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2022年のすべての新着情報一覧

2022.03.03

「4回生に何でも聞いてみよう」オンラインミーティングを開催!~看護医療学科

看護師国家試験を終えた4回生から 大学生活について質問できる オンラインミーティングを実施!   新型コロナウイルス感染防止対策の影響から、部活動やサークル等の課外活動が制限されることもあって、以前と比較すると学生同士が学年を越えてつながることが難しくなっています。 これまでであれば、先輩に聞くことで解消できていた疑問や不安も、同学年だけのつながりでは解消できず「先が見えない状況」に漠然とした不安を感じている学生が多いように見受けられます。   そこで、基礎看護学領域では、これからの大学生活に関する疑問や不安を、先輩にざっくばらんに質問して軽減することができれば…と、看護師国家試験を終えた4回生4名の協力を得て「4回生に何でも聞いてみよう」オンラインミーティングを企画しました。     1回生と3回生合わせて20名が参加し、1回生からは、実習への準備や普段の学修方法について、3回生からは国家試験勉強や就職活動について、それぞれに具体的な質問がありました。 4回生は、うまくいった体験はもちろん、失敗談も交えながら親身になって回答していました。また、国家試験の勉強法については、実際に使用していた参考書やノートのまとめ方の工夫点も紹介してくれました。       参加した学生からは、以下のような感想がありました。 「これから先のことを考え、自分はやっていけるのかなあと不安に思うことがいっぱいあったのですが、先輩方の話を聞き、コツコツと楽しく頑張っていこうと思いました。」 「SNSなどで看護学生向けの情報を見ていても焦るばかりでしたが、先輩方からこの時期にこういうことしていたよということを直接聞けたことで少し安心しました。」 「たくさんのアドバイスを聞くことができてよかったです。他の学生の質問を聞くことでも、不安に思っているのは自分だけではないのだと感じて、不安が少し解消されました。」 「国試や就活についてイメージできていない部分が多かったため、先輩方からお話を聞き、自分の中でどのように進めていけば良いか考えることができました。」   4回生からは 「今、学修していることに無駄なものはないこと」「今、苦しい思いをしていても、必ず将来の自分のためになること」「仲間と協力して乗り越えていくことが大切」といったメッセージがありました。   4月からはそれぞれの学生が新たな局面を迎え、また新たな課題に直面することかと思います。苦しくなった時には今回のメッセージを思い出して、ひとつずつ乗り越えていってほしいと思います。貴重な体験談を語ってくれた4回生のみなさん、ありがとうございました。    看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理

