2014年のすべての新着情報一覧
2014.04.04
第19回クリーン&歴史ウォークに協力します。
畿央大学の隣にあるエコールマミを出発点として毎年春秋の2回実施している“クリーン&歴史ウォーク”が2014(平成26)年4月6日(日)に開催されます。地元正楽寺、八坂神社や南郷環濠集落を散策しながら美化活動を行うイベントです。 また今回は桜満開の時期ですので、桜見物を兼ねて、いつもより少し長い距離を歩きます。 なお、健康ウォーキングのレッスンは健康科学部松本大輔先生(理学療法士)が指導、学生ボランティアがイベントを支援します。みなさん、ぜひご参加ください。 内 容 地域美化活動・健康ウォーク 実 施 日 平成26年4月6日(日) ※小雨決行 集 合 (場所)エコール・マミ南館1F ふるさと広場 (受付)当日9:00~ (出発)9:30(解散)13:30頃 参加人数 先着100名(予定) 対 象 者 小学生以上(ご家族での参加歓迎!) 参 加 費 無料(パン・飲物進呈) 申込方法 エコール・マミ(電話0745-55-7770)へお電話、または、北館1Fインフォメーションにてお申込みください。 ※当日に集合場所の「ふるさと広場」でも直接、お申込みできます。 主 催 クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後 援 畿央大学、広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、 独立行政法人都市再生機構西日本支社 協 力 畿央大学学生、広陵古文化協会、ふたかみ史遊会 協 賛 ㈱関西都市居住サービス エコール・マミ営業所 ▲クリックで拡大します。
2014.04.03
客員研究員によるオーストラリア研究留学レポート!
今回、私は2013年9月から2014年3月までの7ヶ月間、オーストラリアのQueensland州にあるThe University of QueenslandのQueensland Brain Instituteにて研究留学を行ってきました。 私が所属したラボは認知神経科学研究室であり、ここではfMRIやEEG、TMSなどの脳機能計測機器を用いて主に運動と知覚に関する研究を行っていました。 私はここで運動学習に関する研究について実験プログラムの作成からプレ実験までを行い、非常に有意義な経験をすることができました。 ▼University of Queenland オーストラリアでの留学経験の全てをお伝えすることは難しいため、特に印象に残った点についてのみ紹介させていただきます。 オーストラリアで最も印象に残ったことは、人と人との相互作用、コミュニケーションの重要性についてです。オーストラリアには留学や仕事のために全世界から大勢の方が来られていました。大学内や公共交通機関であるバスや電車の中などでは、英語以外の言語が数多く飛び交っていました。そのような異なる国の方々と国籍や年齢、身分なども関係なく、英語をツールとしてコミュニケーションを図ることができたことは何よりも貴重な経験となりました。単なる情報の伝達のみをコミュニケーションと呼ぶのではなく、意思の疎通、心や気持ちの通い合い、そしてお互いに理解し合うことが本当のコミュニケーションであることを実感することができました。 また、Queensland Brain Instituteでは毎日朝10時にinteraction spaceでブレイクタイムがあり、そこでは様々なラボの研究員や院生がクッキーとコーヒーを片手に研究の話から雑談までざっくばらんに話をしていました。さらに、研究者のデスクは1階から7階まで、各階で1つの大きな空間を複数のラボが共有しており、異なるラボの研究者がお互いに気軽に話をすることができる環境が提供されていました。このように時間的・空間的に、いつでもどこでも人と人とが相互作用できる環境が新しい物事を創発するきっかけになることを感じました。 ▼Queenland Brain Instituieのデスク ▼QBI Level7からの眺め 畿央大学には留学経験がある先生方が数多くおられます。もし留学に少しでも興味がある方がおられましたら、先生方にお話しを伺いながらぜひともチャレンジしてみてください。準備から現地の生活まで困難なことが数多く待っていると思いますが、それらの困難は人を大きく成長させてくれますし、それらの困難を乗り越えることによって新たな自分に出会うことができると思います。 最後に、今回の研究留学を受け入れてくださったRoss Cunnington准教授、そして留学先での研究をサポートしてくれたラボのメンバー、今回の留学に関して様々なご助言をいただいた金子章道教授、森岡周教授に深謝致します。ありがとうございました。今回の留学経験を生かし、広く社会に貢献できる人間に成長できるように今後も精進していきたいと思います。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 客員研究員 中野 英樹
2014.04.02
学生広報スタッフBlog vol.120~「サラダわさび菜」品評会~健康栄養学科!
