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2021.12.15

就職レポートNo.651(病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第651弾! 看護医療学科11期生(22卒)  N.N さん 病院(看護師)  勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。     【その病院に決めた理由】 この病院に決めた理由は、2回にわたる実習を通して、教育制度が充実していることに魅力を感じたためです。具体的には、プリセプター制度によって先輩看護師からのマンツーマンの指導を受けることで一年目からの必要な技術を習得することができます。 また、特定機能病院ということもあり、先端医療・先端技術に触れ、看護の知識や技術を高めていくことができる環境であったためです。     【就職活動を振り返って】 就職活動を振り返ってみて苦労したことは、第一志望の病院に落ちたことです。第一志望の病院に行くことだけを考えていたため、落ちたときに切り替えることに苦労しました。そのため、病院をいろいろ見ること、一つに絞り切らないこと、気持ちを持ち直す精神力を鍛えていくことが大切だと学びました。 私の場合は、次の病院に向けての心構えをキャリアセンターの人と話し合うことで気持ちを立て直しました。今では、新たな目標を持つことができています。     【就職活動でPRしたポイント】 就職活動でPRしたポイントはコミュニケーション能力です。特に看護師になる人からするとコミュニケーション能力のPRは当たり前のことだと思われますが、その分面接で能力を発揮できているか(具体的には、目を見て話すことができるか、表情豊かに話すことができるかetc...)を見られます。そのため、自信がある人以外、コミュニケーション能力以外にもPRできるポイントを作っておくといいと思います。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターでは、面接の練習や履歴書の添削など様々なサポートを受けることができました。 特に印象に残っていることは、面接練習です。その病院の質問の特徴、本番の面接の雰囲気を味わうことができました。それにより、本番では緊張することなく挑めました。 就職サポートでは、病院のパンフレットや紹介など病院の特徴を知ることができ、自己紹介書に書くためのサポートをしてくれました。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 一度希望の病院に落ちたとしても、周囲の人の力を借りて気持ちを常に強く保つことが大事です。そのため、就職活動では友達と協力しお互い支えていくことが大切だと思います。 さらに今のうちに希望の病院を複数考えておくことも大切だと思います。  

2021.12.14

2/23(水・祝)教育学研究科シンポジウムー「障害理解教育」の実践における「障害観」の再検討ーを開催します。

  学校現場において、子どもたちが「障害」について系統的に学ぶ「障害理解教育」の必要性は認識されつつあり、学習指導要領やインクルーシブ教育システム構築の文脈において「障害理解」に関連する「交流及び共同学習」の推進の重要性が示されています。しかし、実際に「何を」「どのように」行えばよいのか、具体的なところまで検討を深めていくことは容易ではありません。 本シンポジウムでは、「障害理解教育」の実践における「障害観」の在り方、つまり「障害理解教育」において子どもたちに教える「障害」とはどのようなものであるべきなのかについて検討を重ねていきたいと考えています。   日時 2022年2月23日(水・祝) 13:00~16:30  ※オンライン(Zoom)開催   プログラム 「不如意の身体に五つある」 立岩 真也氏(立命館大学大学院 先端総合学術研究科 教授)   「まともがゆれる-常識をやめる『スウィング』の実験」 木ノ戸 昌幸氏(NPO法人スウィング)   コーディネーター 大久保 賢一(畿央大学大学院 教育学研究科 教授) 塩原 佳典(畿央大学大学院 教育学研究科 准教授)   参加費 無料   申込方法 申込フォーム(下記QRコード)からお申込みください。   FAXの場合は、チラシ裏面の必要事項を記載し、 FAX:0745-54-1600まで お送りください。   ※開催日前日に申込みメールアドレス宛に参加URLを送付します。 ※定員に達し次第、受付を終了いたしますので、受付ができましたら参加していただけます。     ▼クリックすると、チラシPDFが開きます。   お問い合わせ 畿央大学総務部 教育学研究科研究会係 TEL.0745-54-1602 FAX.0745-54-1600

