2024年のすべての新着情報一覧
2024.02.26
3/31(日)春のオープンキャンパスを開催します。
2024.02.26
「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科
NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立を目的として実施されています。出生時、約15%の新生児は何らかの蘇生処置が必要な状況で生まれてきます。そうした新生児仮死に対する蘇生法を習熟することにより、児の予後を改善させることができます。 助産学専攻科は国家試験と卒業研究発表会を終え、令和6年2月13日(火)に「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました。このAコースでは、気管挿管や薬物投与も含めた高度な新生児蘇生法の習得を目指します。外部講師として、淀川キリスト教病院の周産期母子医療センター長の豊奈々絵先生と小児科医長の村山歩先生をお招きしました。 講義を受けた後、実習室でベビー人形を用いながら新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。人工呼吸の練習では、投与する酸素が漏れないようにマスクを密着させることが難しかったです。気管挿管では、挿管時のポイントを教えてもらいながら実施したことで、食道と間違えずにスムーズに挿管できるようになりました。しかし、練習とはいえ実際の現場では一刻を争う状況であることを想像すると、緊張を感じることもありました。 午後からは、事例をもとにした演習を行いました。事例では、NCPRのアルゴリズムに沿って、30秒ごとに新生児がどういう状況なのかを講師の先生から伝えられましたが、今行っている処置をそのまま続けるのか、新たに別の処置が必要なのか瞬時に判断するのが難しかったです。しかし、回数を重ねるごとに、徐々に落ち着いて判断できるようになり、お互いに気づいた点を指摘しあってスムーズに実施できるようになりました。 前期の授業でも新生児蘇生法は学習していましたが、その時点では臨床の現場をイメージすることがあまりできていませんでした。しかし、今回の講習を通して、スピード感や蘇生の優先順位などがより明確に考えられるようになりました。いつどのようなことが起こるかわからない臨床の現場では、落ち着いて対応できるように今回の学びを活かしていきたいです。 助産学専攻科12期生 小西 美幸、竹田 亜未、丸谷 麻友 【関連記事】 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科
2024.02.26
第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科
2023年1月17日(水)に「助産学専攻科第12期生事例研究発表会」を開催し、学生9名が発表しました。その様子を紹介します。 私たちは、7月から病院や保健センター、助産院にて助産学実習を行いました。助産学実習では、1人の対象者を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただく「継続実習」があります。ほとんどの学生が妊娠期から産褥期まで実習させていただきました。 事例研究発表会では、継続実習でのそれぞれが実施した助産ケアについて論文や文献を用いて振り返りました。 前期から文献検索を行い研究発表に向けて準備してきました。実施した助産ケアについての先行研究をもとに考察することは難しかったですが、教員に助言をいただいたり、学生同士で意見を出し合ったりして当日を迎えることができました。 学生は、それぞれ最後に自身の「目指す助産師像」について発表しました。 当日は学生や本学教員の他、助産学実習で指導していただいた臨床教授の皆様や、助産学専攻科の次年度入学予定者、畿央大学の関係者の方々にも参加していただきました。多くの方に参加していただきありがとうございました。それぞれが一生懸命発表し自身の学びや思いが伝わるよう練習を重ねた結果、無事発表を終えることができました。 発表会を通して、臨床教授や教員から講評をいただくことで、自身の行った助産ケアを振り返り、より深く理解することができました。 「働いてからは、業務で忙しいと思うけれど、寄り添うべき時に寄り添える助産師になってほしい」「今の時代、お産だけでなく女性の人生にかかわることが求められる」などといった今後の私たちへの温かいアドバイスをいただきました。 最後に、実習で学生の受け持ちをご承諾していただきました妊産褥婦の皆様、ご家族の皆様、実習を受け入れてくれてくださった病院施設、保健センター、助産院の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床教授・講師の皆様、教員の皆様に心より御礼申し上げます。 助産学専攻科12期生 岡田 七彩、欅谷 明、松浦 美夢 【関連記事】 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科
2024.02.21
学生広報スタッフblog vol.250~教養科目「企業インターンシップ」レポート!