2022.03.03

脳卒中患者における歩行の時間的非対称性と筋シナジー~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

歩行時における下肢筋活動パターンは筋シナジー(多数の筋を低次元化し制御するメカニズム)によって制御されています。我々はこれまでに、脳卒中患者における筋シナジー障害が歩行能力に影響し、歩行時の運動学的特性が筋シナジー障害と関連していることを明らかにしています。しかし、筋シナジー障害と歩行時の時間的非対称性の関係性は明らかになっていませんでした。畿央大学大学院博士後期課程の水田 直道 氏と森岡 周 教授らは、脳卒中患者における歩行時の時間的非対称性と筋シナジーの関係性について検証しました。 この研究成果は、 Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation誌(Association between temporal asymmetry and muscle synergy during walking with rhythmic auditory cueing in stroke survivors living with impairments)にオンライン先行掲載されています。   研究概要 多くの脳卒中患者は歩行能力が低下し、日常生活や屋外での移動時にさまざまな困難さを経験します。歩行能力の低下には下肢筋活動パターンの異常が影響すると言われています。歩行時における下肢筋活動パターンは筋シナジー(多数の筋を低次元化し制御するメカニズム)によって制御されています。我々はこれまでに、脳卒中患者における筋シナジー障害が歩行能力に影響し、歩行時の運動学的特性が筋シナジー障害と関連していることを明らかにしています。しかし、筋シナジー障害と歩行時の時間的特性の関係性は明らかになっていませんでした。そこで畿央大学大学院博士後期課程の水田 直道 さん、同 教授 の 森岡 周 さんらの研究グループは、歩行時にリズム聴覚刺激を併用することで時間要因を主として操作し、歩行時における時間的非対称性は筋シナジーと関連することを明らかにしました。   本研究のポイント ■ 脳卒中患者を対象に、歩行時にリズム聴覚刺激を併用することで麻痺側単脚支持時間が延長し、時間的非対称性が改善しました。 ■ リズム聴覚刺激を併用した際における麻痺側単脚支持時間の変化量(快適歩行との差分)は、筋シナジーの単調性の変化量と関連しました。 ■ 一方で、本研究のプロトコルにおいて運動学的要因の変化量は筋シナジーの単調性の変化量と関連しないことが分かりました。   研究内容 介助なく歩行可能な脳卒中患者を対象としました。対象者は2つの歩行条件(快適歩行:CWS、リズム聴覚刺激:rhythmic auditory cueing; RAC)で10m歩行テストを行いました。RAC条件では、対象者にメトロノームのテンポに下肢の接地タイミングを合わせながら歩くよう指示しました。歩行動作には時間要因以外にもさまざまな要因が関与するため、RAC条件を設けることで時間要因を主として操作しました。   図1:条件間における歩行パラメータ 条件間における歩行パラメータの結果。RAC条件ではピーク下肢屈曲角度や単脚支持時間が増大し、筋シナジーの単調性は減少した。   図2:歩行時における筋活動パターン   図3:歩行パラメータの相関関係 (A)CWS条件における相関関係。多くのパラメータ間において相関関係を認めた。(B)歩行条件間の変化量における相関関係。筋シナジーの単調性はケイデンスおよび単脚支持時間と相関関係を認めた。   表1:筋シナジーの単調性を目的変数とした階層的重回帰分析   全てのパラメータは歩行条件間の変化量としている。Step1では運動学的要因を、Step2では時間的要因を投入した。Step1では有意な変数は抽出されなかったが、Step2では麻痺側単脚支持時間を投入したことで有意なモデルとなり、説明率は約39%となった。   本研究の臨床的意義および今後の展開 この研究では、歩行時にリズム聴覚刺激を併用することで時間要因を主として操作し、歩行時における時間的非対称性と筋シナジーの関係性を調査しました。結果として、歩行時の時間的非対称性と筋シナジーは関連することが分かりました。今後は筋シナジー障害の神経メカニズムを明らかにするとともに、脳卒中患者に筋シナジー障害がどのような回復過程をたどるかを調査する予定です。   論文情報 Naomichi Mizuta, Naruhito Hasui, Yuki Nishi, Yasutaka Higa, Ayaka Matsunaga, Junji Deguchi, Yasutada Yamamoto, Tomoki Nakatani, Junji Taguchi, Shu Morioka. Association between temporal asymmetry and muscle synergy during walking with rhythmic auditory cueing in stroke survivors living with impairments. Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation, 2022(2022年2月24日オンライン先行掲載)   問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp   博士後期課程 水田 直道(ミズタ ナオミチ) 医療法人尚和会 宝塚リハビリテーション病院 E-mail: peace.pt1028_@_gmail.com(※@の前後の_を削除してお送りください)  

2022.02.28

大和高田の多世代交流拠点「きらきら☆ステーション」活動紹介!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ

こんにちは!畿央大学人間環境デザイン学科4回生の正楽仁哉と森田舜です。 前報の「大和高田『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ」に続き、きらきら☆ステーションでの活動について報告したいと思います! 『きらきら☆ステーション』は大和高田さざんかホールにある空きレストランをリノベーションした多世代交流拠点です。現在は地元の有志で構成された「きらステ会」のみなさんを中心に私たち大学生がサポートしながら、毎週木曜日に開放時間を設けています。   昨年度は、新型コロナウイルスへの感染予防の観点から、オンラインでの活動しか行えませんでしたが、2021年7月29日(木)にようやくオープンすることが出来ました!!   オープニングセレモニーを行うにあたり、何か月も前から「きらステ会」の皆さんと、オンライン会議をしてきました。 会場設営から司会進行まで、初めてのことばかりだったため、リハーサルを行い何度もシミュレーションを行いましたが、少し不安を感じながらオープニングセレモニーを迎えました!「きらステ会」のメンバーがオリジナル来賓バッチを制作していただいたり、立て看板を作るなど、皆さんの想いが詰まったセレモニーになりました。     ▲きらステ会のメンバーお手製の来賓バッチ   オープニング記念イベントでは、おはなしろうそくの会とブレンドoneの皆さんによる絵本の読み聞かせを行っていただき、子どもも大人も楽しい時間を過ごしました。     8月からは毎週木曜日、1部(10:30~12:00)2部(12:30~14:00)の2部制で感染症対策に十分注意しながら開催しました。 絵本の読み聞かせや大人も子供も参加できるヨガイベントなど、様々なイベントも実施され、少しずつリピーターの方も見られるようになりました。 「きらステ会」の方々が思考を凝らしながら、飾り付けてくださっている季節を感じる飾り付けも、訪れる人が楽しみにしている魅力の一つです。特に押し花絵は「きらステ会」メンバーのお一人の作品で、巧みな技法に思わずうっとりしてしまいます。   ▲写真左:お手製の押し花絵、写真右:クリスマスの飾り付け   残念ながら、1月からは、新型コロナウイルス感染の急拡大を受けて、しばらくお休みをいただいています。また、再開した際には、ぜひ一度、お話をしたり、絵本を読みに、きらきら★ステーションに遊びにきてください!   ※写真撮影時のみ、マスクを外しています   【関連記事】 大和高田『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ

2022.02.22

教職員対象「令和3年度 人権教育推進委員会主催学内研修会」を開催しました。

2022年2月17日(木)、本学教職員対象の「人権教育推進委員会主催学内研修会」を開催しました。   前年度と同様、対面と遠隔を同時に開催するハイフレックス型での開催となりましたが、100名を超える教職員が参加しました。今年度は、教育学部開設時の学部長であり、本学ならびに京都大学の名誉教授である上杉孝實先生を講師にお迎えし、「コロナ禍においてあらためて部落差別について考える」をテーマにご講演いただきました。       新型コロナウイルス感染症のまん延によりクローズアップされることが多くなった疫病時の差別と、部落差別における共通点や今日における部落差別について解説いただきました。       また、上杉先生が関わられていた兵庫県たつの市の「部落差別解消推進条例」に基づいて行われた実態調査をはじめ、様々な実態調査でのデータから明らかになった部落差別に対する人々の意識や認知の様相や、それらと同和教育の変化との関連をふまえて、現在の部落差別問題における課題や取組についても解説をいただきました。     特に若い世代において、部落差別について正しく学ぶ機会が減少しているとのデータに関しては、知らないことで差別意識が低くなることもあり得る一方で、誤った情報に知らずに接することで差別に対する理解が歪んでしまうこともあり得ることから、正しく事実や問題を理解した上で、差別問題や人権のあり方について学び、考える機会を設ける必要性を指摘されました。   “人権”を考えるときには“権利”についても正しく理解をする必要があること、また“平等”の捉え方についても深く考える必要があるという問題提起をいただき、差別を正しく理解し、然るべき“平等”のあり方をめざす必要性について示唆を与えていただきました。       教育に関わる立場として、改めて差別問題の本質を考える必要性を認識するとともに、今後の人権教育について考え直す貴重な機会となりました。     【関連記事】 令和2年度 人権教育推進委員会研修会「コロナ禍における人権問題について」 令和元年度 学園ハラスメント防止委員会・畿央大学人権教育推進委員会 共催研修会「LGBT(ハラスメントと人権)~多様性を認め合う社会を目指して~」 平成29年度 人権教育推進委員会研修会「LGBTって何?-つながるための第一歩-」 平成28年度 人権教育推進委員会研修「子どもの声を聴き権利を守る-子どもアドボカシーとは-」 平成27年度 人権教育推進委員会研修「ヘイト・スピーチとは何か-だれの、何を傷つけるの?-」 平成26年度 人権教育推進委員会研修「発達障害を持つ学生への対応について」

2022.02.22

腰痛を有する就労者の体幹運動制御障害には恐怖心が影響する~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

