地域・一般の方へ
2010.10.28
第8回畿央祭フォトレポートを掲載しました。
テーマ 『HOME』 2010年10月23日(土)24日(日)に実施した第8回畿央祭は、地域の皆様を始め、約6000人もの多数の方々に、テーマの“温かい第二の家”のような畿央大学を感じていただくことができました。 また同時開催の『ウェルカムキャンパス』には、「健康チェック」に約350名、「カロリーチェック」に約140名の方にご参加いただき、大盛況でした。 ご参加、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。 ●野外ステージ 開会式 広陵金明太鼓 吉本お笑いライブ フラダンス 閉会式 ●記念ホール 付属幼稚園畿央太鼓 ものまねショー 爆笑!! KIOシアター ●模擬店・ステージの様子 ●その他 クイックマッサージ 縁日 テンペカフェ お茶席(茶道部) 青年海外協力隊説明会 お化け屋敷 救命処置講習会 献血コーナー オレンジリボンキャンペーン ●みんなであそぼっ わんぱーく ●同窓会サロン 186名の卒業生が来場。学長にも来ていただきました。新企画ガラガラ抽選会も大好評! ウェルカムキャンパス 教職員も頑張りました! 大豆スイーツとニューポテト試食会 味覚測定 番茶の茶がゆ試食会 ●24日(日) ・健康チェック ・カロリーチェック ・学びのギャラリー ・学びのひろば ●ミニオープンキャンパス 2日間で、約110名の方にご参加いただきました。 ありがとうございました。 ●保護者懇談会 約40組の保護者の方々にご出席いただきました。 ありがとうございました。
2010.10.19
全国都市緑化ならフェアで「ダリア染め体験教室」を行いました。
2010(平成22)年10月18日(月)、馬見丘陵公園にて行われている「全国都市緑化ならフェア」において、午前10時半、午後1時半からの2回にわたり、人間環境デザイン学科の村田浩子先生とゼミ生、プロジェクトゼミ生など約15名の指導により、「ダリア染め体験教室」が行われました。平日にも関わらず、各回定員の50名をオーバーする老若男女の方々にご参加いただきました。 会場には、「花なら広場」というドーム型のテントの一角にテーブルとイスを設置。参加者の皆様には、水道設備がなく、ご不便をおかけしましたが、個々の作品づくりを楽しんでいただきました。 参加者で満員の会場 講師の村田浩子先生 奈良県はダリアの球根生産量が日本一です。緑化ならフェア会場では、10月14日~17日まで40,000輪のダリアを使った「ダリア花じゅうたん」が作られていました。今回はこのダリアの花びらを煮出して染色液を作りました。 ダリアの花 今日はダリア染めのハンカチを作りました。5歳の女の子が取材に協力してくれました。 1.ハンカチにビー玉、割箸などを使って絞り模様をつけ、水に浸け絞る。 2.お箸で揺らしながら煮出した染色液に約15分浸ける。 3.媒染液に約10分浸ける。媒染液(無色:アルミ、ブルー:銅、茶:鉄)により完成色が違います。 4.再び染色液に浸けたあと、水洗いすれば完成!! 約一時間で、素敵な作品が出来上がりました。 学生スタッフのみなさん、ご協力ありがとうございました。
2010.10.14
2010年11月16日「公開講座フェスタ2010」本学担当講座のお知らせ
平成22年11月1日(月)から11月20日(土)まで、公開講座フェスタ2010が開催されます。畿央大学担当講座は以下の通りです。 日時 平成22年11月16日(火) 10:30~12:00 本学テーマ あなたにもできる自殺対策講師 教育学部現代教育学科 良原誠崇助教 受講料 500円(当日、受付にてお支払いいただきます。) 定員 150名(先着順) 会場 さいかくホール(大阪府新別館北館)大阪市中央区大手前3‐1‐43さいかくホール地図 (PDF) 講座内容 全講座の内容については、リーフレット (PDF) をご覧ください。 問合せ先 府民お問合せセンター 公開講座フェスタ2010 係〒540-8570 大阪市中央区大手前2丁目電話番号 06-6910-8001 FAX 06-6910-8005 ※詳細は大阪府HPをご覧ください。http://www.pref.osaka.jp/bunka/news/festa_2010.html
2010.10.14
真美ヶ丘第二小学校児童30名が大学探検にやってきました。
2010(平成22)年10月6日(水)午前10時30分から11時30分の1時間、近隣の広陵町立真美ヶ丘第二小学校2年生児童30名が生活科の校外学習の一環で、中央エントランスホール前に集合。 教育学部4回生ボランティア学生5名(指導教員島恒生教授)が小学生7、8名に分かれた4グループに付いて学内をご案内しました。さすが教育学部の学生は実習や普段のボランティア活動で慣れている様子で、子どもたちに自己紹介するやいなやすぐに児童たちに溶け込んで指導の先生ぶりを発揮していました。 教育学部学生5名がお手伝い さあ、学内探検にしゅっぱーつ! コンビニもあるよっ >授業中の講義室にも特別に入れてもらって いろんな機械や器具もあるよ エントランスホール階段で 探検したことや聞いたことは記録に あっという間に1時間が過ぎ、終了! 参加した教育学部4回生は、今度の4月からは本物の教員。子どもたちの笑顔を見て、早く教職に就きたいという思いもさらに高まったことでしょう。 みんなありがとう、また来てくださいね。
2010.10.08
2010年12月11日(土)ノーベル賞受賞者 小柴昌俊先生特別講演会(FEPホール企画)を開催します。