健康栄養学科2回生の大石 真悠です! 今回は私が参加した、2回生の夏休みに受講できる科目「企業インターンシップ」を紹介します! 「企業インターンシップ」では、夏期休暇期間に企業や官公庁、各種団体等で就業体験を行います。マナー指導を含めた事前研修、体験発表等の事後研修を実施し、キャリア教育の一環として単位も認定されます。 この科目は6月にキャリアセンターからメールで案内されるサマーインターンシップ in 奈良(奈良県主催)にエントリーし、5~10日間(実習先による)の実習内容を日誌にして報告すると1単位を修得することができます。 ※事前・事後研修への参加も単位要件としては必須です。 そんなインターンシップに、2023年8月28日から9月1日までの5日間参加しました! 香芝市でスチール製品のOEM製造を行う株式会社一ノ坪製作所さんにお伺いしました! 毎朝の朝礼ではラジオ体操とフィロソフィー輪唱、社内清掃がありました。4日目には哲学的な内容を中心とした雑誌の感想を述べあう木鶏会、最終日には挨拶の印象の良さを競う取り組みにも参加しました。部署の異なる従業員とも交流することで、「本当に従業員同士の仲が良い会社」が実現されていると感じました。 5日間の流れはこのような感じでした。 1日目:企業についての説明、本社工場の見学 2日目:ニーズ調査と課題選定、工場での作業体験 3日目:午前中は課題への解決案を絞る。午後はTikTokの撮影に協力(撮影準備などの手伝い) 4日目:木鶏会に参加してからプレゼンスライドの作成 5日目(最終日):前日作成したスライドの修正。午後に発表&先輩社員との座談会 ▼2日目。初めての作業で緊張しましたが、取り組む姿勢を高評価いただきました。 インターンシップでは「SNSを活用した学生の入社人数を増やす企画」を提案する課題をいただきました。一ノ坪製作所さんが公式TikTokにて「一ノ坪おっさんず」のチャレンジ動画で注目されていることを活用した企画を作成しました。 ニーズ調査から発表までを1人で行うのは大変でしたが、授業などでのPowerPointの使用経験とWebマーケティングの知識が活かされました…。 そして最終日には社内で課題に対する企画を発表しました。時々原稿を読み間違えたけれども、発表は成功したと思います! 「おっさんず」を何度も発表原稿に入れました。 今回のインターンシップを通じて、ただやるべきことだけを計画作成の時に考えるだけでなく、制限時間を設けて計画を立てることの大切さを実感しました。制限時間を敢えて設けることで、時間内での集中力が上がり、効率よく作業を進めるために必要なことを選びながらスライド・原稿作成ができました。また、自分が今行っている作業の目的にも興味を持つと更に仕事が面白く感じられると新たな発見も得られました。 3回生になると臨地実習が始まりますが、今回の学びを活かして実習を頑張ります! 「一ノ坪おっさんず」では、実習3日目に私も手伝った一ノ坪製作所で働く皆さんの日常動画が見られます!静かにすべき場所・笑ってはいけない状況では見ないことをお勧めします…。 「一ノ坪おっさんず」アカウント TikTok:@ichinotsubo Instagram:@ichinotsubo_mfg 今回のまとめ 2回生の夏休み期間に、教養科目でインターンシップを受けられる シラバス登録ではなく、メールでエントリーする インターンシップを通じて、新たな視点を得られる 『一ノ坪おっさんず』のTikTok・Instagramも見てください! 健康栄養学科 2回生 大石真悠
2024.02.21
第23回畿央大学公開講座 「妊娠・出産とウィメンズヘルス」/「ロックと映画で見るイギリス」を開催しました。
地域の皆さまに生涯教育の機会を提供することを目的として開催している「畿央大学公開講座」。開学以来大変ご好評いただいております。 今年は、2024年2月17日(土)に、理学療法学科と現代教育学科の教員より、畿央大学らしい「健康」と「教育」の2つの分野で開催いたしました。 講座① 「妊娠・出産とウィメンズヘルス~からだの変化とセルフケアを学ぼう~」 講師:健康科学部理学療法学科 梶原 由布 助教 1つ目の講座は午前中に開催され、お子様や男性を含む5組11名の方がご参加いただきました。妊娠・出産にかかわる女性の体の変化とセルフケアについて、正しい姿勢を知り、次に女性の体の構造、そして妊娠・出産することで、なぜ変化して、その影響でどんな症状がおこりやすくなるのかを講義と実技を通して詳しく学びました。 まずは、良い姿勢について。