2009年のすべての新着情報一覧
2009.09.01
第1回やまとフォーラムを開催しました。
沖縄の海人の生き方に学ぶ特別対談、古代文化や健康、教育など多彩な21講座で盛り上がる~「第1回やまとフォーラム-教育・文化・健康-」を実施~ 学校法人冬木学園の社会貢献活動の一環として8月30日、畿央大学において「第1回やまとフォーラム-教育・文化・健康-」が開催されました。まず、冬木理事長のご挨拶とお礼、地元広陵町長のご挨拶に続き、特別対談が始まりました。 冬木ホールでの受付風景 冬木理事長からごあいさつ 講座の詳細はこちら 沖縄の暮らしや生き方に学んだ特別対談 テーマは「育む」で、冬木記念ホールに約300人の聴衆が集い、沖縄在住のカメラマン、古谷千佳子さんと畿央大学の森岡周教授との対談(スライド&トーク)が行われました。沖縄の海人(うみんちゅ)の漁や自然、家族や地域の人たちの交流がスクリーンに大きく映し出される会場で、引き継がれる伝統的な暮らしや人々の助け合い、先祖から赤ちゃんまで続く人のつながりなど、日常的な人間関係の大切さが古谷さんの写真を通して伝えられました。 東京生まれの古谷さんが自然の美しさに引かれた沖縄で、漁法の伝承や老人(おじい、おばあ)と子供たちとの日常的な触れ合いなどに接するうちにだんだんと人々の暮らしや生き方に魅力を感じ、引き込まれていった体験が写真を通じて語られ、森岡教授が情報メディアや目や耳で知るのでなく、体で感じることの重要性を解説すると、会場にはゆったりした柔らかい空気が流れ、参加者も自らの体験や教育を思い起こして人間らしさについてそれぞれ感じているふうでした。 そのあと、地域の研究者や実業家、冬木学園の教員が講師になって21の公開講座(1限目11講座、2限目10講座)が開かれました。参加者は健康や教育、文化、生き方、地元産業などそれぞれ関心のあるテーマごとに各教室に分かれて最後まで熱心に受講。また、畿央大学の学生36人がボランティアとして受付や案内、講師紹介などに活躍しました。 公開講座では“邪馬台国”が大人気、健康スイーツKIOブランドの試食も 公開講座で大人気だったのは古代文化です。1限目は「邪馬台国時代の大和」、2限目は「邪馬台国はやはり大和にあったのか?-卑弥呼の墓は本当に箸墓古墳なのか?-」でしたが、いずれも大教室に約100人の受講者が詰めかけました。2限目は2人の研究者が大和説、九州説それぞれの主張を戦わせ、聴衆も身を乗り出して聴き入っていました。 邪馬台国時代の大和 邪馬台国の「畿内説」と「九州説」論争 畿央大学教授の講座では、新しいタイプの食品の研究を紹介、最後にその成果である大豆パウンドケーキの試食がおまけとしてつきました。「おいしいからもっと」とお代わりする人もおり、大好評。近いうちに畿央大学発のパウンドケーキやクッキーが市場に出回るようになるかもしれません。 健康スイーツ開発プロジェクト大豆と葛からパウンドケーキをつくる 顧客とともに企業を「育む」、地域の元気企業からのメッセージ 時とともに人々のライフスタイルや好みは変わります。栄枯盛衰の荒波の中で、顧客のこころをつかみ、生き残りをかけての経営者の知恵と工夫が企業復活・発展を揺るぎないものにしている地域の元気企業から、「やまとフォーラム」ならではの“競争の舞台裏”のお話でした。 外食にかけた30年の歩み「神座(かむくら)」ラーメンレストランへの革命 老舗企業の生きる道「梅乃宿酒造」 「老い」や「疾病」は誰にでも訪れる人の定め、これを支援し奮闘する方々の現場から! 少子高齢化、独居老人世帯増加が進行する中、政府主導の福祉・社会保障制度だけではきめ細かな対応が出来ていないのが現状です。そこで自宅を改造し、小規模多機能型居宅介護事業を立ち上げた先駆者、および地域住人の1人として幸せな老後暮らしを応援する高齢者コミュニティづくり企業から、現場の生の声を発信していただきました。 地域が笑顔であふれたらいいですね-夢をもってアンテナはって一歩踏み出す勇気- 高齢者の『食』とは―食と介護の密接な関係― 障がいを乗り越える! 自分に勇気を、まわりに心づかいを! 50歳の時は脳内出血で左半顔、手足麻痺、構音障害が残り、56歳の時は脳梗塞で頭蓋切開し失語症になり、二度の障がいから復帰した体験談。盲・聾・養護学校における教育現場の実情、特別支援教育のための生徒一人ひとりの個別指導計画、バリアフリーの世の中を実現するための法的支援を進める教育者の立場からの提唱。