こんにちは!学生広報スタッフ、健康栄養学科3回生の仙度です。 今回は2回生後期、2014年1月30日に開催された「サラダわさび菜」の品評会についてご紹介します。 まず、みなさんは「サラダわさび菜」という野菜を知っていますか? 簡単に言えば、わさび風味の葉野菜です。 季節により辛味の強さが変わりますがピリッとしています。 このサラダわさび菜を、「給食経営管理論実習」という授業の一環でレシピ開発することとなりました。これは奈良県中央卸売市場との連携事業で、テーマは「サラダわさび菜とたまごを使ったレシピ」でした。 ▼調理風景です。この品評会の開催時期が1月末であり、ノロウイルスが流行っていることもあり全員手袋をつけたままの調理です。 ▼私たちの班のエントリーレシピです。サラダわさび菜のレシピは3種類エントリー。 品評会は試食+プレゼンテーションにより評価され、審査委員の皆さんが「見た目」「味」などにより採点。 このうちの手前の「カラフルソース」が、グランプリ?にあたる「奈良県中央卸売市場場長賞」に選ばれました! ▼「カラフルソース」。わさび菜、トマト、たまねぎを粗みじん切りにして、オリーブオイルと食塩、酢を混ぜ合わせた簡単で美味しいソース。チキンにも、またクラッカーにのせても合います! 実はこのソースはもともと、給食経営管理論実習で、実際に調理して利用者の皆さん(教職員・学生)に提供するメニューとして考案したもの。私たちの班は「クリスマス料理」だったので、クリスマスカラーを使用しつつ、色鮮やかで華やかなソースを…ということでできたものです。 ▼給食経営管理論実習で実際に調理、提供されたメニュー。カラフルさはありません。 健康栄養学科では学外の企業や行政といっしょにスイーツやレシピを開発する企画がたくさんあります。健康栄養学科の皆さん、また新たに畿央生になった皆さん、ぜひチャレンジしてみてください! ▼受賞時に記念撮影! 健康栄養学科3回生 仙度 光麻 【関連記事】 奈良県中央卸売市場連携 「サラダわさび菜・たまご」を使ったレシピ品評会を行いました。
2014.04.01
理学療法研究会「SAPS」のOB会を開催しました!
SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、私を含め当時1回生の8人の学生で、2006年の夏に設立しました。 活動の中では、リハビリテーションや理学療法に関する勉強はもちろん、ボランティアや、他大学との合同合宿、交流会、講演会の企画など、通常の授業だけでは学べないことを経験してきました。その後、同じ志を持つ多くの後輩が入部してくれて、初代メンバーが卒業した2010年から「SAPS OB会」を開催するようになり、今回2014年3月22日(土)に開催しました。 その目的は卒業後の学内・学外のつながりを作り、学生と理学療法士との「接点」を作ること、そしてOB同士で定期的に集まって近況報告をして、互いに刺激し合い切磋琢磨する場を作ることでした。 このOB会は毎年、夏と春に開催され今年で4年目を迎えており、毎回、夏には3回生から2回生に部の引き継ぎを行い、春には4回生の卒業のお祝いをOB含めて行います。 そしてOBからは、自身の近況報告と学生からもらったテーマに沿った講義を行い、会の最後にはOBと学生が一緒になって意見を交わすディスカッションが行われます。そこでは、学生も理学療法士も出来るだけ隔たりなく話し、意見を交わすことに留意しており、この点がSAPS OB会の一番の特徴となっています。学生と現役の理学療法士が、より良いリハビリテーション、理学療法に向けた共同注意を働かせることができるのは、その場にいる全員が畿央大学、そしてSAPSという場を共有しているからだと思います。 また、会の後には毎回懇親会が開催され、賑やかに楽しく交流を深めており、最近ではOBからの幸せな報告が聞けるなど、嬉しいサプライズも話題に出てくるようになりました。 ー以下、各年度代表者コメント 私自身、このOB会に参加する度に、学生と話すことで自身の学生時代の新鮮な気持ちを思い出す機会にもなり、時には思いもよらない質問を受け、新たな発見や気付かされることが多くあります。また、OBの講義はどれも個性的で良い刺激となり、自身のモチベーションの向上につながっています。理学療法士として経験年数を経る度に、それぞれの環境での問題意識は異なり、その問題を解決するための行動も異なってくるため、その違いを知ることができるのは勤務先の施設やよくある勉強会では得ることの出来ない、非常に貴重な勉強の機会になっています。