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トピックス

2010.12.27

「学習キャンプ2010冬 ~心から~」を実施しました。

仲間の"こころ"を知る学習キャンプ「学習キャンプ2010冬 〜心から〜」 ボランティアセンターです。教職を目指す学生や教育に関心のある学生たちが自ら企画する1泊2日のキャンプを、12月18日(土)・19日(日)、本学において開催しました。 今回のキャンプでは、ボランティア活動や将来の学校行事等での企画・運営に関する力量を高め、地域の子どもたちを対象とした企画や理科教育の指導力向上を目標に、レクリエーションやクラフト、天体観測などを実施しました。18日(土)は香芝市の冬の祭典『冬彩』が行われており、大学前の公園で打ち上げられた花火をみんなで見ることが出来ました。毎回お世話になっている奈良県立野外活動センターにも企画・運営面でお力添えをいただき、47人の学生が活動を通してお互いに高め合うことのできるものとなったようでした。    

2010.12.24

公立幼稚園教諭・保育士採用試験速報~2011年3月卒業生

教員採用試験速報  公立幼稚園教諭・公立保育所保育士 市町村別の合格者数(2010年12月24日現在) 市町村種別受験者数1次合格者最終合格者 三重県・四日市市 保 1 1 1 三重県・津市 保 1 1 1 三重県・伊賀市 保 4 2(1名辞退) 1 三重県・志摩市 幼保 1 1 1 滋賀県・大津市 幼 5 3 0 滋賀県・大津市 保 5 2(1名辞退) 1 京都府・京都市 保 8 6(1名辞退) 4 京都府・木津川市 幼保 3 2 1 京都府・精華町 保 1 1 1 京都府・和束町 保 2 2(1名辞退) 1 大阪府・岸和田市 幼 1 1 0 大阪府・富田林市 保 1 1 1 大阪府・豊中市 幼保 1 1 0 大阪府・羽曳野市 幼 1 1 1 大阪府・羽曳野市 保 1 1 1 大阪府・島本町 保 1 1 1 兵庫県・神戸市 保 20 13(1名辞退) 7 兵庫県・尼崎市 幼 1 1 0 兵庫県・尼崎市 保 1 1 1 兵庫県・伊丹市 幼 1 1 0 兵庫県・明石市 幼 1 1 0 兵庫県・姫路市 保 1 1(1名辞退) 0 奈良県・奈良市 保 1 1 0 奈良県・橿原市 保 3 3 2 奈良県・香芝市 幼 1 1(1名辞退) 0 奈良県・香芝市 保 2 1 1 福井県・坂井市 保 1 1 1 愛知県・名古屋市 保 2 1 1 愛知県・岡崎市 保 1 1 1 岡山県・倉敷市 保 1 1 1 広島県・広島市 保 1 1 0 広島県・尾道市 幼保 1 1 0 香川県・高松市 保 1 1 1 香川県・三豊市 幼保 1 1 1 合計(のべ)   78 59(7名辞退) 33 合計(実人数)   20 19 18 過年度卒業生を含みません(すべて2011年3月卒業見込者)。

2010.12.21

「畿央生 就職レポート~就職活動×教員採用試験」をスタートしました。

12月20日(月)より「畿央生 就職レポート」をスタートしました。※トップページ右のバナーからもご覧いただけます。   大学生活を様々な切り口からリアルタイムで紹介する「KIO'S SMILE SITE」、入試情報をお届けする「受験お役立ち情報」に続く、畿央大学の新たな情報発信ツールです。   「KIO'S SMILE SITE」で好評だった「就活&卒業生ドキュメント」を独立させて、・就職実績、ガイダンスやイベント・インターンシップ情報・企業内定者や教員採用試験等合格者の「生の声」など、キャリアセンター、教職支援センターが中心となり取り上げていく予定です。ご期待下さい。

2010.12.21

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)を開講しました。

2010(平成22)年12月18日、19日の2日間にわたって、脳損傷後の病態ごとの神経機構からリハビリテ−ションの臨床へどのようにして応用していくかを考察する目的で「畿央大学ニューロリハビリテ−ションセミナー臨床編」が開催されました。今回の臨床編は、基礎編(7月開催)、応用編(9月開催)に続いて開催された今年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの第3弾です。全国から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に約170名の方が受講され、2日間で8講座の盛り沢山の講義を熱心に聴講されました。   今回の臨床編は、過去の基礎編や応用編の内容にもとづき、さらに臨床的な知識や理論に関する講座の構成となりました。それぞれの講座では、参加者のみなさまの臨床に役立つような情報、臨床疑問の解決に役立つような情報が満載の白熱した講義が行われました。ニューロリハビリテーションセミナー臨床編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。   12月18日(土) 1. 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 藤田 浩之2. 失認の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 谷口 博3. 失調症の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 冷水 誠4. Parkinson病の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 岡田 洋平 12月19日(日) 5. 失行の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 信迫 悟志6. 痛みの神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 前岡 浩7. 神経科学に基づくリハビリテーション   畿央大学健康科学部理学療法学科 松尾 篤8. 神経科学を用いたclinical reasoning   畿央大学健康科学部理学療法学科 森岡 周   今回の臨床編をもって、本セミナーでの講義形式での一応の情報提供を終え、次回は実践編(平成23年2月19日,20日開催)が予定されております。この実践編では、本学所有の装置や機器を使用して、参加者の方々と一緒にニューロリハビリテ−ションに関する実験課題を実施し、自己の体験を通してさらにサイエンスに基づくリハビリテ−ションの理解を深めることを目的としております。また、すでに次年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの企画も準備中です。畿央大学には最高のチームワークがあります。一人一人の力は小さくても、それらを結集したとき、非常に大きな力が生まれます。このセミナーを通じて、多くの方々と出会い、議論し互いに研鑽していく関係を構築し、さらに大きなチームとしてリハビリテ−ションの発展に寄与できればと考えております。

