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ニュース&トピックス

健康科学専攻(博士後期課程)

2014.06.18

平成26年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。

平成26年6月14日(土)、15日(日)に「平成26年度  畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)」を開催いたしました。   今年度のスタートとなる「基礎編」は、明日からの臨床現場ですぐに使えるような情報というわけではなく、その名の通り「基礎」に重点を置き、脳の構造と機能に関する情報をメインとしたセミナーです。 日本全国から約300名(うち卒業生約20名)の皆さんにご来場いただきました。 「基礎編」は、講師陣がリハビリテーションに必要な情報を選択した内容となっていましたので、今回の「基礎編」を理解することによって、「応用編」や「臨床編」で紹介される内容の理解により一層の深みが出てくると思います。 脳の構造と機能は非常に複雑なこともあり、やや情報過多となってしまったかもしれません。 そのため、セミナーで配布する資料には引用元が記載されており、必要な時に詳細を調べたりすることができるよう作成されています。 その結果セミナー後も、それぞれの臨床場面にフィッティングする情報を利用していくことができるというわけです。       また、初日のセミナー終了後には、学生食堂(新館)にて、約70名が集い、懇親会を行いました。   今年度のニューロリハビリテーションセミナーは、まだ始まったばかりです。 これに続く「応用編」「臨床編」「研究編」も良い情報を提供したいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘

2014.06.04

新校舎(P棟新築・R棟増築)が完成しました。

平成25年8月に着工したP棟新築工事及びR棟増築工事が約8.5ヶ月の工事を無事に終えて完成しました。 平成26年5月29日(木)吉日大安には、冬木智子理事長はじめ冬木学園役員及び関係者、清水後援会会長、株式会社日建設計関係者(基本設計・工事監理業務請負会社)、株式会社大林組関係者(実施設計・施工請負会社)の立会いの下、竣工式が執り行われ、これからの畿央大学の発展が祈念されました。     P棟は地上3階建て鉄筋コンクリートと鉄骨の複合構造の建物となっており、2階と3階でC棟に接続されています。1階は理学療法実習室、運動機能実習室、ニューロリハビリテーション研究センターがあります。運動療法実習室と運動機能実習室は実習や研究活動、学生の自己学習の場としての活用に加え、元気塾等の取り組みにおいても活用されます。 ニューロリハビリテーション研究センターは、ガラス張りの個人研究室にオープンラボが併設され、大学院生や研究員、外部からこられる研究者等が交流できるスペースとなっています。さらに、脳波計やfNIRSやtDCSなどの脳神経科学に関する研究機器が配備されるシールドルームや測定室が設置されており、オープンラボとあわせて高いレベルでの研究活動が期待されます。 2階には210人収容の大講義室が1室、120人収容の講義室が2室、50人収容の講義室が1室配置されました。なお、講義室には集中管理をすることで操作方法が簡単便利になった視聴覚機器が設置され、より教育効果が期待できる環境となります。 3階には3面ガラス張りでタブレットPCを完備したアクティブラーニングルームと壁面一体がホワイトボードとなっているゼミ室5室を配置。ディスカッションやプレゼンテーションでの使用、参加型学習、体験型学習といった受身ではない能動的な取り組みを促す新たな学習環境が整備されました。また、その他には個人研究室と院生研究室、講義室が配置されています。     R棟は地上3階建の鉄筋コンクリート造となっており、2階部分でC棟とL棟と接続されています。 1階には木目調の床とテーブルに、赤・白・黒の椅子が色鮮やかに配置された新たな食堂ができました。既存の食堂は定食や丼ぶり、麺類主体で限られたメニューしかありませんでしたが、新たな食堂は好きなものを選択できるカフェテリア方式の提供となっており、自分なりのランチが楽しめます。なお、照明は全てセンサー方式で省エネにも配慮しています。 2階には講義室と学生の福利厚生施設である畿友会室、クラブボックスが配置されました。 3階は人間環境デザイン学科の教員が入居する個人研究室とデザイン実習室、デザインゼミ室が配置されています。教員と学生の居室が近いことは、よりきめ細やかな対応や指導が行われ、密接な関係の構築に結びつくことが期待できます。     開学当初はC棟とL棟からはじまった校舎建築もD棟、E棟、K棟の建築を経て今回で5期目の校舎建築となりました。着実に前進してきたキャンパス整備も一段落となります。貴重な学生生活を送る学び舎として大切にし、またこの学び舎からすぐれた教育や研究の成果を社会に送り出していきたいと考えています。   ▲クリックで、キャンパスマップに移動します。

2014.04.19

平成26年度畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムを開催しました。

2014.04.08

平成26年度 畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムについて

平成26年4月13日(日)に平成26年度畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムを開催いたします。   このフォーラムは、症例が呈する実際の症状について、それを神経科学に基づきどのように捉え、そしてどのようにクリニカルリーズニングしていくか、ニューロリハビリテーションセミナーの講師陣と臨床現場で活躍しているセラピストと議論しながら模索していくという初の試みです。   ▼プログラム(画像クリックで拡大表示)     プログラムは畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの各部門である高次脳機能学部門、発達神経科学部門、社会神経科学部門、身体運動制御学部門にそれぞれ関連する内容から構成されます。   なお、本フォーラムの対象者は、これまでのニューロリハビリテーションセミナーの基礎編、応用編、臨床編、研究編(旧・実践編)のいずれかを受講していただいた方となります。   ※申込受付は平成26年2月に終了しておりますので、ご了承下さい。   【問い合わせ先】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター事務局(畿央大学 総務部) TEL 0745-54-1602   E-MAIL soumu@kio.ac.jp

2014.03.13

畿央大学公式facebookページを開設しました。

2014年3月、畿央大学公式facebookページを開設しました。 公式twitterとも連携して、畿央大学の教育・研究・社会貢献と在学生・卒業生の活躍、キャンパスの様子を随時発信していく予定です。 ぜひ、facebookページへの「いいね!」をお願いいたします。       またfacebook, twitter, Youtubeのアイコンが各サイトのヘッダー(ページ上部)に常時表示されるようページデザインを変更しました。どのサイトからでも各SNSにつながりやすい動線になっていますので、ご活用下さい。     ▼畿央大学オフィシャルサイト   ▼入試総合サイト   ▼KIO Smile Blog   ▼入学センターBlog   ▼KIOキャリアナビ  

2014.03.07

平成26年度 畿央大学運動器リハビリテーションセミナーのご案内。

2014.03.07

平成26年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内。

2014.02.25

平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(研究編)を開催しました!

