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2023.06.12
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて!
学科初となる台湾でのワークショップ開催が決定! 人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2019年には、「明日香村国際サマーワークショップ2019」を開催し、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2・3回生22名と台湾の高雄大学の学生12名が明日香村に集い、空き家の利活用提案や町並み調査などを行いました。 そして!今年は「2023 Taiwan Summer Workshop NCKU(台湾成功大学)×Kio University」として、台湾台南市にある成功大学と現地台湾でのワークショップを開催することになりました。ワークショップのゴールは、台湾現地にある空地に①休憩所 ②菜園 ③ガーデン ④小屋の4種を設計し、実際につくり上げることです。最初の課題は④小屋で使用する予定の「屋台のデザイン」。屋台の活用方法は、今のところ茶室、風鈴屋、飲食屋の3つに絞られています。 畿央大学の2回生が5名、3回生が15名、4回生が5名、学科教員6名が参加し、この夏、8月21日(月)から27日(日)までの1週間かけて、台湾でのプロジェクトに挑戦します。 台湾へ行くまでの間にも、プロジェクトの課題確認や打ち合わせを進めています。5月26日(金)、まずは成功大学の先生方と助手の方々とZoomを使い、初めての打ち合わせをしました。 ワークショップの拠点やデザイン企画・構想の説明を受けました。初めて台湾の方々との打ち合わせで、学生は興味津々で前のめりになりながら、説明を受けていました。また、最後の質問時間には、台南市ではマンゴーかき氷が食べられるか、日本語が通じるか、現地の気温など様々な質問が飛び交いました。 6月5日(月)、ついに提案準備スタートです。 前回の課題説明を前提に、各自で案を持ち寄りました。持ち寄った案から、3グループに分かれ、みんなで相談しながら屋台のデザインを考えていきます。 各々アイデアを出しながら、夢中になってデザインを描いています。みんなで一つの物を作るのは難しい…。 でも、話していく中で自分にはない考えやアイデアを知ることができてとっても楽しい時間でした。 このワークショップについての情報は、引き続きブログで発信していきます!! コロナ禍で行くことができなかった海外インターンシップ、4回生になってついに参加できて嬉しいです。充実した時間にしたいと思います(4回生 山田) 台湾に行った際には、ワークショップも観光も精一杯楽しめるよう今から準備も全力でしていきたいと思います(4回生 松上) 人間環境デザイン学科 助手 中井千織 4回生 松上萌・山田夏実 【関連記事】 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科
2023.06.11
大学院生が「第33回岐阜県理学療法学会学術集会」で奨励賞に選出!~健康科学研究科
2023年6月11日(日)に岐阜県大垣市情報工房で第33回岐阜県理学療法学会学術集会が開催されました。 瓜谷研究室から、私(山藤 滉己:修士課程2年)が口述発表を行いました。 本学会は約250~300名程度が参加し、基礎研究・症例報告・観察研究等の幅広い発表内容が報告されました。 今回、私は「人工膝関節置換術術後患者における術前の運動恐怖と退院時の身体機能の関係」という研究内容を報告し、その内容が奨励賞に選出されました。 本研究のテーマは、人工膝関節置換術後患者の術前の運動恐怖が退院時の身体機能と関係があるのか?ということです。今回の結果から術前に運動恐怖が強い場合、退院時の歩行能力が低下しており、術前のリハビリテーションの際に運動恐怖を低下させる介入の必要性が示唆されました。 数ある演題の中から、奨励賞に選出していただき、大変嬉しく思います。 今後も変形性膝関節症・人工膝関節置換術術後患者さんの心理社会的側面に関するリハビリテーション介入の一助となるよう研究活動・臨床に取り組んでいきたいと思います。 【口述発表】 山藤 滉己(セレクション演題) 「人工膝関節置換術術後患者における術前の運動恐怖と退院時の身体機能の関係」 最後になりましたが、今回の発表にあたりご指導いただきました瓜谷大輔准教授、予演会にお付き合いして下さった瓜谷研究室の皆様、研究データ収集を手伝ってくださった社団医療法人かなめ会山内ホスピタルリハビリテーション部の皆様に深く感謝申し上げます。 健康科学研究科運動器リハビリテーション学研究室 修士課程2年 山藤 滉己 【関連記事】 瓜谷准教授の研究成果が2年連続で学会表彰されました!~健康科学研究科 「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員
2023.06.09
7/15(土)・16(日)開催!夢ナビライブに本学も参加します!