2010.12.13

第3回FEPホール企画「小柴昌俊先生特別講演会」を開催しました。

2010(平成22)年12月11日、『宇宙、人間、ニュートリノ~ノーベル賞学者、小柴先生が語る人生論』と題して、東京大学特別栄誉教授・平成基礎科学財団理事長小柴昌俊先生をお招きして、冬木記念ホールで講演していただきました。小柴先生は、日本の中学・高校生の理科離れが進むなか基礎科学の将来を危惧されており、科学の面白さや情熱をもってやればできないことはない、という信条を全国各地で説かれています。この日は高校生、本学学部生を中心に、また地域の一般の方々にも開放し、約530名の方々に聴講していただきました。折しも、分野は異なりますが1970年代にクロスカップリングを発見して本年度ノーベル化学賞をとられた鈴木章氏と根岸英一氏らのストックホルムでの授賞式が前日の12月10日に行われましたので、みなさんの関心が一段と高まっていました。   開場を待つ高校生たち 畿央大学学生ボランティアによる受付 小柴先生は高校時代に同級生から「小柴は物理が出来ない」と噂さされたことから、一念発起して東京大学理学部に進学、その後家庭教師などのアルバイトを掛け持ちし苦学されたため成績はビリで卒業。それでも東京大学理学部教授になられ物理学者たちが懸命に求めてきた物質の最小単位「ニュートリノ」の検出に成功されたのは、東大教授を退官される直前の1987年のことでした。ノーベル賞受賞はその15年後の2002年のことになります。   講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。     小柴先生講演会の後、引き続き、畿央大学教育学部講師奥田俊詞先生によるミニ講座『ニュートリノが語る星の物語~恒星はどのような一生をたどるのか~』を開講しました。超新星爆発によって宇宙に散らばった質量をもった物質がくっ付きあってやがて星が生まれます。そして徐々に水素が燃え、ヘリウムを発生させながら大きくなっていきます。太陽もその一つであり、いずれ燃え尽きるといわれています。小柴先生のお話に出てきた宇宙ニュートリノ発見の意味するところを一般の方々に補足説明する形で、天井などホール全体を使ってわかりやすく説明していただきました。     小柴先生は1926年のお生まれですので今年84歳にならました。小さい頃に小児マヒになられお体が不自由なところがあります。お住まいの東京杉並から丸の内の平成基礎財団事務所までバスと地下鉄を乗り継いで通っておられるそうです。この日は朝早く起きられ羽田から大阪伊丹、そして畿央大学までお一人で来ていただきました。ほんとうに感謝、感激でいっぱいです。若い者よ、もっと頑張れ!志をもってやればできないことなんてないよ、という余韻が会場に溢れていました。小柴先生、ほんとうにありがとうございました。 講演の冒頭では、資源のない日本での基礎科学の大切さ、昨今の事業仕分けでの予算縮小から先生自ら奔走されている現状を説明されました。ニュートリノを観測するため岐阜県神岡鉱山跡の地下1,000mに、高さ16m、直径15.6mの巨大な円筒形の器を作りそこに3,000トンの水を蓄え、直径50cmの光センサーを1,050個並べるという巨大な観測装置「カミオカンデ」を作り上げ、そして超新星爆発のときの中性子・宇宙ニュートリノの検出に初めて成功されたこと。また、私たちの地球が持つ92の元素の組み合わせによってすべての地球上の物質が作られていること、豊かな自然の恵みに感謝することを忘れてはならないと力説されました。講演の終了後には、関西中央高等学校2年生清水有貴さんから感謝の花束が贈られました。