定員に達しましたので、締め切りました。 宇宙、人間、ニュートリノ ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論~ 物理学者たちが懸命に求めてきた物質の最小単位・・・。質量が非常に小さく、透明性が高いために、その存在を確かめることが困難をきわめた「ニュートリノ」。それを検出するために地下1000mに、高さ16m直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1500個並べるという巨大な装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして「宇宙ニュートリノ」を世界で初めて観測するという輝かしい業績を挙げられた小柴先生。 しかし一方、こどものころはやんちゃ坊主、高校時代は「小柴は物理が出来ない」という言葉に一念発起して東大理学部に進学、それでも成績はビリで卒業・・・。「やればできる」をモットーに生きてこられた小柴先生の人生論、そして科学の面白さについて語っていただきます。 小柴教授プロフィール 日 時 2010(平成22)年12月11日(土)開場12:30 13:00~14:00 宇宙、人間、ニュートリノ ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論~ 会 場 畿央大学冬木記念ホール アクセスはこちら 主 催 学校法人冬木学園 後援:奈良県、奈良県教育委員会 ●畿央大学ミニ講座 14:10~14:40 ニュートリノが語る星の物語 ~恒星はどのような一生をたどるのか~ 畿央大学教育学部講師 奥田俊詞 詳細はこちら(PDF) 定員に達しましたので、締め切りました。 ●お問い合わせ先 畿央大学企画部 Tel:0745-54-1601
2010.10.06
2010年10月23日(土)~24日(日)第8回畿央祭の案内を掲載しました。
第8回畿央祭 日 時 2010年10月23日(土)・24日(日) 10:00~18:00 テーマ 「HOME」 温かい第二の家! 会 場 畿央大学 アクセスはこちら※公共交通機関を利用してご参加ください。 同時開催 受験生向けミニオープンキャンパス ●今年も畿央祭は子どもから大人まで、みんなが楽しめる企画が盛りだくさん! 毎年、地域のみなさんや受験生・保護者のみなさんに楽しんでいただいている畿央祭。今年も一層充実したものにしようと準備をすすめています。受験生の皆さんには、オープンキャンパスも同時開催です。ぜひご参加ください。 ●主なプログラム 23日(土) ステージでは・・・ 野外ステージホール 9:30 開会式 10:30 *金明太鼓 11:30 *付属幼稚園 畿央太鼓 13:30 *バルーンアート 15:00 ジャグリング 13:50 *フラダンス 18:00 カラオケ大会 24日(日) 野外ステージホール 10:00 *吉本お笑いライブ 18:00 ソーラン節(実行委員) 13:10 ものまねショー 18:20 ダンス部 14:40 学生コント ※その他、バンド演奏、クラブ発表などのイベントがあります。*畿央大生以外のゲスト出演 ●吉本お笑いライブ ●子ども向け企画『みんなであそぼっ わんぱーく』 23日(土)10:00~16:0024日(日)12:00~16:00スライム、こま、ビーズ、砂絵、プラパン、わなげ、ストラックアウトなど ●その他 模擬店・縁日 約50店フリーマーケット、モザイクアート、お化け屋敷、青年海外協力隊募集説明会、献血などもあります! 同時開催 ウェルカムキャンパス 「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお贈りする、地域のみなさま参加型のイベントです。 詳細はこちら(PDF) 23日 ●大豆スイーツ&ポテト試食会 11:00~15:00 場所:C棟1階 C105ゼミ室大豆をたっぷり使ったケーキとフライドポテトの試食・アンケート。ケーキは直販予定! ●テンペカフェ 10:00~15:00 場所:C棟1階 実習食堂 動脈硬化を防ぐ効果あり、今注目の「テンペ」が食べられるカフェ(有料)です。 24日 ●健康チェック 10:00~12:00/13:00~15:00 場所:K棟1階 看護実習室 ◎骨密度計測◎体組成の測定 ◎握力測定 ◎30秒椅子から立ち上がりテスト ◎ファンクショナルリーチテスト(前方向へのバランス能力測定) ●食事メニューのカロリー計算 10:00~12:00/13:00~15:00 場所:L棟2階 L203教室 健康栄養学科の新兵器「サッとシステム」を使ってカロリーを算出、食生活改善のための参加体験型講座。 ●学びのギャラリー 10:30~16:00場所:L棟1階 L101教室前フロア 人間環境デザイン学科の学生が作成した作品やポートフォリオ、プレゼン用資料、建築設計プロジェクト、デザイン作品などの成果物を展示。 ●学びのひろば 10:30~16:00場所:E棟 2階 第3会議室 「にぎわいゾーン」、「かたらいゾーン」、「ICTゾーン」の3部構成で、教育に関する学びと出会います。 ●番茶の茶がゆ試食 11:00~(無くなり次第終了)場所:C棟1階 実習食堂 大淀町特産品の番茶を使った茶がゆ、または番茶リゾットを100名様限定で無料試食。 23日(土)/24日(日) ●卒業生対象 【同窓会サロン】 畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短大卒業生集まれ!サロンで受付して頂くと特典があります。懐かしい写真を展示しています。先生や友人、後輩に出会えるかも・・・ ●味覚測定 10:00~15:00 場所:L棟 1階 生理機能実習室 美味しさってなに? 