2021.12.13

小学生向けに「葉っぱの写し絵」動画を公開!~2021年度 「マミポコ・キッズ」後期 第1回活動報告

こんにちは、マミポコ・キッズです!   私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、未だ対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前期に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、後期も子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊びの動画配信を企画・制作しました。   今回の動画では、葉っぱを使った「葉っぱの写し絵」を紹介しています。葉っぱや紙など、身近にあるもので簡単に作ることができます。葉っぱの写し絵のアレンジも紹介しているので、ぜひ動画をご覧になってください!   下の画像をクリックすると、YouTubeの動画にリンクします。   ▼運営メンバーはもちろん、先生方にもご協力いただき撮影を進めています。   ▼カラフルできれいだね。どのように写すか動画で見てみよう!   次の動画も楽しい企画を考えているので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動を目指して頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。   現代教育学科3回生 御崎夢乃(みっきー)・森美月(ねね) 2回生 下野大司(たけ) 1回生 長谷川慈(いっちゃん)・三住真弥(おむ)   【関連記事】 「マミポコ・キッズ」の取り組みはコチラ!!

2021.12.13

就職レポートNo.650(兵庫県/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第650弾! 現代教育学科13期生(22卒) H.M さん 兵庫県・小学校教諭 勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。   【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指そうと思ったきっかけは、小学校6年生の時の担任の先生との出会いでした。私は小学校のとき、人前で話すことが大の苦手でした。しかし、その担任の先生はある日の授業で、故意に良いとは言えない発表の仕方を例示されて、「どんな伝え方であっても、発表しようと手を挙げようとする気持ちが大切だ」という内容の話をしてくださり、その先生の話を聞いて、発表しようという意欲を持てるようになりました。このように、その先生は、何事にも失敗を恐れず、挑戦することの大切さを教えてくださいました。今挑戦することに恐れない自分になることができたのも、そのような恩師がいてくださったおかげだと思っているので、恩師のように、子どもたちに失敗を恐れず挑戦することの大切さを伝えたいと思い、教師を目指そうと決めました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は教育実習やボランティアを通じて、2つのことを学びました。 1つ目は、教師は山場を明確にした上で、授業を行う必要があるということです。その授業で子どもたちに何を学ばせたいかを教師が明確にした上で授業に臨み、それを中心発問として子どもたちに考えさせることで、子どもにとっての「深い学び」につながるということを学びました。 2つ目は、子どもには一人ひとり違った個性がある、ということです。私は、兵庫県にある母校と兵庫県丹波地域の小学校、香芝市内の小学校と3つの小学校でボランティアを行ってきました。各学校での子どもたちの実態は、十人十色でそれぞれの良さがあり、教師は、一人ひとりの子どもの個性を認め、励まし、褒めることで、その子らしさを伸ばすことが大切であると学びました。 教育実習やボランティアでは、子どもたちとの直接的な関わりを通して、大学での学び以上の学びがあります。