2010.12.06

第9回畿央大学公開講座を開催しました。

2010(平成22)年12月5日、第9回畿央大学公開講座が、穏やかな日和に恵まれた日曜日の午後から開催されました。畿央大学の建学の精神の一つは「美をつくる」です。「美」は最高のもの、深遠なもの、そして人があこがれてやまない価値のあるものです。見る人の心を澄まし、喜びとやすらぎを与えられる美しいものを作り出せる人材を世に送り出したいと考えています。今回の公開講座は「美しく生きる」をメインテーマとして、人のからだと心の美しさを改めて考える機会を持ちたいと考えました。世界的にも著名な生理学者である健康科学部学部長金子章道教授と、看護教育の第一線で活躍される看護医療学科長伊藤明子教授のお二人に講師を務めていただきました。   一つ目の公開講座Aは、金子学部長による「人の身体は美しい~生理学の視点から見た調和の世界~」と題して、いかに人の身体は自己調節機能を働かせて生命を維持しているか、脳神経機構を中心として身体の内部環境が一定に保たれる人体機能の美しさをわかりやすく講義していただきました。身体の中には5リットルの血液が流れ25億個の赤血球が毎日2,000万個も壊れ、赤血球の成分のうち鉄・アミノ酸・ビリルビンなどがリサイクルされています。身体の中の老廃物をろ過して、必要な成分だけを再利用する人間の身体の仕組みを生理学の視点からの観察をもとに説明してくださいました。カリキュラム構成の加減で、普段は金子学部長先生の授業を聴けないという学部生の聴講も目立ちました。   二つ目の公開講座Bは、伊藤学科長による「くじけないで~あなたの心にビタミン剤足りてますか~」をテーマに、伊藤先生が最近感動した一冊の詩集、柴田トヨさんの「くじけないで」(飛鳥新社)をとりあげて、看護師としてまた一人の人間としてどのように患者さんと接していくべきかを説いていただきました。90歳を過ぎて詩を作りはじめ、初版から半年足らずで50万部を突破し、話題となった詩集で、帯封には「この本を知っているか知らないかで、人生が違うと思う」、「心のビタミン剤になった」「涙があふれてとまらない・・」など、読者の感動の言葉が載せられています。また、ご自身が年老いた母を介護された経験を踏まえて介護と最期の看取りについて心の持ち方を話していただきました。   今回の公開講座では延べ約240名のご参加をいただきました。畿央大学の公開講座は、健康科学部(理学療法学科、看護医療学科、健康栄養学科、人間環境デザイン学科)、教育学部(現代教育学科)の多彩な教員陣が健康や教育などに関するタイムリーな情報発信をめざし、地域のみなさまのご要望にお応えして開催しています。

2010.10.28

第8回畿央祭フォトレポートを掲載しました。

テーマ 『HOME』  2010年10月23日(土)24日(日)に実施した第8回畿央祭は、地域の皆様を始め、約6000人もの多数の方々に、テーマの“温かい第二の家”のような畿央大学を感じていただくことができました。 また同時開催の『ウェルカムキャンパス』には、「健康チェック」に約350名、「カロリーチェック」に約140名の方にご参加いただき、大盛況でした。 ご参加、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。   ●野外ステージ 開会式 広陵金明太鼓 吉本お笑いライブ フラダンス 閉会式       ●記念ホール 付属幼稚園畿央太鼓 ものまねショー 爆笑!! KIOシアター     ●模擬店・ステージの様子     ●その他 クイックマッサージ 縁日 テンペカフェ お茶席(茶道部) 青年海外協力隊説明会 お化け屋敷 救命処置講習会 献血コーナー オレンジリボンキャンペーン     ●みんなであそぼっ わんぱーく     ●同窓会サロン 186名の卒業生が来場。学長にも来ていただきました。新企画ガラガラ抽選会も大好評!   ウェルカムキャンパス 教職員も頑張りました! 大豆スイーツとニューポテト試食会 味覚測定 番茶の茶がゆ試食会     ●24日(日) ・健康チェック ・カロリーチェック ・学びのギャラリー ・学びのひろば     ●ミニオープンキャンパス   2日間で、約110名の方にご参加いただきました。 ありがとうございました。     ●保護者懇談会   約40組の保護者の方々にご出席いただきました。 ありがとうございました。  

2010.10.14

真美ヶ丘第二小学校児童30名が大学探検にやってきました。

2010(平成22)年10月6日(水)午前10時30分から11時30分の1時間、近隣の広陵町立真美ヶ丘第二小学校2年生児童30名が生活科の校外学習の一環で、中央エントランスホール前に集合。 教育学部4回生ボランティア学生5名(指導教員島恒生教授)が小学生7、8名に分かれた4グループに付いて学内をご案内しました。さすが教育学部の学生は実習や普段のボランティア活動で慣れている様子で、子どもたちに自己紹介するやいなやすぐに児童たちに溶け込んで指導の先生ぶりを発揮していました。   教育学部学生5名がお手伝い さあ、学内探検にしゅっぱーつ! コンビニもあるよっ >授業中の講義室にも特別に入れてもらって いろんな機械や器具もあるよ エントランスホール階段で 探検したことや聞いたことは記録に あっという間に1時間が過ぎ、終了! 参加した教育学部4回生は、今度の4月からは本物の教員。子どもたちの笑顔を見て、早く教職に就きたいという思いもさらに高まったことでしょう。 みんなありがとう、また来てくださいね。

