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2021.02.10
ひらめき☆ときめきサイエンス「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」をオンライン開催しました。
オンラインで学ぶ「脳と運動」の関係性 令和3(2021)年2月6日(土)、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を実施しました。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会からの助成を受けて実施されるイベントで、本学ではこれまで小学校高学年の児童を対象に平成21年から毎年実施しており、昨年度に引き続き高校生を対象に開催いたしました。大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っています。その成果を高校生にも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。 通算12回目の開催となる今回は新型コロナウイルス感染症拡大の防止のため、対面式での講座ではなく、Zoomを用いて「オンライン」での初開催となりました。 この日のプログラムは「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」と題し、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志准教授、大住倫弘准教授が講師を務め、脳と運動との密接な関係性を学んでもらいました。 はじめに事務局からZoomの動作確認とこの事業の目的と科研費についての説明、その後信迫先生からも視聴画面の確認や音声の確認を行ったあと、「身体運動の脳科学」と題して脳の構造や簡単な運動を通して“脳科学”の導入を講義してもらいました。 2時間目からは学生スタッフにも登場してもらい、様々な実験機器を使用した実験をLive配信し、画面越しに参加者の皆さんに実験を“疑似体験”していただきました。まず実験1として「映像遅延下運動課題」「両手干渉課題」「運動観察干渉課題」「スプリット・トレッドミル歩行課題」、実験2として「ラバーハンド錯覚課題」「腱振動錯覚課題」「視線計測課題」、最後の実験3は「運動中の脳活動測定」と題し、fNIRS(機能的近赤外分光法)と脳波を使用した運動中の脳活動実験を行いました。1つ1つの実験が終わるごとに画面上で実験の解説を行い、時折専門用語も混ぜつつ、高校生の皆さんにも理解できるように分かりやすく丁寧に説明しました。 ▼Live実験の様子 ▼Live配信の画面(視聴者側) ▼その他実験の様子 全ての講義が終了した後は参加者にも声を出してもらい、質問タイムのコーナーを設けました。担当教員からは、今後の進路を選択する高校生へ向けて自身の昔話や、高校と大学での学修の違い、また大学生の先輩でもある学生スタッフからも実際の大学での学生生活について話をしてもらいました。 参加者からは「(オンラインではなく)実験などを実際にしてみたかったが、説明もわかりやすく映像での実験も様子がわかりやすかった」「高校生にも理解できるように噛み砕いて教えて下さったので理解しやすかった」等の感想をいただきました。コロナ禍においてほとんどの大学で授業形態の1つとなった“遠隔授業”も、今回の講座を通して高校生のみなさんに体験していただけたのではないでしょうか? 今回の体験を通して参加者の皆さんが科学に対してさらに興味を深めてくれることを願うとともに、次回はぜひ対面でのイベントが開催できるようコロナウイルス感染症が終息していることを祈っています。 ぜひまた畿央大学でのイベントにご参加ください! 【過去のひらめき☆ときめきサイエンス】 2019年「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」
2021.02.10
就職レポートNo.625(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第625弾! 理学療法学科15期生(21卒) K.H さん 病院(理学療法士) 勤務 【その病院に決めた理由】 私が理学療法士を目指すきっかけとなったのが、高校時代のマネージャー経験です。ケガで大事な試合に出られない選手、ケガを繰り返して早期引退をするメンバーを前にして、何もできない自分に悔しさを感じました。そこで、少しでも選手の力になりたいと考え、理学療法士を目指しました。 その経験から、私は、将来、スポーツに関わりたいと考えており、スポーツ疾患に力を入れている病院を探していました。また、様々な経験を積みたいと考えていたため、急性期も回復期もあり、整形疾患、脳血管系、呼吸器などの様々な病期と疾患に関われる総合病院を探していました。 候補の中からこの病院に決めた理由は、興味のあるスポーツ分野に力を注いでいることが一番大きな理由でした。ほかにも、病院の合言葉に「全ては患者様の為に」という言葉を掲げられており、患者様を大切にしている様子や、院内の教育制度や勉強会など、スキルアップするための環境が整っていると思ったから、そして、科長の先生とお話しした際に、この先生の下で働きたいと思ったからです。 【就職活動を振り返って】 病院見学はたくさん行ったほうがいいと思うし、先生方やキャリアセンターの方にいっぱい相談してよかったと思いました。正直、たくさん見学に行ったから悩んだところもありますが、多く行ったからこそ、様々な病院のカラーを知ることができて、自分に合った病院を選ぶことができたと思います。 