公開講座
2011.02.25
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(実践編)を開講しました。
2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、「平成23年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー -実践編-」が開講されました。今年度から始まりました畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーも「基礎編」、「応用編」、「臨床編」に続き、今回の「実践編」で今年度のシリーズとしては最終のセミナーとなりました。 脳の機能解剖にはじまり、脳のシステム機能、脳損傷後の病態とリハビリテーションへの応用を講義形式で情報提供を行い、それらを踏まえ今回は、各種脳機能イメージング機器、研究についての情報提供と、実際に機能的近赤外分光法(fNIRS)装置を使用して、実際の測定方法から実験課題設定など脳機能イメージング研究を自己体験し、さらに理解を深めていただくことを目的といたしました。 今回も全国から約40名の方々に参加していただき、4グループに分かれ、2日間にわたりfNIRS装置を使用し、様々な実験課題を体験していただきました。実践編では、本学所有のfNIRS装置2台に加え、(株)島津製作所のご協力により、さらに2台を追加いたしました。そして計4台のfNIRS装置をフル稼働させ、参加者の方々が検者、被験者ともに経験し、測定から脳機能画像のマッピング、さらに測定結果からの考察まで実施し、最後に各グループによるプレゼンテーションまで行いました。グループごとに実験課題や測定部位、実験プロトコールなど一連の実験過程について様々な意見交換があり、非常に活発な2日間となりました。 今年度の畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーは終了となりますが、今年度の状況を踏まえ、すでに次年度のセミナーに向けて準備を始めています。次年度のセミナーにつきましては、畿央大学ホームページなどに掲載予定ですので、ご覧ください。 最後に、今回の実践編を開催するにあたり、ご協力いただきました(株)島津製作所の皆様、そして畿央大学大学院健康科学研究科の皆様へ、この場をかりて感謝申し上げます。
2010.12.21
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)を開講しました。
2010(平成22)年12月18日、19日の2日間にわたって、脳損傷後の病態ごとの神経機構からリハビリテ−ションの臨床へどのようにして応用していくかを考察する目的で「畿央大学ニューロリハビリテ−ションセミナー臨床編」が開催されました。今回の臨床編は、基礎編(7月開催)、応用編(9月開催)に続いて開催された今年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの第3弾です。全国から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に約170名の方が受講され、2日間で8講座の盛り沢山の講義を熱心に聴講されました。 今回の臨床編は、過去の基礎編や応用編の内容にもとづき、さらに臨床的な知識や理論に関する講座の構成となりました。それぞれの講座では、参加者のみなさまの臨床に役立つような情報、臨床疑問の解決に役立つような情報が満載の白熱した講義が行われました。ニューロリハビリテーションセミナー臨床編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。 12月18日(土) 1. 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構 畿央大学大学院健康科学研究科 藤田 浩之2. 失認の神経機構 畿央大学大学院健康科学研究科 谷口 博3. 失調症の神経機構 畿央大学健康科学部理学療法学科 冷水 誠4. Parkinson病の神経機構 畿央大学健康科学部理学療法学科 岡田 洋平 12月19日(日) 5. 失行の神経機構 畿央大学大学院健康科学研究科 信迫 悟志6. 痛みの神経機構 畿央大学健康科学部理学療法学科 前岡 浩7. 神経科学に基づくリハビリテーション 畿央大学健康科学部理学療法学科 松尾 篤8. 神経科学を用いたclinical reasoning 畿央大学健康科学部理学療法学科 森岡 周 今回の臨床編をもって、本セミナーでの講義形式での一応の情報提供を終え、次回は実践編(平成23年2月19日,20日開催)が予定されております。この実践編では、本学所有の装置や機器を使用して、参加者の方々と一緒にニューロリハビリテ−ションに関する実験課題を実施し、自己の体験を通してさらにサイエンスに基づくリハビリテ−ションの理解を深めることを目的としております。また、すでに次年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの企画も準備中です。畿央大学には最高のチームワークがあります。一人一人の力は小さくても、それらを結集したとき、非常に大きな力が生まれます。このセミナーを通じて、多くの方々と出会い、議論し互いに研鑽していく関係を構築し、さらに大きなチームとしてリハビリテ−ションの発展に寄与できればと考えております。
2010.12.13
第3回FEPホール企画「小柴昌俊先生特別講演会」を開催しました。
2010(平成22)年12月11日、『宇宙、人間、ニュートリノ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論』と題して、東京大学特別栄誉教授・平成基礎科学財団理事長小柴昌俊先生をお招きして、冬木記念ホールで講演していただきました。小柴先生は、日本の中学・高校生の理科離れが進むなか基礎科学の将来を危惧されており、科学の面白さや情熱をもってやればできないことはない、という信条を全国各地で説かれています。この日は高校生、本学学部生を中心に、また地域の一般の方々にも開放し、約530名の方々に聴講していただきました。折しも、分野は異なりますが1970年代にクロスカップリングを発見して本年度ノーベル化学賞をとられた鈴木章氏と根岸英一氏らのストックホルムでの授賞式が前日の12月10日に行われましたので、みなさんの関心が一段と高まっていました。 