2010.10.13

大和高田市の姉妹都市オーストラリア・リズモー市から交換学生が来校しました。

大和高田市とオーストラリアの東部・ニューサウスウェールズ州・リズモー市は、1963年(昭和38年)に姉妹都市を締結して、今年で47年目になります。同国最大の都市シドニーからは北へ800km、ブリスベンからは南へ200kmの位置にある人口約45,000人の気候の穏やかな都市です。 2010(平成22)年10月4日、高校生4名(ジェシカ、ローレン、アーロン、カート)と引率者3名(シェリン、コリーン、リック)の合計7名(および大和高田市通訳職員1名)が来校されました。まず学長室を訪問し、学長のご挨拶がありました。その際、金子健康学部長が流暢な英語で通訳をしていただき、話もはずみました。また、学内の案内や学食での食事などでは教育学部教員(深田先生、竹下先生)とボランティア参加の学生12名が両都市友好のための橋渡し役となりました。以下、1日の様子を写真でリポートします。   交換学生らの到着 学長より歓迎のご挨拶 (通訳は金子健康科学部長) 引率者シェリンさんの写真集の贈呈 学長を囲んで みんな一緒に学食で昼食 深田先生による本学のビデオ映写説明 学内案内役の学生たちの自己紹介 図書館-C棟-L棟-K棟-E棟へ学内案内 茶話会では話がはずみました とても陽気なリックさんと       交換学生一行と学生のお別れ記念撮影(打ち解けた雰囲気そのままに)

2010.10.01

平成22年度 第2回健康意識啓発セミナーが開催されました。

  日 時  2010.9/22と9/29(水) 14:00~15:00 テーマ 「笑いと食と健康と」 講 師  日本笑い学会副会長・産婦人科医 昇 幹夫 氏   参加者は、1回生の約7割にあたる332名でした! 食を中心に、「食べ物を美味しく食べる」「人間の味覚は10歳までに決まる」「ダイエットが原因で味覚障害」「トランス脂肪酸の害」「食事に仕方」「タバコは血管収縮剤・老け薬」について映像や具体的な事例・ユーモアを交えながら、日常生活の中で「食」とは何かを考えさせられたお話でした。「胃腸は心の鏡」というとおり、どんな雰囲気で食べるか、誰と食べるかによって、消化・吸収も影響を受けるそうです。   食が人をつくり、料理を作って五感を育て、自分に心地よいことをする。笑いのある人生を過ごし、美味しく食べて、健康な体を養いたいものです。  胎児は胎内で、両親の声も聞いているし、お母さんが気分のいい時には赤ちゃんも機嫌がよく、笑顔を見せてくれることもあるそうです。 右の写真は、その時の8ヶ月目の胎児のほほえみの超音波画像です。 ≪参加者の感想≫ ・胎内記憶の話で、あんなに明確に覚えている子がいることに驚きました。     胎内で笑っている赤ちゃんを見てとても幸せに感じました。  ・不妊治療を受けている人が増えていて、食品添加物で男性の8割の精子が異常をきたすことに驚きました。自分の食生活をもう一度見直そうと思った。 ・将来「食」に関わっていくものとして恥じることのない食生活が送れるようになりたい。 ・今回の講演で、気付かされることがたくさんあって「食」が体に与える影響はすごく大きいと思ったので、学んで得た知識を今後学習に役立てていき、頑張っていきたいと思った。 ・最後の花ちゃんの映像を見て、誰かのために料理を作る。何かをする大切さを改めて知りました。 ・がんの原因には、ライフスタイル、食事、心が関係していて、どれだけ食事に気をつけていても心の持ち方一つで悪くなるので、魂のうち震えるほどの感動、感じる心、感性をもち一日一日を大切に生きていこうと改めて思いました。 ・自分の食べるものについて、聞いた話を聴くだけで終わらせず、実行していきたいと思いました。

2010.09.14

「学習キャンプ2010夏~笑~」を実施しました。

野外活動体験やコミュニケーションゲームなどを通じて社会性や教育について学ぶ1泊2日の「学習キャンプ」が、9月6日(月)~7日(火)に奈良県立野外活動センターで開催されました。このキャンプでは学生自らが実行委員を務めており、夏の企画は4年目を迎え、今回は各学科から1・2回生87名が参加しました。笑顔になれる体験を!との思いから、今回のテーマを“笑”にして、数ヶ月前からスタッフが何度も会議を重ねてきました。この「学習キャンプ」は、企画段階から当日におけるまでの様々な出来事を通じて学ぶことを目的としているので、参加学生やスタッフ学生は共に学び合う同志です。ハプニングもつきものですが、その場の状況やタイミングをいかに見極めて相手や自分を思いやる行動ができるかどうかによって内容や達成感が左右されます。各種のプログラムを通じて自然から学ばせてもらい、お互いを思いやるこころを育て、そしてお互いが笑顔になれる体験を!という想いが、1回目の先輩スタッフから脈々と引き継がれていることを感じるキャンプとなりました。いつもご指導いただいている奈良県立野外活動センター所員の皆様には、今回も多大なご協力をいただき、最後には2日間の思い出映像を編集したDVDまで製作・上映していただきました。   入所式ではまだ緊張している人も? わからないことはスタッフに聞いてね 同センター吉藤先生によるレクリエーション指導 アイスブレーキングで笑顔がこぼれて 座学(野外活動の重要性について) 座学・実技(キャンプファイア指導) さあ、薪を組んでみよう 夕食は食堂で班ごとにいただきます 吉藤先生のリードで大いに盛り上がる クライマックスのキャンプファイア 朝の頭と体を目覚めさせる活動 食材探しのウォークラリー ポイント地点でお題をクリアして次へ 吐山(はやま)の森を皆で散策 竹を使ってバウムクーヘン作り 自炊(炊き込みご飯とロールキャベツ) フィードバックでノートに思いを書く 全員で2日間を振り返って共有 退所式ではセンターからのプレゼント映像も 最後は皆で歌ってお別れ 様々な思いと笑顔に満ちた2日間でした。この経験を今後の学生生活で深めてくれることでしょう。

