2025年のすべての新着情報一覧
2025.03.31
看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 カンボジア6日目は、「シェムリアップ」にやってきました!! プノンペンからシェムリアップまでの移動時間は飛行機で1時間くらい、さらに1時間かけて、「トンレサップ湖」に向けてバスで移動します。 トンレサップ湖 昔、カンボジアはベトナムや他の国からの移民が多く、様々な国籍の方が住んでいましたがカンボジアの法律が制定されるとカンボジアの国籍を持たない人は土地が買えなくなり、国境付近のトンレサップ湖に住むようになりました。そのためトンレサップ湖にはカンボジアやベトナム、中国などの様々な国籍の住民が共同しています。初めてトンレサップ湖の暮らしぶりを見るまで水上の生活がどういったものか想像できませんでしたが実際に目にすることで、特殊な環境であっても人々が協力しながら陸地と変わらない生活をしていることに衝撃を受けました。 湖に住む人々にとってミネラルウォーターは高価で貴重なためトンレサップ湖に住む人々の生活用水はすべて湖の水で賄っています。かつては湖の水を3日間ためてできた上澄みの部分を飲料水として使用していたそうですが現在でも飲料水以外のシャワーや洗濯、料理などに使用する生活用水のほとんどは湖の水が使われています。現在では4年制の中学校や寺院、教会などが建てられ、現地の子どもたちはベトナムやカンボジア政府の援助を受けて無料で教育を受けられるようになりました。 現地の人々は主に湖の魚を主食とする自給自足の生活をしていますが観光客に向けた水上マーケットで販売している雑貨や飲み物から収益を得て生活費を賄っています。水上であっても私たちと同じように施設や暮らしが整備され都内に近づいた暮らしができていることに驚きました。 トンレサップ湖の船のツアーでは、日本では見ることの出来ない人々の生活の様子を見ることができ、陸で生活する私たちにとって水上での生活スタイルがとても新鮮に感じました。 ナイトマーケット 夜はナイトマーケットで夕食をとり、色とりどりの雑貨が並ぶお土産屋さんを見て回りました! 上の2枚は「パブストリート」と呼ばれる場所で、観光客が多く夜でも音楽が大音量で流れるにぎやかな場所でした。 夕食は、ガイドさんのおすすめの場所やホテル近くのレストランでクメール料理やフランス料理などを堪能しました。 ナイトマーケットでは服やかばん、石けんなどが所狭しと並べられており、象やアンコールワットなどのカンボジアならではのデザインで、観光客の心をくすぐるお土産が多くありました。私たちは、カンボジアの人が作ったカバンや服、アンコールワットの形のドライマンゴー、象のズボンを買いました。お土産を買う時は、元の値段から少しでも安く買えるように店員さんに商品の値下げを交渉し、現地の買い物のスタイルを楽しみました! シェムリアップやトレンサップ湖を通して日本と異なる部分を改めて痛感した一日でした。明日はとうとう最終日!!みんなで早朝からカンボジアの世界遺産であるアンコールワットを見に行きます。とても早い時間から移動するので早起きを頑張ります。 看護医療学科 2回生 山下 愛夏、福田 光彩、山本 華、萩原 咲 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート
2025.03.31
看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.7~ 世界遺産・アンコールワットへ!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 海外インターンシップ実習inカンボジアもとうとう6日間の最終日を迎えました!!! アンコールワット 最終日はなんと朝5時にホテルを出発し、日の出を見に世界遺産アンコールワットへ。 アンコールワットは上座仏教寺院であり、カンボジアの象徴的な遺跡としてカンボジアの中で最も有名なスポットのひとつとされています。朝日とアンコールワットの神秘的な組み合わせを見るべく早朝にも関わらずたくさんの観光客やお経を唱える僧侶がいました。 水面に映るようすまで美しいこのアンコールワットですが、1年に2回、春分の日と秋分の日はこの中央塔の頂に朝日が重なり幻想的な景色が拝めると言われています。私たちが訪れた3月21日はなんと、ちょうどカンボジアの春分の日でした。 あたりがだんだん明るくなってきた6時ごろにその時はやってきました...!!! ▼ 朝日のこの美しさ!!!!!早起きした甲斐がありました。 ▼ 綺麗な朝日を見た後は再びホテルにもどり、各々のんびりとモーニングタイムを過ごしました。 アンコール・トム遺跡群 バスでアンコール・トム遺跡群とバンテアイ・スレイ遺跡群へ移動します。 まずは、アンコール・トム遺跡群へ!! アンコール・トム(Angkor Thom)はクメール語で「大きな町」を意味し、12世紀末から13世紀初めにかけて造営した王都です。実際に王様もここに住んでいたとか…!! ▼ この大きなお顔に圧倒されながら門を潜り抜けていざ遺跡探索開始です!! ▼ 門の近くにはお猿さんの姿がありました。