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2026.01.16
就職レポートNo.851(兵庫県/特別支援教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第851弾! 現代教育学科4回生 三輪 愛美 さん、山口 美彩葵 さん 兵庫県 特別支援教諭 合格 今回の合格体験は、兵庫県特別支援学校教諭として合格されたお二人です。兵庫県の教員採用試験に向けて一緒に取り組んできたお二人にお話をお聞きしました。 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 三輪さん オープンキャンパスでアットホームな雰囲気にひかれたからです。オープンキャンパスで実際に通う先輩から、学生と先生の距離が近いという話を聞いて入学したいと思いました。実際に通ってみると、日頃から先生方とコミュニケーションを図る機会が多く、何かあればすぐに相談できるため、安心して通うことができています。 山口さん オープンキャンパスに参加した際、卒業生や在校生の方々のお話を聞かせていただき、畿央大学の温かくて楽しそうな雰囲気に惹かれました。また、たくさんの資格免許を取得できるところに魅力を感じ、畿央大学を選びました。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 三輪さん 小学校6年生のときの担任の先生がきっかけです。その先生は、いつも親身になって向き合ってくださいました。私も、その先生のように、子どもたち一人ひとりと向き合うことで、子どもたち一人ひとりのよさを伸ばしていけるような教師になりたいと思います。 山口さん 入学時は保育士を目指していたのですが、大学の授業を受ける中で、徐々に特別支援学校の先生になろうと思い始めました。また、弟が特別支援学校に通っていたので、私も障害のある子どもたちのよさやできることを伸ばしていけるような教師になりたいと思い、特別支援学校教諭を目指そうと決めました。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 三輪さん 教師になるために、学童保育でのアルバイト、特別支援学校や不登校支援のボランティア、外部の教育関係のセミナーなど自ら求めて学びに行くことを意識してきました。大学の授業で学んだことを実際の子どもたちに生かすことのできる機会を自らつくることで、教師になるための学びを深めています。 山口さん 私は、特別支援学校教諭になるうえで乳幼児期の発達過程を学び、一人ひとりに合わせた教育をしたいと思い、保育士資格、幼稚園教諭免許、小学校教諭免許、特別支援学校教諭免許を取得するために勉学に励みました。また、障害者スポーツ施設でアルバイトを行い、様々な障害の方と関わる経験を積みました。さらに、特別支援学校のボランティアに行かせていただき、実際の学校現場に触れることで子どもたちの様子や先生方の関わり方を学ぶことができました。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 三輪さん 教採・公務員対策室の対策講座を受講したり、先生方にわからないところを質問しに行ったりすることで、わからない問題をなくし、絶対今年合格することを目標に勉強していました。また、「チーム畿央」として合格という同じ目標を持つ友人と一緒に大学に残って教え合ったり、励まし合ったりすることで、心の支えとしていました。 山口さん 家では集中できないので、大学の自習室で夜遅くまで勉強していました。自習室には教員採用試験を受ける仲間がたくさんいたので、わからない問題を教え合ったり、お互いに励まし合ったりして高め合っていきました。面接や模擬授業は、たくさんの先生方に練習を見ていただいて、アドバイスいただいたことを自分の言葉で表現できるように何度も考え直しました。とにかく練習を重ねることを大切にしていました。 【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 三輪さん 私は、子どもたちの居場所となれる教師になりたいと考えています。そのために、私自身が子どもたちにとって安心できる存在となり、この先生がいるから学校が楽しいと思ってもらえるような教師になりたいです。そして、一人ひとりの苦手なことも認めながら、得意なこと、好きなこと、頑張りたいことを伸ばしていけるような教師になりたいと考えています。 山口さん 障害のある子どもたちの良さやできることを伸ばし、苦手なことは一緒に乗り越えていけるような教師になりたいと考えています。子どもが好きなこと・得意なことは活かしつつ、苦手なことがあるときにはどうしたらよいか子どもと同じ目線に立って一緒に考えていきたいです。また、困難を一緒に乗り越え、できたことを共に喜び合えるような教師になりたいです。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 三輪さん 教員採用試験は、ひとりでは立ち向かうことの難しい高い壁だと思います。壁を突破するために、ひとりで集中して勉強する時間はもちろん大切ですが、友人と一緒に支え合いながら勉強することで、「私も頑張ろう!」という気持ちになることができると思います。ぜひ、同じ目標を持つ友人と一緒に合格を勝ち取ってください。応援しています! 山口さん 教員採用試験は一次試験、二次試験と長い期間勉強することになります。しんどいと感じることもありましたが、同じ教師を目指す仲間と励まし合ったり、教採・公務員対策室の先生方に相談にのっていただいたりしたことで毎日頑張ることができました。毎日続けることで少しずつ合格に近づくことができると思います。自分なりに楽しみを見つけて息抜きしながら最後まで頑張ってください!応援しています!