とても興味があった病院でも、見学に行って、先生方と話して、何か違うと感じることもありました。逆に予想していた以上に魅力を感じたりすることもあるので、見ないとわからないと思いました。だから、早期からたくさん見学に行って、たくさんの情報を得ることが大事だと思います。 そして、様々な人に相談することで、先生は先輩方の情報や、病院のカラー、そこに自分が合うかどうかも一緒に考えてくださったり、キャリアセンターでは就職地を考えるにあたって、どんなことを重要視したいか、したほうがいいのかを教えていただいたり、離職率などの環境がどうかなど、様々なことを教えていただけました。 【就職活動でPRしたポイント】 スポーツに興味があること、積極性があることをアピールするようにしていました。自分が興味を持っている分野を伝えることで、ここでその経験ができるかをはっきり言ってもらえたり、逆にどういう病院を探したほうがいいなど教えてもらえました。 そして、そこが一致していたら、後は積極性をアピールしました。質問は前もって用意しておき、一番に質問をし、受け答えは一番に返答するようにしていました。また、相手の目を見て会話をすること、メモを細めにとる、笑顔でいる、ハキハキ喋るように気を付けていました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 本当にたくさんお世話になり、感謝しています。初めての就職活動で、どう探したらいいのか全く分からない状況で、さらにコロナで動きがとりにくい状況で不安でした。 キャリアセンターに行くと、資料やサイトの使い方、一緒に病院を絞り込んでくださって、とても助かりました。また面接練習や、履歴書の添削など、事細かくしてくださったため、しっかりと準備をして面接に臨むことができました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は早く動き出したほうがいいと思います。人気の病院は早期に締め切ってしまいます。自分が動き出すのが遅かったからそこには入れなかったほど悔やむことはないと思います。 またたくさんの病院に見学に行くことも大切だと思います。行って損はないです。様々な病院に見学に行くことで、自分がどんな環境で働きたいか、給料はどれくらいがいいか、手当はどうか、どんな分野、病期に興味があるのか、何を優先したいかが見えてくると思います。 そして、周りが早く決まるからと言って、焦らなくていいと思います。しっかり考えて、決めたほうが後々納得して決めることができると思うからです。 実習が終わったと思ったら就活が始まって、大変だと思います。頑張りすぎず、少しずつ始めて、第一志望の病院に内定をもらえるように頑張ってください!
2021.02.10
抗重力姿勢時に前庭脊髄路興奮性は増大する~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
ヒトは地球上で重力に抗して座位や立位のような姿勢を保っています。このような抗重力姿勢を保つ上で、前庭脊髄路という神経経路を介した抗重力筋の制御が重要な役割を果たすと考えられています。しかしながら、ヒトにおいて、抗重力姿勢を保つ際に非抗重力姿勢と比較して前庭脊髄路興奮性が増大するかどうかについてこれまで十分に明らかにされていませんでした。畿央大学大学院修士課程の田中宏明氏と岡田洋平准教授は、ヒトにおいて抗重力姿勢時に前庭脊髄路興奮性が増大するかどうかについて、直流前庭電気刺激(Galvanic Vestibular Stimulation: GVS)やH反射という神経生理学的手法を用いて検証しました。この研究成果は、Experimental Brain Research誌(Posture influences on vestibulospinal tract excitability)に掲載されています。 研究概要 前庭脊髄路は抗重力姿勢を保持する上での抗重力筋の制御に重要な役割を果たすと考えられています。しかしながら、ヒトにおいては抗重力姿勢時に前庭脊髄路興奮性が増大するかについては明らかにされていませんでした。ヒトにおいて非侵襲的に前庭脊髄路興奮性を評価する方法として、ヒラメ筋H反射を誘発する脛骨神経刺激の100ms前に直流前庭電気刺激(galvanic vestibular stimulation (GVS))を条件刺激として与えることによるヒラメ筋H反射の促通率を評価するという神経生理学的方法があります。この方法は、耳後部に電極を貼付し直流電流で経皮的に前庭系を刺激し、前庭神経、前庭神経核、前庭脊髄路を介して、脊髄の抗重力筋の運動ニューロン群の興奮性の変化を評価していると考えられています。畿央大学大学院修士課程 田中 宏明 氏 と 岡田 洋平 准教授らの研究チームは、まず実験①において本手法を用いて、抗重力姿勢である座位において、抗重力姿勢ではない腹臥位、背臥位と比較して前庭脊髄路興奮性が高いことを示しました。しかしながら、GVSは乳様突起で電極を貼付し、経皮的に電気刺激する方法であるため、GVSによるH反射の促通が前庭刺激によるものでなく、単なる皮膚刺激によるものである可能性も棄却できていませんでした。そのため、同研究チームは実験②において、背臥位と座位においてGVSと皮膚刺激によるH反射促通の差異について検証し、GVSによるH反射の促通の程度は皮膚刺激による促通の程度よりも大きいことを示しました。 本研究のポイント ■ 座位のGVSによるH反射(最大H波)促通の程度は腹臥位、背臥位より大きかった。 ■ GVSによるH反射(最大H波)促通の程度は皮膚刺激による促通の程度と比較して、背臥位では同程度であったにも関わらず、座位では大きかった。 研究内容 実験①では、14名の健常者が研究に参加しました。対象者は、腹臥位、背臥位、座位の3つの姿勢において両耳後部の乳様突起に電極(右陰極、左陽極)を貼付し、GVSすることによる右ヒラメ筋H反射の変化率について検証しました。その結果、座位におけるGVSによるH反射(最大H波)促通の程度は、腹臥位や背臥位と比較して大きいことが示されました(図1、2、3)。 図1:GVSによるH反射の変化の測定と各姿勢条件 図2:各肢位におけるH反射(最大H波)の波形(GVSあり、GVSなし)(実験1) 図3:GVSによるH反射(最大H波)の姿勢間比較(N = 14)(実験1) 実験②では、実験①の座位におけるGVSによるH反射促通の程度が大きい結果が、GVSによる前庭刺激によるものなのか、単なる皮膚刺激によるものなのかについて明らかにするため、10名の健常者を対象に、背臥位と座位においてGVSと皮膚刺激によるH反射促通の差異について検証しました。GVSは実験①と同様に実施し、皮膚刺激は前庭系を刺激することなく、できる限りGVS時と近い部位を刺激するため、刺激電極を耳介後部と耳垂に貼ってGVS時と同じ方法で直流電流刺激を実施しました。その結果、背臥位、座位ともにGVSだけでなく皮膚刺激によってもH反射(最大H波)が促通されましたが、GVSによるH反射(最大H波)促通の程度は、座位においてのみ皮膚刺激によるH反射(最大H波)促通の程度よりも大きいことが示されました(図4)。 図4:各姿勢におけるGVSおよび皮膚刺激によるH反射(最大H波)の変化率 (実験2) これらの結果は抗重力姿勢である座位では腹臥位や背臥位と比較して前庭脊髄路が増大することを意味しています。実験②を追加実験として行うことにより、座位におけるGVSによるH反射促通効果の増大は、単なる皮膚刺激によるものではなく、前庭刺激によるものであることが示され、抗重力位である座位において前庭脊髄路興奮性がより増大するという結果の解釈はより強く支持されました。 本研究の意義および今後の展開 本研究は、抗重力姿勢である座位において腹臥位、背臥位よりも前庭脊髄路興奮性が増大することをヒトで初めて明らかにしました。このことは、ヒトにおいて前庭脊髄路が抗重力姿勢の制御に重要であるという従来の説をより支持するものです。今後は、抗重力姿勢において前庭脊髄路興奮静性が増大する神経機序について非侵襲的脳刺激などを用いて検証する必要があります。また、脳卒中やパーキンソン病、前庭疾患などの姿勢制御に異常のある患者を対象にGVSを用いた前庭脊髄路興奮性の評価を行い、臨床において遭遇する姿勢制御の異常と前庭脊髄路機能の関連性について検証し、その病態の理解を深め、介入可能性を模索していきたいと考えています。 関連する論文 Okada Y, Shiozaki T, Nakamura J, Azumi Y, Inazato M, Ono M, Kondo H, Sugitani M, Matsugi A. Influence of the intensity of galvanic vestibular stimulation and cutaneous stimulation on the soleus H-reflex in healthy individuals. Neuroreport. 2018 Sep 5;29(13):1135-1139. 論文情報 Tanaka H, Nakamura J, Siozaki T, Ueta K, Morioka S, Shomoto K, Okada Y. Posture influences on vestibulospinal tract excitability. Exp Brain Res. 2021 Jan 21. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程 田中宏明 准教授 岡田洋平 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: y.okada@kio.ac.jp
2021.02.09
就職レポートNo.624(食品商社/営業職)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第624弾! 健康栄養学科15期生(21卒) Y.T さん 食品商社(営業職) 勤務 【その企業に決めた理由】 私は以前から食に対して興味を持っており、食べ物には人々を幸せにする力があり、多くの人に提供する事が出来ると考え、食品業界を志望しました。特に食品商社に興味があり、多くのメーカーの人達と関わる事ができ、沢山の食品に携わることができる点が魅力でした。その中でも内定先は健康や介護事業にも力を入れており、管理栄養士の資格を活かした仕事にも挑戦できると考えました。 また、対面の面接を通じて、その会社の人柄や社風というものが少しずつ見えてきました。内定先は一対一の面接を重んじて、一回30分ぐらいの面接と比較的に長い時間行い、自分の内面の部分を見ようとしてくれた事が好印象でした。 【就職活動を振り返って】 就職活動を開始したのは比較的遅く、1月ぐらいから始めました。 キャリアセンターから早めの準備をと言われていましたが、後回しにしていました。周りが就職活動を始めることによって私も焦って活動するようになりました。今ではこの時にもっと早くから始めていればよかったなとすごく反省しています。というのも、就活は早い者勝ちだなと強く思ったからです。 