平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(研究編)開催   平成26年2月22日(土)午後と23日(日)全日にわたり、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー研究編を開催しました。 「研究編」では、脳機能イメージング装置、脳波計に関する知識の整理、実際の測定、結果に関するディスカッション、プレゼンテーションを行います。 そのため、研究編は基礎編~臨床編と異なり、少人数に絞って実践的に実施されます。 今回は全国から41名の先生方に参加していただきました。                              まずは脳機能イメージング装置、脳波計の歴史、測定原理、解析、結果の解釈の仕方についての講義が行われ、受講者の先生方にイメージをつかんでいただきました。        次にfNIRSグループ4つ、EEGグループ1つの5グループに分かれ、実習にうつりました。 本学所有のfNIRSは2台と(株)島津製作所のご協力のもとさらに最新のLABNIRS2台を加えた合計4台のfNIRSと高機能デジタル脳波計Active Two system(BIOSEMI社製)の脳波計(EEG)を用いて実習を行いました。       各グループでは受講者の皆様の希望や意見を伺いながら実験課題を決定し、今回は、上肢運動学習課題、歩行課題、肢の視覚トラッキング課題、ワーキングメモリー課題、心的回転課題などが行われました。 脳機能イメージング研究でよく用いられる課題を中心に、グループで新たな課題を創出して実験が行われたりもしました。                                                                                                                                      初日の後半から2日目の午前中にかけて、タイトなスケジュールの中、参加者の皆様にはグループ内での実験、各課題時の脳活動を計測、2日目の昼食後結果の解釈についてグループ内で議論、プレゼンテーションの準備に取り組んでいただきました。 最初は慣れないプローブや電極の取り付け、機器の操作も後半にはすっかり手慣れておられ、驚きました。       最後は各グループの実験結果をスライドにまとめ、プレゼンテーションしていただき、お互いで議論していただきました。 受講生はもちろん、先生方や大学院生の先生方からのSuggestionも飛び交い、自身の実施していない実験に関してもより理解を深めることができたのではないかと思いました。       研究編では、脳機能イメージング装置や脳波計などの機器を実際に使い、自身で研究を行い、データ分析、考察、プレゼンテーションまでの過程を行っていただくことにより、これらの機器を用いた研究論文を読む際、仮説を検証するための課題設定、計測、解析方法、結果の解釈の仕方などについて参加前とは異なる視点で見ていただけるのではないかと思います。 畿央大学ニューロリハビリテーションセンターでは臨床の先生方との共同研究も積極的に実施させていただきたいと思いますので、今回のような機会がその契機になることもあるかもしれません。     研究編では参加人数を少なくして実施することにより、参加者、講師、大学院生、そして(株)島津製作所の皆様がお互い密接に交流しながらすすめることにより、その中から新たな関係性が生まれる場面も多くみられました。 初日の夜の懇親会にも大いに盛り上がり、業種・職種の垣根を越えた交流があちこちで見られました。 私自身も基礎編~臨床編よりも今回の研究編でFacebookのお友達がかなり増えました(笑)。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは臨床の先生方と密にやり取りしながら事業をすすめていきたいと考えております。 今年の4月には臨床の先生方と研究センターとで実際の症例を例示しながら議論を行うニューロリハビリテーションフォーラムを開催させていただきます。     最後になりましたが、ニューロリハビリテーションセミナー研究編の参加者の皆様、今回の開催にあたり、多大なるサポートをいただきました島津製作所の皆様、大学院生の皆様、本学総務部の皆様、多くの方々のご協力と御縁があり今回実施させていただきましたことをこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。     畿央大学健康科学部理学療法学科 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 岡田 洋平 【過去の記事】  平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。

2014.02.04

運動器リハビリテーションセミナー2013実践編を開催しました。

2月2日(日)、運動器リハビリテーションセミナーが開催されました。 今回は実践編ということで、これまでの基礎編、応用編、臨床編で学んできたことの現象を、実際に計測機器を使用して、どのようにとらえていくのかということを学びました。 この運動器リハビリテーションセミナーは毎回内容が盛り沢山ですが、今回の内容も盛り沢山でした!     講義の形式は、4つのグループに分かれて、順々に各セッションを回っていくお遍路形式。 計測機器は、三次元動作解析装置、床反力計、3軸加速度・角速度計、表面筋電図計、BIODEX、ハンドヘルドダイナモメータ、足趾筋力計があり、それぞれの使用方法やどのような研究がされているかなどについて学習した後、実際に計測を行っていきました。三次元動作解析装置と床反力では、アニマ株式会社の藤村さんが直々に三次元動作解析装置と床反力の原理や使用方法を教えてくださいました。業者の方と直接使用方法などをお話しできる機会は少ないので、貴重な時間を過ごすことができました。私個人も、自分の研究についての相談をさせて頂き、とても勉強になりました!     最後の講義では、実際に取ったデータの解析を行い、参加者同士でディスカッションを行いました。 人数が少なかったため、傾向しかとらえることができませんでしたが、これまでに報告されてきたことの再認識や、今までにない興味深い発見があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。研究をしている方も、これから研究していこうと思っている方にも、実際の計測機器に触れることで、研究に対する具体的なイメージが湧き、とても勉強になる内容でした。また来年度の運動器リハビリテーションセミナーも楽しみです。   畿央大学大学院修士課程1年 田中 和宏