開場を待つ高校生たち 畿央大学学生ボランティアによる受付 小柴先生は高校時代に同級生から「小柴は物理が出来ない」と噂さされたことから、一念発起して東京大学理学部に進学、その後家庭教師などのアルバイトを掛け持ちし苦学されたため成績はビリで卒業。それでも東京大学理学部教授になられ物理学者たちが懸命に求めてきた物質の最小単位「ニュートリノ」の検出に成功されたのは、東大教授を退官される直前の1987年のことでした。ノーベル賞受賞はその15年後の2002年のことになります。 講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。 小柴先生講演会の後、引き続き、畿央大学教育学部講師奥田俊詞先生によるミニ講座『ニュートリノが語る星の物語~恒星はどのような一生をたどるのか~』を開講しました。超新星爆発によって宇宙に散らばった質量をもった物質がくっ付きあってやがて星が生まれます。そして徐々に水素が燃え、ヘリウムを発生させながら大きくなっていきます。太陽もその一つであり、いずれ燃え尽きるといわれています。小柴先生のお話に出てきた宇宙ニュートリノ発見の意味するところを一般の方々に補足説明する形で、天井などホール全体を使ってわかりやすく説明していただきました。 小柴先生は1926年のお生まれですので今年84歳にならました。小さい頃に小児マヒになられお体が不自由なところがあります。お住まいの東京杉並から丸の内の平成基礎財団事務所までバスと地下鉄を乗り継いで通っておられるそうです。この日は朝早く起きられ羽田から大阪伊丹、そして畿央大学までお一人で来ていただきました。ほんとうに感謝、感激でいっぱいです。若い者よ、もっと頑張れ!志をもってやればできないことなんてないよ、という余韻が会場に溢れていました。小柴先生、ほんとうにありがとうございました。 講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。
2010.11.25
2011年1月22日(土)畿央大学 理学療法特別講演会のご案内
循環器疾患のリハビリテーションの分野でご活躍されています姫路獨協大学の泉唯史先生をお招きして、心疾患を合併した症例に対するリハビリテーションについてお話頂きます。この特別講演会は、畿央大学卒業生に向けてリカレント教育(卒業後も幅広い知識を養う)を兼ねて行います。なお本講演は専門的な内容になりますので、医療関係者を対象に一般公開させて頂きます。 日時 2011(平成23)年1月22日(土)13:30受付 14:00~16:00 会場 畿央大学 冬木記念ホール→交通アクセスはこちらをご覧ください。近鉄大阪線「五位堂」駅下車 ※公共交通機関をご利用ください。 テーマ 心疾患を合併した患者に対するリハビリの注意点 講師 泉 唯史(いずみ ただふみ) 氏(姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科 教授) 講師略歴および講演内容 泉唯史先生の専門は、循環器疾患のリハビリテーションであり、日本心臓リハビリテーション学会の評議員をされています。また、臨床及び教育経験の豊富な先生でもあります。著書には、理学療法ハンドブック(改定第3版)「循環器疾患・障害に対する評価の進め方」、協同医書出版社。レクリエーション改訂第2版-社会参加を促す治療的レクリエーション「虚血性心疾患」、三輪書店。臨床実習フィールドガイド「急性心筋梗塞」、南江堂など著書も多数あります。ご講演は、循環器疾患の基本的な病態生理からリスク管理までお話頂く予定です。具体的には、心疾患に対するリハビリテーションとしてより、臨床上良く遭遇する合併症としての心疾患(特に心不全)をどのようにリスクマネージメントしていくかという点を中心にご講義頂けるようお願いしております。 受講料 1,000円(当日受付でお支払いください。) 申込方法 参加を希望される医療関係者の方は2011年1月17日(月)必着にて、下記1~6の内容をE-mail、はがき、FAXのいずれかでお申し込みください。受講証の発行は致しません。当日、直接受付にお越しください。 1. 氏名2. 氏名ふりがな3. 住所(郵便番号から)4. 電話番号5. メールアドレス(お持ちの方)6. 所属先(団体名、病院名等) 宛先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2畿央大学 企画部 理学療法特別講演会係E-mail:kikaku@kio.ac.jpFAX : 0745-54-1600 お問い合わせ TEL:0745-54-1601(担当:水野、増田) ※本学卒業生の方々には、別途ご案内していますので、上記方法でのお申し込みは不要です。 ※公共交通機関を利用してご参加ください。
2010.11.18
阪神奈大学・研究機関生涯学習ネット-『公開講座フェスタ2010』で良原先生が講演されました。
大阪府さいかくホールで行われているHSNネット「公開講座フェスタ2010」で、11月16日(火)畿央大学の公開講座を行いました。 大阪、兵庫、奈良にある大学・研究機関は、生涯学習機会の継続的な提供のために大阪府と連携し「HSNネット」という組織を作っています。「公開講座フェスタ」は、HSNネットに加盟している大学や研究機関で毎年行っているリレー講座で、畿央大学も参加しています。今年も大学など30機関が参加し、11月1日(月)~20日(土)までの期間に、30講座が開催されています。(有料です) 本学の担当講座として、11月16日(火)午前10時30分~正午まで、教育学部現代教育学科助教の良原誠崇先生による『あなたにもできる自殺対策』講演会を行いました。 良原先生には、12年連続で自殺者が増え続ける日本社会で大事な人を喪わないために何ができるかについて、近年の自殺について傾向や統計を交えて分かりやすく講演していただきました。 冒頭に、テーマを自殺予防ではなく『自殺対策』としていることについて、自殺を防ぐことは決して容易ではないが正しい認識を持てば助けることも可能ではないかと、これまでの日本の自殺対策事例や臨床心理士としての経験を交えてお話をしていただきました。 日本では、昔から自殺が死因理由の上位を占めてきました。統計的には男性が高く、失業や配偶者との別離、アルコール問題が大きく影響しています。また近年は若年層の自殺傾向が高くなっています。もちろん、自殺の原因は単純なものではなく、うつなどの精神医学的問題、借金など社会経済的な問題、将来への希望のなさ、攻撃性や衝動性といったパーソナリティの要因が複雑に絡み合うものであり、世代や問題に応じた対応によって、助けることができるのです。 受講者の方々には、詳細な分析と解説に納得しながら熱心にご聴講いただき、講座終了後には個人的な相談も寄せていただきました。
