2023年のすべての新着情報一覧
2023.03.23
看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。2023年度からの海外インターンシップ復活に向けて、準備がスタートしました! 2023年3月10日(金)から15日(水)に、次年度海外インターンシップの予定地であるカンボジアを視察してきました。最後は、アンコールワットなどの遺跡で有名なシェムリアップに行きました。プノンペンから飛行機で約1時間です。 湖畔で生活をする人々~トンレサップ湖 シェムリアップ市内から車で約1時間、トンレサップ湖は東南アジア最大の天然湖で面積は東京都と同じくらいです。今は乾季なので、湖畔で暮らす人たちが住む高床式住居は足場まで見ることができます。人々は湖で漁業をして生計を立てています。大家族で助け合って暮らしている様子がうかがえます。 そして、ボートで湖を進んでいくと、360度見渡す限り水しか見えない雄大な景色が広がります。そこに沈む夕日は圧巻です。体の芯からゆったりして、大自然に包まれているような感覚になりました。日本ではできない貴重な体験でした。 アンコールワット、タプルーム遺跡、アンコールトム アンコールワットは12世紀に建てられ、1860年に再発見され、世界文化遺産になっています。今回は英語を話すガイドさんについて、まず、美しい朝日を見てから、伽藍を見学しました。ヒンドゥー教の寺院であったため、神話に基づいた彫刻が柱や壁を覆っています。どれも精密でストーリーが絵巻物のように描かれています。仏像はポルポト時代に破壊されているものも多いです。 次に訪れたタプルーム遺跡は、12世紀にアンコール王朝の国王によって建てられた仏教寺院です。アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥームレイダー」の撮影で使われたことでも有名です。大きな木がうねりながら、寺院の建物にからまって、上へ上へと伸びているのが大変印象的です。どんなことがあっても、折れずに上を目指して伸びていく木を見て、大きなエネルギーを感じました。 最後はアンコールトムです。ここは城郭都市で中にあるバイヨン寺院には、4方向に大きな顔が刻まれている仏塔が50塔ほどあります。どのお顔も穏やかで優しい顔です。都市が形成されていたところだからか、壁の彫刻は一般市民の生活を表しているものが多いです。病院やお店があったり、戦いのシーンがあったりで、当時の様子がうかがえます。 シェムリアップの様子 プノンペンは首都で、人や車、バイクが多くて、慌ただしい雰囲気でしたが、シェムリアップは遺跡を中心にした観光の町。外国人にも多くの配慮がなされています。英語を話せる人も多いです。たまに、日本語で挨拶してくれます。ショッピングするにも買いやすいし、ちょっとおしゃれなお店も沢山あります。お食事は、何を食べてもおいしいですし、安いです。日本の60%くらいの値段です。シェムリアップでは、日本人が現地女性の自立支援をしているところがあり、クッキーやストールを作っています。とても品質が良いものでした。 以上、5日間の視察報告です。 日本では全く想像できなかったことをたくさん経験させていただきました。今度は学生の皆さんと一緒に学びを深めたいと思います。興味が湧いた方はぜひ、一緒に行きましょう! 看護医療学科 講師 酒井 啓子 【関連記事】 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 海外インターンシップ2019 in オーストラリア報告会!~看護医療学科 看護医療学科4回生が、カンボジアでのスタディツアーに参加! 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.6(教員総括)看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.5 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.4 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.3 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.1 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1
2023.03.22
看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。2023年度からの海外インターンシップ復活に向けて、準備がスタートしました! 2023年3月10日(金)から15日(水)に、次年度海外インターンシップの予定地であるカンボジアを視察してきました。引き続き到着2日目のリポートです! カンボジアのお国事情~その② 通貨はリエル。1ドル4000リエルで、ドルとリエルはすべてのお店で使えますが、特にプノンペンではクレジットカードを使えないお店が多く、予め日本円をドルに換えておくと便利です。移動手段はタクシーかトゥクトゥクという輪タクのような乗り物が一般的。アプリで呼ぶと、希望の場所に行ってくれます。インターネットはほとんどのお店で無料Wi-Fiがありますが、タクシーアプリを使うにはSIM付Wi-Fiを使って、電話回線を持つことが必要です。 国立病院の見学 サンライズジャパンホスピタルのスタッフ中山さんの案内で、まず国立小児病院に行き、救急外来、外来、薬局、受付、病棟等を視察しました。 日曜日にも関わらず、患者さんが沢山来ていました。カンボジアの病院では給食制度はなく、入院患者の食事は家族が配食するため、栄養士もいません。食事が治療の一部になるという認識がないため、子供の糖尿病等の生活習慣病に罹患するケースが多いとのことです。そこで、日本企業のヤマザキパンがFIDR(Foundation for International Development;公益財団法人国際開発救援財団)の援助として、病院内の給食制度を構築、指導したそうです。