2023.06.08
2023年度 教職課程FD研修会を開催しました。
2023年6月1日、教職課程FD※研修会を開催し、80名を超える教職員が参加しました。今回は奈良県教育委員会教育長 吉田育弘先生を講師としてお招きし、「今、求められる教員」をテーマにご講話いただきました。 ※教職課程を有する大学が行うFD(ファカルティ・ディベロップメント:教員が授業内容や方法を改善し、向上させるための取り組み)です。 はじめに、今後の県内教員採用予定数と今後の教員に求められるであろうことについてお話がありました。小学校、中学校、高等学校の各校種では、学級数、教員採用数が少子化により右肩下がりである中、特別支援学校の需要は今後も伸び、学級数、教員採用数は大きな変動がない予測であるとのことでした そして、小学校についてはインクルーシブ教育の充実が、中学校、高等学校についてはすべての教科の教員を各学校に効率的に配置することが重要になってくるとのお話がありました。 続いて、今問題となっている教員の勤務の状況について、「学校における働き方改革推進プラン」についてのご説明がありました。教員が過重な負担なく子どもと向き合う時間を確保し、教育の質の向上を図ることを目的とし、勤務時間の割振りが可能な対象業務の拡大、休日の学校部活動の段階的な地域移行、教育研究所に「メンタルヘルス推進室」を設置する等により、教員をサポートできる体制づくりをすすめておられることが紹介されました。 最後に、これからの教員に求められる資質について、県内学校で実施している「人権を確かめあうアンケート」の回答内容を示され、教員として一番大事なことは「想像力」、すなわち目先の事象だけを見るのではなく、その先のことをイメージして子どもたちと接していく力であるとのお話がありました。 研修を受講した教職員からは、 奈良県教育のリーダーである教育長が、10年先を見据えて考えていることを直接伺うことができ、AIに負けない想像力のある教員を養成していきたいと思いました。 奈良県の教育行政のトップから、奈良県学校教育の現在の状況や求められる教員の姿を伺うことができて、業務内容の参考になりました。 等の感想が寄せられました。 ご講話くださいました吉田先生に、厚く御礼申し上げます。 畿央大学では、「生命への畏敬の念と子どもに対する深い理解と愛情を持ち、専門的な知識と実践力を備えた『タフで元気な教員』を養成する」という目標を掲げています。今後は、本日お話しいただいた「時代が要請する教員像」をもしっかりと認識し、豊かな「想像力」をもち、さまざまな現場で、より高い実践力を発揮できる教員の養成を推し進めてまいります。 【関連記事】 教職員対象「令和4年度 FD研修会」を開催しました。 令和4年度SD研修を実施しました。 令和2年度 遠隔授業説明会(研修会)を開催しました。 平成30年度FD研修会を開催しました。 平成29年度「FD研修会」を開催しました。 教職員対象「平成28年度FD研修会」を開催しました。 平成27年度FD研修会を開催しました
2023.06.06
奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ
2023年5月27日(土)に畿央大学ラーニングコモンズにて、椎名 美穂子教授のゼミが、算数・数学教育における研究交流を奈良教育大学と行いました。畿央大学では教育学部の「深化」に伴って、2023年度より学校教育コースで新たに中学校・高校教諭(数学)一種免許状の取得がスタートし、めざす免許の選択の幅がさらに広がりました。それに先駆け、2022年度から算数・数学教育の椎名ゼミでは、奈良教育大学の数学科教育の舟橋 友香准教授のゼミとの交流を行っています。この交流は嬉しいことに、舟橋先生からのお誘いを受けて始まりました。夏は畿央大学、冬は奈良教育大学で行い、昨年度から続いて3回目です。今回も学生が中心となって企画運営をしてくれました。両大学の3回生11名、4回生9名、院生2名、教員2名の合計24名の参加となり、3回生の発表と院生の発表が行われました。 参加者の声(畿央大学 椎名ゼミ) ゼミ交流と研究を通じて礼儀や心遣いを学ぶよさ ゼミが始まってから2か月の段階で、他大学の方々と交流ができたことは貴重な経験でした。自分の研究の問題意識を書いているときには見えなかった曖昧な箇所に気づくことができ、特に奈良教育大学の院生の方々の発表からは、自身と研究内容が違うにもかかわらず、想像していた研究の何歩も先の段階であること、言葉一つ一つの使い方、説明する順番まで構成されていたことから、新たな視点を得ることができました。今回、交流会の司会を務める役目をいただき、気配りや事前の確認の重要性、相手への礼儀などを学ぶことができました。次回の交流会でも学びを生かし、より良い交流会となるようにしたいと思っています。