また、良い姿勢で座るためのコツ「足の裏を床につける」や「お尻の後ろ半分にタオルなどを挟む」などを各自で試してみました。普通に座った時と比べ、足の裏を床につけ、お尻の後ろ半分にタオルを挟むと、先生の言う「骨盤を立てる」という感覚がよくわかりました。 次に、女性の骨盤模型を使いながら、女性の骨盤の構造を学びました。出産するために骨盤やその周辺の関節の靭帯を緩めるホルモンが分泌されるそうですが、そのような体の変化と妊娠中の体重の増加による姿勢の変化などが、妊婦に腰痛を起こしやすくすることがわかりました。そのほかにも産前・産後に尿もれになりやすい理由と対処方法や、赤ちゃんを抱っこする時は手のひらではなく腕全体で支えると良いなどの役立つ知識がたくさんありました。 最後にそれぞれマットの上で、首や肩回りなど、育児で下を見ることの多い女性が凝りやすい場所のストレッチや体幹トレーニングなどをリラックスしながら行いました。今後の生活にぜひ加えてもらい、毎日を元気で健康に過ごしていただければと思います。以下に参加者のアンケートを抜粋してご紹介します。 妊娠中の妻の身体の変化や起こりやすいトラブルについて知ることができてよかったです。 模型やストレッチを通じて実体験として学べたため、自分の身体を使って学べて面白かったです。 講座② 「ロックと映画で見るイギリス~多文化社会の明暗から学ぶ~」 講師:教育学部現代教育学科 竹下 幸男 教授 2つ目の講座は、午後から開催され、ご夫婦やお子様もご一緒にご家族での参加など、様々な年代、性別の皆さんが40名ご参加いただきました。よく知っている曲や映画、イギリスの街角で見ることができる公共のオブジェ等をイギリスの歴史、時代背景や事件との関連を深く読み解き、多文化共生と対立から学び考える大変内容の濃い講座となりました。 講義では、最初にローリング・ストーンズの「ブラウンシュガー」という1971年の大ヒット曲が流れました。よく知っているメロディーに少し心が躍りましたが、歌詞に奴隷制や女性差別を思わせる表現があるため2019年を最後に、公演で一度も演奏されていないことが説明されました。知っている曲でも背景や日本語訳などを気にせずにいると、この現状に驚くのではないでしょうか。 続いてイギリス17~18世紀の太平洋奴隷貿易から始まり、1948~1973年代のカリブ地域からやってきたウィンドラッシュ世代と呼ばれる移民の人々、そしてその子ども世代へと続く苦難を、同時代の音楽グループやミュージシャンの言動、歌詞、そして映画や事件などと深く関連づけながら説明させていただきました。また、共に黒人の影響を受けているバンドでありながら、観客層やミュージシャンの言動などが違う「ローリング・ストーンズ」と「スペシャルズ」を比較して説明いただいたことは参加者の方も関心深く聞いているように感じました。 そんなイギリスのレイシズム(人種差別)の流れの中でも、黒人と白人が共に在籍するバンド「スペシャルズ」が、前の世代の同様のバンド「イコールズ」を見て、黒人と白人がうまくやっていけると感じて活動を始めたのと同様に、現代ではスペシャルズを見て同じように感じ、行動する若者が続いています。「このような音楽が触媒となって社会を変えていく働きが世代を超えて受け継がれていることに希望を感じる」と講義を締めくくりました。 ロックをレイシズム(人種差別)という別の角度からの視点で見ることができた本講座はとても興味深い内容であり、イギリスのレイシズム(人種差別)が遠い昔の話ではないことを知ることができました。参加した皆さんも大変熱心に聞き入っていて、深くうなずきながら受講されていたのが印象的でした。以下、参加者のアンケートを抜粋してご紹介します。 イギリスの文化には興味がありますが、今回の講演内容には知らないことばかりで世界が広がりました。 とても、ダイナミックなご講演内容で、なぜイギリスという国を選ばれたのかが、歴史と地政学からよく理解できました。 観光旅行では伺い知れない英国の一面を興味深い側面から講義していただきました。 あまり知識を持ち合わせていない私にも分かりやすく、かつ面白く教えて頂けました。 非常に勉強になりました。実際に音楽を聴き映像を見ての講義はわかりやすく、また政治と社会、芸術の三者の関わりを知ることができて良かったです。テーマについては初心者でしたが、もっと知りたいと知識欲が刺激されました。 両講座共に、大変好評のもと無事に終わることができうれしく思います。畿央大学では、これからも本学の特色を生かした内容で、地域の皆さまに地域連携の形で貢献できるような公開講座を開催していきたいと考えております。