教育実習は教師を目指す人全員が体験すると思いますが、ボランティアは任意での参加ですので、積極的にボランティアに参加して、現場でしかできない体験を存分に味わってほしいと思います。     【畿央大学での大学生活について】 畿央大学は、普段は部活動やアルバイトに積極的に打ち込む一方で、受験の時期になると、自習室に朝から晩までこもって勉強したり、仲間と学校で集まって勉強したりというように、遊ぶときと懸命に取り組むときのメリハリをつけることのできる学生が多いです。受験勉強の際にどうしても解けない問題があったり、模試で思うような点数が取れなかったりして何度もやる気がなくなることや、自分に自信がなくなることがありましたが、同じ目標をもった努力する仲間の姿を見て、何度も勇気をもらいました。「これだけ辛い思いをしているのは自分だけじゃない」このように思いながら、最後まで悔いのないように努力することができたのは、そんな畿央大学の仲間がいたからです。辛さも楽しさも共有しながら、最後まで切磋琢磨し合える仲間がたくさんいるのは、畿央大学の強みだと思います。     【畿央大学の教員採用試験対策について】 大学3回生の時から対策講座を開いてくださったり、オンラインで対策資料を発信してくださったり、メールで試験に関する情報をほぼ毎日発信してくださったりと、教採・公務員対策室の先生方は、学生のために熱心に取り組んでくださいました。 筆記試験の対策講座では、覚えておくべき内容や効率の良い覚え方を的確に教えてくださるので、苦手な教科の講座は特に参加するべきだと思います。 面接や集団討論、模擬授業の対策では、自分の言いたいことや行いたい授業を明確にしてもらえるようなフィードバックばかりで、受講するたびに、自分の強みを生かした面接や討論、模擬授業ができるようになっていきます。これらの講座は必ず受けるべきです。 このように、畿央大学では、教採・公務員対策室の先生方や大学の先生方が一丸となって、教師を目指す私たちに、多大なる支援を行ってくださるので、自分の成長のためにも積極的に講座等に参加してほしいと思います。     【理想の教師像】 子どもたちの潜在能力を引き出せる教員です。子どもたち一人ひとりの実態を把握し、教師の肯定的な声かけを通じて子どもに自信を与えたり、気づきを与えるような声掛けをしたりすることで、目の前の壁を自分で乗り越える力や何事にも挑戦することのできる力を身に付けさせたいと考えています。そのためには、子どもとの信頼関係を築くことが何よりも大切だと考えるので、子どもたちと共に話し、遊ぶ中で信頼関係を構築し、一人ひとりの良さや可能性を引き出すことのできる教員になりたいと思います。     【後輩へのメッセージ】 教員採用試験対策では、悩み苦しむときが多々あると思います。私の場合は、筆記試験対策で覚えたことや解けていた問題が、2週間後には忘れて解けなくなるという経験が多くあり、「今覚えても試験の時には忘れてしまって意味がないのでは…」と悩みました。また、面接や討論対策において、厳しい指摘を受ける中で、話すことに自信を失ったこともありました。これから本格的に試験対策に入られる皆さんも、同じような感覚を味わうときがあるかもしれません。そのようなときには、次の2つのことを意識して努力してほしいと思います。 1つ目は、自分を信じることです。忘れた内容や解けなくなってしまった問題があった際は、自分のやってきたことを信じ、もう一度同じ方法で勉強して思い出していました。自分よりも勉強が進んでいる仲間の状況に焦ることもあると思いますが、焦らず、何よりも自身の勉強のスタイルを信じてやり抜いてほしいと思います! 2つ目は、対策に粘り強く取り組むことです。教採・公務員対策室の先生との面談で、「最後まで食らいついた人が合格できる」という話をしていただきました。面接や模擬授業の対策で多く指摘され、落ち込むことがあると思います。それでも次の対策に進んで挑んでほしいと思います。必ず自分のためになるアドバイスが得られます! 皆さんの合格を心から願っています。最後まで諦めずに頑張ってください!!