味覚って? 人の味覚の不思議にせまります。 第8回畿央祭実行委員会からのご挨拶 今年度で畿央祭は第8回を迎えます。これまで先輩方が創り上げて来た8度の畿央祭。その背景には毎年増え続ける仲間との絆、“つながり”があります。そのつながりを増やせるよう、これまで築いていただいた歴史を受け継げるように準備に取り組んでいます。そのために立ち上がった実行委員は総勢95名。それぞれが畿央祭を成功させようと熱い思いで動いています。 そんな私たちは今年度の畿央祭のテーマに『HOME』を選びました。私たちにとって畿央大学は温かく、優しく、第2の“家”のような場所であるからです。悲しい時、悩んでいる時、そっと傍らに寄り添ってくれる仲間・先輩、先生方がここにはいます。助け愛、高め愛、認め愛、愛の原点である家族、家。畿央祭を通して、私たちの第2の家をより強く、より大きな存在にできたら…というのが私たちのなによりの願いです。また、畿央祭に足を運んでいただいたお客様にも畿央祭を存分に楽しんでいただけるよう、より多くの人を笑顔にできるよう、多くのイベント・企画をご用意していますので、ぜひ畿央祭に来て一緒に畿央祭を盛り上げましょう!最後になりますが、ここに第8回畿央祭を開催できることを心より感謝し、そして畿央祭に携わっていただいている全ての方々には厚くお礼申し上げます。 第8回畿央祭実行委員一同
2010.09.30
2010年12月5日(日)第9回畿央大学公開講座のご案内
「美」は最高のもの、深遠なもの、そして人があこがれてやまない価値のあるものです。畿央大学の建学の精神の一つは「美をつくる」です。見る人の心を澄まし、喜びとやすらぎを与えられる美しいものを作り出せる人材を世に送り出したいと考えています。今回の公開講座は「美しく生きる」をメインテーマとして、人のからだと心の美しさを改めて考える機会を持ちたいと考えました。世界的にも著名な生理学者である金子章道教授と、看護教育の第一線で活躍される伊藤明子教授のお話をぜひお聞きください。 公開講座(受講料 無料)2010/12/5(日) 講座A 12:30受付 13:00~14:30「人の身体は美しい ~生理学の視点から見た調和の世界~」畿央大学 健康科学部 学部長 金子 章道 講座B 14:30受付 15:00~16:30「くじけないで ~あなたの心にビタミン剤足りていますか~」畿央大学 健康科学部看護医療学科 学科長 伊藤 明子 ※会場はいずれも 畿央大学 KB04教室。講座は1コマ90分です。 講座内容の詳細はこちら(PDF) 申込方法 ・希望される講座区分(A,B)複数可 ・お名前(ふりがな) ・年齢 ・ご住所(郵便番号から) ・電話番号(連絡先) ・メールアドレス を明記の上、官製ハガキ・FAX・E-mailのいずれかでお申込ください。 宛先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学企画部 公開講座係E-mail:uketsuke@kio.ac.jpFAX : 0745-54-1600 ※受講証の発行は致しません。 当日直接本学にお越しいただき、公開講座受付で会場をご確認ください。 ※公共交通機関を利用してご参加ください。 お問い合わせ 畿央大学企画部 TEL0745-54-1601
2010.09.28
広陵町かぐや姫まつりに「テンぺ」試食店を出店しました。
地元広陵町は、産業面では靴下となすびの生産、文化歴史面では古墳の一番多い町として有名ですが、「かぐや姫」伝説発祥の地としても知られています。そして、その名も「かぐや姫まつり」が、2010(平成22)年9月25日(土)26日(日)の両日、竹取公園において開催されました。本学からは、健康栄養学科卒業研究テーマとする「テンぺ」研究に関わる4回生5名(指導教員浅野恭代教授)がテンペの普及とテンペドレッシング開発のため、試食模擬店“テンペ食べてみ亭”を出店しました。 試食皿にはテンペそのものとブロッコリーにかけた4種のテンペドレッシング味を盛り付け、食べ比べをして、どれが一番おいしかったかをアンケート。統計の精度を上げるためこの日用意したのは400食分で、製造から盛り付け、客呼び込み、アンケート回収まで、浅野先生を含めて6名で行い、大忙しの一日でした。店内は約20席を設け、テンペの作り方やテンペを使った料理例をパネルで紹介して試食中にご覧いただきました。テンペとは、ゆでた大豆をテンペ菌で発酵させた「大豆発酵食品」で、もともとはインドネシア伝統食材でインドネシア納豆とも呼ばれています。テンペは納豆のような臭いや粘りがないので食べやすく風味豊かな味わいがあり、いろいろな料理に使うことができます。また、低脂肪・高タンパク質であるため健康食品としての機能もあることを来場されたみなさんに知っていただくことができました。 また、ボランティアとして、女子学生が『かぐや姫』と『かぐや姫みこし』にも参加しました。(-Kio's Smile Site − 関連記事 https://www.kio.ac.jp/information/2010/09/post-318.html) 開催初日のオープニングセレモニーには岡田克也民主党幹事長(前外務大臣)が急遽来賓参加され、地元出店企業のブースを回り、かぐや姫まつりが一挙に盛り上がりました。 広陵町と畿央大学は、集団特定健診の手伝い、『いきいき生活』応援のための「さわやか講座」への講師派遣、学校インターンシップ実習をはじめ、地元商工会や企業との産学連携事業まで多方面で強い絆とご縁で結ばれています。今回の健康栄養学科学生らの卒研テンペ出店にみるように、自らが能動的に活動することによって就職後の社会体験に繋がる良い機会にもなっています。(夢をカタチに!)
