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2023.03.15
2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科
助産学専攻科学生10名は、2023年2月24日(水)に外部講師として淀川キリスト教病院小児科医の豊 奈々絵先生とさくらこどもクリニック院長の奥野 さやか先生をお招きして、「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を受講しました。 NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざしており、「出生時に胎外呼吸循環が順調に移行できない新生児に対して、いかにして心肺蘇生法を行うべきかを学ぶ」ことが目的とされています。 今回、私たちは「(専門)Aコース」を受講しました。このコースでは、気管挿管や薬剤投与を含めた高度な新生児蘇生法を学ぶことができます。 はじめに講義を受けました。「出生直後に筋緊張低下あり、自発呼吸なしのような赤ちゃんを助けること」を目標に、子宮内から子宮外への適応や新生児蘇生法アルゴリズム2020に則った初期処置を教えていただきました。 その後、新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。特に「ICクランプ法」が難しかったです。ICクランプ法とはマスクの密着方法(中指で下顎を軽く持ち上げ、母指・示指でマスクを密着)のことです。しっかり密着させないと空気が入ってしまうためコツを掴むまでが大変でしたが、先生方や学生に胸のあがりを確かめてもらいながら、少しずつ上達していきました! ▼豊 奈々絵先生 ▼奥野 さやか先生 次に、事例を通した演習を行い、NCPRのアルゴリズムに沿っての対応をシミュレーションしました。先生が説明した状況設定に応じた必要物品を用意するところから演習がスタートします。 事例を通した演習では、先生が初めに状況設定を説明してくださり、状況に合わせて必要物品を用意するところから開始しました。また、2人1組で実施者役と介護者役になり、蘇生を行いました。あらかじめ流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技をご教授いただいたので、戸惑いながらも自分たちなりに役割を見つけていきました。 今回、NCPRの講義で時間内に、観察・判断・行動していくことの重要性や、チームで行動することが救命につながると学びました。私たち10人はたくさんの赤ちゃんの命を預かることになるため、すぐに対応できるよう今後も勉強し続けていきたいと思います。 豊先生、奥野先生、貴重な機会をいただきありがとうございました! 助産学専攻科11期生 前田 美羽 【関連記事】 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.03.10
第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科
2023年2月28日(火)に「助産学専攻科第11期生事例研究発表会」を開催し、学生10名が発表しました。その様子を紹介します。 私たちは、8月から病院や保健センター、助産院にて助産学実習を行いました。助産学実習では、1人の対象者を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただく「継続実習」があります。本年も新型コロナウイルス流行に伴い、制限はありましたが、ほとんどの学生が分娩期から産褥期の実習をさせていただくことができました。 事例研究発表会では、継続実習での学びやそれぞれが実施した助産ケアについて論文や文献を用いて振り返りました。実施した助産ケアについての先行研究をもとに考察することや研究内容を発表時間内におさめることは難しかったですが、教員に助言をいただき、簡潔に発表することができました。 学生は、それぞれ最後に自身の「目指す助産師像」について発表しました。 当日は学生や本学教員の他、助産学実習で指導していただいた臨床教授・講師の皆様や本学3~4回生にも参加していただきました。多くの方に参加していただいたため、大変緊張しましたが、それぞれが一生懸命発表し自身の学びや思いが伝わるように心がけることによって、無事発表を終えることができました。 発表会を通して、学生間、臨床教授・講師や教員から質問や講評をいただくことで、自身の行った助産ケアを振り返り、より深く理解することができました。研究では先行文献や助産ケアのエビデンスを探すのに苦労しました。中にはまだエビデンスが確立されていないこともありました。講評の中に「今後はエビデンスをつくる立場になってほしい」というお言葉もあり、今後の臨床ではこの言葉を意識していきたいです。 最後に、実習で学生の受け持ちをご承諾していただきました妊産褥婦の皆様、ご家族の皆様、新型コロナウイルスの影響も大きい中で実習を受け入れてくれてくださった病院施設、保健センター、助産院の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床教授・講師の皆様、教員の皆様に心より御礼申し上げます。 助産学専攻科 11期生 村中 彩夏 【関連記事】 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.03.09