また、このように、OBの理学療法士が問題意識を持ち、それに対して何らかの行動を起こしている姿を学生に見せることができる場であるということも、自身の仕事への態度を律する良い機会になっています。これからも、このOB会をより良い会に発展させていき、SAPS内だけでなく畿央大学の発展にも寄与できるようなものにできればと思っております。 ー理学療法学科4期生 SAPS初代部長 石垣 智也 学生と話し合うのももちろん楽しいですが、OB会に参加する度に理学療法士として働く後輩が増え、話す内容も学校での悩みから臨床での考えへと変わっていくのがすごく楽しかったです。この縦のつながりが強くなるにつれ、学生の学びにだけでなく、僕らの現場にも様々な変化を起こせるようになるのではないでしょうか。 ー理学療法学科5期生 SAPS 2期生 知花 知恒 SAPSのOB会に参加するにつれ、在校生はどんどん知らない顔が増えていき、卒業された方々はどんどん自分の知らない知識を蓄え、毎回毎回とてもいい刺激をいただいています。毎回の会でいろんなことを考えさせられます。何を書いたらいいかわからないので、みなさんに伝えたいことを少し綴ります。 1~2回生! もし、何か思ってることがあるならどんどん卒業生や先輩にぶつけていいと思います。ぜんぜん知識のない私らなんかと思うこともあるかもしれませんが、SAPSでは少しの無礼講は許してもらえる?でしょう!理学療法のこと以外でも、なんでもいいと思います。もっと自分発信をしてほしいなと思います。 3~4回生! 実習にも参加し始め、臨床の先輩方と後輩たちをつなげる大切なポジションだと思います。どちらの気持ちも汲み取れるのではないでしょうか。それでもって、どうしたらもっとより良いOBOG会になるのかを考えられると思っています。迷うことやわからないことは先輩方に頼ってもいいと思います。自分たちの今後を考えながら、充実した時を送ってほしいと思います。 卒業生のみなさん! これからも理学療法を通して、どんどん面白い話を聞けることを楽しみにしています。自分はだいぶ偏っていますが、これからも止まらず進んでいきたいと思っています。くだらないことも含め、これからもよろしくお願いします。 先輩方や後輩たちと関わる機会があること、心の底から本当にSAPSに入って良かったと思っています。そして、それはこれからもその想いはより強くなっていくのだと期待しています。みなさんにも、卒業した後に「自分はSAPSに入っていて良かった!」そんなふうに思ってもらえる集まりになってほしいと思います。 ー理学療法学科6期生 SAPS 3期生 諸麦 友博 私が卒業生として、SAPS OB会に出席して感じることは、先輩・後輩との「壁の無さ」です。SAPSでは、自己紹介やディスカッションを毎度欠かさず実施しています。これにより、相手のことを知り、自分のことを知ってもらうことで、気兼ねせず意見をぶつけることができます。私は今回、1年目の理学療法士、1年目の社会人として参加させていただきました。在学生に一番近く、後輩達からの悩みや質問に対して、自分の学生時代を反映して、より身近な返答をすることが出来たと思います。また、私自身も先輩達に、理学療法士として社会人としての悩みを打ち明け、アドバイスを受けることが出来ました。時には厳しいアドバイスを受けることもありますが、学生時代から私のことを知る先輩達だからこそと思います。私自身も、後輩達に対してアドバイス出来るように自己を高めていこうという活力を得ることが出来ました。SAPS OB会では各々が切磋琢磨していることを肌で感じることができます。刺激を受け、明日からの臨床への意欲を高めることができるSAPS OB会にこれからも参加し続けていきたいと思います。 ー理学療法学科7期生 SAPS 4期生 小森 清伸 本当の自分の居場所、これが僕のSAPSに対して思うものです。今年、僕は畿央大学を卒業することができました。入学したときを思い出せば、先輩方が僕たちをSAPSに勧誘していただいて入部することになりました。先輩方は輝いており、僕もこんな先輩になりたい!と思い部員の一人となり、また、このSAPS をもっとすごいものにしたい気持ちで代表をさせていただくことができました。一回生だった僕たち後輩に理学療法だけのことでなく、社会にでるためのことやコミュニケーションの取り方などたくさんのことを教えてもらいました。僕はこのSAPS が大好きで、でも上の学年になればなるほど、代表の大変さを思い知りました。こんなにも大変なことを先輩方はこなしてきたのだなと思い、自分も頑張らなければならないと思いました。OB会ではこのような新しい学びも含め、理学療法士の先輩方にほんとうにたくさんのことを教えていただける場であり、これからは僕たちも後輩たちにたくさんのことを教えてあげられるような場にしていきたいと思います。 -理学療法学科8期生 SAPS 5期生代表 田中 雄恭
