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2025.12.17

就職レポートNo.844(大阪市/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第844弾! 現代教育学科4回生 川上 凌聖 さん 大阪市 小学校教諭 合格         【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 私が畿央大学を選んだ理由は教員採用試験の合格率がとても高かったからです。ホームページを見る中で合格率の高さや実践的に学べることを知り、様々な学びの環境があることにとても魅力を感じました。     【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 大学でありながら規模がそこまで大きくないために、同じ学年でのつながりが非常に強いなと思いました。そのおかげで友達同士でも支え合い、学び合いながら学生生活を過ごすことができました。またクラス担任制であったので困ったことがあれば先生方に気軽に相談できるのもよかったと思います。         【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 もともと子どもたちと関わることが好きで、自分が小学生時代に在籍していたソフトボールチームの練習にも行かせていただいていました。そういったなかで子どもたちの成長に関わることはすごく楽しくやりがいのあるものだと思いました。それができるのは教師しかないなと思い、教師を目指しました。     【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 教師になるために取り組んだことは子どもたちと関わることです。母校でのボランティアや小学校の放課後学習会の支援員、ソフトボールチームの練習のお手伝いなど様々な場面で関わりました。そうすることで学習の場面だけでない子どもたちの様子について知ることができました。また先生方や指導されている方の関わり方なども見ることができ、とてもよい経験になりました。     【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 筆記試験は主に対策講座に参加しました。3回生から開講されているものはほぼすべてに参加してとにかく回数をこなしました。苦手な所でも何回も繰り返すことで覚えられるようになりました。特に教職教養や一般教養・専門科目の数学は同じようなパターンのものがあったので、「見たことある」と思って解くことができてよかったです。 面接対策は教採・公務員対策室や教育学部の先生方に何度も面接練習をしていただきました。最初は練習がとても嫌でしたが、練習を重ねることで自分の中で話したいことが決まっていくので参加するべきだと思いました。先生方によって質問内容が異なるのでいろいろなパターンの質問について考えることができました。         【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 子どもたちが自信をもって様々なことに挑戦できる姿に育てる教師になりたいです。小学校の6年間は人格形成の大切な時期なので6年間で様々なことに関わり成長してほしいと思います。そんな子どもたちの挑戦を支え後押しできるような教師を目指しています。     【後輩の皆さんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験は様々なことに取り組む必要があります。勉強や面接練習など忙しくしんどい日々も続きますが、周りにも同じように頑張る友達も多くいます。採用試験はチーム戦だと思うので、友達や教採・公務員対策室の先生方を頼りながら目標に向かって頑張ってください!    