まさに目から鱗(うろこ)の授業でした。 脳卒中の二度の復帰をはたした治療法とは? 障がい児教育から特別支援教育へ-バリアフリーの世の中へ- 「絵からみえる子どもの心は感動がいっぱい」など子育て・教育関連の講座、「持久力を高めるには?―身体の中の酸素の役割―」などリハビリや身体機能に関する講座、「まちづくりのすすめ―ゼミによる大学と地域との協働の試み―」など地域社会や産業に関する講座、などなど。盛りだくさんの内容で、参加者の中には講座の内容に満足しながらも「2つだけでなく、他の講座にも聴きたいのがあった」という感想を持った人も多かったようです。 特別対談、1限目11講座、2限目10講座に、事前にお申し込み頂いた方は約350人でしたが、当日申込み頂いた方々を含めて500人を超える受講者のみなさんのご参加を頂きました。特別対談には約300人、続いての1限目・2限目計21講座の平均受講者数は約40~50人で、それらを足し合わせた、のべの受講者数は1000人を超えるという盛況さでした。冬木学園は、これからも地域のみなさまにお役に立てるよう、さまざまなテーマで生涯教育のための情報発信に努めてまいります。
2009.08.31
「関西理学療法学生交流会」を開催しました。
8月18日、畿央大学にて関西理学療法学生交流会が開催されました。この交流会は、理学療法士を目指す学生を対象に、交流や情報交換による視野の拡大と、理学療法に対する意識の向上・啓発を目標としています。2004年度より交流会が開催され、私立大学では畿央大学が今回初の開催となりました。 当日は、西は広島、東は名古屋より19校、300名近くの1~4回生の学生が集まり、更に国際交流としてAsia Physical Therapy Student Association(アジア理学療法学生連盟)より国立台湾大学院生1名、同じく学部生の1名を迎えました。 今回「痛みの最前線」をメインテーマとし、名古屋大学教授の水村和枝先生、日本福祉大学准教授の松原貴子先生、関西医科大学助教の水野泰行先生御三方に御講演いただきました。その他痛みについての学生発表や、理学療法士の現状の調査報告、講演内容や今後の理学療法についてディスカッションの場も設け、他校生同士での意見も交換するなど、非常に有意義な会を開くことができたと感じています。 そして今回何よりも頑張ってくれたのが畿央大学の学生交流会、運営委員スタッフ達です!今年の2月より本格活動を開始し、4回生が4月より臨床実習で抜けた中、2、3回生が中心となり運営を進めました。先生との打ち合わせのため名古屋まで行く者、病院調査のためアポイントメントをとりインタビューに行く者、講演後の懇親会を盛り上げるため試行錯誤する者…一人一人が頑張り、今回の交流会を成功させた立役者です。約半年間、学校の授業や定期テストもある中大変でしたが、学生の今だからこそ出来ることに必死に取り組み、その結果得た経験は何よりも貴重なものであると感じています。当日の300名程の参加者の中、運営委員を含めた約3分の1は畿央大学の学生であり、当校の意識の高さもうかがうことができました!今後も学生同士切磋琢磨し、業界を盛り上げていきたいと考えています。
2009.08.28
ボランティアしながら視覚障害について学ぶ~ふれあい点字フェスタのお手伝い~
ボランティアセンターです。 車いすバスケットの試合などで学生ボランティアが訪れている奈良市総合福祉センターで、8月21日(金)「ふれあい点字フェスタ~点字でつなごう福祉の輪~」が開催されました。 このイベントは、点字や視覚障害について多くの人に理解してもらおうと企画されており、本学の学生ボランティア8名が参加し、各コーナーの担当として来客者の応対やガイドヘルプを経験しました。会場には視覚障害者用の日常生活用具や点字の絵本なども展示されており、視覚障害について理解を深める良い機会になりました。 盲導犬のヌシュカは、みんなに盲導犬の仕事を分かってもらう為に活躍。 ハーネスを付けていない時には、普通の人懐っこい犬に戻り、遊んでくれる人をペロペロ・・・。とってもかわいいので、すぐに触りたくなるけど、ハーネスを付けてお仕事をしている時には、触らず、温かく見守ってあげて下さいね。
2009.08.27