今後ともたくさんの方々にご参加いただき、生涯を通して学び続けていただければと願っております。 【関連記事】 第22回畿央大学公開講座「入浴着にできること」を開催しました。 第21回畿央大学公開講座を開催しました。 第20回畿央大学公開講座「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア」をオンライン開催しました。 第19回畿央大学公開講座「感染症を知ろう~新型コロナウイルスとこれからの生活~」をオンライン開催しました。 第18回畿央大学公開講座「当事者とともに創る認知症ケア」を開催いたしました。 第17回畿央大学公開講座「認知症の正しい理解」を開催しました。 第16回畿央大学公開講座を開催しました。 第15回畿央大学公開講座B・C(2日目)を開催しました。 第15回畿央大学公開講座 講座Aを開催しました。 第14回畿央大学公開講座を行いました。 第13回畿央大学公開講座を開催しました。 第12回畿央大学公開講座「健康長寿のための食と運動」を開催しました。
2024.02.19
「令和5年度 畿央大学大学院 教育学研究科研修会」を開催しました。
2024年2月12日(月・休)に、教育学研究科研修会「『生徒指導提要』(改訂版)を読み解く ~これからの生徒指導のあり方と進め方~」を開催しました。当日は、学校関係や福祉分野などから約50名の方々にご参加いただきました。 教育学研究科では、現代的教育課題の中から「生徒指導」「特別支援教育」「ICT」の3分野に焦点を当て、教育実践力の育成と教育課題の解決に向けたプロジェクト研究に取り組んでいます。本年度の研修会は、「生徒指導」グループの企画によるものです。 今回は、『生徒指導提要(2022年12月)』が12年ぶりに改訂されたことを受け、改訂のポイントを知り、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性について理解することを目的としました。講師は、七條正典先生(香川大学名誉教授、日本生徒指導学会副会長)です。 講演では、改訂のキーワードとなる「発達支持的生徒指導」について、子どもの成長発達を支えること、つまり子どもと「向き合う」から子どもの視点に立った「寄り添う」を大事に、「マイナスブレーキ」ではなく「プラスアクセル」によって子どもが自分の力を自分で育てていく成長促進型の生徒指導のお話をしてくださいました。 そして、子どもたちが一人の人間として大切にされているという「自己存在感」をもち、自他の個性を尊重し、相手を思いやる「共感的な人間関係」の中で、自分の考えを述べたり、選択したりするなどの「自己決定の場」を広げていく生徒指導の3機能が働く場を、子どもにとって「安全・安心な風土の醸成」によって作ることの大切さを強調されました。 七條先生のお人柄あふれる、熱いご講演に、日頃の忙しさや時間のなさから一面的な見方や一方的な決めつけをしがちな姿勢を反省し、子どものエネルギーを信じ、子ども理解を大切に寄り添い、子どもの成長を支援する生徒指導の原点を再確認する貴重な研修となりました。 参加者の方からは、不登校や多様な子どもの支援の在り方について質問があり、「抱え込み」から「開かれた連携」によるチーム支援について経験を交えてご教示いただき、充実した研修会となりました。参加者アンケートの80%の方からも「満足」の回答をいただきました。 ご講演いただいた七條先生、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。 【関連記事】 3/11(土)教育学研究科シンポジウムー「憐れみ」で終わらせない障害理解教育ーを開催しました。
2024.02.14
就職レポートNo.775(小売業/総合職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第775弾! 現代教育学科15期生(24卒) O.S さん 小売業(総合職) 内定 【その企業に決めた理由】 “書店のないところに書店を”という企業の考えに感銘を受けました。また、書店に携わりたいという思いと、セミナーや選考を通してこの企業で働く方々の人柄や雰囲気に惹かれたことが決め手となりました。 【就職活動を振り返って】 3回生の教育実習を経て一般企業に興味を持ち、企業説明会などに参加し始めました。それまでは、大学のキャリアガイダンスや外部の企業説明会など、何もかも参加していない状態で…やりたいことは大体決まっていましたが正直まずいなぁと思っていました。