2017年のすべての新着情報一覧
2017.03.22
健康栄養学科5期生同窓会レポート!
3月5日(日)に健康栄養学科5期生の同窓会を開催しました。1ヶ月前に呼びかけたにも関わらず、卒業生17名とお世話になった先生が4名もお越し下さり、合計21名の賑やかな会となりました。 卒業から約6年も経てば、それぞれが様々な道を歩んでいます。新卒で就職した職場で6年間励んでいる人、転職してさらに生き生きと仕事をしている人、仕事も趣味も楽しんでいる人、婚活中の人(笑)、結婚し妻となり母となっている人、自分探しの日々を歩んでいる人!? お洒落な店で美味しい料理を食べながら、それぞれに近状報告。ときには先生から真剣かつユニークなアドバイスをいただきながら、今後の人生について考える1コマも・・・。卒業してからもこうやって気にかけて、いつまでも応援し続けてくださる先生方のお言葉に感謝するとともに、「本当に畿央大学は温かいところだなぁ・・・」と、感慨深くなりました。 おしゃべり好きな仲間たちとの楽しい時間はあっという間! 「また明日からも頑張ろう!」と思えたひとときでした。 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.03.22
助産学専攻科5期生、修了&卒業式レポート!
2017年3月15日(水)、助産学専攻科の課程を修了しました! 畿央大学の看護医療学科から助産学専攻科に進んだ学生もいれば、他大学から進学してきた学生、何年か看護師を経験してから助産師を目指しに来た学生など、様々な環境から助産師になるために不安と期待を抱きながら入学してから早1年! あっという間に怒涛の1年が過ぎてしまい、寂しくもあり、嬉しくもある。そんな気持ちです。 前期は勉強と分娩介助の技術演習に明け暮れ、後期は助産学実習と卒業研究、国試勉強、NCPR(新生児蘇生法)の資格取得といった盛りだくさんの1年でした! 大変だったこの1年を乗り越えられたのは、支えてくださった先生方と仲間がいてくれたからこそ! 私たち5期生は、個性豊かで賑やかな学年で、年齢問わず仲良しで、いつも笑顔と笑い声が絶えませんでした! 卒業式では、頑張ってきた1年を振り返ると、思いが込み上げてきて思わず目頭が熱くなり、卒業パーティー、そのあとの謝恩会でも先生方とお酒を飲みながら、10年後の自分について一人ずつ語り、先生が今の私達ぐらいの時はどうだったかなど色んな話をして楽しく和気あいあいと時間を過ごしました。 この1年、先生からは、母子2人の命を担う責任感をしっかり持たなければならないという厳しさを教えていただきました。このことは、助産師になれば嫌というほど実感させられると思います。先生からのありがたく温かいメッセージをずっと忘れず心に留めておきたいと思っています。 これからは各々が授業、演習、実習で感じたこと経験したことの初心を忘れず、胸を張ってお産のケアに携わることが素晴らしい仕事と言えるような助産師になっていきたいです。 助産師として働きだしてからも、泣き、笑い、考え、悩み抜いたこの1年を思いだして、全身全霊をかけて頑張っていきたいと思います。 助産学専攻科 5期生 浅野友里 【関連記事】 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を開催!~助産学専攻科 第5回助産学専攻科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 乳房マッサージでご活躍されている宮下美代子先生が来学!~助産学専攻科
2017.03.22
神経リハビリテーション学研究室の研究交流会が開催されました。
3月11日(土)、畿央大学にて神経リハビリテーション学研究室(大学院 森岡研究室)の研究交流会が開催されました。今回は、吉備国際大学の竹林崇先生,伊丹恒生脳神経外科病院の竹内健太先生(いずれも作業療法士)に御来学頂き、研究紹介を行って頂きました。また、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住助教、大学院生の藤井、高村、石垣からも研究紹介を行い、双方の研究に関して意見交換を行いました。また、本会では在学中の大学院生以外にも、修士課程や博士課程の多くの修了生が参加し、懐かしい顏ぶれが揃う機会にもなりました。 研究会の前半は、竹林先生と竹内先生からそれぞれの研究紹介がありました。 