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 3回生 上田 彪大さん 様々な機会を自分が置かれている状況に柔軟に生かす必要性 4回生にとっては、教員採用試験の直前でありますが、このようなゼミのイベントがあることは、気分のリフレッシュになるのはもちろんのこと、多角的な視点で物事を捉えるといった子どもへの様々な対応を考えることになり、むしろ、教員をめざすにあたって重要な機会であったと考えます。そして、他者の意見を受け止め、その上で「批判的に考察する力」が身につくことになったのではないかと考えています。また、交流会で、3回生、4回生、院生の方々が、積極的に手を挙げて関わって交流を行い、一人ひとりがそれぞれの学びを得られ、成長することに繋がる貴重な会になったと思いました。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 礒部 裕真さん サポートを通して自分を成長させ、多様に研究を学ぶ大切さ 今回、去年の交流会で得た反省も活かしながら、3回生のサポートの役目をさせてもらいました。3回生の皆さんとは準備を通じて、関わりが深まったと思います。3回生が、質疑応答の時間に積極的に発言したり、休憩時に奈良教育大学学生と楽しく会話をしていたりする姿を見て、充実した気持ちになりました。5月の初期段階の発表ですが、研究の「価値」について改めて考えることができました。また、指揮者が変われば音楽も変わるように、両大学の先生は、本質的には同じでも、視点に違いがあり、刺激をもらうことができました。このような機会をつくってくださった椎名先生と舟橋先生に感謝の気持ちでいっぱいです。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 吉川 昂佑さん 算数・数学の研究を通して仲間が増える喜び 毎回のゼミでは、一人ひとり発表をした後に、学生同士での意見交換、そして、本学の椎名先生からのフィードバッグといった循環があります。研究の資料作成は、正直大変な面もありますが、自分の考えや研究の進捗を、頭の中だけではなく文字に出して整理して足りない部分に気付き、研究の深まりを実感しています。このような、アウトプットとフィードバッグの循環によって、研究が深まり、仲間の研究についても理解できることを、非常に実感しています。これまでの奈良教育大学とのゼミ交流を通して、多様な研究テーマから新たな気付きやヒントが得られたり、舟橋先生から助言をいただいたりすることで、普段のゼミとは違う気付きや学びがありました。また、算数科・数学科における研究をしている仲間が増えることも交流会を行う良さの1つだと感じています。今回の交流会については、自分と似た研究を行っている奈良教育大学の方がいらっしゃったことが、自分にとって新たな研究視点が得られました。最後に、積極的に参加をしてくださる奈良教育大学の皆様、準備や当日の運営をしてくれた本学の3回生、そして全員のチームワーク力を実感するとともに、畿央大学の学習環境に感謝の気持ちを忘れず、今後も仲間と一緒に自分を高めていきたいと思います。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 若師 すずかさん 参加者の声(奈良教育大学 船橋ゼミ) 初めてのゼミ交流会で新たな刺激をもらう 今回、奈良教育大学の3回生が訪問させていただきました。研究は話題を決めてからまだ2ヶ月ほどでありましたが、たくさんの質問や意見を交換させていただきました。学内の友人たちとだけでは得られない考えやお話を聞くことができ、改めて自分が何をするべきなのかを整理する機会になりました。先輩方の研究や畿央大学の方の研究は自分では全く思いつきもしないものがたくさんあったのでとても面白く聞くことができました。自分自身の研究には関係のない話でも着眼点や、これから研究を進める上で気をつけるべきことがわかり、より深く考える方法を知ることができました。 今回のことを忘れず、これからの研究に生かせるように頑張っていきたいと思います。次は奈良教育大学でゼミ交流会が行われるので、次回来ていただく時には今回歓迎していただいたように、よりよい交流会になるようにしたいと思います。 教育学部 数学教育専修 3回生 土井 魁人さん ゼミ交流を通じて学んだ今後の研究の方向性 先日は、ゼミ交流会で畿央大学にお招きいただきありがとうございました。まだゼミが始まって2ヶ月しか経っていない状況で、自分が気付けていなかった問題点や、今後の参考になる意見や研究についてもお聞きすることができ、とても貴重な経験をすることができました。また、自分の研究や奈良教育大学学生の研究についてだけではなく、畿央大学の学生さんの研究についても聞くことができ、自分が知らなかった内容や考え方についても触れることができ、とても良い刺激になりました。