2013.09.09

開学10周年記念 看護医療学科企画シンポジウムを開催しました。

平成25年8月31日(土)、心配していた台風が温帯低気圧にかわり雨の上がったこの日、13時から18時まで、看護医療学科企画によるシンポジウムを開催いたしました。この日のために早い段階から準備をしてきましたが、当日は教職員と12名のボランティア学生とで朝早くから集合して最終確認をし、12時からの受付を開始しました。風はまだ強かったのですが、奈良県内の看護学生や先生方、病院の臨床指導者や卒業生など、総勢300名近い方々に来ていただくことができました。      シンポジウムのテーマは「いのちに寄り添う看護」です。13時より冬木記念ホールにて、坂田進看護医療学科主任の司会のもと、冬木正彦副学長、金子章道健康科学部学部長の挨拶で無事開会となりました。     最初に、「仏教看護・ビハーラ学会」会長、「死の臨床研究会」世話人であられる淑徳大学の客員教授の藤腹明子先生による基調講演が行われました。 先生は平成8年からより日本的な看護である仏教看護を研究され、平成16年には仏教看護・ビハーラ学会を創設されました。基調講演では、いのちの生老病死に寄り添う看護、仏教看護の考え方、看護者として必要なこと、などを実際の患者さんのアンケート結果も交えてお話されました。 その中でも、患者さんに人気のある看護師の特徴は、「いつも笑顔が美しいこと」「美しい立ち居振る舞いや言葉が静かであること」「患者さんと同じ目線で接すること」であり、いつも笑顔で心遣いのできる親身な看護師像はいつの時代も変わらないものだと感じました。 最後に、寄り添う看護を実践するために大切なことは、「人はどこからどのような目的を持って生まれ、また、どのように生き、どのような最期を迎えたいのか」ということを理解した上で、看護者自らの生死観を育むこと、そして、誰もがこの世で一番愛しいのは自分であるから、それゆえに自分のために他人を害してはならない、という最も基本的なことを教えていただき、とても貴重な学びができました。       休憩の後、「いのちの現場にふれて」というテーマで、本学学生による学びの発表が始まりました。発表は4つで、1年次に行われる「新入生宿泊研修」「チーム医療ふれあい実習」、3年次後期の「臨地実習」、4年次の「離島へき地医療体験実習」です。看護医療学科で入学直後に行われる高野山での新入生宿泊研修では、先輩の基礎看護学実習体験と高野山大学・山脇雅夫教授の講演「悲しみから学ぶ」を通して、さらに、さまざまな看護学領域の「臨地実習」を通して、学生はそれぞれにいのちの大切さを実感し、心のケアもできる看護師になる夢を話してくれました。       また、畿央大学の特色でもある健康科学部の看護医療、健康栄養、理学療法3学科のコラボチームで行われる「チーム医療ふれあい実習」では、学科間での学びの比較や実際のコミュニケーションスキルについての学びを話してくれました。      さらに、「離島へき地医療体験実習」の発表は、実習場である島の特徴と看護を関連付けた密度の濃い内容でした。     1部の最後で、本学看護医療学科の堀内美由紀准教授による在外研修で得られた成果が発表されました。堀内准教授は、昨年9月から半年間、ミクロネシアポンペイ州において運動習慣を促進・阻害する要因について研究されました。ポンペイ州の女性は、BMIの超高値を示し肥満が多いという内容に驚かされました。また、言葉は通じなくても想いは伝わることや他国を知り他国を助けることは、日本にとっても大切であるということが心に残りました。     第2部はパネルディスカッションです。テーマはシンポジウムのテーマである「いのちに寄り添う看護」です。コーディネータは本学看護医療学科の河野由美教授と基調講演をして下さった藤腹明子先生の2人で、5人のパネリストによる発表と討議が行われました。     最初に、天理看護学院教務主任の大田容子先生が発表されました。専門職として「いのちに寄り添う看護」ができる力をつけるためには、日々の看護実践活動が大切であるとお話されました。そして、患者さんを理解したいという看護学生のエピソードから、未熟であることや怖さに対して勇気を持つことの大切さを学ぶことができました。 2つ目は、本学看護医療学科の舩瀬孝子教授より、老年看護学領域実習での本学学生の学びをルースジョンストンの「聞いてください看護婦さん」やトラベルビー、ペプローの言葉を題材に話され、人間関係の成立には信頼関係が大切なことや患者さんから謙虚に学ぶことの大切さを学ぶことができました。 3つ目は、大和高田市立看護専門学校学生の菊谷俊彦さんが受け持ち担当された患者さんのエピソードを発表しました。患者さんの想いを理解し、誠意をもって看護することにより、患者さんが自分のことを思ってくれていると感じることが看護の基本ではないか、と話してくれました。 4つ目は、本学看護医療学科4回生の松元佑莉香さんが緩和ケア病棟での実習の学びを発表しました。「いのちに寄り添う看護」は、精一杯生きようとする患者さんがその人らしく生きることを支えることであると話してくれました。 5つ目は、奈良県立奈良病院の小林さゆり看護師が前職場の緩和ケア病棟での体験を発表されました。がん終末期の患者さんが看護によって変化することに、会場は驚きに包まれました。相手を気遣う気持ち、心温まる声掛け、患者の心の叫びに耳を傾ける(傾聴)こと、相手の気持ちに共感する姿勢(共感)など、そのどれもが看護にとり非常に大切であることを教えていただきました。加えて、河野教授が看護は無力である自分を感じることが大切であると語られました。 最後は、本学看護医療学科の伊藤明子学科長の挨拶でした。本学の建学の精神である「徳」「知」「美」の学びが共有できたこと、どの国に生まれてもいのちは同じ重さであり、国際的な視点が大切であること、などを話され締め括られました。     その後は、学生主催による情報交換会が食堂棟に場所を移して行われ、教職員・学生共々大いに盛り上がりました。     不安定な天候にもかかわらず、多数の方々に参加していただき、ありがとうございました。また、協力くださった学生ボランティアの皆さん、ありがとうございました。 多くの皆様方のお蔭で、今年、看護医療学科は6年目を迎えることができました。今後とも引き続き、皆様方のご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