2021.12.10

就職レポートNo.649(委託給食会社/管理栄養士)健康栄養学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第649弾! 健康栄養学科16期生(22卒)   K.S さん 委託給食会社(管理栄養士)  勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。     【その企業に決めた理由】 全部で10社ほど受けましたが、その全部が第一志望という感じで、正確な第一志望を決めないまま最終までいったので、企業からいくつか内定を頂いてからすごく悩みました。どの企業にもそれぞれその企業の良さや雰囲気があって、それを取捨選択するのが難しかったです。 最終的にこの会社に決めた理由として、1番の決め手となったのは、説明会や1次・2次面接を受けた際の雰囲気が1番良く、自分に合っているなと感じたからです。その他にも、社員食堂や学校給食、高齢者施設など幅広く事業を展開している点や先輩社員の方の話なども決め手となりました。     【就職活動を振り返って】 たくさんの企業に履歴書を書いたり、面接を受けたりなど大変なこともありましたが、就職活動をトータルして振り返るとたくさんの刺激があって楽しくもありました。自己PRなどでの自分の強みを知るために、人生で今までにないくらい自分と向き合い、強みや長所などの自分の良い点などを考えたりしていると、自己肯定感もあがり、就職活動をする前より自分に自信がつき、強く、余裕をもった人に成長できた気がします。真剣に就職活動や自分と向き合うとなにか少しでも得られることがあると思います。また、企業の方とメールや電話、お会いしてコミュニケーションを取るにあたり、社会人として必要なマナーや言葉遣い、礼儀などを、より学び、身に付けることも出来ました。     【就職活動でPRしたポイント】 主に受けていた企業が委託給食会社であったこともあり、給食センターでの臨地実習の学びを通しての自己PRをしていました。またその際に深入りしてもらえるように話をし、面接官の方とコミュニケーションをはかれるようにも意識していました。その中で気を付けていたことは、緊張して言葉がつまりそうになることやパッと浮かばないこともあったのですが、必ず一息おいて心を落ち着かせてから、笑顔でゆっくり話すことです。また、どんな質問に対しても、私についてのイメージやどんな人かを知ってもらうために、具体的な自分の体験やエピソードとともに話すことも意識していました。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターの方にはすごくお世話になりました。就職活動を始め出した時期が3月下旬で、それまでにあったオンラインでのキャリアガイダンスの授業も全く見ていない状況でした。何から始めればよいか分からず、自分の力だけでは進めないと思い、まずキャリアセンターに『就職活動について何も分からないのですが何から始めて、どう進めていけばいいですか?』と相談に行ったところ、すごく優しく一から全部丁寧に色々教えてくださいました。 エントリーシートに書く内容から文章の添削、面接の練習や受けている企業についての相談など、就職活動においてのすべてと言っていいほどサポートしていただきました。就職活動を進めるにあたってなにか少しでも不安や疑問を持っている方はキャリアセンターの方にまず相談してみることをおすすめします。なにか必ず力になってくれると思います。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私が就職活動において大切だと思ったことは、エントリーシートや面接で伝えたい自分のこと、就職活動のスケジュールの流れなど、色々なことをきちんと整理し準備しておくことです。またメールなどのマナー、面接では笑顔と明るい雰囲気と余裕をもつことを心掛けました。 履歴書の締め切りや面接などが続き上手くいかないと、心がくじけそうになってやめたくなる時もあると思いますが、焦らず、自分のペースで、自分の就職活動においての軸をしっかり持って取り組むと必ず上手くいくと思います。友達と比べたりして焦ることや自分の軸がブレそうになる事もあると思いますが、人は人、自分は自分と思い最後まで妥協せず、自分のやりたいことを信じて頑張ってください。 キャリアセンターへ相談することやインターネットで検索することで、なにかヒントが見つかると思うので上手く活用してみてください。応援しています。

