看護医療学科
2015.06.25
平成27年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に本学が採択されました。
本学が文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に申請していた地域密着型研究プロジェクト「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」が、2015年6月18日付けで採択されました。今後5年間にわたり文部科学省より助成を受け、研究を進めていくことになります。 世界有数の長寿国である我が国では、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。効果的・効率的な地域包括ケアを進めるには、住民のヘルスケアデータ(健診データ、体力、認知症等)の蓄積と運用が基盤となりますが、現在それらのデータは分散しており、十分に活用できているとは言えません。 本研究の目的は、地元広陵町と協働してヘルスケアデータの統合一元化(プラットフォームの構築)を進め、そのデータ蓄積の枠組みによる研究基盤を構築するだけでなく、データヘルスの課題だったデータ把握困難者へのアプローチおよびデータ活用実践の方法について、人材育成を手段として進めることで、住民の健康増進および介護・認知症予防に寄与するかを明らかにすることです。 以下4項目の研究を通じて、効果的、効率的な地域包括ケア推進のための実践と知見を得ることを目標としています。 ヘルスケアデータ統合によるプラットフォーム構築に関する研究本学と広陵町が協働で行ってきた各種体力・身体測定と運動教室におけるデータ、国民健康保険のレセプト(診療報酬明細)および介護保険のレセプト(介護報酬)、住民調査の結果などを統合しプラットフォームを構築することにより、地域に分散した詳細な住民の健康データを一元化し、蓄積していくことで本研究の基盤を構築する。 健康・認知機能低下の効率的なスクリーニング方法およびそのアプリケーションの開発地域住民が気軽に自身の健康情報や認知機能の低下に関する情報を評価できるようにするため、簡便なスクリーニング法を開発する。これらは高齢者にも比較的容易に操作可能なタブレット端末等の電子デバイスを用いて行う。 健康啓発・予防医療推進のための住民リーダー人材育成による効果検証自身の健康情報を得た後、どのように健康増進あるいは介護予防を行うかが課題であるが、個人では限界がある。そこで、健康啓発・予防医療・介護予防推進、認知症対策のための住民リーダーを養成することによって、ソーシャル・キャピタルを増加させ、地域住民のヘルスリテラシーを向上する。 住民への健康支援を多専門分野で構成される学生チームで行うことによる教育効果健康科学・教育学を学ぶ学生たちが学科の垣根を超え、実際に住民と触れ合い、気づき、実践していくことで得られる効果を検討する。この実践は学習意欲を高め、異なる学科の分野も含まれることから視野の拡大、多世代と関わることからコミュニケーション能力向上にもつながる。また、自分自身の健康行動の改善や、住民支援の方法の理解、地域の課題への認識が高まる。また、住民が若者と関わることへの心身への効果も期待できる。 本学と広陵町は包括連携協定を結び、これまでも連携して介護予防リーダー養成講座、各種運動教室、イベント協力などさまざまな取り組みを進めてきました。今回の採択を受けてこれをさらに強化、発展していくことになります。本プロジェクトが地域密着型研究のモデルケースとなり、また広陵町の皆さんのヘルスプロモーション(健康増進)につながるよう、大学一丸となって取り組んでまいります。 研究プロジェクト名 ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成 研究プロジェクトメンバー 文 鐘聲 ヘルスプロモーションセンター 研究部門長(研究代表者) 高取 克彦 ヘルスプロモーションセンター センター長 福森 貢 看護医療学科 教授 山崎 尚美 看護医療学科 教授 松本 泉美 看護医療学科 教授 福本 貴彦 理学療法学科 准教授 瓜谷 大輔 理学療法学科 准教授 松本 大輔 理学療法学科 助教 宮崎 誠 教育学習基盤センター 特任助教 【平成26年度 広陵町との主な連携事業】 「広陵町介護予防リーダー養成講座」修了式を行いました。 広陵町・靴下組合の連携企画「靴下ファッションショウ」が開催されました。 広陵町主催「親子で健康フェスタ」に共催・参加しました。 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.10~広陵町体力測定会! 積み木ボランティア@かぐや姫まつりレポート! 広陵町かぐや姫まつり「ソックアニマルつくり」ワークショップを開催しました! 広陵町連携 高齢者健康サポート体操教室(仮称)を実施しています。 広陵町連携 地域巡回型健康教室「広陵元気塾」が開かれています。
2015.05.15
奈良県認知症ケア専門会総会 第2回研修会のご案内(5/17)
2015.04.03
平成27年度入学式を行いました。