2014.03.31
理学療法士国家試験、今年も合格率100%!~2014年3月卒業生
第49回理学療法士国家試験(2014年2月23日実施)の合格発表が3月31日に行われました。8回目の卒業生となる健康科学部理学療法学科では、今春卒業した71名が受験し全員が合格を果たしました。全国平均は90.2%(新卒のみ)でした。 今回の試験の合格率(新卒者全国平均)は昨年に比べて約4%のダウンで厳しい結果となりました。本学の学生は本当によく頑張り、今年も全員が合格を果たしました。国家試験のためには普段からのたゆまぬ努力が大切です。来年にむけても気をゆるめることなく、一層の努力を期待したいと思います。 理学療法学科 学科長 庄本康治
2014.03.28
「海外インターンシップ」体験レポート№12
人間環境デザイン学科3回生の樽井彰吾です。 3週目に入ると仕事内容も暑さにも徐々に慣れてきました。ここの施設のほとんどの方がボランティアでこられています。色々な方がいて年配の方もおられ同い年くらいの方もいて、そして小学生くらいの子も学校が終わってから足を運んでくれています!!とにかくボランティアの方の数がすごく多いです!これはあまりに日本ではあり得ないことだと思います!!言葉、文化、肌の色が違えど一緒に同じ目標を目指していることがすごく誇らしいと感じました。すごく心がほっこりしました。 そして今まで仕事をしてきて嬉しかったことが、人間恐怖心で近寄るだけで歯を剥き出していた犬が、私の働いているとこを見てくれていたのか今日初めて私に心を開いてくれ、なついてきてくれました…本当に本当に嬉しくて涙が出てきました。一緒にボールで遊んだり膝の上で寝るまでしてくれました。犬にも心があり一生懸命になり頑張れば私たちの気持ちも分かるんだなと痛感しました。 最初の頃は少し仕事が嫌でしたが日を負う事にあと何日しかないと思うようになりました。犬の世話をする日々が大半でしたが店の床掃除なども色々しました。私は元々掃除が好きなので今思えば全く苦ではなかったです。 最終日の日がやってきて、次の日迎えのバスが家に来るのがとても早く荷造りが全くできてなかった事もあり、いつもより1時間早く終わっていいですか?と訪ねるとこころよく返事をもらいました。その時まではいつもより早く退勤するつもりでした。 そして大きい監察用の檻の横でいつも通りシーツの洗濯をして洗い物をしていると、ある二人の女性が大きなハスキー犬を連れてきて犬と一緒に檻の中に入りました。様子を見ていると何やら泣きながら犬と遊んだり、なでてあげたり、いい子いい子と話しかけ続けていました。 その時私はその様子をみて、何らかの理由でこの施設に預け、新しい飼い主の元へ行くのかなと思い、別れを惜しんでいるのかなと感じました。すると首から聴診器を下げた獣医師が来られ犬の口に噛まない用にする金具をつけました。私はその場を離れ外に出ました。するとそのあとに飼い主の二人の女性が出てきた途端にその檻にいく通路がロープで仕切られ飼い主は泣き崩れ、立つことも出来ないくらい泣いていました。 私は本当に色々な思い出が込み上げてきて泣いているのだなと思っていました。この施設を支えているオーナーさんに、これは別れですか?と聞くと、「そうだよ。人を噛んだから。」と言われその時は又新しい飼い主が見つかるといいなと思っていました。でもいつも以上に回りの犬が騒がしくすごく吠えていたり、遠吠えをしたりしている犬もいました。その時私は薄々なにか変だなと感じました。 そして数分がたち、何人かスタッフの方がロープの向こうに行ったので私も仕事に戻ろうとロープを超え檻の中を見ると、先程まで飼い主と戯れオモチャで遊んだりしていたのに、その大きな体が地面に横たわり毛布に包まれ黒色の大きな袋に入れられる光景が飛び込んできました…。私はこの数分の間に何があったか即座に分かりました。 安楽死です。 私の目の前で起こった出来事です。 私はテレビでこのような出来事の光景を見たことはありますが目の前で起こったのは初めてですごく動揺していました。そのあと私は少し放心状態になり色々飼い主の気持ち、私の家で飼っている犬がこうなった時の気持ち、獣医師の気持ちを考えると涙が溢れでてしまいました。すごくショッキングな出来事で仕事をするどころではなかったです…。涙が止まらず何も考える事ができなくなりました。 その光景が目に焼き付きいまだに忘れられないです。決して忘れてはならないことです。