2010.11.02
全国都市緑化ならフェアで「草木染めワークショップ発表会」を行いました。
2010(平成22)年10月29日(金)午前、馬見丘陵公園で行われている「全国都市緑化ならフェア」花なら広場で、人間環境デザインの村田浩子准教授と学生が草木染めワークショップの発表会を行いました。このイベントは「全国都市緑化ならフェア」から依頼をうけて、村田先生とゼミ生およびプロジェクトゼミ生などが約一年間かけて奈良県内にある5園(畿央大学付属幼稚園、常葉保育園、広陵北保育園、真美ヶ丘第二小学校附属幼稚園、王寺北幼稚園)の幼稚園および保育園で草木染めのワークショップを行い、その集大成として発表会を行ったものです。 緑化ならフェア花なら会場 指導教員の村田浩子准教授 発表会には、ワークショップに参加した園児のみなさん(157人)が作品を持ってきてくれました。また園児の保護者の皆様もカメラ持参で応援にかけつけてくださいました。 また大学からは、澤井先生と教育学部の学生も応援に来てくれました。 5園で行った染物体験ワークショップの様子を、学生が解説していきます。当初の計画ではパワーポイントとムービーによる発表の予定でしたが、会場が明るく画像が鮮明に見えないということから、大型プリンターで打ち出した紙を使っての紙芝居形式で行いました。 学生の発表の後、園児のみんなが作品を持って舞台に上り、学生からのインタビューに、楽しかった、難しかった、出来上がりを心配したけどうまくできて良かったなど、自分の言葉で感想を発表してくれました。 常葉保育園は玉ねぎ皮染めの手提げバック、広陵北保育園は玉ねぎ皮の染めのバンダナ、畿央大学付属幼稚園は玉ねぎ皮染めのTシャツとスタンプ染めのハンカチ、真美ヶ丘第二小学校附属幼稚園は自分たちで種から育てた藍でたたき染めにしたコースターとマリーゴールド染めのハンカチ、王寺北幼稚園は藍の生葉染めのハンカチとチューリップ花びら染めのコースター、それに玉ねぎ皮染めのTシャツに発泡剤を使って天使の羽をつけて楽しみました。完成品は母の日のプレゼントや運動会で衣装の一部として活用していただいたようです。園児たちは、制作時の写真を見ながら振り返って喜び、歓声をあげていました。 イベントの終わりには、特別ゲストとして来てくれた平城遷都1300年記念公式マスコットキャラクターのせんとくんが園児達と写真撮影をしました。せんとくん体操も披露してくれました!!! ワークショップに協力していただいた学生スタッフのみなさん、一年間お疲れさまでした。 なお各園でのワークショップの様子は、緑化ならフェア開催期間中、馬見丘陵公園館入り口にて、パネル展示でご覧いただくことができます。 【サイト内の緑化フェア関連記事】全国緑化ならフェアで「ダリア染め体験教室」を行いました。 https://www.kio.ac.jp/whats/101020.html 第27回全国都市緑化ならフェアに参加しています。 https://www.kio.ac.jp/whats/100927.html 全国都市緑化ならフェア「トライアルガーデン」に出展します。 https://www.kio.ac.jp/information/2010/08/post-297.html 第27回 全国都市緑化ならフェア vol.1 https://www.kio.ac.jp/information/2010/05/27vol1.html
2010.10.14
2010年11月16日「公開講座フェスタ2010」本学担当講座のお知らせ
平成22年11月1日(月)から11月20日(土)まで、公開講座フェスタ2010が開催されます。畿央大学担当講座は以下の通りです。 日時 平成22年11月16日(火) 10:30~12:00 本学テーマ あなたにもできる自殺対策講師 教育学部現代教育学科 良原誠崇助教 受講料 500円(当日、受付にてお支払いいただきます。) 定員 150名(先着順) 会場 さいかくホール(大阪府新別館北館)大阪市中央区大手前3‐1‐43さいかくホール地図 (PDF) 講座内容 全講座の内容については、リーフレット (PDF) をご覧ください。 問合せ先 府民お問合せセンター 公開講座フェスタ2010 係〒540-8570 大阪市中央区大手前2丁目電話番号 06-6910-8001 FAX 06-6910-8005 ※詳細は大阪府HPをご覧ください。http://www.pref.osaka.jp/bunka/news/festa_2010.html
2010.10.08
2010年12月11日(土)ノーベル賞受賞者 小柴昌俊先生特別講演会(FEPホール企画)を開催します。
定員に達しましたので、締め切りました。 宇宙、人間、ニュートリノ ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論~ 物理学者たちが懸命に求めてきた物質の最小単位・・・。質量が非常に小さく、透明性が高いために、その存在を確かめることが困難をきわめた「ニュートリノ」。それを検出するために地下1000mに、高さ16m直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1500個並べるという巨大な装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして「宇宙ニュートリノ」を世界で初めて観測するという輝かしい業績を挙げられた小柴先生。 しかし一方、こどものころはやんちゃ坊主、高校時代は「小柴は物理が出来ない」という言葉に一念発起して東大理学部に進学、それでも成績はビリで卒業・・・。「やればできる」をモットーに生きてこられた小柴先生の人生論、そして科学の面白さについて語っていただきます。 小柴教授プロフィール 日 時 2010(平成22)年12月11日(土)開場12:30 13:00~14:00 宇宙、人間、ニュートリノ ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論~ 会 場 畿央大学冬木記念ホール アクセスはこちら 主 催 学校法人冬木学園 後援:奈良県、奈良県教育委員会 ●畿央大学ミニ講座 14:10~14:40 ニュートリノが語る星の物語 ~恒星はどのような一生をたどるのか~ 畿央大学教育学部講師 奥田俊詞 詳細はこちら(PDF) 定員に達しましたので、締め切りました。 ●お問い合わせ先 畿央大学企画部 Tel:0745-54-1601
2010.10.06