学部生559名、大学院生29名、助産学専攻科10名、合計598名の畿央生が誕生しました! 週間天気予報では連日曇りか雨、しかし畿央大学入学式が行なわれた2015(平成27)年4月2日(木)は全国的に晴れで満開になった桜の花のもとで真新しいスーツに身を固めた初々しい畿央生が記念写真を撮っている光景が見られました。この日誕生した畿央生は、学部生559名、大学院生29名、助産学専攻科10名の合計598名で、学部生は午前10時、院生と助産学専攻科は午後3時からにわかれての入学式となりました。 昨年度から入学定員も増加していることから600名近くの新入生と保護者の方々でキャンパスは華やいだ雰囲気でいっぱいになりました。 各学科長から一人ひとり名前を読上げられ初々しい面持ちで新入生が起立、冬木正彦副学長による入学許可の言葉を緊張した様子で受け止めていました。冬木智子学長式辞では、「69年前自宅を開放して始めた頃から今までに約2万名の卒業生を輩出してきました。冬木学園の一員として建学の精神の旗頭を掲げて歩んでいただきたい。」と述べられました。 ご来賓の山村吉由広陵町長からは「町政60周年となるロマンあふれる広陵町で、充実したキャンパスライフを」と、また吉田弘明香芝市長からは「努力を惜しまず学生生活の中でチャンスを掴んで」と、また清水隆平後援会長は「失敗を恐れずにチャレンジしてほしい」と新入生へのエールの言葉をいただきました。 新入生代表から宣誓、在学生代表から歓迎の言葉があり、閉式となった後、教職員の紹介、学歌の紹介、学生による歓迎行事と続きました。歓迎行事として、映画制作部が作成した畿央大学の1年間のイベントを紹介した映像が流され、笑顔と元気一杯の行事の数々に新入生たちも目を輝かせて見入っていました。またジャグリング部によるパフォーマンスも見ごたえがあり、最後には大きな拍手が沸き起こりました。 午後3時からは、大学院健康科学研究科と教育学研究科および助産学専攻科の入学式が行なわれました。 院生29名、専攻科10名、全員の名前が読み上げられ、入学許可された後、それぞれの研究科長、専攻科長から祝辞をいただきました。より高度な学びと研究活動に向けての決意を固める、緊張した中にも和やかな入学式となりました。
2015.03.25
看護師、保健師、助産師国家試験合格率100%を達成!~2015年3月卒業生
2015年2月に実施された看護師、保健師、助産師の国家試験の合格発表が3月25日に行われました。4回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、看護師国家試験に85名が挑戦し2年連続で全員が合格をはたしました。また保健師国家試験でも受験者66名全員が合格。日頃の頑張りが見事に花を開きました。 一方、今年が3回目の卒業生となった助産学専攻科では卒業生5名が3年連続で全員合格をはたし、4月から助産師としてスタートすることになりました。 この結果、看護職の3つの資格ですべて100%合格という、嬉しい快挙になりました。 今回の看護師国家試験合格率の全国平均(新卒)は95.5%となりましたが、本学の学生はよく頑張って、卒業生全員が合格をはたしてくれました。さらに保健師と専攻科の助産師を含めて、すべてが100%の合格という快挙でした。国家試験の合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要です。これからも、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 伊藤明子
2015.03.18
平成26年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
畿央大学ならびに畿央大学大学院の2014(平成26)年度卒業証書・学位記・修了証書授与式が3月17日開催され、健康科学部267名、教育学部163名、助産学専攻科5名、大学院健康科学研究科27名の合計462名が、学び舎を巣立ちました。 キャンパスは、振袖袴や紋付袴、スーツ姿の卒業生たち、保護者の方々で華やぎました。 式は10時に始まり、学部学科ごとおよび助産学専攻科、健康科学研究科の卒業生の名前が読み上げられ、それぞれの代表者に卒業証書・学位記・修了証書が手渡されました。 その後、学長表彰が行われました。特に優秀な成績を修めた学生が各学科1名選ばれ表彰状と記念品が手渡されました。 冬木智子学長は式辞で「建学の精神である『徳をのばす(人に幸せを与え)、知をみがく(探究心を持ち)、美をつくる(人に美しいと感動を与える)』を実践して、歩み続け、母校である畿央大学には仲間との絆があることを忘れず、社会で頑張ってください」と卒業生を送られました。 奈良県前田副知事からは「奈良県はますます高齢化する社会に対応するため『健康と地域包括ケア』に力を入れており、畿央大学健康科学部の有する理学療法学科、看護医療学科、健康栄養学科、人間環境デザイン学科はまさに時代が要求する人材を育成する大学であり注目しています」と祝辞をいただきました。 その後、畿友会代表の伊村薫さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して健康科学部看護医療学科の小杉明日香さんが答辞を述べました。 また、午後5時より、会場を帝国ホテル大阪に移して『卒業記念パーティー』が開かれました。 卒業式で袴姿だった女子学生たちは、今度は色鮮やかなドレスにお色直しして再登場。パーティーでは、会場のあちらこちらに恩師を囲む輪が生まれ、和やかな歓談と写真撮影などの光景が絶えず、名残りのつきないものとなりました。
2015.02.02
広陵町連携「介護予防リーダー養成講座」を開催しました。