竹林先生の研究紹介では、CI療法(脳卒中後片麻痺上肢の集中訓練:Constraint induced movement therapy)とTransfer package(改善した上肢機能を生活場面の使用に汎化させる行動療法)との併用効果や、その改善に関する神経メカニズム、運動療法にロボットを用いることの有用性、そして、経頭蓋直流電気刺激と末梢電気刺激の併用がCI療法の効果に与える影響など、脳卒中患者を対象とした様々な臨床研究の成果を示して頂きました。脳卒中患者の上肢機能という事項に対して、様々な側面から評価・介入しつつも回復機序までも検証しておられる一連の取り組みに感銘を受けると共に、強い臨床志向的な研究動機に触れさせて頂きました。また、竹内先生からは、半側空間無視患者の臨床的評価に対する素朴な疑問を検証するために取り組んでおられる臨床研究を紹介して頂きました。普段の臨床で生じる疑問を取りこぼさず、それに対する仮説を立てて検証していく手続きの重要性を改めて学ばせて頂きました。 続いて後半は、畿央大学から半側空間無視の病態特性について藤井、高村が、慢性疼痛患者の運動特性について大住助教、姿勢制御の社会的特性に関して石垣が紹介させて頂きました。 それぞれの研究紹介に対して、竹林先生、竹内先生との意見交換だけでなく、修了生からの意見も活発に発せられ、予定時間を超過してしまうほどの充実した会となりました。また、普段から博士課程の先輩方の研究発表を聞く機会がある修士課程の私達にとっても、発表を聞く度に研究が発展している先輩方の姿を目の当たりにし、刺激を受けるとともに、自身の研究に取り組む姿勢についても学ばせて頂きました。 交流会の途中で撮影した集合写真ですが、実は他の共同研究で来学されていた東京大学医学部附属病院リハビリテーション科の四津先生が交流会へと足を運んでくださり、集合写真まで撮らせて頂きました。東京へ戻られるお忙しい時間にも関わらず、わざわざ足を運んで頂きました。ありがとうございました。 半日という短い時間で開催された会ではありましたが、建設的な意見交換が活発に行われ、未来志向的な場を共有することができたと思います。そして、このような機会をきっかけに、様々な領域の研究者との協力関係を形成し、真にリハビリテーションの対象者に還元される研究成果の発信に繋げていきたいと思います。 最後になりましたが、ご多忙のなか御来学して頂いた竹林先生ならびに竹内先生、企画及び運営を実施してくださった博士後期課程の方々、そして、このような機会を与えてくださった森岡教授に深く感謝を申し上げます。 畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程1年 山道菜未
2017.03.17
健康栄養学科の学生が考案した弁当が近商ストアで販売されます。
(株)近鉄リテーリングと畿央大学の連携事業「近鉄サービスエリアメニュー開発プロジェクト」で、グランプリ・準グランプリを受賞し、実際にサービスエリアで提供されている「やまとポークのねばねばアボカ丼」「まほろば大和のうるわし豚丼」ですが、(株)近商ストアでの販売に向けた試作・試食会・検討会を重ね、今回新たにお弁当が完成しました。 レシピを考案した学生が「豚の塩麹漬けアボカ丼」「温玉入りのうるわし豚丼」と名付けました。 「豚の塩麹漬けアボカ丼」 「温玉入りのうるわし豚丼」 ◇販売店舗 近商ストア真美ケ丘店およびハーベス五位堂店 ◇販売期間 平成29年4月10日(月)より約2ヶ月 ◇販売価格 398円(税抜) 大学近郊の近商ストア真美ケ丘店およびハーベス五位堂店で、各店舗10パック限定販売となります!是非ともご賞味ください。 なお、コンテスト(審査会)でグランプリ・準グランプリを受賞した「やまとポークのねばねばアボカ丼」「まほろば大和のうるわし豚丼」は、引き続き西名阪自動車香芝サービスエリアで好評販売中です。 畿央大学では今後もこのような課外活動を社会勉強の一環とし、地域社会にも貢献すべく、さまざまなコラボ事業を行っていきます。 【関連記事】 近商ストアとコラボした弁当の販売に向けて第2回試食会を開催し、商品が決定しました! 株式会社近商ストアとコラボした弁当の販売に向けて、試食会を開催しました。 阪和自動車道 岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携「近鉄香芝SAフードコート丼物メニュー開発プロジェクト」審査会を行いました。 近鉄連携「香芝サービスエリア 丼物メニュー開発」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。 【過去の商品化関連記事】 平成26年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成25年度 西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。(平成25年度)
