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2024.11.29

令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~

健康栄養学科の卒業研究発表会が2024年11月16日(土)10時30分より冬木記念ホールにて開催され、62名の4回生が22演目の発表を行いました。   食品科学や調理科学、臨床栄養学、公衆栄養学、スポーツ栄養学、栄養教育など、食や栄養に関わる様々な研究成果を興味深く聴くことができました。4回生たちは、昨年の12月(3回生の後半)に各研究室に配属され、管理栄養士国家試験の勉強や就職活動、臨地実習と忙しい中、先生方の指導の下日々研究に励んできました。     発表している学生たちの中には、声や手が震えている学生もおり、非常に緊張している様子が伺えました。一方で、1年間の研究成果を伝えようと一所懸命に発表している姿をみて、学生たちの成長を感じることができました。   発表後の質疑応答では、先生方からの質問に対して返答に詰まっている場面もあり、今ある自分の知識から何とか返答をみつけようとしている必死さが伝わってきました。     また、3回生をはじめとする下級学年も聴講に来ており、希望する研究室の研究発表を真剣に聞いている様子も、とても印象的で次年度の卒業研究への意欲が感じられました。     最後に栢野学科長より閉会の挨拶があり、卒業研究発表会の講評と社会に旅立つ4回生へ激励の言葉が送られました。     すべての研究発表が終わったあとは、緊張も解け、達成感からかとても晴れやかな笑顔が印象的でした。     今回の卒業研究発表会で得た経験を社会に出てからも活かしてください。とても素晴らしい卒業研究発表会でした。4回生のみなさん、本当にお疲れ様でした。   健康栄養学科 助教 上西 梢 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 「4大学対抗ピザバトル」に出場しました!&サンプーペーで販売します~ 健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科  

2024.11.29

就職レポートNo.791(和歌山県/養護教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第791弾! 現代教育学科16期生(25卒) A.K さん 和歌山県 養護教諭 勤務         【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 畿央大学を選んだ理由は、養護教諭の合格率が高かったからです。関西圏で養護教諭の免許を取れる大学を探しており、その中でも畿央大学の合格率が高く、就職に強い大学という印象があったので選びました。また、担任制で学部の先生との距離が近く、すぐに相談できることも魅力だと感じました。     【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 畿央大学では、同じ夢に向かって一緒に頑張ることのできる友人や、寄り添ってサポートしてくださる先生方に出会えたことが良かったと思います。養護教諭専門の勉強や演習などを通して、考えを共有できた時間も楽しかったです。授業のない時間は友人と一緒に勉強したり、話したりして、楽しく充実した学生生活を過ごすことができました。     【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 中学校の養護教諭の先生がきっかけです。保健室以外の場所でもよく声をかけてくださったことや、保健室登校をしていた友人に親身になって相談に乗っておられる姿を見て、養護教諭に関心をもちました。また、実習で子どもと関わる中で、接し方の難しさも感じましたが、子どもの成長する姿や楽しそうに過ごしている様子などを見て、養護教諭になりたいという気持ちが強くなりました。     【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 大学3回生から母校の小学校でボランティアをしていました。ボランティアでは、通常学級での学習支援や保健室登校をしている児童の支援を行いました。実際に子どもたちと関わり、発達段階に応じた声かけや対応を学ぶことができました。また、保健室だけではなく、教室での子どもたちの様子を知ることができたことも良い経験になりました。     【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 筆記試験の対策は、参考書を使ったり教員採用試験対策講座を受けたりして勉強していました。また、受ける自治体の過去問から出題傾向を把握し、よく出題される問題を重点的に学習していました。面接の対策では、教育学部の先生や教採・公務員対策室の先生の面接指導を受け、自治体に沿った丁寧な指導をしていただけるので、だんだんと自信をもって答えられるようになりました。先輩方の受験報告書もとても参考になりました。         【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 子どもたちの小さなサインに気づくことができる養護教諭になりたいです。一人ひとりをよく観察し、健康課題を把握・改善することで、子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるように支援したいです。そのためにも、日頃から子どもたちと積極的にコミュニケーションを取ることや他の教職員・保護者との情報共有を大切にしていきたいです。     【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験は対策すべきことが多くて大変ですが、ふり返ってみるとあっという間でした。しんどい時もありますが、周りには一緒に頑張っている友達や支えてくださる先生方がいます。たまには息抜きもしながら、健康に気を付けて最後まであきらめずに頑張ってください。応援しています。    