そこで、情報収集は主に大学・マイナビ・リクナビで行ったり、実店舗に足を運んでみたりして、様々な情報を得られるようにしました。 【就職活動でPRしたポイント】 本命企業は、紙面履歴書とweb履歴書の2種類があったり、質問の聞き方が豊富だったりしたので、PRすることを複数用意していました。具体的には、養護実習・アルバイト・大学での活動の3つです。この3つでは違うPR内容を提示しつつ、矛盾しないように工夫しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 企業探しやエントリーシートの添削、相談などでお世話になりました。大学に登校しなくてもTeamsでもやり取りが可能だったので、助かりました。 就職活動のシーズンに入ると、キャリアセンターを利用する学生がすごく増えるので、早めの予約をおススメします。初期段階でガクチカ(学生時代に力を注いだこと)・自己PRなどに手をつけたほうが、後々、心の余裕が生まれると思います。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 周りに意識が行きがちになるとは思いますが、気張りすぎず、自分のペースで進めていけば良いと思います。良い結果が出なくても、ドンヨリ“しすぎる”必要はないです。“あなた見る目がないのね”マインドで行くのもアリです。 応援しています!
2024.02.08
就職レポートNo.774(農業協同組合/総合職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第774弾! 現代教育学科15期生(24卒) S.N さん 農業協同組合(総合職) 内定 【その企業に決めた理由】 お人柄です。仕事は長期間お付き合いすることですので、雰囲気が自分と合う場所で働きたいと思っていました。面接で様々な職員の方々とお会いする中で、和やかな雰囲気で自分らしく話すことができると感じました。それに加えて事業内容や職場環境が自分の就職活動の軸と合致したため、決めました。 【就職活動を振り返って】 就職活動中は心身ともに辛い時期もありました。そんな時には友達や先生方、キャリアセンターの方々に励ましていただきました。また、周囲の働いている人達にもたくさん相談しました。話を聞くことで自分の視野が狭くなっていることに気付きました。周囲の支えがあったからこそ、就職活動を無事に終えることができました。本当に支えてくださった方々に感謝が尽きません。本当にお世話になりました! 【就職活動でPRしたポイント】 資格取得のために勉強した経験等をアピールしました。大きな成果ではなく、自分で考えて行動し、成長できた経験をアピールすれば、魅力は伝わると思います。まずはご自身の学生生活を振り返り、自分が何を考えてその事柄へ取り組んだかを整理してみてください。そうすると自分の考えが見えてきて、内容に一貫性が出ると思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 大変お世話になっていました。対面だけではなく、遠隔(WEB)でも面接練習や履歴書の添削等をしていただきました。特に面接練習はたくさんしていただきました。自分の言葉で簡潔に要点を伝えることが難しかったのですが、具体的なアドバイスが貰えたことで自信がつきました。自分の言葉で話せば想いは伝わると思います!そうするためにも事前準備を入念に行うことが必要です。キャリアセンターの方々はとても親身になって相談に乗ってくださります。ぜひ一度足を運んでみてください! 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動を始める方、就職活動中の方へ。 就職活動は大きな決断です。自分のことを考えたり、話したりすることは想像以上に大変なことです。就職活動中は分からない事だらけで、心身ともに疲労します。しかし、心身の調子を整えてこそ、あなた本来の魅力が伝わると思います。頑張りすぎずに、自分自身を大切に労わってくださいね。 悩むということはそれ程、就職活動へ真剣に取り組んでいる証拠だと思います。しかし、一人で悩むと思考が悪循環へ陥ってしまいます。そんなときは勇気を出して、周囲へ相談してください。 就職活動は誰かと比べるのではなく、自分が長期的に働くビジョンが描ける場所を見つけることが大切だと思います。ご自身と何度も向き合い、納得できる進路へ進めることを願っています。いつでも笑顔と挨拶を忘れずにいてください。応援しています!!