2017.03.17
気仙沼でのボランティアレポートvol.1~現代教育学科古川ゼミ
こんにちは。古川ゼミ3回生の橋本紫瑛です。 教育学部の古川恵美先生は、東日本大震災以降、継続して宮城県の気仙沼で活動されています。先生から「気仙沼で学生がボランティアできる活動がある」と聞き、古川ゼミ3回生の辻本真理奈、野田有未、橋本紫瑛、南出麻帆の4人が、3月2日(木)〜4日(土)3日間、気仙沼を訪問し、多くのことを学ばせていただく機会を得たので報告させていただきます。 3日間でより多くのことが学べるようにと、古川先生と気仙沼市の方々で調整してくださり、辻本さんが学生の動きを整理し「しおり」にしてくれました。 1日目は伊丹空港から朝8時15分発の飛行機で仙台空港へ。仙台空港アクセス線に乗り仙台駅に到着、そこからは高速バスを利用して気仙沼駅に向かいました。これが最短時間でしたが、気仙沼に到着したのは16時過ぎでした。この日は、震災遺構が決定した宮城県気仙沼向洋高等学校の校舎を実際に見ることを勧められていたので、到着後すぐ、暗くなる前にタクシーに乗り、震災当時のまま残る宮城県気仙沼向洋高等学校の旧校舎に向かいました。 向かう途中で、タクシーの運転手の方から震災当時の街の被害の様子やタクシーの運転手仲間が車ごと津波に流され亡くなられたことなどのお話しを聞かせていただきました。 旧校舎に向かうまでの街並みは、多くの場所で工事が行われており、平らに整えられた土地が多く、建物は真新しく、ここに多くの家屋があったのだ、と改めて思いました。 旧校舎の中に入ることは出来ませんでしたが、写真で見ていたより、はるかに強い印象でした。4階建ての校舎の窓ガラスが3階までは全て無く、4階でも一部割れているところがあり、校舎全てが潰されていましたました。津波の怖さを体験していない私には信じがたい光景でした。 帰り道には、どういった経路で避難されたのかを実際にその道を通りながらお話してくださいました。実際に、現地に足を運び、その土地の方から震災について学ぶことが大切だと思い、また伝えてくださる人の必要さを強く感じました。 現代教育学科3回生 橋本紫瑛
2017.03.17
気仙沼でのボランティアレポートvol.2~現代教育学科古川ゼミ
教育学部3回生の辻本真理奈です。 教育学部の古川恵美先生は、東日本大震災以降、継続して(宮城県)気仙沼で活動されています。私たちは、先生から気仙沼で学生がボランティアできる活動があると聞き、今回、古川ゼミ3回生の辻本真理奈、野田有未、橋本紫瑛、南出麻帆の4人が、3月2日(木)〜4日(土)3日間、気仙沼を訪問し、多くのことを学ばせていただく機会を得たので報告させていただきます。 初日については、「レポートvol.1」で橋本さんが報告しています。 2日目は、まず宮城県気仙沼向洋高等学校に行かせていただきました。 宮城県気仙沼向洋高等学校は、気仙沼市階上(はしかみ)地区にありましたが、平成23年3月の東日本大震災の津波により校舎(震災遺構として保存が決定しています)が全壊しました。そのため現在は、宮城県気仙沼高等学校の第二グランドを借用して建設された仮設校舎で教育活動をしています(古川先生はここに平成23年12月から継続して通われています)。 千田健一校長先生から、東日本大震災のお話をしていただきました。気仙沼向洋高等学校の現状や気仙沼市の被害状況、震災直後の気仙沼向洋高等学校の様子を聞かせていただきました。「当たり前の生活が当たり前じゃなくなった。」「当たり前を当たり前と思ってはいけない。」という言葉を聞いて、今の自分の状況や状態のありがたさを感じました。前日に旧校舎を訪問していたので、当時の写真などを合わせてお話を聞いていると、津波の恐ろしさを改めて痛感しました。たった一回・一瞬の判断が遅くなると生死が決まってしまう、そんな状況を考えるだけで、言葉にできない想いになりました。 養護教諭の松本敦子先生からも震災当時や現在の状況などお話を聞きました。震災はいつ来るかわからないため、緊急時に備えて常に準備しておくこと、1人で抱え込まず協力・連携することの大切さなどを教わりました。松本先生には現在の校舎も案内していただきました。「仮設校舎」に初めて入ったのですが、階段も校舎内にあり、私が想像していた以上に広かったです。情報海洋科・産業経済科・機械技術科がある専門高校の教室や設備を見せていただきました。普段見ることがない設備等が多かったので、説明してくださるたびに新鮮でワクワクしました。 午後からは、宮城県立気仙沼支援学校に行かせていただきました。 地域支援コーディネーターの佐藤牧子先生と菊地郁子先生に校舎を案内していただきました。