腰痛による労働能力の低下には、作業関連動作中に生じる体幹の運動制御の変調が影響すると言われています。しかしながら、このような体幹の運動制御障害が、どのような要因によって引き起こされているのかは明らかにされていませんでした。畿央大学大学院 博士後期課程 藤井 廉 氏 と 森岡 周 教授らは、腰痛を有する就労者を対象に作業動作中の体幹の運動パターンと痛み関連因子の評価を行い、体幹の運動制御障害には“恐怖心”が影響することを明らかにしました。 この研究成果は、BMC Musculoskeletal Disorders誌(Task-specific fear influences abnormal trunk motor coordination in workers with chronic low back pain: A relative phase angle analysis of object-lifting)に掲載されています。   研究概要 作業関連動作時において、腰痛は体幹の運動制御障害を引き起こします。その特徴としては、上部体幹と下部体幹の同位相による運動パターン(上部体幹と下部体幹の運動が時空間的に一致した状態)が挙げられます。この運動パターンは腰部負荷に悪影響を及ぼし、やがては労働能力の低下をもたらしますが、それがどのような要因で引き起こされるのかは明らかにされていませんでした。 畿央大学大学院 博士後期課程 藤井 廉 氏、森岡 周 教授らの研究チームは、三次元動作解析装置を用いて重量物を持ち上げる際の体幹の運動パターンの分析と痛み関連因子の評価を行い、両者の関係性を詳細に分析しました。その結果、動作課題を遂行する際に生じる特異的な恐怖心によって、作業関連動作中の上部体幹と下部体幹の同位相による運動パターンが引き起こされることが明らかとなりました。   本研究のポイント ■ 腰痛を有する就労者を対象に、重量物を持ち上げる際の体幹の運動制御障害に影響する要因を分析した。 ■ 動作課題中に生じる恐怖心によって、作業関連動作中の上部-下部体幹の同位相による運動パターンが引き起こされることが明らかとなりました。   研究内容 本研究の対象は、腰痛のない就労者と腰痛のある就労者としました。三次元動作解析装置を用いて、床に置かれた重量物を持ち上げる動作における体幹の運動パターンを定量的に計測しました。身体各部位に貼付したマーカーの位置情報から、上部体幹と下部体幹の一致度を算出しました。あわせて、痛み関連因子に関するアンケート評価を実施し、動作課題中に生じた痛み・不快感・痛みの予測・恐怖心の程度も評価しました。   分析の結果、最も重い重量物を持ち上げる条件における「重量物を把持して持ち上げる場面」の上部体幹と下部体幹の一致度が腰痛群では高いことが明らかになりました(図1)。   図1.腰痛群と対照群における上部-下部体幹運動の一致度   また、この同位相による運動パターンに影響する要因を明らかにするために、階層的重回帰分析を用いて関係性を分析しました。その結果、同位相による運動パターンに影響する要因として、「動作課題中に生じた恐怖心」が抽出されました。   つまり、動作課題中に生じる恐怖心によって、作業関連動作中の上部-下部体幹の同位相による運動パターンが引き起こされることが明らかとなりました。つまり、同位相による運動パターンは痛み関連恐怖によって引き起こされる回避行動そのものと言え、それによって上部-下部体幹の運動の自由度を制限してしまうことが示唆されました。   本研究の臨床的意義および今後の展開 作業関連動作時の上部体幹と下部体幹の同位相による運動パターンは腰部負荷に直接的に悪影響を及ぼし、やがて労働能力や労働生産性を低下させるため、適切なリハビリテーション介入が求められます。本研究の結果、体幹の同位相による運動パターンを是正するためには、作業遂行時に特異的に生じる恐怖心を軽減する介入が必要であると考えられました。今後は、運動恐怖を減ずる介入によって運動制御障害が改善するかどうかを縦断的研究によって検証していく予定です。   論文情報 Ren Fujii, Ryota Imai, Hayato Shigetoh Shinichiro Tanaka, Shu Morioka Task-specific fear influences abnormal trunk motor coordination in workers with chronic low back pain: a relative phase angle analysis of object-lifting. BMC Musculoskeletal Disorders 2021   関連する論文 藤井 廉, 今井 亮太, 西 祐樹, 田中 慎一郎, 佐藤 剛介, 森岡 周. 運動恐怖を有する腰痛有訴者における重量物持ち上げ動作時の運動学的分析. 理学療法学. 2020; 47 (5): 441-449.   Ren Fujii, Ryota Imai, Shinichiro Tanaka, Shu Morioka. Kinematic analysis of movement impaired by generalization of fear of movement-related pain in workers with low back pain. PLoS ONE. 2021; 16 (9): e0257231.   問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程 藤井 廉   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2022.02.18

中枢性感作症状と痛みの関係性が対照的なクラスターの特徴~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

痛みは組織や神経の損傷に伴い生じることがほとんどですが、ときに、その損傷の程度から予想されるよりも広い範囲で強い痛みが生じることや、疲れやすさや不眠、記憶力の低下、気分の不調といった様々な症状(中枢性感作関連症状)が出現することがあります。畿央大学大学院 修士課程 修了生の古賀 優之 氏(協和会病院)と森岡 周 教授らは、中枢性感作関連症状を呈しながらも、痛みが対照的な集団(クラスター)が存在することを特定し、それぞれのクラスターの特徴を検証しました。この研究成果は、Scientific Reports誌(Characteristics of clusters with contrasting relationships between central sensitization-related symptoms and pain)に掲載されています。   研究概要 中枢性感作関連症状の評価指標であるCentral Sensitization Inventory(CSI)は、慢性疼痛と関連することは多くの研究で示されているものの、痛みの強度や痛覚閾値との関連が未だ不明瞭であるという指摘がされています。 本研究ではCSIと痛みの強度が共に軽度、中等度、重度といったCSIと痛みが関連する3つのクラスターと、CSIが高値でありながらも痛みの強度は軽度であるといったCSIと痛みが関連しない特徴的な1つのクラスターが存在することを突き止めました。また、興味深いことに、CSIが共に高値でありながら痛みの強度が対照的、すなわち重度あるいは軽度のクラスターがあり、これらは心理的因子や中枢性感作関連症状の発現状況にほとんど違いがありませんでした。つまり、今回評価した尺度において、痛みの強度が異なること以外では類似していることがわかりました。   本研究のポイント ■ CSIと痛みの強度は概ね関連しているものの、一部、CSIが高値でありながらも痛みが軽度で、それらが関連しない集団(クラスター)が存在することがわかりました。 ■ CSIが共に高値でありながら痛みが対照的(重度/軽度)な2つのクラスター(C3、C4)の比較では、それぞれの関連症状にほとんど差がみられず、心理的因子(破局的思考、不安・抑うつ)においても差がないことがわかりました。   研究内容 146名の有痛患者を対象に、短縮版CSI(CSI9)と様々な性質の痛み強度を点数化するShort Form McGill Pain Questionnaire – 2(SFMPQ2)を評価しました。これら二つの質問紙の評価結果に基づいて、それぞれが似た性質を持つ集団を抽出するクラスター解析を実施したところ、CSI9が共に高値でありながら痛み強度が対照的(重度/軽度)な二つのクラスター(C3、C4)の存在を特定できました(図1)。   図1.中枢性感作関連症状(CSI9)と痛み(SFMPQ2)の評価に基づくクラスター分析の結果 C1–3はCSI9とSFMPQ2に相関関係がみられましたが、C4ではそれらに相関関係がみられませんでした。また、C3とC4はCSI9が共に高値でありながら、SFMPQ2が対照的(重度/軽度)な関係でした。   CSI9(中枢性感作関連症状)の各項目をクラスター間で多重比較したところ、C3とC4では、「起床時の疲労感」の項目で差があるものの、その他の項目においては差がみられませんでした(図2)。また、C3とC4では、痛みの破局的思考や不安・抑うつの指標(PCS4、HADS)にも差がみられませんでした。   図2.クラスター間におけるCSI9各項目(それぞれの中枢性感作関連症状)の多重比較結果   本研究の臨床的意義および今後の展開 痛みの強い患者が疲れやすさや不眠を訴える場合(C3にあたる症例)、医療従事者はそれらの症状も含めて注意深く対応を検討します。その一方で、痛みがさほど強くないにもかかわらず、そのような関連症状を訴える場合(C4にあたる症例)、それらはしばしば不定愁訴として捉えられ、軽視されがちです。しかしながら、このような関連症状は運動の阻害因子となり、痛みも改善しにくくなる可能性があるため、適切な対処を行っておく必要があります。 今後は、これらの中枢性感作関連症状を有するクラスターにおいて、実際に痛みが遷延化しやすいのか否かについても縦断的研究によって検証していく予定です。   論文情報 Masayuki Koga, Hayato Shigetoh, Yoichi Tanaka, Shu Morioka. Characteristics of clusters with contrasting relationships between central sensitization-related symptoms and pain Sci Rep 12, 2626 (2022).   なお、本研究は厚生労働省 厚生労働科学研究費補助金 「種々の症状を呈する難治性疾患における中枢神経感作の役割の解明と患者ケアの向上を目指した複数疾患領域統合多施設共同疫学研究」の支援(研究課題番号 20FC1056)を受けて実施されました。   問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 修了生 医療法人協和会 協和会病院 古賀 優之(コガ マサユキ) E-mail: kogahlio@gmail.com   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp  

