すべての新着情報一覧
2022.11.02
英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。第3弾は、ビクトリアとトロントについてのリポートです! 現代教育学部3回生の西浦瑠菜です。今回は、ビクトリアとトロントについてリポートします。 ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州) 現地校(Global Village Victoria)から徒歩10分程のインナーハーバーにある、ブリティッシュコロンビア州議事堂へ行きました。 街のシンボル的存在である建物で、昼間には、楽器を演奏する人がいたり、馬車が走っていたりと、とても陽気な雰囲気が溢れていました。 一方で、夜になると3500個の電球によりライトアップが施され、昼間とは違う幻想的な雰囲気を漂わせていました。建物だけではなく、インナーハーバーの至る所でもライトアップが施されおり、煌びやかな景色にうっとりとさせられました。 トロント(オンタリオ州) バンクーバーから飛行機で5時間程かけて、オンタリオ州にあるトロントへ行きました。 ビクトリアとトロントで3時間もの時差があり、改めてカナダの大きさに気付かされました。 中心部へ繋がるユニオン駅はカナダ最大規模の駅で、天井が高く、大きな窓があり、駅とは思えないほどの開放感で、まるで美術館や教会にいるかのような気持ちになりました。 ユニオン駅のすぐ近くには、高さ553mと世界で3番目に高いCNタワーがあり、このタワーを見た時、トロントにいる実感が湧いたことを覚えています。 高層ビルが多く並ぶダウンタウンでは、奈良県では見られない近代的な街並みを楽しむことができました。見上げると空が綺麗で、空がビルに反射している景色がとても印象的でした。 カナダ国定史跡に指定されているディスティラリー地区では、赤レンガ造りの歴史的な建物がずらりと並んでいました。ビクトリアよりもはるかに気温が低いことあり、少し気が早いですがクリスマスを思わせる雰囲気を感じられて、とてもわくわくさせられました。 9月、10月は晴れ続きの日々でしたが、最近では肌寒く感じる日が増えています。 だんだんと雨季に入り始め、晴れ続きの日々が少し恋しいですが、雨季にしか見られない景色に目を輝かせ、愉しみたいと思います。 最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。 以上、ビクトリアから西浦でした! 現代教育学科3回生 西浦瑠菜 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科
2022.11.02
行為と結果の規則性の知覚感度の発達変化~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
定型発達乳児は生後の発達早期に、自己の運動とその結果の繋がり、すなわち行為と結果の規則性が知覚できるとされています。例えば、頭上にあるモビールと足首を絹紐で結びつけられた生後9~12週齢の赤ちゃんは、自分の足を動かすとモビールが動くことに気付き、それが楽しい報酬となり、足の運動をより活発にしていきます。このように自分の行為と外部刺激との間の規則的な関係性を検出する能力である「行為と結果の規則性の知覚」は既に乳児期に存在することが分かっていますが、その後、幼児期から青年期に渡って一定なのか、あるいは発達変化するのかは分かっていませんでした。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志 准教授らは、温文(Wen Wen) 特任准教授(東京大学)、中井昭夫 教授(武庫川女子大学)らと共同で、行為-結果の規則性の知覚感度の発達変化について調査しました。この研究成果は、Scientific Reports誌(Developmental changes in action-outcome regularity perceptual sensitivity and its relationship to hand motor function in 5-16-year-old children)に掲載されています。 研究概要 自分の行為と外部刺激との間の規則的な関係性を検出する能力のことを、行為と結果の規則性の知覚と呼びます。最近、行為と結果の規則性の知覚は、コンパレータモデル以外の運動主体感(Sense of Agency: SoA)を生成する重要な情報源として注目されており、また適応的運動学習パフォーマンスにも関与することが示されています。行為-結果の規則性の知覚は、コンパレータモデルに基づく運動制御過程とは異なり、各動作の結果を正確に予測する必要がない点で重要です。上述したように、生後9~12週齢の乳児は、自分の足を動かすとモビールが動くことに気付くと、それを報酬として、足の運動をより活発にしていきます。また生後2~4ヶ月の乳児では、おしゃぶりを吸うと視覚や聴覚フィードバックが与えられるようにすると、その吸啜行動が増強されます。このように、行為-結果の規則性を検出する能力は、生後2~4カ月の乳児にも備わっていることが明らかになっていますが、この時期の乳児は最低限の運動能力しかなく、目標とする動作に必要な正確な順・逆モデルを持ちません。