2024.11.29

第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科

エコマミ公開講座とは、畿央大学の隣にある商業施設エコール・マミを運営するKUL((株)関西都市居住サービス)と香芝市、広陵町の両行政が、真美ケ丘ニュータウンにおける地域連携の取り組みとして2022年より実施。地域の皆さま向けに奈良県下の大学等の協力を得て年2回実施されている無料の公開講座です。今回は、「生活・環境」をテーマに実施されました。   2024年11月24日(日)エコール・マミで、「第6回エコマミ公開講座2024」が開催されました。   本学 健康科学部 人間環境デザイン学科 村田 浩子教授とゼミ生5名が、「衣服をつくる糸の話~糸つくりを実演 素材と手紡ぎの魅力 綿・絹・毛~」のテーマで、私たちの衣服を作る「糸」について詳しく講義と実演を行いました。定員を上回る申込をいただき抽選の結果約50名の方がご参加いただきました。みなさん資料を見ながらしっかり講義を聞いておられ、自由見学時には、村田教授や学生に熱心に質問をされていました。     講義では、天然繊維の中でも植物繊維の綿と動物繊維の絹と毛について詳しく説明がありました。例えば、天然繊維には短ものと長いものがあり、羊毛や木綿は「短繊維」で、絹は「長繊維」になります。また短繊維は束ねて長くするためには太くなり、長繊維は細い糸に仕上がるといった違いやそれぞれの素材ごとに糸にするためのたくさんの作業が必要であるという工程についても解説いただきました。   特に絹の説明では、村田教授から「お蚕さん」と呼ぶ由縁などの紹介があり、生き物の命から貴重な絹糸ができあがることに対して、先人より感謝の気持ちでそのように呼ばれていると知りました。     実演では、卒業研究で学んだ学生たちが、綿・羊毛・絹の糸紡ぎをそれぞれ披露し、参加者からの質問に丁寧に答えていました。   ▼ 糸車を使って綿の糸を紡ぐ学生   ▼ ハンドカーダーを使い、綿をほぐしながら繊維の方向をそろえている様子   ▼ 生糸(絹)を引く糸繰り機を調整する学生   ▼ 紡ぎ車で羊毛の糸つくりを披露する学生   参加していただいたみなさんがとても積極的な様子が印象的で、大変嬉しく思いました。また、学生たちにとっても研究の成果を地域の方々に発表できる良い機会となりました。ありがとうございました。   ▼ 参加者から質問を受ける学生       ▼ 講座終了後に笑顔で 講師の村田教授よりコメント 産着を着せてもらった日から毎日欠かすことなく身に着ける衣服。私たちの生活に密接に関わる衣服の素材ですが、意外と知られていないことも多いものです。 今回は、昔から私たちの衣生活になじみのある「綿、毛、絹」の素材について、その特性や背景をお話ししながら、手紡ぎの実演を通じてその魅力をお伝えしました。   今年の暑い夏の影響でお蚕さんの繭が不ぞろいになり、生糸づくりに一苦労があった話や、羊の毛刈り後に泥や汗を洗い落とす作業がどれほど大変か、といったエピソードなどにも興味を持っていただけたのではないでしょうか。また、学生たちが卒業研究で磨き上げた糸づくりの技術を披露してくれた姿も、ものづくりの楽しさや奥深さを感じられる時間でした。   村田ゼミでは、これからも学生たちと共に、伝統的な技術や自然素材の魅力を発信していきたいと思います。繊維や糸の物語を通して、衣服の背景にある物づくりの価値や、環境との関わりを多くの方々と共有できれば幸いです。     畿央大学 地域連携担当 関連記事 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催! 5大学建築合同ゼミ合宿2024が瀬戸内海の犬島で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 【現代教育学科×人間環境デザイン学科】畿央大学付属広陵こども園の園児のために椅子を製作!    