2021.12.10

脳卒中患者における“急激な”体重減少は“慢性”疾患における悪液質基準と関連している~健康科学研究科

悪液質とは、がんや心不全などの慢性疾患に関連して生じる予後不良な複合的代謝異常症候群であり、筋肉量の減少を特徴とし、顕著な臨床的特徴は体重減少といわれています。一般に、脳卒中患者は急性期に体重減少が生じやすく、この体重減少は予後不良因子であることが報告されていますが、その原因については十分に解明されていません。畿央大学大学院健康科学研究科修士課程の山本実穂氏と庄本康治教授、野添匡史准教授(甲南女子大学)、吉田陽亮氏(奈良県西和医療センター)らは、脳卒中患者に生じる急激な体重減少は悪液質の診断基準と関連があることを明らかにしました。本研究結果は,脳卒中患者に生じる体重減少に悪液質が関連している可能性を示唆するものであり、脳卒中患者の体重減少予防のための治療方法の確立に寄与する内容といえます。この研究成果は、Nutrition誌に掲載されます。   研究概要 悪液質の主な症状である体重減少は脳卒中において生じやすく、特に脳卒中発症後間もない急性期において生じやすいことが知られています。そこで本研究では、脳卒中患者における急性期での体重の変化と、悪液質の診断基準とに関連があるか否か、前向きの観察研究を実施することで検討しました。   研究内容 脳卒中発症後、研究期間内に急性期病院に入院した155名の患者を対象に、急性期病院入院時及び退院時に体重を測定し、体重の変化率を求めました。また、急性期病院退院時に悪液質診断基準の評価(図1)を行い、この5項目の基準のうち3項目以上の基準を満たした場合、悪液質基準を有すると判断しました。そして、体重変化率と悪液質基準の有無に関連性があるか否かを分析しました。   【図1:本研究で用いた悪液質の診断基準(Evansらの分類)】     データ分析の結果、155名中30名(19%)の方が入院期間に5%以上体重が減少しており(体重減少群)、体重減少を認めなかった125名(体重安定群)よりも悪液質基準を満たす割合が多いことが分かりました(体重減少群=18名(60%) vs体重安定群=28名(22%))。また、悪液質基準は体重変化率に影響を与える他の要因(重症度やエネルギー摂取量、嚥下能力や悪液質の原因になる他疾患の保有など)で調整した上でも、体重変化率に影響を与えることが明らかになりました(表1)。   【表1:悪液質基準と体重変化率の関係】   BMI: body mass index, NIHSS: National Institute of Health Stroke Scale, FOIS: Functional Oral Intake Scale   研究の臨床的意義および今後の展開 慢性疾患で生じるとされている悪液質の診断基準が、急性期の脳卒中患者における体重減少に関連しているということは、脳卒中患者で生じる体重減少に悪液質が関与している可能性を示唆するものです。本研究結果から、脳卒中患者で生じる体重減少に対して、悪液質の影響を考慮し早期診断・早期介入することで、生命予後や生活の質改善に寄与すると考えられます。これらの因果関係を明らかにするためには、今後さらなる研究が必要と考えられます。   論文情報 Miho Yamamoto, Masafumi Nozoe, Rio Masuya, Yosuke Yoshida, Hiroki Kubo, Shinichi Shimada, Koji Shomoto Cachexia criteria in "chronic" illness associated with “acute” weight loss in patients with stroke Nutrition December 2021, 111562   問い合わせ先 甲南女子大学 准教授 畿央大学健康科学研究科 客員研究員 野添 匡史(ノゾエ マサフミ) nozoe@konan-wu.ac.jp   畿央大学健康科学研究科 教授 庄本 康治(ショウモト コウジ) k.shomoto@kio.ac.jp Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600  

