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2015.06.16
学生広報スタッフBlog vol.171~広報スタッフの活動
こんにちは! 学生広報スタッフの、きーさんです( ^ω^ ) きーさんは看護医療学科(保健師課程)の地域看護学実習(前半の保健所実習)を無事終了! 卒業研究、週1回の必修授業とゼミに加えて保健師の実習☆ それらと並行して課外活動も楽しむ日々を過ごしています♪ ▲保健所実習外回り☆ 地区を歩くのも保健師の醍醐味♪ ▲スイーツで息抜き♪(昼休みです!) ▲プライベートでも食べる! ▲知る人ぞ知る「ポーポキ」スイーツ♪ と、近況はここまでにして、今回のテーマは学生広報スタッフ第2弾!! 6月定例ランチミーティングでは、完成した新パンフレットが披露されました(^^) それに続き、大学紹介動画についての話し合い☆ ところで皆さん、「1分でわかる畿央大学」の動画はご覧になりましたか? 昨年作成された全7本の紹介動画。 この続編を作ろうという動きがあるんです♪ それについて、動画作成業者さんも交え活発な意見の交換を行いました! さあ、どんな動画が出来上がるのか、お楽しみに!! ▲新パンフレット♪ ▲広報スタッフの紹介ページ☆ ▲定例ランチミーティングの様子☆ 活発に意見が交わされていつになく?会議らしい会議に(笑)
2015.06.16
平成27年度ニューロリハビリテーションセミナー機能編Aを開催しました。
2015年6月13日(土)-14日(日)に畿央大学冬木記念ホールにて「ニューロリハビリテーションセミナー機能編A」が開催されました。日本全国から300名以上の方々にお越し頂き、ありがとうございました。 今年度からニューロリハビリテーションセミナーはリニューアルされました。これまでの「基礎編」の内容をYoutube動画「10分でわかる脳と構造と機能」配信での自己学習とさせて頂き、今年度のセミナーではより応用的・実践的な内容を充実させるために「機能編A」「機能編B」「病態・臨床編」と刷新。今回はその中の「機能編A」が開催されました。 第1講座は松尾篤教授による「情動の神経機構」であり、対他者における「社会的コミュニケーション」の中核を成すものを解説して頂きました。情動はリハビリテーションの現場で直接的に扱うテーマではないかもしれません。 第2講座は前岡浩助教による「記憶の神経機構」であり、記憶に関する用語の整理から、神経心理学的知見から神経科学的知見までが丁寧に説明されました。記憶障害を持つ患者さんの理解と治療の一助となればと思います。 第3講座は私(大住倫弘)による「視覚・体性感覚の神経機構」でした。視覚と体性感覚のそれぞれの神経科学的知見とその統合、アクティブタッチ、アウェアネス、ラバーハンド錯覚、セルフタッチと様々な視点から講義させて頂きました. 第4講座は森岡周教授による「注意の神経機構」であり、注意障害や半側空間無視の病態に関してはもちろん、分かりやすく日常生活における注意の働きに落とし込みながら講演されました。 第5講座は河村民平先生による「言語の神経機構」でした。「言語の神経機構」は今回から新しく導入された講座であり、言語聴覚士の先生方にも興味を持って頂けたと思います。音声言語、単語、範疇化、概念化、文の理解に関する神経機構、文法処理や言語情報処理を支える神経ネットワークなどが解説されました。 第6講座は信迫悟志助教による「上肢運動の神経機構」でした。サルおよびヒトにおける到達運動・把握運動の神経機構が、背側‐背側経路、背側‐腹側経路に分けて細かく解説されました。 第7講座は岡田洋平助教による「姿勢制御の神経機構」でした。脊髄、大脳基底核、前庭、小脳、大脳皮質がどのように姿勢制御に関与しているのかが詳しく解説されました。 第8講座は冷水誠准教授による「運動学習の神経機構」でした。報酬が運動学習に与える影響、順モデル・逆モデルについての神経機構を解説されました。スライドの間に分かりやすい(面白い)例えをはさみながら説明して頂きました。 さて、今年度からセミナー前日の午後、ニューロリハビリテーション研究センターを「オープンラボ」として開放して脳機能イメージング実験を体験していただきました。少人数のグループで測定したいものを話し合って実際に測定し、できる範囲で解析をしました(解析の残りはメールでお送りすることになっています)。実際に自分の脳活動が測定できるとなると、皆さん興味を示されていました。 今回のセミナーは「講師からの講義を聞く」というスタイルでしたが、今後、「ニューロリハビリテーションフォーラム」と「身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」を予定しています。 「ニューロリハビリテーションフォーラム」は実際の症例のリハビリテーションについて皆さんでディスカッションをする時間を設け、「身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」はポスター演題も募集しています。未完成なもので大丈夫ですので是非ともエントリーしてみて下さい。どちらもまだ募集は締め切っておりませんので宜しくお願いします。 最後になりましたが、受講された方々、運営スタッフの皆さんに感謝申し上げます。有難うございました。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘
2015.06.16
畿友会サマーフェスティバル2015【Follow your heart~心のままに~】開催レポート!