元気に活動している児童生徒たちとも触れ合えて、とても嬉しかったです。先生方はとても細やかな対応をされていました。1対1で対応したり、訪問教育も行ったりされていることも教えていただきました。 校内を見学した後、支援学校の概要や震災当日についてのお話を聞きました。避難所で生活する時に、障がいがあることを何度も説明することは保護者にとって精神的負担が大きく、その児童生徒の特性を伝えられるバッジや名札などがあれば良かったというお話がありました。避難を経験したからこその意見だと感じました。震災等で避難をすると、今までの生活環境と大きく変わります。その中でできる工夫や気配りがあれば、保護者や先生方、児童生徒が感じるストレスが少しでも減るのではないかと思いました。しかし、それを実際に震災が起こった時にスムーズに行うことは、事前に相当な練習をしていないと難しいのではないかと感じました。 今回、現地に行って、先生方にお話を聞いて、さらに自分の身で感じることができるという、貴重な経験をさせていただきました。ここにお名前をあげなかった方々からも、書ききれないほどのたくさんのお話を聞かせていただきました。お忙しい中、私たちが理解しやすいように貴重な資料等を準備いただき感謝しています。本当に多くの学びを得ることができました。気仙沼の方々の温かみを感じました。これからも人とのつながりは大切したいと、あらためて思いました。 現代教育学科3回生 辻本真理奈 【関連記事】 気仙沼でのボランティアレポートvol.1
2017.03.17
気仙沼でのボランティアレポートvol.3~現代教育学科古川ゼミ
教育学部の古川恵美先生は、東日本大震災以降、継続して宮城県の気仙沼で活動されています。先生から「気仙沼で学生がボランティアできる活動がある」と聞き、古川ゼミ3回生の辻本真理奈、野田有未、橋本紫瑛、南出麻帆の4人が、3月2日(木)〜4日(土)3日間、気仙沼を訪問し、多くのことを学ばせていただく機会を得たので報告させていただきます。 教育学部3回生の野田有未です。 3月4日(土)「コミュニティ広場ふぁみりあ」でボランティア活動をさせていただきました。その報告をします。 発達障害者支援センターのスタッフの方がホテルに私たちを車で迎えにきてくださいました。活動場所である前浜真琳センターに到着する前に、階上地区を回ってくださいました。震災で亡くなられた方の名前が記載された記念碑に連れて行っていただき、4人で手を合わせてきました。 「コミュニティ広場ふぁみりあ」は、障がいや病気のお子さんを育てる保護者の方同士で日々の育児のことなど、交流の場として毎月活動されているそうです。私たちは、お子さん達と交流をさせて頂きました。 当日は、プレーワーカーズさんが運営している「プレーカー」の出前活動がありました。 色鮮やかにペイントされた「プレーカー」から、トランポリン、手作りホッケー、木の板、のこぎり、トンカチなど、様々な遊び道具が運び出され、子どもたちは宝石箱を見るように目を輝かせていました。 木の板をクレヨンで塗り木工用ボンドでくっつけている子ども、紙コップや紙皿に絵を描いて弟へプレゼントする子ども、海へ出かける子ども、その場にいる子どもたちは十人十色の遊びをしていました。 私が一緒に遊んだお子さんは、手や足を自由に動かすことが困難なお子さんでした。一緒にトンカチを持って木の板に釘を刺すという遊びを楽しみました。笑顔いっぱいで私もとても楽しく遊びました。 現代教育学科3回生 野田有未 【関連記事】 気仙沼でのボランティアレポートvol.1 気仙沼でのボランティアレポートvol.2
2017.03.17
気仙沼でのボランティアレポートvol.4~現代教育学科古川ゼミ
教育学部の古川恵美先生は、東日本大震災以降、継続して宮城県の気仙沼で活動されています。「気仙沼で学生がボランティアできる活動がある」と先生から聞いて、古川ゼミ3回生の辻本真理奈、野田有未、橋本紫瑛、南出麻帆の4人が、3月2日(木)〜4日(土)3日間にわたり気仙沼を訪問、多くのことを学ばせていただく機会を得たので報告させていただきます。 教育学部3回生、古川ゼミの南出麻帆です。 2日目の宮城県立気仙沼支援学校に行かせていただいた後に、4人でリアスアーク美術館に訪れました。ここには、東日本大震災を記録した写真や物が展示されており、全ての写真や物にレポートやコメントが付いていました。私はその中でも特に物についているコメント(被災した方々やそれを拾った方々のその物への気持ちなど)が、とても心に響きました。 夕刻には、宮城県気仙沼高等学校定時制に行かせていただき、保健室で養護教諭の小野寺幸世先生から緊急派遣で東京から臨床心理士が来ていることをお聞きしました。