企業側も出来るだけ早く採用人数を確保したいので、早期インターンシップや早期内定などがあり、エントリーシートを免除するなどの会社が多いです。そういった時に就活力を高めておけば、競争率の低い中で戦え、内定を勝ち取る事が出来ると思います。 私がまず初めにした事はいろんな人に話を聞きました。キャリアセンターの先生を始め、食品業界に就職した先輩や他業界の社会人にどうやって就職したかを聴きました。その時に自己分析であったり、選考ステップ、面接練習の仕方やSPIなどについて詳しく教えてもらいました。 次に、インターンシップに参加しました。食品メーカーは就活生に人気が高く、参加することも難しかったです。食品商社のインターンシップでは、人事の方と接したり、他大学の就活生の必死さが感じられ、就活に対するスイッチが入りました。 食品メーカー・食品商社に絞って100社ほどエントリーしましたが、就活を通じて一番大変だったことは、ESの通過です。エントリーからES提出期限が2・3週間と締切が短い企業も多く、それが複数重なってきます。1社ごとに問われる内容や文字数も異なります。基本的に自己PR、学生時代にがんばったこと、志望理由を中心に聞かれました。頻出であるこの3つは使い回せるように早めに仕上げておいた方が良いです。この時にキャリアの先生によくご指導を頂き、より完成度を高める事を目指しました。 面接は内定先の会社だけ対面面接がありましたが、他は全てオンライン面接でした。友人とオンラインだとどのような印象を受けるのかなど確認し改善しました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 新型コロナウイルスの影響で就活が対面ではなく、オンライン化しました。戸惑うことも多かったですが、その分、時間やお金に余裕が出たので、自分を見つめなおす時間がたくさん取れたと前向きに考えました。皆さんもしっかりと自分を見つめなおし、最大限アピールしてください。 そして自分の納得のいくような就職活動をして欲しいと強く思います。周りの色んな人から色々なことを言われることも多々あると思います。しかし、周りの人が自分の人生を歩んでくれるわけではなく、無責任な事もあります。 そのためにも、しっかりと自分の本当のやりたい事やどういった人生にしたいかという事を見つめ直す事が重要だと思います。悩んだ時は信頼のおける人の言う事を参考にしてください。 畿央大学のキャリアセンターの先生方は非常に心強く、どんな悩みや相談事でも乗ってくれ、迷った時はいつでも頼って良いと思います。 人の意見を聞きながら、最終的には自分の本当のしたい事を優先して納得感のある就職活動にして欲しいなと思います。
2021.02.09
香芝市と産官学連携で「光るスマイルブローチ」商品開発プロジェクト!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ
葛城自動車学校倉庫壁面にバーンデザインをペイントしたのは2019年の真夏の頃でした。このプロジェクトをきっかけに香芝市との関係が深まることになりました。香芝市から産官学連携事業を進めたいと正式に依頼され、早速新しいプロジェクトが進みだしました。 今回のプロジェクトでは、産官学の「産」である企業としてガラス彫刻工房ONO様と連携することとなりました。ガラス彫刻工房ONO様はガラスの表面に印刷するのは実は難しく、その技術で実用新案を取られた企業です。 印刷されたガラス面の裏から光を当てることでとても綺麗になる為、この技術を使い我々は「光るガラスブローチ」というアイデアを考え、ゼミ生で企画実現に向けたプランを考えていきました。 今年度前期授業「ベーシックセミナー」を受講している13名の1回生にそれぞれの「スマイル」を手描きで描いてもらいました。そのデザインをゼミの3回生米田雄人君がデータ化しONO様にデータ送付してもらい、リモートで商品開発を進めていきました。 2021年2月5日(金)いよいよ新商品「光るスマイルブローチ」のお披露目となりました。香芝市、ガラス工房ONO様にご来校いただき、完成披露会が開催されました。また披露会と併せて、今後に向けたアイデア出しの会議も行いました。 ゼミ生以外にもベーシックセミナー受講者の中から人間環境デザイン学科1回生3名にも急遽参加してもらいました。彼らにとって、いきなり実践的会議に参加するのはかなり荷が重かったかと思いますが、しっかり発言もしてくれました。 【完成披露会に参加した学生のコメント】 滅多にない機会に参加させて頂きありがとうございました。自分の考えたデザインがちゃんと形になるという経験をあまりしたことがなかったので、今回のスマイルブローチはとても良い経験になりました。光の色を暖かい色にするとまた印象が変わって良くなるのではないかなと思いました。 人間環境デザイン学科1回生 岡田ひなた 産官学連携事業の方々ありがとうございました。自分の書いたイラストがあんなに綺麗に出来上がるとは思っていなくて、さっそく家に帰って家族に披露しました。スマイルブローチ以外にもコラボレーションしているようなので、商品として販売していたら今回のことを思い出して買おうと思います。ありがとうございました。 人間環境デザイン学科1回生 奥山龍介 自分たちはデザインのところだけ関わらせてもらったのですが、自分の書いたデザインが実際に形になっていることが嬉しかったです。先輩方が色々意見を言っておられる様子を見て、自分は良い案がぱっと思い浮かばなかったのですごいなと思いました。自分の意見を口にするのは難しかったです。 人間環境デザイン学科1回生 髙山凌花 ゼミ内で商品開発をするのは企画検討から実現まで至難の業でした。ましてやコロナ禍の中、今年度中に製品ができたことは本当によかったです。