こんにちは! サマーフェスティバル実行委員の清水です! 6月6日(土)に行われたサマーフェスティバル たくさんの方に来ていただけて実行委員みんな大満足です^^ 余韻に浸っていたらブログを書くのを忘れていて遅くなりました(笑) 今年は【Follow your heart~心のままに~】をテーマとし、ポロシャツのデザインなどを決めていきました♪ ↑ポロシャツのデザイン 畿央大学内でのサマーフェスティバルの余韻も少しずつ薄れていってはいます・・・が、私はサマーフェスティバルの準備の時からの記憶がまだ鮮明に記憶されています。今年は例年よりも1ヶ月も早く開催したので時間が限られているなかで、実行委員みんな一生懸命がんばってくれました。本当に感謝です。 また、出演団体のみなさんや照明・音響を担当してくださった業者さんにも色々と迷惑をかけしまったけど、フォローいただき、感謝でいっぱいです。 私個人の感想として、サマーフェスティバルの最初で最後の統括をしてみて 人の上にたって指示を出すことの大変さ 規模の大きな企画を進めていく大変さを実感しました 準備期間が短くて、忙しくて大変だったんですが、ほとんどの実行委員が集まって活動できたのがうれしかったです。 みんなの笑っている顔を見ると疲れも吹っ飛んでました!! ではここで参加してくださった団体さんの写真の一部を載せていきます^^ 来年は新しいメンバーになってのサマーフェスティバル!! 今度は頼れる後輩たちにバトンタッチします。 みなさんとまた会えるのを実行委員全員でお待ちしております! 当日スタッフも含めて最後にパシャリ(何人かは電車などの都合で写っていません・・・) 人間環境デザイン学科 3回生 サマーフェスティバル実行委員会 統括 清水美裕
2015.06.16
畿央大学付属幼稚園の園児がキャンパスに遊びに来ました!!
こんにちは。マミポコ親子広場代表 現代教育学科3回生の川原田真理です。 ※マミポコ親子広場:近隣の小学生や未就園児を大学に招いて、遊んだり交流したりする学生主体の活動です。 6月11日(木)畿央大学付属幼稚園の園児約50人が、園外保育で大学を見学に来ました。 昼食後に園児が喜びそうなことをしてほしいとの依頼をいただき、“読み聞かせ”・“体操あそび”を準備しました。 “読み聞かせ”の絵本は大型絵本を用意して、「おおきなかぶ」を、“体操あそび”は「もぐら体操」を準備しました。 初めは緊張ぎみで表情の硬かった子どもたちが、遊んでいるうちに徐々に緊張がとけてきて、楽しんでくれているのがわかって嬉しかったです。 3~5歳の子どもたちがいたので“体操遊び”が難しかったり簡単すぎたりしないか心配でしたが、どのクラスの子どもたちも楽しんでくれていたように思えたのでよかったです。 子どもたちと関わることの楽しさを改めて実感し、学生自身も楽しみながら終始笑顔で活動することができました。ありがとうございました。 マミポコ親子広場代表 現代教育学科 3回生 川原田真理 【関連記事】 園外保育で畿央大学に行ってきました。【付属幼稚園 最新のお知らせ】
2015.06.15
「広島土砂災害復興活動」募金活動の報告とお礼~災害復興ボランティア部HOPEFUL
たくさんのご支援、本当にありがとうございました! 災害復興ボランティアHOPEFULです! 今回の広島土砂災害復興における募金活動(6月1日~11日)にたくさんのご協力、本当にありがとうございました。 皆様の温かいお気持ちのおかげで、45,589円の寄付金を集めることができました! 初めて募金活動を経験したメンバーは、それぞれの思いを声にして伝えてくれました! 今回集まった寄付金は、6月13日から広島復旧活動へ行くメンバーが、義援金としてしっかり届けさせていただきます!! 現代教育学科3回生 西野智香子 【関連記事】 「広島土砂災害復興活動」募金活動の協力のお願い!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 「広島土砂災害復興活動」募金活動第一日目~災害復興ボランティア部HOPEFUL
2015.06.15
オープンキャンパスの『食育SATシステム』体験に協力!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良
