2012年のすべての新着情報一覧
2012.09.04
葛城商工会議所コラボ企画「輝け!!ビストロ 夢のキッチン届けみんなのもとに」
2012年3月8日に「モテ・コミュニケーション講座」で始まった葛城青年会議所と畿央大学ボランティアセンターとのコラボ企画、子ども達の夢を紡ぐ『次世代夢プロジェクト』は、葛城青年会議所(以下、JCI)が行う青少年育成事業で、地域で子どもを育てることが希薄な今、自分達が子どもの頃のように、様々な世代が夢や目標を語り合い、良い意見交換が行われ成長すること、そして子ども達が夢や目標を育むことができるようにしたいという想いに賛同し、今までにも畿央大学の学生ボランティアが参加してきた実績があることから協働企画としてスタートしました。 今回の「輝け!!未来のビストロ 夢のキッチン届けみんなのもとに」~地産地消への架け橋~では、子ども達と共に食を通じて地域を見直す機会にできればと学生ボランティアもJCIとの会議や勉強会を重ね本番の8月26日(日)へ向けた準備を行ってきました。学生にとっては最初に受けた講座を活かし、様々な職種・年代の方々と協力し事業を構築するという今までにない経験でしたが、意見を真摯に受け止めてくれるJCIメンバーのおかげで、自発的なアイデアを提案できるようになり、自信を持って本番を迎え、またJCIメンバーの真剣な取組姿勢を身近に感じ、地域貢献のために力を合わせて動く姿に、学ぶものも多くあったようでした。このような地域の方々と力を合わせて目標に向けて協働することは、学生ボランティアとして有意義な経験となりました。 ↑7月29日の全体説明会、参加する子ども達と学生ボランティアが初めて出会いました。これまで勉強して準備をしてきたことを子ども達と共に分かち合いました。 ↑8月16日(土)の試作会、各グループ2品~3品の料理にチャレンジ!試行錯誤をしながら創り上げ、選りすぐった1品を決定し、料理名や本番に向けての改善点を話し合いました。 ↑8月26日(日)本番、参加した子ども、未来のビストロ25人が審査試食用(10人分)の食事を調理。味・盛り付けなど一生懸命考える姿を学生ボランティア13人とJCIメンバーが共に協力し、子ども達をサポートしました。 イベント終了後、参加してくれた子どもは「一人でこの料理を考えていた時は、作ることができるかどうか不安に感じていたけれど、みんなで一緒に作るとだんだん出来るような気がしてきた。みんなでワイワイ言いながら料理をするのは楽しいし、何でもチャレンジできる気がした。」と素朴な感想を教えてくれました。このイベントを通じて、食の大切さ、地元を知ること、そして力を合わせることの大切さまで気づいてくれて、葛城青年会議所の方々が求めていた想いや、学生達のあたたかいフォローが実を結んだようでした。 今回、作った各グループの料理は9月20日~10日間、葛城地区の各料理店にて出品されます。(詳しくは、下記の案内をご覧ください)子ども達がアイデアを練った地元食材使用の料理を、ぜひお店でお試しください。 (さらに…)
2012.09.03
奈良県下の先生方対象の電子黒板講習会を開催しました。