2010.09.03

奈良県立高田高校教育コースの野外活動に参加させていただきました。

本学と高大連携協定を結んでいる奈良県立高田高校の教育コース1年生の人たちが、今年も8月19日(木)・20日(金)に、国立曽爾青少年自然の家で野外活動を行いました。同コースは、小学校教員をはじめ、教員を志す生徒を対象として、平成18年に新設された全国初のコースです。この野外活動に参加し、活動をお手伝いさせていただく取り組みは今年で2年目で、本学からは、2人の教員と7名の教育学部の学生が参加しました。1日目は、教育学部の奥田俊詞講師が、天体観測についての指導を行いました。天候に恵まれ、観測中に流れ星も見ることができ、感動のひとときになりました。2日目は、教育学部の島恒生教授と、本学3回生の井上卓也くんと竹内泰斗くん、2回生の﨑山麻衣子さん、田中亜由美さん、寺田遥香さん、1回生の中川美月さんと藤本奈都美さんの学生7名が、高校生にコミュニケーションゲームの指導を行いました。特に今年は、キャンプ経験の豊かな3回生のリードのもと、2回生を中心に活動の指導を行う展開となりました。というのも、1・2回生は高田高校教育コースの卒業生で、是非とも先輩方の成長を後輩の高校生に見ていただきたいと考えたからです。みんなで7つの活動を分担し合い、アイスブレイク、似顔絵リレーなどを一生懸命に行いました。教員を志望している教育コースの高校生たちだけあって、とても積極的で、和気あいあいの中あっという間の2時間半でした。また、野外活動を得意とする3回生のリードのよさも光りました。高田高校の先生は1・2回生の恩師でもあり、成長をとても喜んでくださいました。高校生みなさんだけでなく、本学の学生たちにとっても、喜びでいっぱいの2日間でした。  