日本で野生のお猿さんと遺跡との融合は珍しく…みんな興味津々。 アンコール・トム遺跡の壁面にはこのような彫刻がされており、ヒンドゥー教の天地創生神話などの物語が描かれています。この彫刻は石を運び、積み上げてから行っていたようです。石の所々に穴が開いていたのですが、当時の人々がこれらの石を運ぶ際に刺した穴だと言われています。 ▼ すごく天気が良く、日差しが強かったので日傘をさしながらも、みんな真剣な表情でガイドさんのお話を聞いていました。 ▼ みんな朝4時起きとは思えないこの笑顔、最高です!! バンテアイ・スレイ遺跡群 続いては、バンテアイ・スレイ遺跡群へ!! バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味します。こちらもヒンドゥー教寺院の遺跡となっています。寺院はラテライトと紅い砂岩で築かれており、雨季になると雨により赤、黄色、緑、白など様々な色が浮き出てくるそうです。私たちが訪れた時期は乾季であったため、あまり多くの色は見られませんでしたが、それでも圧巻の彫刻に感動しました。 こんなにも細かい彫刻が柱や壁などにびっちりと描かれており、みんな「どうやって彫ったんやろ。。。」と興味津々で夢中になって見ていました^^ ▼ またまた、バンテアイ・スレイ遺跡群の前で集合写真をパシャリ。 1日で3つの遺跡を回り、様々な歴史に触れることができてすごく貴重な経験になりました。暑い中みんなよく頑張りました!! お土産を探しに… 遺跡群を回ったあとは、市内でのショッピングへ!みんなおまちかねのお土産タイムで、家族や友達へのお土産をたくさん買いました!お土産屋さんにはマンゴーのかき氷やアイスクリームが販売してあり、欲望に勝てずマンゴーアイスを買ってしまいました。。。 食べたことがないくらいめちゃくちゃおいしかったです^^ お土産屋さんに行ったあとは、カンボジアでの最後の晩餐となる中華のレストランへ行きました。お土産屋さんでの試食により、お腹がいっぱいの人が多かったですが、本格的な中華料理スタイルにワクワクしながら、全部おいしくいただきました。 帰国の途へ ご飯を食べたあとは空港に向かってカンボジアとお別れし、全員無事に日本に帰ってくることができました。 カンボジアでの研修は、飛行機での移動や少し早起きな日があることと、カンボジア特有の熱さや英語での会話など日常的に日本とは異なる部分が多数あり、心が折れかけそうにもなりました。学びが多くて、記録を書くのにも思っていたよりも時間がかかることもありました。 しかし、国立クメールソビエト病院やサンライズジャパンホスピタルでの研修、プチサストラ大学での学生同士の交流、キリングフィールドでのカンボジアの悲しい歴史、圧巻の遺跡群と生で触れることができて本当に貴重な経験をすることができたと感じています。 また、先生方含め25人のメンバーとこの研修を受けられたことがなによりも楽しくて、大学生活での一生の宝物になりました。もし、海外インターンシップに行くことを迷っている方がいれば、ぜひ参加してください!!日本では経験することができない貴重な体験をすることができますよ! それではみなさまオークン(អរគុណ)!!←意味は調べてみてね^^ 看護医療学科 2回生 森 愛華、山口 杏実 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート
2025.03.28
【全国8位】専門フードスペシャリスト(食品開発)資格認定試験で優秀賞!~健康栄養学科
健康栄養学科4回生の西川 真央さんが、昨年12月15日(日)に行われた専門フードスペシャリスト(食品開発)※1資格認定試験で全国8位という成績を修め、日本フードスペシャリスト協会より優秀賞を受賞しました! ※1 専門フードスペシャリストとは・・・ 専門フードスペシャリスト資格は、フードスペシャリスト資格の上位資格として、平成26年度に創設されたものです。この資格は、フードスペシャリスト資格に比べ、より専門性や実用性が高いものとなっており、フードスペシャリスト資格を取得済み又は取得見込みの方がチャレンジすることができます。(公益社団法人日本フードスペシャリスト協会 HPより) 具体的には、次の2種の資格が用意されています。 ①専門フードスペシャリスト(食品開発)資格 食品の新商品開発や品質管理、販売、流通などに役立つ知識や技術に係る資格 ②専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格 食商品の流通や販売、外食産業におけるコーディネーション等に役立つ知識や技術に係る資格 令和6年度専門フードスペシャリスト資格認定試験は全国で396名が受験し89名が合格、合格率としては22.5%という難関資格です。 西川真央さんコメント フードスペシャリストは、管理栄養士をめざす身として興味があり、昨年度認定試験を受験しました。しかし進路が決まった今、より専門的な食の知識をつけたいと感じ、専門フードスペシャリスト(食品開発)資格認定試験を再度受験することを決めました。 そのため、今回このような特別表彰をいただくことができ、大変光栄に思います。