2010.09.27
第27回全国都市緑化ならフェアに参加しています。
平成22年9月18日から馬見丘陵公園にて開催中の第27回全国都市緑化ならフェアに、本学人間環境デザイン学科が、トライアルガーデンという分野で参加しています。参加を決定した6月から準備を重ね、8月から制作に入りました。今年の夏はとくに暑く、朝8時でも30℃を超えていました。毎朝の日課はまず、水筒にお茶と氷を満杯に入れること。命綱のようなものです。暑さのあまり、昼食もあまり喉を通りませんでした。でも猛暑のつらさ以上に、完成したときに得たものははるかに大きかったのです!! ここに、人間環境デザイン学科4回生三井田ゼミの学生が、夏休みをフルに使って出来上がったこの作品の全貌を明らかにします! ≪基礎づくり≫今まで授業で学習した模型とはここから違います。“基礎ってひとつひとつ手作業で作るんだ・・・” 鉄筋の杭を曲げてその先を削ります。 ≪基礎設置≫ 畿央大学に割り当てられた敷地は高低差25㎝の傾斜。 水糸で設置場所を決め、その上にセメント砂を敷きます。セメント砂は基礎が動かないように硬く、そして硬くてもひび割れを起こさないように分量を職人さんに教えていただきながらこねました。 “授業で習った分量はあくまでも基本。現場の状況で判断するってすごいな” ≪柱・壁・床・垂木 塗装≫ 梶岡工務店さんで各部材の塗装をしました。キシラデコールという油分のある塗装剤は木目を綺麗に浮き上がらせてくれます。丁寧に丁寧に塗り上げました。 ≪建て方≫ いよいよ今回のコンセプト「くるま1台分のスペースに憩いの場を」の本体が建ちました。 1度工務店さんで組み立てたことを思い出して、声を出しながら順番を確認して立ち上げました。土台が備わりその上に柱。筋交を入れて補強する。床も順番にビスで貼りつけます。 ≪庭園づくり≫ 試行錯誤した結果、“竹の四つ目垣”“玉砂利”“装飾的なアプローチ”を取り入れた和風庭園にしました。 そして降り口はデザイン的な角材の階段です。 ≪そして完成≫ 3週間かけて出来上がったとき、みんな喜びに満ち溢れていて自信満々の作品となりました。 それぞれ計画案の違いで起こる葛藤や、やり直しの日々、締め切りの焦りなどたくさんの不安がありましたが、見事に出来上がりました!これは本当に私たちだけでは到底できない作品です。梶岡工務店さん、泉谷木材商店さん、緑化ならフェア管理局の方々、大学事務局、いろいろなご協力のもと完成しました。このブログの枠には書ききれない思い出ができました。 本当にありがとうございました。 この建物は緑化ならフェア終了後、解体するのではなく大学に持ち帰って再現することになっています。そのときはまた一から建てなおさなければいけません。ですがこれが後輩に継承されて畿央大学のシンボルのひとつになってくれるという願いを込めて、また力を合わせて組み立てたいと思います。 『第27全国都市緑化ならフェア』は、平成22年11月14日(日)まで実施されています。 みなさんも、是非一度、見学にお越しください。 第27全国都市緑化ならフェアHP http://www.yamatohanagoyomi.jp/ 【スマイルサイト関連記事】全国都市緑化ならフェア「トライアルガーデン」に出展します。https://www.kio.ac.jp/information/2010/08/post-297.html第27回 全国都市緑化ならフェア vol.1https://www.kio.ac.jp/information/2010/05/27vol1.html
2010.09.22
2010橿原商工まつり「まほろばフェスタ」に出店しました。
2010(平成22)年9月18日(土)、19日(日)の両日、近鉄八木駅前の近鉄百貨店と橿原文化会館前広場で開催された 2010橿原商工まつり「まほろばフェスタ」に畿央大学ブースとして出店しました。 畿央大学と橿原商工会議所とのコラボ事業「万葉人からの贈り物」は、橿原市が誇れる新しい食の土産物を創作する目的で今年1月から始動し、橿原市の歴史文化、洋菓子・和菓子職人さんらによる指導など見学会を含めて5回の勉強会を重ねて学内選考の結果、グランプリ賞と審査員特別賞を受賞した作品レシピが見事に商品化、販売デビューにこぎつけました。 特設ステージ前の一等地に出店 きな粉味、抹茶味など7種味の葛ボーロ 製造販売元は、第3回目勉強会で和菓子づくりの指南をしていただいた、橿原で創業100年の歴史をもつ老舗「岩出湖月堂」。この日はきな粉、抹茶、いちご、紫いも、かぼちゃ、ココア、プレーンの7種味の葛ボーロを1袋100円で販売し、午前中には完売御礼となりました。きな粉と抹茶は決定しているのですが、他の5種の中から2つ加えて4つのセット販売を予定しているため、午前と午後に分けて来場者に試食投票を実施しました。ここで発案者らの健康栄養学科女子学生たち、指導教員の浅野恭代先生と薗田雅子先生が大奮闘、北田善三学科長も応援参加して盛り上がりました。 試食投票の呼び込み風景 これまでの事業経過をパネルで説明 フェスタ主催者橿原市森下豊市長を囲んで岩出湖月堂の場所はこちら → http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0005298607/coupon/?sc=3 もう一つの嬉しい話題は、フェスタに合わせて近鉄八木駅前商店街のcocoai(ココアイ:心に愛をという意味を込めた店名で、奈良の活性化のために大和奈良の厳選野菜を材料とする洋菓子店)で“月の誕生石”(大和まなのタルト)が同時販売されたことです。お礼方々みんなで会場から2~3分のcocoaiの野菜ソムリエ原田知里店長を訪ねました。奥のキッチンではちょうど“月の誕生石”を追加製造しているところで、可愛いお店の雰囲気と心優しい、そして美人の原田さんの話に感激! 増産中の“月の誕生石” ショーケースの中に作品が! 発案した学生と原田店長 近鉄八木駅前商店街cocoai原田知里店長を囲んでcocoaiのホームページはこちらから → http://cocoai-nara.com/ 今回で14回目を数える橿原商工まつりは、平城遷都1300年記念の年でもありムーンライトIN藤原京とは昼・夜2日間の同日開催となりました。このムーンライトIN藤原京には畿央大学生ボランティアが10数人参加しています。フェスタ終了後はバスに乗って藤原旧跡へ。2007年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した河瀬直美監督が森下市長らとカウントダウンを行い、天の香具山からの花火や天空にも届く緑のサーチライトが照らし出す悠久の世界が演出されました。 また、監督の新作映画“朱花(はねづ)の月”という、橿原・明日香・高取を舞台に、木工作家の男性と、染色が趣味の女性が互いにひかれあうストーリーで2人の祖父母の恋愛や飛鳥時代の天武、持統両天皇の史実なども織り交ぜながら、「連綿と続く命の営み」をテーマに描かれる約2時間の長編映画の宣伝トークショー。河瀬監督は「(橿原市の)藤原京跡に立つと、空が広く夕日もきれいで、世界遺産級の場所だと感じた。明日香村にも多くの自然が残り、日本が世界に誇れる風景として、映画を通して発信していきたい」と語っていました。 畿央大学では学生と教員のアイディアを活かすさまざまな形での産学官連携事業に取り組んでいます。学生にとってはいずれ学窓を巣立ち社会や企業の荒波に揉まれるわけですので、貴重な体験となります。今年度の「万葉人からの贈り物」プロジェクトも、また昨年度の「古代弁当」プロジェクトにしても、参加するしないは自由ですがいったん手を挙げたからには「建学の精神」をもって最後までやり遂げる気概が大事です。今年開学8年目を迎えた畿央大学の気風・風土が産学官連携事業を通しても醸成されつつあります。(夢をカタチに!)