2024.11.29

脳卒中後の運動主体感:定量化と上肢使用量への影響~ニューロリハビリテーション研究センター

脳卒中後の運動障害は、「自分が自分の運動を制御している」という感覚である運動主体感を奪う可能性があります。しかし、運動障害は麻痺肢の重たさやぎこちなさといった不快感も招くため、運動主体感それ自体が患者の行動変容にどのような影響を及ぼしているのかは明らかではありませんでした。国立研究開発法人産業技術総合研究所の宮脇裕氏と本学の森岡周教授らは、脳卒中後運動障害が招く様々な不快感から運動主体感を分離し評価した上で、運動主体感が上肢使用量に影響することを明らかにしました。この研究成果は、Cortex誌(Diminished sense of agency inhibits paretic upper-limb use in patients with post-stroke motor deficits)に掲載されています。   研究概要 脳卒中後運動障害は身体運動の制御を困難にし、「自分が自分の運動を制御している」という感覚、すなわち運動主体感(Sense of Agency)を奪う可能性があります。運動主体感は、運動制御だけでなく、行為の動機付けや注意分配に関与し、この感覚が伴わない行為は実行されにくくなることが示唆されています。これらの知見に基づけば、運動主体感の低下は行為頻度の減少を招き、身体活動量、特に上肢の使用量を減少させる可能性が考えられます。しかし、運動障害は麻痺肢の重たさやぎこちなさなどの不快感も招くため、運動主体感それ自体が上肢使用量に影響するのかは明らかではありません。この検証のためには、不快感から運動主体感を分離し、運動主体感それ自体を定量化する必要があります。 そこで、国立研究開発法人産業技術総合研究所の宮脇裕氏(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター客員研究員)と森岡 周 教授らは、不快感と運動主体感の分離を実現する質問紙を独自に開発し、患者の運動主体感を縦断的に評価することで、運動障害が招く運動主体感の低下が上肢使用量に及ぼす影響を精査しました。その結果、不快感ではなく運動主体感の低下が上肢使用量の減少に関連することが示され、運動障害が運動主体感を阻害することで、上肢使用量が減少するという運動主体感の媒介効果が明らかになりました。さらに、運動主体感が低下していた場合、これが向上することで、上肢使用量の改善が大きくなることが示されました。   本研究のポイント ・脳卒中後の運動障害が招く様々な不快感から運動主体感を分離し評価する質問紙を開発した。 ・運動障害が重度なほど、運動主体感が低下することを示した。 ・不快感ではなく運動主体感の低下が、上肢使用量の減少に関連することを示した。 ・運動主体感の向上が、上肢使用量の改善と関連することを示した。   研究内容 独自に開発した質問紙と、Fugl-Meyer Assessmentなどの臨床評価尺度を用いて、脳卒中後患者156名の運動主体感と、感覚運動機能および認知機能を縦断的に評価しました。質問紙には、運動主体感の関連・非関連項目を含み、因子分析後の因子パターンに基づき項目が選定されました。その後、適合度指標に基づき、運動主体感と不快感を分離した2因子モデルと分離しない1因子モデルを比較しました。これらを経て抽出した因子を用いて、構造方程式モデリング(SEM)により臨床アウトカムとの関連を分析し、voxel-based lesion-symptom mapping(VLSM)により損傷部位との関連を分析しました。さらに、縦断的変化を反映する回帰直線の傾きを推定した上で、多母集団同時分析により運動主体感の向上が上肢使用量の改善に関連するかを精査しました。 その結果、適合度指標から2因子モデルが支持され、運動主体感と不快感が因子として分離・抽出されました。SEMおよびVLSMの結果、運動主体感は認知機能や損傷部位ではなく、上肢運動障害の重症度に応じて有意に低下することが示されました(図1)。   図1:運動障害が不快感および運動主体感に及ぼす影響   興味深いことに、上肢使用量は不快感ではなく、運動主体感に有意に関連することが明らかになりました(図2左)。そして、運動障害が運動主体感の低下を介して上肢使用量を減少させるという運動主体感の有意な媒介効果を認めました(図2右)。   図2:運動主体感が上肢使用量に及ぼす影響   さらに、多母集団同時分析の結果、中等度から重度の運動障害を有する患者では、低下していた運動主体感が向上した場合に、上肢使用量の改善が有意に大きくなることが示されました(図3)。   図3:運動主体感の向上が上肢使用量の改善に及ぼす影響   本研究の臨床的意義および今後の展開 これまでの臨床現場では、運動主体感は単一の質問項目によりスクリーニング的に評価されることが多く、不快感などのバイアス混入が懸念されてきました。これに対し本研究は、不快感から運動主体感を分離するための質問紙を開発し、運動主体感それ自体が上肢使用量に影響することを明らかにしました。本成果は、運動主体感という臨床において新たに評価すべき指標を提案するとともに、その評価ツールの臨床実装に向けた基礎的知見を提供します。今後、本質問紙の臨床実装に向けて、その妥当性の検証をさらに進めていく予定です。   論文情報 Yu Miyawaki, Takeshi Otani, Masaki Yamamoto, Shu Morioka, Akihiko Murai Diminished sense of agency inhibits paretic upper-limb use in patients with post-stroke motor deficits Cortex, 2024   問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) 客員研究員 宮脇 裕(ミヤワキ ユウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2024.11.28

