2013年のすべての新着情報一覧
2013.07.08
産学連携 JR西日本ハートイン・キオスクで弁当・おにぎり・丼の販売をめざすプロジェクトが始動!
畿央大学健康栄養学科学生の創ったお弁当やおにぎりが、 ハートインやキヨスクで発売されます! ハートインやキヨスクを全国展開する㈱JR西日本デイリーサービスネット、食品ロジスティックスの㈱日本アクセス、惣菜米飯の㈱サンデリカ(山崎製パン系列)、食品加工大手のカネ美食品㈱の4社連合の企画“管理栄養士の卵の大学生がつくったお弁当・おにぎり”商品化事業の参加学生説明会が2013(平成25)年7月4日に開催されました。健康栄養学科(指導教員:喜多雅子講師、餅田尚子助手)の学生40名が参加し、事業趣旨と今後のスケジュールについて話し合いました。 提案企業は今年1月から相愛大学(大阪)、京都光華女子大学(京都)、神戸学院大学(兵庫)で同様の事業を進めており、次は奈良ということで、産官学・地域連携に熱心な取り組みをしている畿央大学健康栄養学科が選ばれた次第です。 健康科学部の希望者約40名が10名ずつ4班に分かれてお弁当4種と丼物を、また各個人提案によっておにぎりを創作します。 この日は班分けとまとめ役のリーダー・サブリーダーを決め、管理栄養士の卵らしく栄養バランスに基づくお弁当の提案コンセプト・ターゲット層・一押し具材について班内協議を重ね黒板発表しました。 また、もっとも大事なコンビニ販売要素である原価計算と販売価格や見た目のパック容器の選定についての注意事項については、みんな聞き耳をたてていました。 今後1週間ごとに2回の話し合いを持ちながら夏休みに入る前に粗方をまとめあげ、後期10月には試作し12月にはきっとヘルシーで美味しいお弁当・おにぎり・どんぶりがエキナカショップに並びます!
2013.07.08
産学連携「不二製油㈱新豆乳クリームレシピ開発事業」がスタートしました。
油脂と大豆たんぱくを原料とする食品素材の大手メーカーの不二製油㈱(伊藤忠グループ)が世界初の特許製法でつくった新豆乳クリームを使って、畿央大学健康科学部健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授)の学生たちが自由な発想でメニューを開発する連携事業の説明会が2013(平成25)年7月4日行われました。 この新豆乳クリームの特徴は卵黄や生クリームと比べてカロリーが低く、他の食材と合わせてもその食材本来の味が損なわれず素材の持ち味を活かせることができます。またどのような食材にもマッチし食品加工の幅が広く、和洋中、デザートなど何にでも使える、まさに夢の素材として世界の食品業界から注目されています。 畿央大学では数年前から不二製油㈱と連携して健康食材「大豆」から取れた同社製品の研究の一端を担ってきましたが、今年度は新開発素材のレシピメニュー創作での協力となりました。 畿央大学ではこのような課外授業には原則就職活動や国家試験受験に影響しない1回生から3回生までの食品開発に興味のある希望学生を対象として参加募集をかけ、この日は参加希望者80名のうち約60名が説明会に出席しました。1学年が80名程度ですので全校の3分の1という脅威の参加者数です(この日は別教室で同時に「JR西日本ディリーサービスネットワーク(ハートイン、キオスク)・サンデリカ・日本アクセス・カネ美食品とのお弁当おにぎり商品化事業」説明会、参加学生約40名)が行われており、夏休みをはさんで2つの産学連携事業が同時進行します。) この日は企画担当MCAweb社の村山社長が新豆乳クリームの商品概要の説明、料理家の松村佳子さんが野菜スティックでの試食体験を担当していただきました。 この新豆乳クリームはすでに私達の身近な多くの食品で使用されており、これからもいろいろな形で使用できることが期待されることから本事業をスタートさせたものです。村山さんからお持ちいただいたのは最近話題になっているガンダム容器の豆腐です。メイン素材とけんかせず、美味しさを引き立てているのがよくわかりました。 今後のスケジュールとしては、夏休み中に新豆乳クリームがどのようなレシピに応用できるか考え、10月3日に第1回勉強会、11月7日に第2回勉強会、そして11月16日にプレゼン発表・審査会を経て優秀作品を決定していきます。 応募部門は、①スイーツ、②ベジフル、③ネオ和食、④ネオ洋食、⑤グローバルの5部門です。学生のみなさんの創作した作品は畿央大生が考案したレシピ集にまとめられて不二製油が大手食品加工メーカーに新豆乳クリームを原材料提供する際の販促資料としても利用されていくことになります。大豆という自然・健康原料から作られた“新豆乳クリーム”は不二製油の将来の中核商品として位置づけられていて、畿央大学発の新加工食品がコンビニやスーパーの店頭に並ぶ日も近いかもしれません。 ▼ 参加 学生募集チラシ
2013.07.07
学生広報スタッフblog vol.83~開学10周年 教育学部シンポジウムレポート!