2010.09.21
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(応用編)を開講しました。
2010(平成22)年9月11日(土)、12日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 応用編」が開講されました。7月24日、25日の基礎編に続くものとして、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に全国から約200名の方が受講され、脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーションへの応用の取組みが期待されています。 ほとんどの受講者は7月の基礎編参加者であるため、前回とは趣きを変えて、冬木記念ホールというすり鉢状の講演会場で講義を聴く形式としました。今回の応用編では、基礎編のような局在機能ではなく、ヒトの行動や思考についての脳機能を神経ネットワークの視点から考えるという高度な講義内容でした。基本的な内容から最新の知見をはじめ臨床的な症例を交えながらわかりやすく説明しました。 時計台の左の冬木ホールが今回の会場 受付風景(東北~九州の全国から約200名) 森岡周教授による開講のご挨拶 講義ホールの大画面を見ながら受講 ニューロリハビリテーションセミナー応用編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。 (1日目) 1.感覚情報処理機構 森岡 周 2.上肢運動制御の脳内機構 谷口 博 3.姿勢・歩行制御の脳内機構 冷水 誠 テーブル討議 懇親会 (2日目) 4.運動学習の脳内機構 冷水 誠 5.情動とコミュニケーションの脳内機構 信迫 悟志 6.思考と記憶の脳内機構 前岡 浩 7.運動イメージとミラーニューロンシステム 松尾 篤 質疑応答 このセミナーでは大学の授業と同じ1コマ90分としていますが、講師陣はできるだけ多くの知見の紹介に心掛けており、基礎編(174頁)、応用編(256頁)のテキスト資料編纂には多大な労力をかけています。単なる神経疾患のリハビリ(Neurologic rehabilitation)ではなく、Neurologyはもちろん、Neuroscience的知見の臨床応用をめざす点において重要だからです。したがって、Neuro-rehabilitationの研究を推進するためには、リハビリ医学、理学療法学、作業療法学、言語療法学、神経内科学だけでなく、解剖学、神経生理学、バイオメカニクス、心理学、計算論的神経科学、などの学際的な知恵を結集する必要があるからです。そして、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー次回12月の「臨床編」は、リハビリの現場で働くみなさま方に一筋の光をご提供できるのではないかと考えています。
2010.09.07
畿央大学の充実したプログラムにもとづく子育て支援講習会が終了しました。
60歳以上のシニア向け就業支援プログラム「子育て支援講習会」が、2010(平成22)年8月23日から9月3日までの10日間、畿央大学内の各教室および施設、畿央大学付属幼稚園において行われました。この子育て支援講習会は、社団法人奈良県シルバー人材センター協議会からの受託事業で、奈良県内在住の60歳以上の方々を対象にいつまでも元気に働く意欲をもって社会に貢献していただきたいとの目的のもと、毎年夏に実施しています。子育て支援は、国の重要な施策に位置付けられており、子育て経験豊富なシニアパワーを活かそうという厚生労働省のバックアップもあります。しかし、30~40年前の子育て環境と現在では大きく異なっており、ギャップに戸惑うことのないよう、畿央大学の多彩な専門家グループ総勢20数名が講義と実技の両面からサポートしています。今回も元気なシニアの方30名が参加され、全員がほぼ皆勤でした。 以下、授業の様子を講義テーマと写真でリポートします。 育てに関する政策動向(白石教育学部長) 信頼関係の重要性(三好教授) 子どもの心身の発達(三好教授) 妊婦から幼児までの世話(澤井講師) 子育て支援の現状と背景(大城講師) 絵本でつかもう子どもの心(金子教授・今村) 子どもの病気・障害の捉え方(岡本教授・上田) 子どもを守る(北條講師) 子どもの健康を育む食育(喜多講師) 自然と触れ合う(渡辺教授) 音を合わせて感じる音楽(坂本准教授) 子どもの遊びの世界(柳父教授) 自然物を使ったものづくり(村田准教授) 子どもと楽しむ運動遊び(永渕講師) 作って楽しむ(西尾准教授) 畿央大学付属幼稚園見学 (澤井講師、粕井准教授) 家庭と地域の連携を(廣瀬講師) 10日間よく頑張られました!修了証書授与式 60歳を過ぎて10日間通学し朝10時から夕方4時までびっしり毎日授業を受けるって、ほんとうに大変なことなのです。でもみなさん毎日がドキドキ、わくわくで楽しんで来校されました。そして全く知らない方30名みんながうち溶け合って地域の新しい友達の輪ができました。これこそが大きな財産となって、講習で得た知識・経験とともに社会に役立っていくものと願っています。みなさん、お疲れさまでした、そしてこれからも健康で生き活きと頑張ってください!畿央大学はシニアのみなさまを応援しています。
2010.09.03
奈良県立高田高校教育コースの野外活動に参加させていただきました。