就職レポートNo.790(橿原市/公立幼保)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第790弾! 現代教育学科16期生(25卒) K.Y さん 橿原市 公立幼保 勤務         【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけを教えてください】 きっかけは2つあります。1つ目は幼稚園の時の担任の先生です。とても優しくて大好きだった先生に憧れて幼稚園教諭を目指し始めました。2つ目は初めて保育実習に行った時です。実習中、意思表示は身振り手振りや表情のみで一度も言葉を話さなかった2歳児が、最終日に言葉で返事をしてくれたことがあり、たった数日で成長する子どもの姿を見て感動し、改めて子どもの成長を見守る仕事に就きたいと思いました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 実習では、実際に「保育をする」ことを目的として子どもと関わる中で、大学で話を聞いているだけではわからない子どもの姿を見たり、保育者の方々の関わり方を知ったりすることができ、たくさんの学びがありました。うまくいかないことの方が多かったですが、どの実習も終わった後は「保育者になるためにもっと頑張ろう」と思えました。ボランティアは実習とは違い、長い期間子どもと関わることで、小さな成長を発見できる喜びや子どもと信頼関係を築くことの大切さを改めて感じました。     【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 学業面では課題や実習、試験対策などに苦戦したり不安になったりしましたが、同じ目標をもった友達や支えてくれる先生方のおかげで乗り越えられました。また、部活動を通して学部や学年の垣根を越えて好きなことを一緒にできる仲間と出会い、たくさんの思い出を作ることができました。いろんな人と出会い自分の頑張りたいことを見つけてそれを追求できた、とても充実した4年間だと感じています。         【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 目指す自治体は人それぞれですが、各自治体の試験傾向に合わせて対策してくださり、とても心強いです。実技試験対策では同じ試験を受ける人や似たような試験を受ける人と一緒に対策をすることで、人前で弾き歌いをしたり話したりすることに慣れました。面接練習でも定番の質問から少し変わった過去問まで幅広く出題されたり、答えに迷うものは一緒に考えてくださったりしたので本番でも落ち着いて対応することができました。また、先輩方の報告書やテキストの貸し出しも充実していてとてもお世話になりました。一人ひとりに寄り添った手厚いサポートをしていただいて、非常に感謝しています。         【あなたの理想の保育者像について教えてください】 子ども一人ひとりに寄り添える保育者です。自分のことも周りのことも大切にできる、思いやりのある子どもを育てたいと考えています。そのためには、保育者自身が子どものことを理解し、思っていることや考えていることを受け止め、寄り添うことで子どもを大事に思う気持ちを伝えることが大切です。保育者になった際は、子どもが自分自身も周りの人も大切に思えるように、一人ひとりに寄り添った保育をしていきたいです。     【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】 試験を受けていくと不安になったり、焦ったりすることもあります。そんな時は一人で考えすぎずに、友達や先生、家族など周りの人に頼ってください。一度立ち止まっても大丈夫です。自分の目指すところを見失わなければ、また切り替えて進むことができます。目標のために積み上げてきたものは簡単には崩れないし、いつか必ず力になると思います。自分を信じて頑張ってください。応援しています。

2024.11.27

人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始!