6月7日(日)に開催された畿央大学オープンキャンパスのイベント『食育SATシステム※1』体験に、ヘルスチーム菜良※2の6名がスタッフとして参加しました。3時間で28名の方が体験に来てくださいました! ※1 食育SATシステム…チェックしたい「1食分」の食事をトレーに選ぶだけで、瞬時に栄養価を計算し、食事バランスを5段階でわかりやすく評価する体験型栄養教育システム(いわさきグループ) ※2 ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成、食育・啓蒙・レシピ開発などに取り組んでいます。 当日は、健康栄養学科を志望している高校生だけでなく、現代教育学科や看護医療学科志望の高校生も参加いただきました。 ”自分の食べたいお昼ご飯”または”普段食べているお昼ご飯”を、フードモデルを用いて再現し、”栄養バランス”を5段階評価(最高で星5つ)で判定します。 たくさんのフードモデルに皆さん興味津々な様子でした。塩分が多すぎたり、カルシウムが足りなくて、なかなか「星5つ」を狙うのは難しかったようです。 判定結果を見て普段の食生活を反省されている方もいらっしゃいました。 これからもいろいろな機会に“栄養教育”に関するイベントに協力したいと思います。 健康栄養学科2回生 品川愛
2015.06.12
学生広報スタッフBlog vol.170~アカペラ部がSummer Festivalに出演!
学生広報スタッフの當摩です! 6/6(土)に畿央大学冬木記念ホールで開催された学内イベント「Summer Festival」に、アカペラ部ADVANCE#が出演しました!!! ADVANCE#の演奏を見に来てくださったみなさん、ありがとうございました! ADVANCE#の演奏はいかがでしたか? みなさんに日々の練習の成果を見ていただけたこと、非常にうれしく感じています! 今回、ADVANCE#からは6バンドが出演させていただきました。それでは出演したバンドを紹介します♪ 冬木記念ホールという大きな舞台ということもあり、緊張しつつも楽しく演奏することができました。来てくださったみなさんに、少しでもアカペラの楽しさが伝えることができていたら、と思います! 今回は出演者全員が上回生でしたが、ADVANCE#には一回生が13人も入部しています!(^O^) 今後のアカペラ部ADVANCE#の活動にご期待ください! 最後に、ADVANCE#のこれからの活動を紹介します! 7/13(月)~7/16 (木):学内LIVE![一回生の初お披露目♪] 8/22(土):納涼祭[ボランティアでの学外の活動] 来年1/16 (土):ADVANCE#のサークルライブが決定![是非1/16は予定を空けておいてください!!] 詳しくは決まり次第、Twitter『畿央大学アカペラ部ADVANCE#』で随時更新していきます。 皆様お誘い合わせの上お越しください! ▼Summer Festival出演者一同 学生広報スタッフ 看護医療学科2回生 當摩宥佳 →学生広報スタッフBlogアーカイブ
2015.06.12
橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産しょうがを使った飲食店メニュー開発」レシピ相談会を行いました。
2015年6月11日(木)学生たちが考えたしょうがレシピを、 プロの料理研究家による相談会でさらにグレードアップ! 今年で7年目を迎えた橿原市・橿原商工会議所と畿央大学健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、冨岡華代助手、参加学生33名)の連携事業ですが、今年度も一昨年から続いて「橿原産しょうが」をテーマに、『しょうがを使った飲食店メニュー』開発を行なっています。 ▲テーマ食材の新しょうが 2015(平成27)年6月11日(木)16時30分~、学生約30名が集まり、第2回勉強会(レシピ相談会)が行なわれました。 前回の勉強会ではクッキングスタジオバンビ主宰、フードコーディネーター、シニア野菜ソムリエとして活躍中のプロの料理研究家である松田弘子氏を講師にお招きして、しょうが料理の基本を教えていただきました。松田先生には一昨年から引き続き、しょうがを使用した新商品開発事業で、しょうが調理のコツをわかりやすく説明していただいています。今回は、学生グループが考えたしょうがレシピを実際に調理し、飲食店での商品化につながるかどうか、厳しいチェックが入りました。 