2021.12.09

就職レポートNo.648(大阪市/公立幼稚園教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第648弾! 現代教育学科13期生(22卒) A.M さん 大阪市・公立幼稚園 勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。   【教師(保育士)を目指そうと思ったきっかけ】 幼稚園教諭を目指したきっかけは、幼稚園の時の担任の先生に憧れたことです。卒園の文集にも将来の夢に「先生」と書いたことを覚えています。その後、子どもが好きだという気持ちと、年の離れた弟の影響や中学の幼稚園での職場体験等からその思いが強くなり、幼稚園教諭を目指しました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を体験して】 現場でしか学べないことがたくさんあって、実習やボランティアはそれを吸収できる貴重な機会だと思います。実習では、日誌や設定保育の準備に追われる毎日でしたが、クラスの子どもたちのことを思って準備をしたり、実際に設定保育をして子どもたちが楽しんでいる姿を見て私も嬉しくなったり、とても充実していました。ボランティアは、不安や緊張でなかなか始められなかったのですが、それ以上に、実習よりも長期的に子どもと関われるためまた違った視点から考えられたりと得られるものがたくさんあって、最初の一歩を踏み出す大切さを感じました。     【畿央大学での大学生活について】 幼稚園教諭・保育士の他に小学校教諭の免許も取得したかったため、かなり授業数が多かったです。模擬保育やピアノ等の実践的な授業や採用試験対策では大変なこともありましたが、分からないことは助け合ったりと一緒に頑張る友達がいたから乗り越えられたと思います。また、大学生活を楽しめたのは部活動での経験や繋がりも大きかったです。好きなダンスを仲間と共に楽しみながら、挑戦もたくさんした4年間でした。その中で、これからも繋がっていたい大切な仲間がたくさんでき、ダンス部に入って本当に良かったと思っています。     【畿央大学の採用試験対策について】 かなり早めの時期からたくさんの先生方が面接対策や筆記試験対策講座、実技試験対策等をしてくださいました。私は、特に面接に苦手意識を感じていましたが、何度も何度も練習をしてくださったため、本番は自信を持って挑めたと思います。また、先生方が的確なアドバイスだけでなく優しく寄り添ってくださり、常に気にかけてくださっていたこと、そして友達から刺激をもらって一緒に頑張れたことが、私の力になっていたと思います。     【理想の教師(保育者)像】 私は子ども一人ひとりの良さを伸ばせる保育者になりたいと考えています。一人ひとり興味・関心、個性が違う中でその「良さ」を引き出すことで、子どもたちが園生活に楽しさや居場所を感じられたらと思っています。そして、それらを子どもたち同士が互いに認め合える「思いやり」の心を育み、私自身もその心を大切にしながら、子どもたちと全力で遊び楽しむ保育者を目標に努力していきたいです。     【後輩へのメッセージ】 私がこの採用試験対策期間で一番感じたのは、一人で頑張るのではなくみんなで頑張ることが大切だということです。私も友達や家族、先生等たくさんの人に支えられ、合格することができました。不安や辛さを感じることもあると思うけれど、しんどくなったら友達や先生を頼ったりしながら、「保育者になりたい」という強い思いを持って頑張ってください。応援しています!

2021.12.09

広陵町におけるがん予防活動の取り組みについて学ぶ~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」

保健師選択科目である2年生公衆衛生看護学概論第10回授業「住民組織活動の実際を通して学ぶ」の外部講師として、広陵町けんこう推進課の芝課長、がん予防推進員の西村様、小長様、植村様に広陵町におけるがん予防活動の取り組みについてお話をしていただきました。 この授業では、地域住民が地域の課題に取り組み連携することでの自助と互助の促進を意図した委員会活動の育成における保健師の役割を学ぶことを目的としていますが、広陵町のがん予防推進員活動はその見本となる活動を展開しておられ、本年度奈良県知事表彰を受けていらっしゃいます。またこの3名のがん予防推進員の皆様には、10月に実施した畿央祭ウェルカムキャンパス企画「がんカフェきらめき」にも登場していただきました。   今回は、看護師や保健師をめざす学生に、地域住民の疾病予防と健康増進の重要な要素である住民参加をめざしたアプローチとして、最初に保健師である芝課長より、臨床看護に従事する中で予防の重要性を感じ、行政保健師になられたことや保健師だけでは広がりが困難な住民の方の疾病予防の意識の向上について、住民目線での活動の展開が期待できる人材として、がん予防推進員を育成しようと取り組まれた経緯など住民とともに予防活動を行う意義についてお話をいただきました。     西村様からは、ご自身の体験を踏まえたがん予防の重要性を資料にまとめて頂き、がん予防推進員になったきっかけやきれいな町にしたいと11年に渡る「吸殻拾い」の実践から感じられている受動喫煙のお話をお伺いしました。     小長様からは、がん経験者によるがん検診呼びかけが地域住民の受診行動を促せると自治会でがん予防の講演会を開催した時のエピソードをお話していただきました。     植村様からは、保健師の声かけで受診した子宮頚がん検診で早期発見・早期治療となったことで、家族優先でついつい自分の健康を後回しにしていたことや普通の生活ができるためのがん検診を受診することの大切さに気づかれた経験から、学生にもまず、自分が受けられるがん検診を受けるという行動に変える必要性について、また大切な人にがん予防をしてほしいと伝えることの重要性など心に響くお話をいただきました。     受講した学生の感想には、「若いから」「今何も心配がないから」「忙しいから」という理由で検診受診を先延ばしにしてはいけないと感じ、自分たちが積極的にがん検診を受診していきたいという気持ちにつながったことや、家族にもがん検診の必要性を説明していこうと思ったこと、看護学生として、しっかり正しい知識を修得して健康を護る専門職になることが自分たちに求められていることだと感じたなど講師の皆様のお話を聴いて得た多くの学びが綴られていました。   最後に西村様に持参していただいたがん予防推進員の皆様が企画作成されているがん予防健幸かわら版に掲載されている今月の川柳を皆様に紹介します。 「禁煙はがんとコロナに効果あり」                         看護医療学科 教授 松本泉美 講師 田中陽子   【関連記事】 保健師をめざす学生の「地域看護学実習 学びの報告会」を開催!~看護医療学科 奈良県断酒連合会から学ぶアルコール依存症~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」