敷地内の公園には、点滴をしながら裸足で遊んでいる子供たちがいました。病室は狭く、衛生状態も良いとは言えない環境で、家族が療養上の世話を付きっきりで行っていました。 次に国立コサマック病院を視察しました。ここはカンボジア資本の昔ながらの病棟と中国資本の近代設備を備えた病棟が渡り廊下でつながっています。病室内の環境は対照的ですが、病室内で家族が付き添い、療養上の世話をしているところは共通でした。インターンシップ実習で訪問した際には、直接病院のスタッフからお話をしていただく予定です。どのような看護をしているのか、大変興味が湧きました。 薬の処方は院外処方が多く、街中で買うことができるそうです。メディカルストリートという医療品がなんでも売っているようなストリートがあり、日本にはない光景でした。 キリングフィールド訪問 市内から車で30分くらいで到着。ここは、1970年代にクメールルージュによって、知識文化人約300万人が虐殺された場所の一つです。音声ガイドに従って、広場にある虐殺の跡地を見て回りました。特に衝撃的だったのは、新生児や乳児が虐殺された木でした。このような歴史がある国であることを理解し、当時の状況に思いを馳せて、もう二度とこのような歴史を繰り返さないように祈りました。 2日目を振り返って 日本と違って、カンボジアは昔から波乱万丈な歴史があります。それらに触れ、何かを感じることはそこでしかできない貴重な体験であり、これからの生き方にも何か影響を与えるかもしれません。病院ではわずかながら、カンボジアで生きる人たちの生活を垣間見ることができました。この状況を見て、どう感じるか、何を学ぶのか。まず私たち教員が広い視野をもって、学生たちと共に多くを吸収し、何ができるかを模索したいと感じました。 看護医療学科 講師 酒井 啓子 【関連記事】 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察① 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 海外インターンシップ2019 in オーストラリア報告会!~看護医療学科 看護医療学科4回生が、カンボジアでのスタディツアーに参加! 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.6(教員総括)看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.5 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.4 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.3 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.1 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1
2023.03.21
畿友会(学生自治会)だよりvol.89~卒業式の運営に協力!
こんにちは!畿友会です! 柔らかな日の光が降り注ぐ、暖かい季節となりました。 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?春休みの真っただ中で、思い思いに過ごされていることでしょう。 さて、先日3月16日(木)に卒業式が挙行されました。当日は快晴で、晴れ晴れしい卒業式でした。4回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます! 私たち畿友会は、当日の運営スタッフとして、大学職員の皆さんとともに卒業生の受付や保護者誘導、写真撮影の補助などを行いました。微力ながらも、卒業式を円滑に執り行えるよう、お手伝いをさせていただきました。 卒業生の皆さんは、袴や振袖、スーツなど晴れ着を身にまとっておられ、とても綺麗でした。キャンパス中が様々な色で彩られていました。また、今年度は保護者の方々もキャンパス内に立ち入っていただくことができ、保護者の方と一緒に写真を撮る卒業生が多くみられました。たくさんの笑顔があふれる、素晴らしい卒業式でした。 最後になりましたが、在学生一同、皆さんの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。 卒業生の皆さん、ご卒業、誠におめでとうございます。 畿友会 広報部署 現代教育学科 2回生 長谷川 慈 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio LINE:@kiyukai_kio ▶畿友会に関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2023.03.20
看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。2023年度からの海外インターンシップ復活に向けて、準備がスタートしました! 2023年3月10日(金)から15日(水)にかけて、次年度海外インターンシップの予定地であるカンボジアを視察してきました。今回は、對中 百合准教授と私(酒井 啓子)が実際に見て、感じたこと一部始終をご報告させていただきます。まずは、到着1日目のリポートです! カンボジアのお国事情~その① 日本からのフライトは約7時間(1回乗り換え)。時差は2時間で体に負担はありません。 人口約1600万人。90%が仏教徒で、街中にも寺院がたくさんあります。0歳から14歳が30%、65歳以上は約6%という若い国で、主産業は縫製業です。雨季は5月から10月、乾季は11月から3月で、今の時期はカラッとした暑さを感じました。 プチサストラ大学 看護学部を訪問 プノンペン空港から車で30分程度、市街地に位置しているこの大学は、医学部、歯学部なども併せ持つ私立大学です。 看護学士コースは1学年40名。トゥン看護学部長は大変友好的で、笑顔がチャーミング。教育に情熱的な方で、私たちの計画やめざす学びについて共感してくださいました。