これもひとえに香芝市様とガラス彫刻工房ONO・尾野様のご協力がなければ出来なかったことですし、3回生プロジェクトゼミ生がよくやってくれたと思います。 ただ、商品化はそんなに簡単なことではありません。ようやく商品開発の入り口に入ったところぐらいだと認識しています。とにかく我々が描いたカタチができたことに感謝したいと思います。ありがとうございました。 【学生が制作したブローチ】 (左)岡田ひなた (中)奥山龍介 (右)髙山凌花 (左)有井芙美香 (中)井上翔太 (右)幸田和樹 (左)氏家あすか (中)金田菜月美 (右)佐野元香 (左)浅井妃音 (中)加藤文奈 (右)小谷明日香 (左)髙島さくら (中)麻田彩花 (右)梅林沙采 (左)勝屋翔太 (中)川西梨々花 (右)米田雄人 (左)佐々木優帆 (中)中林ゆき (右)前田瑠唯 人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜 【関連記事】 2025年大阪・関西万博ロゴマークデザインコンペ~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 白馬の貸別荘コンバージョンプロジェクトに学生が挑戦!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「バーンデザイン」第4弾!葛城自動車学校倉庫~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 福岡県理学療法士会ロゴマークデザインコンペ~人間環境デザイン学科加藤ゼミ G20大阪サミット シンボルデザインコンペの思い出~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
2021.02.08
畿友会(学生自治会)だよりvol.63~クラブ・サークル代表者会議・研修会をオンライン開催!
こんにちは、学生自治会「畿友会運営委員会」です! 例年は対面で開催しているクラブ・サークル代表者会議・研修会ですが、新型コロナウイルス感染症による社会情勢を鑑みて、今回はZoomによるオンラインでの開催となりました。 会議の前半は畿友会会長の挨拶から始まり、各部署からクラブ・サークル活動に必要な手続き方法の周知、学生支援センターから課外活動中の事故発生時の対応マニュアルについての確認、コロナ禍における課外活動の注意点、代表者としての心構えについて学ぶ緊急講習会を行いました。 ▲緊急講習会の様子 10分間の休憩後、クラブ・サークルの代表者に向けて、リーダーとして役立つコミュニケーションスキルを体験する研修会『新入部員とのコミュニケーション方法』を開催しました。新入生を対象とした短時間・オンラインでもできるアイスブレイクの体験として、今回はZoomの機能である〈ブレイクアウトルーム〉を活用し行いました。 アイスブレイクでは軽く自己紹介をした後、オンラインでもできる簡単なゲームとして『お絵かき対決』をしました。出したお題の絵を何も見ずに描き、絵のうまさを競うのではなく、普段何気なく見ている身の回りの物事でも人によって捉え方や表現方法が異なるという気付きができるアイスブレイクです。 他にも簡単なアイスブレイクを紹介して、研修会は終了しました。 ▲研修会の様子:スライドを用いての趣旨説明 ▲研修会の様子:各ブレイクアウトルームには団体の代表者5名程度と畿友会メンバーを配置 研修はオンラインかつ初対面の人と集まるということもあり、初めは緊張した様子でしたが、アイスブレイクや合間の雑談を通して、参加者にも笑顔が少しずつ見られました。今回の体験を通してクラブ・サークルの代表者間の繋がりを強めるきっかけになれば幸いです。 畿友会 広報部 人間環境デザイン学科3回生 中山瑞貴
2021.02.08
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)と有酸素運動の組み合わせが鎮痛効果を早める~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
ヒトには、痛みの感受性を低下させる疼痛抑制メカニズムが備わっており、その働きは有酸素運動によって促進されます。この“有酸素運動による鎮痛効果”を得るためには、中等度以上の運動強度(軽いジョギングくらいの運動強度)で10~30分間が必要とされていますが、一部の患者では逆に痛みが増幅してしまうことが指摘されています。そこで、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 佐藤 剛介 客員研究員、森岡 周 教授らは、非侵襲的脳刺激法の一つである経頭蓋直流電気刺激(Transcranial direct current stimulation:tDCS)を有酸素運動と併用すれば、身体の負担を最小限にした鎮痛効果が得られるのではないかと仮説を立て、それを検証しました。この研究成果は、Pain Medicine誌(The effects of transcranial direct current stimulation combined with aerobic exercise on pain thresholds and electroencephalography in healthy adults.)に掲載されています。 研究概要 慢性疼痛は、生活の質や動作能力の低下を引き起こすことが知られており、治療も難しいことから社会的な問題となっています。慢性疼痛の治療には様々な方法があり、その治療法の一つに有酸素運動があります。