外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科
2023年2月22日(水)、京都看護大学 京都看護大学大学院 四万十看護学部設置室の森田 婦美子先生にベビーマッサージとマタニティヨガを教えていただきました。 ベビーマッサージ ベビーマッサージとは、赤ちゃんの肌に直接触れ合うことで2人の絆を深め、赤ちゃんの健やかな身体をつくることを目的としたコミュニケーションの手段です。赤ちゃんにとっては、精神的な安定やお母さん、お父さんとの信頼関係が発達するなどの効果があります。また、「オキシトシン」と呼ばれる幸せホルモンの分泌を促し、お母さんとお父さんのストレスや不安の軽減にもつながります。 実際に私たち学生もお互いの背中に触れることで、人が触れることによってのぬくもりを感じ、気持ちの落ち着きを感じました。 マッサージの時は赤ちゃんの肌に優しくまあるく触れながら、上から下への動きと赤ちゃんの成長発達の方向である中枢から末梢へ行うことが大切であると学びました。森田先生のお話しからも、技術などではなく赤ちゃんに「触れる」ことでコミュニケーション機会をつくることがポイントだと感じました。 マタニティヨガ マタニティヨガとは、妊産婦さんがリラックスすることで身体的なストレス改善だけでなく、精神的ストレスを軽減させることができるものです。また、瞑想しながら赤ちゃんの存在を感じ、赤ちゃんとの対話の時間を得ることもできます。教室で他のお母さんたちと行うマタニティヨガでは、他のお母さんたちとおしゃべりをしたり、悩みなどを共有することで気分転換にもなります。 私たちもマタニティヨガを実際に体験し、普段意識しない呼吸を意識することで、徐々に全身の緊張が解け、気持ちが落ち着き、すがすがしい気持ちになりました。森田先生のお話からも、マタニティヨガの後はお母さん方がとてもすっきりしたお顔で帰られるとお聞きしました。 マタニティヨガは、お母さん方が自分自身の身体と向き合えるだけでなく、赤ちゃんと向き合い、その存在を感じることのできる機会になることも学ぶことができました。 マタニティヨガもベビーマッサージも初めての体験でしたが、森田先生の温かく明るいお人柄で、終始楽しく、多くの知識・技術を学ぶことができました。 お母さん方が妊娠中から自身の身体と向き合い、赤ちゃんの存在を感じること、そして産後には赤ちゃんとのコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶことができた貴重な機会となりました。 助産学専攻科11期生 勝田 真都 【関連記事】 第36回日本助産学会でポスター発表!~助産学専攻科 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第10回助産学専攻科事例研究発表会を開催しました。 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.03.08
ならコープとのコラボ「らくらくお料理パック」第1回試作会を開催!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2023年1月11日(水)に、ヘルスチーム菜良※1のメンバーで、ならコープさんとの共同レシピ開発「らくらくお料理パック※2」の試作会を開催しました。3回生3名、2回生4名が参加し、それぞれの考案したレシピを数人のグループに分かれて試作しました。また、当日の参加が難しかったメンバーは、考案したレシピを自宅で試作し、提案を行いました。 (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 (※2)らくらくお料理パック…コープさんが販売しているミールキットのことです。お肉や野菜などの必要な食材と付属のタレが入っていて、家で煮たり焼いたりするだけで1品が完成する手軽なキットです。ヘルスチーム菜良では、このミールキットの新商品開発に携わっています。 事前に自宅で試作を行い、それぞれが考えてきたレシピを大学でもう一度作り、参加メンバーや先生方に試食していただき意見交換を行いました。 今回は9品のレシピを試作しました。嗜好の異なる意見を聞くことで、今のままでは味つけが薄いと感じる人がいることや、豚肉となすのバタポン炒めではバターの味がしっかりついているためごま油はいらないなど各々レシピの課題を見つけることができました。 豚肉となすのバタポン炒め 夏野菜の揚げない揚げ出し 奈良のっぺ 筑前煮 なすのにんにく味噌炒め チヂミ(タレはポン酢) 春雨サラダ かぼちゃのすき煮 かぼちゃのクリーム煮 他のメンバーと試作を行うことで、自分以外のレシピからアイデアを吸収することができました。