大学生同士の交流の機会を積極的に作ってくださるとのことで、大変有意義なセッションになりそうです。 ディスカッションの後、構内を案内していただきました。施設は清潔感があり、学生たちは語り合ったり、勉強したりしていました。実習室には創傷ケアの人形があり、外傷が多い臨床に応じた教育をしていると感じました。日本人作業療法士さんの講演会にも参加させていただきましたが、司会進行を学生主体で行っており、積極的に質疑応答していました。 インターンシップ実習では、海外の看護学生と交流し、情報交換ができる貴重な経験ができそうです。 サンライズジャパンホスピタルを訪問 本学理学療法学科出身の上野 友也さん(2期生/2008年卒)が勤務するサンライズジャパンホスピタルを訪問しました。東京の北原病院が経営母体で、カンボジアに日本のハイレベルな医療を提供することを目的に2016年に設立されました。診療科は救急診療、総合内科、脳神経外科、一般外科、産婦人科、小児科などがあります。 自宅のような落ち着いた色を用いた室内、美しい絵画が多く飾られ、日本庭園もあり、患者さんに安らぎと元気を与える病院だと感じました。管理・教育を日本からのスタッフが行い、現地スタッフはレベルの高い教育を受けながら働いています。皆さんとても明るく、キビキビされています。看護学生としてこのような環境での経験は、とても良い刺激になり、モチベーションが上がるのではと感じました。また、カンボジアでは日本の看護師免許で働くことができます。将来、海外で看護師として活躍したい方には、気になることを色々質問できるチャンスですね。 初日の感想 カンボジアの人たちは皆、誠実で優しいです。時間はきちんと守ってくれるし、笑顔が素敵です。初めてのカンボジア視察で緊張していましたが、いつのまにか、打ち解けてお話しさせていただけました。お話をしながら、相手のことを思いやる気持ちが感じられて、本当に有難かったです。カンボジアの大学生は真面目で積極的ですが、おしゃれや韓流も大好きだそうです。畿央生との交流から、ずっとつながっていけるような関係が構築できれば良いですね。サンライズジャパンホスピタルでは、日本からの先輩たちが大活躍されています。皆さんの良きモデル像として、多くの学びがあり、良い刺激をもらえると期待が大きくなりました。 看護医療学科 講師 酒井 啓子 【関連記事】 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 海外インターンシップ2019 in オーストラリア報告会!~看護医療学科 看護医療学科4回生が、カンボジアでのスタディツアーに参加! 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.6(教員総括)看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.5 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.4 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.3 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ2019 in オーストラリア 現地レポートvol.1 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1
2023.03.17
3/11(土)教育学研究科シンポジウムー「憐れみ」で終わらせない障害理解教育ーを開催しました。
2023年3月11日(土)に、教育学研究科シンポジウム「「憐れみ」で終わらせない障害理解教育」を開催しました。事前の申し込み者が約500名、当日の参加者が約200名と、非常に多くの方にご参加いただき盛況となりました。 本研究科では、「生徒指導」、「特別支援」、「ICT」の3分野で研究プロジェクトが設置され、持ち回りでシンポジウムを開催しています。本年度のシンポジウムは、「特別支援」グループの企画によるものです。 今回は、木全 和巳さん(日本福祉大学)とあかた ちかこさん(京都精華大学)、大久保 賢一教授(畿央大学)に登壇いただきました。オンライン配信された講義動画を事前に視聴したうえで、当日に臨む形式としました。当日は、塩原 佳典(畿央大学)による話題提供とコメント、登壇者3名による応答、休憩ののち全体での討議を行いました。当日だけで3時間を超える長丁場でしたが、さまざまな意見が活発に交換されました。 本シンポジウムでは、学校現場において子どもたちが障害について学ぶ「障害理解教育」のあり方を考えるための論点を設けました。その際に、障害をめぐる思想や理念、価値観を改めて学びなおしたり、障害を差別や人権の問題としてより広い文脈で問い直したりするような視点を意識しました。障害にかんする「そもそも論」に立ち返り続けることで、教育実践もまた実りあるものになるのではないかと考えたものです。こうした問題設定のもと、登壇者の3名に事前講義を収録していただきました。 木全さんからは、障害把握の枠組みがこれまでどのように変遷してきたのかをふり返ったうえで、「人権モデル」の可能性についてお話をいただきました。 あかたさんからは、障害をジェンダーやセクシュアリティなどと串刺しに論じる視点から、共通する差別の構造を言い当てるお話をいただきました。 大久保教授からは、障害理解教育のニーズが高まる歴史的な背景とともに、研究の現状を概観するお話をいただきました。 後半の全体討議では、多くの方々からメッセージやご発言をいただきました。障害理解教育をテーマとしつつ、人権や社会など幅広い論点を掘り下げることができました。ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいた教職員のみなさまに改めて感謝を申しあげます。 なお今夏に、本シンポジウムの報告書を刊行する予定です。多くの方々にご高覧いただくことを願っています。 教育学部現代教育学科 准教授 塩原 佳典
2023.03.17
【開催終了】3/25(土)・26(日)オープンキャンパス開催します!