2026.01.15
就職レポートNo.850(ドラッグストア/総合職)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第850弾! 健康栄養学科4回生 梅原 妃美喜さん ドラッグストア (総合職) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 医療現場で働きたいという思いと、食べることが好きだったことから、食を通して人々の健康を支えたいと感じ、管理栄養士を志すようになりました。畿央大学に興味をもった理由は、先生や学生との距離が近く、就職活動や国家試験に向けたサポートが充実していると感じたからです。オープンキャンパスに参加した際に、このような大学の雰囲気を実際に感じることができたことが、入学の決め手となりました。また、ドラッグストアでのアルバイトを通して、食や栄養の学びを生かしながら、身近な存在であるドラッグストアから、人々の健康や生活を支えたいと思い、現在の職種を志すようになりました。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 振り返ると、勉強や実習、アルバイト、畿央祭実行委員の活動などを通して、多くの人と関わりながら充実した学生生活だったと思います。これまで触れたことのない分野を学ぶことは大変でしたが、管理栄養士を目指して食や栄養について専門的に学ぶことが楽しかったです。友人たちと一緒に課題をしたり、空きコマにお昼ご飯を食べに行ったりしたことは大切な思い出です!2回生のときに畿央祭実行委員の幹部を務めたことは、特に印象に残っています。ステンドグラスアートや横断幕などをみんなで協力して作り上げていく過程で、学部や学年を超えて多くの学生と関わることができたことは、とても良い経験となりました。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 地域の方々の身近な存在として健康を支えられる、地域密着型のドラッグストアである点に魅力を感じました。また、管理栄養士の資格を生かすことができる業務がある点も、大きな理由の一つです。様々な分野の商品を取り扱い、幅広い事業展開を行っていることから、地域の方々の健康や生活を多方面から支えられると感じ、この環境で働きたいと思うようになりました。さらに、管理栄養士のプロジェクトチームや関連事業があり、専門性を活かして挑戦できる場があると感じたことも、決め手となりました。大学2回生の頃から就職先のドラッグストアでアルバイトとして勤務させていただき、アルバイトや就職活動を通して関わった方々の人柄にも惹かれ、この会社で働いていきたいと思うようになりました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 私が就職活動で最初につまずいたことは、業界選択でした。様々な業界や企業の説明会に参加し、「自分は何をしたいのか」を見つけることから、就職活動を始めました。エントリーシートの作成や面接では、自分の経験や考え、思いが相手に伝わるように言語化することに苦戦しましたが、キャリアセンターの方にエントリーシート添削や面接練習をしていただき、試行錯誤しながら進めました。面接では、明るく笑顔で挨拶することを心掛けました。予想外の質問に戸惑い、うまく言語化できず納得がいかないこともありましたが、完璧に答えるよりも、自分の考えや思いを相手に伝えようという姿勢が大切だと学びました。 就職活動で役立ったツールを教えてください。 マイナビやリクナビを活用して、気になる企業を探したり、会社説明会に申し込んだりしました。企業研究では企業のホームページを確認し、エントリーシート・面接対策にはワンキャリアや就活会議を活用しました。また、企業について調べたことや、面接の予想質問に対する自分の答え、面接で実際に質問された内容などを、ノートやスマートフォンのメモにまとめていました。就職活動のリフレッシュ方法としては、コンサートに行ったり、友人と遊びに出かけたりしていました。リフレッシュツールは美味しい食べ物です! 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 就職活動を進めていると悩みが尽きず不安になる瞬間があると思いますが、その一方で、説明会やインターンシップを通して企業の方々や学生と関わる中で、自分の新たな一面を発見できる楽しさもあると思います。自分と周りの就職活動の状況を比べて焦ってしまうことがあるかもしれませんが、自分のペースを大切にして、リフレッシュしながら頑張ってください。みなさんが納得のいく結果で就職活動を終えることができるよう、応援しています!