有酸素運動は、疼痛抑制メカニズムを作動させることにより鎮痛効果を得られる(Sato et al. J Rehabil Med, 2017)ことが知られていますが、中等度の運動強度(軽いジョギングくらいの運動強度)で10~30分間の運動を必要とし、線維筋痛症や慢性疲労を伴う症例では逆に痛みを増強させることが指摘されています。そのため、鎮痛を企図した有酸素運動の適応範囲を拡大する方法を検討していくことは、慢性疼痛の治療にとって重要であります。 近年、非侵襲的脳刺激法の一つであるtDCSが注目されています。tDCSは、頭皮の上から脳に微弱な電流で刺激することにより脳活動を修飾することができる機器であり、一次運動野にtDCSの陽極刺激を行うことで鎮痛効果を得られることが報告されています。さらに、先行研究ではtDCSを単独で使用する場合よりも、他の介入法と併用することでより高い鎮痛効果を得られることが明らかにされています。また、これまでのtDCSによる鎮痛効果を調べた研究では、運動前後での比較に限られており、鎮痛効果の経時的変化を調べた研究はありませんでした。本研究では、健常者を対象に実験的疼痛を用いて、tDCSと有酸素運動の併用による鎮痛効果の時間依存的変化を検証しました。加えて、本研究では鎮痛メカニズムを検証するために、安静時脳波活動を指標として測定しました。 本研究のポイント ■ tDCSと有酸素運動を併用することでより早期かつ大きな鎮痛効果が得られた。 ■ 安静時脳波活動は、後頭領域においてPeak alpha frequency(PAF)の高周波域へのシフトが確認された。 研究内容 健常成人10名が本研究に参加し,以下の3つの条件で運動を実施しました. ① tDCSを単独で行う条件(tDCS条件) ② 偽tDCSと有酸素運動(Aerobic exercise: AE)を併用した条件(Sham tDCS/AE条件) ③ tDCSと有酸素運動を併用した条件(tDCS/AE条件) tDCSの電極は、陽極を左側の一次運動野、陰極を右側眼窩上部に配置して、2mAで20分間の陽極刺激を行いました。有酸素運動はウォーミングアップの後に20分間実施しました。疼痛閾値は、右側中指の爪で圧痛閾値(Pressure Pain threshold:PPT)を運動開始前と開始から5分毎、運動終了から15分経過時点で測定しました(図1)。 図1:tDCSおよび実験設定と圧痛閾値の測定 図(左)は、電極の位置とtDCS刺激装置を示した。陽極は左側一次運動野、陰極は右側眼窩上部に配置した。図(中)は運動実行中の状況を示す。運動は自転車エルゴメーター上で行い、tDCSによる刺激およびペダリング運動による有酸素運動を行った。図(右)には PPT の測定方法を示した。測定部位は右側中指の爪とし、固定具を用いて圧痛計を垂直に当て測定した。 PPTは、運動開始前と各時点での変化率を求め、PPT変化率の増加は痛みへの感受性が低下していることを示し、鎮痛効果の指標としました。安静時脳波は32チャンネルで測定し、各実験参加者のα帯域でのピークパワーを示す周波数であるPeak alpha frequency(PAF)を前頭領域、中心領域、頭頂領域、後頭領域で算出しました。PAFは、視床―大脳皮質間の神経回路の活動を反映しているとされており、高周波域へシフトしている場合は痛みを感じにくい状態を意味しています。 図2:各時点での圧痛閾値 (PPT)変化率の比較 tDCS条件:tDCSを単独で行う条件 Sham tDCS/AE条件:tDCSと有酸素運動を併用した条件 tDCS/AE条件:偽tDCSと有酸素運動(Aerobic exercise: AE)を併用した条件 図は各時点(5分、10分、15分、20分、運動終了後15分)における圧痛閾値 (PPT)変化率を示す。5-10分後のtDCS/AE条件では、tDCSおよびSham/AE条件と比較して圧痛閾値 (PPT) 変化率が有意に増加した。Sham tDCS/AEおよびtDCS/AE条件の圧痛閾値 (PPT) 変化率は、15~20分でtDCS条件と比較して有意に増加し、tDCS/AE条件はSham tDCS/AE条件よりも有意に高かった。運動終了後15分では、tDCS/AE条件の圧痛閾値 (PPT)変化率はtDCS条件よりも有意に高い状態を維持していた。 結果として、tDCS/AE条件は運動開始5分の時点から他の条件と比較してPPT変化率が有意に増加し、20分経過した時点では83.4%の増加を認めました(*PPTが増加するほど痛みを感じにくくなったことを意味します)。つまり、tDCSを有酸素運動と併用することによって鎮痛効果が早期に認められました。さらに、tDCS/AE条件は、運動終了後15分経過時点でもtDCS条件と比較して有意に高い鎮痛効果を示しました。20分経過時点における他の条件のPPT変化率については、tDCS条件で40.7%、Sham tDCS/AE条件では51.5%となっていました。一方、Sham tDCS/AE条件においては、運動開始より15分と20分経過時点でtDCS条件より有意に高い鎮痛効果を示しました(図2)。 なお、安静時脳波活動については、Sham tDCS/AE条件とtDCS/AE条件において、後頭領域で有意なPAFの高周波域へのシフトが認められました。有酸素運動を行った両条件で有意な変化を認めたことから有酸素運動によるPAFの変化を反映したものと考えられ、tDCS併用による特異的な変化を発見するには至りませんでした。 本研究の意義および今後の展開 本研究は、tDCSと有酸素運動を併用することで、より早期かつ大きな鎮痛効果が得られることを初めて明らかにしました。