2023.03.16
令和4年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2023年3月16日(木)、雲一つない快晴のもと、「令和4年度卒業証書・学位記・修了証書授与式」が冬木記念ホールで挙行されました。 健康科学部324名(理学療法学科71名・看護医療学科90名・健康栄養学科95名、人間環境デザイン学科68名)、教育学部現代教育学科198名、大学院23名(健康科学研究科修士課程21名、教育学研究科修士課程2名)、助産学専攻科10名、臨床細胞学別科6名の合計561名が門出の日を迎えました。 冬木記念ホールに卒業生・修了生全員が集まるのは2019年3月以来、実に4年ぶりです。保護者の皆さまも構内に人数限定で入っていただき、式典前からキャンパスのあちこちで心を弾ませながら写真撮影や受付をする様子が見られました。 午前10時に開式し、国歌清聴の後、壇上で学科・大学院・専攻科・別科ごとの代表者に卒業証書・学位記・修了証書が授与されました。引き続いての学長表彰では、特に優秀な成績を修めた各学科学生1名が紹介されました。 冬木正彦学長による式辞、それに続く植田政嗣健康科学部長・健康科学研究科長・臨床細胞学別科長と前平教育学部長・教育学研究科長の祝辞では、学生生活の大半がコロナ禍となったことを労いながら、建学の精神「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を実践して社会で活躍すること、困った時にはいつでも母校に帰ってきてほしいと力強い激励のメッセージが贈られました。 その後、在校生を代表して現代教育学科3回生の岸維織さんが送辞を、卒業生を代表して現代教育学科4回生の荒井斗子さんが答辞を述べました。最後に学歌をそれぞれが清聴して、厳かな雰囲気でおこなわれた式典は、幕を閉じました。 式典終了後は各学科ごとにわかれ、卒業生・修了生一人ひとりに卒業証書・修了証書が手渡されました。各会場では準備した動画をみたり、ビンゴや抽選会で盛り上がったりと趣向を凝らした企画に楽しむ様子もあれば、先生と一緒に記念撮影をしたり…と、全員で過ごす最後のひとときを楽しみました。 各学科での式典後は、学科やゼミ、クラブ・サークル等で共に大学生活を過ごした仲間との写真撮影。弾けるような笑顔と笑い声が華やかにキャンパスを彩ります。 卒業生・修了生の皆さん、本当におめでとうございます。いつでも母校に戻ってきてください!今年は開学20周年ということで、卒業生を対象にしたイベントも開催予定です。 皆さんのご活躍を教職員一同、心から祈っています。 【関連記事】 令和3年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2023.03.16
英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.13~無事に帰国!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。セメスター留学最後のブログ第12弾は、帰国後に半年間の学びを振り返ってもらいました! 2023年3月6日(月)、現代教育学科英語教育コースの11名が無事に帰国!カナダで過ごした半年間を、それぞれ飾らない言葉で(日本語または英語で)振り返っていただきました。 梅川 遼(2回生) このセメスター留学を終えて、英語の語彙やコミュニケーション能力だけでなく、精神的な面でも変わることができたのではないかと思います。まず、英語の技術面に関して、カナダに来るまで私は英語で話そうとする際には間違いを恐れて簡単な単語で終わらせたり、話が途切れたりしてうまく伝えることができませんでした。この5か月間を通して、「anyway」「you know」「I mean」などの単語を知ることができたので、今では失敗を恐れずに話すことができるようになりました。また、精神的な面でも、日本のようにすべての人が他人のことを気に掛けることはないので、自分で行動するという姿勢がより身についたと考えています。日本よりも寒く、乾燥もしていたので、その乾燥とホームステイのハウスダスト対策はしておけばよかったです。 梅川さんのブログ~ホストファミリーとライブへ! 片山 渚(2回生) 今回のセメスタ―留学で日本人と海外の人との価値観の違いをとても実感しました。最初の頃は日本と比べすぎてこの価値観の違いに戸惑っていました。しかし、時が経つにつれて、その価値観に対する疑問もなくなって、自然と多文化主義のカナダでの生活に溶け込めたように感じます。そして、日本人よりも比較的におおらかな性格のカナディアンや様々な国出身の人達と一緒に生活することで、今まで自分が深刻に考えすぎていたことをもっと気楽に考えられるようになりました。また、カナダの交通機関は日本よりも時間にルーズなので、カナダでは毎日の登下校の際に長い間バスを待つことがよくありました。このような事で、色んな事を許せるようなおおらかで余裕のある人間にもなれたように感じます。 片山さんのブログ~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 誉田 いぶき(3回生) 半年間の留学生活を終えました。振り返ると、学校終わりは、海や湖の周りを海外の友人と歩きながら話したり、メープルシロップをかけたパンケーキを食べに行ったりと、毎日充実していました。留学を通して初めて海外の友人ができました。お互いに支えあい、英語を一緒に学んできた友人は、私にとって大切な存在となりました。今では自国に帰った後も、連絡を取り合いビデオ電話もします。 バスで友人の家に向かう途中で見た海が、とても美しく印象的でした。一度訪れてみたいと思っていたため、留学最後の週に一人で行きました。雄大な自然に息をのみました。現地校のGlobal Village には英語が得意な生徒がいて、私はそんな彼らと比べてしまい自信を失うことがありました。そんなときはポジティブに考えて、表現やイントネーションなど上達に必要なスキルを盗むことができる素晴らしいチャンスだと考え、彼らのように話したいという目標を持ちました。半年間は短いですが、留学中はふとした時に、今海外の人とコミュニケーションをとることができているのだと実感し、英語力の伸びに気付く瞬間がありました。このわくわくする気持ちは留学でしか味わえないでしょう。 誉田さんのブログ~ホームステイ先に到着! 