畿央大学の講義・実習室を使って、介護予防リーダー養成を地域コミュニティーに拡大! 畿央大学は広陵町(福祉課地域包括支援センター)と連携して、『介護予防リーダー養成講座』を開講することになり、2015(平成27)年1月29日(木)、畿央大学P棟運動機能実習室において第1回目講座を開催しました。この講座は2月から3月にかけて原則週2回火曜日・木曜日行い、最終回3月5日(木)には認定試験および修了式が行なわれることになっています。 定員10名のところ昨年12月26日(金)の説明会には3倍の30名以上の応募があり、第1回目の講座には30歳代から最高齢77歳まで37名の方々が受講されました。 広陵町では転倒・骨折予防や認知症予防を目的として一般高齢者向けの運動教室を町内5箇所で開設していますが、年々参加者が増加してきており広陵町民の予防意識の高さが感じられます。国は団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて「元気な高齢者が虚弱高齢者を支える仕組みづくり」を重要課題としており、健康づくり・介護予防の担い手の育成が急速に高まっています。しかし、その養成と養成後に実際の地域活動につなげるのは容易ではありません。 今回の取組みは、大学のキャンパスを利用して理学療法士である大学教員が中心となり既存の運動教室への「サポーター」だけに留まらず、自主的な活動を行える地域支援の「リーダー」を養成することをめざしています。市町村単独で行う一般的な養成スタイルではなく、シルバー大学のスタイルを導入し、大学教員が中心となって養成を行うこと、また養成後に活躍していただく実際の現場へ実習にいくカリキュラムを取り入れた実習型の養成がこの講座の大きな特徴であり、全国的に見ても数少ない取組みです。 第1回目のテーマは、「介護予防、転倒予防とは」、まずは現状を知るということで、全国の死亡原因日本全国民の平均寿命と健康寿命の乖離の程度、および私たちの広陵町民のそれを比較、高齢者の死亡原因と要介護状態となる原因、転倒予防の大切さ、誤嚥になるのを予防する体操(「誤嚥にナラん!体操」)の内容、65歳以上の要介護別認定者数の推移、などについて学びました。 今後のスケジュールは以下の通りです。 回実施日主な内容 第1回 1月29日(木) 開講式、介護予防、転倒予防とは) 第2回 2月3日(火) 運動器の仕組みと加齢による影響 第3回 2月5日(木) 認知症、高齢者のうつについて 第4回 2月10日(火) ストレッチングの理論と実際 第5回 2月12日(木) 筋力増強、持久力向上の理論と実際 第6回 2月17日(火) バランス運動の理論と実際 第7回 2月19日(木) ロコモティブシンドロームとその予防法 第8回 2月24日(火) 体力測定実習と結果の解釈 第9回 2月25日(水) 介護予防教室サポート実習(学外実習) 第10回 3月3日(火) 運動指導方法論、リスク管理について 第11回 3月5日(木) 認定試験、修了式 ※修了後は、「広陵町介護予防リーダー」、「誤嚥にナラん!体操指導員」に認定されます。 ※畿央大学教員:理学療法学科高取克彦准教授、松本大輔助教、看護医療学科乾富士男准教授
2015.01.26
畿央大学の「?」が「!」になる1分間ムービーをアップしました。
2014.10.20
第12回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました!
2014年10月18日(土)・19日(日)に実施した第12回畿央祭は、晴天に恵まれ、地域の皆様をはじめ約9500人もの多数の方々にご来場いただきました。 今年のテーマは『輝(かがやき)』。 主なブースをフォトレポートします。 野外ステージ ■開会式 学長のご挨拶、畿央祭実行委員長の開会宣言のあと、花火とバズーカーによる華やかなオープニングとなりました! ■吉本お笑いライブ(笑い飯、銀シャリ、和牛) ■バンド、ダンスなど 熱いパフォーマンスが2日間にわたり繰り広げられました。 ■閉会式2日間を締めくくり、畿央祭実行委員有志による「ソーラン節」は伝統になっています。 冬木記念ホール ■バンド演奏など バンド演奏、吹奏楽、チアリーディング、ダンスのほか、学外から関西中央高等学校軽音部、フラダンスなどのゲスト出演もありました。 アリーナ ■子ども向け企画 「ぼうけんランド」2日間、畿央生と子どもたちが、きちんとルールを守って、思いっきり遊びました。初日で気に入って、2日連続で遊びに来てくれた子どももいたようです! 模擬店など 模擬店は56店舗。クラブ・サークル・ゼミ単位など、いろんなグループで出店しています。 1回生の時から4年連続で同じメニューを提供している模擬店もあり、セールストークも板についていて、リピーターが訪れているお店もみられました。 ★☆★ウェルカムキャンパス★☆★ 例年「畿央祭」と同時に開催している『ウェルカムキャンパス』は、畿央大学の教職員がお送りする、地域のみなさま参加型のイベントです。 今年も、畿央祭にあわせて開催し、畿央祭を楽しんでもらいつつ、老若男女の皆様に研究成果を体験していただきました!! ■健康チェック 10/19(日) <健康推進事業委員会> ■健康カロリーチェック 10/19(日) <健康栄養学科> ■学びのギャラリー 10/18(土)・19(日) <人間環境デザイン学科> ■遊びと学びの楽習空間へようこそ! 10/18(土) <現代教育学科> ■同窓会サロン(ホームカミングデー) 304名の卒業生が来場。 ハロウィンパーティ風のブースを作り、卒業生の休憩スペースとして喜んでいただきました。畿央祭で利用できる金券1000円とお茶か今年は畿央ロゴ入りミネラルウォーターを配布し、恒例のガラガラ抽選会を実施しました。 →畿央祭同窓会サロン(ホームカミングデー)のご報告(Smile Blog) ■ミニオープンキャンパス 2日間で約150人にご参加いただきました! 参加者には畿央祭で使える金券が配布され、キャンパス見学もかねて、学園祭にくりだしました! 畿央祭にご来場、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!近日中に、実行委員や学生広報スタッフによる畿央祭ブログも公開予定です。ご期待ください!