2010.09.02

第2回やまとフォーラムを開催しました。

2010(平成22)年8月29日(日)13時より17時まで、畿央大学冬木記念ホールおよび講義教室において、「第2回やまとフォーラム―教育・文化・健康―」(基調講演を含む全15講座)を開催しました。このフォーラムは、学校法人冬木学園の社会貢献活動の一環として開いているもので、昨年度に続いて2回目となります。まず、冬木智子理事長のご挨拶とお礼、地元広陵町平岡仁町長のご挨拶に続いて、奈良「法徳寺」副住職倍巖良明(ばいがん りょうみょう)師の基調講演が行われました。   正面玄関 ホール受付 冬木智子学長ご挨拶   平岡仁広陵町長ご挨拶 講座の詳細はこちら→   倍巖良明師の基調講演「喜びと感謝と敬いの心」~私たちは支えられ、生かされている~ 冬木記念ホールには、350人を超える聴講者が集まり、倍巖良明師の説法に聴き入りました。倍巖師は、大学卒業後、薬師寺故高田好胤師に師事し薬師寺伽藍にて法話を担当。現在、奈良市生涯学習財団理事、NPO法人さんが俥座副理事長として活躍中で、ならまち復興と奈良の観光産業の発展に奔走されています。趣味でバンジョーを弾いては歌手の高石ともやさんらと一緒に歌ったり、ならまちにある「テンテンカフェ」(故河島英五氏奥様経営)で2カ月に1度「カフェDE説法」を開催している異色の名物和尚さんです。   五観の偈(食前の言葉)から、人は食物を摂らなければ死に至るが、その食物は多くの人々の労力と家畜や魚など生あるものの犠牲のうえに我々の糧となっているのであるから感謝して食さねばならない。食前にはいただきます(合掌)の感謝の言葉が大事で、日本には茶道、華道など良き文化作法として残ってきているが、それは形を大事に今に伝えてきたからこその結果であり、感謝の心も声に出し表現していくことから始めなければなりません。そして、仏の道においても私たち普通の人でも、毎日続けることによって人格を磨いていくことにつながります。故高田好胤師の当時のエピソードやユーモアを交え、わかりやすい言葉で説法していただきました。   ●公開講座ではカラーセラピー、アロマテラピーの癒し系が人気   一挙14の公開講座を開講しましたが、癒し系の講座が人気でⅠ限目中屋和恵講師による「人類の遺産アロマテラピー入門」では有機物質がもたらす自然療法、芳香としての精油の使い方と効果などについて実演もしていただきました。Ⅱ限目林由恵講師による「人の心をギュッとつかむカラー活用術」では人は最初の6秒間の第一印象で決まるので、パーソナルカラーを知り自分の魅力を引き出す色づかいに心がけることが大事、そして相手の心をつかんでなりたい自分になろう、と力説されました。   アロマテラピー入門(中屋講師) あなたの魅力を引き出す色づかい(林講師) また、自然と向かい合う新井博子講師による「化学マジック&葉っぱと森と炭素のゆくえ」、自然とエコの菜の花バイオマス提唱の高澤正雄講師による「あなたも取り組める地球温暖化防止対策」も好評で、人は自然とともに生きる、共存していることを実感できる講座に多くの方の関心が集まりました。   化学マジック&葉っぱ…(新井講師) 菜の花バイオマス(高澤講師)   ●大和伝統野菜の栽培と農家レストラン経営で地産地消、食文化の継承!   地元広陵町は靴下となすびの町、サラダなすや大和伝統野菜に有機農法をとり入れている杉本雅照講師による「農家さんってガンコ!」、そして奈良市高樋町で大和野菜を自農し奈良まちで農家レストランを経営する三浦雅之講師による「大和野菜について学ぶ」の2つの講座には、“大和野菜”に関心がある方、家庭菜園を楽しむ方や専業農家の方など、多くの受講生で賑わいました。   農家さんってガンコ!(杉本講師) 大和野菜について(三浦講師 ●公開講座で根強い人気は考古学や歴史文化です(広陵町は古墳の町)   広陵町のもう一つの顔は、日本で一番古墳の多い町。町文化財保存センター井上義光講師による「巣山古墳の発掘調査」、そして香芝市教育委員会事務局山下隆次講師による「長屋王と葛城北部地域」、また万葉文化館曹咏梅講師による「万葉の歌から北葛城を訪ねてみよう」には、地元の考古学ファンや万葉ファンが教室を埋め尽くしました。   巣山古墳の発掘調査(井上講師) 長屋王と葛城北部地域(山下講師)   万葉の歌から北葛城を…(曹講師)     ●畿央大学は「健康」・「教育」に力を入れています!   健康に関心のある方が多い、その証明となったのが畿央大学理学療法学科助教瓜谷大輔先生による「姿勢を正して、健康なカラダをつくろう!」で、最大230名収容の大教室が満員になりました。姿勢が悪いと肩こり、腰痛、手足のしびれ、頭痛などすべてに影響します。好きな音楽を聴いたり演奏したりすると、血管機能や生理器官、心の安定に効果があると説く現代教育学科准教授坂本暁美先生による「今こそ音楽!」も音楽室が溢れんばかりとなりました。   姿勢を正して…(瓜谷講師) 今こそ音楽!(坂本講師)   また、人間環境デザイン学科教授佐藤昌子先生による「水の力、光の力」、健康栄養学科教授森友彦先生の「畿央大学発健康スィーツが全国デビュー」、看護医療学科助教目良宣子先生の「ひきこもる若者の理解と対応」の畿央大学らしい多彩なテーマの講座も人気を博しました。   今回外部講師として講義していただいた9名、畿央大学教員5名の14の公開講座の延べ受講者数は約900名、倍巖師の基調講演を含めると約1,250名以上となります。昨年度第1回目フォーラムの2~3割増の聴講者のみなさんが来校していただき、ありがとうございました。 受講後アンケート結果においては、「共感できる内容で、いつも楽しみに受講しています。」「学生時代にかえったようです。」など、リフレッシュな公開講座として地域のみなさんに受け容れられていることが窺えました。倍巖師の言葉どおり、畿央大学をはじめとする学校法人冬木学園も地域のみなさんに支えられ生きており、これからも志高く発展し続けてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。(合掌) /p

2010.09.02

畿央大学後援会だより第5号を発行しました(PDF)

2010.08.29

8月29日(日)第2回やまとフォーラム(15講座)のご案内。

学校法人冬木学園は広く地域の文化の交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。このフォーラムでは、畿央大学はじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて15の講座を開講いたします。基調講演を含めてお一人様3講座にご参加いただけます。もちろん、参加費は無料です。   日時 2010(平成22)年8月29日(日)受付12:30~ 開会13:00 会場 畿央大学 プログラム ごあいさつ    13:00~13:20基調講演    13:20~14:20奈良「法徳寺」副住職 倍巖 良明氏          (ばいがん りょうみょう) 公開講座Ⅰ限目 14:40~15:40公開講座Ⅱ限目 16:00~17:00     仏陀の教えを心の柱に、ならまち復興と奈良観光 産業の発展に奔走する大和奈良の名物和尚 倍巖師の説法 ※Ⅰ限目に7講座、Ⅱ限目に7講座を開講します。 Ⅰ限目から、Ⅱ限目からの参加もできます。   各講座の内容の詳細は、こちら本イベントは終了しております。 ※当日参加される方は、直接会場にお越しください。(公共交通機関を利用してご参加ください。)