それぞれのグループが作った料理を松田先生のもとにもっていき、いろいろな面からチェックをしていただき、どのように改善すればよいかを指導していただきました。 そこで教えていただいたことを学生達は真剣に聞き入り、考えながら質問した内容にも丁寧に答えて頂きました。 今回のレシピからグレードアップするためのアドバイスとしては「奈良らしさ(ネーミング・食材)」「ストーリー性」「誰が、いつ、どんなタイミングで、食べるのか」「女子大生らしさ」「みんなを笑顔にする料理」「しょうが感をどのようにだすか」「料理にはすべて意味がある」「お店の希望・客層をもう一度みて、マッチングする料理を考える」などがありました。 ▲相談会で作られたレシピ 各グループとも、アドバイスをいただいた後、次の6月25日(木)「レシピ検討会」に向けて、料理の方向性やストーリー性などを再検討するため、実際にマッチングを考える橿原市内の飲食店にこれから足を運ぶ学生もいるようです。 7月4日(土)の審査会本番に向けて、審査員をうならせる、どんな斬新なメニューが披露されるか、今から楽しみです。 【関連記事】橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った飲食店メニュー」開発事業がスタート!産官学連携「橿原産しょうがを使った飲食店メニュー開発」~視察研修会を実施!橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産しょうがを使った飲食店メニュー開発」第1回勉強会開催 【トピックス】 橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産しょうが飲食店メニュー」が2015年10月1日から販売されます。
2015.06.12
足趾の機能に関する研究論文が国際学術誌に掲載!~理学療法学科教員
国際学術誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載! 足趾(足の指)の握力は、足のどのような特徴と関係しているのか? 足趾握力の関連要因について調査した研究論文「Associations between toe grip strength and hallux valgus, toe curl ability, and foot arch height in Japanese adults aged 20 to 79 years: a cross-sectional study」が、「Journal of Foot and Ankle Research」という足関節や足部を専門にした国際学術雑誌に掲載されました。 我々は体力測定機器メーカーと共同で足趾筋力測定器を開発し(福本, 他.2011.; Uritani, et al. 2012. )、未就学児から高齢者までを対象に足趾握力の標準値の作成や足趾握力と体力あるいは障害との関係についての研究を進めています。これまでに2,000名近い成人を対象として、日本人の足趾握力の標準値を調査し、論文として発表してきました。(Uritani, et al. 2014.) 今回の研究論文では足趾握力は外反母趾の程度や土踏まずの高さなどとは関係せず、足の指をどれくらい柔軟に曲げることができるかに関係していたことを報告しています。 この学術誌の論文は「オープンアクセス」という、誰もがweb上で論文にアクセスして無料で読める方法で公開されています。今回我々が発表した論文は「Highly accessed」と表示されており、多くの研究者・臨床家の関心を引きアクセス数が多い論文として掲載されています(平成27年6月10日現在)。 今後も研究をさらに進め、我々の研究から得られた知見を社会に還元していきたいと思います。 理学療法学科 助教 瓜谷大輔 ▼今回掲載された足趾握力の関連要因に関する論文はこちらからご覧になれます。 http://www.jfootankleres.com/content/8/1/18 ▼以前に発表した足趾握力の標準値に関する論文はこちら。 http://www.jfootankleres.com/content/7/1/28 【瓜谷助教 関連記事】 WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞! 理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!