本学と高大連携協定を結んでいる奈良県立高田高校の教育コース1年生の人たちが、今年も8月19日(木)・20日(金)に、国立曽爾青少年自然の家で野外活動を行いました。同コースは、小学校教員をはじめ、教員を志す生徒を対象として、平成18年に新設された全国初のコースです。この野外活動に参加し、活動をお手伝いさせていただく取り組みは今年で2年目で、本学からは、2人の教員と7名の教育学部の学生が参加しました。1日目は、教育学部の奥田俊詞講師が、天体観測についての指導を行いました。天候に恵まれ、観測中に流れ星も見ることができ、感動のひとときになりました。2日目は、教育学部の島恒生教授と、本学3回生の井上卓也くんと竹内泰斗くん、2回生の﨑山麻衣子さん、田中亜由美さん、寺田遥香さん、1回生の中川美月さんと藤本奈都美さんの学生7名が、高校生にコミュニケーションゲームの指導を行いました。特に今年は、キャンプ経験の豊かな3回生のリードのもと、2回生を中心に活動の指導を行う展開となりました。というのも、1・2回生は高田高校教育コースの卒業生で、是非とも先輩方の成長を後輩の高校生に見ていただきたいと考えたからです。みんなで7つの活動を分担し合い、アイスブレイク、似顔絵リレーなどを一生懸命に行いました。教員を志望している教育コースの高校生たちだけあって、とても積極的で、和気あいあいの中あっという間の2時間半でした。また、野外活動を得意とする3回生のリードのよさも光りました。高田高校の先生は1・2回生の恩師でもあり、成長をとても喜んでくださいました。高校生みなさんだけでなく、本学の学生たちにとっても、喜びでいっぱいの2日間でした。
2010.09.02
第2回やまとフォーラムを開催しました。
2010(平成22)年8月29日(日)13時より17時まで、畿央大学冬木記念ホールおよび講義教室において、「第2回やまとフォーラム―教育・文化・健康―」(基調講演を含む全15講座)を開催しました。このフォーラムは、学校法人冬木学園の社会貢献活動の一環として開いているもので、昨年度に続いて2回目となります。まず、冬木智子理事長のご挨拶とお礼、地元広陵町平岡仁町長のご挨拶に続いて、奈良「法徳寺」副住職倍巖良明(ばいがん りょうみょう)師の基調講演が行われました。 正面玄関 ホール受付 冬木智子学長ご挨拶 平岡仁広陵町長ご挨拶 講座の詳細はこちら→ 倍巖良明師の基調講演「喜びと感謝と敬いの心」~私たちは支えられ、生かされている~ 冬木記念ホールには、350人を超える聴講者が集まり、倍巖良明師の説法に聴き入りました。倍巖師は、大学卒業後、薬師寺故高田好胤師に師事し薬師寺伽藍にて法話を担当。現在、奈良市生涯学習財団理事、NPO法人さんが俥座副理事長として活躍中で、ならまち復興と奈良の観光産業の発展に奔走されています。趣味でバンジョーを弾いては歌手の高石ともやさんらと一緒に歌ったり、ならまちにある「テンテンカフェ」(故河島英五氏奥様経営)で2カ月に1度「カフェDE説法」を開催している異色の名物和尚さんです。 五観の偈(食前の言葉)から、人は食物を摂らなければ死に至るが、その食物は多くの人々の労力と家畜や魚など生あるものの犠牲のうえに我々の糧となっているのであるから感謝して食さねばならない。食前にはいただきます(合掌)の感謝の言葉が大事で、日本には茶道、華道など良き文化作法として残ってきているが、それは形を大事に今に伝えてきたからこその結果であり、感謝の心も声に出し表現していくことから始めなければなりません。そして、仏の道においても私たち普通の人でも、毎日続けることによって人格を磨いていくことにつながります。故高田好胤師の当時のエピソードやユーモアを交え、わかりやすい言葉で説法していただきました。 ●公開講座ではカラーセラピー、アロマテラピーの癒し系が人気 一挙14の公開講座を開講しましたが、癒し系の講座が人気でⅠ限目中屋和恵講師による「人類の遺産アロマテラピー入門」では有機物質がもたらす自然療法、芳香としての精油の使い方と効果などについて実演もしていただきました。Ⅱ限目林由恵講師による「人の心をギュッとつかむカラー活用術」では人は最初の6秒間の第一印象で決まるので、パーソナルカラーを知り自分の魅力を引き出す色づかいに心がけることが大事、そして相手の心をつかんでなりたい自分になろう、と力説されました。 アロマテラピー入門(中屋講師) あなたの魅力を引き出す色づかい(林講師) また、自然と向かい合う新井博子講師による「化学マジック&葉っぱと森と炭素のゆくえ」、自然とエコの菜の花バイオマス提唱の高澤正雄講師による「あなたも取り組める地球温暖化防止対策」も好評で、人は自然とともに生きる、共存していることを実感できる講座に多くの方の関心が集まりました。 化学マジック&葉っぱ…(新井講師) 菜の花バイオマス(高澤講師) ●大和伝統野菜の栽培と農家レストラン経営で地産地消、食文化の継承! 地元広陵町は靴下となすびの町、サラダなすや大和伝統野菜に有機農法をとり入れている杉本雅照講師による「農家さんってガンコ!」、そして奈良市高樋町で大和野菜を自農し奈良まちで農家レストランを経営する三浦雅之講師による「大和野菜について学ぶ」の2つの講座には、“大和野菜”に関心がある方、家庭菜園を楽しむ方や専業農家の方など、多くの受講生で賑わいました。 農家さんってガンコ!(杉本講師) 大和野菜について(三浦講師 ●公開講座で根強い人気は考古学や歴史文化です(広陵町は古墳の町) 広陵町のもう一つの顔は、日本で一番古墳の多い町。町文化財保存センター井上義光講師による「巣山古墳の発掘調査」、そして香芝市教育委員会事務局山下隆次講師による「長屋王と葛城北部地域」、また万葉文化館曹咏梅講師による「万葉の歌から北葛城を訪ねてみよう」には、地元の考古学ファンや万葉ファンが教室を埋め尽くしました。 