より深い知識が身についていると実感できる良い機会となり、国試も自信を持って受験することができました。またこのような特別表彰をいただくことができたのも、日々の先生方の丁寧なご指導と、家族や友達のサポートのおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。 日本フードスペシャリスト協会より特別表彰をいただいた現状にとどまらず、食関係のさまざまな分野で活躍できるよう卒業後も日々精進していきたいです。今後は今回得た知識を活かし、食を通じて多くの人を笑顔にできるよう頑張っていきたいと思っています。 関連記事 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科 第1回みどり戦略学生チャレンジ近畿大会で4回生が「近畿農政局長賞」を受賞!~健康栄養学科 大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科|KIO Smile Blog ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~
2025.03.28
管理栄養士の現役合格率は90.1%~2025年3月卒業生
2025年3月に実施された管理栄養士国家試験の結果が3月28日(金)に発表されました。19回目の卒業生となる健康科学部 健康栄養学科では、81名が受験し、73名(90.1%)が合格をはたしました。 本学の過去10年間平均の現役合格率は96.1%(792/824名)となりました。全国平均を上回る、高水準で安定した合格実績を残しています。 管理栄養士国家試験合格率 10年間推移 2025年卒 2024年卒 2023年卒 2022年卒 2021年卒 受験者 81名 93名 88名 87名 82名 合格者 73名 85名 84名 86名 77名 合格率 90.1% 91.4% 95.5% 98.9% 93.9% 全国平均(新卒) 80.1% 80.4% 87.2% 92.9% 91.3% 2020年卒 2019年卒 2018年卒 2017年卒 2016年卒 受験者 90名 85名 89名 66名 63名 合格者 90名 85名 88名 65名 59名 合格率 100% 100% 98.9% 98.5% 93.7% 全国平均(新卒) 92.4% 95.5% 95.8% 92.4% 85.1% 栄養教諭にも4名が現役合格! 2025年3月卒業生のうち6名が栄養教諭の教員採用試験に挑戦し、そのうち4名が現役合格(66.7%)を手にしました。教採・公務員対策室のサポートもあり、2024年卒(3名)、2023年卒(4名)、2023年卒(2名)に続いて4年連続で現役合格者を輩出しています。 教員採用試験結果詳細へ 栄養教諭合格者インタビュー(1分でわかる畿央大学ムービー) 現役合格者に聞きました!竹中さん編|1分でわかる畿央大学#80 現役合格者に聞きました!田宮さん編|1分でわかる畿央大学#81 19期生はこれまでの学修の成果を発揮して、全国平均を大きく上回る結果を出してくれました。コロナ禍も乗り越え、建学の精神「知をみがく」を実践した卒業生たちが社会に出て活躍してくれることを願っています。来年の全員合格に向け、健康栄養学科としてさらなる支援強化をはかっていきたいと思います。 健康栄養学科 学科長 栢野新市
2025.03.27
3回生15名が「いこまスポーツの日」にボランティアとして参加!~看護医療学科
2025年3月20日(木)に生駒市体育協会高山S.C.で「いこまスポーツの日」のイベントが開催され、看護医療学科3回生15名と教員2名がボランティアとして参加しました。 このイベントは、チームで行うリレーマラソンやサッカー教室、ピラティス、eスポーツ、スポーツ体験コーナーなどがあり、子どもから大人まで1日中スポーツに親しめる内容となっています。また、スポーツ体験コーナーではボッチャなど障害のある方も一緒に楽しめる種目も多くありました。 今回、私たちはI-Net(生駒市障がい福祉ネットワーク:アイネット)企画の一部として、体組成測定と保健指導、ボール投げゲームのブースと本部ボランティアを行いました。 アイネットは、障がい者・障がい児が利用する福祉サービス事業者11団体で構成された団体で、交流・学習などを通じ、障がいのあるなしに関わらず、誰もが住みやすい街づくりを、事業所の垣根を越えて進めておられます。 実習施設である多機能型事業所(生活介護・就労継続支援B型)いろどり様のブースでは、精神障がいを持つ利用者のみなさんが、自分らしく生き生きと調理・販売をされていました。 学生たちは、地域でサポートを得ながらも力強く生活される精神障がい者の方と共に活動することで、市民への精神疾患・障がい理解の促進及び地域との連携を広げることについて学ぶ機会となりました。 また、体組成測定や保健指導では84人の方を測定させていただき、小学生以下対象のボール投げゲームも80人を超える参加がありました。学生たちは、それぞれの個性を発揮しながら、3年間で培った知識やコミュニケーション技術を生かし主体的に頑張ってくれました。 