こんにちは!学生広報スタッフ、教育学部3回生の中井佑香です。 今日は、平成25年6月29日(土)に行われた教育学部シンポジウム「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」とその感想をレポートしたいと思います! 畿央大学は皆さんご存知の通り開学10周年を迎え、講演会をはじめとした様々な取り組みが行われています。 その中で、教育関係者の方を中心にシンポジウムが行われました。 まず初めに名古屋大学名誉教授の安彦忠彦先生の貴重な講演を聞かせていただき、その後3人のシンポジストをお迎えし、一人20分ずつ「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」についてお話いただきました。 その中には、畿央大学教授の西端律子先生もいらっしゃいました。西端先生の授業は何度か受けさせていただいた事がありますが、いつも的確な指導をしてくださいます。 コンピュータや電子機器を利用した、これからの学校教育、また、教育以外にもいかせるような知識を教えてくださいます。今回も、畿央大学卒業生の教員の方のクラスで実際に行われている授業に着目し、学校現場における電子機器の利用のされ方や、それが今後の子どもの学力形成に与える影響について、具体的でわかりやすく示してくださいました。 今回このシンポジウムを見せていただき、とても貴重な時間をすごせました。それぞれ異なる先生方の意見に加え、質疑応答の時間では、現場の教員の方の生の声など、普段なかなか聞けない内容が盛りだくさんでした。 皆さん、自分の考えを持って活動されていることがとても印象的で、私も、どのようなテーマに対しても、自分なりの言葉で意見できるような人になりたいと改めて感じました。 ぜひ、またこのような機会があれば、参加してみたいです。 明日からは、介護等体験に1週間参加させていただきます。 このような、教員をめざす上での活動についても、またレポートしたいと思います!
2013.07.06
学生広報スタッフblog vol.81~卒業制作×東京建築めぐりの旅
はじめまして!学生広報スタッフの新入り、人間環境デザイン学科4回生の田中です。 現在わたしたち人間環境デザイン学科4回生は、各ゼミの先生方の指導の下、この大学生活の集大成である卒業研究・作品展に向けて研究・制作を行っています。 私の所属する藤井ゼミでも4月から活動を開始し、各自の制作テーマについて議論しているのですが…これが想像以上に難しい。すっかり固まってしまった頭をほぐすため、急きょ東京まで建築めぐりの一人旅に行ってきました。設計課題に励んでいる後輩たちの参考にもなればと思い、ご紹介いたします! 大阪から夜行バスに乗り、早朝6時半ごろに渋谷に到着。まずハチ公を探しにいきました(笑) そこから表参道へ向かったのですが、まずその道中でたくさんの坂にびっくり。盆地育ちの私にとってはそれすらわくわく。 岡本太郎さんの「こどもの樹」や青山学院大学を抜け、15分ほど歩いて表参道に到着しました。 ▲Dior表参道 / 妹島和世 ▲ TOD‘S表参道ビル / 伊藤豊雄 ▲プラダブティック青山店 / ヘルツォーク&ド・ムーロン ▲ GYRE / MVDV+竹中工務店 雑誌で見ていた作品を間近で見て感動!朝早かったので中に入れなかったことが残念です(>_<) この他にも、表参道には著名な建築家が手がけた建築が多数並んでいます。 東京に行った際はぜひ、行ってみてください! (さらに…)
2013.07.06
学生広報スタッフblog vol.82~映画製作サークルがSummer Festivalに参加!