したがって、乳児が示す探索行動(足の運動や吸啜行動)の強化は、自身の行動と外界の事象との間に規則的な関係があると認識することに起因すると考えられています。しかしながら、その行為-結果の規則性の知覚が、その後の幼児期から青年期にかけて発達的に変化するか否かは不明でした。そこで畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志 准教授らは、5~16歳における行為-結果の規則性の知覚感度を調べました。その結果、年齢の増加に伴い規則性の知覚感度は向上し、9~16歳児の規則性の知覚感度は、5~6歳児と比較して高いことが明らかになりました。加えて、手先の器用さが低下した児では、手先の器用さが中程度から高い児と比較して、規則性の知覚感度が低下していることも示されました。 本研究のポイント ■ 行為-結果の規則性の知覚は、5~6歳児ではまだ未成熟であった。 ■ 5~16歳において、規則性の知覚感度は年齢の増加と共に発達向上する。 ■ 5~16歳において、手先の器用さが低下した児では、規則性の知覚感度が低下している。 研究内容 5~16歳までの子ども200名は、温文(Wen Wen) 特任准教授(東京大学)が開発した行為-結果規則性検出課題(図1)を完了しました。この課題において、子どもたちはタッチパッド上で10秒間自由に指を動かし、モニターに表示された3つのドットのうち、自分がコントロールすることができる/自分の指の動きを最も反映していると感じられたドット(検出目標ドット)を検出することが求められました。1つの検出目標ドットには、子どもが制御できる/指の動きを反映する割合に応じて、7制御条件(0、20、40、50、60、80、100%)が設定され、それぞれ6試行、合計で42試行ありました。他の2つのドットは0%制御のディストラクタードットになっていました。この課題の成績から、規則性検出閾値(Regularity Detection Threshold: RDT)を算出し、行為-結果の規則性の知覚感度の定量指標としました。加えて、微細運動技能(M-ABC2 Manual dexterity test)も測定されました。 図1:行為-結果規則性検出課題 結果、5~6歳児のRDTは、9~16歳児と比較して高値を示し、5~6歳児ではまだ行為-結果の規則性の知覚が未成熟であることが明らかになりました(図2)。またRDTの低下と年齢の増加との間には、有意な相関関係が示され、5~16歳において、年齢の増加と共に行為-結果の規則性の知覚感度は発達向上することが示されました。そして、低微細運動技能を示した児では、中-高微細運動技能を示した児と比較して、行為-結果の規則性の知覚感度が低下していることも示されました(図3)。 図2:各年齢帯における規則性の知覚感度 図3:各微細運動技能群における規則性の知覚感度 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究は、幼児期から青年期にかけて、行為-結果の規則性の知覚感度が発達向上することを初めて明らかにし、5~6歳では行為-結果の規則性の知覚がまだ未成熟であることを示しました。今後は、成人期や老年期も含めて、ヒトの一生における行為-結果の規則性の知覚の変化とそれがSoAの生成や運動制御/運動学習にどのように関与するかについて明らかにしていく必要があります。また脳性麻痺、発達性協調運動障害、自閉症スペクトラム障害を有する児では、運動障害があり、SoAの変容があることも示されています、したがって、これら障害と行為-結果の規則性の知覚感度との関係性について調べ、これら障害のさらなる病態理解と有効なリハビリテーション手段開発に貢献していく必要があります。 論文情報 Nobusako S, Wen W, Nagakura Y, Tatsumi M, Kataoka S, Tsujimoto T, Sakai A, Yokomoto T, Takata E, Furukawa E, Asano D, Osumi M, Nakai A, Morioka S. Developmental changes in action-outcome regularity perceptual sensitivity and its relationship to hand motor function in 5-16-year-old children. Sci Rep. 2022 Oct 20;12(1):17606. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 准教授 信迫悟志 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.nobusako@kio.ac.jp
2022.11.01
瓜谷准教授の研究成果が2年連続で学会表彰されました!~健康科学研究科