2026.01.14
理学療法学科3回生対象「キャリアガイダンス」&「卒業生フリートーク」を実施しました!
2026年1月8日(木)理学療法学科3回生を対象としたキャリアガイダンスを実施しました。今回のテーマは、「キャリア基礎編~働く自分をイメージする~」です。 理学療法学科では3回生の2月から病院や施設での臨床実習がスタートし、4回生になると実習と並行して就職活動も徐々に始まっていきます。現時点ではまだ「働く自分」を具体的にイメージしづらい学生も多いなか、これからは実習を経験しながら、学生生活と将来の進路を結び付けて考える重要な時期となります。 そこで今回は、就職活動の第一歩として、次の2点を目的に本ガイダンスを実施しました。 ・実習と就職活動、進路を結び付けること ・自分自身の価値観や考えを整理すること ガイダンスでは、仕事に対する自身の価値観を可視化するため、「価値観ワーク」に取り組みました。それぞれが考えた内容を共有することで、他者との考え方の違いに気づく機会となりました。 また理学療法士が働く現場の特徴や、情報収集の方法、確認すべきポイントについても学びました。自身の価値観と照らし合わせながら、「どのような情報を知る必要があるのか」を考えることで、就職活動に向けた良いウォーミングアップとなりました。 ガイダンスの後には、「卒業生フリートーク」を実施。 在学生が抱える実習や就職活動への不安を少しでも解消し、進路を考えるうえでのヒントを得てもらうことを目的に、卒後1~2年目の卒業生4名にご協力いただき、自由に質問・相談できる機会として行いました。 卒業生は、それぞれ多様な医療機関で勤務しているほか、研究活動に励んでいたり、病院勤務と並行して外部活動にも精力的に取り組んでいたりと、さまざまな分野・現場で活躍しています。 実習中の過ごし方や勉強方法などを相談したり、研究活動や大学院進学について質問したりと、多くの学生が積極的に卒業生のもとを訪れていました。 相談後には少しほっとした様子もみられ、先輩方からの経験談や激励の言葉に前向きな表情が印象的でした。 協力いただいた卒業生のみなさん、ありがとうございました! 次回は3月に、就職活動に向けたより実践的な内容を取り入れたガイダンスを予定しています。 実習と並行して忙しい時期になりますが、一つひとつ丁寧に確認しながら、悔いの残らないよう就職活動に向けた準備を進めていってもらいたいと思います。
2026.01.13
第21回「ならいちばのキッチン親子料理教室」を開催!~健康栄養学科×奈良県中央卸売市場
畿央大学では、奈良県中央卸売市場 と「同市場の活性化と大学の充実発展」を目的に2013年より包括連携協定を締結し、学生を交えて様々な事業に取り組んできました。その取り組みの1つとして、2015年より同市場の関連商品売場棟内に「ならいちばのキッチン」がオープン。本学健康栄養学科の教員と学生が、市場の新鮮な食材を使って料理を作る「ならいちばのキッチン料理教室」を実施しています。今回は2025年12月20日(土)に行われた第21回の様子をレポートします! メニュー:「おせちと大和のお雑煮」 おせち ※画像は試作時のものを使用しています。 「たつくり」「彩つくね」「きんとん」「梅花にんじん」「紅白なます」「黒豆寒天」の6品のうち、「たつくり」「彩つくね」「きんとん」を参加した皆さんに調理していただきました。「梅花にんじん」「紅白なます」「黒豆寒天」はあらかじめ大学で調理したものを提供しました。 大和のお雑煮 ※画像は試作時のものを使用しています。 白みそ仕立てのお雑煮にきなこをつけて食べる奈良県独特のお雑煮を調理していただきました。 当日の様子をご紹介 当日は、事前に申し込みがあった16名の皆さんに参加していただきました。畿央大学からは、健康栄養学科の玉井准教授、橋本助手、そして健康栄養学科の学生7名が参加しました。 当日は奈良テレビの取材収録があり、学生の皆さんはいつも以上に緊張していました。レポーターとして昨年3月にNMB48を卒業された出口 結菜さんが、最後までお手伝いと収録を兼ねて参加してくれました。 初めに奈良中央卸売市場の大西さんと石神さんより、市場についての紹介がありました。 その後、玉井准教授からご挨拶と当日の手順などの説明があり、いよいよ料理教室の始まりです。畿央大学 健康栄養学科の学生が、調理のポイントやコツを丁寧に説明しました。 説明が終わるといよいよ参加者の皆さんの調理がスタート!