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2022.11.17
令和4年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート
2022年11月4日(金)に開催された理学療法学科卒業研究発表会を梶原先生が教員視点でレポートします! ▶学生レポートはこちら 今年度の理学療法学科の卒業研究発表会は計25演題の発表が行われました。研究テーマは運動器や脳科学、呼吸器系、物理療法、動物実験による基礎研究、コミュニケーション、高齢者、ウィメンズヘルス、統計など多岐にわたりました。 理学療法学科では3年次に各教員のゼミへ配属されると、そこから4年次の11月に行われる「卒業研究発表会」に向けて、先行研究を調べたり、ゼミ生同士で相談をしたり教員の指導を仰ぎながら研究計画を立てていきます。昨年、一昨年はコロナ禍の影響もあり学外でデータを取る研究はほとんどありませんでした。しかし、今年はコロナ禍以前と同等とはいかないまでも学内だけでなく地域の方に協力いただいてデータを取っている研究も増えており、感染対策をしっかりとった上で徐々に出来ることが増えてきているのを実感しました。全体として今年もよくまとまった発表だったと思いますが、個人的にはウシガエルの心臓を用いた生理学実習の項目の検討についての発表を興味深く聞きました(理学療法学科には獣医の教員がいます)。 今年度も感染対策を行った上で、無事に卒業研究発表会を開催することが出来て良かったと感じています。普段は「聞く」側であることが多い学生たちにとって、冬木記念ホールという大きなホールに立って発表することは大いに緊張することだったと思いますが、同時に貴重な経験になったことと思います。 7分間という発表時間は準備の前には長いように感じたかもしれませんが、実際に発表する段階になると思いの外短く、伝えたいことを時間内にまとめるのに苦労した学生も少なくなかったと思います。3分間の質疑応答では、教員からの鋭い質問に緊張しながらも自分たちの考えを述べることが出来ていました。さらに、今年度は聴講していた3回生からも例年より質問のための挙手が多かった姿が印象的でした。 今回の発表が満足のいくものだった学生もいれば、心残りがある学生もいるかもしれません。しかし、卒業研究を立案、実施していく中で分からないことを深く探求したこと、まだまだ感染対策などで制限も残る状況で今出来る範囲で最大限のことをする為に工夫をしたことは、きっと臨床に出た時に患者さんにより良い医療、より良い理学療法を提供し学び続ける力になると思います。 卒業研究は終わりましたが、すぐに国家試験の対策が待ち受けています。 今年も合格100%をめざして頑張りましょう!! 理学療法学科 助教 梶原由布 【関連記事】 令和3年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート 令和3年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート 令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート
2022.11.17
就職レポートNo.692(奈良県/養護教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第692弾! 現代教育学科14期生(23卒) Y.K さん 奈良県・養護教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 養護教諭を目指そうと思ったきっかけは、高校生の頃に出会った養護教諭の先生の影響です。感染性胃腸炎にかかり、体調を崩して保健室に行ったとき、養護教諭の先生は、まず、衣服を緩めベッドで寝かせてくださいました。しばらくして、私は、今までに感じたことのないしんどさから「死んでしまうのではないか」という強い恐怖心に襲われ、このことを先生に伝えました。すると、「大丈夫だよ」と声をかけてくださり、安心感を与えてくださいました。このことから、私も根拠に基づく身体的アドバイスができ、不安にも寄り添えるような先生になりたいと思い、養護教諭を目指しました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 大学で学んできた様々なことを実際に肌で感じることができました。子どもの発達段階に応じた関わり方、先生方の子どもに対する関わり方、先生方同士の連携、保護者との連携・コミュニケーション、チーム学校など、観察したり、実際に触れ合ったりしないと分からないことを学ぶことができました。特に大事だなと感じたことは、自ら積極的に行動することです。子どもとの信頼関係や先生方との関係を築くためには、受け身ではなく能動的に動くことが大切で、そのことにより、より早く深い関係が築け、子どもたちや先生方がより良い学校生活を送ることができると考えました。 【畿央大学での大学生活について】 4年間は一瞬だったけれど、とても楽しく大学生活を送ることができました。小規模・少人数だからこそ味わえるものがあって良いと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 早いうちから対策を進めてくださったのは、とても良かったです。また、個人戦ではなくチーム戦を意識されていたため、わからないことや知らないことを教えあって、お互い支え合いながら対策を進めていくことができました。 【理想の教師像】 誰からも信頼される先生になりたいと考えています。悩みがあるから、体調がすぐれないからなどのときだけでなく、普段の何気ないことでも「この先生と話したいな」と思ってもらえるような先生になりたいです。それは、子どもだけではなく、先生方や保護者の方とも築けるようにしたいです。 【後輩へのメッセージ】 試験が近づくにつれて辛いことも増えてくるかもしれません。しかし、ひとりで抱え込むのではなく、周りにいる人に助けを求めたり頼ったりすることで、それが少しでもなくなることもあります。ですので、頑張りすぎず、メリハリをつけて、仲間と一緒に頑張ってください。
2022.11.17
第20回畿央祭実行委員Blog vol.7~開会式&初日レポート!