2010年10月23日(土)~24日(日)第8回畿央祭の案内を掲載しました。
第8回畿央祭 日 時 2010年10月23日(土)・24日(日) 10:00~18:00 テーマ 「HOME」 温かい第二の家! 会 場 畿央大学 アクセスはこちら※公共交通機関を利用してご参加ください。 同時開催 受験生向けミニオープンキャンパス ●今年も畿央祭は子どもから大人まで、みんなが楽しめる企画が盛りだくさん! 毎年、地域のみなさんや受験生・保護者のみなさんに楽しんでいただいている畿央祭。今年も一層充実したものにしようと準備をすすめています。受験生の皆さんには、オープンキャンパスも同時開催です。ぜひご参加ください。 ●主なプログラム 23日(土) ステージでは・・・ 野外ステージホール 9:30 開会式 10:30 *金明太鼓 11:30 *付属幼稚園 畿央太鼓 13:30 *バルーンアート 15:00 ジャグリング 13:50 *フラダンス 18:00 カラオケ大会 24日(日) 野外ステージホール 10:00 *吉本お笑いライブ 18:00 ソーラン節(実行委員) 13:10 ものまねショー 18:20 ダンス部 14:40 学生コント ※その他、バンド演奏、クラブ発表などのイベントがあります。*畿央大生以外のゲスト出演 ●吉本お笑いライブ ●子ども向け企画『みんなであそぼっ わんぱーく』 23日(土)10:00~16:0024日(日)12:00~16:00スライム、こま、ビーズ、砂絵、プラパン、わなげ、ストラックアウトなど ●その他 模擬店・縁日 約50店フリーマーケット、モザイクアート、お化け屋敷、青年海外協力隊募集説明会、献血などもあります! 同時開催 ウェルカムキャンパス 「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお贈りする、地域のみなさま参加型のイベントです。 詳細はこちら(PDF) 23日 ●大豆スイーツ&ポテト試食会 11:00~15:00 場所:C棟1階 C105ゼミ室大豆をたっぷり使ったケーキとフライドポテトの試食・アンケート。ケーキは直販予定! ●テンペカフェ 10:00~15:00 場所:C棟1階 実習食堂 動脈硬化を防ぐ効果あり、今注目の「テンペ」が食べられるカフェ(有料)です。 24日 ●健康チェック 10:00~12:00/13:00~15:00 場所:K棟1階 看護実習室 ◎骨密度計測◎体組成の測定 ◎握力測定 ◎30秒椅子から立ち上がりテスト ◎ファンクショナルリーチテスト(前方向へのバランス能力測定) ●食事メニューのカロリー計算 10:00~12:00/13:00~15:00 場所:L棟2階 L203教室 健康栄養学科の新兵器「サッとシステム」を使ってカロリーを算出、食生活改善のための参加体験型講座。 ●学びのギャラリー 10:30~16:00場所:L棟1階 L101教室前フロア 人間環境デザイン学科の学生が作成した作品やポートフォリオ、プレゼン用資料、建築設計プロジェクト、デザイン作品などの成果物を展示。 ●学びのひろば 10:30~16:00場所:E棟 2階 第3会議室 「にぎわいゾーン」、「かたらいゾーン」、「ICTゾーン」の3部構成で、教育に関する学びと出会います。 ●番茶の茶がゆ試食 11:00~(無くなり次第終了)場所:C棟1階 実習食堂 大淀町特産品の番茶を使った茶がゆ、または番茶リゾットを100名様限定で無料試食。 23日(土)/24日(日) ●卒業生対象 【同窓会サロン】 畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短大卒業生集まれ!サロンで受付して頂くと特典があります。懐かしい写真を展示しています。先生や友人、後輩に出会えるかも・・・ ●味覚測定 10:00~15:00 場所:L棟 1階 生理機能実習室 美味しさってなに? 味覚って? 人の味覚の不思議にせまります。 第8回畿央祭実行委員会からのご挨拶 今年度で畿央祭は第8回を迎えます。これまで先輩方が創り上げて来た8度の畿央祭。その背景には毎年増え続ける仲間との絆、“つながり”があります。そのつながりを増やせるよう、これまで築いていただいた歴史を受け継げるように準備に取り組んでいます。そのために立ち上がった実行委員は総勢95名。それぞれが畿央祭を成功させようと熱い思いで動いています。 そんな私たちは今年度の畿央祭のテーマに『HOME』を選びました。私たちにとって畿央大学は温かく、優しく、第2の“家”のような場所であるからです。悲しい時、悩んでいる時、そっと傍らに寄り添ってくれる仲間・先輩、先生方がここにはいます。助け愛、高め愛、認め愛、愛の原点である家族、家。畿央祭を通して、私たちの第2の家をより強く、より大きな存在にできたら…というのが私たちのなによりの願いです。また、畿央祭に足を運んでいただいたお客様にも畿央祭を存分に楽しんでいただけるよう、より多くの人を笑顔にできるよう、多くのイベント・企画をご用意していますので、ぜひ畿央祭に来て一緒に畿央祭を盛り上げましょう!最後になりますが、ここに第8回畿央祭を開催できることを心より感謝し、そして畿央祭に携わっていただいている全ての方々には厚くお礼申し上げます。 第8回畿央祭実行委員一同
2010.09.30
2010年12月5日(日)第9回畿央大学公開講座のご案内
「美」は最高のもの、深遠なもの、そして人があこがれてやまない価値のあるものです。畿央大学の建学の精神の一つは「美をつくる」です。見る人の心を澄まし、喜びとやすらぎを与えられる美しいものを作り出せる人材を世に送り出したいと考えています。今回の公開講座は「美しく生きる」をメインテーマとして、人のからだと心の美しさを改めて考える機会を持ちたいと考えました。世界的にも著名な生理学者である金子章道教授と、看護教育の第一線で活躍される伊藤明子教授のお話をぜひお聞きください。 公開講座(受講料 無料)2010/12/5(日) 講座A 12:30受付 13:00~14:30「人の身体は美しい ~生理学の視点から見た調和の世界~」畿央大学 健康科学部 学部長 金子 章道 講座B 14:30受付 15:00~16:30「くじけないで ~あなたの心にビタミン剤足りていますか~」畿央大学 健康科学部看護医療学科 学科長 伊藤 明子 ※会場はいずれも 畿央大学 KB04教室。講座は1コマ90分です。 講座内容の詳細はこちら(PDF) 申込方法 ・希望される講座区分(A,B)複数可 ・お名前(ふりがな) ・年齢 ・ご住所(郵便番号から) ・電話番号(連絡先) ・メールアドレス を明記の上、官製ハガキ・FAX・E-mailのいずれかでお申込ください。 宛先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学企画部 公開講座係E-mail:uketsuke@kio.ac.jpFAX : 0745-54-1600 ※受講証の発行は致しません。 当日直接本学にお越しいただき、公開講座受付で会場をご確認ください。 ※公共交通機関を利用してご参加ください。 お問い合わせ 畿央大学企画部 TEL0745-54-1601