2013.08.27

開学10周年記念 理学療法特別講演会を開催しました。

8月24日(土)畿央大学開学10周年記念事業の1つとして理学療法学科主催による「特別講演会」と「シンポジウム」を開催しました。    特別講演会では松田暉先生をお招きして「プロフェッショナルとしての理学療法士への処方箋」と題しお話して頂きました。松田暉先生は大阪大学名誉教授および東宝塚さとう病院名誉院長であり、大阪大学医学部附属病院長そして兵庫医療大学長を歴任されており、長く医学および教育分野で活動されています。また、我が国の臓器移植の第一人者でもあり、臨床医としても第一線でご活躍され続けている先生でもあります。      講演内容は、我が国の臓器移植の歴史と現状と理学療法士を中心としたリハビリテーションチームの重要性、そして専門職としての生涯教育についてのお話でした。臓器移植とリハビリテーションでは、臓器移植は1つの治療であり、移植患者の機能回復そしてQOL向上には理学療法士による専門的な関わりが必要不可欠であることを強く示唆して頂きました。今後、畿央大学の卒業生からもこの分野で専門性を発揮してくれる理学療法士が増えてくれればと期待しながら拝聴しました。    生涯教育については、チーム医療の重要性から、我が国における理学療法士の専門制度に対して、医師の教育制度そしてアメリカおよびカナダの理学療法士教育制度を取り上げながら今後の方向性を示して頂きました。プロフェッショナルには科学的知識・技術の修得および教育はもちろん、コミュニケーションなどを含めた人間性の向上も指摘されていました。さらに、専門職としての社会的信頼についても示唆を頂き、理学療法士の職業団体としての方向性も示して頂けました。    最後には本学の建学の精神「徳をのばす・知をみがく・美をつくる」にも触れ、この精神を持ち続けることがプロフェッショナルへの道であると心強いメッセージを投げかけて頂きました。  松田先生ご自身も理学療法を経験されているからか、それとも先生のお人柄なのか、単なる医師から理学療法士への提言というよりも、人生の偉大な先人から、現代そして将来の理学療法士に向かって熱く語られているような感覚でした。      午後からは「理学療法士としての道を拓く」と題して、卒業生によるシンポジウムを開催しました。      1期生から6期生まで合計8名のシンポジストを壇上に迎え、1期生の三ツ川さんの司会で進められました。まずは、三ツ川さんから日本の人口未来として総人口の減少と高齢人口の増加、そして今後予想される理学療法士の供給過多と高齢化が提示され、プロフェッショナルとして理学療法士の今後についての問題提起がなされました。続いて、1期生の千賀さんから新たな職域としてチーム医療の中の「コーディネーター」としての可能性が提案され、6期生の上田さんからは介護職の方々への介助指導や腰痛予防などサポートとしての役割が提案されました。  この内容を受け、シンポジウムでは患者のQOL向上のために、患者さんにしっかり向き合うことはもちろん、医療・保健分野だけでなくさまざまな分野にて患者さんを支える関係者とのパイプ役としての可能性について議論されました。フロアの卒業生からも意見が出され、本当に畿央大学の卒業生は、患者のQOLを考えた理学療法を心がけ、そしてその理学療法の先を見据えていることがわかりました。  講演会とシンポジウムは1回生から4回生までの学部生も参加しました。1・2回生は自分の中に落とし込めない内容もあったと思いますが、「畿央大学の先輩はプロフェッショナルな理学療法士として、熱く真剣に向き合っている」ということが感じ取れ、3・4回生は話の内容も理解でき、改めて理学療法士の専門性と可能性を再認識できたようです。        理学療法特別講演会は、リカレント教育として同窓会が主催し、毎年行われています。今年は畿央大学開学10周年事業の一環として行い、講演会とシンポジウムの間に卒業生のみで懇親会を開きました。1期生から7期生の卒業生約70名と教員とで昼食を取りながら、懐かしい思い出を語り合いあっと言う間に時間が過ぎてしまいました。卒業生も7年分であり、「初めまして」の挨拶から始まったりと、畿央大学も10年という歴史を刻んだことが実感できました。        最後になりましたが、シンポジストのみなさん、そして司会の三ツ川さん、本当にご苦労様でした。また、講演会から懇親会、そしてシンポジウムと、運営に携わって頂いたみなさんも本当にありがとうございました。