こんにちは! 第20回畿央祭web制作担当の吉田光大と溝口裕那です。 畿央祭1日目の様子について、レポートしたいと思います!! 開会式は、まずは学長先生から開式にあたってのお言葉をいただき、続いて畿友会会長の岸さんの挨拶、そして最後は実行委員長の松岡さんからの挨拶で、待ちに待った畿央祭がスタートしました。 初日は天気にも恵まれ、青空の下真っ白なつなぎがキラキラと輝いていました。 たくさんの来場者で溢れていた1日目。 アリーナでは一般参加の子どもたちが遊びに来てくれて、楽しそうに遊んでいる姿や笑顔を見ることができ、実行委員として嬉しい気持ちになりました。ダンスを披露すると一緒に踊ってくれる子どもたちも! アリーナの中で実施された展示部署企画の「えしりとり(絵しりとり)」は、意外にも学生に人気で、長いしりとりが出来上がっていました! 模擬店では、早々に食べ物が売り切れるほどの人気ぶりで、ゲームの景品としてディズニーのペアチケットが当たっている人もいました。 また、実行委員長と副実行委員長たちが企画したフリーマーケット「紬LOHAS MARKET」では、たくさんのものが出品され、学生だけでなく保護者の方や一般来場者の方にも大好評! 大盛況に終わって疲れももちろんありましたが、2日目がより楽しみに、より盛り上げようという気持ちになりました! 第20回畿央祭web制作担当 吉田光大・溝口裕那 【関連記事】 第20回畿央祭実行委員Blog vol.6~前日準備 第20回 畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。 第20回畿央祭実行委員Blog vol.5~伝統の「つなぎ」とパンフレットが完成! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.4~学長先生を再び訪問! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.3~各部署紹介! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.2~学長先生に実行委員がご挨拶! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.1~231名の実行委員が始動!
2022.11.16
ハンセン病療養所で、当事者家族の声から「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」
畿央大学 健康科学部 看護医療学科では2015年度より保健師対象科目「健康学特論」において、受講者を岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園に直接赴き、納骨堂に献花し、往時に使用されていた収容施設や監房跡等も見学し、そして、現在も入所されている回復者の話に耳を傾けてきました。文准教授からのレポートです。 コロナ禍で「疾病と差別」の問題がクローズアップされる中、ハンセン病問題を再び学ぶことは非常に意義のあることです。「ハンセン病」は主に皮膚や末梢神経をおかす感染症ですが、今では治る病気で日本国内における新規感染者は毎年0~数名程度です。しかしながら治療が遅れてしまうと、感染症そのものが治癒した後も顔や手足など、人に見える部分の末梢神経に後遺症を残したことから、長きにわたって人々の差別の目にさらされてきました。また、1996年まで続いた「らい予防法」により、病気は治っているにもかかわらず療養所への「強制入所」を余儀なくされてきました。 2020、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で現地に赴くことができませんでしたが、3年ぶりに35名の学生と2名の教員で愛生園に訪問することができました。到着後、私たちはまず、長島愛生園歴史館主任学芸員の田村朋久さんから、「人権が尊重される社会のために~ハンセン病問題から学ぶ~」について講演していただきました。 講演中に回覧させていただいた「二重構造の湯吞み」です。 ハンセン病は感染症そのものが治癒しても末梢神経に後遺症が残ることが多く、熱さを感じません。一般的な湯呑みだとやけどをしてもわからないのです。この湯呑みはそれを防ぐための工夫がなされています。 昼食をはさみ、午後からは歴史館の見学を行いました。午前の講演に引き続き、田村主任学芸員が館内の解説をしてくださいました。 その後、園内の見学に移りました。 ▼歴史館の外景 ▼当時の患者専用の収容桟橋 収容後すぐに入れられた回春寮と続き、監房跡を見学しました。学生たちは、「事前学習では学んでいたけれど、実際に自分の目で見ると当時のことを想像してしまう」と口々に話していました。 