今後の研究を進めていくにあたって、論文や資料を読む際には「その考えに対して、自分はどう考えたのか」を多角的な視点で「批判的に」物事を見ていきたいと改めて思いました。 次回の交流会では、畿央大学の学生さんの研究に負けない発表ができるように今後の研究に励みたいと思います。12月に奈良教育大学でお待ちしております。 教育学部 数学教育専修 3回生 荒木 大翔さん 研究に対して謙虚に取り組んでいきたい まずはこのような自分たちにとって大変ためになる交流会を開いてくださりありがとうございます。畿央大学の学生さんの研究テーマや同じ大学の3回生の内容を聞いていて、自分たち院生にとって大変刺激をもらえる交流会となりました。研究の世界において勝ち負けという考えは存在しないとは思いますが、自分たち院生という立場を考えるとまだまだ未熟な部分ばかりだなと感じました。そして、改めて研究に対して今よりももっと謙虚に取り組んでいかないといけないと思いました。今回の交流会を通して畿央大学の学生さんの発表を聞いて感じたこと、そして、椎名先生から頂いた助言を元に今後の研究をより深めていけるように前に進んでいこうと思います。最後に、繰り返しとなりますがこのような形で素晴らしい会を開いてくださりありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。 大学院教育学研究科 専門職学位課程 1回生 藤井 翔太さん 畿央大学 椎名 美穂子先生より 開学20周年での奈良教育大学とのゼミ交流を振り返って 中学校数学・高等学校数学の一種免許状取得がスタートすることになった今年度、奈良教育大学との交流が一層深まりをもったことを嬉しく思っています。奈良教育大学の皆様が、いらした瞬間に「素敵な空間!」と喜んでくださったLearning commonsでの開催は、本学の開学20周年を記念する意味もあり、講義室と異なる自由で寛ぎのある空間で有意義な交流となりました。 院生の方々をはじめ、学生さんたちの地道な研究の積み重ねと謙虚な姿勢を感じ、今後の進化が楽しみです。また、舟橋先生の先行研究の解釈、柔軟に研究を創っていく発想を、私も学生と共に学ばせてもらえることは大変貴重な機会となりましたこと、お礼申し上げます。 最後に、本学の3回生、4回生の皆さん、自主的に交流会の準備をしてくれて頼もしく思いました。そして、次回のゼミ交流会においても、双方の大学での学びがより充実するよう、私自身、学生と一緒に研究に励みたいと思っています。24名の参加者全員に感謝いたします。 奈良教育大学 舟橋 友香先生より 畿央大学の皆様と共に編んだひとときを振り返って 畿央大学の皆様、素敵な交流会の環境を用意してくださり、ありがとうございました。共にいる人によって引き出される思考、共にある空気感が導く言葉があるゆえに、本当に楽しいひとときでした。 研究をはじめたばかりの3回生の皆さん、頑張って思いを言語化してくださり、ありがとうございます。これから磨き甲斐のある原石たちに出会えて、とてもわくわくしました。今後の進化を、楽しみにしています。 4回生の皆さん、沢山の質問をありがとうございます。人の研究に思いを寄せなければ、質問は出てきません。1人1人の発表に真剣に向き合ってくれたこと、本当に嬉しく思いました。研究を進めていると、壁にぶち当たり悩むこともあるかと思います。が、大丈夫です、それは順調に進んでいる証拠です。卒論を書き上げる頃、苦しさの先にある、光に満ち溢れた景色に辿り着くことを、心から祈っています。 最後に、椎名先生、貴重な学びの機会をご提供くださり、本当にありがとうございました。学生にとってはもちろん、私にとっても椎名先生のご指摘は大いに学びになるものでした。学生たちに慕われる母の姿、とても素敵でした。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 このゼミ交流の大きな目的は、算数・数学において見いだした課題を、学生それぞれの視点から研究し、共によりよい算数・数学教育を考えることです。そして、学生中心に運営することを通して対応力と企画力を高めること、他大学との交流を通して人間関係力を高めることも目的としています。 今回は算数の研究が中心となり、椎名ゼミとの交流でしたが、今後は数学も研究の対象として更に広げ、本学の数学に関わる横 弥直浩教授のゼミ、藤井 克哉講師のゼミとも合流し、算数と数学を繋ぐ場として学生同士、教員同士の交流を一層深めていけたらと考えています。 【関連記事】 2023年、教育学部が「深化」します! 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科|KIO Smile Blog
2023.06.05
【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.2~CM原稿を決定し、次はBGM制作へ!