作り方を知らない人から見ると、野菜の切り方、炒め時間の記載がわかりにくいなどお互いのレシピの指摘もすることができました。2回生は授業があったため参加できませんでしたが、3回生は意見交換の後、残っていた食材を用いてレシピの改善を行っていました。他のメンバーは自宅で再度試作し、レシピを完成させました。 今回初めて参加したメンバーからは、「使用する食材や手順など全てを一から開発するため悩むことも多かったが、とても良い経験になった」「自分が開発したレシピで誰かに喜んでもらえたら嬉しい」といった声が多くあがりました。 来年度からは試作の回数を増やし、より精力的に手軽で美味しいらくらくお料理パックのレシピ開発に取り組んでいきます! 健康栄養学科2回生 中谷 栞里 松下 歩未 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2023.03.07
カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.9~ビクトリアと短期語学留学の魅力を紹介!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。コロナ感染拡大の影響で3年ぶりの実施となる今回、5学科9名の学生が2023年2月17日(金)~3月6日(月)までの18日間をカナダのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、アイスホッケー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。ブログ第9弾では、帰国した健康栄養学科1回生の大務 友紀さんが2週間を振り返りつつ、ビクトリアの魅力を紹介してくれました! こんにちは!健康栄養学科1回生の大務 友紀です。3月6日(月)、私たちは無事に日本に到着することが出来ました。また帰りの飛行機では席が近かった友達と思い出話をずっとしていて、「まだまだビクトリアにいたかったな…」と名残惜しく感じました。 楽しく色々な経験をすることができた18日間のカナダ生活!私が感じた「ビクトリアの3大魅力」を紹介します。 1.とにかく優しい人が多い! ビクトリアでは歩行者が信号のない横断歩道にいると必ず止まってくれます。また「レディーファースト」の文化が浸透していて、ショッピングモールに入る扉を全然知らない人が開けて先に入らせてくれたり、バスに先に乗せてくれたりと、いたるところでやさしい人に出会うことができました。 2.自然が豊かで観光スポットも多い! 本当に自然が豊かでした!しかもビクトリアのあらゆるところにバスが通っているので、都市部のダウンタウンにも30分ほどで行くことができ、とても便利でした。この写真は学校までの道のりの一部です。写真でもわかるように木が大きい!そして道路が広い! 海の景色も大迫力で、運がよければアザラシを見ることが出来ます。本当に感動しました! 写真では伝え切れないので、是非ビクトリアのSAXE POINT PARKに行ってみてください! この写真はバンクーバーで撮ってもらったものですが、場所はカナダ・プレイスという人気スポットの一つです。夜景が本当に素敵でした。 3.食べ物がとにかく美味しい! Blue Fox caféというビクトリアで一番人気のカフェとのことで、味も抜群! ビクトリアはアイスがとても美味しくいろんなアイスを食べることができます。特にビクトリアで有名なチョコレート専門店のアイスが私は一番おいしかったです! もっとたくさん美味しいものを食べたのですが、長くなるのでこの写真をラストにします😢肉汁から作ったグレイビーソースとチーズをフライドポテトにタップリかけたプーティンと言うカナダ生まれのファストフードです。味付けがとにかく美味しい!カナダに来たら絶対食べて欲しいです!(もちろんほかの料理もすごくおいしいです) 観光や食べ物で感じたことばかり挙げてしまいましたが、今回の短期語学留学は、自分の長い人生のほんの一部でも、確実に自分にとってかけがえのない経験となりました。伝えようと努力することやもっと話せるようになりたいという向上心、様々なことにチャレンジしたいと思う好奇心など、これからの人生で必要なことばかり身につけることが出来ました。 留学に興味あるけど英語ができない人や人見知りなどで行くかどうか悩んでいる人は、絶対行くべきです!知らなかった景色、価値観、文化に触れることができます! 健康栄養学科1回生 大務 友紀 【関連記事】 カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.8~ビクトリアでの自由時間! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.7~ビクトリア最後の日! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.6~ラストウィークに突入! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.5~念願の留学生活! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.4~いよいよ授業スタート! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.3~学校が始まるまで! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.2~ホームステイ開始! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.1~出発編(オリエンテーション~到着まで) 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.03.06
カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.8~ビクトリアでの自由時間!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。コロナ感染拡大の影響で3年ぶりの実施となる今回、5学科9名の学生が2023年2月17日(金)~3月6日(月)までの18日間をカナダのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、アイスホッケー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。ブログ第8弾では、理学療法学科1回生の滝さんが、終盤を迎えたビクトリア滞在での自由時間を振り返ってくれました! こんにちは!理学療法学科1回生の滝 壱聖です。 昨日現地校Global Villageでの授業が終了し、今日ビクトリアを出発してバンクーバーに滞在しながらこのブログをかいています。今回は、ビクトリアでの自由時間についてレポートします。 短期語学留学に行こうと思ったきっかけは、「英語を学びたい」という理由だけではなく、「他国の文化や価値観を知りたい」という気持ちでした。実際に学校では多くの国の方々と関わる機会がありましたが、そこで友達になり、放課後の自由時間を使って、ディナーや遊びにも行くようになりました。 ▼放課後にコロンビアの方々と交流した時間です。この時は、留学した理由や将来の夢、日本のお金やお守りを見せたりと日本のことを知ってもらいました。とても興味を持ってくれて、話が盛り上がりました。 ▼休日に学校で出来た友達とスケートに行った時の写真です。日本でスケートをすることは滅多になく、教えてもらうばかりで、英語で説明されて理解し難いことも多々ありましたが、ジェスチャーを用いたり、簡単な言葉に置き換えたりしてコミュニケーションをとることができました。 ▼この写真は、学校でできた友達とディナーへ行った時の写真です。中華料理を食べに行き、とても楽しい時間でした。ご飯の後はマクドナルドでゆっくりし、お互いの国の人口や有名なもの、言語などを教え合ったりしました。 ▼ホームステイ先が同じだったルームメイトとの写真です。ステイ先での自由時間にはずっと一緒にいて、喋ってくれたりゲームをしてくれました。日本人の方ですが、去年からカナダにきており、英語も流暢でカナダの文化や考え方も教えてくれました。 このように、外出やステイ先での自由時間においても、人とコミュニケーションをとることで、さまざまな文化や価値観、考え方があることを理解し、学ぶことができました。 今日でホームステイが終わり、ホストファミリー、ルームメイトとの別れは悲しいですが、これから2日間過ごすバンクーバーもさまざまな方々と関わり、カナダの空気を吸い、日本では出来ないことを沢山して、楽しい時間にしようと思います! 健康科学部理学療法学科1回生 滝 壱聖 【関連記事】 カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.7~ビクトリア最後の日! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.6~ラストウィークに突入! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.5~念願の留学生活! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.4~いよいよ授業スタート! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.3~学校が始まるまで! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.2~ホームステイ開始! カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.1~出発編(オリエンテーション~到着まで) 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.03.06
健康科学研究所プロジェクト研究中間報告会を開催しました。