その後、亡くなっても「社会復帰」が叶わなかった方々が眠る納骨堂と、1996年まで続いた優生保護法(優生保護法施行以前も行われていましたが)による強制堕胎の胎児を祀る水子地蔵の前でそれぞれ花を捧げ、手を合わせました。 最後に田村主任学芸員から「継承講話」という形で入所者のお話を伺うことができました。 長島愛生園を訪問した学生の感想 ●長島愛生園に来るまでは、隔離されていた島があることやハンセン病の患者さんが入っていた収容所があることについての知識だけで頭の中で想像していたけど、実際に足を踏み入れることで本当にあったのことを実感した。印象に残ったのは新良田教室での授業の、「嘘は悪いことではなく堂々とつけ」という教えで、自分を隠して過ごすことを余儀なくされているように感じた。また、ハンセン病が遺伝病と誤解されていたことから子どもをつくることができず、語り部が高齢化により減少しているなかで、ハンセン病についてや、大きな差別があったことについて忘れ去られてしまうのではないかという懸念があることを知り、この島で今まで生きてこられた人たち一人一人の人生を無駄にしてはいけないと感じ、後世に伝えていきたいと思った。 ●収容浅橋を見学している際に、この場は家族などの付き添いとの別れの場所であったことを知り、何も知らされずにこの場所に連れられてきたハンセン病の患者はどのような気持ちになったのかと胸が痛くなった。 ●当時使われていたまま残っていた施設を見学して、少しひんやりした空気や独特のにおいを感じ、1人でこの施設につれてこられた少年少女たちがどれだけ心細く、辛かったのか、少し体感することができました。 ●「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」(明石海人)という言葉が強く印象に残った。 ●今回のハンセン病患者だった人の実体験のお話を聞いたり、園内の見学などを通して、差別や偏見、排除は誰も幸せにならないと考えました。私たちは差別や偏見を生まないためにも正しい知識と理解を持ち、関心を持つことが大切であると学ぶことができました。 ●学んだ私たちがまずは周りの家族や友達に伝える、そしてその伝えた友達がまた他の人へと継承することで、過去の過ちを繰り返さないことの一歩へ近づくと思いました。 この研修を通して、たくさんのことを学びました。これを学んだで終わらすのではなく、では次に私たちができることは、というように行動へ移していきたいと思います。 ●私自身もこの授業を受けていなければ、ハンセン病について知らないままであったかもしれない。ハンセン病について関心を持つこと、正しい理解をすることが差別・偏見を無くすために最も大切なことであると考えることができた。 ●ハンセン病について学習した私たちが周りの人に学修した内容を伝えていくことが大切だと思いました。 ●長島愛生園に行き、「社会の偏見と差別が人生を大きく変える」ということを強く感じました。 訪問後、畿央大学にて 愛生園訪問の翌々日11月5日(土)には、元ハンセン病家族訴訟原告団副団長の黄光男(ファン・グァンナム)さんに大学にお越しいただき、対面でお話を伺うことができました。黄光男さんは昨年から畿央大学にて講演をいただいています。 ハンセン病は当事者のみならずご家族にも甚大な差別がありました。黄さんは、ご自身の家族の事例を挙げながら、その差別について切々と語られました。また、ギターを手にされ、ご自身が作詞作曲した「閉じ込められた生命」、「思いよ とどけ」などの弾き語りを披露していただきました。学生たちはその歌、その思いに聴き入っていました。 参加学生の感想 ●長島愛生園での学びを踏まえて、話を聞くことができ、より関心を持ち、積極的に理解することができました。ハンセン病患者の家族の方に実際に話を聞いて、苦痛や憎みで心がいっぱいになりました。病気がうつってしまうからと避けて差別をすることは簡単だと思いますが、差別をなくす国を作ることが最も大切だと改めて思いました。 ●「閉じ込められた生命」という歌の歌詞でらい予防法という法律を「人を守るための法律ではなく人を閉じ込めるための法律だったんだ」と表現していたことが非常に印象に残った。 ●社会からの差別を受けた被害者のご家族の講義を聞いて、凄惨な差別の歴史があったことを実感し、胸が痛みました。この歴史が繰り返されることがないよう、自分に何ができるのか改めて考えさせられました。またさまざまな想いを込められた歌にとても感動しました。 ●在日朝鮮人であることを隠して生きるのはおかしいと思い、自分で本名を名乗るようになった黄さんが、家族がハンセン病だったということは周りに言えなかったと聞きました。