2015.06.12
身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会のご案内
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター主催 研究会のご案内 ニューロリハビリテーションは、神経科学に基づくリハビリテーションであり、神経科学に関する最新の知見の臨床的応用が要求されます。ヒトの多様で柔軟な身体運動の制御・学習を科学的に捉えるためには、運動学・運動力学を基礎としたバイオメカニクスだけでなく、神経科学の理解と応用が必要になります。これにより身体運動制御のメカニズムを包括的に解釈でき、各個人の呈する現象や病態に応じたリハビリテーションが可能になると考えられます。 また、ニューロリハビリテーションは、ヒトの社会的行動を基盤にして実践されるべきであり、その社会的行動には共感、心の理論、自己・他者意識、利他的行動、道徳、倫理など様々な範囲にまで及びます。これらヒトの社会的行動に関する科学的知見を整理し、医療あるいは社会におけるヒトの理解、ヒトの心の理解が深まることで、よりよいリハビリテーション医療の実践につながると考えています。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、上述した2つの領域に関連した研究会を開催します。「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」ではヒトの身体動作の制御システムを神経科学に基づく新しい視点で理解すること、「社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」では動物の社会的行動に関連する既存の学問分野を超えた新しい視点での研究成果を理解することを目指しています。本研究会では、これまでのニューロリハビリテーション研究と融合・発展させるために、セラピストと研究者が集まりディスカッションすることを通じて、日本におけるこの分野の発展と推進に貢献することを目的としています。 本研究会では、招待講演、指定演題発表、ポスター発表のプログラムを準備しております。参加のみでも可能ですが、是非ともポスター演題にも積極的にご応募いただき、活発なディスカッションの中から、これまでのセミナーとは違う学びの場、研究の場が創発されればと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。 第1回 身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成27年12月5日(土)10時10分開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学 身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 野村 泰伸 先生(大阪大学基礎工学研究科機能創成専攻 教授) ヒト静止立位と歩行運動の安定性と揺らぎの定量化と数理モデルシミュレーション 立位姿勢および歩行運動の動的安定性と疾患に起因するその不安定化の発現・発症メカニズムの理解を目指した研究をご紹介します。特に、柔軟性を保ちつつも外乱や生体システムパラメータの変動に対してロバストな安定性を実現する身体運動の神経制御メカニズムについて考えます。脳・神経系にとって被制御対象である身体機械力学系の状態の変動を考えたとき、「柔軟性」は、一方では定めされた状態からの変位・変動を許容する適応的性質と見なせますが、他方では好ましい状態からの大きな変位・変動を引き起こし、安定性が低い状態を生み出す原因と見なされます。しかしながら、健常な生体機能は、しばしば柔軟性と安定性という相反する性質が共存する状態として表出することが知られており、それは静止立位姿勢動揺や歩行リズムが示す「ゆらぎ」の非定常性やフラクタル性などによって定量化されます。この講演では、「ゆらぎ」の定量化とその生成に関わる脳・神経系による運動制御メカニズムについて議論します。 花川 隆 先生(国立研究開発法人 精神・神経医療研究センター、脳病態統合イメージングセンター 部長) 歩行の神経制御機構 臨床神経生理学的手法やイメージングを用いた姿勢・歩行研究をレビューし、歩行や姿勢に関わる中枢神経制御と歩行障害疾患の病態生理を理解することを目指す。 指定演題発表 奧埜 博之(摂南総合病院) 狭い間口通過時に生じるすくみ足の発現機序の検討 石垣 智也(畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程) ライトタッチ効果の神経メカニズムに関する検討 ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。 第2回 社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成27年12月6日(日)10時10分開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学 社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 村井 俊哉 先生(京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座 教授) 「社会性」という視点から心の病気について考える 人が社会の中で生きていくということは、単純化して言えば、他者が発信する社会的情報を読み取り、そして自らも社会に向けて情報を発信、そして行動していくことである。