2023年3月2日(木)、健康科学研究所プロジェクト研究中間報告会を実施しました。 健康科学研究所は2007年に開設し、心身の健康に関する特色ある研究プロジェクトを策定し、意欲ある研究者が結集してその解明にあたっています。 開学10周年記念プロジェクト研究として「心豊かな生活をおくるための健康科学」「質の高い健康寿命をめざす健康科学」の2つの研究領域において3年にわたる事業を展開し、多くの成果を挙げてきました。平成27年度には10周年記念プロジェクト研究をさらに掘り下げた、第2期プロジェクト研究「質の高い長寿をめざす健康科学」(H27-H29)、平成30年度には第3期プロジェクト研究「健康長寿延伸に向けての基盤研究」(H30-R2)に取り組みました。 これらの成果を更に深化させることを目的とし、若手研究者、女性研究者を積極的に登用するとして「健康長寿に向けての総合的研究」をテーマに立ち上げられたのが、第4期プロジェクト研究です。 この度、第4期プロジェクト研究の研究期間の3年間のうち2年が経過したため、研究中間報告会を開催し、これまでの各研究領域の成果について報告をし、教員等約30名が参加しました。 中間報告会の冒頭には山本 隆健康科学研究所長より挨拶があり、その後、各研究領域が約30分の中間報告会を行ないました。 ▼山本 隆健康科学研究所長 第4期プロジェクト研究テーマ 「健康長寿に向けての総合的研究」 【研究期間】令和3年度~令和5年度 研究領域1 「おいしい食べ物の開発に向けての基礎的および実践的研究」 研究代表者:健康栄養学科 准教授 岩田 恵美子 研究領域2 「適切な運動の方法を解明する生理学的研究」 研究代表者:健康栄養学科 教授 永澤 健 研究領域3 「身体活動量低下による腸内細菌叢の変化が高齢者疾患に及ぼす影響について」 研究代表者:健康栄養学科 准教授 村木 悦子 畿央大学ならではの特色ある研究ばかりで、活発で内容深い質疑応答が展開され、有意義な報告会となりました。次年度は最終年度となりますため、今後の成果が期待されます。 【関連記事】 2018年度 「健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。 2015年度「畿央大学開学10周年記念プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。
2023.03.05
森岡 周教授のコメント論文が「Physics of Life Reviews誌」に掲載されました~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
この度、Physics of Life Reviews誌に掲載されたレビュー論文 “Doricchi F, Lasaponara S, Pazzaglia M, Silvetti M. Left and right temporal-parietal junctions (TPJs) as "match/mismatch" hedonic machines: A unifying account of TPJ function. Phys Life Rev. 2022 Sep;42:56-92. https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.07.001”に対する森岡周教授(本学理学療法学科・健康科学研究科教授、ニューロリハビリテーション研究センター長)のコメント論文が掲載されました。 Doricchiらのこのレビュー論文は、側頭-頭頂接合部(以下、TPJ)の役割に焦点を当て、既存のエビデンスに基いて、左TPJが予測と現実の一致/不一致のコード化を、右TPJが不一致のコード化を担っていると提案しています。 この提案に対して、神経科学界を代表するリーダーたちがコメント論文を出しています。 上肢運動制御や失行症に関わる前頭-頭頂ネットワークの研究で著名なFerdinand Binkofski博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.11.004) 注意および半側空間無視研究の偉大な先導者であるPaolo Bartolomeo博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.12.004) 痛み、触覚、身体表象、身体意識などに関するユニークな実験手法により様々な新しい発見を見出し続けているMatthew R. Longo博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.12.009) ヨーロッパ神経心理学会連合の元会長で、現在は失語症や認知症に関する研究に注力している神経科医であり認知神経科学者のStefano F. Cappa博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.11.013) 