2025.12.17

第4回日本老年療法学会学術集会で大学院生が最優秀ポスター賞受賞!~ 健康科学研究科

2025年12月6日(土)~7日(日)の2日間にかけて第4回日本老年療法学会学術集会が一橋講堂で開催されました。今年のテーマは「しんか ー深化・進化・真価ー」ということで、多様性が求められる社会で多様な価値観を尊重しながら老年療法学におけるさまざまな領域での「しんか」について考える機会がたくさんありました。地域リハビリテーション研究室(高取研究室)の私(山本)がポスター発表形式で発表をさせていただきました。 学会発表の概要 山本泰忠(博士後期課程) 演題名:「通いの場における地域在住高齢者の身体活動に対するグループ特性が与える影響」 本研究は、一自治体内の通いの場における地域在住高齢者の身体活動と通いの場各グループ特性との関連を検討したものです。各通いの場にOpinion Leader(OL)と呼ばれる同じグループ内の一定の割合からリーダーであると認識されている方たち(OL群)とそうでない方たち(非OL群)に分けて、各グループ特性と身体活動との関連を検討しました。OL群は非OL群と比較して、若年者で身体活動や身体機能、諸々社会性指標が高い傾向にありました。クラスタ分析の結果、3タイプに分けることができ、   「リーダー依存階層型」・・・リーダーが引っ張り、その他の参加者が階層的で縦関係をイメージ。リーダー性が高く、友人ネットワークやソーシャルキャピタルが希薄傾向 「友人高密度水平型」・・・特定のリーダーが少なく、友人関係が密で水平的で横関係をイメージ。リーダー性が低く、友人ネットワークやソーシャルキャピタルが密傾向。 「中庸型」・・・「リーダー依存階層型」と「友人高密度水平型」の間のイメージ。 の3タイプに分類しました。   身体活動の評価である日本語版Physical Activity Scale for the Elderly(日本語版PASE)に対するOL(p<.001)、グループ特性(p<.001)、交互作用(p<.001)の主効果は有意に正の関連を示しました。また、非OL群においては、「リーダー依存階層型」をReferenceとした際に「友人高密度水平型」(p=.003)が有意に正の関連を示しました。   これらは、因果関係に関しては不明であるものの、特に非OLにとって特定のリーダーが少なく、友人関係が密で水平的で横関係に近いグループ(「友人高密度水平型」)に属することが、「リーダー依存階層型」と比較すると身体活動を高く保てることと関連がある可能性が示唆されました。   これまでに通いの場個々のグループの影響に着目した研究は散見されず、本研究が初の試みになるかと考えております。今後は、こちらの内容を論文として形にしていければと考えております。   最優秀ポスター賞を受賞しました。 本研究では、高取教授をはじめ地域リハビリテーション研究室のみなさま、職場のみなさま、宝塚市高齢福祉課、宝塚市社会福祉協議会企画総務課のみなさま、測定にご協力してくださった地域住民さまにこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。     ※第4回日本老年療法学会公式SNSより引用   本学会では、職場の同僚たちとも一緒に発表に臨むことができました。同じ志を持った仲間が増えていくことは、何にも代えがたい体験です。引き続き、切磋琢磨し合いながら臨床・研究活動に励んでいければと思います。     健康科学研究科 博士後期課程 山本 泰忠   地域リハビリテーション研究室 関連記事 地域リハビリテーション研究室の学生が第13回日本運動器理学療法学会にて発表しました。~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第11回日本地域理学療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2025.12.16