2013.08.08

運動器リハビリテーションセミナー2013応用編を開催しました。

8月4日(日)、畿央大学運動器リハビリテーションセミナー<応用編>を開催しました。     暑い日にも関わらず、朝から大勢の方々にお集まりいただきました。 今回は<基礎編>で学んだ基礎的知識をもとに基本的な運動療法に活かすための<応用編>でした。     ▲1限目はセミナー代表の福本先生による「運動器リハのためのバイオメカニクスの基礎と最新知見」について。 体と動きは合目的的にできていることをバイオメカニクスの視点や物理学の視点からお話しいただきました。朝から非常に濃い内容でした。やはり、人間の身体って何事においても美しいですね!     ▲2限目は「筋力強化の基礎と最新知見」について、今北先生と瓜谷先生による講演がありました。 今北先生は昨年からノースカロライナ州(アメリカ)に滞在されておりますが・・・今回はスカイプを使っての生ライブ授業でした! 時差は13時間!なので、こちら(日本)は朝の11時でしたが、アメリカは夜の10時・・・にも関わらず今北先生はいつも通りのテンションでお話しされました。ライブ授業は通常のものと何も変わりなく、先生はサルコペニアと筋ジストロフィー症について、昨年の続きをお話しされました。基礎系の分野の病態研究によって、新しい理学療法が開発されることには非常に興味深さを感じました。 そして、瓜谷先生による臨床での筋力強化に関するお話がありました。臨床に必要な考え方や知識についてお話いただき、その中から股関節に対して新たな治療方法が一つ増えました!     ▲昼食後の3限目は瓜谷先生による「関節モビライゼーションの基礎と最新知見」について。 理学療法士がアプローチしなければならない、関節・軟部組織の診断治療について学生時代に少し学んだことの復習から、現在までになされている研究発表をもとにした幅広い内容でありました。実際に先生が臨床で行なっておられる方法も、骨模型を用いて説明されました。すぐに臨床に活かすことができそう・・・と思いつつも、まだまだ勉強不足なことも再認識しました。   最後に、4限目は修士課程修了生の粕渕先生と修士課程の唄さんから「ROMエクササイズの基礎と最新知見」についてお話していただきました。拘縮・筋収縮(筋スパズム)の病態の基礎的な知識から、臨床応用として治療としてどのように行えば良いのか、ということを、また、生体内の運動により近い関節運動を導くために、関節の3次元動作解析に関する最新の知見のお話もありました。   今回の<応用編>は臨床に結び付けるための、手助けといった内容が多かったのではないかと思います。 このセミナーで学んだことをすぐに患者様へ還元していってください。 ご参加いただいた皆様ありがとうございました! なお、<臨床編>は現在も申込受付中です。次は臨床編でお会いしましょう!

2013.06.26

平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。

平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー‐基礎編‐開催     開催日直前の台風の接近に講師一同心配しておりましたが、参加者の方々の熱意がまさり無事に平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー「基礎編」を開催することができました。     今年で本セミナーも4年目となり、これまでの募集開始数時間で定員を超えていた状況から、今年は多くの方々に参加していただけるか少し心配をしておりました。しかしながら、今年は募集開始約10分で募集終了となり、これまでの最短記録となりました(参加人数約320名)。セミナーは4年目となりましたが、広くリハビリテーションにかかわる方々のニューロリハビリテーションへの関心の高さを改めて強く認識しました。     今回は基礎編であり、シリーズの基礎となります。各脳部位の構造と機能に関する情報を1.5日という限られた時間で提供するため、例年情報量の多さに対しさまざまな意見をいただきますが、必要な情報についてブラッシュアップしていただければと思います。講師陣も直前まで資料の確認や修正をし、できるだけわかりやすく伝えられるよう努めていますが、今後もさらに満足していただけるよう検討していきます。 また、今年は新たな試みとしてセミナー開催前に重要な内容に関する事前学習テキストを畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターホームページ(https://www.kio.ac.jp/nrc/)から配布しました。これもセミナー当日にできるだけ知識の向上をスムーズに行って頂けるようにと考えた試みで、アンケート結果から「事前のテキストがあって良かった」というご意見も頂きました。     今後もセミナー開催に際し、いろいろと新たな試みを取り入れ、より良い情報を快適な環境で提供できるよう検討していきたいと考えております。 最後に、今回の「基礎編」を開催するにあたり、ご協力いただきました大学事務局、畿央大学大学院健康科学研究科の皆様へ、この場をかりて感謝申し上げます。

2013.06.03

運動器リハビリテーションセミナー2013基礎編を開催しました

6/2(日)、『運動器リハビリテーションセミナー2013』基礎編を開催いたしました。   このセミナーは昨年度から始まり、今年で2年目になります。セミナーは基礎編、応用編、臨床編、実践編という4編構成になっており、リハビリテーション専門職種に対して運動器を基礎から最新の知見までを系統立てて学べるようになっています。     『膝関節を学び、その関連疾患を学びましょう!』というテーマの研修会は全国で行われております。しかし、解剖や生理学、運動学といった養成校時代の低学年で履修が終わる基礎科目はリカレント教育(大学に戻って再教育)の場がなく、独学にならざるを得ない状況です。実際、聴講者からは「基礎を学ぶ場がないので助かる」「基礎分野もこんなに最近の知識は変わってきていることを知らなかった」「基礎知識を臨床に活かしていきたい」「基礎をもとにした応用、臨床、実践編が楽しみ」など多くの嬉しいご意見をいただいております。   今回の参加者は約90名。セミナーの内容は… 最初に登壇の峯松先生。 骨の教科書的な内容に始まり、骨粗鬆症に対する最新の考え方と対処法などをお話しいただきました。 聴講者は理学療法士や作業療法士など、リハビリテーション専門職種の方々ばかりですが、首を縦に振って、興味深く聴講している姿が印象的でした。     次は、福本先生が筋についてお話ししました。本学で筋と言えば今北先生が著名ですが現在はアメリカでさらなる知識を深めておられるため、大部分の講義資料を今北先生にご準備いただき福本先生が話を進めると言った方法をとりました。 福本先生は「今回のセミナーで、筋については私が一番勉強になったのかもしれません。」とおっしゃっています。   続いての登壇は、瓜谷先生。 関節について講演いただきました。 いつもの瓜谷ワールドで会場を包んでいました。 興味深く聴講している受講生に対し、続きは応用編で…との予告がありました。   最後は再び福本先生が、神経の話をされました。福本先生が神経の話?と言われることがありますが、実は先生、九州での臨床時代は恩師と共に運動制御に関する研究に携わっておられたそうです。その時の昔話などをおりまぜて話されました。   運動器リハビリテーションセミナーは、それぞれの分野のスペシャリストが全力で講演しておられます。 引き続き、応用編(8月)、臨床編(10月)、実践編(2014年2月)と続きます。 現在も、継続して受付しています。ご来場をお待ちしております。   