2010.09.21
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(応用編)を開講しました。
2010(平成22)年9月11日(土)、12日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 応用編」が開講されました。7月24日、25日の基礎編に続くものとして、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に全国から約200名の方が受講され、脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーションへの応用の取組みが期待されています。 ほとんどの受講者は7月の基礎編参加者であるため、前回とは趣きを変えて、冬木記念ホールというすり鉢状の講演会場で講義を聴く形式としました。今回の応用編では、基礎編のような局在機能ではなく、ヒトの行動や思考についての脳機能を神経ネットワークの視点から考えるという高度な講義内容でした。基本的な内容から最新の知見をはじめ臨床的な症例を交えながらわかりやすく説明しました。 時計台の左の冬木ホールが今回の会場 受付風景(東北~九州の全国から約200名) 森岡周教授による開講のご挨拶 講義ホールの大画面を見ながら受講 ニューロリハビリテーションセミナー応用編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。 (1日目) 1.感覚情報処理機構 森岡 周 2.上肢運動制御の脳内機構 谷口 博 3.姿勢・歩行制御の脳内機構 冷水 誠 テーブル討議 懇親会 (2日目) 4.運動学習の脳内機構 冷水 誠 5.情動とコミュニケーションの脳内機構 信迫 悟志 6.思考と記憶の脳内機構 前岡 浩 7.運動イメージとミラーニューロンシステム 松尾 篤 質疑応答 このセミナーでは大学の授業と同じ1コマ90分としていますが、講師陣はできるだけ多くの知見の紹介に心掛けており、基礎編(174頁)、応用編(256頁)のテキスト資料編纂には多大な労力をかけています。単なる神経疾患のリハビリ(Neurologic rehabilitation)ではなく、Neurologyはもちろん、Neuroscience的知見の臨床応用をめざす点において重要だからです。したがって、Neuro-rehabilitationの研究を推進するためには、リハビリ医学、理学療法学、作業療法学、言語療法学、神経内科学だけでなく、解剖学、神経生理学、バイオメカニクス、心理学、計算論的神経科学、などの学際的な知恵を結集する必要があるからです。そして、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー次回12月の「臨床編」は、リハビリの現場で働くみなさま方に一筋の光をご提供できるのではないかと考えています。
2010.09.07
畿央大学の充実したプログラムにもとづく子育て支援講習会が終了しました。
60歳以上のシニア向け就業支援プログラム「子育て支援講習会」が、2010(平成22)年8月23日から9月3日までの10日間、畿央大学内の各教室および施設、畿央大学付属幼稚園において行われました。この子育て支援講習会は、社団法人奈良県シルバー人材センター協議会からの受託事業で、奈良県内在住の60歳以上の方々を対象にいつまでも元気に働く意欲をもって社会に貢献していただきたいとの目的のもと、毎年夏に実施しています。子育て支援は、国の重要な施策に位置付けられており、子育て経験豊富なシニアパワーを活かそうという厚生労働省のバックアップもあります。しかし、30~40年前の子育て環境と現在では大きく異なっており、ギャップに戸惑うことのないよう、畿央大学の多彩な専門家グループ総勢20数名が講義と実技の両面からサポートしています。今回も元気なシニアの方30名が参加され、全員がほぼ皆勤でした。 以下、授業の様子を講義テーマと写真でリポートします。 育てに関する政策動向(白石教育学部長) 信頼関係の重要性(三好教授) 子どもの心身の発達(三好教授) 妊婦から幼児までの世話(澤井講師) 子育て支援の現状と背景(大城講師) 絵本でつかもう子どもの心(金子教授・今村) 子どもの病気・障害の捉え方(岡本教授・上田) 子どもを守る(北條講師) 子どもの健康を育む食育(喜多講師) 自然と触れ合う(渡辺教授) 音を合わせて感じる音楽(坂本准教授) 子どもの遊びの世界(柳父教授) 自然物を使ったものづくり(村田准教授) 子どもと楽しむ運動遊び(永渕講師) 作って楽しむ(西尾准教授) 畿央大学付属幼稚園見学 (澤井講師、粕井准教授) 家庭と地域の連携を(廣瀬講師) 10日間よく頑張られました!修了証書授与式 60歳を過ぎて10日間通学し朝10時から夕方4時までびっしり毎日授業を受けるって、ほんとうに大変なことなのです。でもみなさん毎日がドキドキ、わくわくで楽しんで来校されました。そして全く知らない方30名みんながうち溶け合って地域の新しい友達の輪ができました。これこそが大きな財産となって、講習で得た知識・経験とともに社会に役立っていくものと願っています。みなさん、お疲れさまでした、そしてこれからも健康で生き活きと頑張ってください!畿央大学はシニアのみなさまを応援しています。
2010.09.02
第2回やまとフォーラムを開催しました。