先生方対象の電子黒板講習会を開催し、学生もお手伝いしました。 8月9日(木)奈良県の先生方の集まりのご依頼で、昨年にひきつづき電子黒板講習会を行いました。 奈良県下の約40名の先生方に来ていただき、教育の情報化に関する現状、課題を概説し、近隣の小学校での実践や畿央大学での取り組みを紹介しました。 また、教育学部3回生の小松知美さん、横峯愛奈さんが担当して、大型ディスプレイ型と投影型の2種類の電子黒板を先生方に触っていただきました。 ご参加いただいた先生方の中には、畿央大学の卒業生や、昨年教育実習で学生がお世話になった担当の先生もおられ、畿央大学もようやく奈良に根付いてきたという実感を持ちました。 研修の最後はグループになって、教育の情報化の課題、電子黒板を使って行いたい実践、今後電子黒板に実装してほしい機能などを発表いただきました。実践や取り組みを基盤にしたご意見を伺い、こちらも勉強になりました。 お手伝いさせていただいた学生は、今までも学部生(教育学部2回生)を対象とした授業で電子黒板の説明をしたことがあったのですが、「相手が学生の時と、先生方の時では、説明の内容や方法を変えなくてはいけませんね」と、先生の卵として重要なことに気付いてくれたようです。 これからも、教育の情報化に強い教員を輩出できるようにがんばりますが、一方で、電子黒板講習会をしなくてよいぐらいに、電子黒板が教室に根付くことも願う次第です。 教育学部 教授 西端律子
2012.09.03
教育学部 辰巳先生の海外学会レポート
第30回国際心理学会議(ICP 2012)に参加しました! 2012年7月22日~27日、南アフリカ共和国・ケープタウン市のCape Town International Convention Centre(CTICC)にて開催された第30回国際心理学会(30th International Congress of Psychology)に参加しました。南アフリカ共和国は、首都の機能を3カ所に分散させており、ケープタウンはその一つでして、立法を司る首都です。 この学会は名称の通り、心理学界における最大規模のイベントであり、世界各国の心理学研究者が集うものです。今大会は300カ国・5千人が参加しました。心理学は今日、高度化し、専門分化が著しく、各領域・分野もまた奥行きがあります。従って、ICPを今日的に正しく紹介するなら、分散された多くの心理学領域・分野を集約する大元締めの学会ということになります。歴史的には、1889年にパリで開催された第1回大会に端を発し、途中、空白期間もありましたが、3年おきの開催、そして1972年の東京大会以降は4年に1度開催されています。なお、次回の第31回大会(2016年)は、日本が久しくホスト国を務め、横浜市で開催される予定です。 私がこの学会に参加した目的は、畿央大学開学10周年記念事業の一環である同健康科学研究所プロジェクト研究「心豊かな生活をおくるための健康科学(研究統括:森岡周教授)」部門の一つ「負傷競技者の心理的要因が運動行動及び動作回復に及ぼす影響(研究代表:辰巳智則)」の成果の一部を発表することにありました。この方面の研究は、アメリカ合衆国・スプリングフィールド大他の研究者が世界をリードしてきた経緯があります。今回の発表は、本邦で独自に重ねてきた研究成果が、国際的にみて、どのような反応を得るのかを肌で感じたかったというのがあります。 ▲会議場とそこの3階テラスから見えるテーブルマウンテンです。この山の存在感が抜群でして、圧巻の一言。毎日、シャッターを切るほど、魅せられました。この日は青空が広がる晴天でしたが、この山の台の部分にうっすらと雲がかかることもあり、現地ではそれをテーブルクロスと呼んでいます。ちなみに、この山を反対側から眺める機会があったのですが、このような形状には見えませんでした。 ▲初日の晩に開催されるICP2012オープニングセレモニーでは、来場者を温かく迎えて下さいました。当方は今回の渡航を必要以上に心配し、周囲も心配していたのですが、こうした歓迎の催しにも支えられ、心を和ませてくれました。 (さらに…)
2012.09.02
学生広報スタッフblog vol.31~「チーム医療ふれあい実習」レポート!