これは、tDCSによる一次運動野への陽極刺激を併用することで、有酸素運動による鎮痛効果を促進できることを示唆しています。本研究の知見は、有酸素運動により疼痛が増強されてしまうような症例や体力が不十分な症例に対して、tDCSと有酸素運動の併用による介入が有用である可能性を示しています。 関連する論文 Sato G, Osumi M, Morioka S. Effects of wheelchair propulsion on neuropathic pain and resting electroencephalography after spinal cord injury. J Rehabil Med. 2017 Jan 31;49(2):136-143. 論文情報 Sato G, Osumi M, Nobusako S, Morioka S. The effects of transcranial direct current stimulation combined with aerobic exercise on pain thresholds and electroencephalography in healthy adults. Pain Medicine. 2021 in press. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 客員研究員 佐藤剛介 E-mail: gpamjl@live.jp 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2021.02.04
対面&リモートでマイスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
人間環境デザイン学科1回生対象「立体表現Ⅱ」の授業では、2009年から本格的に家具づくりに取り組んでいます。当初はバウハウスのデザイン思想を引き継ぐ「ウルムスツール」を制作していましたが、次第にアイテムは変遷し、現在は「マイスツール」というオリジナルのかわいいスツールをつくっています。 ところが今年度は新型コロナウイルスの影響で例年のような授業が難しく、授業内容を軌道修正して行いました。具体的には、オリジナルデザインの要素を控えめにし、基本形のデザインを基調として各々の作品をつくりあげました。教室である造形実習室には畳1帖大の作業台が9台ありますが、3密を避けるため1台につき1人に制限した為、9人でしか授業ができなくなりました。例年は1組2コマ20名、2組2コマ20名、計40名という定員でしたが、今年度は4班(各9名)×1コマ、計36名という構成にせざるを得ず、時間的にも厳しい制約の中で対面授業を進めました。 毎回授業前には学生の体温を一人ひとり測り、十分な換気をして、アルコール消毒を欠かすことなく行い授業運営を進めてきました。 ところが年末に新型コロナウイルスの感染が拡大してきたため、13回目(全15回)からは急遽スツールを組み立て各自の家に持って帰ってもらい、残り2回をリモート授業に切り替えました。制作工程にあわせた短い動画を作成・配信するなど我々教員(加藤信喜・稲葉崇史)の遠隔指示により、各自の自宅において仕上げ作業を行いました。 本当は例年通り大学の実習室で専門の道具・機材を使用して制作してもらいたかったところですが、自宅で十分な道具がない中でも、全員が見事にそれぞれの「マイスツール」を完成させてくれました。皆さんの成果として完成後に送られてきた作品の写真をこのブログでお披露目させていただきたいと思います。 1回生の皆さん、お疲れさまでした! 【学生が製作したスツール】 (左上)青木佑夏 (右上)阿舍利陽菜 (左下)油谷圭輝 (右下)石田風歌 (左上)今村水紀 (右上)上出那奈実 (左下)岡村夢真也 (右下)奥野菜花 (左上)角野歩希 (右上)大石和 (左下)梶原百華 (右下)河口歩夢 (左上)川口蒼真 (右上)切島温子 (左下)後久まどか (右下)田原健 (左上)出口航大 (右上)栂野歩未 (左下)古澤聖也 (右下)櫻井香織 (左上)瀬山采加 (右上)髙山凌花 (左下)谷口遥香 (右下)丹野紗波 (左上)土橋歩波 (右上)中村悠真 (左下)根来昂汰 (右下)平岡初音 (左上)福田莉奈 (右上)藤原彩那 (左下)藤原未唯 (右下)松上萌 (左上)屋敷奈保 (右上)山岸美月 (左下)山田夏実 (右下)吉井亮徳 人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜 【関連記事】 人間環境デザイン学科学生製作のマイスツールを学内展示
2021.02.04
就職レポートNo.623(信用金庫/事務職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第623弾! 現代教育学科12期生(21卒) M.T さん 信用金庫(事務職) 勤務 【その企業に決めた理由】 働く人の人柄を重視していました。 企業説明会からとても人の印象が良く、面接の時には、緊張している私に職員の方が応援し、話をして緊張をやわらげてくださいました。きっとその姿勢もお客様に通じていると感じたからです。 また、就職活動をしていた中で一番早く内定をいただけたのも理由です。 【就職活動を振り返って】 キャリアガイダンスに出席し、早い段階からキャリアセンターの西畑さんに相談したのが良かったと思います。また、自己分析に困った時は友達と協力して乗り越えました。 就活全体を通して、自分一人では内定をいただけなかったと感じています。 【就職活動でPRしたポイント】 学生時代のボランティア活動での経験やアルバイトでの経験です。 