高橋 史佳(3回生) セメスター留学で学び、得た一番大きなことは「積極性」です。私は留学に来る前は人に合わせることが多く、人見知りの性格であったため初対面の人と話すことが苦手でした。しかし、語学学校の授業では、生徒は先生にたくさん質問してわからないことはそのままにせずにその場で解決し、コミュニケーションの時間も課題の話題にとどまらずどんどん英語を使って積極的に授業に参加して、自分から発信していかなければ、何も始まらないということを学びました。友達との交流においても自分から話しかけたり、遊びに誘ったり、誘われたら積極的に参加することで、多くの友達を作り、親密な関係を築くことができました。他国の友達を作ると様々な価値観や文化に出会うことができて、とても面白かったです。家でもホストファミリーからの質問を待つだけではなく自分から一緒に過ごす時間を作ったり、質問してみたりすることで多くの時間を過ごせるようにしました。幸運なことに私のホストファミリーは、イベントごとにディナーパーティーを開いたり、休日は外へ連れて行ったりしてくださる方だったので濃い素敵な思い出がたくさんできました。帰国し、友達ともホストファミリーとも気軽に話せる環境ではなくなりましたが、積極的に連絡を取り合い、この関係を続けていきたいと思います。この留学で得たもの全てが私にとって糧であり、宝物です。心の底から行ってよかったと思っています。 高橋さんのブログ~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 松下 鈴奈(2回生) カナダに行くまで、私は英語を話すのに少し自信がありました。自分は周りの人よりも喋れると思っていました。初日の時点でそれは間違いだったと気が付きました。初めて担任の先生と話した時、速すぎて何を言っているのか分かりませんでした。それからも話すことに自信が持てず、クラスでも自分から答えを言ったり発言したりすることはしませんでした。2か月ほど経った時に英語を話すモチベーションを取り戻して、それからはクラスの中で自ら手を挙げて発言するようにしました。知らなかった単語を自分流にノートにまとめたり、リスニングの練習をしたりと努力し始めました。ホストファミリーとのディナーの時間も聞いているだけではなく、私から質問したり話すようにしたりすると、自分が少しずつでも話せるようになっていると感じました。もう一つ学んだことは、「この瞬間は今しかない」ということでした。現地校の生徒は入学するタイミングも卒業するタイミングも人それぞれです。そのため、私と同じ日に卒業する人もいれば違う人もいます。今まで毎日のように一緒にいた人が急にいなくなる寂しさを改めて学びました。いて当たり前の存在が急に当たり前ではなくなって、この留学は夢だったのかと思う時さえあります。いつも傍にいる人にでも常に親切に接して全力で楽しみ後悔のない日々にしなければいけないと思いました。 松下さんのブログ~New Year in Canada! 西浦 瑠菜(3回生) Through the experience in Victoria, I realized how great it is to communicate with other people. At the Global Village English School, I had a lot of opportunity to communicate with other students from Germany, Brazil, Peru, Mexico, Korea, Taiwan, and so on. By communicating with them, I learned their countries’ culture such as traditional food and events. It was very interesting for me to know their culture and to tell Japanese culture to them. I was very glad to have met the students who had already known about Japanese food and words. Moreover, I think that the people in Victoria are very friendly and cheerful. It’s because when they get off the bus, they say ‘Thank you' to the bus driver. Also, the bus driver says, ‘You are welcome.’ or ‘Have a nice day!’ to the customers. When I got on the bus for the first time, I was surprised and impressed by the communication between the customers and the driver because Japanese people don’t often say ‘Thank you’ to the driver when they get off busses. Even though I felt shy and nervous a little bit when I said ‘Thank you’ to the driver for the first time, I was satisfied by telling my gratitude to the driver. Then I realized that this communication is necessary for us to express our appreciation to drivers for driving, and it also makes both the customers and drivers feel comfortable and brightens up the atmosphere on buses. In Victoria, people talked to not only their friends but also to strangers about weather and sports. Although it was small communication, I really enjoyed it and became interested in it. If I become an English teacher in the future, I will teach how fun it is to communicate with other people. 