こんにちは。 看護医療学科1回生の、きーさんです! 今回は、8月20日~24日の日程で行われた「チーム医療ふれあい実習」について紹介してみたいと思います。 この実習は、健康科学部の学生が学科の枠を超えたグループ編成により、実際にチーム医療が実践されている医療現場を見学し、チーム医療を担う専門職としての資質および態度の涵養を目指す事を目的に行われているものです。 きーさんの実習先は市立奈良病院。 公設民営の病院で、へき地医療拠点病院として、へき地医療を担うとともに、急性期診療にも力を入れています。 ▲市立奈良病院外観 ▲実習グループ3班 実習生は、看護医療・理学療法・健康栄養の各学科から合計24名。 うち、きーさんは4階病棟(消化器内科・小児科・耳鼻科)で実習を受ける事になりました。 小児科があるフロアだけに、壁にかわいい動物の絵が貼ってあったりして、工夫が見られました。 これは、フロアに常駐している保育士さんが作ったもので、入院患者には様々な職種がかかわっているのだなと実感しました。 他にも、患者様がリハビリに向かう際には看護師と理学療法士との間で引き継ぎが行われていましたし、抗がん剤治療を受けていた患者様が退院する際には、退院指導を実施するため化学療法室との間で業務の連携が取られていました。 また、看護師同士でも固定チームナーシングという方式を採り、担当する患者様にチームで対応。 授業で学習した「チーム医療」の、実践の様子を知る事ができ、とても有意義な実習となりました。 患者様とお話をする時間も頂きました。看護師は患者様とのコミュニケーションを円滑に取らねばならない職種。授業でコミュニケーションについて学んではいましたが、実際に患者様と話す時にうまく出来るか不安もありました。話題が無くなって会話が途切れたりしそうにもなりましたが、逆に患者様の方から話題を振って頂いたりして、気を遣わせてしまったかなと少し後悔。 場数を踏んで練習し、もっと円滑に出来るよう更に頑張ります! 指導担当の看護師さんから教わったコミュニケーション上の留意点は、笑顔でいる事、目線を合わせて話す事、身体に触れるタッチングをする事、不安を聞く事、処置の際に声掛けする事等です。看護師は医師と患者の仲介をするという心構えを持つように教わりました。 3日間にわたる病院での実習。 ここで学んだ事を活かし、素晴らしい医療者になれるよう今後も頑張ります! 病院職員の皆様、患者様、その他ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!! ▲カンファレンス準備の様子 ▲立つ鳥跡を濁さず。気合いを入れてお掃除! 【関連記事】 ▼チーム医療ふれあい実習レポート<理学療法学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-559.html ▼チーム医療ふれあい実習レポート<健康栄養学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-560.html ▼チーム医療ふれあい実習レポート<看護医療学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-561.html
2012.09.01
人間環境デザイン学科東先生の海外学会発表レポート
IFHE World congress 2012は、Global Wellbeing-Global creativity and innovation:Developing capacities for sustainable futuresを大会テーマとし、オーストラリアメルボルンで7月16日から21日までの会期で開催されました。メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリア第2の都市ですが、のんびりとした雰囲気があり、市内には路面電車が走り、伝統的な建築物と新しいデザインの建築物が混在し、街中を歩くと所々に現代アートオブジェが現れる魅力的な場所でした。 住居学の視点で持続可能性を考えるとき、日本の伝統的民家の建て方や住まい方から多くの知見が得られます。 そこで今回は、奈良県吉野町の特徴的な民家である「吉野建住宅」の温熱環境測定と住まい方に関する研究を発表しました。この地域の土地利用には大きな特徴があります。安全性を確保するために、まず山の尾根に道が作られ、民家はその道に沿って谷側に張りだすように建築された、いわゆる懸(かけ)造り構造となっています。谷側に人の居住空間としての地階を有するのが吉野建て住宅の特徴です。自然の中に溶け込み、寄り添うように建築された住宅群は、世界遺産としての景観の一部を担っています。 吉野建て住宅3件にご協力頂き、冬期・夏期に温熱環境を測定した結果、地階部分は1階以上の階に比べて、外気温変化に伴う室温変化の割合が小さく、夏涼しく冬暖かい気候緩和効果の大きい空間として評価できました。夏期は風通しを重視した開口部配置と住まい方により快適な温熱環境で、エアコンはほとんど使用されていませんでした。冬期は暖房している時間帯は快適な環境でしたが、外気が氷点下になる地域ですので、非暖房時にはかなり低温となり、室間の温度差が健康に与える影響が課題といえます。 懸造り構造は社寺仏閣ではよく見られますが、住宅群として今もなお住み続けられており、住民の永住意識も強いという事例は珍しく、今後も持続させていくためには民家の持つ力を生かしつつ、安全性・快適性を向上させる対策が望まれます。 