人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。   海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2日目:ワークショップ開始 宿泊先のホテルの朝食は、台湾らしいシューマイやドラゴンフルーツなどがありとても美味しかったです。   バスに乗りワークショップの現地に向かいました。成功大学の学生との顔合わせでは、日本の漫画をプレゼントしました。コミュニケーションのきっかけとなり、とても喜んでもらいました。         今回のワークショップは、地域住民の憩いの場(小屋)を、奈良県吉野のヒノキ材を使って制作します。そして、その使い方を議論して提案します。     午前中は、作業内容の確認、役割分担を決めました。言語の壁がありましたがお互いに協力し合い乗り越えることができました。       12時頃、班のみんなでお弁当を食べました。お弁当はチキンと豚肉のガパオライスの2種類を用意していただきました。できたてで温かく、とてもおいしかったです。     お弁当を食べ終わった後は、班のみんなで散歩をしました。散歩では、成功大学の学生が作った建物を見せてくれました。     午後からの作業は、小屋の配置場所を決めることから始めました。小屋の使い方を考えながら設置場所を決めます。屋根の位置について熱い議論が交わされました。     途中、タピオカの差し入れをいただきました。本場のタピオカはとても美味しかったです。また、現地の人から台湾の果物も差し入れで貰いました。日本のみかんに似たような味でした。   小屋の基礎作りは、現地の大工さんや先生方にサポートしていただきながら、試行錯誤して進めました。今日は小屋の土台を置くためのブロックを置くところまで進みました。     夜ご飯は歓迎会を開いて頂きました。成功大学の皆さん鍋料理を食べました。台湾では、たくさんの料理でおもてなしすることが主流だそうです。お腹いっぱい美味しいご飯をいただきました。     最初はうまくコミュニケーションがとれるか不安でしたが、英語や翻訳アプリ、イラスト等を使いながら交流を深めることができました。明日からの作業も頑張ります!   人間環境デザイン学科 2回生 塚崎 陽菜 渡邉 和香 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! ▼ 2023年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました!   ▼ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ こども夢サポートプロジェクト「段ボールでつくる法隆寺五重塔」を開催しました!~畿央祭・ウェルカムキャンパス 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ  

2024.11.27

外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の看護」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」

「慢性期看護学援助論Ⅰ」は、看護医療学科2年後期に必修科目として開講しています。 この授業では、臨床現場で勤務する看護師を外部講師として招き、最新の筋萎縮性側索硬化症(以下、ALS)患者の看護の実際について講義を受けるというプログラムを組み込んでいます。   令和6年11月5日(火)の授業では、講師として本学の看護医療学科7期生である富本尚寛さん(大阪急性期・総合医療センター脳外科・神経内科病棟勤務)から、ALSの病態や最新の治療法や看護および意思決定支援についてご講義いただきました。また、卒業生の視点から後輩へのアドバイスとして3年次後期からの臨床実習における心構えなども話していただきました。     ALSとは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で、難病の一つに指定されています。筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、運動をつかさどる神経が主に障害をうけるため、脳からの命令が伝わらなくなることにより、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。病気が進行するに伴い、コミュニケーションが取れなくなったり、嚥下ができなくなったりします。そのため、患者様やご家族様に対する意思決定支援が重要になってきます。授業では、ALSの病態、病期別のアセスメント・看護について、実際の事例をもとに講義していただきました。     ALSは看護師だけが関わるのではなく、看護師が中心となって多職種と連携を図っていくことが必要であること、難病であることから難病支援センターの職員と連携し患者支援をおこなっていくことなど、多職種連携の重要性について、実際のカンファレンス状況を通して説明していただきました。さらに、この疾患の患者様は8割以上が自宅療養となるため、退院支援が必要であり、家族指導を行うとともに多職種とのケア会議や退院前カンファレンスによって、情報の共有が必要であると説明していただきました。     検討課題として2年生に「患者が病状説明を聞いて、死ぬかもしれないと話されたとき看護師としてどのように声かけをするか」、「患者と家族の意見(希望)が違う時、どのような対応をするか」の2点について質問されました。難しい内容の質問でしたが、学生は真剣に取り組んでいました。なぜそのような話をするのか、患者様の理解が大切であること、患者様ご家族様の思いを明らかにすること、話し合いの場を作るなどお話しいただきました。     受講した2年生からは、「ALSの知識が深まり、とても興味深かった。」、「ALSについてどのような看護ができるのか、個別性に合わせて実施することが非常に重要であると理解できた。」、「伝の心など専用の機器などを使った専用のコミュニケーションの取り方を知ることができました。症状が進む中での暮らしなど難しいことが多いと思いました。」、「意識があっても自分の意思で思うように動かせない、死ぬかもしれないという否定的な感情になりやすいなど精神的苦痛が大きくなる疾患で、看護師のコミュニケーションひとつで状態が変わるため気を付けなければいけないと感じました。」などの意見がありました。     2年生は、本学の卒業生であり、臨床で活躍している先輩の今回の講義から学んだことを心に刻みケアの対象者である患者様ご家族様に丁寧に向き合い、支援できる看護師を目指してほしいと思います。   看護医療学科 教授  山本 裕子 准教授 對中 百合 助手 中谷 隆太郎 関連記事 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 自助と共助で災害に備える~看護医療学科「災害看護Ⅱ」 広陵町防災訓練に参加しました!~ 看護医療学科 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 2024年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! ~ 看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」が無事終了!~看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」がはじまりました!~看護医療学科 令和6年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました~看護医療学科 「若者とともに超高齢化社会を考える」 in森ノ宮医療大学 ~看護医療学科「認知症ケア論」vol.4

