2019年のすべての新着情報一覧
2019.06.13
近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催!
健康栄養学科の学生8グループ34名が考案したメニューをプレゼン! 恒例となった香芝SAフードコートメニュー開発プロジェクト。昨年度は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとし、「大和三山の雪化粧」がグランプリを受賞、「すき焼き風奈良の郷土んぶり」が準グランプリとなり、それら2メニューが香芝SAのフードコートで販売されています。また、特別賞受賞の「鶏のザクザクあんかけ丼」は岸和田SAで販売され、現在も好評発売中です。 そして2019年6月10日(月)、健康栄養学科学生8グループ34名(指導教員:中谷 友美先生、岩田恵美子先生)が、プレゼンテーション会に挑みました。 今年は「麺メニュー」がテーマ。前回の学生募集説明会に引き続き、㈱近鉄リテーリングサービスエリア事業部の林エリアマネージャー、香芝SA小椋支配人にお越しいただきました。各グループは事前に香芝SAを見学しており、そこで得た情報も基にして考案したメニューを発表しました。 ▼プレゼン発表の様子 各グループは「ターゲット層」を定め、考案したメニューに「奈良らしさ」、さらに “管理栄養士の卵”ならではの「セールスポイント」を盛り込んでプレゼンを行い、お二人から貴重なコメントや評価を述べていただきました。すでに何回か試作を行った班や、原価率から計算した販売希望価格をプレゼンする班もあり、これらには非常に驚かれていました。またメニューの内容についてだけでなく、「アピールポイントがしっかりしているので、もっと自信を持ってプレゼンすれば相手に伝わるはずです」等、学生のプレゼンについてもご指導いただく場面もありました。 全発表が終了した後は、林マネージャーから総評をしていただきました。全体的にレベルが高かったことを挙げられ、また今後について質問会や試作、レシピ検討会があるので、「更なる試行錯誤を重ねていただき、メニューが進化することを大いに期待しています」とのお言葉を頂戴しました。 ▼林エリアマネージャーによる総評 また指導教員の中谷先生からは、今後のスケジュールや事務連絡に加え、これまでのコンテストを指導してきた教員の立場として、「先輩たちの受賞作品とよく似たメニュー案も見られました。これまでの受賞作品も研究し、受賞したメニュー、惜しくも受賞できなかった作品にはそれぞれの理由があるはずなので、よく研究して良い部分を自分たちのメニューに取り入れてください。」と、アドバイスをしていただきました。 学生たちは、実際に企画や販売をされる現場の方たちの貴重なコメントや、指導教員からのアドバイスに対して熱心にメモをとり、次の試作や質問会へ向けて考案したメニューの磨きをかけようと意欲的な様子でした。 今後のスケジュールは、7月22日にメニュー質問会、9月上旬にレシピ検討会、そして9月28日(土)にコンテストを実施し、来年1月~2月には西名阪道 香芝SA上下線にて発売開始予定です。ぜひご期待ください! 香芝SA新メニュー開発プロジェクトに関する記事はコチラ!
