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2019年のすべての新着情報一覧

2019.05.28

池田未来さん(現代教育学科3回生)が2019 ICUチアリーディング世界選手権大会で3年連続となる金メダル獲得!

2019年4月24日(水)~4月29日(月)にかけてアメリカ・フロリダ州において開催された「2019 ICU World Cheerleading Championships」および「THE CHEERLEADING AND DANCE WORLDS CHAMPIONSHIP」に教育学部3回生の池田未来さん(所属:WORLD WINGS 2WDC)が3年連続で日本代表として出場し、見事3連覇の偉業を達成しました。     今大会は2連覇中のチャンピオンとして臨んだ大会であり、昨年にもまして大きなプレッシャーと隣り合わせの中での戦いとなりました。世界各国から追いかけられる立場になった日本チーム。振付指導でお世話になったコーチから、「Beyond the win!勝利の先にあるものを見てきてほしい」との言葉をかけてもらい、チーム全員が気持ちを引き締めて出発しました。 試合直前の様子を聞くと、「始まる直前まで舞台裏にてチーム全員で手を握り合ったり、一人ひとりと目を合わせて『大丈夫』と声を掛け合ったりしていました。団体演技なので自分一人の力ではどうすることもできない、チームみんなのことを信じる気持ちを持って演技に臨みました。みんなが近くにいることを感じることで安心できました。」と当時の様子を話してくれました。     多くの練習を共に乗り越え世界の舞台に立っている仲間に対して、強い絆でまとまっているTeam JAPANの強さを感じました。     「緊張よりも早く踊りたいという気持ちで出番を待っていました。演技中も緊張よりも楽しさの方が上回りました。」と話してくれた池田さん。その言葉や表情からは、予選通過時点で1位~3位の点数差は僅差という中にもかかわらず、これまで練習してきた自信と仲間を信頼する気持ちの強さを窺い知ることができました。 今後も池田さんの活躍に期待しています!     【関連記事】 池田未来さん(現代教育学科2回生)がチアリーディング世界選手権大会で2年連続金メダルの快挙! チアリーディング世界選手権大会で金メダルの池田さんに学長賞が授与されました。 池田未来さん(現代教育学科1回生)がチアリーディング世界選手権大会で金メダルの快挙!

2019.05.27

3回生対象「第10回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

3回生を対象とした「第10回基礎看護技術自己学修会」を開催しました。   2019年5月24日(金)、3回生を対象とした「第10回基礎看護技術自己学修会」を行い、45名の学生が参加しました。今年度の学修会は、学生がより主体的に取り組むことをねらいとして、各自で学修する内容を計画・実施する形式に変更しています。     4月の学修会では、援助の実施以前に、必要物品の準備であたふたする様子も見られましたが、回数を重ねるごとに準備から実施・後片付けまでの一連の流れが、スムーズに行えるようになってきました。また、「麻痺のある患者さんを想定した寝衣交換」といった、基本的な技術を元に応用も考えて援助を実施している学生もいました。その様な中で、「寝衣の袖を脱がせることができない」「身体の下に処置用シーツが敷けない」「シーツが濡れてしまった」「床に水をこぼしてしまった」と、学生が戸惑う様子がところどころで見受けられました。     頭の中で考えていた計画や、テキストで調べていた方法も、いざ実践してみると思うようにいかないことが多々あります。健康な学生同士であっても上手くいかないのですから、健康障害を持つ患者さんへの援助がいかに難しいものであるのか、想像に難くないことだと思われます。     今回の学修会は、学生が自分自身で考えた援助を実践し、「考えていたような援助ができなかった」という体験からの学びを得る機会となったのではないかと思います。学修会では失敗を恐れずにチャレンジし、様々な体験を重ねて、基礎看護技術の修得をめざしてほしいと思います。そして、一人ひとりの学生が、3回生後期の各看護学実習で、患者さんに適したより良い援助を提供できるよう心から願っています。   看護医療学科 基礎看護学領域 林有学・須藤聖子・小林智子・中西恵理   【関連記事】 3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 市立東大阪医療センターの合同災害訓練に、学生が患者役として参加!~看護医療学科 教育・教授活動に関する自主学習会を行いました~看護医療学科教員レポート