参加学生の感想(一部) 高齢者から子どもまで幅広い年代と関わることができ、良い経験となりました。 説明したい内容を、相手に伝わるように話すことは難しく感じたが、学びにつながりました。 障がいのある方に対し、その方に応じた説明方法をみんなで考えて実践できました。 市民のみなさんに企画に参加していただくためには、興味関心を持っていただける声掛けや視覚的な案内が大切であることがわかりました。 実習でお世話になったスタッフの方や利用者のみなさんと再会し、共に活動できて嬉しく楽しい一日でした。 前日は雪が積もる寒波でしたが、当日は天候にも恵まれ、領域実習をすべて終えて一回り大きく成長した学生たちの姿を大変嬉しく思う、充実した一日となりました。 ご協力いただいた市民の皆様、いろどりの皆様、生駒市スポーツ振興課の皆様、そして学生ボランティアのみなさんに感謝申し上げます。 看護医療学科 精神看護学領域 准教授 紅林 佑介 講師 中谷 香江 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート 看護医療学科 14期生が巣立ちました ~ 看護医療学科 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門
2025.03.25
入学前スクーリングの報告 ~ アカデミックスキル推進企画チーム
畿央大学では入学予定者の希望者を対象に毎年スクーリングを実施しています。今回、2025年3月6日(木)2025年度入学予定者を対象に、大学で学ぶために必要な「伝える」・「表現する」スキルを体験するスクーリング(アカデミックスキル・ベーシック講座)を新たに実施しました。 当日は天候に恵まれ、43名の参加がありました。はじめに教育学部現代教育学科の関口先生から大学での学び、初年次教育の紹介、アカデミックスキル、アカデミックライティング、ワークを通したコミュニケーションに関する説明がありました。 アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した人間の欲求に関するマズローの欲求段階説(Maslow's Hierarchy of Needs)を参照しながら、一人一人が何気なく過ごしている日常を見直しつつ、「自分自身が幸せだと感じるのはどんな時なのか」について考える時間を持ちました。 次に、参加者を9つのグループに分け、それぞれに考える「幸せ」についての意見交換を行いました。各グルーブでは、この日のために用意されたワークシートを用いながら「あなたにとっての『幸せ』」→「グループのみんなが考える『幸せ』」→「それを実現するために大学で何をする?」というように考えを深めていきました。 初めは緊張していた参加者の様子は、時間の経過とともにリラックスした雰囲気に変わり、なぜそのような考えをもったのかの経緯も含め、和やかに意見交流する姿が見られるようになっていきました。 各グループ内での意見交流の際には、 普段あまり考えないことをいざ考えるとなったら、なかなか言葉にできないほど「幸せ」とは難しいことなのだなと改めて感じました。 普段、意識することの少ない「幸せ」について考えることを通して、自分自身が大学でやりたいことや、やるべきことを考えることができた。 幸せの形は本当に人それぞれなので、それに寄り添っていける理学療法士になりたい。 というシート記述をもとにした発言があり、曖昧だった「幸せ」が、大学での志や目標に少しずつ繋がっていっているようでした。後半では、グループの担当教員とも談笑する場面も見られ、「グループ以外の人や先生方とも、もっとディスカッションしたかった」という声が聞かれました。 9つのグループそれぞれの代表者が、話合いの内容を発表した場面では、発表者に目線を向けたり、メモを取ったりする様子が見られ、他グループの考えから学ぼうとするポジティブな姿も見られました。 受講者の感想をご紹介します。 他の学科の人の意見を聞ける機会はあまりないので、入学前にいい経験が出来ました。今から、入学がとても楽しみになりました。 人それぞれ幸せの度合いや理由が異なり、意見を聞いていておもしろかった。このような場を設けていただきありがとうございます! 自分の視野を広げることができました。参加してメリットが多くて、来て良かったです! あまり深く考えたことがない事について考えることができて面白かった。 参加した入学予定者が、自分の名札の紐をきれいに畳み込んで、机上に置いて退出したのには感心しました。自分の夢を叶えるために、4月から本学でアカデミックな学修活動を通して、個々に深い理解を追求する姿が見えました。 今後も本学では、学生が大学で学ぶ意義を見いだせるよう、その礎となるアカデミックスキルを身に付けていくことを支援していきたいと考えています。 畿央大学 アカデミックスキル推進企画チーム
2025.03.25
日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター
2025年3月16~19日に、奈良で日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました。 ▼ 昨年度の様子はこちら ▼ 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター CREST:国立研究開発法人科学技術振興機構による戦略的創造研究推進事業 ANR:The French National Research Agency (ANR) NARRABODY:Narrative embodiment: neurocognitive mechanisms and its application to VR intervention techniques (ナラティブ・エンボディメントの機序解明とVR介入技術への応用) CRESTは国内の競争的科学研究費としてはトップに位置するもので、本学森岡周教授らの日仏合同研究チームが2.74億円(5年6ヵ月/3研究室合同)の研究費を取得しています。 【プレスリリース】森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 1日目:3月16日(日) □Information Exchange Meeting 2日目:3月17日(月) Morning Session (Shogo TANAKA, Chair) □Opening (Sotaro Shiomada) □Jean-Michel ROY: The Narrabody project and the minimal/narrative self distinction <Interview Reports> □Shingo MITSUE: What is the experience of improvement in walking ability in a hospitalized person with stroke?-A descriptive phenomenological case report- □Shogo TANAKA: Interview Analysis of Patient B (a case of movement disorder in the left upper limb) □Eric CHABANAT, Shotaro TACHIBANA: (TBA) Afternoon Session (Shu MORIOKA, Chair) <Research Progress Reports> □Hugo ARDAILLON: Temporal Dissociations in the Recovery of Anosognosia: Evidence from a Longitudinal Study of Two Cases □Sébastien MATEO: Updates about the FLY study □Yuki NISHI: State transition model for freezing of gait in Parkinson’s disease □Kazuki HAYASHIDA: Embodiment during walking ▼2日目はホテル日航奈良の百合の間でミーティングが実施されました。 3日目:3月18日(火) Hospital Visit □Nishiyamato Rehabilitation Hospital Afternoon Session (Sotaro Shimada, Chair) <Research Progress Reports> □Eric CHABANAT: Self-efficacy in rehabilitation among brain-injured patients □Shotaro TACHIBANA: Cross Cultural Adaptation Method to establish the Japanese version of Self-efficacy questionnaire □Yuanliang ZHU: Prism exposure and self efficacy of upper limbs (experiment updates) □Katsuki HIGO: Distinct roles of the premotor and occipitotemporal cortices in the full-body illusion □Yoshiki FUKASAKU: Influence of VR Avatar Operation on Fine Motor Function: Investigating the Mechanism with a Focus on Character Change □Miyuki AZUMA: Integrative Measurement of the Rubber Hand Illusion: A Phenomenological Interview and Brain Connectivity Approach Online Session (Shotaro Tachibana, Chair) □Sotaro SHIMADA: Conceptual Framework for Narrative Embodiement □Discussion on Interview Reports □General Discussion ▼ 3日目は奈良春日野国際フォーラムの会議室でミーティングが実施されました。 