FM全局・ラジオ全局で高いシェアを誇る「FM802」。その中の人気番組「ROCK KIDS 802」と畿央大学とのコラボプロジェクトが始動しました!2023年7月の月曜放送回21:15~21:35、全5回にわたって「畿央大学の冠コーナー」が提供されます。今回のプロジェクトは、そこで放送されるラジオCMを、畿央生有志がプロと協働しながらイチから考えて形にしていく挑戦的なものです! 2023年5月11日(木)にはキックオフとして5つのグループに分かれてメンバーの顔合わせを行い、CM原稿案を考えてもらいました。そして5/25(木)、2回目となるミーティングでは、各グループから出たCM原稿案を持ち寄り発表してもらいました! どのグループの案も作成のプロセスから完成まで個性が出ており、かつ短い文章の中には「畿央大学の魅力」や「聞き手のことを考えた工夫」も凝らされていました。それぞれのグループリーダーから自分たちの原稿案のアピールポイントも補足しながら発表してもらうと、各々「自分たちの伝えたいメッセージ」がしっかりあり、その伝えたいメッセージを「いかに分かりやすくラジオのリスナーの皆さんに届けるか」というミッションを踏まえた上で作成してくれていることが分かりました。 想定以上にたくさんの良い案が出たため、自分が「聞き手」となったときにより心に響くと思う原稿や、他のグループの案で気に入った原稿をその場で投票してもらい、最終的に5つの案に決定しました。 ▼各グループからの発表の様子 ミーティングの最後には、次回の課題となる「BGM作成」について、株式会社802メディアワークス常務取締役の吉田隆司様から説明いただきました。 今回のBGM作成の課題では、「SOUNDRAW」というシステムを使用し、学生が自分たちでBGMを作ってもらうこととしました。 ※「SOUNDRAW」とは、任意のフレーズやイメージを組み合わせて楽曲の尺・構成・楽器・テンポなどを自由にカスタムでき、オリジナルの楽曲を簡単に作ることができる「AI楽曲サービス」です。 ▼実際に「SOUNDRAW」を使用して曲を作成してみました! ▼数秒で曲が完成し、驚きの声が上がっていました。 次回は、いよいよBGMが決定します!学生は一体どんなBGMを作成してくれるのでしょうか…? 次回もご期待ください! 【関連記事】 畿央大学初!FM802との連携プロジェクトがスタート!
2023.06.02
脳卒中患者の不整地歩行の特徴ー生体力学的パラメータと筋活動の変化~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
脳卒中患者は、中枢神経系の損傷によりさまざまな歩行障害を有します。特に、不整地を含む屋外の地域社会での歩行は困難となる場合があり、結果として社会参加が妨げられ、生活の質に不利益をもたらします。畿央大学大学院博士後期課程 乾 康浩 氏 と 森岡 周 教授ら は、脳卒中患者の不整地歩行の特徴を検証しました。脳卒中患者は不整地歩行中に、歩行安定性の低下、立脚期の股関節最大伸展角度の低下、遊脚期のヒラメ筋活動時間の増加を示すことを明らかにしました。この研究成果はGait and Posture誌(Characteristics of uneven surface walking in stroke patients: Modification in biomechanical parameters and muscle activity)に掲載されています。 研究概要 脳卒中患者は、中枢神経系の損傷により歩行障害を有し、屋外の地域社会での歩行が困難になります。これは、社会参加を妨げ、生活の質の低下にもつながります。屋外環境のなかでも、不整地は摂動の予測が困難であり、適応性が低下した脳卒中患者では特に難しくなることが予想されます。そのため、リハビリテーション専門家にとって、脳卒中患者の不整地歩行の特徴を捉えることは必要です。一方で、現在までに、脳卒中患者が人工芝を歩行する際の変化は検証されているが、予測困難な摂動が生じる不整地での特徴を検証した報告は見当たりません。畿央大学大学院 博士後期課程 乾 康浩 氏、森岡 周 教授ら の研究チームは、予測困難な摂動が生じる不整地路を作製し、脳卒中患者の不整地歩行中の歩行速度、体幹の加速度、麻痺側の関節運動、および筋活動の特徴を分析しました。その結果、脳卒中患者は不整地歩行中に、歩行安定性の低下、立脚期の股関節伸展低下、遊脚期のヒラメ筋活動時間増加を示すことを明らかにしました。本研究は、健常者と比較した脳卒中患者の予測困難な摂動が生じる不整地歩行中の特徴を明らかにした初めての研究です。 本研究のポイント ■ 脳卒中患者の不整地歩行の特徴を自作の不整地路を用いて評価した。 ■ 脳卒中患者は、不整地歩行中に安定性の低下、立脚期股関節伸展の低下、遊脚期ヒラメ筋活動時間の増大を示すことが明らかとなった。 研究内容 脳卒中患者は、中枢神経系の損傷により歩行障害を有し、屋外の地域社会での歩行が困難になります。これは、社会参加を妨げ、生活の質の低下にもつながります。屋外環境のなかでも、不整地は摂動の予測が困難であり、適応性が低下した脳卒中患者では特に難しくなることが予想されます。そのため、リハビリテーション専門家にとって、脳卒中患者の不整地歩行の特徴を捉えることは必要です。本研究では、予測困難な摂動が生じる不整地での脳卒中患者の特徴を調べることを目的とし、自作の不整地路(図1)を用いて年齢を一致させた健常高齢者との違いを検証しました。 図1.作成した不整地路 © 2023 Yasuhiro Inui 実験中、歩行速度、歩行安定性を評価するための立脚期と遊脚期に分けた3軸の体幹の加速度のRoot Mean Square、麻痺側下肢の最大関節角度、麻痺側下肢の立脚期と遊脚期に分けた平均筋活動および筋活動時間を測定しました。その結果、歩行速度は健常者と違いは見られないものの、歩行安定性は立脚期と遊脚期のすべての軸において脳卒中患者で低下していました。さらに、脳卒中患者の特徴として、立脚期股関節伸展角度の低下、遊脚期ヒラメ筋活動時間の増大が見られました(図2)。 図2.平地および不整地歩行中の健常者と脳卒中患者の群×路面の交互作用の結果 (a) 左右軸方向の体幹加速度のroot mean square (RMS); (b) 立脚期の股関節最大伸展角度; (c) 遊脚期のヒラメ筋活動時間 研究グループは、この結果のうち、歩行安定性の低下と立脚期股関節伸展角度低下に関しては、不整地歩行中に運動制御が困難になった結果と考えています。一方で、遊脚期ヒラメ筋活動時間の増大に関しては、脳卒中患者の歩行時の衝撃吸収のための代償戦略であることが知られており、不整地で生じる大きな衝撃に対応するために代償戦略を強めたと考察しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究成果は、予測困難な摂動が生じる不整地での脳卒中患者の歩行の特徴を明らかにしており、リハビリテーション専門家が脳卒中患者の屋外歩行の問題を考える際に着目すべき点を示しています。今後は、脳卒中患者内での特徴の違いや縦断的な経過を調査する必要があります。 論文情報 Yasuhiro Inui, Naomichi Mizuta, Kazuki Hayashida, Yuki Nishi, Yuki Yamaguchi, Shu Morioka Characteristics of uneven surface walking in stroke patients: Modification in biomechanical parameters and muscle activity Gait and Posture ,2023 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 センター長/教授 森岡 周 博士後期課程 乾 康浩 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2023.06.01
大学院生が国際学会「ESOC2023」でポスター発表!〜健康科学研究科
2023年5月24日から26日にかけてドイツのミュンヘンで開催されたEuropean Stroke Organisation Conference 2023が開催されました。 本研究室からは、乾さん・古賀さん(博士後期課程)と、私(蓮井成仁 博士後期課程)が発表を行いました。 【発表演題】 乾 康浩 Factors associated with decreased gait speed on uneven surface in stroke patients (脳卒中患者における不整地での歩行速度低下に関連する因子) 古賀 優之 Characteristics of hemiplegic shoulder pain differ according to the extent of the pain site (片麻痺性肩痛の特徴は、痛みの部位の範囲によって異なる) 蓮井 成仁 Characteristics of gait in post-stroke patients during the rehabilitation process: a preliminary study using muscle synergy analysis (脳卒中患者のリハビリテーション過程における歩行特性:筋シナジー解析を用いた予備研究) 本学会は、脳卒中に関連した幅広い一般演題ならびにシンポジウムが設けられており、どの発表会場を訪れても非常に活発な議論がなされていました。 脳卒中後のリハビリテーションに関わる演題では、国をまたいだ多施設共同研究が多く示されており、その大規模データと結果には終始圧倒されました。また、未だに分析が難しい現象や症状に対して、介入効果の有無だけではなく、大規模な症例の長期にわたる縦断的な変化から介入の可能性を検討しようとされる姿には非常に感銘を受けました。 本研究室からは、1日目に古賀さんと私がそれぞれ脳卒中後の肩痛特性ならびに脳卒中の縦断的な歩行回復の特性について、2日目に乾さんが脳卒中後の不整地歩行についてポスター発表を行いました。質問には、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったセラピストだけではなく、医師にも多く来ていただき、発表時間があっという間に過ぎていく感覚を受けました。質問内容は建設的であり、さまざまな職種から新たな視点を頂戴することが多くあり、今後の課題として日々の研究活動ならびに臨床へ生かしていきたいと思いました。 最後になりましたが、このような貴重な経験ができたのは森岡周教授をはじめとする研究室の仲間のご指導と、畿央大学の手厚い支援があったからであり、ここに深く感謝申し上げます。 博士後期課程2年 蓮井成仁 【関連リンク】 理学療法学科 大学院 健康科学研究科 【関連記事】 大学院修了生のColumbia University留学に向けた壮行会を開催!~森岡研究室 森岡 周教授のコメント論文が「Physics of Life Reviews誌」に掲載されました~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 多くの理学療法士が購読する「理学療法ジャーナル」の特集を本学教員が企画!~理学療法学科・健康科学研究科 日本物理療法合同学術大会2023で大学院生が優秀賞を受賞!~健康科学研究科 第27回日本神経理学療法学会サテライトカンファレンス@畿央大学、開催レポート!
2023.05.31
第35回 フィンスイミング日本選手権大会に出場!~水泳部
こんにちは!水泳部1回生の上野 心優です。 第35回 フィンスイミング日本選手権大会が2023年5月4日(木)から5月6日(土)に横浜国際プールで行われ、最終日の5月6日に50mアプニアと200m CMASビーフィンで出場いたしました。 フィンスイミングは、フィンと呼ばれる足ひれをつけて泳ぐスポーツで、「水中最速競技」と呼ばれるにふさわしいスピードが魅力です。フィンには、イルカの足ひれのような1枚のフィンを両足そろえて着用する「モノフィン」と、ダイビングのように片足ずつ2枚のフィンを履く「ビーフィン」の2種類があります。 50mアプニアは、モノフィンを履いて息継ぎなしで両腕を頭上で組んで進む競技で、イルカのごとく体をしならせるのが基本の泳法です。200m CMASビーフィンは、ビーフィンを履いてクロールと同様に腕で水をかきながら進む競技です。 春からの練習が思うようにできず、目標達成はできませんでしたが、インカレに向けての課題もわかったので練習を頑張りたいと思います。 もちろん、来年の日本選手権の標準タイムは切れているのでリベンジしたいと思っています。 応援よろしくお願いいたします! ▶水泳部関連記事 KIO Smile Blog 水泳部 看護医療学科 1回生 上野 心優
2023.05.30
畿友会(学生自治会)だよりvol.93~球技大会を開催しました!
皆さんこんにちは、畿友会運営委員会です! 5月27日(土)に畿友会主催球技大会を開催し、学科・学年の垣根をこえて40名がドッジボールで盛り上がりました! 天気にも恵まれ、絶好のスポーツ日和でした。 たくさんの方に参加いただき、「楽しかった!」という声をたくさん聞くことができました。 中には、驚くようなプレーもあり、素晴らしい球技大会となりました。 私たち、畿友会運営委員はたくさんの笑顔を見て、元気な声を聞くことができ、本当に開催してよかったと思っています。 試合中のボール拾いや後片付け、グラウンド整備など積極的に手伝っていただき、本当に感謝しています。手伝っていただいた方本当にありがとうございました! 畿友会運営委員は畿央生の方に楽しんでいただけるようなイベントをこれからも開催していきますのでたくさんのご参加をお待ちしています。 改めて、今回参加していただいた皆様、本当にありがとうございました!! 畿友会広報部 現代教育学科3回生 竹内建人 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio ▶畿友会に関連するブログ記事 KIO Smile Blog