理学療法学科・健康科学研究科の瓜谷です。 昨年度開催された第9回日本運動器理学療法学会学術大会で発表した演題が優秀賞に選ばれ、10月22日~23日に開催された第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会 で表彰していただきました! 受賞した演題は「Arthritis Self-Efficacy Scale日本語8項目版の信頼性・妥当性の検証」というタイトルの研究発表です。海外で用いられている関節炎患者さんの自己効力感を評価するアンケートの日本語版を作成し、変形性膝関節症の患者さんにおける信頼性と妥当性を調査した研究です。 また第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会で発表した演題も優秀賞に選んでいただきました! こちらは「変形性膝関節症患者の主観的Stiffnessの関連因子:システマティックレビュー」というタイトルの研究発表です。変形性膝関節症の患者さんがよく訴える、膝のこわばりに関連する因子は何かを、これまでに発表されている先行研究を網羅的に調査することによって明らかにした研究です。 大変光栄なことに、2年連続で発表演題を優秀賞に選んでいただきました! 研究にご協力いただいた被験者の方々、共同研究者の方々や様々な形で研究にご協力いただいた方々に、心から感謝申し上げます。 現在は大学院生の指導に占める時間が大きくなってきていますが、私自身も引き続き、質の高い、人々の役に立つ研究を進めていきたいと思います。 理学療法学科 瓜谷大輔 【関連記事】 「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員 第26回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で客員研究員が奨励賞を受賞!~健康科学研究科 第64回日本老年医学会学術集会で教員が発表!~健康科学研究科 第61回近畿理学療法学術大会で大学院生が優秀賞と奨励賞を受賞!~健康科学研究科
2022.10.31
就職レポートNo.683(食品スーパー/総合職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第683弾! 現代教育学科14期生(23卒) M.T さん 食品スーパー(総合職) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その企業に決めた理由】 食と人に接することができる企業で働きたいと思い、小売業に絞りました。そして、小売業系統のインターンシップや合同説明会に行き、最終的には一緒に働きたいと思える人が多い企業を選びました。 【就職活動を振り返って】 苦しい思いをしましたが、自己成長が著しくできたと感じています。特に、私はあがりやすく人の前に立つことに苦を感じることが多かったです。しかし、就職活動で自分を表現することが多くなり、自己を見直し、成長できたという達成感がすごくあります。 【就職活動でPRしたポイント】 学生時代のアルバイトと部活動での経験です。何をするためにどんな工夫や学びをし、解決したのかなどを具体的に伝えることを意識しました。 また、「うめらいす」(「う」うなずく、「め」目を見る、「ら」ラストまで、「い」一生懸命に、「す」スマイルで)を意識しました。これを意識するのとしないのとでは全然印象が違うので、ぜひ意識して面接に挑んで欲しいです。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 行き詰まった時に助言をくださる存在で、真剣に教えてくださったり、添削してくださったり本当にお世話になりました。もし、行き詰まった時、何をすればいいのか分からない時には、キャリアセンターに行くことをお勧めします。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は3回生の6月から合同説明会やインターンシップに行き、8月に初めて面接を経験し、失敗しました。そこで、何も準備ができていないことや、このままではいけないと思い、何度も経験と挑戦と振り返りをしました。そのおかげで、1月ごろには自信をもって面接に挑めたと感じています。だから、挑戦を諦めずに、早いうちから何度も経験を積むこと、キャリアセンターに相談することをお勧めします。頑張ってください!
2022.10.28
【投票受付中!】近畿農政局主催「学生おべんとうコンクール2022」に参加! ~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
団体の部、一般投票が再実施に! 2022年7月~8月に開催された近畿農政局主催の「学生おべんとうコンクール2022」に、畿央大学ヘルスチーム菜良※が参加しました。 ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ4年制大学(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 ▼【個人の部】ボリューム満点!いろどり豊かな糖質オフ弁当 2020年、2021年に引き続き3回目の参加となった今年度のおべんとうコンクールのテーマは、『「お弁当でSDGs!」近畿の有機食材でお弁当をつくろう』です。少なくとも1つは有機農産物や特別栽培農産物など環境に配慮して生産された近畿の農産物を使用したお弁当が募集されました。 