巣山古墳の発掘調査(井上講師) 長屋王と葛城北部地域(山下講師) 万葉の歌から北葛城を…(曹講師) ●畿央大学は「健康」・「教育」に力を入れています! 健康に関心のある方が多い、その証明となったのが畿央大学理学療法学科助教瓜谷大輔先生による「姿勢を正して、健康なカラダをつくろう!」で、最大230名収容の大教室が満員になりました。姿勢が悪いと肩こり、腰痛、手足のしびれ、頭痛などすべてに影響します。好きな音楽を聴いたり演奏したりすると、血管機能や生理器官、心の安定に効果があると説く現代教育学科准教授坂本暁美先生による「今こそ音楽!」も音楽室が溢れんばかりとなりました。 姿勢を正して…(瓜谷講師) 今こそ音楽!(坂本講師) また、人間環境デザイン学科教授佐藤昌子先生による「水の力、光の力」、健康栄養学科教授森友彦先生の「畿央大学発健康スィーツが全国デビュー」、看護医療学科助教目良宣子先生の「ひきこもる若者の理解と対応」の畿央大学らしい多彩なテーマの講座も人気を博しました。 今回外部講師として講義していただいた9名、畿央大学教員5名の14の公開講座の延べ受講者数は約900名、倍巖師の基調講演を含めると約1,250名以上となります。昨年度第1回目フォーラムの2~3割増の聴講者のみなさんが来校していただき、ありがとうございました。 受講後アンケート結果においては、「共感できる内容で、いつも楽しみに受講しています。」「学生時代にかえったようです。」など、リフレッシュな公開講座として地域のみなさんに受け容れられていることが窺えました。倍巖師の言葉どおり、畿央大学をはじめとする学校法人冬木学園も地域のみなさんに支えられ生きており、これからも志高く発展し続けてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。(合掌) /p
2010.08.31
畿央大学協力による「第11回えほん展なら」が開催されました。
財団法人奈良県教職員互助組合主催、奈良新聞社企画運営による「えほん展なら」は、今回で11回目を数えます。奈良県北和地域で先行して開催される「絵本ギャラリー」に続いて、中南和地域で開催する奈良県内では最大級の絵本展示イベントとして定着しています。 第11回えほん展ならは、2010(平成22)年8月27日(金)~29日(日)の3日間10時~17時まで、畿央大学食堂棟すべてを使用して、昔懐かしの絵本から話題の新刊本まで約2,000冊の絵本が常時展示されました。初日の27日は主催者である奈良県教職員互助組合和田清鷹常務理事の挨拶、近くの真美ヶ丘第二小学校付属幼稚園児らによる、くす玉割りのオープニングセレモニーの後、待ち望んでいた幼児と保護者らが一斉に入場し、「展示コーナー」「読み聞かせコーナー」「手づくりコーナー」など、猛暑にかかわらず広い各コーナーも満員の盛況でした。 幼稚園児らによるオープニングセレモニー おはなし劇場は満員です 今年は平城遷都1300年祭が奈良市の平城宮跡を主会場に開催されている記念の年であり、本展でも新企画として「1300年後に残したい絵本」を新設展示。(出版社・書店・絵本愛好家による「1300年後に残したい絵本50冊」アンケート結果による絵本コーナー。) 好きな絵本を自由に手にとって 自分だけの1冊の絵本づくり 会場外の入口にも大きな手作り看板がおいでおいでしてます。 畿央大学生ボランティア(受付) (会場内の案内や読み聞かせ) 毎年開催される「えほん展なら」では、連日10数名の畿央大学の学生ボランティアがお手伝いしています。子どもが大好きで将来幼稚園や小学校の先生をめざす教育学部の女子学生が多数参加するのも、このイベントの特徴で畿央大学の学生にとってもいい体験になっています。 (お知らせ)健康栄養学科教授金内雅夫先生の奥様、金内規巳子さんが絵本作家デビューされ、「カブーのちいさなあおいほし」(文:かなうち きみこ 絵:すずき じゅんこ)を出版されました。“第11回えほん展なら”にも展示。シャープの産業医として勤務する傍ら、頑張って働くおとうさんを応援する意味をこめて、親と子のための物語として書かれています。みなさんも一度手にとって読んでみてくださいね。
2010.08.31
第5回パッククッキング講習会(家庭版真空調理)を実施しました。
パッククッキングとは、ポリエチレン袋の中に切り分けた具材と調味料を入れ密封し、これを電気ポットの中のお湯に短時間入れておくだけで調理できるという、誰にでもできる簡単調理方法です。畿央大学では、健康栄養学科教授浅野恭代先生が講師となって毎年夏と冬に行っているもので、今回は平成22年8月28日10時~13時まで、30代から70代の幅広い年齢層の受講生19名が参加して開講しました。 最初にパッククッキングの要領説明 料理が苦手、調理する時間がない、一人暮らしや夫婦だけでは少量調理が面倒、あるいは専門介護員やケアマネージャーとして活躍している方が生活支援される一つの教材としても、とても重宝する調理方法です。今回の献立は、中華がゆ、夏野菜の酢豚、海老チリサラダ、酸辡湯(中華スープ)の4品で、猛暑が続く夏バテ防止メニューです。ご家庭で料理慣れた方々ばかりですので、みなさん手際がよく時間内に完成できました。毎回そのときどきに合ったメニューを紹介していますので、今回で5日目となり手持ちのメニューレシピも豊富になってきています。受講生のみなさんは知らない方同士でもすぐにお友達になられ、和気合いあいと料理とともにお話もはずんでいたようです。 浅野先生が班ごとに指導 学生スタッフも付いて レシピどおりに作ります こんなにおいそうに、できました!
