2022年のすべての新着情報一覧
2022.01.22
就職レポートNo.670(奈良県/栄養教諭)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第670弾! 健康栄養学科16期生(22卒) S.N さん 奈良県・栄養教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 大学で学んだ栄養学で、学童期の肥満が将来の肥満やその他の生活習慣病の発症につながることを知ったことがきっかけです。 「栄養教諭」という職はそれまで知らず、栄養教諭とはどんなものか知らないままなんとなくで教職科目を履修していました。そんな中で学童期の食生活が将来の食生活に大きく影響することを知り、子どもたちに食育をすることで適切な知識や技能を持った人が増え、その結果、将来生活習慣病を持つ人たちが少なくなるのではないか、「食育は生活習慣病の究極の一次予防」になるのではないかと考えるようになりました。 もとより、本来食事をしなければ生きていかれないほど身体に直結しているのにも関わらず、食事について何も考えていない人が多すぎると感じていた中で、食育を通して健康に限らず食事の大切さや感謝の心など「食」について興味をもたせられる栄養教諭という職にやりがいや強い使命感を感じ、目指そうと思うようになりました。 【ボランティア・教育実習を経験して】 ボランティアは4回生の5月から、教育実習は4回生の9月から行かせていただきました。この経験から学んだことは、実態をよく知ることの大切さと信頼関係の重要性です。 よく言われる「朝食を食べない児童が多い」や「残食が多い」などを改善するために指導方法を考えてもほとんど意味がないと気づきました。なぜなら、指導方法を考えるにあたって想像した子どもたちは自分の頭の中のイメージにすぎないからです。本当は、朝食を食べている子どもが多いかもしれない、残食が多い理由は単なる好き嫌いだけじゃないかもしれない。指導をする子どもたちはどういう力はもっていて、何が足りないか、その子どもたちが足りない力を付けるために一番わかりやすい内容はどういうものかを考えることが効果的な指導をするうえで大切です。 また、効果的な指導にするためには子どもとの信頼関係が必要不可欠です。子どもたちはよく知らない信頼していない先生から言われてもあまり心に響きません。信頼している先生が言うからこそよく聴いてくれ、自分で考えてくれます。栄養教諭は特に担任の先生と比べて短い時間で信頼関係を作ることが求められます。その信頼関係の作り方は経験して身に付けていくものなので、ボランティアや教育実習で積極的に子どもたちとコミュニケーションをとることが大事だと思います。 【畿央大学での大学生活について】 高校までと違って、大学は自分の学びたいことを学びに来る場所です。そのため、自分がやりたいことを頑張る4年間にするのも、卒業のために必要最低限だけで過ごす4年間にするのも自分の自由です。 私は、せっかくの4年間を悔いのないものにするためにやりたいことにどんどんチャレンジしました。栄養学の勉強はもちろん、教職の勉強、アルバイト、部活、遊び、趣味、ボランティア、一人暮らし、卒業研究などいろんなことを経験しました。たくさんのことに取り組んだため、授業や課題と両立するのはきつく、つらい時も何回もありました。しかし、先生方や友達、先輩、後輩、家族などいろんな人に支えてもらって続けることができました。4年間を思い返すと楽な時はなかったけれど、その分すごく充実した4年間になったと感じます。 それでも、まだまだやりたかったけどできなかったこともあるので、自分の心や身体と相談しながら、いろんな人に助けてもらいながら皆さんも頑張ってほしいなと思います。有意義な4年間にするか棒に振るかは自分次第! 【畿央大学の教員採用試験対策について】 栄養教諭を目指す健康栄養学科のみなさんは、教職の勉強だけでなく、栄養学の科目も併せて履修しないといけないです。そのため、教採の対策を行う3回生後期からでは、教育学部の学生よりも遅れてのスタートとなります。私も、教採の対策講座を受け始めたのは3回生後期から、問題集などを使用して自分で勉強を始めたのは4回生の直前である2月から始めました。教採の模試では、教育学部の学生が「この時期にはこの点はとっておかないといけない」と言っている点すらもとれず、面接の入室の仕方すらも知らず、模擬授業のいろはもほとんどわからない状態でした。しかし、教採・公務員対策室の先生方をはじめとして、教育学部の先生、外部の教採対策の講師の先生、健康栄養学科の先生、教育学部の学生、ともに栄養教諭を目指す友達などたくさんの人にサポートしていただきました。その結果、何とか栄養教諭として合格することができました。 他の学生と比べて不安になってしまうことも長期間の勉強で結果がでずモチベーションが下がってしまうことも多々ありました。