畿央大学ヘルスチーム菜良からは、個人の部2作品、団体の部1作品を応募しました。今年度からはサブテーマが設けられ、個人の部では「自分や特定の人のための普段のお弁当」、団体の部では「特別な日のお弁当」を意識して考案しました。 私たちが考案したお弁当を簡単に紹介させていただきます。 まず、個人の部1つ目のお弁当は「ボリューム満点!いろどり豊かな糖質オフ弁当」です。このブログ最初の写真で、糖質制限をしている方のために、オートミールを使用したり比較的糖質が少ない調味料で味付けをしたりして糖質をカットしたお弁当です。奈良県産の卵で作ったゆで卵のサラダが一押しのおかずです。 個人の部2つ目のお弁当は「暑さに負けない大和弁当」です。暑い中、勉強や仕事を頑張る人のために、大和丸なすや大和まななど畿央大学がある奈良県の伝統的な野菜「大和野菜」をふんだんに使用したお弁当です。大和丸なすの食感を活かした大和丸なすの白みそ炒めが一押しのおかずです。 ▼【個人の部】暑さに負けない大和弁当 団体の部のお弁当は「あなたのスタート応援弁当!」です。心踊る気持ちや、頑張ろうと意気込む気持ち、しっかりやっていけるかなという不安な気持ちなどあらゆる気持ちが入り混じった新学期のスタートを応援するために、彩りを意識したお弁当です。奈良県の桜井市の特産品である三輪そうめんを衣として使ったそうめんコロッケが一押しのおかずです。 ▼【団体の部】あなたのスタート応援弁当! ただいま、近畿農政局おべんとうコンクール2022のホームページでは、一般投票が行われています。 ●個人の部 72作品(投票終了) ●団体の部 11作品 ぜひ投票をよろしくお願いいたします! 【団体の部】の一般投票が再実施されることに! ヘルスチーム菜良の出品レシピは、【No.6 あなたのスタート応援弁当!】です。 投票期間:令和4年10月28日(金)~11月10日(木) 投票はコチラから 最後に、今回初めておべんとうコンクールに参加した1回生の感想を紹介します。 ●「使おうと考えていた有機農産物がなかなか手に入らず、奈良市内の直売所や道の駅をいくつか探し回りました。また、おかずを考えるにあたっては、お弁当のサイズに合うことや栄養のバランスがとれていること、彩りをきれいに見せることなどに苦労しましたが、実際に作る工程も含めとてもいい経験になったと思います。」 ●「お弁当のコンセプトを決めた後、思い描いているものを実際に作ることが難しかったです。糖質を抑えた中での栄養素のバランスやお弁当全体の彩り、食感や味の濃さなど、さまざまなところへ目を向けて作ることの大変さを感じました。見た目や味、その他にも反省点はいくつかあるので、それらを改善し、もう一度挑戦してみたいと思います。」 ●テーマに沿って一からお弁当を考える中で、難しさややりがいを感じることができ、地元の食材や有機農産物についてもより深く知ることができました。来年度もおべんとうコンクールに参加させていただく機会があれば、よりよいお弁当を考えたいと思います! 健康栄養学科3回生 辻村愛果 ●ヘルスチーム菜良のこれまでの活動はこちらからご覧になれます。
2022.10.28
奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」に2回生3名が参加!~看護医療学科
奈良県看護協会主催の「訪問看護インターンシップ」に、看護医療学科2回生の3名が参加しました。 訪問看護インターンシップは7月25日(月)~9月2日(金)の期間で実施され、本学の学生は8月下旬に2日間の日程で、奈良県内の訪問看護事業所にお世話になりました。 両日を通して実際に勤務される看護師さんと同行訪問し、患者さんやご家族とコミュニケーションをはかりながら、訪問看護の現場を学びました。 インターンシップ中は、コミュニケーションだけでなく、バイタルサイン測定や介助も実践させていただき、測定時のコツ、介助時の体の支え方など技術面でもたくさんのアドバイスをいただいたようです。学生にとっては初めての学外実習の機会で緊張もあったようですが、参加後にはとても勉強になった、参加して良かったとの報告がありました。 参加学生からの報告レポート ● 私は訪問看護に興味があり、実習に行けていなかったこともあったため、インターンシップに参加しました。実際に、現場で看護師さんや利用者さんと接することに不安や緊張はありました。しかしコミュニケーションをとる中で、利用者さんの思いや考えを傾聴することができ、看護師さんと利用者さんとの接し方についても学ぶことが多くあり、とても貴重な経験をさせていただきました。バイタルサイン測定やコミュニケーション技術など、基礎看護で学んだことを実践することができて良かったと思います。このインターンシップで学んだことを今後に活かしていきたいと思います。また、このような機会があれば、積極的に参加したいです。 看護医療学科2回生 荒牧希歩 ● 一番印象に残った出来事は、緊急時における訪問看護師の方の臨機応変な対応でした。脳梗塞を患ったことのある利用者の方を訪問した際、様子がいつもとは違い、ぐったりして動きもぎこちない様子でした。そこで計画を変更し、バイタルサインの測定や表情の左右差、片方の腕だけ落ちないか、熱感の有無などを確認し、ご家族にも先ほどまでの様子や行動を確かめ、脳梗塞の再発がないかを冷静に観察していました。