2010(平成22)年8月29日(日)13時より17時まで、畿央大学冬木記念ホールおよび講義教室において、「第2回やまとフォーラム―教育・文化・健康―」(基調講演を含む全15講座)を開催しました。このフォーラムは、学校法人冬木学園の社会貢献活動の一環として開いているもので、昨年度に続いて2回目となります。まず、冬木智子理事長のご挨拶とお礼、地元広陵町平岡仁町長のご挨拶に続いて、奈良「法徳寺」副住職倍巖良明(ばいがん りょうみょう)師の基調講演が行われました。 正面玄関 ホール受付 冬木智子学長ご挨拶 平岡仁広陵町長ご挨拶 講座の詳細はこちら→ 倍巖良明師の基調講演「喜びと感謝と敬いの心」~私たちは支えられ、生かされている~ 冬木記念ホールには、350人を超える聴講者が集まり、倍巖良明師の説法に聴き入りました。倍巖師は、大学卒業後、薬師寺故高田好胤師に師事し薬師寺伽藍にて法話を担当。現在、奈良市生涯学習財団理事、NPO法人さんが俥座副理事長として活躍中で、ならまち復興と奈良の観光産業の発展に奔走されています。趣味でバンジョーを弾いては歌手の高石ともやさんらと一緒に歌ったり、ならまちにある「テンテンカフェ」(故河島英五氏奥様経営)で2カ月に1度「カフェDE説法」を開催している異色の名物和尚さんです。 五観の偈(食前の言葉)から、人は食物を摂らなければ死に至るが、その食物は多くの人々の労力と家畜や魚など生あるものの犠牲のうえに我々の糧となっているのであるから感謝して食さねばならない。食前にはいただきます(合掌)の感謝の言葉が大事で、日本には茶道、華道など良き文化作法として残ってきているが、それは形を大事に今に伝えてきたからこその結果であり、感謝の心も声に出し表現していくことから始めなければなりません。そして、仏の道においても私たち普通の人でも、毎日続けることによって人格を磨いていくことにつながります。故高田好胤師の当時のエピソードやユーモアを交え、わかりやすい言葉で説法していただきました。 ●公開講座ではカラーセラピー、アロマテラピーの癒し系が人気 一挙14の公開講座を開講しましたが、癒し系の講座が人気でⅠ限目中屋和恵講師による「人類の遺産アロマテラピー入門」では有機物質がもたらす自然療法、芳香としての精油の使い方と効果などについて実演もしていただきました。Ⅱ限目林由恵講師による「人の心をギュッとつかむカラー活用術」では人は最初の6秒間の第一印象で決まるので、パーソナルカラーを知り自分の魅力を引き出す色づかいに心がけることが大事、そして相手の心をつかんでなりたい自分になろう、と力説されました。 アロマテラピー入門(中屋講師) あなたの魅力を引き出す色づかい(林講師) また、自然と向かい合う新井博子講師による「化学マジック&葉っぱと森と炭素のゆくえ」、自然とエコの菜の花バイオマス提唱の高澤正雄講師による「あなたも取り組める地球温暖化防止対策」も好評で、人は自然とともに生きる、共存していることを実感できる講座に多くの方の関心が集まりました。 化学マジック&葉っぱ…(新井講師) 菜の花バイオマス(高澤講師) ●大和伝統野菜の栽培と農家レストラン経営で地産地消、食文化の継承! 地元広陵町は靴下となすびの町、サラダなすや大和伝統野菜に有機農法をとり入れている杉本雅照講師による「農家さんってガンコ!」、そして奈良市高樋町で大和野菜を自農し奈良まちで農家レストランを経営する三浦雅之講師による「大和野菜について学ぶ」の2つの講座には、“大和野菜”に関心がある方、家庭菜園を楽しむ方や専業農家の方など、多くの受講生で賑わいました。 農家さんってガンコ!(杉本講師) 大和野菜について(三浦講師 ●公開講座で根強い人気は考古学や歴史文化です(広陵町は古墳の町) 広陵町のもう一つの顔は、日本で一番古墳の多い町。町文化財保存センター井上義光講師による「巣山古墳の発掘調査」、そして香芝市教育委員会事務局山下隆次講師による「長屋王と葛城北部地域」、また万葉文化館曹咏梅講師による「万葉の歌から北葛城を訪ねてみよう」には、地元の考古学ファンや万葉ファンが教室を埋め尽くしました。 巣山古墳の発掘調査(井上講師) 長屋王と葛城北部地域(山下講師) 万葉の歌から北葛城を…(曹講師) ●畿央大学は「健康」・「教育」に力を入れています! 健康に関心のある方が多い、その証明となったのが畿央大学理学療法学科助教瓜谷大輔先生による「姿勢を正して、健康なカラダをつくろう!」で、最大230名収容の大教室が満員になりました。姿勢が悪いと肩こり、腰痛、手足のしびれ、頭痛などすべてに影響します。好きな音楽を聴いたり演奏したりすると、血管機能や生理器官、心の安定に効果があると説く現代教育学科准教授坂本暁美先生による「今こそ音楽!」も音楽室が溢れんばかりとなりました。 姿勢を正して…(瓜谷講師) 今こそ音楽!(坂本講師) また、人間環境デザイン学科教授佐藤昌子先生による「水の力、光の力」、健康栄養学科教授森友彦先生の「畿央大学発健康スィーツが全国デビュー」、看護医療学科助教目良宣子先生の「ひきこもる若者の理解と対応」の畿央大学らしい多彩なテーマの講座も人気を博しました。 今回外部講師として講義していただいた9名、畿央大学教員5名の14の公開講座の延べ受講者数は約900名、倍巖師の基調講演を含めると約1,250名以上となります。昨年度第1回目フォーラムの2~3割増の聴講者のみなさんが来校していただき、ありがとうございました。 受講後アンケート結果においては、「共感できる内容で、いつも楽しみに受講しています。」「学生時代にかえったようです。」など、リフレッシュな公開講座として地域のみなさんに受け容れられていることが窺えました。倍巖師の言葉どおり、畿央大学をはじめとする学校法人冬木学園も地域のみなさんに支えられ生きており、これからも志高く発展し続けてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。(合掌) /p
2010.08.31
第5回パッククッキング講習会(家庭版真空調理)を実施しました。
パッククッキングとは、ポリエチレン袋の中に切り分けた具材と調味料を入れ密封し、これを電気ポットの中のお湯に短時間入れておくだけで調理できるという、誰にでもできる簡単調理方法です。畿央大学では、健康栄養学科教授浅野恭代先生が講師となって毎年夏と冬に行っているもので、今回は平成22年8月28日10時~13時まで、30代から70代の幅広い年齢層の受講生19名が参加して開講しました。 最初にパッククッキングの要領説明 料理が苦手、調理する時間がない、一人暮らしや夫婦だけでは少量調理が面倒、あるいは専門介護員やケアマネージャーとして活躍している方が生活支援される一つの教材としても、とても重宝する調理方法です。今回の献立は、中華がゆ、夏野菜の酢豚、海老チリサラダ、酸辡湯(中華スープ)の4品で、猛暑が続く夏バテ防止メニューです。ご家庭で料理慣れた方々ばかりですので、みなさん手際がよく時間内に完成できました。毎回そのときどきに合ったメニューを紹介していますので、今回で5日目となり手持ちのメニューレシピも豊富になってきています。受講生のみなさんは知らない方同士でもすぐにお友達になられ、和気合いあいと料理とともにお話もはずんでいたようです。 浅野先生が班ごとに指導 学生スタッフも付いて レシピどおりに作ります こんなにおいそうに、できました!