2010.07.20

産官学連携「万葉人からの贈り物プロジェクト」コンペを行いました。

産学官連携事業「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定しました! 橿原商工会議所商業部会"あきない塾"iチャレンジ委員会の企画による「万葉人からの贈り物」と題する、橿原市の「食」に関する土産物を畿央大学生の発想で創出し商品化につなげる産学官連携事業が最終段階を迎えました。今年2月の第1回勉強会から約半年が経ち、その間橿原市内見学会を含めると5回の勉強会、今月1日にも和洋菓子職人さんらによる試作品チェック会を行うなど、精力的な活動を展開してきました。   7月15日、プロジェクト登録メンバーの健康栄養学科8チーム(約30名)が参加して学内コンペが行われました。 コンペの審査項目は、①プレゼンテーション、②ネーミング、③橿原市の特徴、④独創性、⑤形、⑥彩り、⑦味、⑧特徴ある食材、⑨食べやすさ、⑩商品化など多岐にわたります。今回は「橿原市の食の土産物」であることから⑩番目の商品化できる、業者の方々の目線からの評点が重くなっています。 "商品化"できる新しい橿原土産の提案チームには、グランプリ賞として宮崎旅行のビッグ景品が贈られます。 さて、見事グランプリに輝いたのは・・・・     審査委員として、橿原商工会議所商業部会長土井貞行氏(審査委員長)はじめ勉強会講師を務めていただいた洋菓子の猶原秀和氏、和菓子の山本高之氏、岩出誠吾氏、中小企業支援センターの加藤由美氏などの外部委員、そして本学からは健康栄養学科北田学科長、浅野先生、森先生、薗田先生らの面々が審査しました。     約半年間、いろんな勉強をして思い想いの"万葉人からの贈り物"を創作し、試作を重ねて1カ月。見映えもお味もそれぞれの作品は完成度を上げ、甲乙付けがたいというのが審査員みんなの意見でした。プレゼンが終わってホッとしたみんなの笑顔がホントに素敵でした。 惜しくも入賞を逃しましたが、他にもこんなにも豪華スイーツが登場(^u^)     早いチームは、当日午後2時過ぎから準備を始めましたが、プレゼン、審査、結果発表などすべて終了し、後片付けして大学を出たのは9時過ぎになりました。とても気合いのこもった、ハードな、そして充実した一日でした。今後、9月の橿原商工まつり、11月の近鉄百貨店橿原店「うまいもん市」に"万葉人からの贈り物:橿原土産"として商品化されるのが楽しみです。   ≪ 万葉人からの贈り物プロジェクト 過去のブログはこちら ↓ ≫ 第1回勉強会の様子       http://202.235.207.202/information/2010/02/1-2.html橿原市内見学会の様子        http://202.235.207.202/information/2010/05/post-259.html第2回(洋菓子)勉強会の様子       http://202.235.207.202/information/2010/05/2-1.html第3回(和菓子)勉強会の様子       http://202.235.207.202/information/2010/06/3-2.html第4回(和菓子)勉強会の様子       http://202.235.207.202/information/2010/06/4-2.html

2010.07.18

2010年8月18日(水)教職員のための夏の公開講座のご案内。

畿央大学 教職員のための夏の公開講座を開催します。 2010(平成22)年8月18日(水)、午前1講座と午後2講座の合計3講座を開講します。奈良県内教職員のみなさまには夏の長期休業期間を利用して様々な研修や自己研鑽を積まれることと存じます。畿央大学ではその一助となるよう、従来の座学講義による公開講座から、より実践的かつ興味深い体験型講座をご提供することにしました。 3つの講座とも少人数制とし定員を設けていますので、先着順に申込みを受け付けます。定員を超えて受講できない場合は連絡させていただきます。   主催 畿央大学   後援 奈良県教育委員会   受講対象 県内の小学校、中学校、高等学校の教員   会場 畿央大学 形態機能実習室(番号1・2)、L203教室(番号3)   日時・内容・講師等   番号日時 / 定員内容対象定員講師 1 8月18日(水)10時00分~12時00分(受付 9:30~)   定員に達しましたので、募集を締め切りました。 できる!分かる! 小学校理科実験講座 -電気、電流関連- ・「電気の通り道」(3年)・「電気の働き」(4年)・「電流の働き」(5年)・「電気の利用」(6年) 小学校 教員 25名 畿央大学 教育学部 講師 奥田俊詞 2 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) ウシガエル解剖講座 ・解剖実習 ・骨格標本の作製 ・心臓の拍動に対する溶液の効果 中学校 高校 教員 25名 畿央大学 健康科学部 学部長 金子章道 助手 西井康恵 教育学部 講師 奥田俊詞 3 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) 分かる!話せる!伝わる! ムース先生の英会話講座 小学校 教員 40名 畿央大学 教育学部 講師 ムース ランディ 明日から使える! 小学校英語活動実践ワークショップ 畿央大学 教育学部 助教 深田將揮   募集人員 番号1,2の理科は各25名、番号3の英語は40名   受講料  無料   申込方法 官製はがき、Fax、もしくはE-mailにて、(1)講座番号、(2)氏名(フリガナ)、(3)連絡先の電話番号及び(4)所属校名を記入の上、下記へ申し込んでください。先着順で受け付けます。 なお、応募者が定員を超えた場合のみ、受講できない旨、申込者に電話等で連絡します。 〒635-0832  北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学 企画部 FAX : 0745-54-1600   E-mail: kikaku@kio.ac.jp   申込期間 平成22年6月15日(火)~7月30日(金)   問合せ先 畿央大学企画部 「教職員のための夏の公開講座」係 TEL:0745-54-1601  FAX : 0745-54-1600   その他 気象警報発令時の講座の開催について(午前7時現在で奈良県内のいずれかの地域で警報が発令されている場合は講座は中止します。)自家用車でのご来学はご遠慮ください。学内全面禁煙です。個人情報は、本公開講座の目的以外で使うことはありません。  