観察の結果、利用者は熱中症であったため適切な処置を行ったことで、その後は少し元気になり、よく話すようになりました。このことから、訪問看護は今までの知識を活用し、自身で考えながら落ち着いて対応していく必要があるということを学びました。 私は、今回の訪問看護インターンシップに参加し、様々な気づきや学びがありました。これから看護師を目指す学生の方には、参加することで看護についての視野がより広がると思います。少しでも訪問看護に興味のある方は参加して頂きたいと思いました。 看護医療学科2回生 岸田知奈 ● 以前から訪問看護に興味があったため今回のインターンシップに参加しました。コロナ禍で実習に行くことができなかったので、行くまでは緊張と不安でいっぱいでした。しかし、訪問に同行させていただき、利用者さんとのコミュニケーションやバイタルサイン測定を体験させてもらい、基礎看護で学んだことを実践することができてよかったです。また、訪問看護師と大切なことを教えていただき、今後自分がどんなことを学んでいく必要があるのかを考えることができました。また、このような機会があれば参加したいと思います。 看護医療学科2回生 松田桃佳 訪問看護の利用者さんからメッセージをいただきました メッセージをくださったのは、以前看護師をされていた方でした。看護師なのに病気になってしまったことをとても悲しんでおられ、今回訪問看護に行かせていただいた時にご自身が看護師として大事にしていたことを教えて下さいました。また、「看護の基本なので、看護医療学科の他の学生さんにも目を通してもらえると嬉しい」とのことでしたので、看護医療学科の掲示板に掲示させていただきました。ありがとうございます。 この経験を活かして、今後もそれぞれの目標とする看護師をめざし、日々邁進していただければと思います! キャリアセンター 飯山知里 (訪問看護インターンシップ担当) 【関連記事】 2・4回生対象「第17回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2・4回生対象「第15回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3・4回生対象「第14回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2回生対象「第13回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2・4回生対象「第12回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第10回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科
2022.10.27
「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科
2022年10月22日~23日に第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会が東京工科大学蒲田キャンパスでハイブリッド開催されました。 畿央大学からは瓜谷大輔准教授と瓜谷研究室の粕渕賢志さん(博士後期課程3年)、佐々木紀奈子さん(修士課程2年)、熊部翔さん(修士課程2年)、座間味栄治さん(修士課程1年)、私、山藤滉己(修士課程1年)が口述・ポスター発表をしてきましたので報告させていただきます。 本学会では「徒手理学療法のエビデンスと技術 “Cutting Edge”」をテーマで行われました。特別講演、教育講演、シンポジウム、口述・ポスター発表において、日々の臨床における新たな取り組みや評価治療における問題点・研究手法などを提示して活発な議論がなされました。 シンポジウムでは瓜谷大輔准教授が「徒手理学療法と研究法」をテーマに、徒手理学療法領域における研究において科学性を担保する徒手理学療法研究の科学性を高めるための内容についてご講演をされました。 大学院生の発表に対しては症例報告・研究内容に対する多くの意見・アドバイスを頂き、我々の今後の研究テーマを発展させるための知識を得る事ができた良い学会発表となりました。 また、瓜谷大輔准教授が昨年度の第9回日本運動器理学療法学会学術大会で優秀賞に選ばれた演題が本学会で表彰され、さらに第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会でも大会優秀賞を受賞されました。 今回の発表演題名は以下になります。 発表演題 ●瓜谷大輔准教授 「変形性膝関節症患者の主観的stiffnessの関連因子:システマティックレビュー」(口述) 「徒手理学療法と研究法」(シンポジウム) ●粕渕 賢志(博士後期課程3年) 「慢性足関節不安定性を有する者における足関節同時活動と運動力学的動態の関係」(ポスター) ●熊部 翔(修士課程2年) 「外側広筋における筋疲労に伴う筋浮腫の変化について」(ポスター) ●佐々木 紀奈子(修士課程2年) 「筋電図評価を用いて可動域運動方法を工夫した橈骨頭骨折の一症例」(ポスター) ●山藤 滉己(修士課程1年) 「人工膝関節置換術後の QOL に関わる複合的な要因の探索」(口述) ●座間味 栄治(修士課程1年) 「外傷性左示指伸筋腱損傷で握力に支障が生じた症例」(口述) 最後になりましたが、今回の学会発表をするにあたり、瓜谷大輔准教授をはじめとする多くの先生方・先輩方のご指導と畿央大学のご支援・ご協力があってのものです。