それでも続けてこられたのは、先生方が空いている時間を見つけて対策講座以外の時間でも指導してくださり、教育学部の学生がよい見本として前を走り続けてくれ、友達とともに励ましあいながら切磋琢磨してきたからです。どれか一つでも欠けたら続けられていないと思うし、この、「チームとして教採を頑張ろう」という意識・雰囲気こそが畿央大学の教員採用試験対策の良さだと思います。みなさんが教採に真剣に向き合えば、その姿勢に真剣に向き合って支えてくれます。一人で抱えることなく、いろんな人に助けてもらいながら頑張ってほしいと思います。 【理想の教師像】 私の理想の教師像は、「食」の面白さ・楽しさを伝え、子どもたちが豊かな人生を送る手助けができる栄養教諭です。 前述のように、「食べる=生きる」と言えるぐらい生きていくためには食事は切っても切り離せません。つまり、食事が楽しくなれば人生も楽しくなる、ということです。そのように、子どもたちの人生が豊かになるよう「食」の面白いところ、楽しいところ、素晴らしいところを伝えることができる栄養教諭を目指しています。 【後輩へのメッセージ】 伝えたいことは各項目で伝えてきたつもりなので、改めてメッセージとして言えることがあるか分かりませんが、大学4年間や教採を通して私が強く感じたのは、「人は決して一人では生きていけない」ということです。 私は大学4年間や教採でたくさんの挫折を経験しました。やることに追われる日々で心が疲れ、毎日の生活がしんどくなって大学を辞めようと思ったことも数回あります。しかし、そんなときに助けてくれるのは家族であり、友達であり、先生方でした。話だけを聞いて共感してくれる人もいれば、「やるしかない」と奮い立たせて前を向かせてくれる人もいました。そのおかげで何とか頑張ってくることができました。 人によっては、「自立できていない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、私はそれでいいと思います。人は助けて助けられて生きていくものだと思っているからです。困っている人が誰かに助けられ、その人がまた困っている人を助ける。そのような助け合いの輪こそが人の良さでありAIが発達している現代において人にしか出せないぬくもりであると感じます。 結果はどうであれやり続けたことは必ず力となって自分に返ってきます。思い返したときに「あの時は頑張ったなぁ」と思えるように、一人で抱え込みすぎず、周りの人の助けをもらいながら充実した大学生活にしてください!
2022.01.21
小学校教諭77.8%、公立幼・保97.0%、養護教諭40.0%が現役合格!〜2022年3月卒業生
2022年度公立学校教員採用試験が終了しました。教育学部現代教育学科4回生のうち、70名が公立小学校教諭、5名が養護教諭、6名が特別支援学校教諭の採用試験に現役で合格しました。小学校の現役合格率は過去最高となる77.8%となり、コロナ禍の厳しい環境で3年連続で7割を超える合格率を残してくれました。あわせて看護医療学科で養護教諭に1名、健康栄養学科で栄養教諭に2名、人間環境デザイン学科で家庭科教諭に1名が合格をはたしています。 公立幼稚園教諭・保育士(公務員)の採用試験でも32名が合格を手にしました。公立幼・保の現役合格率は97.0%(4年連続となる9割超)ときわめて高い水準で推移しています。 3回生前期からコロナ禍に突入した現4回生ですが、教採・公務員対策室では学科教員と連携して学生を支援してきました。頑張った学生が一番の主役ですが、対面・オンラインの種別を問わずあらゆる手でサポートを尽くしてきた先生方に敬意を表します。講師等の採用も含めて、最後の一人まで応援していきます。 後期が始まり3回生の対策も本格化しています。どんな状況でも、夢に向かって頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 公立学校教員採用試験 現役合格率ならびに都道府県・市別の合格者数 小学校教諭77.8% 合格者70名/受験者90名(現代教育学科) →コロナ禍で過去最高の現役合格率を達成! →3年連続で7割以上が現役合格! 都道府県・市 1次受験者数 1次合格者数 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 42 40 2 38 19 堺市 6 4 - 4 3 大阪府 21 18 - 18 14 京都府 2 2 - 2 2 大阪市 17 11 - 11 11 京都市 1 1 - 1 1 滋賀県 17 12 4 8 2 兵庫県 3 3 - 3 2 神戸市 1 1 - 1 1 和歌山県 6 6 1 5 5 三重県 12 12 6 6 3 愛知県 26 26 13 13 8 岡山県 9 8 5 3 2 岡山市 1 1 - 1 1 高知県 82 60 7 53 31 鳥取県 27 26 19 7 6 神奈川県 2 2 - 2 1 横浜市 4 4 - 4 1 茨城県 3 3 2 1 1 千葉県 13 10 9 1 1 北九州市 3 3 2 1 1 北海道 1 1 - 1 1 養護教諭40.0% 合格者6名/受験者15名(現代教育学科・看護医療学科) →看護医療学科でも1名が現役合格! 