2010.07.01

大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました。

平成22年7月1日(木)、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附池小」)を訪問しました。引率は、粕井みづほ、西尾正寛、深田將揮、安井義和でした。将来、教育にかかわる仕事を志す学生たちが1回生の段階で学校現場の児童の学習や生活の様子に触れ、児童へのかかわり方や指導のあり方をより具体的に学ぶということが附池小訪問の大きな目的でした。附池小は平成13年6月8日に刃物を持った男が侵入し、8名の児童が亡くなり、13名の児童と2名の教員が負傷するという惨劇が起きた学校でもあります。「学校は安全である」という神話を根底から崩したこの未曾有の大事件から附池小が何を学び、二度とこのような事件を起こさない安心・安全な学校づくりにどう取り組んできたのかを学ぶことも目的でした。     学生たちには事前に附池小事件の概要や、改築された校舎の内容も一切説明せずに訪問しました。学生自身が知っている学校とどこが違い、そこから何を感じ、何のためかを考えることに意義があると考えたからです。まず、学生たちは、附池小の全学年、全教室(計18教室)に分かれて授業を見学させていただきました。まず驚かされたのが教室。ドアも壁もないオープン教室で、廊下からすべての子ども達の様子が伺え、さらには他学級の様子も一目瞭然です。また、教室だけでなく、体育館、職員室はじめ多くの場所でガラスが多用され、見通しがよくなるような工夫が施されていました。       担当の先生のご配慮で、授業に参加させていただいたクラスもありました。音楽の授業では、自己紹介をリズムにのせて行い、子どもたちの笑いを誘っていました。また、英語で行う護身術の授業では、学生たちが悪者役に扮し、子どもたちに見事に撃退されるというお手伝いもさせていただきました。       子どもたちを見る学生の目は、普段より一層キラキラしたもので、みなそれぞれが「楽しい!」「かわいい!」「はやく、先生になりたい!」と口々に言っていました。中には、子どもたちに囲まれ、満面の笑みで接している学生もおり、この訪問が学生たちにとっていかに有意義だったかと感じさせられる瞬間でした。       授業見学後、子どもたちと昼食も一緒にさせていただきました。一緒に昼食をとることで、子どもたちの興味を持っていることや、考えていることがわかり、なおいっそう子どもたちのことがわかったようでした。     午後からは、「安全で安心な学校づくり」というテーマのもと、本学現代教育学科の安井先生より講義がありました。安井先生は、当時から対策委員としてこの事件に今も関与されており、そこから先生自身が得た教訓を学生たちに伝えていただきました。まず、学生たちと教員が「祈りと誓いの塔」に黙祷を捧げ、献花しました。  実際の現場を歩きながら当時の詳しい説明を受け、事件の悲惨さ、命の尊さ、そして何よりも安全・安心な学校づくりを考え、一同が神妙な表情でした。     講堂では、オープン教室が三角形に配列されていること、廊下に先生コーナーがあり、授業のない時でも直近から子どもを見守っていること、ガラスが多用されている理由等安全・安心の学校づくりの具体的な方策に加え、事件の主な現場となった旧南館1階改築の経緯の説明もありました。講義の最後には、安井先生が被害者の保護者からいただいたメールを読まれ、涙ぐむ学生もいました。実際に附池小で現場を経験し、説明を受けたからこそ、校舎改築の意義も実感できたのでしょう。     この訪問を通し、将来広く教育界に携わる者として、子どもの安全を守る、子どもが安心する環境をつくる重要性を認識したと確信しています。最後に、160名という人数であったにもかかわらず、附池小の校長先生始め、全教職員の皆さんの多岐に渡るご配慮・ご厚意に感謝申し上げます。そして、授業中の真剣な態度と休憩時の素晴らしい笑顔を見せ、話しかけてくれた附池小の子どもたちにも「ありがとう!」。   参加学生には附池小訪問で感じたことについてのレポートを数日中に提出することを課題にしました。レポートを見て、今回の校外授業は初めてのことでしたが、学生には大変有意義で、来年も継続すべきと意を強くしました。以下に学生が書いたレポートの一部を紹介します。   口石綾乃さん中でも私が一番印象に残ったのは、各学年の廊下に設置してある「先生コーナー」でした。普通なら職員室にあるはずの教師の机や資料など全てがそこにあり授業のない先生方がそのコーナーで仕事をしていました。子ども達に「職員室はないの?」と聞くと「あるけどほとんど行かへんし、先生も職員室にいてないよ。」と言っていました。こうすることによって子ども達に安心感を与え、もし何か起こったときすぐに子ども達の傍に行くことができるし、他の先生との連携もとりやすいようにしていました。   小川晴矢さん先生は、ほとんど答えを言わず、児童たち自身に気付かせるというものだった。私は、あの授業は、知識をつけさせるというよりは児童に考える力をつけさせるものだと思った。   渡部真希さん池田小学校へ行って私自身が変わったことは、教師という仕事に対する認識だ。教師は勉強を教える仕事だという認識だったが、子ども達の命を守る使命があるということをひしひしと実感し、認識した。