2013.05.13

2013年8月24日(土)開学10周年記念 理学療法特別講演会のご案内

理学療法特別後援会 (対象:理学療法士、作業療法士、病院関係者) 畿央大学は今年開学10周年を迎えました。これを記念して理学療法学科をはじめ全学科において記念シンポジウムを開催します。   「プロフェッショナルとしての理学療法士への処方箋」   畿央大学の開学10周年記念事業の一環として、理学療法学科の企画で講演会を実施致します。講師は、前 兵庫医療大学学長の松田‎ 暉先生です。先生は我が国の脳死下の心臓移植再開例を執刀された心臓外科のプロフェッショナルでもあり、兵庫医療大学学長時代には、理学療法士など医療従事者の教育にも尽力された教育のプロフェッショナルでもあります。今回の講演では、理学療法士に向けてプロフェッショナルのあり方についてご講演頂きます。   日 時 2013年8月24日(土) 11:00開演 (開場10:30) 会 場 畿央大学冬木記念ホール      →アクセスはこちら 内 容 講師 松田 暉先生(前 兵庫医療大学長、元 大阪大学病院長、大阪大学名誉教授) 松田‎ 暉 先生は、我が国の脳死下の心臓移植再開例を執刀した心臓外科のプロフェッショナルで、臓器移植だけでなく、人工臓器、再生医療の推進事業にも関わっておられました。大阪大学病院長時代には、病院改革、先進医療推進・医療専門職者の充実に尽力されました。また、本年3月まで兵庫医療大学の学長を務められ、理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師の教育に熱心に取り組まれており、ブログ等で我々医療従事者に沢山のメッセージを残されています。 医師(心臓外科医)・教育者のプロフェッショナルである先生の立場から、我々理学療法士に向けて、理学療法士の置かれた現状、問題点、プロフェッショナルとしてのあり方、進むべき方向、などについてご講義いただきます。  対 象 理学療法士、作業療法士、病院関係者など 定 員 500名(先着順、参加無料)   ※特別講演会終了後、畿央大学卒業生においては懇親会(食堂棟)後、卒業生シンポジストによるプレゼンテーションを行いますので、ぜひご参加ください。    ▲チラシ(クリックで拡大します)   【参加申込方法】                     ① 氏名、②ふりがな、③年齢、④勤務先、⑤〒住所、⑥電話番号、⑦メールアドレスを明記のうえ、ハガキ、ファックス、もしくはメールで、8月19日(月)までにお申込みください。 なお、畿央大学卒業生、学部生の方は、⑧卒業年度もしくは学籍番号を明記し、午前・午後・懇親会の出欠を明示してください。   【宛先】 〒635-0832  奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2  畿央大学企画部  理学療法特別講演会係あて        FAX:0745-54-1600   E-mail:kio.p@kio.ac.jp   【お問い合わせ】 畿央大学企画部 水野、増田、横沢   TEL:0745-54-1601 ※個人情報については、本イベントの受付整理以外には使用いたしません。 ※当日は公共交通機関ご利用のうえお越しください。