4日目:3月19日(水) Extra Session □Discussion □Closing ▼ 奈良公園で記念撮影をしました。 NARRA BODYプロジェクトの一環として、第2回NARRABODYミーティングが開催されました。本ミーティングには、日本側から嶋田総太郎教授(明治大学)、森岡周教授(畿央大学)、田中彰吾教授(東海大学)をはじめ、多くの共同研究者や大学院生が参加しました。フランス側からは、Jean-Michel ROY教授(ENS-Lyon)、Eric CHABANA助教授(リヨン大学)、Sébastien MATEO准教授(リヨン大学)をはじめ、Shotaro TACHIBANA研究員(リヨン大学病院)など、多くの研究者および大学院生が参加し、学際的な議論が展開されました。 今回のミーティングでは、本研究課題の核となるナラティブ・エンボディメントの概念的枠組みを筆頭に、基礎研究、パイロットスタディ、ケーススタディの報告、研究計画の共有など、それぞれの研究の詳細について活発な議論が交わされました。そして各研究には共通点も多く見出され、合同研究への発展に向けた新たな視点や洞察が得られました。これにより、日仏双方が取り組む課題の方向性がより明確になり、今後の研究の発展に向けた具体的なアプローチが再形成される重要な契機となりました。 また、西大和リハビリテーション病院における臨床見学や患者インタビューを通じて、日仏の医療制度や文化的・社会的背景について理解を深める機会が提供されました。この経験を基に、現象学的グループの主要課題であるナラティブデータを通じた患者のナラティブ遷移モデル構築に向けて、適合除外基準や測定期間の再調整に関する議論が活性化されました。特に、インタビューを用いた研究は、リハビリテーション現場への直接的な還元のみならず、「自己」や「ナラティブ」といった哲学的な探求をさらに深化させる可能性を秘めています。 さらに、フランス側の研究者たちは、科学的な議論において卓越した知見を提供してくれただけでなく、ミーティング期間中には細やかな配慮をしてくださいました。彼らの温かい人柄と深い思いやりに触れたことで、研究交流を通じた人的ネットワークの重要性を再認識する貴重な機会となりました。 本ミーティングは、NARRABODYを通じた認知神経科学、哲学(現象学)、ニューロリハビリテーションの今後の発展において、極めて重要なステップとなりました。学際的な連携をさらに強化し、今後の研究の深化と発展に向けた礎を築くことができたといえます。 ▼ Online Session時に集合写真の撮影をしました。 関連記事 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。
2025.03.25
第1回みどり戦略学生チャレンジ近畿大会で4回生が「近畿農政局長賞」を受賞!~健康栄養学科
健康栄養学科4回生の見杉 遼さんが、第1回みどり戦略学生チャレンジ近畿大会で「近畿農政局長賞」を受賞しました! みどり戦略学生チャレンジとは 2050年に向けて、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するための新たな政策方針である「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、将来を担う若い世代の環境に配慮した取組を促すため、農業大学校や農業高校を含む大学生や高校生等の個人・グループが「みどりの食料システム戦略」に基づいた活動を実践する機会として設けられたコンテストです。 受賞者一覧(大学・専門学校の部):近畿農政局 見杉 遼さんから喜びの声が届きました! 今回私は、「農産物の環境負荷低減の「見える化」が購買意欲に与える効果の検討」について研究を行い応募しました。この研究は、環境負荷低減の農産物の可視化を行う「見える化」が、消費者にどのくらい認知されているのか、「見える化」により消費者の購買意欲が変化するかについてアンケートを実施し、今後の「見える化」の拡大、さらには環境負荷低減の農産物の増加を目的として行いました。 近畿農政局長賞をいただき、この研究が評価されたことをとても喜ばしく感じました。このような研究の前例があまりなく、どのように研究を進めていけば良いのか分からず不安になっていましたが、研究指導員の野原潤子先生をはじめ、研究にご協力いただきました皆様方のサポートがあったことで、この研究を無事できたと思っており、受賞したことの嬉しさもありますが感謝の気持ちがとても大きいです。 今後も、周囲のサポートに感謝しながら、自分のできることを精一杯頑張っていきたいと思います。 関連記事 大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科|KIO Smile Blog ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~ 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科