2024.11.27

就職レポートNo.789(兵庫県/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第789弾! 現代教育学科16期生(25卒) Y.T さん 兵庫県 小学校教諭 勤務         【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 畿央大学のパンフレットやホームページなどを見て、畿央大学が就職に強い大学であることを知りました。クラス・担任制で、困ったことや就職に向けての悩みがあればすぐに先生に相談できる環境であるところに魅力を感じました。     【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 とても充実した日々を送れたと思います。教職に向けての勉強は大変なことも多かったですが、周りの友達と支え合いながら楽しい学生生活を過ごせました。学業、ボランティア、アルバイト、遊びなどたくさんのことに挑戦できた4年間でした。     【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 教師を目指そうと最終的に進路を決めたのは、3回生での教育実習でした。授業づくりや児童との関わりなど、実習期間中は苦戦することも多かったですが、それと同時にとてもやりがいのある仕事だと感じました。真っ直ぐひたむきに頑張る子どもたちの姿に感銘を受け、自分も教師を目指して頑張ろうと決意しました。     【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 大学3回生から、小学校での学生ボランティアをしていました。ボランティアでは、様々な学年のクラスに入り、勉強に対し苦手意識をもっている子どもへの学習サポートを行いました。また、休み時間には子どもたちと一緒に遊んだり話をしたりして、学習面だけでない子どもたちの様子を知り、支援に繋げました。実際に学校現場で子どもたちと関わることや働いておられる先生方の行動や声がけを近くで見ることができ、貴重な学びの機会となりました。     【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 筆記試験の勉強は、主に教員採用試験の対策講座に参加して学習していました。そして、その時間にできなかったところや苦手な単元を明らかにして、自主学習の時間はそれらの復習の時間にあてていました。また、自分の受験する自治体の過去問題から出題傾向を知り、時間内に全ての問題を解き切れるよう時間を意識した対策をしていきました。 二次試験対策は、教採・公務員対策室や教育学部の先生方に面接や模擬授業をたくさん見ていただきました。これらに関しては、練習すればするほど上手になると思います。アドバイスをいただき、改善を繰り返すことで自分の思い通りの言葉にできるようになり、自信がつきました。         【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 私は、子どもたちと粘り強く関わる教師になりたいです。学校にはいろいろな子どもたちがいますが、どんな時もそのような子どもたちの理解者でありたいと思います。子どもたちの考えを理解し、時には子どもたちの背中をそっと押せるような教師を目指しています。         【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験は準備することがたくさんあり忙しい毎日になりますが、畿央大学には同じ目標に向かって頑張る仲間がたくさんいます。お互いに支え合いながら、自分のペースで頑張ってくださいね!

