホール、企画ギャラリーとして建てられた立派な施設です。昨年度までは学内で行っていた「人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を、さらに多くの皆様に見ていただこうと、今年は外部施設での開催となりました。   奈良市の中心街にある「ならまちセンター」 受付のようす 三井田学科長を囲んで   1階入口のすぐ右に受付、その奥には19作品、3階には25作品、全44作品を配置。うち共同制作5作品があり、4回生50名の作品が無数の天井からのライトに映えていました。 制作に半年から1年ほどを費やした力作が揃いました。全員が今春卒業、4月からの就職先を決め、晴れやかな気持ちで来場者をお迎えしました。以下、ほんの一部をご紹介します。  

2010.01.09

2011年2月19日(土)・20日(日)2010年度畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科卒業研究・作品展のご案内

奈良市のならまちセンターにて、人間環境デザイン学科の卒業研究・作品展を行います。学外で行う初めての試みです。無料ですので、ぜひぜひご覧ください!! 会場 奈良市立ならまちセンター 企画展示ギャラリー及び会議室2・3アクセスはこちら 主催 畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科 会期 2010年2月20日(土)9:00~19:0021日(日)9:00~16:00

2008.11.13

「大和高田・橿原・葛城ものづくりメッセ2008」に出展しました。

奈良県中南和地域の産業の活性化を図るため、発展意欲の高い事業者が交流を通じてネットワークを構築し、ものづくり技術の向上を図る機会作りとして、各社の技術・製品を一堂に集め紹介する「大和高田・橿原・葛城ものづくりメッセ2008」の産学官連携コーナーに出展しました。11月9日(日)、10日(月)の両日開催され、来場者は合計5,200人にのぼり大盛況でした。本学では健康科学研究所と地域連携センターが主となって進めている産学官連携の研究成果などをパネルやDVD映像を通して、来場された企業者や一般の方々に紹介しました。     まちづくり 健康科学部人間環境デザイン学科三井田教授らによる研究成果 平成17年より奈良桜井の三輪地区を対象として景観調査を行い、まちの魅力を資源としての活用計画づくりを行ってきました。平成19年からは三輪駅前広場整備のための提案を地域住民、奈良県(建築課)、桜井市、奈良県建築士会らのメンバーとともに実施しています。また、今年香芝市行政の方々に提案した「かつらぎの道/高塚地区公園のユニバーサルデザイン」の2つを紹介しました。     速く走れる靴下 健康科学部理学療法学科福本講師らによる研究成果 広陵町の地場産業である靴下メーカーの大手企業とタイアップして開発・商品化した速く走れる靴下「ダッシュ王」の実験・実測値の結果等をパネル紹介しています。高齢者用には、転倒予防靴下の研究でつま先の上がりやすい(つまずきにくい)靴下を開発中。ねんざ予防靴下の研究では、歩行中の足首が内反(内側にねん挫)しにくい靴下を考案し、特許出願しています。また、子供用として「ダッシュ王」(展示品:滑り止め、五本指、テーピング加工により踏切エネルギーが増加していたため商品化)として発売しています。     ヒッププロテクター 健康科学部人間環境デザイン学科村田准教授らによる研究成果 同種の市販されている製品は下着形式であり身体にフィットする反面、着脱が困難で夜間のトイレが頻繁な高齢者には着用に無理があるため、より装着感のよい外装型(スカート型とスラックス型)を開発し、特許出願している商品を紹介しました。     大豆ケーキ 健康科学部健康栄養学科森教授による研究成果 大豆の成分として、血中コレステロール値を低減させる大豆たんぱく、構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ているため女性にやさしいイソフラボンや大豆サポニン、大豆レシチンを含み、なんといっても美肌・ダイエット効果のある食物繊維という点に着目。小麦粉を使わず、上記のような特長のある大豆微粉末を主原料とする「大豆ケーキ」の製法で特許申請中のものを紹介しました。11月9日/10日の両日は、3種類の味の「大豆ケーキ」試食コーナーを設け、どの味がおいしいかをご来場者に投票していただき好評でした。      

2008.02.06

「もてなしの三輪駅前広場」をみんなで考える集いに参加しました。

畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科2・3回生の演習講座「プロジェクトゼミ」の三井田ゼミは、桜井市三輪地区を対象にして、ワークショップを行っています。このワークショップは住民参加のもとに三輪駅前を具体的にデザインしようという「三輪駅前広場デザインゲーム」で、昨年の10月から約半年間かけて行いました。町の玄関としての駅前広場に何が必要か、まちづくりにとって何が大切か、駅前広場が持つ役割や様々な立場から見て、まちづくりにどんな役割をはたせるかなど、話し合いを何度も重ねました。小学生から高齢者まで50人以上の年齢も立場もちがう人たちに混ざって、学生たちも活発に意見を述べ、「もてなしの三輪駅前広場」という基本方針が決まりました。その後、現況調査を行い、やっとデザインが完成しました。13名の学生が約1か月間、徹夜も時にはしながら仕上げた広場の模型は、約2,000㎡を1/50で作った迫力と、細部までこだわったデザインが際立っています。模型を使って住民の方にプレゼンテーションを行う姿は堂々として、主催者側のスタッフの一員に見まがうほどでした。学生が考えたデザインがそのまま実現されるわけではありませんが、住民の方々の“夢”をひらかせるきっかけとなったにちがいありません。今後はまちづくりの具体化の第一歩、「案内板」を学生が中心となって設計します。学生と地域住民のデザインゲームはいよいよ目が離せなくなりそうです。       産学官民で駅前に設立された まちづくり拠点「三輪座」事務所   三井田ゼミの学生の手によって 完成された「夢」模型   カメラを使って、模型を人の 目線で紹介しました   会場からの意見を集め、 分類整理 短期的・中期的な課題に整理 して報告しました 「案内板」の設置と今後の 取り組みを確認しました