この場を借りて深く感謝申し上げます。 畿央大学大学院健康科学研究科修士課程1年 山藤滉己 【関連記事】 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員 第26回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で客員研究員が奨励賞を受賞!~健康科学研究科 第64回日本老年医学会学術集会で教員が発表!~健康科学研究科 第61回近畿理学療法学術大会で大学院生が優秀賞と奨励賞を受賞!~健康科学研究科
2022.10.27
就職レポートNo.682(三重県/小学校教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第682弾! 現代教育学科14期生(23卒) H.K さん 三重県・小学校教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指そうと思ったきっかけは、高校生の時に小学校へインターンシップに行ったことです。そこで入らせていただいた3年生のクラスの担任の先生が、子どもの良いところを見つけるのがとても上手で、子どもにそのことを伝えることを大切にしておられました。その先生のように、子どもの良いところを見つけ、伸ばしていける人になりたい、と思うようになり、教師を目指そうと決めました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 大学3回生から現在も小学校のスクールサポートスタッフをしています。スクールサポートスタッフをする中で、先生方の子どもへの関わり方や授業の工夫をみて、自分ならどうするかと考え、考えたことを自分が子どもと関わるときに実践してみることができ、たくさんのことを学ぶことができます。また、先生方からの依頼作業をする中で先生方から教わることもたくさんあります。毎週欠かさず子どもと関わる機会があったことで、教師になるという意志を強く持ち続け、教員採用試験を最後まで頑張ることができました。 【畿央大学での大学生活について】 4年間の学生生活は、教職クラブODENとマミポコ・キッズでの活動が中心です。この2つの活動に参加したことで、たくさんの仲間に恵まれて、とても充実しています。教職クラブODENでは、3回生時に代表を務め、運営の仲間と協力して活動する力を培うことができました。マミポコ・キッズでは、企画担当として、子どもの前に立ち、子どもに分かるように話す経験ができました。これらの経験は、教員採用試験の面接時に自分の強みとして自信をもって話すことができましたし、教師になったときにも活かすことができると考えています。畿央大学は、自分のやる気次第でたくさんの経験ができる素敵な大学だと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学の教採対策の支援・指導はとてもとても手厚く、今回の教員採用試験期間中、たくさん支えていただき本当に感謝しています。受験する人数が少ない自治体に対しても、一人ひとりにしっかり情報共有をしてくださったり、その自治体に合わせた面接対策をしてくださったりしました。 筆記対策では、教採・公務員対策室や教育学部の先生方が作ってくださった対策講座のプリントがとても役に立ちました。苦手だった数学や理科も、同じプリントを繰り返し解いて問題に慣れることができ、筆記試験では全て答えることができました。そして、面接や模擬授業対策でも、教採・公務員対策室や教育学部のいろいろな先生方に指導いただける機会があり、最初は話すことがまとまらず悔しい思いをしてきましたが、何度も練習に参加することで、答え方に自信がつき、うまく話せるようになっていきました。 筆記に実技、面接など教員採用試験の対策はたくさんあって大変ですが、どれもコツコツ早めに取り組むことが大切だと思いました。 【理想の教師像】 私の理想の教師は、「子どものいいところを伸ばしていける教師」です。 子どもたちは、教科の勉強だけではなく、様々なことを小学校で学びます。そんな小学校生活の中で、子どもたちが自分のことを少しでも肯定的に思い、自分のことを大切な存在だと思えるように、子どもたちのいいところを伝え続け、そのいいところを伸ばせるように支えていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 教員採用試験に向けた対策で大切なことは、一緒に頑張る仲間を作ることだと思います。不安になったりやる気が出なくなった時に、仲間が不安な気持ちを支えてくれたり、仲間が頑張る姿を見て奮起できたおかげで、最後まで頑張ることができました。 私は決して要領がよいタイプではなく、人より何かをするのに時間がかかるタイプです。だからこそ、早め早めに少しずつ対策をしてきました。教採対策は長期間にわたります。途中で沈むこともありますが、そんなときは少し休むことも大切にしながら、メリハリを大事に最後まであきらめずにやり切ってください。応援しています!