2024.02.07
就職レポートNo.773(奈良県/特別支援学校教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第773弾! 現代教育学科15期生(24卒) S.H さん 奈良県 特別支援学校教諭 勤務 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 畿央大学を選んだ理由は、一人ひとりの学生を大切にしてくれると考えたからです。畿央大学は担任制であり、専任教員が担任としてついてくださるため、教員と学生の距離が近いところに非常に魅力を感じました。大学の4年間は、自分の進路を大きく左右する大切な期間です。畿央大学では進路に関する悩みや相談に、ベテランの先生がアドバイスをしてくださるなど学生一人ひとりの進路や相談にきめ細かなサポートを受けることができ、安心して進路を選択することができると思ったからです。 【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 私たちが入学した時期はコロナ禍と重なってしまい、入学式がなくなり、オンデマンド中心の授業になるなど、2回生の前期までは自分が思い描いていたようなキャンパスライフを送ることができませんでした。しかし、オンデマンドの授業においても、教育についてしっかりと考えを深めることができるような授業が展開されました。また、なかなか顔を合わせて会話できない中、オンラインで交流をする機会を設けていただき、そのおかげで友達もしっかりと作ることができました。2回生の後期からは、徐々に日常生活が戻ってきて、憧れだった畿央祭実行委員に入ることができ、たくさんの思い出を作ることができました。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 特別支援学校を目指した理由は、ボランティアで行かせていただいた放課後デイサービスがきっかけです。放課後デイサービスには、発達障害がある子どもたちも多く通っていました。触れ合う中で、子どもたちが抱く困難に対して畿央大学で学んだ専門的な知識などを活用して試行錯誤しながら子どもたちとともに困難に挑戦し、少しずつできるようになる姿、成長する姿を見ることができたこと、成長に携わることができたことにとても喜びを感じました。私は、この先も子どもたちの成長の支えになり、ともにこの喜びを感じていたいと思い特別支援学校の教員を志望しました。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 1回生の頃から放課後デイサービスのボランティアに取り組み、たくさんの子どもたちと関わってきました。特別支援学校の教員を志してからは、放課後デイサービスのボランティアだけではなく、特別支援学校の学習支援員のボランティアもさせていただき、障害のある多くの子どもたちと触れ合う中で、寄り添う姿勢や、一人ひとりのニーズに合わせた支援について学びました。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 教員採用試験に対して不安しかなかったのですが、教採・公務員対策室の先生方が早期から対策講座を開いてくださり、何か悩み事や心配事があれば相談にのっていただきました。また、ほかの校種に比べて特別支援学校を志望する人は少ないのですが、特別支援に特化した対策講座や各自治体の傾向に合わせた対策講座があり、一人ひとりの苦手や不安に真摯に向き合ってもらえて畿央大学の教員採用試験対策の手厚さを実感しました。また、周りの友達とも考えを深めあったり、相談にのりあったりと、ひとりで戦うのではなく、畿央大学というチーム一丸となって取り組むことができたことが自分にとってとても大きかったです。 【これからどのような教師になりたいと考えていますか。】 理想の教師は、どんな時でも子どもたちの心に寄り添うことができ、可能性を広げることができる教師です。子どもたちが抱える困難や課題に同じ目線に立ち、ともに向き合い、やりたいこと、チャレンジ精神をしっかりと温かい言葉で支え、向き合える環境を準備することができる教師になりたいです。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験に向けての勉強をしていくうえで、私が一番大切だと感じたことは周りの人の存在です。もちろん受験するのは自分であるため、ひとりで頑張らなくてはならない時もあります。しかし、勉強したくない、学校に行きたくないなど、勉強に対するモチベーションを高く保つことができない時もありました。そんな時、同じ教師を目指す友達やそれをサポートしてくださる教採・公務員対策室や大学の先生方と話す時間や高めあう時間が心の支えになりました。教員採用試験対策は、個人戦であり、団体戦だと思います。周りの友達と切磋琢磨し、先生方に相談しながら、畿央一丸となって合格を勝ち取ってください。応援しています。