2014.10.14
卒業後の進路相談・教員採用試験対策について
2014.08.26
御所市連携「御所市コミュニティカフェ」がオープンしました。
御所市連携「御所市コミュニティカフェ」が落語会でオープニングセレモニー! 畿央大学と御所市(東川裕市長)は、平成23年8月、御所市におけるまちづくり、都市計画、健康づくり、子育て支援などを目的に包括連携協定を締結しています。御所市は、健幸都市=SMCスマートウェルネスシティ構想(少子高齢化、高齢者医療費高騰を抑制しつつ福祉を充実する)の一つとして、近鉄御所駅前から御所市庁舎に続く新町商店街の一画(旧上田洋品店)にコミュニティカフェをつくる企画が持ち上がり、6月から準備を始め、7月からは店舗改装に着手しました。 2014(平成26)年8月22日(金)待ちに待ったオープン日となりました。 初日イベント開催にあたり、まず、東川市長からコミュニティカフェの意義と今後の持続的発展へのメッセージが述べられ、運営主体となる畿央大学人間環境デザイン学科(齋藤功子教授、ゼミ生6名)からみなさまへのご挨拶がありました。 その後、オープニングイベントとして、「落語会」が行われ、多くの近隣住民の方々が来られ用意した55席がすぐに満席になり立見が出る状態になりました。 発起人となったこのゼミ4回生6名(岡本和真、倉田恵輔、西島雅峰、細田大翔、水ノ上佳希、渡辺賢太)と後から加わった2回生6名も含め計12名が参加して、原則として以後毎週金曜日10時から15時の間、コミュニティカフェを運営していくことになります。カフェの名称は公募で決めることになりました。 御所市からは宮谷副市長、清水企画部長はじめ広報の方、奈良県地域振興部上中課長補佐、取材陣ではNHK奈良放送局や多くの新聞記者の方々に駆けつけていただき、新たなこの取組みを評価していただきました。 落語会の演目は、まず笑福亭生喬門下で若手ホープと言われている奈良市出身の「生寿(せいじゅ)」さんによる歯切れのよい古典落語「時うどん」、続いて桂文枝門下でかつては握り拳を口の中に入れるギャグで観客を沸かせた「三歩(さんぽ)」さんによる師匠の6代目文枝(三枝)襲名披露公演で世界各地を回ったエピソードを交えた創作落語、そして最後は笑福亭鶴瓶門下三番弟子の「純瓶(じゅんぺい)」さんによる創作落語、全部続けて1時間30分にわたり堪能していただきました。 生落語家によるマイクなしでの生声による寄席小屋になったカフェスペースでは約80名が抱腹絶倒の笑いの渦に引き込まれました。この落語会の手配をしていただいたのは人間環境デザイン学科長の三井田康記教授で、ならまちづくりの「NPO法人さんが俥座」理事長として定期的に落語会を催している関係から、御所市コミュニティカフェでもまずお笑いで街を元気にしようとの発案が見事にあたりました。 学生スタッフは9時30分に集合し、三井田教授指示のもとビール瓶ケースを並べて高座づくりから始めました。 舞台裏を少しご紹介します。瓶ケース3段のうえにコンパネを敷き、赤い毛氈をかけたり寄席幕を周りの壁に張り、「めくり」(出演者の名前の張り紙)や小机を並べるとにわか寄せ舞台に早変わりです。 畿央大学学生が中心になって今後のカフェ運営を進めていくことになります。 学内の多くの先生方にご協力とご支援を得て、今決まっているスケジュールは、以下の通りです。8月29日(金)クロースアップマジック 11:00 13:00 畿央大学マジックサークル2名によるカードやコインマジック9月12日(金)食育サッとシステム 健康栄養学科浅野恭代教授とヘルスチーム菜良による食品サンプルで食事管理9月19日(金)町の保健室 13:00 看護医療学科乾富士男准教授、松本泉美准教授、中谷香江助手による血圧、骨密度測定、 健康相談と保健指導10月3日(金)腹話術 ゲンちゃんと一緒に笑いましょう! 11:00 13:00 笑いの配達人江崎栄子さんが元気のゲンちゃんと滋賀から来てくれます。10月17日(金)誤嚥にナラん!体操 11:00 理学療法学科高取克彦准教授が誤嚥性肺炎予防体操で健康長寿の秘訣を伝授。 9月5日・9月26日・10月14日(金)10:00~15:00もカフェは開いています! イベントをきっかけに「御所市コミュニティカフェ」の存在を知っていただき、イベントのない普段にもぶらりと入って、ご近所同士でお茶を飲みながら歓談して、また学生たちの話に耳を傾けていただいたりして話の輪、人の輪ができたら嬉しいですね。これからもコミュニティカフェ、よろしくお願いします。
2014.06.17
平成26年度の奨励賞授与式を執り行いました。
平成26年度冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞の授与式が、6月12日(木)昼休み、C棟エントランスホールにて執り行われました。 「冬木智子特別奨励賞」は、冬木智子理事長の私財の寄附により設立された特別奨励基金により、冬木学園各校に在籍し、学業・人物・諸活動で優秀な成績を上げた学生に、表彰状ならびに奨励金20万円を贈るものです。畿央大学では、各学科から1名、合計5名が選ばれました。 「畿央大学特別奨励賞」は、学業成績、人物ともに優秀な学生に対し、さらなる活躍を期待し、表彰状ならびに奨励金10万円を贈るもので、各学科2~4回生の各1名(教育学部は各2名)、合計18名が選ばれました。 教職員、学生たちが見守るなか、冬木智子理事長より表彰状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 授与後の挨拶のなかで、理事長は、卒業後の社会の中で、建学の精神である「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」を実践し、ひろげていくことを願っており、在学中は、リーダーとしての自覚を持って、一層勉学と諸活動に励んで活躍してください、と語られました。 受賞した学生は、「とてもうれしいです。一層がんばります。」と決意を新たにしていました。 授賞された学生のみなさん、おめでとうございました。