2022.10.25
「第17回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科
基礎看護学領域では、学修した基礎看護技術の修得状況を学生自身が把握し、意欲的に自己学修に取り組むきっかけとすること、異なる学年同士が交流する機会をもつことをねらいとして「基礎看護技術自己学修会」を開催しています。 今年度4回目は10月20日(木)に開催し、4年生7名と2年生4名の合計11名が参加しました。 今回の学修会では4年生と2年生がペアになり、点滴の準備と実施を行いました。参加した学生は全員、2年生前期に履修した「診療過程援助技術」で点滴の準備と実施について学修しています。しかし、久しぶりの技術の実施に、全員が四苦八苦している様子でした。4年生は現在、国家試験の勉強に勤しんでいる毎日…ということで、国家試験にも出題されている注射についての知識を確認しながら、技術を実施しました。 学修会開始時は、異なる学年とのペアでの実施に緊張した面持ちの学生もいましたが、技術の実施をとおして徐々に打ち解けることができた様子でした。 参加した学生からは以下のような感想がありました。 4年生 ・教科書を見て復習することもできますが、実際に物品を用意し、参加したメンバーや先生と話し合って練習することで、より記憶に残り楽しく学ぶことができました。 ・わからないことを聞きやすい環境で良かったです。また、看護技術とそれに関する知識を修得する場を設けてくださったことで、知識の修得がしやすかったです。 ・普段なかなか顔を合わせない下級生と会うことができ良かったです。また、国家試験に向けて知識の再確認をしながら、就職後のことを見据えて練習できる貴重な機会でした。 ・点滴の練習を2回生と行い、今の自分の理解度を把握すると同時に技術の再確認を行うことができいい経験となりました。 ・今回は注射の演習でしたが、実施するにあたっての手順や観察項目、留意点など忘れていたことが多く、参加してみて改めて基礎看護技術の復習を行う必要があると実感できました。学習したときは覚えていても、日が経つにつれて忘れていくので、日々復習して完全に頭に叩き込む必要があると感じました。参加後に注射の範囲を中心に基礎看護の復習を行ったのですが、注射以外にも曖昧な部分があることがわかって、今回本当に参加してよかったと思いました。特に注射は国家試験にもよく出題されるので、注射の範囲で落とさないようにもう1度見直ししたいと思います。 ・今回初めて参加させていただきました。少人数であったため、発言もしやすく、知識や技術を再確認できました。また、学年が上がるにつれ実習室を使用する機会も減っており、先生方も1・2回生で主に授業を担当してくださっていたこともあり、懐かしくもありました。今回の参加を通して、知識が沢山あっても実技を完璧に行えることにはつながらないと実感するとともに、継続して実技練習を行うことが大切だと感じました。実技練習を毎日行うことは出来ませんが、今後は身につけた知識を臨床でどの様に使用するのか、イメージトレーニングを行いながら国家試験の勉強をしようと思います。また機会があれば参加したいです。 2年生 ・久しぶりに点滴の準備や注射針の穿刺などを行って、手順などかなり忘れていたことが多かったので、定期的に復習することの大切さを感じました。途中で先生が点滴に関連する問題を出してくださったのですが、忘れてしまっているものも多く、4回生の先輩方は沢山答えていらっしゃって、自分も勉強しないとと、勉強に対するモチベーションが上がりました。 ・先輩と2人1組のペアで最初は緊張しましたが優しく声をかけてくださり、いろいろなお話が聞けてとても勉強になりました。技術も一つひとつ確認しながら実施していく中で忘れていることもあったので、復習することができてよかったです。また学修会に参加したいと思います。 ・基礎看護技術自己学修会を通して、4回生の方と一緒に活動することができ、忘れてしまっていたことや新たな知識を習得することができました。始めは緊張しましたが、コミュニケーションをとっていく中で、対象者と接する時にどうすればいいか、どのように声かけを行えばいいか、など様々な気づきがあり、とてもいい学修会になったと思います。基礎看護技術を忘れないためにも、このような機会があれば、積極的に参加したいと思います。 2年生にとっては、自分達の少し先を行く4年生との交流をとおして今後の自分の姿をイメージし、学修への意欲を高めるきっかけになったのではないかと思います。また、4年生にとっては、知識の定着をはかるだけでなく、臨床での自分の姿を具体的にイメージし、今後の課題が明らかになったのではないかと思います。 技術の実施をとおして学生の学修意欲を高め、患者さんにより良い看護を実践できるように、今後もサポートしていきたいと思っています。 看護医療学科 基礎看護学領域 須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理 【関連記事】 2・4回生対象「第15回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3・4回生対象「第14回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2回生対象「第13回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2・4回生対象「第12回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第10回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科