2010.08.25
小学5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開講しました。
2010(平成22)年8月21日(土)10時から16時まで、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を小学校5~6年生26名(保護者同伴)を対象に、“食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発!~』をテーマにして、開講しました。 この親子体験型講座は、科学研究費補助金を管轄する文部科学省の外郭団体である財団法人日本学術振興会に畿央大学が応募して採択された事業で、今回で2回目となります。 今回の受講生募集にあたっては、定員20名に対して40名以上の応募があり、大阪市、堺市からの参加を含めて合計26名(男子4名、女子22名)の元気な小学生とその保護者の方々の参加となりました。 10時からの開講式、オリエンテーションに続いて、日本学術振興会から見学者として来ていただいた神戸大学大学院理学研究科教授三村徹郎先生による科研費の説明の後、第1限目は本イベントの実施責任者である健康科学部健康栄養学科教授山本隆先生による『食べ物の「おいしさ」と「こく」についての講義を行いました。食べることの目的、「おいしい」ってどういうこと?、「おいしさ」の分類、和食の特徴、日本人による「うま味」の発見、「こく」って何なの?、などについて詳しく学びました。 実施責任者山本隆教授の開講ご挨拶 神戸大三村教授による科研費の説明 おいしさって?うま味を発見したのは日本人!こくってなに?山本隆教授 2限目は、健康栄養学科上地先生、柴田先生、花岡先生による『おいしさとこくをサイエンスする』調理実習。和食はうどん、洋食はカレーシチューを6グループに分かれて作りました。だしを使わないうどん、こんぶとかつおのだしを使ったうどん、ルウを使わず肉を入れないカレーシチュー、ルウを作って肉を入れたカレーシチューなど実験をかねていろいろなケースで「おいしさ」と「こく」の有無について受講生に実際に調理してもらいました。 うどんだしのとり方の実演 各グループには畿央大生がフォローアップ 小学校でも習うのかな?手際がいい! 見ているだけの子は誰もいません! 出来上がった“作品”は、みんなで学食で試食しました。こくのないうどんだし、こくのあるだし、って食べ比べるとよくわかります。やっぱり、こっちの方がおいしいねって親子で実感!市販のカレールウではなく、カレー粉からみんなで作った肉入りカレーは手作り感いっぱいでお味も最高!お代わりをする受講生も続出しました。 3限目は、理学療法学科助教松本大輔先生による『胃腸の機能を整える健康体操』です。いっぱい走ったり、頑張って筋トレをするのではなく、腹筋運動(腹式呼吸、身体のひねり、マッサージなど)を定期的に続けることを提唱しています。運動したり、勉強するとお腹が減っておいしく感じやすくなります。 4限目は、上地先生による『おいしさの測定と食生活』。同じ味でも人それぞれによって感じ方が違います。食べ物の味は五味(うま味、甘味、酸味、塩味、苦味)をベースとして、ここに日本独特の「こく」をプラスすることによって“味”が体系化できます。この味の濃淡を数段階に分け、どの段階で識別できたかをグラフとして表すことによって、その人だけの味のグラフが出来上がります。人は長年の食生活で固有のグラフを持ちますが、感じ方って違って当然なのです。みんななっとく! 最後に、冬木智子学長から全員に修了証書「未来博士号」授与式、そして学長講話がありました。 そして、みんなで記念撮影! 受講後のアンケートでは、「だしの有無でこんなに劇的に味が変わるなんて驚きました。離乳食以降、ちゃんとだしをとっていませんでしたが、再開します。」「講義、調理実習、試食、食後の運動、実験と、次から次へと楽しい講座でした。」「親子で楽しく学習・体験させていただきました。」など好評で、ご家族の夏休みのいい思い出づくりにもなれたようです。
2010.08.19
教職員のための夏の公開講座を開講しました。
この公開講座は、奈良県内の小中高および特別支援学校教職員のリフレッシュをはかる目的で、奈良県立教育研究所の依頼にもとづき、夏休みを利用して毎年実施している公開講座です。2010 (H22)年8月18日、10時から12時まで午前の部1講座、13時30分から15時30分まで午後の部2講座の合計3講座を実施しました。今年は従来の座学中心から趣を変え、受講者参加型の体験講座として先生方がそれぞれの学校ですぐに役立つ実践的な授業形式を取り入れました。 講座No.1は、教育学部現代教育学科講師 奥田俊詞先生による「できる!わかる!小学校理科実験講座」で、小学校3年生から6年生まで教える“電流”について系統立てて学んでいただきました。各学年での授業のポイントや奥田先生自作の実験装置を使い子どもたちに楽しく理解してもらえる工夫を盛り込んでいるので、受講者のみなさんは「なるほど、こうすればいいのか!」と感嘆の連続でした。 いろんな実験装置の説明 回路は“輪”= 全員手をつないで電気を流して 身近な材料で簡単な実験装置を自製 先生方がまず触れて使って、なるほど!納得 午後の講座No.2は、健康科学部学部長 金子章道先生、助手 西井康恵先生、および午前に続いて奥田先生による「ウシガエルの解剖講座」で、理科の先生方に苦手な解剖実験、そして標本の作り方を学んでいただきました。動物を使う実験は愛護問題から敬遠されがちですが、人間も動物の一種であり私たちが生きていくうえで内臓器や神経の働きを知ることは非常に大切なことです。心臓、腎臓、肝臓などの移植技術が発達してきていますが、こうして身近な実験を通して生命の尊さを子どもたちに教えるのがねらいです。 この講座は13時30分から15時30分までの2時間の予定でしたが、熱心な受講者が多く18時頃まで研究と討議が続けられました。 午後の講座No.3は、「分かる!話せる!伝わる!ムース先生の英会話講座」と「明日から使える!小学校英語活動実践ワークショップ」。教育学部講師 ランディ・ムース先生と助教 深田將揮先生が担当し、受講生に生の英会話を伝授しました。教室内では受講生に英語で質問を投げかけ、即答してもらいました。身近にあるものを使った英語での遣り取りが続きました。 ムース先生と受講者とで行う“英語ゲーム”、子どもたちへの指導方法、教材の作り方など普段の授業で使える素材の紹介には、とても参考になったとの評をいただきました。この講座には20代、30代の若い女性教師の受講生が多く、教室内も華やかな雰囲気でいっぱいでした。 今回の体験型公開講座企画にあたっては、担当した教員陣も今までにない講座づくりに取り組みました。その結果、3つの講座の受講後アンケートではいずれも期待通り満足のいく内容であったと高い評価をいただきました。