【西浦さんによる日本語意訳】 ビクトリアでは、乗客がバスを降りる際に運転手に向かって‘Thank you!’と、安全に運転してくれたことに対して感謝の気持ちを伝える文化があり、また運転手も‘You are welcome!’や‘Have a nice day!’と返事をします。日本にはその様な文化がないので、初めてバスを利用した時は少し戸惑い、声に出して伝えるのに少し勇気が必要でしたが、運転手に感謝の気持ちを伝え、運転手との小さなコミュニケーションをとることで、とても明るい気持ちになりました。乗客全員が’Thank you!’と伝えてバスを降りていくので、バスの中の雰囲気も温かく、笑顔が多かったように感じます。当たり前のことだけれど、感謝の気持ちを伝えることの大切さに改めて気付くことが出来ました。 西浦さんのブログ~ビクトリアとトロントへ! 野﨑 有紗(2回生) セメスター留学に参加して、たくさんの視点から異文化や教育について触れることが出来ました。半年の間、ホームステイでホストファミリーと共に生活をしました。各家庭によりますが、何人も留学生を受け入れている家庭があり、私のホームステイ先も常に3人の留学生がいました。違う国の生徒と過ごすため会話は常に英語なので、英語力がより伸びる環境にいることができます。学校では、習った文法を使って4技能をすべて駆使して確実に文法の定着をめざしました。特に英語を話す機会はものすごく多いため、その日習った文法を日常で使うことを意識し、それを使えた際には達成感も得られました。毎週月曜日に行われるクイズでは、先週習った文法の振り返りをするため、毎日勉強をし続けることが求められます。そこで高い点数を取り続け、授業にも積極的に参加することで先生から評価を得てレベルアップすることもできます。放課後には、学校に残って友人と雑談をしたり、遊びに行ったりと充実した時間を過ごすことができました。カフェやビリヤード、ダウンタウン(中心街)の散策など友人と英語を話しながらたくさんの経験を通して楽しい時間を過ごすことが出来ました。間違いなくここヴィクトリアで考え方や性格も成長することができ、家族や友人にもそう言ってもらえたことで、このセメスター留学に参加してよかったと思いました。 野崎さんのブログ~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 藤井 愛理(3回生) I had a lot of nice experience in Victoria, Canada that I couldn’t do in Japan. I am going to write a blog in terms of school life, homestay and Victoria. First, I was studying at Global Village, a language school for learning English, for 24 weeks in downtown. There were a lot of students from many countries such as Mexico, Brazil, Korea, Russia, Peru, Argentina, Columbia and Thailand. In the first class, I couldn’t catch the English that teachers and students were speaking because they were doing so fast. At that time, I was so nervous and worried, and I felt the class was not suitable for my English level. However, I didn’t want to give up, so I tried to speak to as many classmates as possible in English. After a few months, I became more confident in speaking English little by little. I learned a large number of different cultures and different ways of thinking from my own one through conversations with friends from many countries. Furthermore, teachers at school were so kind and friendly that I could ask many questions and share interesting stories with them. I learned the importance of speaking to people in English actively. Second, I was living with a host mother. She was very kind and warmly welcomed me as a part of her family members. She prepared breakfast, lunch and dinner for me every day. I enjoyed dinner almost every day while I was talking with her. Also, I was watching movies on Netflix without subtitles with her almost every night. Fortunately, I spent Christmas