多感覚ニューロンが身体近位空間をエンコードする方法と運動皮質が複雑な運動レパートリーをマッピングする方法に関する先駆的な電気生理学研究を行い、近年では意識の脳内基盤に関する研究で神経科学に貢献し続けているMichael S.A. Graziano博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2022.12.023) 言わずと知れた行動と知覚・能動的推論の「自由エネルギー原理」を提唱し、Statistical Parametric Mapping(SPM)、Voxel-Based Morphometry(VBM)、Dynamic Causal Modelling(DCM)を発明した理論神経科学と脳イメージング研究の権威Karl Friston博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2023.01.004) 半側空間無視の治療的トレーニングとして現時点で最もエビデンスレベルの高いプリズム順応の開発者として著名なYves Rossetti博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2023.01.003) NatureやScienceを含む数多くの原著論文を公表してきており、脳構造、脳機能イメージング、脳卒中、パーキンソン病、神経変性疾患、認知神経科学、そして非侵襲的脳刺激や薬剤治療を含む新たな神経学的治療法の開発と幅広い研究領域を有しているGereon R. Fink博士(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2023.01.016) 錚々たる研究者にならんで、本学の森岡 周教授(https://doi.org/10.1016/j.plrev.2023.02.001)のコメント論文も掲載されています。 TPJは運動制御における単純な予測と結果の一致/不一致のみならず、注意や言語、模倣や道具使用、情動や感情、ワーキングメモリ、デフォルトモードやサリエンシーネットワーク、心の理論などの社会的認知、自己意識、そして半側空間無視や身体・病態失認、あるいは失行といった高次脳機能障害にも関わる重要なノードとして認識されており、森岡教授もこれらに関する自らの数多くの研究成果と考えに基づいてコメント論文を書かれています。 神経科学領域に関心がある方々にとっては著者名を見るだけでワクワクするビッグネームばかりですが、全て短いコメント論文ですので、超一流の研究者らの考察を一度読んでみられてはいかがでしょうか?? 健康科学研究科・ニューロリハビリテーション研究センター 准教授 信迫 悟志 【関連記事】 ニューロリハビリテーション研究センター関連記事 ニューロリハビリテーション研究センターHP
2023.03.04
多くの理学療法士が購読する「理学療法ジャーナル」の特集を本学教員が企画!~理学療法学科・健康科学研究科
健康科学部理学療法学科、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの森岡 周教授が理学療法ジャーナルVol.57 No.3 2023年3月号(医学書院)において特集「システムとしての姿勢制御 メカニズムの解明から臨床応用まで」を企画・編集しました。本雑誌は、理学療法士ならば誰もが必ず読んだことのある雑誌になります。 本特集は畿央大学関係者も執筆しており、今回、本特集の執筆に関わった、卒業生である植田 耕造さん(本学理学療法学科3期生、博士後期課程修了、JCHO滋賀病院 リハビリテーション部主任、本学大学院客員准教授)に、本特集ならびに畿央大学の特徴を聞きました。 植田 耕造さん コメント 私は本特集の中の「注意操作を用いた姿勢制御アプローチ」を執筆しました。 私は畿央大学大学院在籍中に「姿勢制御への注意機能の影響を調べた研究」を行っております。 この研究では、立位中の姿勢動揺に注意を向け随意的に動揺を制御する時(随意的制御)と、立位中に計算などの認知課題を行い姿勢動揺から注意を逸らした時(自動的制御)では、動揺の振幅は同程度だが、随意的制御の方が動揺速度が速く揺れの質が異なることを示しました。 本特集では、先の研究のような注意の操作により姿勢動揺が増減することや、高い所に立つことで起こる恐怖心により自分の身体に注意が向いてしまい意識的に姿勢制御を行ってしまうことなどを説明しました。また、立位中に計算など認知課題を行う、いわゆる二重課題法を用いたアプローチの効果などを解説しました。 私が注意機能へ興味を持ったのは、実は畿央大学在学時の卒業研究の時になります。その時は、障害物跨ぎ動作の時に携帯電話の操作を行うことの影響を研究しました。畿央大学の特徴の1つとして、卒業後に大学院への進学や研究を行う方が多いことが挙げられますが、これは各分野の第一線で活躍されている教員の先生から卒業研究を通して研究の重要性や面白みを伝えていただけることが大きく影響していると思います。 また、本特集には本学4期生の石垣智也さん(名古屋学院大学講師)も「接触操作を用いた姿勢制御アプローチ」を執筆しています。 