2021.12.07

就職レポートNo.647(大阪府/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第647弾! 現代教育学科13期生(22卒) M.I さん 大阪府・小学校教諭 勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。   【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指そうと思ったきっかけは、小学校6年生の時に担任だった恩師との出会いです。私は「やってみたい!」と思ったことがあっても、「もし失敗したらどうしよう」や「自分にできるのだろうか」と考えてしまいなかなか行動に移すことができないでいました。その時に恩師が自分では気づくことができなかった私の長所を伝えてくださったことや、私の思いに向き合ってくださったことで挑戦してみようと思えるようになりました。小学校を卒業してからもこの時恩師が伝えてくださった言葉があったことで、様々なことに挑戦することができたのだと思います。 私もこの時の恩師のように、子どもたちの挑戦してみたいという気持ちを大切にし、子どもたちが一歩踏み出すための手助けをしたいと思い、教師を目指そうと思うようになりました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は、大学3回生から母校の大阪府での学校ボランティアを、現在は下宿先の近くである奈良県での学校ボランティアを行っています。どちらのボランティアでも子どもたちと関わることや先生方の授業を近くで見させていただけるなど大学の授業では学ぶことができない貴重な経験をさせていただいています。私が教師になろうと決意したのは教育実習での出来事がきっかけです。私が入らせていただいた学級では、算数の授業についていくのが難しい児童がいました。初めに声をかけた時には「どうせやったってできないし」と諦めかけていたのですが、分からない問題を説明したり、少しできたところで褒めたりなどの声掛けを諦めずに行っているうちに「わかった!これからも諦めずに頑張ってみる!」と笑顔で伝えてくれたことがとても嬉しく、教師になろうと決意しました。     【畿央大学での大学生活について】 畿央大学は担任制ということもあり、先生方と学生の距離が近いことが魅力の1つだと思います。1、2回生の頃から先生方と距離が近いことで、教員採用試験の際には、模擬授業や面接などの相談を気軽にすることができたのだと思います。また廊下などで会った際にも「頑張ってるな!」と声をかけてくださり、励みになりました。 また、大学の規模が小さいからこそ周りの学生の様子を知ることができるのも畿央大学のよさだと思います。他の学生が頑張っている姿を知ることができ、自分も頑張ろう!と思うことができました。   【畿央大学の教員採用試験対策について】 3回生という、何をしたらいいのかわからない段階から対策講座があったことで段々と自分の弱点がわかるようになり、しなくてはいけない勉強がわかるようになりました。不安になった時や何をすればいいのかわからなくなった時には教採・公務員対策室の先生方が相談に乗ってくださったこともとても心強かったです。 また、面接練習では教採・公務員対策室の先生方や学部の先生方などたくさんの先生方に見ていただき、沢山のアドバイスをいただくことができたお陰で、教員採用試験を乗り越えることができたのだと思います。     【理想の教師像】 私が理想とする教師像は子どもたちの成長を共に喜ぶことができる教師です。ボランティアでは、子どもたちを見ていると毎日たくさんのことを学んでいるのだなと実感しています。その中で日々できるようになったことなどを笑顔で伝えてくれることが本当に嬉しいです。 実際に教員になった際にもこの子どもたちの笑顔を引き出していきたいと思っています。失敗してしまうことも沢山あると思いますが、その時に子どもたちがもう一度頑張ってみよう!と思えるように励まし、支えていきたいです。そしてできるようになった時には一緒に喜んでいきたいです。このような経験を増やして行くことで粘り強く頑張ることができる子どもを育てたいと思います。     【後輩へのメッセージ】 教員採用試験の対策を進めて行く中で不安になることが沢山あると思います。本当にこの勉強でいいのかな、面接練習で言いたいことが上手く伝えられない、など沢山の不安があり、最後まで頑張りきれるかな?と思うこともありました。そんな時には教採・公務員対策室の先生方や学部の先生方の所に行くと、どんな些細なことでも相談に乗ってくださいます。また、畿央大学は周りにも頑張っている友達が沢山います。疲れた時には、友達と話をしてリフレッシュをしながらみんなで頑張ってください!