2024.11.27

災害ボランティア体験談―大阪急性期・総合医療センターでの災害避難訓練― ~ 看護医療学科

2024年11月9日土曜日に大阪市東住吉区にある大阪急性期・総合医療センターでの災害避難訓練に1~3回生の学生35名と教員2名が参加しました。大阪市内で震度7の地震が発生し、電気・水道が遮断され、自家発電で経過した翌日の設定で、D-MAT(災害派遣医療チーム)である看護師から説明を受け、活動に臨みました。     ボランティア当日は、病院を使用した臨場感のある災害訓練でした。ボランティア参加者それぞれに、名前や年齢などの状況設定があり、その設定に沿って演技をするということが、ボランティアの役割でした。子供役の学生は泣きながら症状を訴えたり、保護者役はパニックとなり助けを呼んだり、精神疾患のある患者は、帰りたいと訴えたり、それぞれの設定になり切って演技をしていました。       ボランティア活動に参加した学生の感想 病院のボランティアに参加したことがなく楽しそうと思ったから、参加しました。   ボランティア活動では、赤タグの負傷者を演じ、医療スタッフの指示に従いストレッチャーにて処置を受けました。ボランティア活動の中で、負傷者の数が多く一人で待機する時間が長かったため不安に感じたことから、実際の現場でも不安の中待機している人が多くいると気づくことができました。   現場は一刻を争うため不安に寄り添うことは困難であると考えられますが、チームでのそれぞれの役割や動き方について今回のように訓練を行うことで待機時間の短縮となり不安を和らげることができると考えました。 看護医療学科 3回生 川合 望花 私は、災害看護に興味があり、被災時に看護師がどのような活動を行っているのか、また、看護師が多職種とどのような協働を行っているのかと言う疑問を持っていました。そのため、訓練の患者役という視点から医療職の活動を観察できる今回のボランティアに参加したいと考えました。   ボランティア活動では、被災後の歩行時に転倒し胸部を打撲した患者役をしました。この方は、初めは自身で病院へ来院したためトリアージは緑色でしたが、受診後増悪し、最終的にはトリアージが赤色に変わるという方でした。そのため、全てのトリアージ現場の活動を身をもって体験することができました。この体験を通して、重症患者の対応のため赤・黄エリアに人員が集中するため緑エリアでは患者が長時間待たなければならないと考えられることや看護師は患者処置の補助として医師と共に対象者のアセスメントとその意見交換を実施することで、多角的に患者の状態を把握していたことを知ることができました。   また、エリアを移動し引き継ぎを行う際には、患者一人一人に配布されているIDカードを利用して、漏れなく情報を共有している様子を知ることができました。以上のように、今回のボランティアに参加して、実際の患者の気持ちや医療職間の連携、安全な医療の提供のためのICTの利用など多くのことを学ぶことができました。 看護医療学科 3回生 橋本 心春   災害時の医療従事者の連携について実際に見てみたいと思いました。また、D-MATの方々の現場での動き方、指示の出し方などを見たいと思い参加しました。   ボランティア活動では、災害を想定して、様々な症状の患者になり、医療従事者の方々の動きや連携方法について観察しました。その際、患者役ではなく、患者の家族の役にもなりきり、家族に対するかかわりかたも訓練していました。また、患者役ではなく傍観者としてみるために現場を見学しました。   初めて災害の現場の雰囲気を見学し、医療従事者間の連携が非常に大事であることがわかりました。スマートフォンでタグを読み取ることで患者の情報がわかり、情報の共有が素早く行われていました。しかし、運ばれてから処置が完了するまでに時間を要しており、その間にも次々患者が運ばれてくるため、医師や看護師が不足しているという現状を目の当たりにしました。そのなかでも、患者が安心できるよう看護師が患者のことを気に掛ける場面があり、一人一人丁寧に関わることが重要であることがわかりました。 看護医療学科 3回生 内海 茜   今回のボランティア活動に参加した目的は、災害時における患者の心情を少しでも体験し、災害医療の現場でどのような雰囲気があるのかを知るためでした。また、看護師や医師がどのように動き、患者対応を行っているのかを間近で見て学びたいという思いもありました。   活動では、まず看護師から渡された事例を基に患者役を演じました。体育館にストレッチャーで運ばれ、全身状態の確認後にトリアージを受けました。トリアージの結果に応じて色分けされたエリアに移動し、その後は医師や看護師が患者の急変がないか様子を観察していました。また、医療スタッフは次々と運ばれてくる患者を診るため、短い時間で迅速に判断や対応をしている様子が見られました。   私は赤タグに分類されましたが、その中でも緊急性がやや低い状態とされ、他の患者より搬送準備が後回しになりました。そのため、ベッドの上で待機する時間が長く、自分がどうなるのか分からないという不安を強く感じました。この経験を通じて、災害時の患者が抱える不安や孤独感を少し体感できたように思います。また、医師や看護師は限られた時間で多くの患者に対応する必要があり、患者一人一人への対応時間が短くなりがちなことも実感しました。そうした状況下で、患者は自分がどうなるのか不安に感じやすいことを理解しました。   このボランティアを通じて、患者の立場を体験するとともに、災害医療の現場での看護師や医師の動きを学ぶ貴重な機会となりました。参加して本当に良かったと思います。   D-MATやドクターヘリなど、実際に目にすることが少ないものを見学したり、救急医療の現場を体験したりすることで、災害医療や救急医療ならびに看護について学ぶ機会になったと思います。今回の経験を今後に役立ててくれることを願います。 看護医療学科 3回生 古賀 いりあ     災害看護とは、災害が発生したときに看護師が、様々な専門職と連携しながら、知識や技術を駆使して看護活動にあたることです。災害による生命や健康への被害を最小限に留めることを目的としています。看護師は被災直後だけでなく、長期にわたり被災者のケアに携わります。昨今、地震や台風などの災害が増えている現状があります。その中で、災害看護は非常に重要であるといえます。   今回のボランティア活動で被災者である患者体験から、必要な看護を考えることができたと思います。今回の経験・学びを今後の看護に活かせることを願っています。       看護医療学科 准教授 對中 百合 助手 中谷 隆太郎 関連記事 自助と共助で災害に備える~看護医療学科「災害看護Ⅱ」 広陵町防災訓練に参加しました!~ 看護医療学科 堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の看護」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 2024年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! ~ 看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」が無事終了!~看護医療学科  