共同研究としては、奈良市内の里山を整地することなくできる限り現状を維持して建築された自然共生住宅地における調査結果を発表しました。こちらは2005年から建築された新しい住宅群ですが、吉野建て住宅同様、斜面に建築されたためにできた地階居住空間の温熱環境特性や、周辺に残された豊かな緑が年間を通じて住宅地に与える影響、環境に配慮した住まい方を実践する住民の意識について発表しました。 家政学分野の国際学会では、教育や食に関する研究発表数に比べると住居学の発表は少ないのですが、教育関連の研究者とは住教育に結びつけたディスカッションができました。予想していたよりも興味を持って質問して下さる方が多かったのですが、今回参加して衣食住を考える際に後回しになりがちなのが住という現状を改めて感じ、今後も国際学会での発信を継続すべきとの思いを強くしました。余談ですが、日本では部分暖房としてポピュラーなこたつやホットカーペットをアメリカの研究者が「合理的な方法ですね!」と、とても驚いたのが印象的でした。 また、スクールビジット、ホームビジットにも参加し、各国の研究者とだけでなく現地スタッフや一般家庭で交流を深める機会も得られ、有意義な時間を過ごすことができました。 人間環境デザイン学科 准教授 東実千代
2012.08.31
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.5
☆畿央生の英国留学体験記 その3☆ こんにちは、健康栄養学科2回生の青木仁美です。 現在、イギリスのレスターに留学中です。今日はこちらの生活をリポートします。 イギリスに留学して、約2週間ほどがたちました。こちらでの生活にもだんだん慣れてきたところです! 2週間たってもまだまだイギリスでの日常には驚くことも多いです。 8月27日は、BANK HOLIDAYという祝日でした。この日、私は何も予定がなかったので、ホストファミリーの方が近所のアートギャラリーに連れて行ってくれました。 そこでは、レスター大学の学生さんがつくった作品や栽培した植物をたくさん見ました。 ▲面白い作品や見たことがない植物などがたくさんあり、とても楽しかったです。 『イギリスの料理はとてもまずい』とよく聞きますが、家庭料理はいつもすっごくおいしくて、学校から家に帰るときには、「今日の晩御飯は何かなー?」とワクワクしています。 この日の夕食は「ジャックポテト」というイギリスの典型的な料理でした。 ▲ジャックポテトは、とても大きなゆでたジャガイモに十字に切り目をいれ、そこにコールスローサラダやツナをかけて食べます。 はじめて、食べましたがすごくおいしかったです。 また、私のホームステイ先の方は晩御飯のときにいろいろなことを私に教えてくれます。 高校の美術の先生なので、アートのことや、私のほかにアルジェリアの留学生もいるので、宗教の違いなど… この日は、それぞれの国の文化について話しました。 ▲国が違うと、使っている文字も違うので、同じ人の名前を書いていても全く違うように思えます。 また、イギリスに行って気づいたことは、自分が日本のことを何も知らなかったなということです。もっと、日本について勉強していけばよかったのになーと思いました。 ホストファミリーに日本のことについて聞かれても、答えられないことが多いのでとても悔しいです。 最後に、これから留学される方に一言! 私は、ぎりぎりまでホームステイか寮かとても迷っていました。でも、ホームステイは私にとってすっごくいい経験になるなと思いました。言葉も通じないし、習慣も文化も違うので大変なことも多いですが、現地の人の習慣を知ることができるので、楽しいですよ。
2012.08.31
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.6
☆畿央生の英国留学体験記 その4☆ こんにちは、健康栄養学科2回生鷹尾成美です。 イギリスに来て2週間が過ぎ、少しずつこちらの生活にも慣れてきたところです。 学校に通うために乗る2階建てバスも2階の最前列に座り、景色を楽しむ余裕が出てきました。 ▼2階建てバスからの風景です。 レスターの街並みはとても美しく、また日本と全然違うので外国に来たなぁという感じがします。 きれいな景色を見ながら帰ると、毎日楽しみにしているディナーの時間です。 この日はチキンとマッシュポテト、ブロッコリーやカリフラワーなどの温野菜でした。 ▼これが一人分の量です! 最初は多すぎて食べきれないと思いましたが、最近はデザートのケーキまでペロリと食べています。 日本に帰って体重計に乗るのが怖くなるぐらい、毎日おいしい料理をお腹いっぱい食べられて、とても幸せです。 会話や授業は全部英語なので聞き取れなかったり、意味を理解できないこともありますが、ホストファミリーは意味が判るまで丁寧に説明してくれるし、授業では同じクラスの人が助けてくれます。 イギリスに来て人の優しさにたくさん触れて、言葉の大切さを学びました。 また、同じクラスの中国人の人達と日本や中国の話をして盛り上がったりとイギリスの人だけでなく、いろいろな国の人と交流できるのも楽しいです。 イギリス留学もそろそろ折り返し地点にきますが、残り半分も異文化体験を楽しみたいと思います。 そして、英語がペラペラになれるように頑張ります!!!