2014.06.04
新校舎(P棟新築・R棟増築)が完成しました。
平成25年8月に着工したP棟新築工事及びR棟増築工事が約8.5ヶ月の工事を無事に終えて完成しました。 平成26年5月29日(木)吉日大安には、冬木智子理事長はじめ冬木学園役員及び関係者、清水後援会会長、株式会社日建設計関係者(基本設計・工事監理業務請負会社)、株式会社大林組関係者(実施設計・施工請負会社)の立会いの下、竣工式が執り行われ、これからの畿央大学の発展が祈念されました。 P棟は地上3階建て鉄筋コンクリートと鉄骨の複合構造の建物となっており、2階と3階でC棟に接続されています。1階は理学療法実習室、運動機能実習室、ニューロリハビリテーション研究センターがあります。運動療法実習室と運動機能実習室は実習や研究活動、学生の自己学習の場としての活用に加え、元気塾等の取り組みにおいても活用されます。 ニューロリハビリテーション研究センターは、ガラス張りの個人研究室にオープンラボが併設され、大学院生や研究員、外部からこられる研究者等が交流できるスペースとなっています。さらに、脳波計やfNIRSやtDCSなどの脳神経科学に関する研究機器が配備されるシールドルームや測定室が設置されており、オープンラボとあわせて高いレベルでの研究活動が期待されます。 2階には210人収容の大講義室が1室、120人収容の講義室が2室、50人収容の講義室が1室配置されました。なお、講義室には集中管理をすることで操作方法が簡単便利になった視聴覚機器が設置され、より教育効果が期待できる環境となります。 3階には3面ガラス張りでタブレットPCを完備したアクティブラーニングルームと壁面一体がホワイトボードとなっているゼミ室5室を配置。ディスカッションやプレゼンテーションでの使用、参加型学習、体験型学習といった受身ではない能動的な取り組みを促す新たな学習環境が整備されました。また、その他には個人研究室と院生研究室、講義室が配置されています。 R棟は地上3階建の鉄筋コンクリート造となっており、2階部分でC棟とL棟と接続されています。 1階には木目調の床とテーブルに、赤・白・黒の椅子が色鮮やかに配置された新たな食堂ができました。既存の食堂は定食や丼ぶり、麺類主体で限られたメニューしかありませんでしたが、新たな食堂は好きなものを選択できるカフェテリア方式の提供となっており、自分なりのランチが楽しめます。なお、照明は全てセンサー方式で省エネにも配慮しています。 2階には講義室と学生の福利厚生施設である畿友会室、クラブボックスが配置されました。 3階は人間環境デザイン学科の教員が入居する個人研究室とデザイン実習室、デザインゼミ室が配置されています。教員と学生の居室が近いことは、よりきめ細やかな対応や指導が行われ、密接な関係の構築に結びつくことが期待できます。 開学当初はC棟とL棟からはじまった校舎建築もD棟、E棟、K棟の建築を経て今回で5期目の校舎建築となりました。着実に前進してきたキャンパス整備も一段落となります。貴重な学生生活を送る学び舎として大切にし、またこの学び舎からすぐれた教育や研究の成果を社会に送り出していきたいと考えています。 ▲クリックで、キャンパスマップに移動します。
2014.03.25
看護師国家試験合格率100%、助産師100%!~2014年3月卒業生
第103回看護師国家試験(2014年2月16日実施)の合格発表が3月25日に行われ、3回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、74名が受験し全員が合格をはたしました。また同日発表された第100回保健師国家試験では59名中49名が合格、合格率は83.1%となりました。 一方、今年が2回目の卒業生となった助産学専攻科では卒業生9名が昨年に続いて全員合格を果たし、4月から助産師としてスタートすることになりました。 今回の看護師国家試験合格率の全国平均(新卒)は95.1%となりました。本学の学生はよく頑張って、卒業生全員が合格をはたしてくれました。合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要です。これからも全員の合格を達成するために、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 伊藤明子
2014.03.13
畿央大学公式facebookページを開設しました。
2014年3月、畿央大学公式facebookページを開設しました。 公式twitterとも連携して、畿央大学の教育・研究・社会貢献と在学生・卒業生の活躍、キャンパスの様子を随時発信していく予定です。 ぜひ、facebookページへの「いいね!」をお願いいたします。 またfacebook, twitter, Youtubeのアイコンが各サイトのヘッダー(ページ上部)に常時表示されるようページデザインを変更しました。どのサイトからでも各SNSにつながりやすい動線になっていますので、ご活用下さい。 ▼畿央大学オフィシャルサイト ▼入試総合サイト ▼KIO Smile Blog ▼入学センターBlog ▼KIOキャリアナビ
2013.09.09
開学10周年記念 看護医療学科企画シンポジウムを開催しました。