石垣さんとは、大学、大学院と切磋琢磨した間柄です。特に大学院では同じ姿勢制御グループとして多くの時間を共にしました。卒業してからも世代関係なく先輩後輩の仲が良く、活躍してる人が多いのも畿央大学の特徴です。 本特集の著者の多くは、畿央大学のニューロリハビリテーション研究センター主催研究会「リハビリテーションのための姿勢運動制御研究(第1回、第2回)」で講師をしていただいています。それを発端に日本前庭理学療法研究会(塩崎智之 理事長/耳鼻咽喉・頭頸部外科教室 助教、理学療法士、本学大学院修士課程修了)も発足しました。こうした背景からも、姿勢制御研究において畿央大学が重要な位置を担っていることが伺えますし、学部教育や研究を行うだけでなく臨床家と研究者の架け橋という役割も畿央大学の特徴だと思います。 関連リンク 固定物とヒトへの軽い接触による立位姿勢制御の特徴 軽く触れることで得られる立位姿勢の安定化に直接影響を与える大脳皮質領域 軽く触れることで得られる立位姿勢の安定化に関係する脳活動
2023.03.04
英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.12~留学生活を振り返って
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。ブログ第12弾では、時系列に半年間を振り返ってくれました。 こんにちは。教育学部現代教育学科2回生の吉田和華です。半年間の留学生活も終わりが近づき、この現地リポートも最後になるので、今回は今までのセメスター留学での経験を、月ごとに追って説明していきたいと思います。 9月 Orange Shirts Day 9月30日のOrange Shirts Dayは文化的ジェノサイドによって深く傷つけられたり、寄宿学校の虐待によって殺害されたカナダ先住民の子供たちに思いをはせる日です。実際にカナダでは学校やホームステイ先の家庭でお話を聴いたり、当日は町中にオレンジのTシャツを着ている人がいたり、集会が行われていたりしました。 10月 Halloween 10月30日のハロウィンの日には、朝から学校に仮装して登校しました。先生も生徒も仮装しながら授業をして、ハロウィンにちなんだゲームやお話を授業内で行ったり、お菓子をもらったり、授業でもハロウィンの雰囲気を感じることが出来ました。また、夕方にはホストシスターと一緒に、「トリック・オア・トリート」と唱えながら、お菓子をもらいにご近所を回りました。子供のころにも経験できなかった体験が出来て、現地のハロウィンの雰囲気を沢山感じることが出来た素敵な一日でした。 11月 Party マザーの友達の誕生日会がホストファミリーの家で開かれました。私もハウスメイトもそれぞれ友達を呼んで、ホストファミリーの友達も集まって、大人数での持ち寄りパーティーでした。知らない人だらけで最初は緊張していましたが、たくさんのネイティブの方と会話できる貴重な体験でした。 12月 Heavy Snow 12月20日には大雪が降りました。カナダでも珍しいくらいの大雪で、バスが運行できなくなり、二日間学校が休みになりました。子供のころ以来なかなか経験できなかった久しぶりの大雪にテンションが上がって、長靴や防寒服をホストファミリーに借りて、雪の中を歩き回りました。 Christmas Dinner 12月22日にホストファミリーとクリスマスディナーを食べました。カナダでは一般的にクリスマス当日は家族でゆっくり過ごすので、私のホストファミリーの家ではクリスマスの数日前に料理をたくさん作って、その作り置きをクリスマス当日まで食べるようにしているそうです。なかでもターキーはクリスマスの定番ですが、実は今までクリスマスの日に食べたことがなかったので、クリスマスらしい迫力満点のターキーを食べることが出来て良かったです。 1月 Dine Around 1月19日に30以上のビクトリアのレストランが集まる「Dine Around Gala Launch」というイベントに行きました。実際に会場内で作る様子を見たり、料理の説明を聞くことが出来ます。中でも一番おいしかったのは、「Empress Hotel」のスモークサーモンでした。 2月 留学の終わりが近づき、日本に帰る事がうれしい反面、カナダを離れることに寂しさや焦りを感じています。そうやっていろいろ考えて、少し頭を整理したいときに家の近くのお気に入りの海を良く見に行きます。ここには散歩中の人や犬がよく訪れます。時間によっては夕日も良く見えるので、リラックスするにはうってつけの場所です。 最後に 留学生活が本当に残りわずかになり、1日1日を大切に思いながら過ごしています。カナダに来てから本当に多くの出会いがあり、それと同時に多くの別れもあり、毎日忙しなく過ごす中で、ホストファミリーや学校の友達や先生の優しさに助けられながら、日々成長していると感じています。残り数週間、後悔のないように過ごしたいと思います。 現代教育学科英語教育コース2回生 吉田 和華 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科