在日朝鮮人の方もあってはならない差別を受けている現状があるのに、比較はできないかもしれないがハンセン病はそれを超えるほど酷い差別を受けるものだったのだということが伝わってきた。 ●「らい予防法がなければ、私の両親はこのような形になっていなかった」このような言葉を聞いて、とても心が痛みました。療養のために、家族や両親のもとから離され、当事者も家族もつらい思いをしてきた方が日本には多くいたことを考えると、この胸が痛みます。この講義を受けるまで何も知らなかったことが恥ずかしいと感じるとともに、どうして義務教育の間にこのような日本であった悲惨な出来事を学ばなかったのか疑問に思いました。今、大学でこの講演を聞くことができて、とてもよかったです。 ●医療者をめざす身として、噂などに惑わされず、科学的根拠をもとに行動することが大切であると思いました。 この授業の締めくくりでは、学生たちが7つの班に分かれ、それぞれ真剣にディスカッションを行い、その成果を発表しました。 受講生たちは本科目の主たる内容である「医療問題と人権」の一端を深く学び、胸に刻むことができたと思います。今後も、まだ社会に残る差別の解消に向けた取り組みにかかわり、人道・人権尊重を主体とした医療従事者養成に寄与していきたいと考えております。 最後に、黄光男さん、田村朋久さん、長島愛生園のみなさまには貴重なお時間をいただきありがとうございました。改めてお礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 看護医療学科 准教授 文鐘聲 【関連記事】 ハンセン病当事者家族から「疾病と差別」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体感する~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科
2022.11.16
就職レポートNo.691(病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第691弾! 看護医療学科12期生 (23卒) T.Oさん 病院(看護師) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 元々、私は救急領域に興味がありました。この病院は特定機能病院であることから、先端医療に携わり、看護の知識や技術を高めることができると考えました。また、実習時に病院の雰囲気や教育制度が充実していたこと、働いている看護師の一つ一つ丁寧な声掛けや高い技術で看護をしている様子を見て私が行いたい看護に近かったため志望しました。 【就職活動を振り返って】 就職活動を振り返って苦労したことは、第一志望の病院に落ちたことです。落ちた際に切り替えることができず、次に志望する病院を選ぶことにも苦労しました。病院の募集は同時期に始まるので悩んでいると募集が無くなっていきます。あらかじめ受験する病院を複数考えておくことや、気持ちを切り替えることも就職活動で必要な力であると学びました。 就職活動で悩んだ際、私はキャリアセンターの方や担任の先生とよく相談して次の病院へと気持ちを切り替えることができました。 【就職活動でPRしたポイント】 就職活動でPRしたポイントは真面目さと男性の私が看護師として何が行えるかです。大学生活や実習、普段の生活から具体的なエピソードを踏まえて答えることや、私が男性であることから男性看護師としてどのような活躍ができるのかをアピールしました。 また、実際の面接では、自信を持ってハキハキと大きな声で答えることで面接官から印象の良い反応があったため、笑顔と大きな声でハキハキと答えることが大きなポイントになると思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターでは面接練習や履歴書添削といったサポートを受けました。 面接では本番で自信をもって答えられるように、過去の面接内容を元に質問をしてもらい、本番を意識して練習することができました。この面接練習により、本番では自信をもって答えることができました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は自身の内面や積み重ねてきたことが評価されます。希望病院に落ちると自分を否定されたように感じて非常に落ち込むと思います。しかし、就職活動は引きずる時間もないため気持ちの切り替えが必要です。そのためにも、就職活動は一人で悩まず、先生やキャリアセンターの方に相談すること、友人とお互いに協力し気持ちを強く持って取り組むことが必要だと思います。
2022.11.15
【4組限定】親子のきずなサロン2023 「安心感の輪」子育てプログラムを開催します~看護実践研究センター