2010.07.29
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。
2010(平成22)年7月24日(土)、25日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 基礎編」が開催されました。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心として、全国から約200名もの多くの方々に参加していただき、改めて脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)への関心の高さを反映していると考えます。 今回は「基礎編」であり、ニューロリハビリテーションの基礎となる脳の構造や機能について、知識を深めることが目的でありました。開催時には、各講座の担当講師によって作成された全180ページにわたる資料を参加者に配布し、それをもとに講座が進められました。1日目は、脳の発生、脳幹、皮質下および辺縁系について、そして2日目は、大脳基底核と小脳、後頭葉・側頭葉、頭頂葉、前頭葉について説明がありました。その後の質疑応答については、今回一般的な形式はとらず、代わりに各開催日の最後にテーブル討議の時間が設けられました。講師および畿央大学大学院生が教室全体を巡回し、討議および質問に答えるという形式を採用し、積極的な討議、質問を頂きました。 1日目の講座終了後は、学生食堂にて懇親会が開催され、約100名の方がセミナーに引き続き参加されました。懇親会においても、和やかな雰囲気の中、活発な意見・情報交換が行われ、参加者間の関係も深めることができました。本年度より、「基礎編」、「応用編」、「臨床編」、「実践編」と複数回にわたってセミナーを開催いたします。その内容は、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しており、セラピストとしての知識・技術の向上を目的とするとともに、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対し情報提供することにより、その内容を教育に活用していただくことも目的としております。そしてこれらのセミナーを通じ、多くの方々に参加していただき、脳科学の知識に基づいたニューロリハビリテーションを様々な場所で展開して頂きたいと考えます。そして、一つのチームとして協力して発展していけるように、私どもも日々研鑚し、畿央大学から情報提供を続けていきたいと考えております。
2010.07.18
2010年8月18日(水)教職員のための夏の公開講座のご案内。
畿央大学 教職員のための夏の公開講座を開催します。 2010(平成22)年8月18日(水)、午前1講座と午後2講座の合計3講座を開講します。奈良県内教職員のみなさまには夏の長期休業期間を利用して様々な研修や自己研鑽を積まれることと存じます。畿央大学ではその一助となるよう、従来の座学講義による公開講座から、より実践的かつ興味深い体験型講座をご提供することにしました。 3つの講座とも少人数制とし定員を設けていますので、先着順に申込みを受け付けます。定員を超えて受講できない場合は連絡させていただきます。 主催 畿央大学 後援 奈良県教育委員会 受講対象 県内の小学校、中学校、高等学校の教員 会場 畿央大学 形態機能実習室(番号1・2)、L203教室(番号3) 日時・内容・講師等 番号日時 / 定員内容対象定員講師 1 8月18日(水)10時00分~12時00分(受付 9:30~) 定員に達しましたので、募集を締め切りました。 できる!分かる! 小学校理科実験講座 -電気、電流関連- ・「電気の通り道」(3年)・「電気の働き」(4年)・「電流の働き」(5年)・「電気の利用」(6年) 小学校 教員 25名 畿央大学 教育学部 講師 奥田俊詞 2 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) ウシガエル解剖講座 ・解剖実習 ・骨格標本の作製 ・心臓の拍動に対する溶液の効果 中学校 高校 教員 25名 畿央大学 健康科学部 学部長 金子章道 助手 西井康恵 教育学部 講師 奥田俊詞 3 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) 分かる!話せる!伝わる! ムース先生の英会話講座 小学校 教員 40名 畿央大学 教育学部 講師 ムース ランディ 明日から使える! 小学校英語活動実践ワークショップ 畿央大学 教育学部 助教 深田將揮 募集人員 番号1,2の理科は各25名、番号3の英語は40名 受講料 無料 申込方法 官製はがき、Fax、もしくはE-mailにて、(1)講座番号、(2)氏名(フリガナ)、(3)連絡先の電話番号及び(4)所属校名を記入の上、下記へ申し込んでください。先着順で受け付けます。 なお、応募者が定員を超えた場合のみ、受講できない旨、申込者に電話等で連絡します。 〒635-0832 北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学 企画部 FAX : 0745-54-1600 E-mail: kikaku@kio.ac.jp 申込期間 平成22年6月15日(火)~7月30日(金) 問合せ先 畿央大学企画部 「教職員のための夏の公開講座」係 TEL:0745-54-1601 FAX : 0745-54-1600 その他 気象警報発令時の講座の開催について(午前7時現在で奈良県内のいずれかの地域で警報が発令されている場合は講座は中止します。)自家用車でのご来学はご遠慮ください。学内全面禁煙です。個人情報は、本公開講座の目的以外で使うことはありません。