2025.03.24
看護師・保健師・助産師、5年連続全員合格!~2025年3月卒業生
2025年3月24日(月)に合格発表が行われ、14回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では看護師国家試験に92名、保健師国家試験に13名が挑戦し、卒業生全員が合格しました。また、13回目の修了生となる助産学専攻科でも修了生9名が助産師国家試験を受験し、13年連続となる全員合格を達成しています。 畿央大学としては、看護職3資格で5年連続での全員合格という快挙です。これからもすべての学生が夢をかなえ、医療現場に第一歩を踏み出せるようサポートしていきます。 国家試験現役合格率 5年間推移 2025年卒 2024年卒 2023年卒 2022年卒 2021年卒 看護師 100% (92/92) 100% (94/94) 100% (90/90) 100% (85/85) 100% (95/95) 保健師 100% (13/13) 100% (11/11) 100% (9/9) 100% (12/12) 100% (15/15) 助産師 100% (9/9) 100% (9/9) 100% (10/10) 100% (10/10) 100% (10/10) 本学の学生はよく頑張り、看護医療学科も専攻科も卒業生・修了生全員が現役合格をはたしました。特に学部生はコロナ禍の影響もあり厳しい時間も経験しましたが、心を折ることなくしっかり学修に励んでくれたことに敬意を表します。国家試験の合格を確実にしていくためにも、これからもすべての学生の夢をかなえるために、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 河野由美 ▶看護医療学科ホームページ ▶オープンキャンパス特設サイト
2025.03.22
次世代教育センター・キャリアセンター主催「MOS PowerPoint資格取得講座」を開催!
2025年2月25日(火)から3月8日(土)にかけて、次世代教育センター・キャリアセンター主催「MOS PowerPoint資格取得講座」を開催しました。本講座は、Microsoft Office Specialist(MOS)の資格取得を目指す学生を対象としたもので、全6回にわたり実施しました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 MOS PowerPoint資格とは? MOS(Microsoft Office Specialist)は、マイクロソフト社が認定する世界共通の資格であり、Word・Excel・PowerPointといったビジネス必須のツールに関するスキルを客観的に証明できる資格です。特にPowerPointは、プレゼンテーションスキル向上に役立つだけでなく、就職活動や実務でも即戦力となるスキルを身につけられます。 講座の様子 本講座では、MOS PowerPointの試験範囲をカバーする形で、スライドの管理(プレゼンテーションの作成・編集)、テキスト・図形・画像の挿入と書式設定、表・グラフ・SmartArt・3Dモデル・メディアの挿入、画像切り替えやアニメーションの適用、プレゼンテーションの管理とスライドショーの設定等を学びました。 受講生は実際にPowerPointを操作しながら学ぶことで、資格取得に必要な知識を習得しました。また、模擬試験を通じて試験の出題傾向を掴み、受験に備えました。 受講学生の感想 「一つひとつ丁寧に説明していただいたので、分かりやすかった」 「ショートカットキーなどの知識も身についた」 「試験対策として学んだだけでなく、日常的に活用できるPowerPointの知識が身についた」 次世代教育センターでは、今年度、MOS(Word、Excel、PowerPoint)の資格対策講座を実施してきました。今後も、多くの学生がスキルアップできるような講座を企画していきますので、ぜひ積極的に参加してください! 受講生の皆さん、引き続きMOS(PowerPoint)合格に向けて、頑張っていきましょう! 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催!|KIO Smile Blog 次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelの魅力発見・体験講座」を開催! 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~パワポで表現する自分の未来予想図~」を開催! 次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催! 次世代教育センター主催「文章読解・作成能力検定講座」を開催しました!