2010.08.25
小学5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開講しました。
2010(平成22)年8月21日(土)10時から16時まで、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を小学校5~6年生26名(保護者同伴)を対象に、“食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発!~』をテーマにして、開講しました。 この親子体験型講座は、科学研究費補助金を管轄する文部科学省の外郭団体である財団法人日本学術振興会に畿央大学が応募して採択された事業で、今回で2回目となります。 今回の受講生募集にあたっては、定員20名に対して40名以上の応募があり、大阪市、堺市からの参加を含めて合計26名(男子4名、女子22名)の元気な小学生とその保護者の方々の参加となりました。 10時からの開講式、オリエンテーションに続いて、日本学術振興会から見学者として来ていただいた神戸大学大学院理学研究科教授三村徹郎先生による科研費の説明の後、第1限目は本イベントの実施責任者である健康科学部健康栄養学科教授山本隆先生による『食べ物の「おいしさ」と「こく」についての講義を行いました。食べることの目的、「おいしい」ってどういうこと?、「おいしさ」の分類、和食の特徴、日本人による「うま味」の発見、「こく」って何なの?、などについて詳しく学びました。 実施責任者山本隆教授の開講ご挨拶 神戸大三村教授による科研費の説明 おいしさって?うま味を発見したのは日本人!こくってなに?山本隆教授 2限目は、健康栄養学科上地先生、柴田先生、花岡先生による『おいしさとこくをサイエンスする』調理実習。和食はうどん、洋食はカレーシチューを6グループに分かれて作りました。だしを使わないうどん、こんぶとかつおのだしを使ったうどん、ルウを使わず肉を入れないカレーシチュー、ルウを作って肉を入れたカレーシチューなど実験をかねていろいろなケースで「おいしさ」と「こく」の有無について受講生に実際に調理してもらいました。 うどんだしのとり方の実演 各グループには畿央大生がフォローアップ 小学校でも習うのかな?手際がいい! 見ているだけの子は誰もいません! 出来上がった“作品”は、みんなで学食で試食しました。こくのないうどんだし、こくのあるだし、って食べ比べるとよくわかります。やっぱり、こっちの方がおいしいねって親子で実感!市販のカレールウではなく、カレー粉からみんなで作った肉入りカレーは手作り感いっぱいでお味も最高!お代わりをする受講生も続出しました。 3限目は、理学療法学科助教松本大輔先生による『胃腸の機能を整える健康体操』です。いっぱい走ったり、頑張って筋トレをするのではなく、腹筋運動(腹式呼吸、身体のひねり、マッサージなど)を定期的に続けることを提唱しています。運動したり、勉強するとお腹が減っておいしく感じやすくなります。 4限目は、上地先生による『おいしさの測定と食生活』。同じ味でも人それぞれによって感じ方が違います。食べ物の味は五味(うま味、甘味、酸味、塩味、苦味)をベースとして、ここに日本独特の「こく」をプラスすることによって“味”が体系化できます。この味の濃淡を数段階に分け、どの段階で識別できたかをグラフとして表すことによって、その人だけの味のグラフが出来上がります。人は長年の食生活で固有のグラフを持ちますが、感じ方って違って当然なのです。みんななっとく! 最後に、冬木智子学長から全員に修了証書「未来博士号」授与式、そして学長講話がありました。 そして、みんなで記念撮影! 受講後のアンケートでは、「だしの有無でこんなに劇的に味が変わるなんて驚きました。離乳食以降、ちゃんとだしをとっていませんでしたが、再開します。」「講義、調理実習、試食、食後の運動、実験と、次から次へと楽しい講座でした。」「親子で楽しく学習・体験させていただきました。」など好評で、ご家族の夏休みのいい思い出づくりにもなれたようです。
2010.08.19
教職員のための夏の公開講座を開講しました。
この公開講座は、奈良県内の小中高および特別支援学校教職員のリフレッシュをはかる目的で、奈良県立教育研究所の依頼にもとづき、夏休みを利用して毎年実施している公開講座です。2010 (H22)年8月18日、10時から12時まで午前の部1講座、13時30分から15時30分まで午後の部2講座の合計3講座を実施しました。今年は従来の座学中心から趣を変え、受講者参加型の体験講座として先生方がそれぞれの学校ですぐに役立つ実践的な授業形式を取り入れました。 講座No.1は、教育学部現代教育学科講師 奥田俊詞先生による「できる!わかる!小学校理科実験講座」で、小学校3年生から6年生まで教える“電流”について系統立てて学んでいただきました。各学年での授業のポイントや奥田先生自作の実験装置を使い子どもたちに楽しく理解してもらえる工夫を盛り込んでいるので、受講者のみなさんは「なるほど、こうすればいいのか!」と感嘆の連続でした。 いろんな実験装置の説明 回路は“輪”= 全員手をつないで電気を流して 身近な材料で簡単な実験装置を自製 先生方がまず触れて使って、なるほど!納得 午後の講座No.2は、健康科学部学部長 金子章道先生、助手 西井康恵先生、および午前に続いて奥田先生による「ウシガエルの解剖講座」で、理科の先生方に苦手な解剖実験、そして標本の作り方を学んでいただきました。動物を使う実験は愛護問題から敬遠されがちですが、人間も動物の一種であり私たちが生きていくうえで内臓器や神経の働きを知ることは非常に大切なことです。心臓、腎臓、肝臓などの移植技術が発達してきていますが、こうして身近な実験を通して生命の尊さを子どもたちに教えるのがねらいです。 この講座は13時30分から15時30分までの2時間の予定でしたが、熱心な受講者が多く18時頃まで研究と討議が続けられました。 午後の講座No.3は、「分かる!話せる!伝わる!ムース先生の英会話講座」と「明日から使える!小学校英語活動実践ワークショップ」。教育学部講師 ランディ・ムース先生と助教 深田將揮先生が担当し、受講生に生の英会話を伝授しました。教室内では受講生に英語で質問を投げかけ、即答してもらいました。身近にあるものを使った英語での遣り取りが続きました。 ムース先生と受講者とで行う“英語ゲーム”、子どもたちへの指導方法、教材の作り方など普段の授業で使える素材の紹介には、とても参考になったとの評をいただきました。この講座には20代、30代の若い女性教師の受講生が多く、教室内も華やかな雰囲気でいっぱいでした。 今回の体験型公開講座企画にあたっては、担当した教員陣も今までにない講座づくりに取り組みました。その結果、3つの講座の受講後アンケートではいずれも期待通り満足のいく内容であったと高い評価をいただきました。