平成25年8月31日(土)、心配していた台風が温帯低気圧にかわり雨の上がったこの日、13時から18時まで、看護医療学科企画によるシンポジウムを開催いたしました。この日のために早い段階から準備をしてきましたが、当日は教職員と12名のボランティア学生とで朝早くから集合して最終確認をし、12時からの受付を開始しました。風はまだ強かったのですが、奈良県内の看護学生や先生方、病院の臨床指導者や卒業生など、総勢300名近い方々に来ていただくことができました。 シンポジウムのテーマは「いのちに寄り添う看護」です。13時より冬木記念ホールにて、坂田進看護医療学科主任の司会のもと、冬木正彦副学長、金子章道健康科学部学部長の挨拶で無事開会となりました。 最初に、「仏教看護・ビハーラ学会」会長、「死の臨床研究会」世話人であられる淑徳大学の客員教授の藤腹明子先生による基調講演が行われました。 先生は平成8年からより日本的な看護である仏教看護を研究され、平成16年には仏教看護・ビハーラ学会を創設されました。基調講演では、いのちの生老病死に寄り添う看護、仏教看護の考え方、看護者として必要なこと、などを実際の患者さんのアンケート結果も交えてお話されました。 その中でも、患者さんに人気のある看護師の特徴は、「いつも笑顔が美しいこと」「美しい立ち居振る舞いや言葉が静かであること」「患者さんと同じ目線で接すること」であり、いつも笑顔で心遣いのできる親身な看護師像はいつの時代も変わらないものだと感じました。 最後に、寄り添う看護を実践するために大切なことは、「人はどこからどのような目的を持って生まれ、また、どのように生き、どのような最期を迎えたいのか」ということを理解した上で、看護者自らの生死観を育むこと、そして、誰もがこの世で一番愛しいのは自分であるから、それゆえに自分のために他人を害してはならない、という最も基本的なことを教えていただき、とても貴重な学びができました。 休憩の後、「いのちの現場にふれて」というテーマで、本学学生による学びの発表が始まりました。発表は4つで、1年次に行われる「新入生宿泊研修」「チーム医療ふれあい実習」、3年次後期の「臨地実習」、4年次の「離島へき地医療体験実習」です。看護医療学科で入学直後に行われる高野山での新入生宿泊研修では、先輩の基礎看護学実習体験と高野山大学・山脇雅夫教授の講演「悲しみから学ぶ」を通して、さらに、さまざまな看護学領域の「臨地実習」を通して、学生はそれぞれにいのちの大切さを実感し、心のケアもできる看護師になる夢を話してくれました。 また、畿央大学の特色でもある健康科学部の看護医療、健康栄養、理学療法3学科のコラボチームで行われる「チーム医療ふれあい実習」では、学科間での学びの比較や実際のコミュニケーションスキルについての学びを話してくれました。 さらに、「離島へき地医療体験実習」の発表は、実習場である島の特徴と看護を関連付けた密度の濃い内容でした。 1部の最後で、本学看護医療学科の堀内美由紀准教授による在外研修で得られた成果が発表されました。堀内准教授は、昨年9月から半年間、ミクロネシアポンペイ州において運動習慣を促進・阻害する要因について研究されました。ポンペイ州の女性は、BMIの超高値を示し肥満が多いという内容に驚かされました。また、言葉は通じなくても想いは伝わることや他国を知り他国を助けることは、日本にとっても大切であるということが心に残りました。 第2部はパネルディスカッションです。テーマはシンポジウムのテーマである「いのちに寄り添う看護」です。コーディネータは本学看護医療学科の河野由美教授と基調講演をして下さった藤腹明子先生の2人で、5人のパネリストによる発表と討議が行われました。 最初に、天理看護学院教務主任の大田容子先生が発表されました。専門職として「いのちに寄り添う看護」ができる力をつけるためには、日々の看護実践活動が大切であるとお話されました。そして、患者さんを理解したいという看護学生のエピソードから、未熟であることや怖さに対して勇気を持つことの大切さを学ぶことができました。 2つ目は、本学看護医療学科の舩瀬孝子教授より、老年看護学領域実習での本学学生の学びをルースジョンストンの「聞いてください看護婦さん」やトラベルビー、ペプローの言葉を題材に話され、人間関係の成立には信頼関係が大切なことや患者さんから謙虚に学ぶことの大切さを学ぶことができました。 3つ目は、大和高田市立看護専門学校学生の菊谷俊彦さんが受け持ち担当された患者さんのエピソードを発表しました。患者さんの想いを理解し、誠意をもって看護することにより、患者さんが自分のことを思ってくれていると感じることが看護の基本ではないか、と話してくれました。 4つ目は、本学看護医療学科4回生の松元佑莉香さんが緩和ケア病棟での実習の学びを発表しました。「いのちに寄り添う看護」は、精一杯生きようとする患者さんがその人らしく生きることを支えることであると話してくれました。 5つ目は、奈良県立奈良病院の小林さゆり看護師が前職場の緩和ケア病棟での体験を発表されました。がん終末期の患者さんが看護によって変化することに、会場は驚きに包まれました。相手を気遣う気持ち、心温まる声掛け、患者の心の叫びに耳を傾ける(傾聴)こと、相手の気持ちに共感する姿勢(共感)など、そのどれもが看護にとり非常に大切であることを教えていただきました。加えて、河野教授が看護は無力である自分を感じることが大切であると語られました。 最後は、本学看護医療学科の伊藤明子学科長の挨拶でした。本学の建学の精神である「徳」「知」「美」の学びが共有できたこと、どの国に生まれてもいのちは同じ重さであり、国際的な視点が大切であること、などを話され締め括られました。 その後は、学生主催による情報交換会が食堂棟に場所を移して行われ、教職員・学生共々大いに盛り上がりました。 不安定な天候にもかかわらず、多数の方々に参加していただき、ありがとうございました。また、協力くださった学生ボランティアの皆さん、ありがとうございました。 多くの皆様方のお蔭で、今年、看護医療学科は6年目を迎えることができました。今後とも引き続き、皆様方のご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2013.09.03
第5回やまとフォーラムを開催しました。