2024.11.27

第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 学術集会での医療の質特別賞を受賞 ~ 健康科学研究科

健康科学研究科 修士課程2年の城山 潤です。2024年11月15日(金)および16日(土)に名古屋で開催された第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会において、「間質性肺疾患患者の退院時の歩行能力に影響する因子の検討 - BIA指標を中心に -」というテーマで発表し、医療の質特別賞を受賞しました。   学会発表内容のご紹介 呼吸器疾患患者は多くの合併症を抱えており、これが疾患の臨床経過や患者の予後に大きな影響を与えます。近年、特にサルコペニアが注目されており、これは単なる体重減少ではなく、骨格筋量と筋力の減少を意味します。サルコペニアの有病率は健常者と比較して呼吸器疾患患者において高く(約30%)、筋肉量とその機能を維持することは、運動能力および生活の質(QOL)の維持に非常に重要です。田平研究室では、BIA法を用いた骨格筋評価の研究を進めています。   今回の発表では、間質性肺疾患患者の退院時の歩行能力に焦点を当て、入院時および退院時のBIA法による骨格筋量、浮腫値(ECW/TBW)、位相角(Phase Angle)の変化量を評価しました。結果として、急性増悪患者の退院時歩行能力には、入院時の体重、BMI、骨格筋量、ならびに入院中のPhase AngleとECW/TBWの変化量が影響を与える可能性が示唆されました。     本研究は健康科学研究科の田平 一行教授の指導のもとで進められ、この場を借りて深く感謝申し上げます。       健康科学研究科 修士課程 2年 城山 潤 関連記事 日本小児理学療法学会学術大会で大会長賞を受賞!~健康科学研究科 第22回日本神経理学療法学会学術大会へ参加しました! 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.2~岩佐さん×赤口さん 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.1~淡路さん×渕上さん   健康科学研究科の記事 理学療法学科の記事  

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