2022.02.15

第61回近畿理学療法学術大会で大学院生が優秀賞と奨励賞を受賞!~健康科学研究科

2022年1月16日(日)にWeb開催された「第61回近畿理学療法学術大会」において、修士課程の小松 健矢・藤田 匠が発表してまいりました。 本学会はWeb開催となりましたが、約1,900名が参加し、シンポジウムや一般演題などで多くの議論がされていました。 本学会のテーマは「新しい知見・技術と理学療法の新展開」であり、脳血管障害、心疾患、運動器障害と幅広い領域における理学療法の新展開についての講演やシンポジウムが組まれていました。そこでは最新知見と今後の課題が明示されるとともに、理学療法の発展のために必要な行動指針が再認識されました。   今回、小松・藤田ともにセレクション演題に選出され、結果として小松は優秀賞、藤田は奨励賞に選ばれました。   ▲写真左:小松さん、右:藤田さん   小松の発表内容は「ステップ動作時の痛み関連恐怖が予測的姿勢調節に及ぼす影響」と題し、健常者における痛み刺激と下肢運動との同期が痛み関連恐怖を習得することで、下肢の予測的姿勢調節や運動行動を変調させた結果を報告しました。 また、藤田は「運動感覚不一致に基づく運動制御の乱れの特性」という演題を発表しました。健常者を対象に、手関節の運動と視覚情報に時間的な不一致状態を作り出し、不一致状態によって感じられる異常知覚(運動主体感、違和感、重量感、喪失感)に変調が起こったこと。運動学的分析において、時間的要因を含む変数に変化が起こったことを報告しました。 質疑応答の中では細かな実験方法について説明し、今後臨床にどのように繋げていくか議論がなされました。   多くの演題の中から優秀賞、奨励賞を受賞できたことは、研究活動を行う活力、自信となり大変嬉しく思います。今後もリハビリテーションや理学療法の発展、ならびに社会に貢献できる研究を続けていけるよう、日々精進したいと思います。 本研究の実施・発表にあたり、指導教員である 森岡 周 教授をはじめとする多くの方々にご指導およびご支援いただきました。この場を借りて深く感謝申し上げます。   発表演題 『ステップ動作時の痛み関連恐怖が予測的姿勢調節に及ぼす影響』 小松 健矢、森岡 周 『運動感覚不一致に基づく運動制御の乱れの特性』 藤田 匠、森岡 周   健康科学研究科 修士課程 小松 健矢・藤田 匠   【健康科学研究科 学会発表記事】 第8回日本予防理学療法学会学術大会で大学院生と客員研究員が発表!~健康科学研究科 教員・大学院生が第6回日本予防理学療法学会学術大会で発表!~健康科学研究科 大学院生が第28回日本物理療法学会で奨励賞を受賞!~健康科学研究科 第63回日本老年医学会学術集会で大学院生と教員が発表!~理学療法学科・健康科学研究科 大学院生がスペインのテネリフェで開催された21st ESCOPで発表!~健康科学研究科 第17回日本神経理学療法学会学術大会で大学院生が発表しました~健康科学研究科 第24回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で院生6名が発表!~健康科学研究科