2024.02.06
2023年明日香村竹テントワークショップvol.5 【完成編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは2023年9月19日~21日までの3日間の明日香村竹テントワークショップにて、竹テントを制作しました。明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 ▶前回の記事はこちら(準備編、1日目、2日目、3日目) 前回の竹テント制作の続きとして、2023年11月17日に、陳ゼミで明日香村の竹テントの設置および竹椅子の制作を行いました。なお、大学で事前に制作した竹風鈴や竹照明を設置しました。陳ゼミの学生14名と教員1名で、竹テント設置グループと竹ベンチ制作グループに分かれて、作業を進めました。 竹テント設置グループ 前回の作業で完成した竹テントのフレームにテント布をかけ、また、大学で制作した竹風鈴、竹ランプの設置を行いました。雨上がりで地盤が固まっておらず、テントを安定させるためのベグ打ちは苦労しましたが、完成したテントを見ると達成感を感じられました。 下記の写真は、竹テントのフレームにテント布をかけた作業の様子です。 また、竹風鈴、竹ランプをつけたことによって華やかさが生まれ、明るい雰囲気になりました。 竹ベンチ制作グループ 次に竹ベンチの制作グループです。大学で事前に1脚目を試作として作り、現地で残りの3脚の制作をしました。まず、3脚分のフレームを作り、その後、根太と座面という順番で作業を進めました。当日は雨天で、主に家屋の屋根の下で作業を行いました。 足場の悪い中ですが、なんとか4脚分の椅子が完成し、設置を行って試しに座ってみました。すると、1脚の椅子脚が斜めに倒れこんでしまいました。 この出来事があり、竹ベンチの横材を追加で入れてみるなどの補強を試みましたが、現地で道具と時間の制限で、竹ベンチが完成させることができず、一旦持ち越しになりました。 1脚の竹ベンチを大学に持ち帰って、補強作業を行い、竹ベンチの強度を確かめました。 2023年11月29日に、陳ゼミの学生3名と教員2名はもう一度明日香村の現地へ、4脚の竹ベンチを補強して、無事完成することができました。竹テントの布と竹フレームとの結び方も現地で調整しました。 営業日前日の最終確認 2023年12月8日に、明日香スタンド初回営業日の前日、陳ゼミの学生9名+教員1名で保護の塗装作業を行い、竹テントと竹ベンチの最終確認をしました。 明日からお客さんに利用してもらえると思うと、感慨深い思いと同時に、貴重な体験ができたことを嬉しく思いました。 営業日当日の様子 明日香スタンドの営業日に、竹テントと竹ベンチが使われている様子の写真を頂きました。(写真提供:明日香村商工会、2023年12月) ▼竹テントType A「座りぃなbamboo」 ▼竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 まとめ【感想】 久々の明日香村での作業でしたが、民家の改修も進んでおり、明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)の完成が少しずつ見えてきたように思います。今回のようにハプニングもありますが、一旦冷静になって、案を練り直し、再考することで乗り越えられることを学んだので、この経験は学びにつながったと思います。 夏休み前からみんなで意見を出し合いながら竹テントの計画を行い、自分たちの手で作りそれが目に見える形となったことにとてもやりがいや達成感を感じます。またこうして一から自分たちで考え出したものが実際に使われることや、村の人々や訪れた人々が楽しく明るい時間を過ごせる空間になっている様子を見てとても喜びを感じました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 富久 菜乃華、中谷 天音、廣瀬 舞果 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.4【最終日】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」