各調理テーブルに学生が付き添い、参加者の皆さんの補助をしました。 そして料理が出来上がり、お楽しみの試食タイムです。それぞれが調理した料理を前に、まずは記念写真を撮りました。いよいよ実食です。おせち料理6品と大和のお雑煮をみなさん満足そうに試食しました。 試食タイムが終わると学生による料理クイズが行われました。手作りのテロップを使って、料理に関するクイズを参加者の皆さんに答えてもらいました。正解者には奈良中央卸売市場オリジナルのグッズがプレゼントされました。 今回も参加者の皆さんはもちろん、畿央学生もとても楽しくおいしいひと時を過ごすことができました。 奈良中央卸売市場のみなさん、ご協力ありがとうございました。 参加学生の感想 メニューの開発や試作、当日の料理教室を経て、人と料理をすることの楽しさや食材の活用の仕方、市場の食材の魅力などたくさん学ぶことができました。また、参加してくださった親子への食育紙芝居はとても緊張しましたが、改めて日本の食文化や伝統料理を伝えていくことの大切さを感じることができました。 健康科学部 健康栄養学科 3回生 浦島 美玖 今回ならいちばのキッチン親子教室に参加し、親子で一緒に楽しそうに料理されている姿を近くで見させていただき、とても嬉しい気持ちになりました。また、子供たちが自分で食材に触れたり、簡単な作業を担当することで料理への興味が高まっている姿が印象的でした。参加したお子さんの中からは、「家でも料理してみたくなった」という声を聞くことができ、食への関心を高めるきっかけづくりに関われたことを嬉しく思いました。 健康科学部 健康栄養学科 3回生 尾山 梨里愛 参加していただいた皆さん、ありがとうございました! 「ならいちばのキッチン親子料理教室」は来年度も引き続き開催いたします。 関連記事 ならいちばのキッチン 過去開催分のブログ 今年度6回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」を開催しました!香芝市鎌田防災訓練に参加しました!~ ボランティアセンター
2026.01.13
身体知覚の変容のカギは「うずく・引きつる」痛み-機械学習による検証 ~ニューロリハビリテーション研究センター
痛みを有する患者の中には、「自分の身体がどこにあるかわからない」、「身体の大きさや位置が変に感じる」といった身体知覚の変容を経験する場合があります。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの重藤隼人 客員研究員(京都橘大学助教)と同センター長の森岡周 教授らは、機械学習手法の一つであるSHAP(SHapley additive exPlanations)解析を用いて、複数の痛みの性質(かじられるような痛み、刃物でつき刺されるような痛み、割れるような痛み、気分が悪くなるような、ちくちくする、焼けるような痛み、ひきつるような痛み、うずくような痛み、鋭い痛み)が身体知覚異常と関連することを明らかにしました。特に、運動感覚に関わる痛みの性質(ひきつるような痛み、うずくような痛み、かじられるような痛み)が身体知覚の変容に強く影響することが示され、痛みの性質に基づいた評価および介入戦略の重要性が示唆されました。この研究成果はArchives of Physical Medicine and Rehabilitation誌(Pain qualities associated with body perception disturbances: insights from machine learning and SHapley additive exPlanations)に掲載されています。 なお、本研究は厚生労働科学研究補助金(種々の症状を呈する難治性疾患における中枢神経感作の役割解明とQOL向上、社会啓発を目指した領域統合他施設共同疫学研究班)の研究成果になります。 本研究のポイント 機械学習(SHAP解析)を用いて、痛みの性質と身体知覚の変容との関連を定量的に解析しました。 複数の痛みの性質が身体知覚異常と関連することを明らかにしました。 特に「ひきつるような痛み」、「うずくような痛み」、「かじられるような痛み」といった運動感覚に関連することが示唆されている痛みの性質が、身体知覚の変容に強く影響することが示されました。 研究概要 疼痛患者は、痛みだけでなく「自分の身体がどこにあるかわからない」、「身体の大きさや位置が変に感じる」といった身体知覚の変容を経験することがあります。