ODENは黒滝村へキャンプに行ってきました。
教職クラブODENです。 8月23日に夏の合宿を行いました。 1~4回生38名が黒滝村にある、みよしのオートキャンプ場で豊かな自然とふれあいながら、前期の活動の反省や今後の活動など、みんなでいろいろな話をしました。 普段の大学での活動とは異なり、心も体もリフレッシュしながらのびのびとした貴重な活動となりました。
2009.08.26
元気いっぱい!保育所の子どもたち ~保護者会イベントのお手伝いをしました~
ボランティアセンターです。 8月19日(水)、香芝市立真美ヶ丘保育所と五位堂保育所にて、保護者会イベントのお手伝いをしました。 香芝市立真美ヶ丘保育所では、0,1,2歳児の子ども達と3,4,5歳児の子ども達に分かれて、学生4名ずつが手遊びや歌、紙芝居などを披露しました。とても元気な子ども達とその後も水遊びなどを一緒にして、たくさん触れ合う事ができました。 また、香芝市立五位堂保育所では、「ボランティアクラブぽぽんた」のメンバー5名で訪問。トーンチャイムや人形劇を披露しました。 <学生の感想> 異年齢児の保育の難しさ、伝えることの難しさを実感。食育にも触れる事が出来て、教科書だけでは学べない体験をさせて頂きました。活動の内容については反省する点も多数ありましたが、今回のボランティア体験で得たことは、これからの保育実習に生かせることばかりでした。
2009.08.25
小学5・6年生を対象に「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施しました。
平成21年8月22日(日)10時より、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を小学校5~6年生20名(保護者同伴)を対象に“食育をサイエンスする― 子どものメタボを予防する調理科学―”と題して、実施しました。 この親子体験型イベントは、科学研究費補助金を管轄する文部科学省の外郭団体である日本学術振興会に畿央大学が応募して採択された事業です。 朝10時の開講前には、事前に申し込みされた近隣7市町村10数校の小学校から、女子15名・男子5名計20名の元気な受講生と保護者の方々および見学者を含めて40数名が参加されました。 開講式、オリエンテーション、科研費の説明の後、第1限目は本イベントの実施責任者である健康栄養学科教授金内雅夫先生による「こどものメタボの原因について」の講義。野菜を食べないと不足するものは?朝食をとらないとどうなるか?夜更かしや夜食が太る原因になるか?など、みんなで考えました。 第2限目は、健康栄養学科助教上地加容子先生による「食事をサイエンスする」(お弁当づくり)。偏食にならないよう栄養のバランスを考えた食事メニューの作り方、甘さや塩分を抑えた調理方法を通して、食わず嫌いや食べ過ぎをなくすように、適度なカロリー摂取について勉強しました。 実際に調理実習の前に味覚力をはかりました。 調理(お弁当づくり)前には注意事項の説明 班ごとに分かれてみんなで協力して調理。 お弁当箱に詰めて完成です! 受講生がお料理の勉強をしている間、保護者の方々には畿央大学の「食育サッとシステム」による簡易カロリー計算の体験をしていただきました。今日に限っては、保護者の方は見てるだけ~でした。このあと、完成したお弁当を、家族で試食タイムです。できあがったお弁当を見た保護者の方は感激!! 「食育サッとシステム」でカロリー計算。 みんなでおいしく、ガヤガヤ、試食タイム。 第3限目は、食後の運動で「簡単にできるメタボ解消のための運動」です。担当されるのは理学療法学科助手松本大輔先生で、体を定期的に継続して動かす習慣をつけるのが大事と説かれます。自宅でできる簡単な運動例として、今回は「Wii」を使ってみんなで大画面を見て運動しました。 最後の第4限目授業は、健康栄養学科教授岩城啓子先生による「おいしさをサイエンスする」。おいしさが注目されるわけは?「おいしさ」を左右するものは食べものによって違う。「おいしさ」はエネルギーの源、「おいしさ」ってなに?・・・などについて、オレンジジュースで実験。おいしさについてみんなで勉強しました。みんななっとく! 冬木智子学長より全員に修了証書「未来博士号」授与式。 そのあと学長講話がありました。 みんなよく頑張りました。最後は笑顔で記念撮影!