2022.02.14

近隣のウォーカビリティが低い地域の女性は社会参加が少ないことを明らかに~広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトでの2750名の調査結果から

徒歩で出かけられる先が少ない地域の女性は社会参加が少ない 地域在住高齢者における近隣のウォーカビリティと社会参加との関連性:KAGUYAプロジェクトの横断研究から~理学療法学科・看護医療学科・ヘルスプロモーションセンター   わが国において、健康日本21(第2次)では、健康寿命の延伸に加え、健康格差*の縮小も目標として掲げられています。健康寿命の延伸とは、つまり要介護状態にならないように予防することで、今までに要介護状態になるリスクに関連する要因についての研究は多く行われてきました。一方、健康格差について、都市部・農村部での比較や都道府県・市町村間での結果は示されてきましたが、格差の縮小のためには、それぞれの市町村内のより小地域での検討が必要であると考えられます。また、介護予防には社会参加が重要になり、近年、社会参加と近隣のウォーカビリティ**との関連が指摘されているものの、市町村内での地域差を検討したものは少ないのが現状です。 本学理学療法学科の松本大輔 准教授、高取克彦 教授、看護医療学科の山崎尚美 教授、文鐘聲 准教授らは、地域在住高齢者を対象にした調査を行い、女性においてWalkScore®を用いた近隣ウォーカビリティが社会参加と関連することを明らかにし、Geriatrics & Gerontology International誌(IF:2.730)に発表しました。   *健康格差:地域や社会経済状況の違いによる集団間の健康状態の差 **ウォーカビリティ:簡単に言うと、歩きやすさ。単に歩道が整備されていることを指すだけでなく,その地域で歩いて買い物ができるなどの日常生活の過ごしやすさやウォーキングなど健康行動を促進されることも含まれる。   研究概要 A町在住の高齢者2,750名を調査し、WalkScore®***を用いた近隣のウォーカビリティと社会参加の関連について検討しました。また、性別でその関連に違いがあるかを分析しました。   ***WalkScore®(WS):住所を入力すると,Google マップ上で近隣の施設(商業施設・公園・学校など)までの距離をもとに,徒歩でアクセスできる度合いを100点満点で評価する。50点未満では、徒歩30分圏内に出かける先が少なく、車が必要になる地域とされる。   本研究のポイント 高齢者に対する調査によって、年齢、社会経済状況や疾患、日常生活機能を調整しても、近隣のウォーカビリティが低いとスポーツ、趣味などの社会参加は、男性では有意差は認められないものの、女性で約20%有意に低いことが明らかとなりました。   図1 ウォーカビリティ高い地域と低い地域での社会参加割合の比較 男女とも、ウォーカビリティが低い地域に住んでいる方は高い地域に比べ、社会参加者の割合が有意に少ない(図1)。   図2 性別ごとの社会参加とウォーカビリティが低い地域との関連(有病割合比) 関連する要因として年齢、社会経済状況や疾患、日常生活機能を調整しても、スポーツ、趣味などの社会参加は、男性では有意差は認められないものの、女性で約20%有意に低いことが明らかとなりました。(図2)。   本研究の意義および今後の展開 本研究は高齢者の社会参加と近隣のウォーカビリティの関連を小地域で示した数少ない研究です。ウォーカビリティが低い地域に住んでいる女性は社会参加が少ないということが明らかになりました。このような地域に特化した社会参加への支援を含むまちづくりが必要であると考えられます。今後はより地域施策に還元できるような研究に発展させていきたいと思います。   謝辞 研究にご協力いただきました住民の皆様,役場の方々に感謝申し上げます。 この事業は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27 年度~平成31 年度)「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」の助成を受けて実施されました。   論文情報 Matsumoto, D, Takatori, K, Miyata, A, et al. Association between neighborhood walkability and social participation in community-dwelling older adults in Japan: A cross-sectional analysis of the keeping active across generations uniting the youth and the aged study. Geriatr. Gerontol. Int. 2022; 1– 10.    第63回日本老年医学会学術集会で大学院生と教員が発表!~理学療法学科・健康科学研究科 雑誌「老年内科」で本学と生駒市・広陵町とのコホート研究が紹介されました~理学療法学科   問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 准教授 松本大輔 d.matsumoto@kio.ac.jp