冬木学園教員と地域で活躍されている多彩な方々を講師に迎え、第5回やまとフォーラムを開催! 学校法人冬木学園(畿央大学)は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学はじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて教育・文化・健康に関する14の公開講座を開講しています。基調講演を含めてお一人様3講座に参加いただけます。 例年は8月最後の日曜に開催していましたが、畿央大学開学10周年記念事業等と曜日の調整から、今年は2013(平成25)年9月1日(日)に、『第5回やまとフォーラム』を開催しました。 この日は、台風15号の到来で開催が危ぶまれましたが、温帯低気圧に変わり雨模様ながら無事ご来場者をお迎えすることができました。お客様の受付・誘導・各教室で講師紹介などをするのは畿央大生約30名のボランティアで、やまとフォーラム運営にはなくてはならない存在で手作り感いっぱいのイベントになっています。 開会にあたり、冬木学園理事長(畿央大学学長)冬木智子先生からは「畿央大学を開学して記念の10周年の節目を迎えられたことは地域の皆さまのおかげ」との感謝の言葉が語られ、続いて地元広陵町山村吉由町長からはその御祝いと大学のある町として発展している広陵町の様子を紹介するご挨拶がありました。 坂本信幸氏の基調講演には約350名、1限目7講座350名、2限目6講座300名、のべ約1,000名を超える受講者にお越しいただきました。 今年の基調講演は、「古事記」、「日本書紀」、「万葉集」のふるさと、奈良県が推進する『記紀・万葉プロジェクト』に呼応する形で、万葉集の著名な編者であり、また高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授坂本信幸氏をお招きして、『葛城の万葉歌と大伯皇女の歌』と題してお話いただきました。 坂本講師の読み上げる万葉歌によって、1300年の時代を遡って昔の大和人がどのような思いで生きていたのか、宮廷の暮らしは華やかだったのか、政変にあけくれるなかでも兄妹や愛しい人を慕う恋の歌によって古代へと引き寄せられてしまいます。この日の講演に合わせて畿央大学近辺の葛城地域で詠まれた万葉の歌を現在の推定地の写真や地図を示して解説していただき、とても親近感のわく、わかりやすい講演でした。私たちは固有名詞として「万葉集」を知っているだけで、その中身に触れる機会は少ないので、とても勉強になったのではないでしょうか。 基調講演に続くⅠ限目(14:40~15:40 )7講座、Ⅱ限目(16:00~17:00)6講座の概要を紹介します。 【No.1】重信茜講師:香芝市役所 高齢福祉課、地域包括支援センター保健師 「ラジオ体操で健康!元気!~たった3分であなたも変われます~」 誰もが知っているラジオ体操。健康維持、介護予防に最適で短時間で簡単にでき、様々な効果があるラジオ体操の魅力について、実技を交えながら紹介していただきました。 【No.2】北田善三講師:畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 「健康長寿をめざして~『養生訓』にみる健康づくりの秘訣~」 生活習慣病が死因の上位を占める現代にも通じる、短命といわれた江戸時代に84歳の長寿を全うした貝原益軒の養生訓の教えを解説していただきました。 【No.3】西本登志講師:奈良県農業センター総括研究員 「美味しい野菜の新品種をつくりたい!~トウガラシ、イチゴ、菜っ葉の新品種の紹介~」 カプシエイト効果のある育成中の新しい「ヒモトウガラシ」、10年もかかったイチゴの新品種「古都華」、大和真菜の新品種「夏なら菜」・「冬なら菜」の特徴と育成の苦労話などをお聞きしました。 【No.4】中山順講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科准教授 「人にやさしい生活環境づくり~みんなに快適で魅力ある生活環境を求めて~」 高齢者も含める皆にわかりやすく、使いやすく、魅力的な生活用品や空間について、ベビーカーやエレベーターなど私達の身の回りのものを例に挙げ、ユニバーサルデザインの視点から考察しました。 【NO.5】上山好庸講師:あすか劇団「時空」主宰、写真家JPS会員 「先ず思うこと、すべてはここから始まる~手作り舞台はこうして出来上がる~」 15年前に立ちあげた手づくり劇団「時空」は毎年千人以上の観客の前で幻想的な明日香の魅力を大掛かりな舞台装置を用いて演じています。その足跡をたどりながら地域の活性化、地域づくりのあり方を語っていただきました。 【No.6】堀江尚子講師:畿央大学健康科学部 看護医療学科准教授 「孤独死のことについて考えます~それは人ごとではありません~」 孤独死の背景として家族構成や地域社会の変化があり、いまや放置できない社会問題となっている現状を考察し、全国における取り組み事例などを紹介しつつ、みんなが希望を持てる社会づくりについて考えました。 【No.7】石井正信講師:田原本町観光協会事務局長、元奈良県公民教育研究会副会長 「日本人の美しい心が日本を救う~国中と邪馬台国?~」 畿央大学は『太陽の道』の線上にあり、まさに大和の真秀ろばです。この地は大和心と日本文化(稲作文化)の発祥地です。古事記から大和心を紐解きわかりやすく説明していただきました。 【No.8】片上裕之講師:片上醤油 代表者 「醤油 再発見 ~醤油の歴史や種類などをわかりやすく解説~」 毎日使っていて、あまりに身近な醤油ですが、これまでの発展、歴史を振り返り、理解を深めるとともに、現在の醤油の種類やその特徴、使い方などをわかりやすく解説。受講生の皆さんに黒豆の醤を試食していただきました。 【No.9】大城愛子講師:畿央大学教育学部 現代教育学科講師 「スウェーデンの子育て支援と保育 ~仕事と子育ての両立を支えるシステムとは~」 北欧スウェーデンでは女性の就労率の高さと共に高い出生率を維持しており、子どもは社会のものであり“社会的子育て親”の考え方で保育費も安価、小学校から大学まで学費は無料です。