2012.08.30
チーム医療ふれあい実習レポート2 <理学療法学科>
私は3日間「チーム医療ふれあい実習」として奈良県立三室病院に行き、そこでたくさんことを学ばせてもらいました。特に人間関係の重要性について、単に患者さんと医療従事者との間だけでなく、医療従事者同士の人間関係も同様に大切であるということを改めて感じました。 他の職種の人と仕事を共にするとなると、やはり意見が対立することもあり、それぞれが専門職としてのプライドもあるので、自分と反対の意見を聞き入れることはなかなか難しいものです。でも、それをすることはチーム医療を実行するにあたって、とても大切であるということ、また日頃から積極的に人と会話し、できるだけ多くの人とコミュニケーションをとり、他人をよく観察することで、相手の変化にもいち早く気付くことができ、良い医療を行うために必要な非言語的コミュニケーション能力や人間性が磨かれていくということを、実際の現場に立たれている看護師さんから教わりました。 もう一つこの実習でとても印象深かったことがあります。それは、ここにいるどの職種の方も本当に患者さんを第一に思って医療を行っているということです。患者中心の医療が重視されていて、たとえば院内を歩く時でも、患者さんが通りやすいように医療者側は先に患者さんが通る道を予測し道を確保してあげる、といった直接医療と関わりのない場面であっても、常に患者さんを最優先していることがわかりました。実際の医療の現場でも、外来の診察で来られた患者さんに対して医師は今後の治療法を一方的に進めるのではなくて、他にどのような治療法があって、それぞれの治療法がどのような効果があって、どのくらいの期間がかかるかなどを詳しく説明した上で患者さんに選択してもらっていました。あくまでも医師は治療法を提示するだけで、最終的に判断を下すのは患者さんだということを実際に見て学びました。 私はこの実習でたくさんのことを学びましたが、それをただ学んだだけのものにしておくのではなく、自分のものにして今後に活かしていこうと思っています。この実習を終えて理学療法士になりたいという思いやモチベーションもさらに高まりました。このような学びを得る機会を与えてくださり様々なサポートをしてくださった畿央大学の教員の方々、実習を受け入れてくださりたくさんのことを学ばせてくださった奈良県立三室病院の方々に私たちは心から感謝しています。この感謝の気持ちを忘れずに、4年間しっかり勉学に励み、今後の学校生活を有意義に過ごして行きたいと思います。 理学療法学科1回生 藤井公貴 【関連記事】 ▼チーム医療ふれあい実習レポート<看護医療学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-561.html ▼チーム医療ふれあい実習レポート<健康栄養学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-560.html
2012.08.30
チーム医療ふれあい実習レポート3 <看護医療学科>
大学に入学し、看護師になるための勉強を始めて4ヶ月。 まだまだ知識が浅い段階での病院実習に、最初は緊張と不安でいっぱいでした。 実習は、看護部長のお話から始まりました。その後、病院施設の見学をしたり、病棟で看護師の方について回ったり、リハビリテーション室ではセラピスト(PT・OT・ST)の方々の業務について伺ったりしました。 また、障害の疑似体験をし、患者さんとお話もしました。 実際に「看護師」として何かをするのではなく、「病を持つ人とはどのような人なのか」、そして、その周りの環境(病院や医療者)の役割や機能に焦点を当てた内容でした。 今回の病院実習を通して、活字でしか学べなかったことを自分の体で体験することができました。3日間という短い期間でしたが、積極的に取り組んだことで、たくさんのことを学べました。成果もあげられました。 しかしその分、これからの課題も見つかりました。この実習を通して学んだことをしっかりと消化・吸収し、見つかった課題を克服し、これからの大学での学びに活かしていきます。 看護医療学科1回生 吉田美希 【関連記事】 ▼チーム医療ふれあい実習レポート<理学療法学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-559.html ▼チーム医療ふれあい実習レポート<健康栄養学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-560.html