2019.06.12
8/19(月)ひらめき☆ときめきサイエンス「運動と脳との不思議な関係〜運動の脳科学」を開催します。
運動と脳との不思議な関係性を学ぼう ~運動の脳科学~ 物を掴んだり、走ったり跳んだり、ヒトは様々な運動が可能ですが、それはなぜでしょうか?通常、自分の身体や運動は自分のものであると感じることができますが、それはなぜでしょうか?これらは全て健康な脳機能に支えられています。その証拠に脳に問題を生じると、運動することが困難になったり、自分の身体や運動を自分のものと感じることができなくなったりします。こうした運動と脳との密接な関係性について学びましょう。 日 時 2019年8月19日(月)10:00~16:10 会 場 畿央大学 P棟1階 ニューロリハビリテーション研究センター →アクセスはこちら 内 容 運動と脳との密接な関係性について学ぶ ※詳細は下のチラシをご参照ください。 対 象 高校生 (保護者の同伴も可能です) 定 員 20名(先着順、参加無料) 持ち物など タオル、筆記用具、動きやすい服装でお越しください(運動靴・外靴可) ▼クリックで拡大します。 【参加申込方法】 下記をご記入の上、FAX(0745-54-1600)、もしくはメール(info@kio.ac.jp)でお申込みください。 ①氏名(ふりがな) ②性別 ③高校名・学年 ④〒住所、電話番号 ⑤保護者の同意の有無 ⓺家族同伴の有無 ⑦食物アレルギーの有無(有の場合、品目名を記載) 【申込み締め切り】 2019年8月5日(月) 【お問い合わせ】 畿央大学教育推進部ひらめき☆ときめきサイエンス担当係 TEL:0745-54-1601 ※定員を超えた場合のみ、参加できない旨を申込者に電話等で連絡します。 ※個人情報については、本イベントの受付整理以外には使用いたしません。 ※本イベントは独立行政法人日本学術振興会の選定助成事業です。
2019.06.11
ニューロリハビリテーションセミナー“リハビリテーションのための人間理解”を開催しました。
2019年6月8日(土)、3年ぶりに『ニューロリハビリテーションセミナー』が開催され、全国各地から300人以上の方が参加してくださいました。 前回のまでのニューロリハビリテーションセミナーでは、「○○の脳内機構」や「○○のニューロリハビリテーション」というタイトルでセミナーを開催していましたが、休止中の3年間に『そもそも、人間の行動あるいは認知・社会性の根本的理解が必要ではないか?』という考えに至り、今回のセミナーでは“リハビリテーションのための人間理解”ということを主眼に構成しました。そのため、今回のセミナーでは、認知・運動制御・学習・社会性・身体性・発達から人間を理解することを試みました。 以下、今回の“リハビリテーションのための人間理解”講義内容と簡単な概略です。 ●「生活の基盤となる注意のメカニズム」(森岡 周) “注意”の機能を細かく分類しながら、それぞれのメカニズムについて概説。 ●「社会とつながる脳と心のメカニズム」(松尾 篤) 社会ネットワークのサイズ・共感・利己/利他的・感情などについて概説。 ●「運動学習をもたらす身体メカニズム」(冷水 誠) 運動学習の種類とそれぞれの神経メカニズムについて概説。 ●「自己および環境から影響される痛みのメカニズム」(前岡 浩) 痛みが心理社会的背景によって影響を受けること示したエビデンスを紹介。 ●「しなやかな歩行を支えるメカニズム」(岡田洋平) 単なる平地歩行だけでなく、あらゆる環境で臨機応変に歩くことのできるメカニズムを概説。 ●「身体性を形づくる感覚運動メカニズム」(大住倫弘) 身体性を形づくるのは、感覚運動の統合だけではなく、それより高次な認知的要素が必要であることを概説。 ●「子どもの健やかな発達メカニズム」(信迫悟志) 自他区別・身体表象・共感・視点取得・利他性などの発達を幅広く概説。 今回のセミナーは、講師にとっても非常に挑戦的な構成にしており、どこまで参加された皆さんと共有できるか心配しておりましたが、アンケートの回答をみていると、セミナー形式にして正解だったと実感しています。また、個別対応での質疑応答では、非常にハイレベルな質問が飛び交い、こちらも更に研究をしていかなければならないと体感しつつ、皆さんの日々の努力に感激するところでした。今後とも、皆さんとディスカッションできることを楽しみにしいますので、次回(2020年 2月22日『人間理解からリハビリテーションへ』)も、どうぞ宜しくお願い致します。 2/22(土)開催「人間理解からリハビリテーションへ」は、2019年12月中旬に受付を開始する予定です。
2019.06.07
令和元年度 冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞授与式を執り行いました。
令和元年度冬木智子特別奨励賞ならびに畿央大学特別奨励賞の授与式が、2019年(令和元年)6月6日(木)昼休みにC棟エントランスホールにて執り行われました。 「冬木智子特別奨励賞」は、冬木智子名誉理事長が私財を寄付し設立した特別奨励基金により、学業成績・人物ともに優秀な学生に対し、表彰状および奨励金の授与を行うものです。各学科から1名、合計5名が選ばれました。 また、「畿央大学特別奨励賞」は、学業成績・人物ともに優秀な学生のこれまでの努力を賞し、今後さらなる活躍を期待し表彰状および奨励金の授与を行うものです。2回生~4回生の各学科1名(教育学部は2名)、合計18名が選ばれました。 教職員、在学生が見守る中、冬木正彦理事長より表彰状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 理事長からは、学生の日々の努力を称えられるとともに、他の学生の範となり、より社会に貢献できる人材となれるようにと、今後の活躍を期待する言葉が送られました。 受賞された学生のみなさん、おめでとうございました。
2019.06.05
ヘルスチーム菜良の学生が考案した「大和丸なすピザ」をイオンモール大和郡山で6月8日(土)・9(日)に試食販売!
大和郡山産野菜使用「大和丸なすピザ」をヘルスチーム菜良が共同開発 イオン大和郡山店「大和郡山フェア」で試食販売! 大和郡山市、石釜ピッツェリア&BARサンプーペーと奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」は、大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用した各大学1種類合計4種類のピザを共同開発しました。 イオン大和郡山店「大和郡山フェア」期間中の6月8日(土)・9日(日)15時より、学生による試食販売を行います(試食は無くなり次第終了)。また、同日より石釜ピッツェリア&BAR「サンプーペー」でも提供いたします(期間限定)。 日 時 2019年6月8日(土)・9日(日)15時~ @イオン「大和郡山フェア」 2019年6月8日(土)~ @サンプーペー 会 場 イオン大和郡山店 石窯ピッツェリア&BAR「サンプーペー」 概 要 ■学生による試食販売 ■6/9(日)14:15~14:45 4大学対抗!ピザバトル 16:45~17:00 表彰式 ※いずれもイオンモール大和郡山にて 大和郡山市で古くから栽培されている大和の伝統野菜「大和丸なすは、東京、大阪、京都の料亭などでも用いられる高級食材として好評を得ていますが、地元奈良では販売機会が少なく、知名度アップが課題となっています。また、大和郡山市では地産地消促進計画に基づき、地産地消の推進をめざして取り組んでいます。 大和郡山フェア開催にあたり、大和丸なすのPRと野菜摂取量の増加をめざして、管理栄養士をめざす学生の実習を市保健センターが受け入れるなど関係がある奈良女子大学の学生に大和丸なすを使ったピザの開発を2017年度に依頼。ヘルスチーム菜良がレシピ開発に取り組みました。その後、2018年度は3大学、2019年度は4大学のヘルスチーム菜良と年々広がりを見せています。 大和丸なすを初めて見る学生も多く、その大きさに驚いていましたが、生産者から「肉質はよくしまり煮くずれしにくく、焼いても炊いてもしっかりとした食感があり、いろいろな調理に合う」という大和丸なすの特性を伺い、サンプーペーのオーナーシェフ松原朱美さん、イオン大和郡山店のアドバイスを受けながらピザを完成させました。 畿央大学ではしゃぶしゃぶ餅を使った「初夏を感じる大和野菜たっぷりモッチリーザ」を開発。チーズや野菜との相性も良く自信の1品です。また、当日は、4大学対抗ピザバトルと銘打ち、大和野菜の使用度、見た目、コストパフォーマンス、栄養価、作りやすさ、当日のプレゼンなどをもとに審査員による審査で優勝ピザを決めるため、優勝をめざして演出もいたします。大和丸なすをはじめ、大和郡山市産野菜の魅力が詰まった4種類のピザ、ぜひ一度食べ比べてお好みのピザを見つけてください。 →イオンモール大和郡山 →サンプーペー
2019.06.05
国保中央病院「緩和ケアホーム飛鳥」での見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」
看護医療学科3回生の履修科目である「終末期ケア論」では、毎年磯城郡田原本町宮古にある国保中央病院に併設される「緩和ケアホーム飛鳥」をたずねて見学実習を行っています。国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥は平成17年5月に奈良県で初めての緩和ケア病棟として開設されました。田園風景に囲まれ、豊かな自然と澄んだ空気が心地よいこの施設は、昨年公開された映画「かぞくわり」のロケ地にもなった場所です。 今年は見学希望者7名と担当教員が飛鳥をたずねて施設内の見学や、看護師長からホスピスケアの実際についてお話をうかがいました。今回は多くの学びがあった見学実習の様子をレポートします。 ▲見学に参加した7名の学生はホスピスケアに強い関心を持っています 緩和ケアホーム飛鳥を訪れた2019年6月1日(土)は真夏を思わせるような気候でしたが、飛鳥の庭には、目にもまぶしい緑の木々がそよ風に揺られる景色がひろがり爽やかさを感じました。この庭園の木や花はボランティアさんが、心を込めて手入れをされています。 ▲バリアフリーでベッドや車いすでも出入りができるガーデン この日は、4月から緩和ケアホーム飛鳥の病棟師長に着任された牧野真弓師長が、ホスピスでのケアについて事例を用いて詳しく講義してくださいました。牧野師長は、緩和ケア認定看護師として多くの患者さんや家族そして遺族ケアに携わって来られています。 ▲牧野師長より講義をいただく様子 緩和ケアホーム飛鳥は、医師や看護師を中心としたチーム医療のもと、積極的な治療に対して反応しなくなった末期がんの患者さんへの身体的・精神的ケアや家族も含めたQOL向上を目指した全人的ケアを展開されています。それらは、次のような基本理念に基づいて実践されています。 ・あなたの人格のすべてを受け入れます ・あなたの思いや考えを大切にします ・あなたの生活を尊重します ・あなたの苦痛、その他の不快な症状を緩和します ・ご家族に対して心の安らぎが得られるよう支援いたします 学生は、基本理念を頭にいれて、牧野師長が紹介してくれた事例に聞き入っていました。 事例の中では、昭和20年8月6日に広島での被爆経験をもつ患者さんが、歩くことができなくなり徐々に弱っていく中で、「もう一度広島に行きたい」と言う希望をかなえられた経過が紹介されました。その希望を聞いたとき、飛鳥の医師や看護師はまず「家族の協力を得て広島に行くことが可能かどうか」について慎重に話し合ったそうです。ご家族の賛同が得られて、いよいよ出発というときに備えて、疼痛や呼吸困難などの終末期に出現する身体症状をコントロールするための方法を考え、万が一訪問中に体調不良になった場合に、訪問先で診療や入院ができるような態勢を整えられたそうです。移動に欠かせない車いすも院内から貸し出しができるように手配して、患者さんは無事に広島を訪問されたそうです。満足そうな笑顔で戻ってこられた患者さんは、「被爆者は亡くなったら、ネームプレートが慰霊碑に刻まれることになっている。自分の名がどこに刻まれるのかを見ておきたかった」と訪問の目的を語られたそうです。それからほどなく患者さんは逝去されましたが、遺族から、慰霊碑に刻まれたネームプレートの写真を見せてもらったときに、医師や看護師は、この訪問が患者さんや家族のQOL向上につながったことを感じられたそうです。 このほかにも多くの、末期がん患者さんと家族が繰り広げた物語を聞かせていただき、学生は大きく心を動かされたようです。 しかし、緩和ケア病棟に入院したからといって、事例の患者さんのように自分が希望したことができるわけではないのが現状です。それについて牧野師長よりテレビドラマで放映された一つの場面を用いて説明がありました。 ▲講義では、テレビドラマでの場面から考える機会も! 緩和ケア病棟に入院したからと言って、必ずしも何かしたいことを見つけて実現するのがすべてではなく、患者さんが「今を生きる」その時間が苦痛から解放されて、日常生活に必要な援助が過不足なく提供されることが大切なことです。そのために、緩和ケアホーム飛鳥では「残り少ない時間を大切に過ごされている皆さんが、よく生きることにできる限りの援助をしています」とむすばれました。 また、講義の最後には牧野師長が大好きな言葉「医師が治せる患者は少ない。しかし、看護できない患者はいない。息を引き取るまで、看護だけはできるのだ」という引用文を紹介していただきました。 この言葉を聞いた学生たちはあらためて、看護の奥深さを感じたようです。 講義のあとは、施設内を見学しました。 一般病棟では、見慣れないファミリーキッチンや瞑想室などホスピスに特徴的な空間を見せていただきました。瞑想室は、患者さんの傍にずっといることで気持ちに閉塞感を感じたり、多くの課題や考えが頭をもたげてストレスフルな状況にある家族が、ひと時何もない空間で緊張を解くための空間です。学生も瞑想室に体験入室させていただきました。 ▲瞑想室に体験入室し「無になれました」と話す学生 ▲ファミリーキッチンで、自分で作った小豆を家族に調理してもらっていた患者さんのエピソードを聞く 施設内を見学した後は、年に一度開催されている遺族会で上映される映像を見せていただきました。ホスピス・緩和ケアにおいて「遺族ケア」は大切なプログラムであり、患者さんが旅立たれたあとの喪失感や悲しみを理解し、家族がまた自分の新しい生活にむけて進んでいくことを支援するための取り組みとなっています。見学実習を終えた学生は終末期にある対象や家族と自身の向き合い方について新たな学びを得たようでした。 ▲遺族会の映像を見て、遺族から故人にあてたメッセージを見せていただく ▲牧野師長さんと記念撮影「ありがとうございました」 わが国の、緩和ケア病棟入院料届け出受理施設(認可されたホスピス・緩和ケア病棟)数は415施設、病床数は8423床となっています(2018年)。一方がんで死亡する人の総数は年間370,000人を超えていることから、私たち看護師は、一般病床や在宅でも終末期がん患者のケアを担っていかなければなりません。学生のみなさんが社会に出たとき、今回の見学実習での学びや自身の心に響いたことを忘れずに対象と向き合ってくれることを願っています。 最後になりましたが、お忙しい中、貴重な学びの機会を下さった牧野看護師長様はじめ国保中央病院皆様に感謝いたします。 看護医療学科 終末期ケア論担当 對中百合・大友絵利香 【関連記事】 「エンゼルメイク」を学ぶ!~看護医療学科「終末期ケア論」 「グループホームの看護職のための終末期ケア研修会」を開催!~看護医療学科 ホスピス見学実習での学びを共有!~看護医療学科「終末期ケア論」
2019.06.04
2019年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2019年前期第1・2回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第1回:5月12日(日) はじめに、「ぽいぽいぱちぱち」というゲームで子どもたちの緊張をほぐしたあと、個性豊かですてきな名札を作りました。 次に、グループの友達の名前を覚えるため「ころころじこしょうかい」という歌に合わせてボールを転がしながら名前を言っていくゲームをして、グループの皆に自己紹介をしました。そして、お題に合う言葉を他の人とタイミングがかぶらないように言う「とびだせじぶん」というゲームで、グループの友達の特徴を知ることができました。 初めての活動ということで、子どもたちも大学生も始めは緊張していました。しかし、ゲームをしていくうちにたくさんの笑顔が見られるようになり、楽しい活動になりました。 ▲「ころころじこしょうかい」グループの友達の名前を覚えよう! ▲「とびだせ自分」友達とかぶらずにとびだせたかな? ▲「めくってめくって」グループで協力してたくさんめくろう! 第2回:5月26日(日) 第2回の活動は外遊びの予定でしたが、気温が高く外での活動は危険と判断し、室内での活動となりました。 「にがおえリレー」では、グループリーダーさんの顔を順番に協力して描きました。 それぞれのグループで、オリジナリティにあふれたすてきな似顔絵が完成しました。最後に、「なみなみじゃんけん」をして外で遊べなかったぶん、たくさん体を動かしてゲームを楽しみました。 ▲「ラインナップ」ラインからはみ出さないように並び替えよう! ▲「ひみつのたっきゅうびん」お届け物はどこにあるかな? ▲「にがおえリレー」リーダーさんのすてきなにがおえができたね! マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月23日(日)で、地域の方をお招きして伝承遊びを教えていただく予定です。たくさんのご参加お待ちしております!! 現代教育学科3回生 奥田奈緒・中木屋佑香 2回生 竹上はるか 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第3回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第2回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告!
2019.05.31
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第1回:5/28(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『キャベツの中から』 〇絵本『だるまさんが』 〇ふれあい遊び『ひっついた』 今回は10組の親子が参加してくださいました。今年度の活動開始が遅くなってしまったのですが、普段よりも沢山の親子が来てくださり、賑やかな活動になりました。 初めての親子ひろばで緊張している様子も見られましたが、学生達と一緒に遊んでいるうちに緊張もほぐれたようで、普段遊べないおもちゃを見つけて生き生きと遊んでいました。 昨年から継続して来てくださっている親子もおられ、お友達におもちゃを貸してあげたりするなど、お兄ちゃんお姉ちゃんになった姿を見る事ができ嬉しく思いました。 今年度初めての親子ひろばで学生も緊張していたり不慣れであったりして至らない点もありますが、参加してくださった皆様が楽しい時間を過ごせるよう、学生スタッフ一同頑張りますのでよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月11日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております! マミポコ親子ひろば副代表 現代教育学科3回生 保延和奈 【関連記事】 昨年度の「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!! 【追加の申し込みについて】 「マミポコ親子ひろば」に多くのご参加・お申込みをいただきまして、ありがとうございます。現在のところ定員を越えてのお申し込みがあり、待機をお願いしております。状況が整い次第、順次ご連絡をさせていただきますので、参加ご希望の方は、お名前(保護者様、お子様)、ご連絡先を下記までお電話にてご連絡ください。 ▶連絡先・問い合わせ◀ 畿央大学 教育学部 マミポコ・親子ひろば係 TEL:0745‐54‐1601 FAX:0745-54-1600
2019.05.31
第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター
看護実践研究センター(センター長 看護医療学科 教授 山崎尚美)は、看護実践学の発展・社会的地位の向上、地域住民の健康増進や卒業生を含めた医療職・福祉職の資質向上の具現化と、現在まで行ってきた認知症ケア・地域包括ケア・国際交流などの研究や事業を系統的にスマート化し、教職員にとって進めやすい環境の整備をめざし、2019年4月1日に設立されました。また、5月19日には、開設記念シンポジウムを開催しました。 2019年5月29日(水)には、いよいよセンターの活動が本格的に開始いたしました。記念すべき第1回の企画として執り行った国際交流企画について報告します。 ▲事前に奈良の歴史に触れた訪問団が大学に到着 今回の研修目的は、韓国大邱市近郊の4か所の療養病院(注;日本では回復期リハビリテーションや療養型病床の機能を持つ病院)で勤務する医療・介護職が日本における地域コミュニティの中での認知症ケアについて理解するというものです。訪問団一行は、本学での講義にくわえて奈良県内の回復期リハビリテーション病院や併設される高齢者福祉施設の見学を通して、奈良県における認知症ケアについて最新の知見や医療・介護システムを学び、自国でのシステム整備や実践の向上をめざします。 ▲開式に先立って植田健康科学部長より韓国語も交えた挨拶! 研修には、現地コーディネーター、通訳を含む34名が参加されました。講義に先だって、植田学部長から開式のご挨拶があり、訪問団の代表と名刺交換ならぬお土産交換が行われました。 ▲両国の認知症看護発展を願ってお土産交換 そして、山崎尚美センター長から「日本の認知症ケアシステム」に関する講義が始まりました。講義の中では、1970年代に認知症高齢者は、十分なケアを受けることができず身体拘束・薬剤投与など現在では考えられないような状況に置かれていたこと、ケアを模索し続けた1980年代を経て1990年に認知症対応型共同生活介護施設としてのグループホーム誕生を機にようやく認知症の人の人権を大切にしたケアの実践が具現化された経緯が詳しく説明されました。そして2000年の介護保険制度発足からの約20年間で、認知症に対する国民の理解の変化や認知症になってからも住み慣れた地域で暮らすことをめざした政策の紹介もされました。 とりわけ、新オレンジプランに含まれる基本的な考え方のなかの認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデルなどの研究開発およびその成果の推進に対して、畿央大学が取り組んでいるKAGUYAプロジェクトにおける軽度認知症診断アプリの開発や、認知症カフェについての内容は、参加者の関心が非常に高いものでした。 ▲認知症ケアの変遷と現状について熱く語る山崎センター長 認知症カフェについて研究を進めている島岡昌代老年看護学助手より、日本の認知症カフェの種類や認知症カフェが本人にとって・家族にとって・地域にとってどのようなメリットがあるのかが説明されました。そして、畿央大学が今年度から委託事業として取り組みを続けている「KIOオレンヂカフェ㏌御所」の紹介がされました。韓国の認知症カフェは、決まった場所はあるが、そこに自由に行きたい人が集まって来て、自然にみんながつどい語らうのが一般的で、日本のように誰かが主催または企画した場所に人が集まるスタイルとは異なっているようです。 ▲日本の認知症カフェについて島岡助手より説明 この研修では、地域コミュニティにおける認知症ケアについても取り上げられており、地域包括ケアシステムの中での認知症施策の実際について本学の地元である広陵町と奈良県東部にある宇陀市の例が紹介されました。 広陵町の高齢化率は日本全国平均とほぼ肩を並べていますが、今後高齢化と要介護が必要な人の割合が増加することが見込まれているという背景の中で、要介護状態や認知症になったときにどこで介護を受けたいかという調査結果に対し、参加したみなさんは大きく頷いていました。 そして、宇陀市でモデル事業として運用が開始されたICTを活用した医療・介護・福祉連携システムが大友より紹介され、「認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らす」ことをめざした取り組みの現状が伝えられました。 ▲地域包括ケアシステムの中での認知症ケアの実際を紹介 研修の最後に、認知症高齢者とその家族の在り方について映像を通して深め、この日の研修を終了しました。 ▲研修終了後参加者と記念撮影 看護実践研究センターでは、今後も看護実践や研究を介した国際交流に取り組んでいきたいと考えています。そのために、質の高い看護ケアのあり方や社会背景の変化に対応できるエビデンスに基づいた実践を探求してまいります。 看護実践研究センター長:山崎尚美 老年看護学:上仲久、島岡昌代、杉本多加子 急性期看護学:林田麗、大友絵利香 【関連記事】 韓国の認知症安心センター・認知症カフェ視察と講演レポート~看護医療学科教員 「第5回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」を開催しました~看護医療学科 「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科
2019.05.28
「エンゼルメイク」を学ぶ!~看護医療学科「終末期ケア論」
看護医療学科3年次に選択科目として開講している「終末期ケア論」ですが、今年は58名の履修登録がありました。この授業では、死にゆく対象の理解を深め、適切な援助技術を理解することをめざしています。 2019年5月24日(金)の授業では、臨死期の看護技術の一つであるエンゼルメイク(逝去時に身体や頭髪をきれいに整え、故人の生前の表情や血色に近いメイク)演習をしました。 闘病による苦しみから解放された方の表情を柔らかくするためのマッサージをしています。 グループでの演習ですが、メンバーと協力しながら、ファンデーションの色を決め、丁寧にメイクしています。 この科目は6名男子学生が履修しています。普段したことがないメイクに戸惑う様子がありましたが、女子学生のアドバイスを受けながら実施していました。 メイクが完成すると、学生間で「もっと赤みがあるほうがいいのでは?」「口紅が赤すぎるのでは?」と客観的に評価していました。 エンゼルメイクを実施した人形を見てみると、1人、1人お顔が違います。それぞれ、穏やかな顔をしています。学生は演習を通して、エンゼルメイクが遺族のケアにつながることを実感したと思います。 死にゆく対象がその人らしく過ごし、穏やかな最期を迎えるために、今後も学生と共に学び、考えていきたいと思います。 看護医療学科講師 大友絵利香・對中百合 【関連記事】 「グループホームの看護職のための終末期ケア研修会」を開催!~看護医療学科 ホスピス見学実習での学びを共有!~看護医療学科「終末期ケア論」 緩和ケア病棟を見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」