生徒との面談は養護教諭が調整をしているなど、面談前の臨床心理士の先生からリアルに教えていただきました。 全日制の教頭をされている狩野秀明先生からも、お話を聞かせていただきました。震災発生時は教育委員会で勤務されていて、その翌々年度から3年間、気仙沼向洋高等学校で教頭として復興に携わっておられました。震災直後の学校再開ができない間のこと、再開したが交通網が破綻している中で宮城県が工夫してこられたこと、現在はどんな課題があるのかなどを学びました。今回の気仙沼訪問までに事前学習していましたが、実際に自分の目で見て、実際に経験された先生方からお話を聞くことによって、当時の状況などを理解することができたように思います。ただ、まだまだ一部だと思っています。 今回、言葉では表せない感情が浮かび、それを言い表せる言葉がまだ見つかりません。古川先生から、「あなたが感じたことをあなたの言葉で多くの人に伝えていくこともボランティア活動です」と言われた意味は理解できましたが、文字にすると簡単な言葉しかできないのが自分の現状です。ある意味では活動途中と言えると思います。学んだことや感じたことを落ち着いて整理をし、言葉にしていろんな人に伝えていきたいと思います。 教育学部3回生 南出麻帆 【関連記事】 気仙沼でのボランティアレポートvol.1 気仙沼でのボランティアレポートvol.2 気仙沼でのボランティアレポートvol.3
2017.03.17
畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) vol.10~最終レポート!
2017年2月25日(土)から3月14日(火)にかけて、12名の畿央生がカナダのビクトリアでの短期語学留学プログラムに参加しました。学生からの最終レポートです! こんにちは。教育学部現代教育学科1回生の茂木陽菜です。カナダでの短期語学留学について報告します。今回のプログラムは、2週間ホームステイをしながら語学学校に通うというものでした。出発前は、緊張していてとても不安でしたが、終えてみるとあっという間の2週間でした。 今回の留学を通して多くのことに気づき、学ぶことができました。今回は、そのうちの3つについて書こうと思います。 1つ目は、会話の大切さです。日本では、相手の思いを汲み取ったり、自分の気持ちを相手に察してもらおうとしたりすることが多くあります。しかし、カナダでは黙っていては相手に何も伝えることができません。そのため、コミュニケーションでにおいて会話がとても大切になります。語学学校でもconversation(会話)の授業があり、相手の意見を聞いて、それに同意するか反対するかなど、自分の意見を伝える練習をしました。その時に、先生に”Why?/Why not?” を聞くようにと言われました。つまり、きちんと理由をもって、自分の意見を言い、芯を通すことが必要だということです。この授業中に理由を聞かれたときに詰まるのは日本人が多いと気づきました。なんとなく答えてしまい理由がない人や、そもそも自分の意見を持っていない人が多いからだと思います。また、人の意見に反対することが少なく、周りに合わせることに慣れていて、主張することに戸惑っている人もいたと思います。私も何度もなんとなく答えてしまい、困りました。しかし、相手の意見と違う考えだったとしても伝えることが大切で、伝えられた時には楽しく議論することができました。これからも自分の考えを持ち、しっかり発信して、積極的に多くの人とコミュニケーションをとっていきたいです。 ▲卒業式の様子 2つ目は、自分の英語力についてです。実際に「英語しか使えない」という環境へ行ってみて、話せないもどかしさを感じました。1つ目にも書いたように、会話中心の授業の時に思っていることを説明したくても伝えられなくて、悔しいことがありました。しかし、同時に英語を話すことの楽しさも学びました。語学学校では、韓国・スイス・コロンビアなど本当に色々な国から生徒が集まって一緒に勉強をします。そこでは、英語を手段として、多くの人と話すことができ、とても楽しかったです。さらに、自分だけではなく多くの人が頑張って英語を勉強しているということを知ることが、自分ももっと頑張ろうという意欲に変わりました。 ▲学校の近くのブリティッシュコロンビア州議事堂 3つ目は、日本とカナダの文化の違いです。ホストマザーにカナダについて聞いた時に「カナダは、色々な国からの移民を受け入れているから、食事も文化も多種多様で、例えば、カナダ料理と言っても、それぞれがそれぞれの国の料理を作るからあまりカナダ料理というものはないの。