2022.10.24
2022畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」 を3年ぶりに対面実施!~看護医療学科
2017年から畿央祭ウェルカムキャンパスで継続実施している看護医療学科・看護実践研究センター共同企画としてのがんカフェ「きらめき」は、昨年度はコロナ禍の影響でオンライン開催でしたが、今年は3年ぶりに事前申し込み制として20名での人数制限を行い、10月22日(土)14:00~15:30に対面開催しました。 今年度は、テーマを「がん患者として・家族としての思いを語ろう」と設定し、がんカフェ開催の原点に立ち戻り、がん患者およびその家族の語りを通して、それぞれの思いを参加者とともに理解する機会としました。 プログラムとしては、企画者の松本から、「がん患者家族としてのがんカフェ開催を通して伝えたいこと」として、看護師・保健師としてがん患者さんとの出会いや支援経験、がん検診を受診していなかったがん患者の家族としての最後の看取りが出来なかった後悔の念から、がん検診受診の必要性やがんになった後の相談機関・治療と仕事の両立支援について説明しました。 4回生の越田さんからは、卒業研究論文「手術前後におけるがん患者の家族の思いに対する看護」を通して、告知時・手術前後、化学療法時のがん患者家族の思いを明確化した中で、看護者としてがん患者だけでなく家族も不安や苦しみ・葛藤があることを理解することの重要性と今後、看護者として看護の実践をしていく上でこの研究を活かしていくことの決意が述べられました。 そして、がん患者当事者として、乳がん術後入浴着の開発に携わった中西講師より「乳がん術後入浴着の開発への思い」をテーマとして、当事者としての術後の職場復帰や手術痕を自分自身が受け止めることができていなかった経験から、胸に傷があっても周囲の視線を気にせず入浴できること、またそれを受け入れる社会になることなど、願いが語られました。 また、今回は、特別にこの入浴着の製造元である株式会社GSIクレオス様より、参加者プレゼントとして20枚のご提供を頂きました。この入浴着の開発に中西講師とともに取り組まれたデザイン学科の村田浩子教授もご参加いただき、術後の傷の状況でこれまでの既製品の着脱のしにくさの課題等中西講師の当事者としての意見に対応し、入浴時に乳房の形が表面に出ないこと、浴槽に入っても浮き上がらない工夫を凝らした素材開発およびデザインについて、お話して頂きました。 人数枠20名の参加申し込みを頂いていましたが、残念ながら当日の参加はやや減少しました。しかし地域で保健師として活躍している卒業生3名の参加があり、各講演を聞いて「がんに罹患し手術をすることや治療の過程でさまざまな苦悩があり、また家族も同様に苦しんでいることが理解できた。住民に対するがん検診を企画する者として受診の利便性を高めることと、この入浴着の開発の思いを一般の方にも理解してもらえるよう、設置してくれる場を広めていきたい」との発言がありました。 またがん当事者の方とご家族の参加もあり、当事者の方からは、がんの相談ができる場所がこんなにたくさんあるとは知らなかったことや、ご家族からは、本人のつらさを家族としてどう支えるか模索しているとの発言がありました。 この4月に本学に着任し、がんカフェにスタッフとして初めて関わった前田准教授から以下のような感想が寄せられました。 「今回、初めてがんカフェに参加させていただきました。前半は、登壇された教員および学生の卒業研究等貴重な発表に参加者は真剣に聴き入り、後半は、温かく和やかな空気感のなか、お一人おひとりの想いを分かち合うひと時となりました。企画者の講演にもありましたが、日本では2人にひとりががんになる状況となっている中、本日ご参加くださった方々も、当事者であったり家族や親戚ががんを患っていたりと、がんは非常に身近な病気であることを改めて実感しました。スタッフとして参加した2回生の学生たちも、病気を正しく理解することの大切さや、看護師として求められる患者さんと向き合う姿勢とはどのようなものか、改めて考える機会になったことと思います。」 がんカフェ「きらめき」は現状年1回の開催ではありますが、今後もがん患者さんとその家族、一般の方との交流の場となるようにしていきたいと思います。 企画者 看護医療学科 教授 松本泉美 【関連記事】 2021畿央祭・ウェルカムキャンパス がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科 2019畿央祭・ウェルカムキャンパス がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科 2018畿央祭・ウェルカムキャンパス がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科 2017畿央祭・ウェルカムキャンパス企画 がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科