2009.08.24
今年も畿央大学で「えほん展・なら」開催!~全日程お手伝いをしました~
ボランティアセンターです。 本学のキャンパス内で、8月21日(金)~23日(日)まで、奈良県教職員互助組合主催「えほん展・なら」が開催されました。 今年もたくさんの親子が、来場され、絵本の世界を堪能しておられました。 学生は、前日の搬入から、21名が交替でボランティアとして協力。受付や会場案内、絵本の紹介や読み聞かせなどを行い、小さな子どもたちとたくさんの絵本に囲まれ、楽しい雰囲気の中で活動することができました。
2009.08.24
高田高校教育コースの野外活動に参加させていただきました。
本学と高大連携協定を結んでいる奈良県立高田高校の教育コース1年生の人たちが、8月18日(火)・19日(水)に、国立曽爾青少年自然の家での野外活動を行いました。本学からは、2人の教員と4名の教育学部の学生が、その指導や活動補助などのお手伝いをさせていただきました。1日目は、教育学部の奥田俊詞講師が、曽爾の地質や天体観測についての指導を行いました。天候に恵まれ、青々と茂るススキの中を亀山まで歩いたり、満点の星空に天の川を観察したりするなど、感動のひとときになりました。2日目は、教育学部の島恒生教授と、本学2回生の井上卓也くん、1回生の学生3名が、コミュニケーションゲームの指導を行いました。特に井上くんは、1回生から続けているキャンプ指導の経験を活かし、名前紹介ゲーム、似顔絵描きゲームなど、たくさんのゲームのリードをしてくれました。また、1回生の3人も、ラッシュアワーやさいころトーキングを紹介してくれました。3人は、高田高校教育コースの1期生で、今回の合宿に泊まりがけで参加し、共に教職を目指す後輩高校生との交流や活動の補助などを一生懸命に行ってくれました。教員を志望している教育コースの高校生の人たちはとても積極的で、和気あいあいの中、2時間半があっという間に過ぎていきました。高田高校の生徒さんや先生方とたくさん交流し、また大変喜んでいただくことのできた2日間となりました。
2009.08.20
教職員のための夏の公開講座を開講しました。
平成21年8月19日(水)1限目は、午前10時から12時まで、健康科学部健康栄養学科岡崎眞教授による「食育やぶにらみ」と題しての講義が行われました。受講者は事前に申し込んだ奈良県内の幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校など、約30名の教職員の方々です。朝食を食べない児童・生徒が増加しつつあるなか、子どもにとって「食育」がいかに大事か、また栄養価だけでなく「食事バランス」面からの考察、食器やランチョンマットなど衣住環境による楽しい食事への誘引の大事さなど、従来からとは発想を変えた視点でのお話しに受講者の先生方も頷いておられました。 2限目、13時30分から15時30分までの2時間は、教育学部現代教育学科奥田俊詞講師による「今、教育は何を求められているのか」と題しての講義でした。学習指導要領の改訂ポイントやその理念を整理して分かりやすく解説、またキャリア教育についての進め方・考え方を通して子どもたちに何を伝えていかなければいけないか、など熱のこもった講義に40数名の受講者のみなさんが耳を傾けていました。受講後アンケートでは、「熱意と愛情あふれるお話をありがとう。今後の人生の参考とします。」「2学期を迎えるこの時期に自分を見詰め直すいい機会となり、リフレッシュできた。」など、前向きなご感想をいただきました。
2009.08.17
教員採用試験速報~2010年3月卒業生
教員採用試験速報(1次) 2006年4月に開設された教育学部現代教育学科では、2010年3月に第1期生が卒業します。このたび各地方自治体で実施された教員採用の1次試験の結果が発表され、多くの学生が1次を突破しました。現在はそれぞれが2次試験に向けて着々と準備を進めているところですが、教職支援センターでは夏休みを返上して2次試験対策講座を行っています。13名中12名が合格した神奈川県では8月4日から2次試験が始まるため、すでに7月31日から講座を開始しました。対策講座は希望者全員を対象に8月下旬まで行われる予定で、「音楽実技」「体育実技」「模擬授業」等の講座を実施しています。「タフで元気な教員」をめざす畿央大学生の真価が問われる時がきました。1人でも多くの学生が所期の目的を達成できるように全力で応援します。頑張れ1期生! 教職支援センター 公立小学校教員採用試験 都道府県別の合格者数(2009年8月17日中間報告) 都道府県受験者数合格者数 京都府 2 2 大阪府 37 26 大阪市 5 5 兵庫県 8 4 奈良県 20 16 三重県 2 1 東京都 2 1 神奈川県 13 12 川崎市 2 2 横浜市 5 5 静岡県 1 1 愛知県 9 6 ※合格者は延べ人数