世界中で注目されているアタッチメント(愛着)に焦点づけたプログラムを開催! 畿央大学看護実践研究センター地域包括ケア部門では、子どもとの健全な関係を育むことを目的とした親子のきずなサロン「安心感の輪」子育てプログラムを開催します。ぜひご参加ください。 日程 2023年1月14日(土)~3月4日(土)の毎週土曜日午後2時から3時30分 全8回 *8回すべてご参加できる方歓迎! 定員 定員4組 *先着順とさせていただきます。 対象 未就学児のお子さんをもつ養育者で、Zoomでの参加が可能な方。障がいをもつお子さんの保護者・夫婦での参加も可能です。 開催方法 Zoomでのオンライン開催 *最終日のみ畿央大学にて対面開催。 講師 「安心感の輪」子育てプログラムファシリテーター 畿央大学健康科学部看護医療学科准教授 田中陽子(保健師) 参加費 無料 申込期間 2022年11月1日(火)~12月26日(月) 申込方法 下記の申込ページまたはチラシ記載のQRコードからお申込みください。 申込ページ 問い合わせ先 畿央大学 看護実践研究センター地域包括ケア部門 看護医療学科 准教授 田中陽子 E-mail:y.tanaka@kio.ac.jp ▼画像クリックでチラシPDFが開きます。
2022.11.15
就職レポートNo.690(兵庫県/養護教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第690弾! 現代教育学科14期生(23卒) A.Y さん 兵庫県・養護教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学生の頃から漠然と「先生」という存在に憧れており、高校1年生で自分の将来について考える授業があったときに、自分は何になりたいのか、と具体的に考えました。それまでの、学校に行くことや教室に入ることが難しかった子との関わりもあり、学校に誰もが安心できる場所を作りたいという思いを持ち、養護教諭を志望しました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 ボランティアは、別室登校の児童を対象に学習補助や話し相手として1対1で関わる活動を行っていました。どんな声かけをすれば安心してもらえるだろうか、勉強に向かってくれるだろうかと考えながらの活動はとても難しく感じましたが、自分の支援に対して良い反応がみられたときは嬉しかったです。 養護実習では知識や技術の面だけでなく、養護教諭としての心構えの部分に関しても学ばせていただきました。子どもたちとの、冷静でありながら温かい先生方の関わりは、一層養護教諭になりたいという思いを強くしてくださいました。 【畿央大学での大学生活について】 兵庫県にある実家から通っていたため通学時間が長く、授業が多いうちはしんどさを感じることも多かったです。3回生後期、教員採用試験の勉強を本格的に始めてからは、それまであまり話したことのなかった人とも対策講座で一緒になって話すようになるなど、孤独感を感じることなく頑張れる環境でした。畿央大学の程よい規模と、人の温かさ・真面目さが自分には合っていて、今となっては「畿央でよかった」と心から思えています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 とても充実していました。一番「畿央でよかった」と思えるのは、教育学部の先生方や教採・公務員対策室の先生方による支援の手厚さです。特に教採・公務員対策室の先生方の講座やプリントは過去の試験の傾向などを分析して作られているため、とても信頼して取り組むことができました。また、校種は様々でも同じ「教師」という目標をもつ仲間がたくさんいたことで、モチベーションを保つことができたと感じています。 【理想の教師像】 一人ひとりに寄り添える養護教諭です。子どもたちにとって安心できる存在になるとともに、安心できる場所があるからもう少し頑張ってみようかな、チャレンジしてみようかなというように、強さを与えられる存在になりたいです。また、知識や技術をアップデートし続け、保護者の方や周りの先生方にも信頼していただける養護教諭を目指します。 【後輩へのメッセージ】 モチベーションを保てなかったり、養護教諭の採用人数を見ただけで自信がなくなったり、不安な気持ちでいっぱいになることもあると思います。でも、頑張り続けるしかないです。私は一緒に頑張ってくれる仲間や、応援してくださる方々がいたから頑張れました。どうしてもしんどいときは美味しいものを食べて寝てください。自分のなりたいものを目指せること、応援してもらえること、幸せです。皆さんが最後まで頑張り続けられることを願っています。
2022.11.15
第20回畿央祭実行委員Blog vol.6~学園祭前日レポート!