自分を優しく思いやる心(セルフ・コンパッション)が「不眠」と「孤独感」を解消する仕組みを解明:本学看護学科による国際共同研究 —

本研究のポイント 「自分への優しさ(セルフ・コンパッション)」が高い人ほど、眠りの悩み(不眠症状)や孤立感(孤独感)が低いことが確認されました。 この良い影響は、私たちが持つ心の土台となる「3つの基本的な欲求」の充足(自分で決めたい・できると感じたい・誰かと繋がっていたい)を経由して起こることを明らかにしました。 特に不眠の改善については、セルフ・コンパッションが心の欲求を満たすことを通じて、ほぼ全て説明できる(完全媒介)という強力な結果が得られました。 本研究は、本学看護学科紅林佑介准教授と新潟医療福祉大学杉本洋教授、インドネシアのハサヌディン大学Andi Djaya氏が参画した国際共同研究の成果です。 1.研究の背景と目的 近年、精神医学の世界では、薬物療法だけでなく、日々の生活習慣(睡眠、食事、運動、社会とのつながりなど)の改善を心の健康を支える土台と捉える「ライフスタイル精神医学」が注目されています。しかし、心の調子が悪いとき、健康的な習慣を続けるのは難しいものです。 そこで、困難な状況で自分を責めずに優しく接する「セルフ・コンパッション(自己への思いやり)」が、精神的な健康をサポートし、健康的な行動を促す「心の力」として注目されています。 また、人間には「自分で決めたい(自律性)」「自分にはできると感じたい(有能性)」「誰かと繋がっていたい(関係性)」という3つの基本的な心理的欲求があり、これらが満たされると、人は最適な心の状態になり、健康的な行動を取りやすくなることが知られています(自己決定理論)。 そこで、日本人成人400名を対象にし、この「セルフ・コンパッション」と「基本的な心理的欲求の充足」が、具体的な生活習慣(不眠や孤独感)にどのように影響するのかを検証した結果を、本学看護学科の紅林佑介准教授が中心を務めた国際共同研究チームが、国際学術誌である「Archives of Psychiatric Nursing」誌に公表しました。 2.研究の概要と結果 本研究では、日本人成人400名(20〜59歳)を対象にオンライン調査を行い、自己への思いやり、基本的な心理的欲求の充足度、不眠症状、孤独感を測定し、それらの関係性を詳細に分析しました。分析の結果、以下の2つの重要な経路が明らかになりました。   (1) 不眠症状(眠りの悩み)の改善に対する影響(完全媒介) セルフ・コンパッションが高い人は、自律性、有能性、関係性という3つの基本的な心理的欲求が満たされることを通じて、不眠の症状が有意に低いことが確認されました。 セルフ・コンパッションが不眠を改善する効果は、この「心の欲求の充足」によって完全に説明されるという結果が得られました。 これは、自分に優しくすることで「心の欲求」が満たされ、その結果として安心して眠れるようになる、というメカニズムを強く示唆しています。     (2) 孤独感(孤立感)の軽減に対する影響(部分媒介) セルフ・コンパッションは、基本的な心理的欲求を満たすという間接的な経路に加えて、孤独感そのものに対して直接的にもプラスの影響を与えていることが確認されました。 これは、セルフ・コンパッションが、心の欲求を満たすだけでなく、自分を過度に批判する気持ちを減らしたり、他人に対して心を開きやすくなったりといった別の心理的メカニズムを通じて、直接的に孤独感を和らげている可能性を示唆しています。     3.本研究の意義とライフスタイル精神医学への貢献 本研究は、セルフ・コンパッションという内面的な心理的資源が、具体的な生活習慣や社会とのつながり(不眠と孤独感)を改善するための動機づけ経路を、自己決定理論という科学的な視点から明確にしました。また、この知見は、ライフスタイル精神医学における介入戦略に、特に以下の点で貢献します。 (1)「行動変容」の動機づけの強化 ライフスタイル精神医学の中心は「行動を変えること」ですが、本研究は、セルフ・コンパッションが「自分で決めたい」「できる」という基本的な欲求を満たすことで、健康的な行動を継続させる内発的な動機づけを高める「モチベーションのロードマップ」を提供しました。   (2)個別化された介入戦略の提示 不眠(睡眠の改善)は、主に欲求の充足を介して効果的に促進されるのに対し、孤独感の緩和には、欲求充足に加えて、自己批判を直接的に修正するような追加の心理的戦略が特に必要であることを示しました。これにより、患者が抱える問題に応じて、介入の焦点をより正確に定めることが可能になります。   (3)内面的資源の活用 セルフ・コンパッションという、誰もが内面に持っている「心理的資源」を活用することで、回復を促し、生活習慣の変化を推進するアプローチの実行可能性を強調しています。 これらの発見は、精神科看護の臨床実践においても重要であり、患者さんの自律性や関係性をサポートする戦略と、セルフ・コンパッションを育む技法(例:自分を思いやるイメージ法)を組み合わせることで、睡眠の質の向上や社会的な孤立の解消において、より大きな効果が期待されます。   4.論文情報 論文名 From inner care to healthy living: Cross-sectional evidence that self-compassion fulfills basic psychological needs and relates to lower insomnia and loneliness 著者 Yusuke Kurebayashi (畿央大学), Hiroshi Sugimoto (新潟医療福祉大学), Andi Muhammad Fiqri Muslih Djaya (ハサヌディン大学) 掲載誌 Archives of Psychiatric Nursing (Volume 60) DOI https://doi.org/10.1016/j.apnu.2025.152021 URL https://authors.elsevier.com/a/1mApu_K6JVG8ZW   問い合わせ先 畿央大学 健康科学部看護医療学科 大学院 健康科学研究科 准教授 紅林佑介 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 y.kurebayashi@kio.ac.jp