2013.04.02

平成25年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内

平成25年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内 「平成25年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー」につきましては、4月3日申込受付開始後、10分程で定員に達してしまいました。 これからお申込みしようとされた方々に受講していただけない状況となりましたこと、誠に申し訳ございません。 ニューロリハビリテーションセミナー事務局 脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)です。ニューロリハビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れられていないのが現状です。しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学では、一昨年度よりニューロリハビリテーションセミナーを開催し、セラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーとして、またセラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただいています。平成25年度も、学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「研究編」の四つで構成しています。研究編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について比較的精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。   畿央大学教授 森岡  周   基礎編※ 平成25年6月22日(土)、23日(日)     詳細  応募を締切ました。 定員280名 / 受講料 10,000円   応用編  平成25年9月28日(土)、29日(日)  詳細  応募を締切ました。 定員280名 / 受講料 10,000円 臨床編 平成25年11月30日(土)、12月1日(日)  詳細  応募を締切ました。 定員280名 / 受講料 10,000円 研究編 平成26年2月22日(土)、23日(日)  詳細  応募を締切ました。 定員 50名 / 受講料 20,000円 ※基礎編のみ、6月22日(土)カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、学生食堂にて懇親会を開催します。  懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用は、2,000円を当日、受講料と一緒にいただきます。   会場      畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) アクセス     最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」   講師      畿央大学  理学療法学科  教 授  森岡 周                   准教授  松尾 篤                   准教授  冷水 誠                   助 教  前岡 浩、他     申込方法 ※受付終了しました 申込には下記13項目の情報が必要です。(※は必須)①お申込み講座※②お名前※③お名前(ふりがな)※④年齢⑤性別⑥郵便番号※⑦ご住所※⑧電話番号(携帯電話番号)※⑨PCメールアドレス※⑩携帯メールアドレス⑪所属(病院等施設名・学校名・会社名等)⑫資格(理学療法士等お持ちの方)⑬所属協会の会員番号(日本理学療法士協会会員番号など) 締  切 各講座、定員になり次第締め切り 受講者の選考 原則、先着順 基礎編 日時   平成25年6月22日(土)、23日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円 内容   ニューロリハビリテーションの基礎となる、以下について学ぶ。         1. 脳の発生、構造、発達         2. ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能         3. 脳幹、視床、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)の構造と機能 プログラム 6/22(土)6/23(日) 12:00~ 受付  9:00~10:00 (4) 大脳基底核の構造と機能 12:50~13:00 開会式 10:10~11:10 (5) 小脳の構造と機能 13:00~14:20 (1) 脳の発生・発達と構造 11:20~12:20 (6) 後頭葉・側頭葉の構造と機能 14:30~15:50 (2) 脳幹・視床の構造と機能 13:20~14:40 (7) 頭頂葉の構造と機能 16:00~17:20 (3) 大脳辺縁系・視床下部の構造と機能 14:50~16:10 (8) 前頭葉の構造と機能 17:20~17:40 テーブル討議 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 18:00~ 懇親会     応用編 日時   平成25年9月28日(土)、29日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円  内容   ニューロリハビリテーションを応用するための基礎となる、以下について学ぶ。         1. 脳内感覚情報処理機構         2. 上肢・下肢の運動を実現するための神経機構         3. 運動・行為の学習をもたらす神経機構およびその手続き         4. 人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの神経機構         5. 高次機能である思考・注意・記憶の神経機構         6. 運動イメージとミラーニューロンシステムの神経機構         7. 人間の社会性の神経機構   プログラム 9/28(土)9/29(日) 12:00~ 受付 9:00~10:20 (5) 情動の神経機構 12:50~13:00 開会式 10:30~12:00 (6) 運動学習の神経機構 13:00~14:20 (1) 感覚情報処理機構 13:00~14:30 (7) 思考・注意・記憶の神経機構 14:30~15:50 (2) 上肢運動制御の神経機構 14:40~16:10 (8) 社会性の神経機構 16:00~17:20 (3) 姿勢・歩行制御の神経機構 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 17:30~18:50 (4) 運動イメージとミラーニューロンシステム       18:50~19:10 テーブル討議 臨床編 日時   平成25年11月30日(土)、12月1日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円  内容   ニューロリハビリテーションの臨床のための根拠となる、以下について学ぶ。         1. 脳損傷後の可塑的変化機構         2. 高次脳機能障害の神経機構と治療介入         3. 失調症の神経機構と治療介入         4. パーキンソン病の神経機構と治療介入         5. 運動器疾患・痛みの神経機構と治療介入         6. 機能回復および学習プロセスに基づいた治療介入         7. 神経科学に基づくリハビリテーション治療の最新トピックス         8. 神経科学を用いたclinical reasoning  プログラム 11/30(土)12/1(日) 12:00~ 受付 9:00~10:20 (5) 運動失調症の神経機構 12:50~13:00 開会式 10:30~12:00 (6) 痛みの神経機構 13:00~14:10 (1) 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構 13:00~14:30 (7) 神経科学に基づく脳卒中リハビリテーション 14:20~15:40 (2) 半側空間無視の神経機構 14:40~16:10 (8) 神経科学を用いたクリニカル・リーズニング 15:50~17:10 (3) 失行の神経機構 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 17:20~18:40 (4) Parkinson病の神経機構構       18:40~19:00 テーブル討議 研究編 日時   平成26年2月22日(土)、23日(日) 場所   E101講義室、脳機能実験室など 定員   50名 受講料  20,000円  内容   ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための、以下について学ぶ。         1. 各種脳機能イメージング研究(PET,fMRI,NIRS,MEG,EEGなど)の概要         2. 脳機能イメージング研究の手続き         3. 脳機能イメージング研究(NIRS,EEG)の実際(実験)         4. 脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造          ※本学が所有する脳機能イメージング装置を実際に使用し、自己の体験を通して学ぶ。体験学習。   プログラム 2/22(土)2/23(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 (6) 脳機能イメージング研究の実験②(認知課題,上肢課題,歩行など) 12:50~13:00 開会式 11:00~13:00 (7) 脳機能イメージング研究の解析① 13:00~13:30 (1) 脳機能イメージング研究の概説 -各種イメージング手法(fNIRSを中心に)- 14:00~15:00 (8) 脳機能イメージング研究の解析② 13:30~14:00 (2) 脳機能イメージング研究の概説 -TMS,tDCS- 15:00~16:20 (9) 脳機能イメージング研究の成果発表と質疑応答 14:00~14:30 (3) 脳機能イメージング研究の概説 -MEG,EEG- 16:20~16:30 閉会式 14:30~15:00 (4) 脳機能イメージング研究の紹介と読解 -fNIRS-         15:00~18:30 (5) 脳機能イメージング研究の実験①(認知課題,上肢課題,歩行など) 19:30~ 懇親会  ※fNIRS4台、EEG1台を使用予定。  

2013.03.28

平成24年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を開催しました。

助産学専攻科1期生を含む、478名が卒業   2013(平成25)年3月19日、畿央大学、畿央大学大学院および助産学専攻科の卒業式が午前10時より執り行われ、健康科学部289名、教育学部155名、大学院30名、助産学専攻科4名の合計478名が、学び舎を巣立ちました。   卒業式に先立ち午前9時からは、畿央大学開学10周年を記念してモニュメント除幕式が行われ、寄贈者である畿央大学後援会(会長上山準大氏)から冬木智子学長へ贈呈されました。     C棟エントランスホール玄関前に設置された「開学10周年記念モニュメント」は、建学の精神『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』をカタチにしたもので、楕円の大海原に囲まれた学びの皿一面に水面に見立てた白砂利の中から立ち上がる3つのカテナリーアーチが「徳」「知」「美」を示す水柱です。それらが真ん中にある学園に見立てたガラス玉に流れ込みます。一つひとつのガラス玉から放たれる光は彼らの若き生命のエネルギーを表しています。記念碑としての存在をより明確にするために、飛鳥石には建学の精神を刻み込んでいます。製作者である人間環境デザイン学科加藤先生、上山後援会長、そして冬木智子学長、学部生代表として谷口畿友会会長の4人で除幕していただきました。   午前10時から始まった卒業式では、前日の雨で冷え込んだ天候とは一転して、春らしい陽気の中、キャンパスは振袖はかまやスーツ姿の卒業生や保護者の方々で華やぎました。今回は初めての卒業となった助産学専攻科生にも修了証書が手渡され、卒業生総数も過去最高の478名となり冬木ホール内は緊張と喜びであふれていました。     その後、午後5時からスイスホテル南海で卒業パーティーが行われました。