Summer Festival 2013 こんにちは。映画製作サークルです!今回は当日参加できなかった学生広報スタッフの福井さんに代わり、代筆させていただきます大島です。よろしくお願いします。 今年のSummer Festivalは、とにかく暑い、熱いあつい‼‼‼‼‼(笑) 気温もそうですが、どこの部活やサークルもそれに負けないくらい熱意のこもったパフォーマンスでした! もちろん、我が映画製作サークルも負けてません!!! 畿央大学の漫才トリオ“鳥肌”とのコラボレーションCMに、 映画製作サークルのロゴをポップに作り上げるセンスの光るCM…。 気になる本編ですが、今回は“ラブコメ“。 簡単にあらすじを… 髪はボサボサ、毎日不規則な生活を送るそんな“干物女”が恋をした!? 謎の男から女子力の見えるというサングラスを渡され、女子力53万の謎の女??と出会い いくつもの困難を乗り越え、彼女は生まれ変わる‼‼‼ そして恋の行方は…? 笑いあり、涙ありの、甘酸っぱいラブコメです。当日の反響もとてもよかったです(笑) 映画製作サークルは毎週火曜日の18:00から活動しています。 映画に興味ある方、面白そうだなって思った方 お気軽に見学しに来てください。 ありがとうございました!
2013.07.05
学生広報スタッフblog vol.80~電子黒板を活用したゼミのご紹介!
こんにちは!学生広報スタッフ、教育学部4回生の横峯です! 今回は、オープン教室で電子黒板を使っているゼミについてレポートしたいと思います。 「電子黒板って、何?」と思われる方も多いでしょう。 これが電子黒板です。 畿央大学生の方なら、E棟2階のオープン教室で見たことがある方は多いのではないでしょうか? 電子黒板は、コンピュータをつないで使います。コンピュータの画面を映すことができますし、画面に電子黒板用のペンを使って書き込むこともできます。最近では、小学校などでも使われるようになってきました。 私の所属している現代教育学科の西端ゼミでは、ゼミの時間に電子黒板を使います。 最近は卒業研究の構想などの発表に使うことが多いです。 発表時はスライドを見せながら話すことが多いのですが、それ以外の資料を見せたり、音を鳴らしたりすることもできます。 ゼミの4回生は1年間電子黒板を使ってきたため、扱いに慣れています。3回生も少しずつ慣れてくると思います。 ゼミで電子黒板の使い方を学び、教員になったときに活用できる学生が増えればいいなと思います!
2013.07.04
学生広報スタッフblog vol.79~日本を代表する町並み、今井町見学レポート!