こんにちは!第20回畿央祭web制作担当の吉田光大と溝口裕那です。今回は畿央祭の前日準備を取り上げていきます! 畿央祭前日、それぞれの部署が翌日に迫った畿央祭本番のために頑張って準備を行いました! 野外ステージの設営は特に大変でしたが、他部署の応援などもあり頑張って設営することができました。 また、長年にわたってつなぎのデザインをお願いしている書道家のもーちゃんさんが激励に来てくださり、一緒に写真を撮ることができました!五位堂駅の路上で活動をしている際に、当時の実行委員から依頼されたことがきっかけで、毎年ご担当いただいているそうです。2ショット写真も撮らせていただく機会があり、握手会のような列ができていました。 第20回畿央祭web制作担当 吉田光大・溝口裕那 【関連記事】 第20回 畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。 第20回畿央祭実行委員Blog vol.5~伝統の「つなぎ」とパンフレットが完成! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.4~学長先生を再び訪問! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.3~各部署紹介! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.2~学長先生に実行委員がご挨拶! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.1~231名の実行委員が始動!
2022.11.14
就職レポートNo.689(奈良県/養護教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第689弾! 現代教育学科14期生(23卒) K.K さん 奈良県・養護教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 子どもの頃の体調不良をきっかけに養護教諭を目指しました。腹痛を起こしやすい体質だったため、学校での生活に不安を感じていましたが、養護教諭の先生からの支援や指導により、健康な生活を送るための力を身につけることができました。この経験から、養護教諭の専門性を生かして、子どもたちが自他の健康に関心を持ち、自己管理ができる力を育成したいと考えるようになりました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 母校での養護実習は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で体験し、子どもたちの心身の健康を守るために、養護教諭が関係者と連携して学校保健活動を進めていることを学びました。また、実習を終えてから現在も、大学近隣の小学校へボランティアに通っています。保健室で養護教諭の職務を学ぶだけでなく、学校全体の教育活動に携わる機会もいただいており、子どもたちの日常の姿を知っておくことで、変化や不調の発見、信頼関係の構築につながることを実感しています。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学は、先生方や職員の方との距離が近く、居心地の良い大学です。そして、素敵な夢や志を持つ人達と出会い、切磋琢磨しながら専門性を高めることができる場所です。恵まれた環境で、楽しく過ごすことができています。 私は大学生活で、自分の視野を広げることを大切にしました。教育分野に限らず、心理・福祉・保育など様々な授業を受け、学びを深めました。また、健康支援学生チームTASKに所属し、他学科の学生と学び合いながら、子どもから高齢者まで、幅広い年代の方に寄り添う力をつけることができました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 様々な面で、サポートしていただきました。対策講座が2回生の春休みから始まるため、試験の内容や傾向を早い時期から知ることができ、同じ目標に向かって頑張る仲間と共に集中して取り組めました。また、先輩の体験談を聞く機会があり、その後も先輩からアドバイスをいただくなど、つながりもできました。出願から試験当日まで、たくさん悩んだり迷ったりしましたが、教採・公務員対策室の皆さんや大学の先生方が親身になって相談にのってくださり、とても心強かったです。 【理想の教師像】 理想とする教師像は、陽だまりのような養護教諭です。いつも笑顔でいることを心がけ、学校全体を明るく照らし、「この先生に会うと元気になれる!」と感じてもらえるような養護教諭を目指しています。また、優しさや温かさだけではなく、時には子どもたちを信じて背中を押す事も大切だと思います。パワーをためて、次への一歩を踏み出す手助けができればと思っています。 子どもたちの命と健康を守ることができるよう、私自身も学び続ける姿勢を忘れず、一緒に成長していきたいです。 【後輩へのメッセージ】 教員採用試験では、失敗したり予想外のことが起きたりして思い通りにならない事もありますが、切り替えて前向きに頑張ってください!最後まで諦めなければ、悔いなく試験を終えることができます。 また、本番で自分の力を出し切るためには、健康管理も重要です。規則正しい生活を心がけて体調を万全にし、気持ちが沈んだ時は思いっきり気分転換をして、最高の笑顔で試験に臨んでください!みなさんが充実した学生生活を送れるよう、応援しています!