2022.02.10

就職レポートNo.675(信用金庫/事務職)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第675弾! 現代教育学科13期生(22卒)  M.I さん 信用金庫(事務職)  勤務     ※撮影時のみマスクを外しています。     【その企業に決めた理由】 人と接する仕事につきたいという想いとお金に関する知識を得たいという想い、そして人柄です。インターンシップや説明会に参加することでその企業の雰囲気が分かるので、私は最終的に人柄でこの信用金庫を選びました。     【就職活動を振り返って】 就職活動は体力面も精神面もしんどかったです。私は様々な企業を見ていてなかなか希望する企業にも出会えずしんどかった部分はありますが、この時期でしかいろいろな企業を見ることができないので、いい面ではあったと思います。また就職活動で自分を見つめるいいきっかけとなったと思います。     【就職活動でPRしたポイント】 特にアルバイトと部活動の経験です。この学生生活での経験を通して何を学んだのか、結果どうなったのか具体的に入れることを意識しました。また結果を得て自分は何を学んだのかを入れることをお勧めします。「みんなが」ではなく「自分が」どうしたのかを話すことがとても大切です。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 頼りある欠かせない存在。とてもお世話になりました。厳しく指摘されつつも、自分のことのように一つ一つの結果にとても喜んでくださいました。添削、面接はもちろん不安や喜びなど本当に親身になってくださり、とても感謝しています。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は12月に合同説明会に行って焦りました。畿央大学の教育学部は就職活動ではないので、周りに合わせていると手遅れになってしまいます。とりあえず希望業種が決まってなくても合同説明会に行くことをお勧めします。オンラインでは周りの就職活動の状況が把握できないので現地に行って意識を高めると良いと思います。しんどくなったらキャリアセンターに相談しに行くこともお勧めします。頑張ってください!  