学生広報スタッフ、人間環境デザイン学科4回生の坂本です。 6月15日(土)に人間環境デザイン学科1回生「景観・まちづくり演習」の授業の一環で、奈良県橿原市にある今井町に行ってきました。当日、同行させて頂いたのでレポートさせて頂きます! 今井町とは・・・重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、中世戦国時代の名残が強く残っている、日本を代表するとても有名な町並みです。 ※奈良では他に、五条の五條新町、宇陀市の松山が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。 まず、今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)に集合し今井町についてNPO団体の上田さんと米村さんにお話をしていただきました。 ▼「華甍」正面(県指定文化財 旧高市郡教育博物館) お話を聞いている様子です。いただいた資料も利用しながらしっかりと聞いています。▲ お話の内容は今井町の歴史や成り立ちについて、今現在ある今井町の問題・NPOの活躍や活動についてお話をいただきました。 質問の際には堀の意味や自治区の分け方の理由などの質問があり、上田さんと米村さんもいい質問だねと言われた質問が多かったように思います。 次に、今井町を3グループに分かれて案内していただきました。 雨天でも傘を差しながらも「何かを吸収して帰ろう!」という意気込みがあり、各自質問をよくしていました。 ▲案内していただいている様子。道路が狭いので車とすれ違う際に逃げ場がなく大変でした。 最後にまた「華甍」に戻り、模型で今井町の全体を見ながら説明を受けました。 ▲華甍内 今井町全体模型 ▲今西家 模型 今回は生憎の雨で終わるころには靴下まで濡れてしまって大変でしたが、いい体験ができたと思います。 皆さんも奈良市だけでなく、奈良県のいいところを是非探しに来てください! かしはら探訪ナビ/今井まちなみ交流センターHP
2013.07.04
開学10周年記念 教育学部シンポジウムを開催しました。
6月29日(土)13:00から、畿央大学開学10周年記念事業の一環として、教育学部のシンポジウム「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」を開催しました。 文部科学省は、21世紀の現代社会は激動し、知識が社会や経済を動かす「知識基盤社会」の時代が到来している、と捉えています。この知識基盤社会で教育者としてどのように子どもたちにその能力を育て、学力を形成すれば良いのか、という未来へのあり方を探るために、学力形成について第一線でご活躍中の先生方をお招きしてシンポジウムが行われました。 最初に冬木智子学長が、たゆまぬ熱い教育への思いについての開会挨拶をされました。 続いて、白石裕教育学部長が、「創造的な生きる力の根源には学力があり、生きる力を育てることで子どもたちの未来を明るいものにしたい」と、このシンポジウムの目的と講師を紹介されました。 その後の基調講演では、名古屋大学名誉教授の安彦忠彦先生が、「人類レベルでの生存・持続発展が必要な時代となった21世紀において、学力は発達を達成するための部分・手段であり、人格の発達が全体・目的である。」「人格形成ならびに読み書きなどの基礎的学力が基本(不易)であり、時代や社会の移り変わりによって変化する応用部分の学力(流行)については、各自が自由に個性を発展させることが出来るように伸ばすことが大切である。」と人格形成を大切にする学力観を展開されました。 その後、3人のシンポジストの先生方からそれぞれ提言をいただきました。京都大学の松下佳代教授は、「学力は単なる知識・技能ではなく人格的要素にまで繋がる能力のひとつであり、能力を対象世界・他者・自己の3つの軸で捉えて、これらが含まれる学習活動を通して学力を形成することが必要である。特に、中心教科・言語活動だけでなく、様々な教科を通した多様な個性への気づきや教科内容の深い理解が重要である。」と説明されました。 続いて、民間塾の立場から見た現在の子どもの学習課題として、学研エデュケーショナルの青木聡教務部長は、タブレット端末を使ったICT学習により子どもたちの学力が大きく変化した例を示し、「紙のプリント教材とデジタル教材双方の良さを認めつつ、双方の連携を図ることが子どもの学力を育てる上で大切である。」と意見を述べられました。 本学の西端律子教授は、本学卒業生で斑鳩町立斑鳩東小学校(奈良県)の北口克也教諭の授業実践の映像を例示し、「昨今の教育環境の変化に伴い、ICTを使った教育方法が有効である。」と解説され、「これらの機器を使う前提として教師本人の授業力が必要である。」ことも強調されました。 質疑応答では会場の参加者から4人の先生方に活発な質問が出され、先生方も熱心に答えてくださいました。このシンポジウムは、地域の先生方を含む一般の方、卒業生だけでなく本学学生も加わっての参加者250名以上の盛況で、共に子どもの学力形成について考えるという10周年を記念する有意義なひと時となりました。 シンポジウム後の情報交換会は安井義和現代教育学科長のお礼の言葉で和やかに始まり、参加者がシンポジストの先生方を囲んで直接にお話を伺う実り多い時間を過ごすことが出来ました。 シンポジウムに関するアンケートでは参加者の満足度は高く、一般の方々も80%以上の方が、得るものがあったと回答を寄せてくださいました。 教育学部は、今後とも、子どもの教育について現場の先生方や地域の皆様とともに考え、研究し、学生を育て、情報を発信していくことをめざして活動していきます。