day with her family. Her sons and grandsons came to house, and we had nice dinner. After that, we exchanged Christmas gifts each other. It was so wonderful time. When I left home for the last time, I couldn’t stop crying because I missed her so much. If I go to Canada again, I would definitely visit her. Third, I experienced a lot of different cultures in Victoria from Japanese ones. The most surprising thing was that drugs were legal in Canada, so some parts of town were filled with the smell of them. Besides, buses in Victoria usually didn’t come on time, so we had to pay attention to when the buses came. These experiences were not only the most exciting but also the most challenging that I have ever done. I feel like my personality has changed a little for the better thanks to studying abroad. I really recommend going abroad to study English and also feel different cultures. 【藤井さんによる日本語意訳】 学校生活、ホームステイ先、ビクトリア全体の三つの観点からブログを書いていきます。学校には、たくさんの国から英語を学びに来ている生徒がいました。最初の頃は、先生やクラスメイトが話している英語のスピードが速すぎてほとんど聞き取れないまま授業を受けていました。クラスに友達もいなくてとても緊張していたうえに、クラスの英語のレベルが自分に合っていないのではないかと思いとても不安でした。しかし、時間が経てば慣れるのではないかという気持ちがあり、クラスメイトに英語で話しかけてみたり授業で分からないことを聞いてみたりしていくうちに、自信をもって英語で話すことができるようになっていきました。この経験から、間違うことを恐れずに積極的に英語で話していくことの大切さを学びました。ホストファミリーはとても優しい方たちで、本当の家族のように接してくれました。ほぼ毎晩ネットフリックスで一緒に映画を観たり、お家でクリスマスパーティーをしたりと、とてもたくさんの楽しい思い出ができました。私がビクトリアに行って一番驚いたことは大麻が合法なため、あらゆるところでたばこ感覚で吸っている人がいたことです。帰るまでにおいには慣れませんでした。ビクトリア留学は自分にとってとても挑戦的なことでしたが、すべてをふまえて楽しかったです。英語だけでなく異文化を実際に体験できるので良い機会だったと思います。 藤井さんのブログ~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 山本 沙希(2回生) 私は半年間の留学で、沢山の良い経験やつらかった経験をしました。カナダに着いてホストファミリーの家に行った時は、ホストファミリーの話す速度が速くて集中して聞いていても聞き取ることができず、会話が成立しない日々が続いていました。留学をする前にある程度、日常会話のフレーズを覚えていったのにも関わらず、実際に話すと全く活用することができなかったため、この経験を通じて実際に色々な人と話をしてその人たちから文法やフレーズを学ぶ方が英語は上達すると感じました。最もつらいと感じた経験はホームステイです。留学が始まってまだ何もわからず不安だった時にホームステイで食事を作ってくれないという問題がありとても困りましたが、ホームステイ先を変えてその後は楽しい生活を送ることができました。今となってはこのような経験をして良かったと思っています。私が最も良いと思った経験は語学学校で沢山の国の人に出会えたことです。全世界のあらゆる国から年齢も国も違った人たちと友達になり、お互いの国の良さや文化を紹介したり学校のアクティビティに一緒に参加したりして交流を深める事ができたのは私にとって一番の良い思い出でした。半年間が長かったようで短く感じたのは色々な経験をしていく中でカナダの文化などを学び、多国籍の友達と留学生活を充実させることができたからだと思います。一生忘れる事のない貴重な体験ができて良かったです。 山本さんのブログ~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 吉田 茉生(2回生) 今回の留学を通して、自分自身が成長できたと感じています。カナダで生活を始めた頃は、慣れない生活と言語の壁によって苦しんでいました。話したいけれど話せない、表現したいけれど単語が出てこないという葛藤を抱えていました。英語を上達させるためにはもっと海外の友達と関わった方が良いということを分かっていたにも関わらず、いつか誰かが話しかけてくれるだろうという期待を持ちながら、日本人の多い環境に甘えていた時期もありました。ただその後、その環境から一歩踏み出すことができ、海外の友達が増えていきました。その時に自分から行動しないと何も変わらないということを学びました。 最後の数か月間は、友達と心から笑って過ごすことができました。ただ、このように楽しめたのは真剣に相談に乗ってくれた人や優しく接してくれた人のおかげだと感謝しています。 留学が終わって以前よりも笑っていて、明るくなったといわれることが増えました。そして自分自身では積極性が身についたと感じています。 吉田さんのブログ~カナダならではのアクティビティを紹介! 吉田 和華(2回生) 約6か月の留学を経験して学んだことは、最初どんなに不安だったとしても、同じことを繰り返しているとその環境に慣れて楽しむことが出来るときが来るということです。