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 7 4 - 4 1 大阪府 4 1 - 1 1 大阪市 3 1 - 1 1 滋賀県 5 4 1 3 2 高知県 15 3 - 3 3 鳥取県 3 2 - 2 1 特別支援学校教諭100% 合格者6名/受験者6名(現代教育学科) →初の全員合格を達成! 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 3 3 - 3 2 大阪府 4 4 - 4 3 滋賀県 1 1 - 1 1 三重県 1 1 - 1 1 高知県 5 5 2 3 2 鳥取県 4 3 - 3 3 神奈川県 2 2 - 2 1 栄養教諭50.0% 合格者2名/受験者4名(健康栄養学科) 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 2 2 - 2 1 三重県 3 1 - 1 1 中学校・高校(家庭科)教諭100% 合格者1名/受験者1名(人間環境デザイン学科) 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 (辞退者) 2次受験者 最終合格者 奈良県 1 1 - 1 1 公立幼稚園教諭・保育士採用試験 自治体別の合格者数 公立幼稚園教諭・保育士97.0% 合格者32名/受験者33名(現代教育学科) →4年連続で9割以上が現役合格! 畿央大学付属広陵こども園、2023年4月に開設! 都府県・市(町) 1次受験者 1次合格者 辞退者 最終合格者 奈良県香芝市 13 12 7 4 奈良県大和高田市 7 7 3 3 奈良県橿原市 6 4 - 2 奈良県生駒市 4 4 1 1 奈良県大和郡山市 11 11 - 4 奈良県天理市 5 5 2 3 奈良県葛城市 2 2 0 2 奈良県宇陀市 1 1 - 1 奈良県河合町 1 1 - 1 奈良県明日香村 1 1 - 1 大阪府大阪市 6 4 - 4 大阪府吹田市 11 9 3 5 大阪府豊中市 7 7 - 3 大阪府松原市 4 4 1 3 大阪府藤井寺市 3 3 - 3 大阪府八尾市 3 3 - 3 大阪府柏原市 3 2 - 2 大阪府堺市 2 2 - 1 大阪府和泉市 1 1 - 1 京都府京都市 1 1 - 1 兵庫県神戸市 3 3 - 1 三重県伊賀市 2 2 - 2 徳島県鳴門市 1 1 - 1 注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2022年3月卒業見込者)。 注2. 2022年1月21日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3. 一部試験での1次試験免除者を含みます。 →公立学校教員採用試験(1次試験)速報〜2022年3月卒業予定者 →小学校教諭71.2%、公立幼・保94.6%、養護教諭36.4%が現役合格!~2021年3月卒業生
2022.01.19
就職レポートNo.669(病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第669弾! 看護医療学科11期生(22卒) N.M さん 病院(看護師) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 知識・技術・能力を向上させ、実践力の高いジェネラリストになりたいと考えていました。内定を頂いた病院は独自のクリニカルラダーに基づいた教育実施により、年齢・疾患に問わず看護を必要とする人への看護を学習できるため、私の目標とする看護師としての実践力の向上ができる点に魅力を感じました。 また、私は患者さん一人ひとりの目線にあった看護を提供したいと考えていました。看護理念の一つに「一人一人に真摯に対応し、安心できる看護」を提供するとあり、私の理想とする看護を実践されている点にも魅力を感じ志望しました。 【就職活動を振り返って】 関東方面での就職を考えていたため、3年生の臨床実習が始まる8月ごろより病院のオンライン説明会等に参加し、病院分析をしていました。本格的に就職活動を始めたのは実習が落ち着いた1月ごろです。新型コロナウイルスの影響で病院インターンシップはなく、ほとんどがオンライン説明会であったため日程を調整しながら気になる病院の説明会には積極的に参加していました。また、関東である合同説明会にも積極的に参加していました。 関東での就職活動ということで病院の雰囲気や外見等を見に行くことができず病院分析するときにとても悩みましたが、自分の看護観と病院の理念が整合しているかという点に重きを置き、就職活動をしました。 【就職活動でPRしたポイント】 自己・他者評価を友達に協力してもらいPRについて考えていました。また、2年生に行った海外インターンシップへの参加やアルバイトについて、自分の強みについてもPRしました。面接練習とは違い、難しい質問も来ましたが、間をあけることなく笑顔で答えることを意識しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターの方に履歴書や志望動機書の添削や面接練習、受験日程の調整等も協力していただきました。面接練習では、「なぜ大阪ではなく、関東で就職しようと思ったのか」を明確に答えれるようにアドバイスをして頂きました。また、面接でよく出やすい質問を考えてくださり、面接対応力をつけていただきました。就職活動を何から始めたらよいかわからない状態でしたが、一つ一つ不安を聞いてくださり、的確なアドバイスがもらえ、自信につなげることができました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 自分のしたい看護はなにか、病院理念・看護理念が自分の看護観に合っているか分析し、自分が働きたいと思える職場を早めに見つけることが大事だと思います。就職活動を何から始めるべきか悩むと思いますが、その時はキャリアセンターに相談に行くと一つ一つ解決するためのアドバイスがもらえ納得のいく就職活動ができるようになると思います。 就職活動の面接練習等は早めにしておくと本番で緊張せず、スラスラと自分の看護観や自己PRが言えるようになると思います。キャリアセンターの先生は丁寧に面接練習をしてくださり、強みや弱点を見出してくださるので対策ができます。就職活動で後悔のないよう早めに行動することをおすすめします。
2022.01.18
就職レポートNo.668(奈良県/小学校教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第668弾! 現代教育学科13期生(22卒) S.K さん 奈良県・小学校教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 きっかけは恩師でもある中学校の英語の先生です。恩師の人柄や学校生活の中で大いに英語を使って私たちと日頃から接してくださる姿、そして授業を受ける生徒と参観に来ていた保護者の両方をひきつける授業に惹かれました。恩師と出会うまで、私の英語に対する思いはそれ程良いものではありませんでしたが、恩師のおかげで英語が好きになりました。今度は私が、英語が苦手な生徒に少しでも英語の楽しさを伝えたいと思い、教師を目指しました。しかし、高校3年生の時、近所の小学生に勉強を教えたことと、小学校で英語が教科化される話を聞いたことを機に私は小学校教諭になりたいと思いました。理由は二つあります。一つは、英語だけでなく、国語や算数などの様々な教科を教えることが純粋に楽しかったからです。もう一つは、小学校の時点から英語に対する苦手意識を無くしたいと思ったからです。かつて私が、恩師のおかげで英語の楽しさを知ることができたように、子どもたちに少しでも英語の楽しさを知ってもらい、大いに活用してほしいと思っています。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は2回生の前期に短期間の学習支援ボランティアに参加しました。そこで感じた良い点は、実際の学校生活を知ることができることです。授業中や休み時間の中で、児童の意見を引き出す先生の発問や、児童との接し方などを学ぶことができます。また、児童の反応は学校でしか見られません。授業中、思いがけない部分に着目することが何度もありました。大学で行われる模擬授業では児童の反応を予想しますが、その通りにいかないことがほとんどです。その時、教師は咄嗟にどのように行動しているのかを見ることも非常に勉強になると思います。 教育実習に関して、3回生で小学校に、4回生で中学校(英語科)に行かせていただきました。実習中で一番大変なことは授業づくりです。授業を作るまでにクラスの雰囲気や児童生徒の様子などをよく知っておかなければなりません。その点については日頃から児童生徒としっかり話したり関わったりしていれば大丈夫です。接する中で自然とその児童や生徒がどんな子なのかが伝わってきますので、授業づくりも楽しいものになると思います。ですが、どれだけ頑張っても上手くいかないことの方が断然多かったですし、その度に授業をすることの難しさを痛感しました。それでも、児童や生徒と接していく中で「やっぱり先生になりたい」と思いました。 【畿央大学での大学生活について】 講義やサークルを通して学部の友達と仲良くなったり先生と気軽にお話ができたりして楽しかったです。1、2回生の頃は、講義や課題で大変バタバタしていたことが多かったですが、それと同じくらい友達と一緒に乗り越えてきた思い出があります。3回生からはゼミが始まるので先生との距離がより近くなったのが良かったです。教採の対策講座では、先生方が名前を覚えてくださり「頑張ってるね」と声をかけていただいたことで励みにもなりました。苦しいことや大変なことが多かったですが、楽しいことも嬉しいこともたくさんありました。この4年間、様々な面で非常に充実した大学生活を送ることができたのも、教員採用試験も頑張ることができたのも、友達や先生方のおかげだと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 教採・公務員対策室や学部の先生方お手製のプリントは大変役に立ちました。試験に関する問題やその傾向を分析し、分野ごとに整理していただいたプリントは使いやすく、いつでもどこでもすぐに活用できるものでした。また、集団討論、面接、模擬授業の対策は必須です!最初は思うようにできませんでしたが、数を重ねることで少しずつできることが増えていきました。厳しい指導もたくさんありましたが、的確なアドバイスや褒め言葉もたくさんいただいたことでそれが自信にもなりました。 【理想の教師像】 恩師のような姿を目指していますが、それに加えて、子どもたちとたくさんコミュニケーションをとってお互いのことをよく知って、楽しいことや大変なことも一緒に感じることができる教師になりたいです。また、たくさんの思いを共有する中で子どもたちと同じ目線に立ち、しっかりと向き合って良い関係を築き上げていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 普段の大学の講義だけでなく、教員採用試験の勉強や対策講座でますます忙しくなってきて追われる日々が続くと思います。小学校と中高英語の免許を取得予定の私は、年末年始、英語の模擬授業づくりで教採の勉強ができませんでした。教採の勉強をする時間がなかったり、模試で結果が残せなかったりして焦っていた自分を落ち着かせるために独自の3箇条を作りました。それは、①優先順位をつける、②模試は苦手発見器、③やるなら真剣に、以上の3つです。 まずはやるべきことにはっきりと順位をつけ、紙に書いて達成すれば線で消します。期限が迫った課題などがあれば先にそちらに取り組み、教採の勉強は一時お休みです。 次に、模試は自分の苦手を明確に表してくれる優れものです。点数も大事だと思いますが、模試で見るべき所は点数が取れていない分野です。まずは自分の苦手を知ることから始め、教採の勉強をする時間ができたら受験する本命の自治体(奈良県)の過去問を解き、問題の傾向と自分が解ける問題を知りました。そして、得意な分野の問題から解いて苦手な分野に時間を費やしました。また、ほんの少しの時間には得意な分野の問題を、休み時間には苦手な分野の問題にそれぞれ取り組んで時間をできる限り有効活用しました。 最後は、中途半端にしない、ということです。やることが多すぎて手が付けられない、課題で忙しい、それならしっかりと教採の勉強ができる環境が整ってから勉強する方がメリハリもつきます。正直、私が本格的に教採の勉強を始めたのは1月末です。そこから、教職教養の参考書を2冊、専門を1冊に絞って勉強を始めました。取り組むことがはっきりとわかればかなり体が楽になります。そして、毎日勉強して昨日よりもできるようになったことが少しでも増えたのなら素直に喜んでください。自分の励みになります。 長々と私の経験や思いを述べてきましたが、できることが増えても不安になることは必ずあります。そんな時は、その不安を隠さないようにしてください。教採・公務員対策室の先生方や担任の先生方が相談にのってくださいます。不安になったら一度切り替えて、また続けてください。勉強は目標があれば続けることができます。「先生になりたい」という思いを大切にして、コツコツと取り組んでください。
2022.01.17
2/5(土)に「広陵町受動喫煙防止条例施行記念講演会」を開催します。
広陵町受動喫煙防止条例施行記念講演会は、COVID-19感染拡大状況を鑑み、会場開催からZoomウェビナー開催に変更します。 参加申し込み者には、資料送付時にZoomウェビナー参加方法をお知らせします。 広陵町では、2018年に改正された健康増進法に基づく受動喫煙防止条例「広陵町たまらん煙(受動喫煙)から健康を守る思いやり条例」を2021年3月に制定、10月1日より施行されました。 今回この条例施行を記念して、受動喫煙防止に必要な知識を広く住民の方に知っていただくための講演会を畿央大学にて開催します。この講演会は、主催者の研究活動の一環として実施しますので、ご参加の方にはアンケートの回答をお願いします(回答は自由)。 なお、COVID-19感染動向によっては、Zoomウェビナー開催となる場合があります。 詳細はチラシPDFをご覧ください(画像クリックでもPDFが開きます)。 期 日 令和4年2月5日(土) 14:00~16:00 会 場 畿央大学 冬木記念ホール 会場開催からZoomウェビナー開催へ変更します。 対 象 広陵町住民・畿央大学学生および教職員(その他参加希望者) 定員200名(会場実施の場合) 主 催 畿央大学健康科学部看護医療学科教授 松本泉美 (日本公衆衛生学会 たばこ対策委員会委員) 共 催 広陵町 後 援 広陵町商工会 プログラム 14:00 開会挨拶 広陵町長 山村 吉由 14:10 広陵町受動喫煙防止条例の概要 広陵町 福祉部 けんこう推進課課長 芝 宏美 14:30 研究参加のお願いと説明 畿央大学健康科学部看護医療学科 松本 泉美 14:40 特別講演 「改正健康増進法」と受動喫煙防止条例・受動喫煙防止に必要なたばこの知識と行動 講師 産業医科大学産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 教授 大和 浩 15:40 質疑応答 アンケート記入依頼 畿央大学健康科学部看護医療学科 松本 泉美 15:55 閉会挨拶 広陵町 福祉部 けんこう推進課課長 芝 宏美 申込方法 1.講演会チラシの申し込み用紙を印刷して下記にFAX送信してください。 *番号を間違えないようにご注意ください。 ①広陵町けんこう推進課 FAX:0745-54-5324 ②畿央大学健康科学部看護医療学科松本 FAX:0745-54-1600 どちらかに申し込み用紙に記入したものを持参されてもけっこうです。 チラシのQRコードは広陵町HPにリンクします。 2.下記申し込みフォーム(畿央大学用QRコード)を読み取りフォームに入力送信してください。 *重複申し込みは避けてください。 問合せ先 畿央大学健康科学部看護医療学科 松本泉美 Tel:0745-54-1601 E-mail:i.matsumoto@kio.ac.jp
2022.01.17
就職レポートNo.667(三重県/栄養教諭)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第667弾! 健康栄養学科16期生(22卒) S.F さん 三重県・栄養教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私は高校生の時に、食習慣を見直したことで貧血の症状が改善されたという経験から、食の大切さを伝えられるような職に就きたいと考えていました。また、子どもが大好きだということから、子どもと関わる職にも就きたいと考えていました。そこで、調べるうちに栄養教諭の存在を知り、とても魅力を感じたことがきっかけです。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 2回生の時に学校インターンシップ、3回生の時にボランティアに行きました。実際に現場に入ることで、発達段階に応じた児童とのかかわり方や、食の課題がある児童へのかかわり方等について身をもって体験することができました。特に偏食を持った児童が、自分の働きかけによって少しずつ克服していく様子が見られたとき、感動とともに栄養教諭になりたいという思いがより強くなりました。 教育実習では、2週間という短い期間でしたが、児童が日々成長していく姿や、教師としての児童とのかかわり方、授業の作り方について貴重な経験をたくさんすることができました。また、自分が授業をすることで児童の意識・行動が段々と変わっていく様子が見られ、改めて栄養教諭という存在の大切さを実感しました。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学では、学校での取り組みのほか、ボランティア募集情報の提供もされているため、いろいろな分野において経験を積める機会がたくさんあると感じます。私は学校インターンシップ、ヘルスチーム菜良、学校ボランティア、子ども食堂ボランティアに参加しました。 教育の面・食の面などあらゆる視点から自分の知識を深めたり、貴重な学びを得たりすることができます。 また、畿央大学は先生との距離が近いという魅力もあります。定期的に担任面談がありますし、不安に思うことや疑問などいつでも先生に相談することができるため、本当に心強かったです。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 筆記・面接対策をはじめ、願書の書き方などもとても手厚くサポートしていただきました。特に面接練習は何回も見てもらうことで自信にもつながりました。そして定期的に面談もしていただき、とても相談しやすい環境だったと思います。 また、教育学部の学生と同じ場で面接練習ができたことが私にとってはとても良かったと思います。教職に対する熱い思いや、面接練習での立ち振る舞いなどたくさん刺激をもらえました。 【理想の教師像】 「子ども一人ひとりとしっかり向き合える栄養教諭」です。 ボランティアで、偏食や肥満、食物アレルギー等様々な食の課題を抱える子どもに出会ってきました。そういった子ども達に対し、一人ひとり真摯に向き合っていきたいと考えています。子どもの頃の食生活は生涯の食生活に大きな影響を与えます。だからこそ子どもたちに食に関する正しい知識や食事の楽しさ等を伝えられるよう、食育活動を積極的に行っていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 「後悔先に立たず」です。ボランティアでも勉強でも「した方がいいのか?」となったら早めに行動することが大切だと思います。 そして自分のペースで計画的にコツコツと努力し続ければ、結果はついてきます。 しかし、栄養教諭は非常に狭き門で、不安になったり焦ったりすることがあると思います。そんな時は一人で抱え込まず周りの人に相談してください。私自身、栄養教諭の倍率の高さに、無理なんじゃないかと弱気になることが多々ありました。その度に先生方が温かい言葉をかけてくださったり、家族や友達が支えてくれたりしたおかげで乗り越えることができました。 たまには息抜きもしながら、全力で頑張ってください。応援しています!!
2022.01.14
2/1(火)「高齢者住まい看取り研修会」のご案内~畿央大学看護実践研究センター
看取りまでのプロセスを疑似体験 2022年2月1日(火)、畿央大学看護実践研究センターと奈良県認知症ケア専門士会が共催して、高齢者住まい看取り研修会を開催します。 介護職や高齢者本人の立場となり実際に看取りまでのプロセスを疑似体験していくことで、看取りに対する「よくわからないからこその不安」を軽減できます。看取りで何よりも重要なのは本人の意思です。早くから本人の意思を確認することの大切さ、認知症があっても本人の意思確認が最後までできることを理解し、看取りを自分ごととして捉えてもらうような工夫をしています。是非ご参加ください。 開催日時 2022年2月1日(火) 13:30~16:30(先着30名) 対 象 看取りへの理解を深めたい専門職、一般、学生 参 加 費 無料 締 切 2022年1月21日(金) ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータおよび申込書がご覧いただけます) 申込方法【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 申込フォーム(下記QRコード)もしくは、申込書FAXにて、お申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを、申込メールアドレス宛に送信します。 【FAX】 0745-53-0635(和里あて) 【QRコード】 問い合わせ先 奈良県認知症ケア専門士会事務局 E-mail:dcq@nicori.or.jp TEL:0745-52-0125 FAX:0745-53-0635
2022.01.14
2/21(月)「発達障害の一人称体験オンライン研修会」のご案内~畿央大学看護実践研究センター
「発達障害の一人称体験」 2022年2月21日(月)、畿央大学看護実践研究センターと奈良県認知症ケア専門士会が共催して、発達障害の一人称体験の研修会を開催します。 発達障害のいくつかの特性を一人称体験します。発達障害を「学ぶ」のではなく、「体験する」ことで、日々の対話のすれちがいに気づき、新しい関係づくりにつなげることをめざします。是非ご参加ください。 開催日時 2022年2月21日(月) 14:00~16:15(定員50名) 対 象 発達障害への理解を深めたい専門職、一般、学生 参 加 費 無料 締 切 2022年2月14日(月) ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータおよび申込書がご覧いただけます) 申込方法【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 申込フォーム(下記QRコード)もしくは、申込書FAXにて、お申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを、申込メールアドレス宛に送信します。 【FAX】 0745-53-0635(和里あて) 【QRコード】 問い合わせ先 奈良県認知症ケア専門士会事務局 E-mail:dcq@nicori.or.jp TEL:0745-52-0125 FAX:0745-53-0635
2022.01.14
2021年度「マミポコ・親子ひろば」後期第2回活動報告!
「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。 現在、コロナ禍で対面での実施が難しいため、親子一緒にお家で楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。 是非ご覧ください! 【第2回:1/14(金)】 〇身体遊び「鬼のパンツ」 今回は節分にちなんで鬼のパンツを踊りました。 皆で好きな振り付けを考えるところもあるので、お家でぜひやってみてください!!! 下の画像をクリックすると、YouTubeの動画にリンクします。 〈準備・撮影の様子〉 ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 ▲今回は鬼さんや豆を付けてみたよ♪ ▲これは何をつくっているでしょ~か? ▲可愛い鬼さんも出てくるよ~! これからも、より安心・安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子ども達や保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています! 現代教育学科3回生 荒井斗子 岡村遥佳 【関連記事】 「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!!
2022.01.14
就職レポートNo.666(保育園/栄養士)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第666弾! 健康栄養学科16期生(22卒) H.T さん 保育園(栄養士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その園に決めた理由】 合同説明会の際に、園長先生が食育についてとても熱心にお話してくださり、保育の一環として、食育がとても重要視されていると感じたためです。 また園見学の際、とても雰囲気が良いなと感じました。 【就職活動を振り返って】 初めて保育園・こども園の合同説明会に参加したのは、4回生の4月でした。多くの場合、栄養士は欠員が出てからの募集のため、この時期で栄養士募集がある園はほとんどありませんでした。そのため「栄養士です」というとお話を聞かせてもらえないことも多く、思ったように就活が進まず苦労しました。 資料やサイトに栄養士募集と出ていなくても、気になる園があれば電話してみたり、合同説明会では「栄養士ですが、お話聞かせていただけませんか?」と聞いてみると、求人情報には出ていなかったことが分かったりすることもあったため、自ら積極的に行動することがとても大切だと実感しました。 【就職活動でPRしたポイント】 企業の就活でよく聞く、学生時代に力を注いだことなどは全く聞かれませんでした。それより、子どもとの接し方や自分自身の人柄を見られているような印象でした。そのため、だれとでも分け隔てなく話すことができる点や真面目な空気は壊さないようにしながら、常に笑顔で明るい雰囲気で面接に臨むことを意識しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 私は初めての面接から就職活動が終了するまでが短期間だったため、面接練習や履歴書の添削以外でキャリアセンターを利用することはほとんどありませんでしたが、3回生の夏ごろに一度就職活動について不安に感じていることを相談しに行ったことがあります。その時にキャリアセンターの先生に、保育園・ こども園志望ならボランティアなどを通して子どもと接する経験を今のうちに積んでおいたほうが良いというアドバイスをいただきました。その後ボランティア活動に参加したことが就職活動を進めていくうえでとても役に立ちました。些細なことでもキャリアセンターの先生方は親切に相談に乗ってくださるため、不安に感じることがあれば一度話を聞いてもらうことをオススメします。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私の場合は周りに保育園・こども園志望の友達がほとんどいなかったため、相談することもできず不安でいっぱいでした。しかし子どもの成長に食の面から携わりたいという軸を一つ強く持っていたため、最後までブレずに、また周りと比較して焦ることもなく就職活動を終えることができました。やはり、何か一つ軸を持つことはとても大切だと思います。まだ時間はあるので、一度自分と向き合って、やりたいこと、やりたくないこと、大切にしていることなどを整理してみるといいと思います。最後まで焦らず、自分のペースで頑張って欲しいです。応援しています(^^♪