メープルやオーガニック料理は有名だけど、それだけではなく、色々な国の文化を受け入れてできているのがカナダよ。」と言っていました。カナダにいると、違う国からきた人が一緒に暮らしていて、私も全然目立ちませんでした。そういう点でも、日本との違いを感じました。また、反対にカナダに行くことで、日本人の丁寧さや謙虚さなど、日本の良いところにもたくさん気づくことができました。 ▲イギリス料理のフィッシュ・アンド・チップス ▲pan roasted salmon この2週間はあっという間でしたが、充実した時間を過ごすことができ、私にとって、とても大切な経験になりました。学んだことを生かして、将来は英語を通してほかの国の人と話すことができる楽しさを伝えたり、異文化を理解する心を育てるとともに、広い視野で考える手助けができる先生になりたいです。そのためにも、今回の留学で感じた悔しさと、英語で多くの人と話すことができるという楽しさを忘れずに、英語をもっと勉強していきたいと思います! 現代教育学科 1回生 茂木陽菜 【関連記事】 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.9~バンクーバーでの自由時間編 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.8~Week2編 その3 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.7~Week2編 その2 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.6~Week2編 その1 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.5~Week1編 その3 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.4~Week1編 その2 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.3~Week1編 その1 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.2~学校が始まるまで編 畿央大学短期語学留学プログラム2016(カナダ) 現地リポートvol.1~出発編 カナダでの短期語学留学プログラム2016、スタート!
2017.03.16
平成28年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2016(平成28)年度卒業証書・学位記・修了証書授与式が3月15日(水)に冬木記念ホールにて挙行され、健康科学部281名(理学療法学科67名・看護医療学科92名・健康栄養学科75名、人間環境デザイン学科47名)、教育学部153名、助産学専攻科7名、大学院27名(健康科学研究科修士課程22名、博士後期課程2名、教育学研究科修士課程3名)の合計468名を送り出しました。 10時に開式、国歌斉唱を終えると、学部学科ごとの代表者に卒業証書・学位記・修了証書が手渡されました。その後、学長表彰が行われ、特に優秀な成績を修めた学生が各学科1名選ばれ、表彰状と記念品が手渡されました。 冬木正彦学長による式辞では、「建学の精神である『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を卒業後も実践し、大学で培った仲間との絆や支えてくださる周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、社会で活躍してください。」という言葉が送られました。続いて山村吉由広陵町長、清水隆平後援会長、唄大輔畿桜会長よりご祝辞をいただきました。 その後、学生自治会である畿友会長の光岡克真さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して現代教育学科の土山小梅さんが答辞を述べました。 午後4時からは会場をホテルニューオータニ大阪に移して「卒業パーティー」が開催されました。女子学生たちは袴姿からドレス姿にお色直しして再登場。全学科が一つのキャンパスにある本学では学科をこえた交流も多く、恩師を囲みながら仲間たちと終始笑顔の絶えない時間となりました。 大学公式facebookページに式典およびパーティーのフォトレポートを掲載しておりますので、合わせてご覧ください。 (facebookアカウントをお持ちでない方もご覧になれます) 卒業式 フォトレポート 卒業パーティー フォトレポート