セメスター留学が始まった頃は、ホストファミリーとの関係、慣れない英会話、すべてが新しい環境で、さらに長期の留学ということで英語を上達させるために「たくさん英語を話さなければ」という責任感を感じ、これからのことをすごく心配していました。しかし、ホストファミリーや学校の友達、先生と関わり、毎日を繰り返しているうちに、その環境を楽しめるようになりました。学校には日本人留学生も含めて、様々な年齢や国籍の人が集まっていて、それぞれいろんな考えをもっていて、話すことがたくさんあり、話すたびに新しい発見があります。そんな考えの違いや新しい発見を毎日楽しめるのが留学の醍醐味だと思います。 ▼同日帰国した短期語学留学生も一緒に記念撮影! 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.12~留学生活を振り返って 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科
2023.03.15
2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科
助産学専攻科学生10名は、2023年2月24日(水)に外部講師として淀川キリスト教病院小児科医の豊 奈々絵先生とさくらこどもクリニック院長の奥野 さやか先生をお招きして、「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を受講しました。 NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざしており、「出生時に胎外呼吸循環が順調に移行できない新生児に対して、いかにして心肺蘇生法を行うべきかを学ぶ」ことが目的とされています。 今回、私たちは「(専門)Aコース」を受講しました。このコースでは、気管挿管や薬剤投与を含めた高度な新生児蘇生法を学ぶことができます。 はじめに講義を受けました。「出生直後に筋緊張低下あり、自発呼吸なしのような赤ちゃんを助けること」を目標に、子宮内から子宮外への適応や新生児蘇生法アルゴリズム2020に則った初期処置を教えていただきました。 その後、新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。特に「ICクランプ法」が難しかったです。ICクランプ法とはマスクの密着方法(中指で下顎を軽く持ち上げ、母指・示指でマスクを密着)のことです。しっかり密着させないと空気が入ってしまうためコツを掴むまでが大変でしたが、先生方や学生に胸のあがりを確かめてもらいながら、少しずつ上達していきました! ▼豊 奈々絵先生 ▼奥野 さやか先生 次に、事例を通した演習を行い、NCPRのアルゴリズムに沿っての対応をシミュレーションしました。先生が説明した状況設定に応じた必要物品を用意するところから演習がスタートします。 事例を通した演習では、先生が初めに状況設定を説明してくださり、状況に合わせて必要物品を用意するところから開始しました。また、2人1組で実施者役と介護者役になり、蘇生を行いました。あらかじめ流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技をご教授いただいたので、戸惑いながらも自分たちなりに役割を見つけていきました。 今回、NCPRの講義で時間内に、観察・判断・行動していくことの重要性や、チームで行動することが救命につながると学びました。私たち10人はたくさんの赤ちゃんの命を預かることになるため、すぐに対応できるよう今後も勉強し続けていきたいと思います。 豊先生、奥野先生、貴重な機会をいただきありがとうございました! 助産学専攻科11期生 前田 美羽 【関連記事】 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.03.10
第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科
2023年2月28日(火)に「助産学専攻科第11期生事例研究発表会」を開催し、学生10名が発表しました。その様子を紹介します。 私たちは、8月から病院や保健センター、助産院にて助産学実習を行いました。助産学実習では、1人の対象者を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただく「継続実習」があります。本年も新型コロナウイルス流行に伴い、制限はありましたが、ほとんどの学生が分娩期から産褥期の実習をさせていただくことができました。 事例研究発表会では、継続実習での学びやそれぞれが実施した助産ケアについて論文や文献を用いて振り返りました。実施した助産ケアについての先行研究をもとに考察することや研究内容を発表時間内におさめることは難しかったですが、教員に助言をいただき、簡潔に発表することができました。 学生は、それぞれ最後に自身の「目指す助産師像」について発表しました。 当日は学生や本学教員の他、助産学実習で指導していただいた臨床教授・講師の皆様や本学3~4回生にも参加していただきました。多くの方に参加していただいたため、大変緊張しましたが、それぞれが一生懸命発表し自身の学びや思いが伝わるように心がけることによって、無事発表を終えることができました。 発表会を通して、学生間、臨床教授・講師や教員から質問や講評をいただくことで、自身の行った助産ケアを振り返り、より深く理解することができました。研究では先行文献や助産ケアのエビデンスを探すのに苦労しました。中にはまだエビデンスが確立されていないこともありました。講評の中に「今後はエビデンスをつくる立場になってほしい」というお言葉もあり、今後の臨床ではこの言葉を意識していきたいです。 最後に、実習で学生の受け持ちをご承諾していただきました妊産褥婦の皆様、ご家族の皆様、新型コロナウイルスの影響も大きい中で実習を受け入れてくれてくださった病院施設、保健センター、助産院の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床教授・講師の皆様、教員の皆様に心より御礼申し上げます。 助産学専攻科 11期生 村中 彩夏 【関連記事】 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」