2012.08.30
チーム医療ふれあい実習レポート1 <健康栄養学科>
健康科学部(理学療法学科・看護医療学科・健康栄養学科)では、1回生の夏に3日間の『チーム医療ふれあい実習』を行います。 今年は8月21日(火)~23日(木)、学生たちは学科の枠を超えてグループを作り、実際に医療施設を訪れて、現場で働く方々や患者様との「ふれあい」を体験しました。 実習終了後、8月24日(金)に畿央大学記念ホールで行われた「チーム医療ふれあい実習実践発表会」をうけて、参加した学生のレポートをご紹介します! 今回の『チーム医療ふれあい実習』では、管理栄養士の方とふれあうことはあまりありませんでしたが、理学療法士、看護師の方の現場を見学、体験することによりチーム医療の形態を学ぶことができました。 栄養士として働くのに他の専門職を体験してどうなるの? 実習前はそう思うこともありましたが、院内実習3日間を終え、実際に見て体験すると、「”チーム医療”、”管理栄養士”といった観点から見た時、全てのフィールドを理解し知っておく必要がある。」そう思うようになったのです。 チーム医療のように様々な専門職の方が知識を共有して1人の患者様の治療や栄養指導を行う際、他の専門職の知識、その方の病状、闘病生活を見て聞いて学んでいるとないでは、大いに変わってくるでしょう。 リハビリステーション、病棟、外来で患者さんとコミュニケーションをとる機会がありました。 筋萎縮により体が少しずつ動かなくなるパーキンソン病の方のリハビリは、歩行補助により自立歩行を促すというものです。私達も補助を体験させて頂いたのですが、思っていた以上の難しさに改めて理学療法士の方の技術の凄さを感じました。また、患者さんにとってどこまでが”必要な補助”であるのか? 必要最低限の補助でよい方に必要以上補助してしまうと患者さんを不快にしてしまう恐れがあります。しかし、理学療法士の方は必要と不要をきちんと理解されていて、信頼関係と経験が必要なのだと感じました。 病棟での実習では、患者さんとたくさんお話をすることができました。 ある患者さんは、病気と共に認知症が進んでいたために短期的な記憶さえできない状態で、多様な専門家の方々が集まりカンファレンス(会議)を開き、音楽療法を取り入れることになりました。昔、楽器をたしなんでおられたことから、音楽と記憶を結びつけようとしたのです。 実際、鍵盤を弾いてみると凄く嬉しそうな表情で、「私、嬉しいわ」「ありがとう」と繰り返しおっしゃり、感極まる場面に、チーム医療の重要性を学びました。 ここでは語りきれないほどの経験が私にもたらした影響はとても大きく、管理栄養士になるという目標をより明確にしてくれたと思います。病院で勤めないとしても、いつ自分の家族、知り合いが重病になるか、自分自身がなるかもわからない。実はそんな身近な話であるということに気づき、その時のためにも医療と栄養の関連性をないがしろにすべきではないと思いました。 健康栄養学科1回生 福濱瑞季(実習先 奈良医療センター) 【関連記事】 ▼チーム医療ふれあい実習レポート<理学療法学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-559.html ▼チーム医療ふれあい実習レポート<看護医療学科> https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-561.html