2022.02.10

新型コロナウイルス感染症に対する対応について

春季休業期間から次年度前期開講までの感染防止対策について【お願い】   在学生のみなさま   1月以降、国内および学内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が急増しました。あらためて基本的な感染対策(マスクの正しい着用[不織布を推奨]、手洗い・手指消毒、三密の回避、食事中の黙食、課外活動を慎む、発熱等の際には登学しないなど)を徹底してください。また、春季休業期間から次年度前期開講に向けて、下記の事項に留意するようお願いします。   ・早めの受診について 風邪症状(発熱、せき、咽頭痛など)、倦怠感など普段と異なる症状がある場合は、早めに医療機関に相談し受診をしてください。   ・移動について まん延防止等重点措置区域ほか感染が拡大していると思われる都道府県との不要不急の往来は極力控えてください。春季休業中に帰省等する場合はできるだけ早く現居住地に戻り、十分な健康観察期間(概ね1週間以上)を設けて次年度前学期に臨むようにしてください。   ・会食/イベントについて 普段顔を合わせない人との食事会は極力避けてください。また、体調が悪い場合は人と会わないようにしてください。また大人数の集会への参加や発声をともなう行動(カラオケやイベント)は控えてください。   ・課外活動について 感染状況の拡大または収束の状況を鑑み、適宜制限と緩和を検討し案内します。活動STEPが変更になる場合は代表者へ連絡しますので、必ずメンバーと共有し、その時点の指針に従った活動をお願いします。   ・アルバイトについて 感染予防対策が充分でない場所での勤務は控えるようにしてください。   なお、2022年度4月以降の授業については、履修者の多い一部の授業を遠隔授業とするほかは、原則として対面授業を実施します。ただし、現在の感染状況が一定以下の状況に収束せず、その運用が難しくなる場合には改めてKiTss等でご連絡します。   これまで同様、一人ひとりが最大限の感染予防を行い、この春を無事に過ごしてください。   本学の新型コロナウイルス感染症に対する対応についてはこのページにおいて取りまとめています。随時情報を更新していきますので、個別の情報については最新の記事をご確認ください。   【項目一覧】 1.大学の方針や授業等の方針について 2.ワクチン接種について 3.経済的支援等について 4.日本学生支援機構奨学金について 5.就職支援について 6.課外活動について 7.その他 1.大学の方針や授業等の方針について 2021年度の方針、感染症対策等をまとめましたので、下記のPDFからご確認ください。 「感染症拡大予防のためのガイドライン」(9/14)   学長メッセージ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う本学の対応について(4/28)   本学の学生・教職員を対象とした「新型コロナウイルス感染症による登学可否のフローチャート」を作成しました。 新型コロナウイルス感染症による登学可否のフローチャート(PDF)(4/28)   【参考】 本学における活動制限について、別紙の通り6段階のレベルを設定し、その内容について取りまとめをしました。 畿央大学における新型コロナウイルス感染防止に対する活動制限レベル指針(PDF)(1/27)   本学で実施している感染症対策について ・「黙食」の推進 ・携帯用消毒スプレーの配布と食堂の抗菌・抗ウイルス加工の実施 ・サーモグラフィーカメラの設置・運用   2.ワクチン接種について 学長メッセージ 新型コロナウイルスワクチン接種に関して(7/1)  ワクチン接種推進プロジェクトからのお知らせ 「新型コロナワクチン接種について」(7/13)   3.経済的支援等について ▶最新の情報はこちらをご覧ください。 ・学部1年生を対象としたネット環境整備奨学金の給付 2020年度に全学生を対象に実施しました「ネット環境整備奨学金」を2021年度は学部1回生を対象に、前期に実施しました。   ・「2021年度緊急支援特別奨学金」 本学では、2020年度に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、家計が急変した学生を対象に特別奨学金の給付を行いました。 また、感染拡大に歯止めがかからない状況を受けて、2021年度においても、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により家計(世帯)収入が減少し、修学の継続が困難になる全学生(休学者を除く)を対象に、「2021年度緊急支援特別奨学金」の募集を行い、本年度は畿央大学後援会、畿央大学同窓会の支援も受け、給付が完了いたしました。   4.日本学生支援機構奨学金について 日本学生支援機構では家計急変学生を対象とした奨学金申込を随時受付しています。こちらは大学が申込窓口となりますので、該当する学生は学生支援センターに申し出てください。   ■給付奨学金および授業料等減免(高等教育の修学支援新制度) https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/kakei_kyuhen/coronavirus.html 生計維持者の死亡、事故又は病気による半年以上の就労困難、失職、震災、火災、風水害等に被災により家計が急変した場合に申し込みが可能な制度です。家計急変事由の発生から3ヶ月以内に申し込みが必要です。支援の対象となるかは日本学生支援機構の『進学資金シミュレーター』で確認してください。   ■緊急・応急採用(貸与型) https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/kinkyu_okyu/index.html 生計維持者の失職、破産、事故、病気、死亡等もしくは火災、風水害等の災害等により家計が急変し、緊急に奨学金の必要が生じた場合に申し込みが可能な制度です。無利子奨学金(緊急採用)と有利子奨学金(応急採用)があります。家計急変事由の発生から12ヶ月以内に申し込みが必要です。   ■学生等の学びを継続するための緊急給付金(二次募集)(2/4) https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/mext_00003.html 新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて、学生が修学を諦めることがないよう創設された「学生等の学びを継続するための緊急給付金」の二次募集の案内がありました。内容等をよく確認し、要件を満たす学生は申し込みをしてください。   【参考】文部科学省「新型 コロナウイルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ」 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1420041_00003.htm   5.就職支援について ▶詳細については、こちらからご覧ください。(3/2) 新型コロナウイルス感染症の状況を確認しながら、キャリアセンターおよび教採・公務員対策室では少しでも在学生の不安を解消できるよう、できる限りの就職支援を行っています。 6.課外活動について ▶最新の情報については、こちらからご確認ください。 「課外活動の段階的な再開のための基準」に沿って、活動の特性を踏まえた感染拡大予防策を作成し、「活動計画書兼誓約書」に記載・提出してください。大学の許可を得た団体のみ活動が可能となっています。   学校支援ボランティアについては感染対策・健康管理に十分留意した上で活動してください。活動にあたっては事前にボランティアセンターへの届け出が必要です。 7.その他 ■窓口対応について 各施設の対応を以下の通りとします。 事務室、教育学習基盤センターは8:40~18:00(土曜日17:00)まで開室します。各種相談、提出、証明書発行機の利用などが可能です。 ※各門の閉門時間は22時となります。自習室等を利用している場合は、22時までに大学を出ることが出来るよう帰宅の準備をしてください(ただし、食堂スペースは21時までの利用となりますのでご注意ください)。   ■図書館の利用について 図書館の開館時間については、図書館ホームページの開館スケジュールをご覧ください。ただし、利用は本学の学生・教職員のみです。具体的なサービスと利用方法については図書館ホームページを確認してください。   ■食堂・売店の利用について(12/27) 食堂および売店の営業時間は2月7日(月)まで下記の通りとなります。 カフェカトレア 11時から14時(土日祝は営業しておりません。) 食堂なごみ 11時から14時(土日祝は営業しておりません。) 売店 8時40分から18時(土日祝は営業しておりません。) ※上記内容は今後変更となる可能性があります。 ■施設等の利用について(6/18) 当面の間、講義室、ゼミ室等の施設貸出は停止します(第2キャンパス含む)。実習、卒業研究、論文作成のための施設利用については担当教員にご相談ください。   ■新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用について   なお、以下の場合はいかなる理由があっても登学を控え、その旨を学生支援センターまで知らせるようにお願いします。 ・自身または同居の家族が新型コロナウイルスに感染している場合 ・自身または同居の家族が濃厚接触者と認められている場合   本件に関する情報は日々更新されることから、本学の対応も状況に応じて変化します。在学生の皆さんはKiTss(総合支援システム)を適宜、確認するようにしてください。上記について判断に迷う場合は学生支援センターまで相談してください。