2021.12.06

地域在住障害高齢者におけるバディスタイル介入が運動継続に与える効果~健康科学研究科

身体活動は障害者や高齢者であっても健康状態の維持・改善に有効であることが知られていますが、障害高齢者の多くは十分な運動をしていないとされています。そのため、運動継続を促進できるような取り組みが必要となります。 最近の研究では、バディスタイル(二人1組で行う介入方法)の身体トレーニングと栄養教育介入で、フレイル、栄養状態、身体活動量が改善したことが報告されています。しかし、これらの研究では、トレーニングを受けた健常者のボランティアが介入をしており,実施が容易ではありませんでした。畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程 武田広道 氏と高取克彦 教授 らは、地域在住障害高齢者同士のバディスタイル介入が12週間の在宅運動プログラムにおける運動継続性に効果があるかどうかを検証することを目的に本研究を行いました。この研究成果はClinical Rehabilitation に掲載されています。   研究概要 通所介護事業所を利用している障害高齢者65名に12週間の在宅運動プログラムを実施してもらいました。その際、無作為にバディスタイル介入群と対照群に分けて実施し、バディスタイル介入を追加することで運動継続と身体・心理機能に効果があるかどうかを分析しました。   本研究のポイント ■障害高齢者同士のバディスタイル介入は12週間の在宅運動プログラムにおける運動継続性向上に効果があることが分かりました。   研究内容 データ解析の結果、バディスタイル介入群は対照群と比較して9~12週の期間において運動プログラムを実施した日数が有意に多くなっていました。両群で運動プログラム終了後に膝関節伸展筋力、4m歩行時間、5回立ち上がり時間が改善していました。     本研究の意義および今後の展開 今回の研究はバディスタイル介入が運動継続に与える効果を検討したものです。障害高齢者同士でバディを組むため、実施が容易で効率的に運動継続を促せるという点に意義があると考えています。本研究は運動の実施頻度を評価指標にしましたが、現在は運動の実施時間やバディスタイル介入終了後の持続効果についての報告をまとめています。また運動継続の予測因子として、アパシーに着目した解析も行っており、これらの結果も報告する予定としています。   論文情報 Hiromichi Takeda, Katsuhiko Takatori Effect of buddy-style intervention on exercise adherence in community-dwelling disabled older adults: A pilot randomized controlled trial Clinical Rehabilitation, 2021.

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