2019.05.27

8/9(金)現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅦ」を開催します。

教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに、畿央大学現代教育研究所が主催するワークショップの第7回目です。昨年は、「ロボットプログラミング」、「道徳」、「発達障害支援」に関連するワークショップに取り組みました。2019年度は、コンピュータを使わない活動も含めた各教科等におけるプログラミング学習の開発、社会科学習における地図の発展的な活用、音楽科に新しく導入される和楽器の箏の指導方法の体験の3 つを用意しました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。   【日時】2019年8月9日(金)10:00~15:30 ワークショップ1 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小学校教員・保護者 対象】 定員40名 体験から活用へ!初等教育におけるプログラミング教育 西端 律子(教育学部 教授) ワークショップ2 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小・中学校教員 対象】 定員40名 地図で社会科学習を豊かに-地図を読むコツと防災学習での活用- 小谷 恵津子(教育学部 准教授) ワークショップ3 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小・中学校教員 教育関係者 対象】 定員40名 弾いてみよう箏!わらべうたによる音楽活動 衛藤 晶子(教育学部 教授) 昼食交流会 12:10~13:20 学生食堂にて、軽食を準備いたします。 食事しながら、日頃の教育に関する話題を交流しましょう。 ※講座の詳細はPDFでご確認ください(下記画像をクリックすると、PDFが開きます)。 ※3講座とも「午前の部」と「午後の部」は同一内容です。   ▼ワークショップ案内チラシ ▼ワークショップ詳細と申込用紙    申込方法  専用申込フォーム(QRコード) または 上記の申込用紙にご記入の上、FAXにてお申込みください。   【QRコード】   【FAX送付先】 畿央大学総務部 畿央大学現代教育研究所ワークショップ係 宛 FAX:0745-54-1600 問合せ先 TEL:0745-54-1602 畿央大学総務部

2019.05.27

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.68~広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト「広陵町身体体力測定会」に参加!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※、理学療法学科2回生の春木彩那です。平成31年4月20日(土)に畿央大学の体育館で20歳~60歳までの地域住民の方を対象にした「広陵町身体体力測定会」を行いました。   ※TASKはThink,Action,Support,for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。     この測定会は、畿央大学と広陵町が連携して行っている「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」の一環として、年に2回実施されるものです。測定内容は体組成・骨密度・血管機能・腹囲・握力・長座体前屈・ファンクショナルリーチテスト・立ち上がり歩行測定・足趾握力・膝伸展筋測定です。   今回の測定では、10月の測定に参加してくださった方や初めて参加された方合わせて100名くらいの方に参加していただきました。皆さんの結果はどうだったでしょうか?   ▲ファンクショナルリーチテスト   ▲足趾握力(足の指の握力)の測定   ▲膝伸展筋測定   今回私は、握力と長座体前屈の測定を行いました。長座体前屈では私自身が硬いので結果が伸びない話をしていると住民の方に「腰を折るように曲げるといい」と聞いたので、これから測るときは意識するようにしようと思いました。地域の方々とコミュニケーションをとる機会は少ないのでとても貴重な経験になりました。半年後に地域の皆様にお会いできることを楽しみにしています!   ▲最後は恒例みんなでTASKのTポーズ!   理学療法学科2回 春木彩那   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。 「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」

2019.05.27

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.69~4月勉強会は「外反母趾と偏平足について」!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※の理学療法学科3回生の楠山千智です ! 先日、TASKの4月の活動として勉強会を行いました。   ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   テーマは「外反母趾と偏平足について」でした。 理学療法学科のメンバーが担当したので、大学生の私たちにも身近な外反母趾と偏平足について取り上げてみました。外反母趾とは母趾の先端が靴で圧迫されて曲がり,結果として母趾の付け根の関節が突出した状態のことです。このような状態になってしまうと突出部が靴に当たり、炎症を起こしさらに突出するという悪循環が起こってしまいます。また、偏平足とは足裏が平べったく土踏まずがなくなってしまった状態のことで、偏平足になることで足が疲れやすくなってしまいます。  勉強会ではスライドでの説明だけでなく、実際に自分の足形をとったり予防体操をしたりしました。     普段の生活でなかなか足形をとる機会がないのでみんな楽しんで測定してくれていました。最後はみんなで測定した足形とTポーズ!     理学療法学科3回 楠山千智   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2019.05.27