2025.12.15

就職レポートNo.843(大阪府/養護教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第843弾! 現代教育学科4回生 山本 果苗 さん 大阪府 養護教諭 合格         【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 養護教諭になりたいという思いから、養護教諭の免許をとれる大学を探しました。畿央大学は、家から通える距離であること、そして教員採用試験の合格率が高いことが魅力でした。さらに、教育学部だけでなく、健康科学部には看護医療学科や健康栄養学科があるため、学内の図書館や施設を活用しながら、養護教諭に必要な知識を幅広く学べると考え、志望しました。         【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 同じ夢を持つ仲間と励まし合える環境がとても心強く、教育学部ならではの強みだなと感じました。また、比較的小規模の大学であるため、先生方との距離が近く、一人ひとり丁寧にサポートをしていただけたことで、大学生活を安心して過ごすことができました。畿央大学に入学して本当によかったなと思います。     【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 高校の養護教諭の先生との出会いがきっかけです。保健室登校をしているときに、先生がけがや体調不良の生徒に冷静に対応しながらも、安心できるよう丁寧に寄り添う姿を間近で見て、強く惹かれました。私もそのような温もりある存在になり、子どもたちの幸せや健康を支えたいと思い養護教諭を目指しました。さらに、ボランティア活動や教育実習を通して、教師は子どもたちの未来を育むとても尊い仕事だなと感じ、目指す気持ちがより強まりました。     【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 養護教諭はすべての校種を対象とするため、大学生のうちにさまざまな学校で経験を積みたいと考えていました。地元の先生方の協力を得て、小・中学校で学習支援や保健室業務の補助を行い、大学のボランティアサイトを通じて高校や特別支援学校の健康診断ボランティアに参加しました。養護教諭の仕事を体験させていただいたことや、教室での子どもたちの様子を知ることができたことは、貴重な経験となり、大きな成長につながりました。     【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 一番大切にしたのは、大学の授業を丁寧に受けることです。授業での学びは養護教諭としての土台となり、面接試験での考え方にもつながります。本格的な試験対策では、対策講座を受講し、過去問や問題集、マニュアルなどを使って勉強していました。面接では、緊張する中で自分の想いを簡潔に話すことに苦戦しましたが、仲間や先生方の支えで乗り越えることができました。         【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 私は、灯のように安心感を届けられる養護教諭になりたいです。子どもたちが不安や困難に直面したとき、その一歩を踏み出すのは子どもたち自身です。しかし、そのようなときにそっと寄り添える存在でありたいと思います。時には温かく見守る「支え」となり、時には心を照らす小さな「光」となれるよう、灯のような温かい養護教諭を目指しています。     【後輩の皆さんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験は、不安なことやしんどいことがたくさんありますが、自分と深く向き合うことができる貴重な機会です。試験を通して得られる達成感や仲間との団結力は、大学生活で忘れられない思い出になります。絶対にひとりではありません。友達や家族、先生方など、応援してくれる人とのつながりを大切にしてください。周りの支えを力に変えて、自分を信じて最後まで頑張ってください。応援しています!

2025.12.13

2/8(日)教育学研究科プロジェクト研究会「教育における生成AIの役割と課題」を開催します。

畿央大学大学院教育学研究科において、【教育における生成AIの役割と課題】についてのイベントを開催します。   日時 2026年2月8(日)12:00受付 13:00開始 16:40終了(予定) 場所 畿央大学 P202講義室   安井政樹氏(札幌国際大学)によるご講演、小崎誠二氏(奈良教育大学)、小山内秀和(畿央大学大学院)らも交えてのパネルディスカッションを行ないます。なお、受付開始からの1時間および途中の休憩時間には、既に実践をされておられる方々のポスター発表も3件予定しています。 お申し込みはチラシのQRコードもしくは下記申込フォームからお願いいたします。   チラシデータ 申込フォーム   問合せ 畿央大学 総務部 教育学研究科研究会 TEL:0745-54-1602 Mail:soumu@kio.ac.jp

2025.12.13

「つながろう!国際交流、共同研究を目指して」交流集会で講演 ~ 看護医療学科

2025年12月7日(日)、新潟県朱鷺メッセにて開催された第45回日本看護科学学会学術集会において、「つながろう!国際交流、共同研究を目指して」と題した交流集会で、日本看護系大学協議会国際交流推進委員会の委員として講演を行いました。テーマは、国際交流の魅力や課題、そしてその解決策についてです。   本学の「海外インターンシップ」プログラムに参加した学生たちは、当初、日本とは異なる文化や習慣に戸惑いを覚えながらも、次第にその背景を理解し、相手の「その人らしさ」を尊重した看護の重要性を学びます。さらに、海外の学生の高いモチベーションに触れることで大きな刺激を受け、将来のキャリア形成にも良い影響を与えています。   ▶ 本学看護医療学科で実施している海外インターンシッププログラムについてのブログはこちら     一方で、コロナ禍の影響もあり、他大学では国際交流が十分に進んでいない現状があります。そこで私たちは、大学間での連携を強化し、情報交換やプログラムの共有を通じて、より多くの学生に国際交流の機会を提供できるよう、講演やセミナーを通じた呼びかけを続けています。     今回の交流集会には、大学教員や大学院生、さらには医療系企業の方々など、多方面からの参加をいただき、活発なディスカッションが展開されました。この貴重な出会いを大切にしながら、大学間のつながりを深め、豊かな思考を育むプログラムを今後も実践していきたいと考えています。   看護医療学科 准教授 酒井 啓子 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.7~ 世界遺産・アンコールワットへ! 国際看護Ⅰの授業で「海外インターンシップ」発表 ~ 看護医療学科    

2025.12.13

地域リハビリテーション研究室の学生が第13回日本運動器理学療法学会にて発表しました。~ 健康科学研究科

2025年11月22~23日に大阪国際会議場で開催された第13回日本運動器理学療法学会学術大会に地域リハビリテーション研究室から健康科学研究科 博士後期課程1年の池本 大輝が参加・口述発表をしてきました。 学会発表の概要   池本 大輝(博士後期課程1年) 演題名:「急性期運動器疾患患者における大腿前面筋厚の非対称性:サルコペニア診断アルゴリズムISarcoPRMの運用提案」 急性期運動器疾患患者では、サルコペニア*を有すると術後の機能回復を妨げ、入院期間の延長や自宅退院率の悪化など様々な悪影響があることが知られています。しかし、骨格筋量を評価できる生体電気インピーダンス法では、水分量や体内金属に影響されるため、手術が必要な急性期運動器疾患では、骨格筋量を正確に評価できないという課題があります。   国際リハビリテーション医学会によるサルコペニアの診断基準であるISarcoPRMでは、超音波画像装置で測定された大腿前面の筋厚をBMIで除した値であるSTARを骨格筋量の指標として用いられています。超音波画像装置は、水分量の影響が少なく、骨格筋量を測定することができますが、手術直後の患部では、腫脹の影響が避けられない可能性が考えられますが、診断基準とは疾患別の対応方法など詳細に決められていません。   そこで、今回は、急性期運動器疾患患者202名を対象に、人工膝関節全置換術、大腿骨近位部骨折後骨接合術、大腿骨人工骨頭置換術、手術を伴わない脊椎圧迫骨折の4群に分類し、STARの左右差および一致度について疾患別に比較・検討しました。   結果は、人工膝関節全置換術および大腿骨近位部骨折後骨接合術群では、手術側のSTARが非手術側と比較して有意に高い値を示し、人工膝関節全置換術群では、他の疾患群に比べ、手術側と非手術側の一致度が最も低く、ISarcoPRMに基づく骨格筋量低下の該当率においても、他の疾患群に比べ最も低い結果が得られました。さらに、大腿骨人工骨頭置換術では、手術をしていない脊椎圧迫骨折群と同等の左右差および一致度でした。   これらの結果から、STARにおける手術に伴う腫脹の影響は、疾患により異なることが示唆されます。よって、急性期運動器疾患患者においてISarcoPRMを用いたサルコペニアの判定には、手術側ではなく非手術側のSTARを使用するように提案できると考えられます。   *サルコペニア:加齢に伴う進行性の骨格筋量および筋力低下と定義されており、転倒、骨折、入院、死亡のリスクが高い疾患である     今年の学会テーマは、「運動器理学療法におけるアウトカムを確立する」であり、「何をもって理学療法の成果を評価するのか」という問題について多くの議論がなされておりました。私自身も日々の臨床で頭を悩ませる課題であり、講演やシンポジウムを非常に興味深く聞くことができました。特に、高齢患者を対象とした際には、主疾患とは別に、他疾患併存、低栄養や認知機能低下など様々な問題を抱えることが多く、より包括的な視点で理学療法介入を行う必要があることを再認識しました。   最後に、今回の発表に多大なご指導をいただきました松本准教授、地域リハビリテーション研究室の皆様、職場のスタッフに心より感謝申し上げます。   畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程1年 池本 大輝   地域リハビリテーション研究室 関連記事 地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科|KIO Smile Blog 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第11回日本地域理学療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2025.12.12

12/21(日)無印良品 イオンモール橿原「あさかつ」

イベントチラシ 申込フォームはこちら 関連記事 無印良品あさかつレポート 第1弾「いきいき!ウォーキング、野菜スープ試食会」 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」

2025.12.11

SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025 に出場しました!!~ 女子バスケットボール部 LOOSE ~

こんにちは!女子バスケットボール部 LOOSEマネージャー 現代教育学科 2回生の髙橋 愛未です。私たち女子バスケットボール部は2025年11月28日(金)~11月30日(日)に(株)セカンドステージが主催する「SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025」に参加しました!   大会では悔しい結果が続く場面もありましたが、誰一人諦めることなく全員が全力でプレーしました。 その中で一勝をつかむことができ、チームにとって大きな励みとなりました!     今回で引退となる3回生が先頭に立ち、最後まで互いに声を掛け合いながら、笑顔でプレーをやりきることができたことも、とても印象的でした。     また、試合の合間にはメタセコイア並木を訪れ、秋色に染まった美しい並木道に心が癒されました。自然の中で過ごした時間がリフレッシュとなり、充実した2日間となりました!!     今回で3回生は引退となりますが、引き続き応援よろしくお願い致します!     女子バスケットボール部 現代教育学科 2回生 髙橋 愛未 関連記事 四天王寺大学でOrange Project®の交流会を行いました!! ~ 認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 西日本学生バドミントン選手権大会に出場! ~ バドミントン部 伊勢志摩ビーチラグビーフェスタ2025に3チームで参加しました! ~ ビーチラグビー部「Unlache」 第21回 西日本コメディカル学生水泳競技大会に参加してきました!~ 水泳部

2025.12.11

就職レポートNo.842(柏原市/公立幼保)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第842弾! 現代教育学科4回生 島田 純羽 さん 柏原市 公立幼保 合格         【幼稚園教諭を目指そうと思ったきっかけ】 現役保育教諭である私の母がきっかけです。小さいころから母が保育園でのエピソードを聞かせてくれていました。「子どもってかわいいなあ」そう思うようになって、気づいたら保育者を目指していました。また、大学で友達と保育のことを学んだり、実習で子どもたちとたくさん触れ合ったりする中で大変なこともありますが、「でもやっぱりこの仕事に就きたい!」と改めて思うようになりました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 実習は公立園と私立園の両方へ行かせていただきました。大学の授業で理解していたつもりのことも、いざ実習に行ってみると思うようにいかないことが多く、また、予想以上に現場の忙しない状況に、はじめは「かなり大変!!」と思っていました。でも、そんなことは忘れるくらい子どもたちや先生方から学ぶことが多く、なにより子どもたちの「笑顔」と「寝顔」で実習中の疲れがすべて帳消しになっていました。     【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 一言で表すと「充実」です。1限から5限まで授業を受けた後、ダンス部の活動に行く日もあれば、空きコマに公園まで散歩しに行く日もあり、授業後すぐアルバイトに行く日もあれば、1日中友達と遊ぶ日もあって、全部ぎっしり予定を詰め込みながら全力で楽しみました。しんどい時は寄り添ってくれる、悩んでいる時はアドバイスをくれる、楽しい時は一緒に楽しんでくれる友達や先生と、この大学で出会えたことは私の誇りです。         【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 本当に手厚すぎるくらいのサポートをしていただきました。最初は右も左も何から始めたらよいのかもわからずとても不安だったのですが、教採・公務員対策室の先生方がとても優しく相談に乗ってくださったことで、最後まで頑張ることができました。受ける自治体に合わせて対策してくださり、筆記試験、実技試験、面接試験など様々な試験に向けての対策を受けることができました。対策講座は、絶対に行った方がいいです!一緒に頑張っている友達とも高め合えるし仲良くもなれます♪         【あなたの理想の保育者像について教えてください】 子どもたち一人一人の興味関心を引き出せる保育者です。保護者の方と離れて保育園に来ている子どもたちが、「やってみたいな」「保育園楽しいな、明日も行きたいな」と感じることができるように、楽しいことや面白いことの引き出しをたくさん持っている保育者になりたいです。子どもたちの成長を見守りながら一緒に遊ぶことも大切にしたいです。また、私自身小さい時からいろいろな絵本に囲まれて育ったので、絵本の読み聞かせを保育の中にたくさん取り入れたいと思っています。     【後輩のみなさんへメッセージ】 採用試験で悩んだ時や大変だと感じた時にこそ、友達や先生、家族に頼ってください。することがいっぱいで焦ったり、自分は無理かもしれないとネガティブになったりするときは、1つずつ簡単なものから潰していくと案外大丈夫なことが多いと思います。目標に向かって一直線!じゃなくても、「疲れたな」と感じる時はリフレッシュすることが大切だと思います。私はたくさん食べてめちゃくちゃ遊びました♪ 働き始めたら、これがしたいと思ってもできないことが今よりもっと増えるはずです。後悔のないように学生ライフを楽しんでください。

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