2022.11.14
患者教育と運動指導が腰痛による運動制御障害を改善させるか?~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
腰痛によって引き起こされる「身体を動かすことへの恐怖心(運動恐怖)」は、体幹の運動制御障害に悪影響を与えることが知られています。また、運動恐怖に対する介入として、痛みの神経生理学に基づいた患者教育や運動指導が有用とされています。しかしながら、これら介入によって生じる腰痛症状の改善と体幹の運動制御障害の変化や、その時間的関連性は明らかとされていませんでした。畿央大学大学院博士後期課程 修了生の藤井 廉 氏と森岡 周 教授らは、腰痛を有する就労者1例に対して一連の介入を実施し、運動恐怖が改善したとしても、運動制御障害が残存した場合、やがて腰痛症状が再発する可能性を示しました。 この研究成果は、SAGE Open Medical Case Reports誌(Changes in task-specific fear of movement and impaired trunk motor control by pain neuroscience education and preliminary single-case study of a worker with low back pain)に掲載されています。 研究概要 運動恐怖(身体を動かすことへの恐怖心)は、腰痛症状を慢性化させる要因であることが報告されています。腰痛を有する就労者においては、この運動恐怖が作業動作時の体幹の運動を乱すことで、腰部への負荷を大きくし、やがて労働能力の低下をもたらすと考えられています。 畿央大学大学院博士後期課程 修了生の藤井 廉 氏、森岡 周 教授らの研究チームは、腰痛を有する就労者1例に対して、痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導を用いた介入を実施し、運動恐怖と体幹の運動制御障害の変化を詳細に分析しました。その結果、介入によって運動恐怖は改善しましたが、運動制御障害は変化を認めませんでした。フォローアップ終了後(介入後からおよそ8ヶ月後)も同様の傾向を示しており、最終的には痛み強度の増加を認めました。本症例の一連の経過から、運動制御障害が残存した場合、やがて腰痛症状が再燃する可能性が示されました。 本研究のポイント ■ 腰痛を有する就労者1例に対して、痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導による介入を実施しました。 ■ 介入によって、運動恐怖をはじめとした腰痛症状は改善しましたが、運動制御障害は不変なままでした。 ■ 運動制御障害が残存したまま就労を継続することによって、いずれ腰痛症状が再燃する可能性が示されました。 研究内容 本研究の対象は、慢性腰痛を有しながらも就労を継続していた20歳代の男性介護士でした。「重い物を持ち上げる際、痛みはあまり感じないが、腰を動かすことに怖さがある」といった訴えを認めていました。 研究デザインはABAデザインを適用し、A1期:ベースライン期、B期:介入期(痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導)、A2期:フォローアップ期としました。評価は、重量物持ち上げ動作の運動学的解析と、作業動作中に生じた課題特異的な運動恐怖を測定しました。 介入の結果、介入期以降で、課題特異的な運動恐怖や体幹運動の緩慢さ(最大体幹屈曲・伸展角速度)、その他腰痛症状(痛み強度や能力障害)に改善を認めました。その一方で、体幹の運動制御障害(運動の一致度)は不変なままでした。さらに、フォローアップ期以降においても、これらの指標は同様の傾向を示し、最終的には痛み強度の増悪を認めました(図1)。 本研究より、一連の介入によっても、運動制御障害は改善しづらく、その問題が残存したまま就労を継続することで、やがて腰痛症状の再燃に影響する可能性が示されました。 図1.各評価指標の時系列的変化 ベースライン期、介入期、フォローアップ期、フォローアップ期終了後から3ヵ月・8ヶ月時点で収集された評価指標を、時系列に示しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本症例研究では、介入によって運動恐怖は改善しましたが、運動制御障害は不変なままでした。そして、運動制御障害が残存することによって、やがて腰痛症状が再燃する可能性が示されました。今後の展開として、運動恐怖をさらに詳細に分析することで運動制御障害が残存した要因を明確にするとともに、運動制御障害を改善するためのアプローチ方法を開発しその効果を検証していく必要があると考えています。 論文情報 Fujii R, Imai R, Shigetoh H, Tanaka S, Morioka S. Changes in task-specific fear of movement and impaired trunk motor control by pain neuroscience education and exercise: A preliminary single-case study of a worker with low back pain. SAGE Open Med Case Rep. 2022 Oct 24;10:2050313X221131162. 関連する先行研究 Ren Fujii, Ryota Imai, Shinichiro Tanaka, Shu Morioka. Kinematic analysis of movement impaired by generalization of fear of movement-related pain in workers with low back pain. PLoS ONE. 2021; 16 (9): e0257231. Ren Fujii, Ryota Imai, Hayato Shigetoh, Shinichiro Tanaka, Shu Morioka. Task-specific fear influences abnormal trunk motor coordination in workers with chronic low back pain: a relative phase angle analysis of object-lifting. BMC Musculoskelet Disord. 2022; 23 (1): 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp