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.70~新入生に向けた機器説明&新入生歓迎会!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※理学療法学科の奥村航洋です。2019年5月16日(木)に新入生を迎えて勉強会&新歓を行いました。   ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   今回の勉強会ではこれから健康診断などでTASKがよく使用する機器の説明を新入生に向けて行いました!種類はFRT(Functional Reach Test)、握力計、長座体前屈、垂直飛びの4種類です。1回生にもそれぞれの測定器具を体験してもらいました。2回生も初めての後輩に対して、「先輩」という意識をもって機器の説明をしてくれました。今回の勉強会でTASKにより興味を持ってくれたら嬉しいですね。   勉強会の後は畿央カフェカトレアをお借りして、新入生歓迎会を行いました!立食パーティだったので1・2・3回生全員で交流することができて、とても楽しく有意義な時間を過ごせました!ただ人数が多かった分、全員と話ができなかったのが残念でしたが、これからのTASKの活動がすごく楽しみになりました!これからの1回生に期待です。   ▲こちらは新歓の時の写真です!みんないい笑顔!   ▲最後はみんな笑顔でTASKの「T」ポーズ!   これからも一緒にTASKをこなしていきましょう!そして1回生の皆さん、よろしくお願いします!   理学療法学科2回生 奥村航洋   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2019.05.27

全国への切符を掴めるか!?第42回全日本学生軟式野球選手権大会関西予選 第4戦!~軟式野球部

人間環境デザイン学科3回生、軟式野球部主将の海江田和輝です。 軟式野球部が2019年5月26日(日)に開催された第42回全日本学生軟式野球選手権大会関西予選(第4戦)に参加したので報告も兼ねてレポートさせて頂きます。   畿央大学は現在3勝0敗。この第4戦(対 宝塚医療大学)に勝つか引き分けるかで全国大会へ切符を手に入れることができます。     ▼試合開始前に円陣を組み士気を高める部員たち   今年のチームは昨年度から経験豊富な3回生が中心となり、チームを引っ張ります。第4戦のスターティングメンバーです。   1 セカンド   森田 (デザイン学科2回生) 2 ライト    海江田(デザイン学科3回生) 3 センター   楠(知)(デザイン学科3回生) 4 ショート   渡邊 (現代教育学科3回生) 5 ファースト  祷  (デザイン学科1回生) 6 キャッチャー 戸高 (現代教育学科3回生) 7 サード    楠(大)(現代教育学科2回生) 8 レフト    櫻井 (看護医療学科3回生) 9 ピッチャー  吉田 (健康栄養学科2回生)   畿央大学の後攻で試合が始まりました。     試合が動いたのは2回。この回、先頭打者の戸高選手、続く楠(大)選手がデッドボールで出塁し、続く櫻井選手もフォアボールを選びノーアウト満塁のビッグチャンスを作ります。9番吉田選手が凡打に終わりますが、続く先頭打者の1番森田選手が右中間へ豪快な満塁ホームランを放ちました!この回、一挙4点を先制します。   ▼先制の満塁ホームランを放った森田選手   ▼第4戦に先発した吉田投手。   吉田投手も粘り強く投げ続け4回・5回と3点ずつ失点を許しますが、なんとかチーム全員でピンチを乗り切ります。   ▼3回生が中心に2年生投手を盛り立てます。   5回裏に畿央大学も反撃に出ます。 2番海江田選手、3番楠(知)選手、4番渡邊選手がそれぞれ出塁し、またもやノーアウト満塁のチャンスを作ります。ここで登場したのが代打、谷本選手(理学療法学科1回生)。谷本選手は期待に応えてセンター前ヒットを放ち、1点を追加します。   ▼チャンスメイクで意地を見せた3回生たち。   後続も倒れ、この回は1点のみで終わります。畿央大学は6回から櫻井選手がマウンドに上がりました。   ▼リリーフとして登板した櫻井選手   6回に2点を追加され6回裏が終了した時点で5対8と逆転されてしまいます。この試合を落とせば全国大会への道が遠のいてしまう畿央大学は最後の意地を見せます。 7回裏、1アウト後に3番楠(知)選手がデッドボールで出塁し、続く4番の渡邊選手が左中間へツーベースを放ちます。   ▼チャンスを繋いだ渡邊選手   続く途中出場の國頭選手(現代教育学科1回生)がフォアボールで出塁し、この日3度目の満塁のチャンスを作ります。このチャンスに6番の戸髙選手が期待に応え、右中間へタイムリツーベースを放ちました。   ▼チャンスに応えた戸髙選手   この回、更に1点を追加し土壇場で8対8の同点に追いつきます。8回表の守備も無失点で抑え、裏の攻撃は無得点に終わりました。 ここで時間制限となり、このゲームは引き分けとなり試合終了です。   畿央大学軟式野球部、見事全国大会への切符を手にしました!     ▼接戦を引き分けとし、安堵の表情を見せる畿央ナインたち。     新チーム最初の目標としていた全国大会出場が決まりとても嬉しく思います。苦しい展開の中でも誰1人諦めずと勝ちにこだわり続けた結果だと思っています。全国大会では1人1人が自分に任される役割を果たし、全員が準備した上で試合に入っていけるような試合運びを出来るように頑張っていきたいと思います。そして、笑顔で楽しく野球を!をモットーに全国制覇をめざします!     全国大会の日程ですが、8月18日〜24日の7日間で佐藤薬品スタジアム・橿原市硬式野球場・名張市総合グランド・宇陀市室生球場に分かれて開催されます。 今後とも軟式野球部の活躍にご期待ください!   軟式野球部主将 人間環境デザイン学科3回生 海江田和輝   【関連記事】 春のオープン戦(対 天理高校)レポート!~軟式野球部 第8回夏のセンバツ全日本軟式野球大会へ出場!~軟式野球部 全国大会出場に望みをつなげるか!?第41回全日本学生軟式野球選手権大会関西予選 第3戦!~軟式野球部

2019.05.27

慢性腰痛者の運動恐怖は、腰の曲げ伸ばし動作を緩慢にさせる~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

慢性腰痛者には“腰を曲げるのが怖い”と訴える方が多く、これは「運動恐怖(Kinesiophobia)」と呼ばれています。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 大住倫弘 准教授、森岡 周 教授および大学院生と研究員らは、東京大学医学部付属病院緩和ケア診療部 住谷昌彦 准教授、甲南女子大学理学療法学科 西上智彦 准教授、壬生 彰 助教らと共同で、地域在住の慢性腰痛者における運動恐怖が、運動にどのような影響を及ぼすのかを明らかにしました。この研究成果はEuropean Spine Journal誌(Kinesiophobia modulates lumbar movements in people with chronic low back pain: a kinematic analysis of lumbar bending and returning movement)に掲載されています。   “運動恐怖”とは、「動かすと痛くなりそうで怖い」あるいは「(再)損傷をしそうで動かすのが怖い」という感情です。この運動恐怖は、慢性腰痛者の日常生活動作を悪くすることが多くの研究で明らかになっていましたが、具体的に、どのような運動異常をもたらすのかは分かっていませんでした。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 大住倫弘 准教授,森岡 周 教授らの研究グループは、地域在住の慢性腰痛者を対象に「腰の曲げ伸ばし」動作を計測しました(下図1)。その結果、運動恐怖がある慢性腰痛者は、「動き始めに時間がかかる」ことと、「腰の曲げ伸ばし方向を切りかえるのに時間がかかる」ことを明らかにしました。“運動恐怖”は目には見えないものではありますが、それが運動に表出されていることを明らかにしたとともに、運動恐怖をシンプルな運動計測で客観的に捉えられることを明らかにしたこととなります。 本研究のポイント 腰の曲げ伸ばし運動における「運動の開始」と「運動方向の切り返し」は、運動恐怖によって修飾されることを明らかにしました。 研究内容 無線タイプの電子ゴニオメーターを用いて、域在住の慢性腰痛者を対象に「腰の曲げ伸ばし」動作を計測しました(下図1)。具体的には、計測に参加した慢性腰痛者は、「合図の音が鳴ったら、できるだけ大きく・速く腰を曲げて、すぐに元の姿勢に戻って下さい」と指示をされて運動タスクを実施しました。   図1:腰の曲げ伸ばし動作と解析区間   そして、本研究では、腰の曲げ伸ばし運動を以下の4つの相に分けて分析をしました。 Phase 1: 合図音から腰曲げ動作が始まるまで Phase 2: 腰曲げ動作開始から腰曲げの速度が最大になるまで Phase 3: 腰曲げ動作最大速度の時点から腰伸ばし動作の速度が最大になった時点まで Phase 4: 腰伸ばし動作最大速度の時点からもとの姿勢に戻るまで     図2:各動作相における時間を比較した結果   その結果、運動恐怖がある慢性腰痛者においてのみ、Phase 1とPhase 3に時間がかかることが明らかになりました。このことは、運動への“躊躇(initial hesitation)”あるいは“凍結(freezing-like behavior)”のような現象であり、いずれも腰椎を過剰に保護しようとしたゆえにもたらされると考えられています。  本研究の臨床意義および今後の展開 “運動恐怖”は目には見えづらいものではありますが、それを運動計測によって客観的に捉えた点は、非常に臨床的意義があります。今回は地域在住の慢性腰痛者が対象でしたので、過去の研究と比較しても顕著な運動障害は認められませんでしたが、運動開始あるいは運動方向の切り返しは、腰痛が重症化する前にも出現する初期症状であることが考えられます。今後は、これをリハビリテーションによって改善させることができるのかが検証される予定です。  論文情報 Osumi M, Sumitani M, Otake Y, Nishigami T, Mibu A, Nishi Y, Imai R, Sato G, Nagakura Y, Morioka S. Kinesiophobia modulates lumbar movements in people with chronic low back pain: a kinematic analysis of lumbar bending and returning movement. Eur Spine J. 2019 May 21. doi: 10.1007/s00586-019-06010-4. 問合せ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 准教授 大住 倫弘(オオスミ ミチヒロ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: m.ohsumi@kio.ac.jp

2019.05.24

7/13(土)助産学専攻科主催「マタニティ・カフェ」のご案内

畿央大学助産学専攻科は今年で開設8年目となり、これまで52名の助産師を育成してまいりました。本学専攻科の教育の特徴の一つは、入学時に学生が描いた理想の“めざす助産師像”に、近づくために自己と他者を理解しながら、自らの助産師としてのアイデンティティを一歩一歩育んでいくことを大切にしていることです。そして、妊産婦の皆様に心から寄り添える助産師に成長して欲しいと一番に願っております。また、助産師にとって必要な知識や技術は、その専門性の高い外部講師をお招きし、更に最新で確実な情報のもと学修しております。その甲斐ありまして、臨床から高い評価を頂けることが多くなってまいりました。このことは、講師の皆様および学生の努力と、臨床指導者の皆様、そして、何よりも助産師学生のケアに快諾いただきました妊産婦ならびにご家族の皆様のご協力のおかげと思っております。 今回、ご協力いただきました地域の妊産婦及びご家族の皆様の健康向上のため、マタニティカフェを開催することにいたしました。産婦人科医の植田政嗣先生(本学健康科学部長)、「世にも珍しいマザークラス」を全国で開催しておられる助産師の佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院 助産学分野教授)をお招きしております。 先着約50名ですが、是非ご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。   日 時 2019年7月13日(土)13:00~15:30 会 場 畿央大学 L202教室・L203教室 第1部13:00~13:20 「婦人科医のワンポイントアドバイス」 講師:産婦人科医 植田政嗣先生(畿央大学健康科学部長) 第2部13:20~14:50 「世にも珍しいマザークラス」(奈良初開催) 講師:助産師 佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院助産学分野教授) 第3部15:00~15:30 「カフェしながら何でもトーク」 定員 50名 受講料 無料 申込方法 kio-josan@kio.ac.jpまで下記内容をメールでお送りください。 ①ご氏名(ご一緒に参加する方も) ②出産予定日 ③ご住所 ④電話番号 ⑤駐車場ご使用の有無 ※お送りいただきました個人情報は、今回のマタニティ・カフェ以外には使用いたしません。   ▼画像クリックでPDFが開きます。  

2019.05.24

「畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム」を開催しました。

2019年4月1日に開設した「畿央大学看護実践研究センター」のキックオフイベントとなる開設記念シンポジウムを5月19日(日)に開催しました。来賓に公益社団法人奈良県看護協会会長の平葉子様、本学名誉教授の伊藤明子様、愛知県立大学副学長の百瀬由美子様ほか多数お迎えし、さらに卒業生10名を含む約100名の参加者にお越しいただきました。 最初に冬木正彦学長による開催の挨拶があり、引き続いて、山崎尚美看護実践研究センター長による挨拶とセンター設立の経緯、センターの目的や組織、事業内容と本日のシンポジウムの趣旨について説明がありました。     「看護実践研究センターは、看護実践学の発展・社会的地位の向上、地域住民の健康増進や卒業生を含めた医療職・福祉職の資質向上の具現化と、現在まで行ってきた認知症ケア・地域包括ケア・国際交流などの研究や事業を系統的にスマート化し、教職員にとって進めやすい環境の整備を目指し、設立されました。また、このセンターが研究機関として機能することで看護実践学に基づく看護学のさらなる発展を期待し、今後、認知症ケア部門・地域包括ケア部門・助産学部門・卒後教育部門・国際交流部門の5つの部門で事業展開を行っていきます。 本日は看護実践研究センター事業の第一回目として、『認知症高齢者の緩和ケア』に関するシンポジウムを認知症部門・卒後教育部門・国際交流部門合同で企画しました。 卒業生・医療現場の方々・地域住民の皆様とともに部門担当者一同、一丸となって邁進していく所存でございます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。」   山崎センター長の挨拶の後、本年3月まで老年看護学准教授として勤務されていた南部登志江先生(現 森之宮医療大学教授)よりお祝いの花束が贈呈されました。   ▼南部先生からの花束贈呈   第一部 講演「意思決定支援コミュニケーションツールの開発」 講師:Ms. Julie Paul (オーストラリア緩和ケアNP(AIPEACS CEO))   オーストラリアで先駆的に緩和ケアの教育活動をされているジュリー・ポールさんにお越しいただき、アドバンスト・ケア・プランニング(ACP)の意義・あり方・意思決定支援ツールの開発の現状についてご講演いただきました。   ▼ジュリー・ポール氏による講演   第二部 シンポジウム「これからの緩和ケアのあり方-実践者の立場から再考する-」  シンポジストとして緩和ケア病棟に勤務されている卒業生の中嶋優弥さん(看護医療学科3期生)とグループホームやナーシングホームで緩和ケア認定看護師として活動中の看護医療学科の大友絵利香講師の二人から病院と施設のそれぞれの立場から認知症の方の緩和ケアの実践について報告していただきました。それぞれの講演の後、参加者の方との質疑応答の時間を持ち、最後にジュリー・ポールさんからシンポジストの実践内容に対するコメントをいただきました。参加者の方からは、「看護の力を感じた」「ケアの振り返りができた」といった意見も頂戴しました。   ▼シンポジストの中嶋優弥氏(本学看護医療学科3期生)   ▼シンポジストの大友絵利香氏(緩和ケア認定看護師)   ▼質疑応答の様子   第三部 情報交換会 第三部では情報交換会が開催されました。約40名が一堂に会し、認知症の人を介護する家族、実習施設の指導者様、研修企画者、臨床実践家などの参加者の方々がご活躍されている領域でのご紹介をいただき、互いに交流を深め、終始和やかな雰囲気の会となりました。最後にセンターの各部門担当者が今後の抱負を説明し、閉会となりました。   ▼情報交換会の様子   認知症の方の意思決定支援は、終末期になってからでは困難をきたしますが、ジュリー・ポールさんから意思決定支援の具体例としてメルボルンと日本の「意思決定支援カード」の意義について学ぶことができ、また今後の日豪共同研究企画の紹介がされました。臨床の場から、中嶋さんからは意思決定支援のあり方として「認知症だから何もわからないのではなく、軽度な時期にケア提供者が最大限の工夫をすること、殊に穏やかになることを助けること、そのためには本人に聞くことが大切である」という認知症ケアの基本や、また大友講師からは認定看護師の役割とともに、緩和ケアの実践の中で「特別でない日常の中での死を学ぶ」姿勢を看護師は持つこと、そうすることで認知症高齢者が「大切にされていると実感してもらえる」関わりが重要であることを学びました。   【関連記事】 第2回看護医療学科卒後教育研修会を開催しました。 看護医療学科開設10年記念講演会・第1回卒後教育研修会を開催しました。 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。

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