身体知覚異常は痛みの重症度と関連し、運動感覚に関連する痛みの性質とも関連することが示唆されていますが、どのような痛みの性質が身体知覚の変容と関連しているのかは明らかになっていませんでした。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの重藤隼人 客員研究員(京都橘大学助教)と森岡周 センター長・教授らの研究チームは、疼痛患者を対象に身体知覚の変容と痛みの性質の関連性について検証しました。身体知覚の変容および痛みの性質について質問紙を用いて評価した上で、機械学習(SHAP解析)を用いて、痛みの性質が身体知覚異常にどのように影響するかを定量的に解析しました。その結果、複数の痛みの性質が身体知覚異常と関連し、特に「ひきつるような痛み」、「うずくような痛み」、「かじられるような痛み」といった運動感覚に関わる痛みの性質が身体知覚の変容に強く影響することを明らかにしました(図1)。 図1 研究の概要 研究内容 本研究の目的は、筋骨格系疼痛患者を対象に機械学習を用いて痛みの性質と身体知覚異常との関連を明らかにすることでした。 質問紙評価を用いて、身体知覚の変容(Fremantle Back Awareness Questionnaire: FreBAQ)と痛みの性質(Short-Form McGill Pain Questionnaire-2:SFMPQ-2)を評価し、機械学習(SHAP解析)を用いて、各痛みの性質が身体知覚の返答にどれだけ貢献しているかを示す寄与度を可視化・定量化しました。 SHAP分析の結果、「ひきつるような痛み」が最も身体知覚異常への寄与度(SHAP値)が高いことが明らかになりました(図2)。また、運動感覚に関連する痛みの性質でもある「うずくような痛み」も寄与度が高いことが明らかになりました。 図2 身体知覚異常に対する各痛みの性質のSHAP値(寄与度) 各痛みの性質が身体知覚の変容にどれだけ貢献しているかを示すSHAP値をプロットしており、横軸がSHAP値(寄与度)、各点が個別の患者の痛みの性質スコアを表しています。特に「ひきつるような痛み」が最も高い寄与度を示しています。 さらに、各対象者における痛みの性質の寄与度(SHAP値)と身体知覚変容スコアとの相関分析の結果、複数の痛みの性質(かじられるような痛み、刃物でつき刺されるような痛み、割れるような痛み、気分が悪くなるような、ちくちくする、焼けるような痛み、ひきつるような痛み、鋭い痛み)が身体知覚の変容と高い相関(r > 0.7)を示しました。特に運動感覚に関連する痛み(かじられるような痛み、ひきつるような痛み)が高い相関を示しており、運動感覚に関連する痛みの性質が身体知覚変容の病態と関連していることを示唆しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究成果は、特定の痛みの性質が身体知覚の変容に関連する可能性を示しています。特に、運動感覚に関連する痛みの性質を訴える患者に対しては、感覚運動連関に焦点を当てた評価やリハビリテーションアプローチが有効である可能性が考えられます。 論文情報 Shigetoh H, Koga M, Tanaka Y, Hirakawa Y, Morioka S. Pain qualities associated with body perception disturbances: insights from machine learning and SHapley additive exPlanations. Arch Phys Med Rehabil. 2025 Dec 3:S0003-9993(25)01070-6. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 客員研究員 重藤 隼人 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2026.01.09
1/25(日)無印良品 イオンモール橿原「あさかつ」
イベントチラシ 申込フォームはこちら 関連記事 無印良品あさかつレポート 第1弾「いきいき!ウォーキング、野菜スープ試食会」 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」 無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」
2026.01.09
就職レポートNo.849(アパレル/総合職)人間環境デザイン学科
就職活動を終了したばかしの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」第849弾! 人間環境デザイン学科 4回生 奥井 菜子さん アパレル (総合職) 内定 どのような業種・職種に就くのか 私が入社予定の会社は、ハンカチやタオルなどのファッション雑貨を企画・製造・販売している企業です。自社ブランドだけでなく、有名ブランドや企業のOEM生産を行っています。入社後は総合職として営業を中心に、取引先との商談や商品の提案、販売促進などを通して、自社の商品を多くの人に届ける役割を担う予定です。 学生生活でアピールしたこと 面接やエントリーシートでは、大学のゼミ活動で取り組んだ「靴下の残糸を活用したプロジェクト」についてアピールしました。繊維に深く関わる活動であり、他大学ではなかなかできない貴重な経験だったと感じています。また、大学3年間続けてきたリユースショップでのアルバイトも強みとして伝えました。衣料品や服飾商材を扱う中で知識を広げ、実際の現場で学んだことを就職活動にも活かすことができました。 靴下の残糸を手に、指導教授の村田浩子先生と その就職先に決めた理由 大学で学んだファッションや繊維の知識をこれからの仕事にも活かしていきたいと思い、この業界を志望しました。その中でも、研修制度が充実しており、段階的に成長できる環境が整っている点に魅力を感じました。自己分析を通して、入社後すぐに成果を求められるよりも、基礎をしっかり学びながら徐々に活躍していく方が自分に合っていると感じ、この会社を選びました。 就職活動を振り返って 本格的に就職活動を始めたのは3回生の2月頃で、3月の解禁に向けてエントリーする企業を探していました。解禁後は、興味のある企業の説明会に約20~30社参加し、エントリーシートを15社ほど提出しました。そのうち10社ほどが面接まで進みました。内定が決まったのは5月中旬で、その時点でまだエントリー中の企業もあったため、5月末までは就職活動を続けていました。 就職活動を振り返ると、自分を見つめ直す大切な期間だったと感じます。何がしたいのか、何が向いているのか、何が足りていないのか──これまでなんとなく避けてきて明確にできていなかった部分を整理し、自分を深く理解するきっかけになりました。同時に、友人や先生方など周囲の支えのありがたさを強く実感しました。自信を失いそうで終わりが見えない時期もありましたが、今では人生の中でとても貴重で大切な時間だったと感じています。 就職活動で役に立ったツール 就職活動では、オンライン上のエントリーシート添削ツールやアプリは使用せず、学校のキャリアセンターの先生方に全て添削をお願いしていました。自分のことをよく理解してくださっているので、的確で親身なアドバイスをいただけたことがとても心強かったです。面談・エントリーシート添削・面接練習など多くの場面でお世話になりました。就職活動に関する具体的なアドバイスだけでなく、うまくいかず落ち込んだ時には精神的な支えにもなってくださいました。休みの日でもメールで対応してくださったり、出張中でも臨機応変にサポートしてくださったりと、常に学生に寄り添ってくださる姿勢に感謝しています。就職活動中は、先生方が心強い拠り所のような存在でした。 また、ツールではないですが、友人や先生方と面接練習をしたり、お互いに意見を出し合ったりする中で、多くの気づきと励ましをもらいました。人とのつながりが大きな支えになった就職活動でした 後輩へのメッセージ 就職活動では、できるだけ平常心を保つことを意識してほしいと思います。さまざまな出来事があり、感情のコントロールが難しい時期ですが、私自身も最初の頃はその浮き沈みで疲れてしまいました。そこで考え方を変え、「うまくいかなくても、企業側が私の良さに気づかなかっただけ」と少しユーモアを交えて前向きに捉えるようにしました。心の中でそう思うだけでも気持ちは軽くなりました。しんどい時は無理せず休んで、自分のペースで進めてください。応援しています! 機織り機で制作中
2026.01.08
今年度6回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!
2025年12月19日(金)、本年度第6回目となる「こども寺子屋」がならコープ 真美ケ丘店で実施されました。「こども寺子屋」は、畿央大学とならコープ真美ケ丘店との連携事業です。「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、定期的に開催しています。 今回は、現代教育学科から3名、看護医療学科から2名の合計5名の畿央学生が参加してくれました。学習の時間は、いつも通り店舗の2階で小学生の持参した宿題のお手伝いをしました。 ▼ 学習の時間の様子 クリスマスイベントを開催! レクリエーションの時間には、店舗1階のイートインで「クリスマスイベント」が開催され、畿央大学生の考えたジャスチャーゲームやクイズ大会で大いに盛り上がりました。 また、今回はならコープのマスコットキャラクター「コーすけ」と「ならっぴ」が登場し、大いに盛り上がりました。 ▼ コーすけ ▼ ならっぴ 最後はみんなそろって記念撮影をしました。 参加した学生の感想 ◇「子ども寺子屋に始めての参加で緊張しましたが、子どもたちの明るく元気なふるまいを見て、私も楽しく取り組むことができました。」 現代教育学科 2回生 楳田 幸生 ◇ お子さんに勉強を教えるときにどのように伝えたらやる気につながるのかを考えながら補助をし、苦手としていることの改善に少しでも貢献できるようにしました。レクリエーションでは、勉強とはまた違った方法で頭を動かせるクイズ・なぞなぞを行い、お子さんも自分で問題を出してくれるなど積極的に参加してくれて、お互いに楽しく過ごすことができたと思います。 看護医療学科 2回生 太田 花凛 小学生の保護者の声 ◇ なぞなぞをしたようで、それが楽しかったみたいです。今回も大変楽しませていただいたようです。いつもありがとうございます! ◇ いつも楽しい企画を考えてくださり、感謝しております。なにより息子が楽しみにして参加してくれているのがうれしいです!たくさんの方々との交流の機会を与えてくださり、とてもうれしいです。 次回の「こども寺子屋」の実施について 次回の「こども寺子屋」は2月20日(金)に開催します。 今年後最後の開催になります。みなさんの参加をお待ちしております。 関連記事 今年度5回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 今年度4回目!畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」を開催しました! 香芝市鎌田防災訓練に参加しました!~ ボランティアセンター
2026.01.08
築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ
大阪府富田林市にある築56年の住宅地を対象とした「大阪・金剛第三住宅建て替え デザイン構想コンペティション」で、人間環境デザイン学科の吉永ゼミ(3・4回生)が『審査員特別賞』を受賞しました! このコンペは、老朽化、耐震性、高齢化、バリアフリーなどの課題を抱える住宅地に対し、すぐに結論を出すのではなく地域の未来を考えるためのアイディアを募るものです。 吉永ゼミの提案 私たちの提案は、空き家が増えてきている団地を大きく建て替えるのではなく、既存を活かして減築して耐震性を向上させて、減築の廃材も有効活用して緑の丘を構築して地域をつなぐ場所を生み出すというものです。 建て替えが求められた中、特異な計画案でしたが、地域の問題やこれからの社会をメンバーで熟考した計画案を提案することができました。 審査員の先生方や住民の皆様にプレゼンすることができた良い学びの機会でした。 ▼質疑応答の様子 金剛第三住宅建替え計画委員会からコメント 独自の着眼点と発想力により、審査員から特に注目すべき提案として高く評価されました。今後の検討において、新たな視野を広げてくれる構想です。 吉永ゼミ生のコメント 本コンペでは、団地の建て替えが求められる中で、既存の団地が持つ価値や地域との関係性に改めて向き合いながら計画に取り組みました。 私は主に、計画の考え方や意図をプレゼンテーションボードとして表現する役割を担いました。先生との議論を通して社会的背景や計画の意味を理解し、それをどのように空間として伝えるかを考え続ける経験となりました。また、四回生前期の設計課題でも団地をテーマに取り組んだ経験があり、今回のコンペでは、団地という住まいの蓄積や暮らしの多様性をどのように未来へつなぐかを改めて考えることができました。 特に、既存の価値を読み取り、単に新しくするのではなく「どう残し、どうつなぐか」を考える姿勢は、今後の設計課題にも活かしていきたい大きな学びでした。 審査員の先生方や地域の方々に直接プレゼンテーションを行えたことも含め、設計と社会との距離を実感できる貴重な機会となりました。 人間環境デザイン学科4回生 松井 美樹 関連記事 MBS毎日放送「住人十色」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 6大学建築合同ゼミ合宿2025が三重県で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ
2026.01.07
1/22(木)放送「あしたが変わるトリセツショー」に客員研究員の西先生が出演!~ニューロリハビリテーション研究センター
NHK総合「あしたが変わるトリセツショー」(毎週木曜放送)の2026年1月22日(木)放送回に、本学ニューロリハビリテーション研究センター客員研究員の西 祐樹先生(長崎大学勤務/大学院健康科学研究科 博士後期課程修了)が解説員として出演予定です! 「あしたが変わるトリセツショー」は、身近でありながら意外と知られていない“モノ・コト”の正しい理解や活用法を、専門家の知見と最新の科学的根拠をもとに紹介する番組です。 今回のテーマは、「しびれ」。腰・首・足・手・顔など、全身のさまざまな部位で起こる“しびれ”について、その原因やメカニズムを解説します。番組では、「しびれる範囲」から原因の可能性を読み解く“しびれ図鑑”の作成をはじめ、「背骨が原因となるタイプ」「命に関わる可能性のあるタイプ」「治療しないともったいないタイプ」など、多様なしびれを体系的に整理し、効果的な対策や最新の治療法についても紹介されます。 ▼ 番組ホームページより(1/22(木)放送告知) 西先生は、ニューロリハビリテーションの専門的立場から、しびれに対して開発した治療について解説する予定です。 しびれに悩む方も、健康に興味がある皆さんも、ぜひご覧ください! ▼ 初の4学会合同開催となり1300名が参加した「JAPAN PAIN WEEK2025」で、西先生はしびれに関する研究で「奨励賞」を受賞されています。 ▼西先生の「しびれ」に関する論文はこちら 脊髄損傷によるしびれ感に対するしびれ同調経皮的電気神経刺激の効果 -N-of-1試験による効果検証- 横断性脊髄炎1症例の異常感覚および上肢運動に対するしびれ同調経皮的電気神経刺激の効果 しびれ感に対する新たな経皮的神経電気刺激の効果 関連記事 ▼ 番組ホームページ あしたが変わるトリセツショーの最新情報 - NHK ▼ニューロリハビリテーション研究センター関連記事 JAPAN PAIN WEEK 2025にて本学関係者が登壇・受賞しました! ~ 健康科学研究科 第25回認知神経リハビリテーション学会学術集会にて本学関係者が学会長・多数登壇!~ ニューロリハビリテーションセンター