日本との制度の違いは根本的に物の考え方の相違があることを学びました。 【No.10】田尾秀寛講師:東寺真言宗権少僧正、四国八十八ケ所霊場会、四国別格霊場会、西国三十三ケ所霊場会の公認先達 「お遍路の社会学」 四国霊場開創1200年を来年に控え、お四国には年間50万人の方がお参りに訪れています。本四架橋後バス遍路が盛んになり世界遺産登録に向けて活動している様子など、お遍路さんについてさまざまな観点からわかりやすい言葉で教えていただきました。 【No.11】近藤芳嗣講師:県民招待作家、奈良市天理市芸術協会員、水門会員、近藤豆腐店代表取締役 「入江泰吉先生に学んだ事 ~表現芸術としての写真~」 大和路は歴史とそこに生きた人々のドラマ。…と自らの作家活動の原点を入江泰吉先生は記述しています。情緒性、空気感、滅びへの愛着などが作品を通じて感じる事が出来ます。今回やまとフォーラムちらし(表面)には入江先生の“二上山暮色”を拝借し、入江ワールドの一端にも触れています。 【No.12】峯松亮講師:畿央大学健康科学部 理学療法学科教授 「筋トレ?いいえ、骨トレ! ~転ばぬ先の骨トレーニング~」 骨折は寝たきりの原因となります。健康のために体を鍛えるように、骨も鍛えることができます。骨粗鬆症と運動を中心にその予防法を概説。運動と栄養のバランスをとって転ばぬ先の骨トレへの挑戦を推奨していただきました。 【No.13】米田安佐子講師:香芝市保健センター 保健師 「あなたにも忍び寄る・・・がん! ~私は大丈夫 そんなあなたが心配です~」 日本では1981年から、がんが死亡原因の第1位を占めており、現在では3人に1人ががんで死亡すると言われています。がんのことをクイズ形式で紹介しながら、がん予防についてみんなで考えてみました。 地域のみなさまに支えていただき、今年でこの「やまとフォーラム」は5回目を、また畿央大学も開学10周年を迎えることができました。心から感謝申し上げますとともに、今後ともご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。
2013.06.04
平成25年度冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞授与式を執り行いました。
平成25年度冬木智子特別奨励賞ならびに畿央大学特別奨励賞の授与式が、6月4日(火)12時30分より、C棟エントランスホールにて執り行われました。 「冬木智子特別奨励賞」は、冬木智子理事長が私財を寄附し設立した特別奨励基金により、本学に在籍している学業・人物・諸活動で優秀な成績を上げた学生に、褒賞・奨励金の授与を行うもので、各学科から1名、合計5名が選ばれました。 「畿央大学特別奨励賞」は、学業成績・人物ともに優秀な学生を賞し更なる努力を期待して、褒賞・奨励金の授与を行うもので、各学科2~4回生各1名(教育学部は2名)を選考の結果、本年度栄誉に輝いたのは18名でした。 副学長・学部長をはじめ、多くの教職員や学生たちが見守るなか、理事長より賞状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 学長は挨拶のなかで「建学の精神を実践し、先生方のご指導に感謝しつつ、ますます勉学に励み、畿央大学の学生としての誇りを持った社会に役立つ人材になってください」と語られました。 授賞された学生のみなさん、おめでとうございました。
2013.05.14
2013年8月31日(土)開学10周年記念 看護医療学科シンポジウム「いのちに寄り添う看護」のご案内
介護医療学科シンポジウム(対象:看護師、臨床指導者、看護教員・学生、病院関係者) 畿央大学は今年開学10周年を迎えました。これを記念して健康科学部看護医療学科はじめ全学科において記念シンポジウムを開催します。 「いのちに寄り添う看護」 畿央大学の建学の精神(徳・知・美)は、看護の本質と相通じるものであり、本学ならではの特色ある教育の取り組みをご紹介します。初年度から取り組んだ高野山での新入生宿泊研修や臨地実習での学びを「いのちの現場にふれて」に焦点をあて、その成果を学生が発表。また、この機会に奈良県内で看護を学ぶ学生たちや指導者様と情報交換したいと考えます。 ぜひご参加ください。 日 時 2013年8月31日(土) 13:00開演 (開場12:00) 会 場 畿央大学冬木記念ホール →アクセスはこちら 内 容 Ⅰ部 13:00~15:10 基調講演 「いのちの“生老病死”に寄り添う看護」 講師:藤腹明子先生 (淑徳大学客員教授、仏教看護・ビハーラ学会会長、死の臨床研究会世話人) 学生の学び発表 「いのちの現場にふれて」 Ⅱ部 15:20~16:20 パネルディスカッション「いのちに寄り添う看護」 臨床指導者、本学看護教員・学生、他校看護教員・学生がそれぞれの立場から、 いのちに寄り添う看護のあり方について意見を交換します。 Ⅲ部 16:30~18:00 情報交換会(於:食堂棟) 対 象 看護師、臨床指導者、看護教員・学生、病院関係者など 定 員 500名(先着順、参加無料) ▲クリックで拡大します。 【参加申込方法】 ① 氏名(ふりがな)、②年齢、③勤務先、④〒住所、⑤電話番号、⑥情報交換会参加有無、⑦メールアドレスを明記のうえ、ハガキ、ファックス、もしくはメールで、8月23日(金)までにお申込みください。 なお、畿央大学卒業生の方は⑧卒業年月を明記してください。 【宛先】 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学企画部 看護シンポジウム係あて FAX:0745-54-1600 E-mail:kio.k@kio.ac.jp 【お問い合わせ】 畿央大学企画部 水野、増田、横沢 TEL:0745-54-1601 ※個人情報については、本イベントの受付整理以外には使用いたしません。