2012.04.01

平成24年度 畿央大学運動器リハビリテーションセミナーのご案内

運動器疾患に対しては、私たち理学療法士をはじめとして、多くのリハビリテーションスタッフが日々治療にあたっています。運動器疾患のリハビリテーションに必要不可欠な解剖学・生理学・運動学などの基礎知識は、養成校での低学年時に習得することが常で、リカレント教育(再教育)の機会が少ないのが現状です。これらの基礎分野は、近年の科学進歩によりそれぞれ飛躍的進歩を遂げ、10年~20年前には未知であったことが既知の事実として証明されたり、事実として習ったものが修正されたりしています。また、臨床現場での評価ツールの進歩も目覚ましく、計測不可能であったものが客観的データとしてあらわされ、多くの学会や研究会で報告されています。しかし、データを読むための解析は難しく、膨大なデータを未知の解析法により変換され強引に納得させられている感が否めません。そこで、断片的な情報をまとめ、運動器疾患に対するリハビリテーションに必要な知識を基礎から実践までの系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは運動器リハに必要な基礎知識を学べる『基礎編』、基礎知識をもとに日々臨床で行っているエクササイズに活かせる『応用編』、基礎知識をもとに各疾患を学ぶ『臨床編』、最後は解析手法を学ぶとともに、実際に計測機器を使用することで体の動きを捉え、臨床研究を体験することにより、運動器リハ研究への創造をする『実践編』の四つで構成しています。運動器疾患に対するリハビリテーションに関して、基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。   畿央大学准教授 福本貴彦 基礎編 平成24年6月3日(日)定員50名/受講費7,000円 応用編 平成24年8月5日(日)定員50名/受講費7,000円 臨床編 平成24年10月28日(日)定員50名/受講費7,000円 実践編 平成25年1月26日(土)、27日(日)定員 30名/受講費15,000円  実践編のみ2日間開講します。1日目2日目を通してご出席ください。 会場 畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2)最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」  講師 教授 今北 英高教授 峯松 亮准教授 高取 克彦准教授 福本 貴彦助教 瓜谷 大輔 他   申込方法 ※受付開始時間を過ぎても申込フォームへのリンクボタンが表示されない場合はページの再読込、またはF5ボタンを押してください。上記内容でもリンクボタンが表示されない場合は、Ctrl + F5 ボタンを押しキャッシュのクリアをお願いいたします。※お申込頂きましたPCメールアドレスに自動返信メールを送信いたします。Outlook 2003 および Outlook Express 6 で受信したメールで文字化けが発生された場合、下記URLのMicrosoftサポート内の方法1、及び2をご確認ください。Microsoftサポート 締  切 各講座、定員になり次第締め切り 受講者の選考 原則、先着順   基礎編 日時 平成24年6月3日(日) 場所 L101教室 定員 50名 受講費 7,000円 内容 運動器リハビリテーションの基礎となる解剖・生理・運動学を学ぶことから正常な運動器の構造と治癒過程について学ぶ。 プログラム 6/2(日) 8:50~9:00 開会式 9:00~10:30 運動器リハに役立つ骨の知識 10:40~12:10 運動器リハに役立つ筋の知識 13:00~14:30 運動器リハに役立つ関節の知識 14:40~16:10 運動器リハに役立つ神経の知識 16:20~17:50 運動器リハに役立つバイオメカ二クスの知識 17:50~18:00 閉会式     応用編 日時 平成24年8月5日(日) 場所 L101教室 定員 50名 受講費 7,000円 内容 運動器リハビリテーションの基盤となる運動療法に応用するための歩行・姿勢・運動連鎖などのバイオメカニクスをもとに運動器の機能について学ぶ。 プログラム 8/4(日) 8:50~9:00 開会式 9:00~10:30 ROMに関する研究知見 10:40~12:10 筋力に関する研究知見 13:00~14:30 ストレッチに関する研究知見 14:40~16:10 歩行練習・転倒予防に関する研究知見 16:20~17:50 神経筋協調トレーニングに関する研究知見 17:50~18:00 閉会式   臨床編 日時 平成24年10月28日(日) 場所 L101教室 定員 50名 受講費 7,000円 内容 運動器リハビリテーションを臨床導入するための根拠となる病態・病理をもとに、臨床で多く遭遇するOA、人工関節、骨折、腰痛、肩関節障害について学ぶ。 プログラム 10/27(日) 8:50~9:00 開会式 9:00~10:30 最新の知見に基づくOAの保存的リハビリテーション 10:40~12:10 運動学を臨床応用した人工関節リハビリテーション 13:00~14:30 骨折のバイオメカニクスリハビリテーション 14:40~16:10 motor controlからみた腰痛患者のリハビリテーション 16:20~17:50 最新の知見に基づく肩関節障害のリハビリテーション 17:50~18:00 閉会式   実践編 実践編のみ2日間開講します。1日目2日目を通してご出席ください。 日時 平成25年1月26日(土)、27日(日) 場所 運動機能実習室、生理機能実習室、運動療法実習室など 定員 30名 受講費 15,000円 内容 運動器研究の読解、実践、応用のための加速度計・動作分析器・筋力計について本学が所有する装置や機器を実際に使用し、自己の体験を通じて学ぶ(体験学習)。 プログラム 1/26(土)9/29(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 筋電と筋力① 12:50~ 開会式 11:00~13:00 筋電と筋力② 13:00~14:00 客観的評価の基礎知識 14:00~15:00 3Dと床反力① 14:20~15:50 加速度計の実践① 15:00~16:10 3Dと床反力② 16:00~18:30 加速度計の実践② 16:10~16:30 質疑応答      16:30~16:40  閉会式