2013.07.03
8月8日(木)現代教育研究所主催「学びを結ぶ」ワークショップのご案内
この度、畿央大学現代教育研究所では、教育現場の先生方に活用していただくという設立趣旨に基づき、ワークショップを実施いたします。 参加される先生方には、「学びを結ぶ」をテーマに実践や討議に取り組んでいただくことで、教育現場に共通する課題の解決の一助として生かしていただければ幸いです。 また、合わせてワークショップ終了後には、日頃の教育に関する思いや悩み等を共有していただく交流会を計画しております。夏季の研修として多くの方々にご参加いただけることを期待しております。 今後とも、本学並びに現代教育研究所の活動へのご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 「学びを結ぶ」ワークショップ案内チラシPDF 日 時 平成25年8月8日(木) 13時00分~17時25分 (交流会 17時30分~19時30分) 場 所 畿央大学 テーマ 「学びを結ぶ」ワークショップ 内 容 ワークショップ1: 「つくる」活動で学びを結ぶ 【小学校教員対象】 理科と図工科における基礎的な知識・技能の修得とその活用 ワークショップ2: 「ICT」で学びを結ぶ 【全校園教員対象】 各教科等におけるICTの活用 ワークショップ3: 「想い」を語り、つながりを結ぶ 【全校園教員対象】 特別支援教育の充実 ※ 上記3つのワークショップより、2つにご参加いただきます。 後 援 奈良県教育委員会,宇陀市教育委員会,香芝市教育委員会,大和高田市教育委員会, 安堵町教育委員 会,奈良市教育委員会,斑鳩町教育委員会,上牧町教育委員会, 広陵町教育委員会,田原本町教育委員会 参加費 ワークショップ・交流会とも無料 参加申込方法 本ウエブサイトからチラシをダウンロードしていただき、「お申し込み票」に必要事項をご記入の上、 FAX(0745-54-1600)で送信して頂くか,直接メール(rime@kio.ac.jp)にて下記必要事項を記入 してお申し込みください。 ①お名前(ふりがな) ②参加希望のワークショップ(第1希望・第2希望) ③勤務先 ④ご住所 ⑤ご連絡先 ⑥メールアドレス ⑦交流会参加の有無 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学総務部 畿央大学現代教育研究所ワークショップ係宛て FAX: 0745-54-1600 E-mail: rime@kio.ac.jp お問合わせ 畿央大学現代教育研究所 (受付担当:総務部) TEL: 0745-54-1602 ※個人情報については,当ワークショップの受付整理以外には使用いたしません ▼案内チラシ(クリックして拡大)
2013.07.03
エントランスホールに新しい椅子を設置!
リートフェルトへのオマージュ「ブラック&ホワイト チェア」 畿央大学エントランスホールには名作椅子がずらりと並んでいますが、最近1つ椅子が増えたのはご存知でしょうか。 リートフェルト(オランダ1888~1964)がつくった「レッド&ブルー チェア」(以下R&Bチェア)の隣に肩を並べるようにして置かれている色違いの椅子、これがブラック&ホワイト チェア(以下B&Wチェア)です。オリジナルのR&Bチェアに敬意を表し、リートフェルトへのオマージュとして人間環境デザイン学科・加藤信喜准教授がデザインしました。 (製作は湯浅則夫先生です) デザインのポイントは3つあります。 1つ目はジョイント部に日本の伝統的仕口「三本組木」を使用しています。座板と背板の固定以外はくぎを使っていません。六角レンチ1本で全ての部材がバラバラになるノックダウン方式です。組み立てる時はパズルを楽しんでいるような気分になります。 2つ目として、R&Bチェアは色の3原色を基調とした配色ですが、B&Wチェアは無彩色と自然木の組み合わせになっています。 最後のポイントは、座と背の傾斜角です。R&Bチェアより傾斜角を少し小さくして、座る姿勢に変化をもたせました。R&Bチェアは正に安楽椅子の形状ですが、B&Wチェアは身体をフラットぎみに支えTVを観るためなどに使うことを想定しています。 一度、座り比べをして楽しんで下さい。