その中でも自分なりに工夫したものなどがあれば、実際に面接に持っていくと面接官の印象に残ると感じました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 いつも温かく迎えてくれる場所。西畑さんは畿央のお母さん的存在です。それくらい親身になってくれました。 また、SPI講座やキャリアガイダンスなどで必要な情報やマナーなどが学べました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私たちは1月くらいまでは何とか就活できていましたし、それまでの夏までにインターンシップも参加することができました。しかし、今の社会状況でインターンシップや就職活動がどうなるか先が見えず、不安や緊張も私たちの時より大きいと思います。 だからこそ、不安を打ち消すくらい自己分析と企業分析をしてキャリアセンターにも頼り、自分らしく就職活動をして後悔のないよう頑張ってください。 オンラインがきっと多くなると思いますが、一人で抱え込まず、友達などと共有しながら進めていくといいと思います。 応援しています!!
2021.02.01
大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」への提案第2弾「バレンタイン装飾」~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ
人間環境デザイン学科の最も特色ある授業の一つに「プロジェクトゼミ」があります。加藤プロジェクトゼミでは、大学に隣接する大型商業施設「エコール・マミ(通称:エコマミ)」様へ、毎年デザイン提案を行っております。 今年度のエコール・マミ様に対する最後の提案は、毎年恒例の「バレンタイン装飾」です。今年度はコロナ禍のため、制作日数が例年より全然足りず、地上に設営する装飾ディスプレイは諦めざるをえませんでした。そのかわり天井から吊るすディスプレイには工夫を凝らしました。工夫とは制作のための具体的な計画で、ゼミ生が自宅でできる作業を増やし、数多くつくるという方法をとりました。その一つ一つは小さいものでも集合体になると大きなボリュームとなります。塵も積もれば山となるというイメージでしょうか。 今年のテーマは「相合傘」(あいあいがさ)。沢山の傘の下で愛に溢れたチョコレートをお客様に買っていただきます。皆さん、2/14までに是非エコマミに行ってご覧になってください。エコマミアトリウム空間にはハートの雨が降りそそいでいますよ。 現在、畿央大学では基本的に学外活動を自粛している為、実際に取りつける作業はエコール・マミ様のスタッフの方にお願いし、見事に完成いたしました。作業にご協力いただきありがとうございました。 ~制作メンバーからのコメント~ 今年のバレンタイン装飾は、コロナ禍ということもあって、例年とは違い大学で作業できる時間も限られていました。そのため、各自自宅でも作業出来るよう、ミニサイズの傘とハートを画用紙で折りました。 学内での作業時間が限られており、作業が遅れると取り戻しにくいという焦りもありました。そのため例年以上に効率的に進められるよう作業のペース配分、残りの仕事を把握し合うこと、各々の仕事の割り振りを考えることが大変でした。 その分、成果物ができ上がった時は、何とか形になって良かったととてもほっとしました。各自で仕事を分担できたおかげだと思います。制作メンバーの皆、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。 昨年に続き、エコール・マミさんのバレンタイン装飾に携わることができて嬉しかったです^^ リーダー 3回生 麻田彩花 3回生 中林ゆき 【過去のエコール・マミへの提案】 2020年度 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」への提案第1弾「大階段アート」 2019年度 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」のマーミン・ミーマンの巨大絵本制作 2019年度 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」への令和初のデザイン提案 2018年度 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案! 2017年度 エコール・マミにバレンタインディスプレイと改修提案! 2016年度 エコール・マミで、バレンタインディスプレイを担当!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 2015年度 エコール・マミに改修提案とディスプレイ展示!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 2014年度 エコール・マミ改修を提案!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ(加藤ゼミ) 2013年度 エコール・マミに改修提案とディスプレイ展示!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 2012年度 さらに発展・エコマミ提案★人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 2011年度 4年目のエコマミ提案★人間環境デザイン学科 加藤プロゼミ 2009年度 エコール・マミ 改善案 -人間環境デザイン学科 加藤プロジェクトゼミ報告-