「社会的動物」と言われる人間において特に発達したこのような能力は総称して「社会的認知」と呼ばれる。そして、その基盤となる脳構造・ネットワークが次第に明らかにされている。扁桃体や、前頭葉・頭頂葉・側頭葉の諸構造を含むこれらの脳領域は「社会脳」と総称されている。情報の読み取りの側については、他者の表情からその感情を推測するような比較的単純な能力から、いわゆる「空気を読む」能力のような極めて高度な能力までが含まれる。これらの能力の脳内基盤が、脳損傷例を対象とした研究と機能的脳画像研究の両面から明らかにされてきた。扁桃体や内側前頭前皮質は、これらの能力に関わる代表的脳構造である。一方で、実際に私たちが社会の中でどのように行動するか、という情報・行動の発信の側には、もう一段階複雑な問題が内在している。私たちが社会の中でどのように振る舞うかは、私たちの能力のみで決まるのではなく、私たちの「価値観」が大いに関係するからである。人間の多様な「価値観」を決める軸の中で代表的なものは、利己性・利他性の軸である。人は自分の利益のためにのみ行動するのだろうか? あるいは、他者の幸せが自分の幸せともなるのだろうか? これは価値観の問題であり、そしてその価値観には大きな個人差がある。そして、最近の研究からは、このような個人差も、特定の脳領域や神経伝達物質の働き、さらには遺伝子で、部分的には説明できることがわかってきている。翻って考えてみると、リハビリテーション分野における医療実践とは、病気を扱うと同時に個人の価値観に向き合う営みである。近年、多分野の研究者が集まり活発な議論を繰り広げている社会性の脳科学の知見は、医療実践に携わる者にとっても、自らの日々の営為を振り返る上で、ユニークな視点を提供してくれるだろう。 平田 聡 先生(京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリ 教授) チンパンジーの社会的知性 チンパンジーはヒトに最も近縁な生き物である。彼らについての研究によって、人間の本性の進化的基盤の理解に至ることができる。社会的知性仮説では、知性の進化は複雑な社会に起因すると主張される。社会の中で、個体は様々な社会的課題に直面する。他者との競合、協力、葛藤解決などである。話者はこれまで、様々な社会的場面を実験的に作り出して、類人猿の社会的知性に関する研究をおこなってきた。例えば協力に関する研究では、2個体のチンパンジーが1本のひもの両端をそれぞれ同時に持って引っ張ると報酬が得られるという課題を設定した。この課題でチンパンジーは自己の行動を相手に合わせて調整することを学習することができた。その他、アイトラッカーや脳波測定、超音波画像診断装置などの最新の機器を使って類人猿の認知と行動を比較する研究をおこなってきた。本講演ではこうした研究成果について概観し、人間の心の進化的基盤について考察したい。 指定演題発表 松尾 篤(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター教授) 自己評価と社会性 西 勇樹(畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程) 疼痛閾値と内受容感覚の感受性および不安との関係性 ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。 ポスター発表応募要領 下記フォーマットをダウンロードして抄録を作成し、メール添付にて送信してください。 ※研究会により送信先アドレスが異なりますので、ご注意ください。 抄録書式 抄録サンプル 抄録データ作成送信先および注意事項 ●12月5日(土)「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」 立位姿勢、歩行、その他の身体運動の制御、学習に関連した基礎研究から、臨床研究まで広く募集します。また、身体運動制御学に関連した症例報告でも構いません。 提出先:s.nobusako@kio.ac.jp ●12月6日(日)「社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」 特に研究領域の指定はありません。神経科学的内容を含んでいない人文科学分野、精神心理学分野、医療コミュニケーション・行動学分野などからの発表も歓迎します。また、社会神経科学に関連した症例報告などでも構いません。 提出先:m.ohsumi@kio.ac.jp 文字数の制限はありません(但しA4用紙1枚以内)。 Microsoft Word(MS明朝・12ポイント)で作成ください。 アブストラクトの編集はこちらでは行いません。お送り頂いた状態を完成版として抄録集にまとめますので、誤字・脱字等のご確認をお願いします。 文字化け対策の為、WordとPDFの両ファイルをお送りください。 締切 平成27年11月25日(水) 参加申込について 申込フォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。 ※お手数ですが備考欄に「ポスター発表の希望の有無」について必ずご記入ください。 →研究会 申込フォーム 参加費用 両研究会2日間参加:5,000円 どちらかの研究会のみ1日参加:3,000円 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター事務局(畿央大学 総務部) TEL 0745-54-1602 E-MAIL soumu@kio.ac.jp