あの犬は命を張ってこのような現状がある事と命の大切さを私に教えてくれたのだと思います。私は明日帰国の為、朝がすごく早く荷造りができていないので早く退勤する予定でしたが、このような出来事があり、自分に出来る事を最後までやりきろうと決め悔いの残らないように最後まで自分に出来る事と最後の仕事を終えました。 するとスタッフの方にオフィスにおいでと言われ、オフィスに行くと最後まで頑張ってくれてありがとうとメッセージカード付きのプレゼントをもらいました。最初の頃は早く仕事が終わらないかなと思っていましたがここでの思い出が甦り又涙が込み上げてきました。最後にスタッフの方と写真を取りました。サプライズに私がすごく可愛がっていた犬を連れて来てくれ一緒に最後のボール遊びをして写真を取り号泣しました…。そのあと最後の仕事を5時までやりきり、そして最後に犬の1頭1頭の小屋に行き、いい飼い主が必ず見つかるよ。元気で。又戻ってくるから。と1頭1頭に声をかけてきました。 最後にこの3週間の間暇があればキャッチボールして遊んでいた犬の所に行き別れを惜しんでいました。普段、寝るための小屋の中にはエサバコだけでオモチャは入れないのですがその犬が奥から又ボールを口に加えてきて、私にボールを投げて投げてと私の目の前までもってきたのです…。しかし柵がありそのボールを投げてあげる事が私は出来ず、ごめん。ごめん。と泣きながら声をかけ続けていました。 私は必ずここに戻って来ると決心しました。本当にこのオーストラリアと言う国に来てたくさんの人たちに出会えたくさんの事を学びました。職場をあとにする前に1頭1頭の顔を眺めいい飼い主に必ず出会えるよ、元気で!と声をかけてきました。 色々と犬には励まされ考えさせられ自分の弱いところを見つめ治させてもらいました。ただの犬と一般の人は思っていると思います。たかが犬ですが、その犬たちは心が折れた私を励ましてくれ、頑張れ、負けるな、諦めるな!と勇気をそして命の大切さを与えてくれました。犬だけでなくステイ先の家族、仕事場の人たち、自分の家族、友達にも励まされ、たくさん助けてもらいました。職場には同じインターンシップで来られていた日本人の方が1人だけいましたがその方は週3回の出勤で昼までの仕事でした。しかし私は平日は全て仕事で観光も長々出来なく初めは仕事が嫌でしたがそれだからこそ学べた事は沢山あります。今となれば本当に帰りたくありません。 そして家族との別れの日。 このインターンシップで自分はすべてにおいて変わったと胸をはって言えます。またいつの日か必ずオーストラリアを訪れこちらの家族に会い、またボランティアでこの職場を訪れ少しでも力になりたいと強く思っています。この貴重な体験をこれから先忘れることなく上手くいかなくなったときは思い出し、一人でも多くの人にこのような現状があることを伝え、これからの人生の励みにしていきたいです。 人間環境デザイン学科3回生 樽井彰吾 【関連記事】 「海外インターンシップ」体験レポートNo.9 「海外インターンシップ」体験レポートNo.1
2014.03.28
『2013年度廣瀬ゼミ卒業論文集』が完成しました!~現代教育学科
こんにちは!現代教育学科5期生・廣瀬ゼミの山北です。 現代教育学科『2013年度廣瀬ゼミ卒業論文集』が完成し、2014年3月26日(水)に学長先生に面談のお時間をいただきました。 この卒業論文集は廣瀬ゼミの伝統で作成しているものです。 廣瀬先生が今年度で本学をご退職されるということもあり、今年は、ゼミ生の卒業論文に廣瀬先生の論文を加え作成しました。内容は、未来社会を創造する「人」、その「人」を育てる教育においては、その仕組みをテーマにしながらも、学習する主体である児童の現状や発達を明らかにするために『時間』『空間』『精神』に科学的根拠を求めて論じたものになりました。 ◎『時間』:今の状況の根拠を探るために時間を遡り、現象を時系列に順序良く並べて推移を検討する『時間』的視点に立って先人の歴史を踏まえて論を進めました。 宮崎貴耶「超高齢化社会の光と闇」 山口みづ姫「男女共同参画社会を推進するために」 ◎『空間』:検討対象のフィールドは、わたしの存在している現在地、国内だけに求めることなく世界各地(国々)と比較し、『空間』を超える視点で、追求、探究するといったグローバルな視点でもって論じました。 土岐友亮「日本の公教育におけるシュタイナー教育の可能性」 前田真佑「ニートとフリーター問題」 吉田美香「子どもの自尊感情を育む教育のあり方についての考察」 ◎『精神』:さらに、現象の根拠はどこにあるのかといった課題を自らの経験や事例を引いて心や気持ちを掘り起こす作業もしました。現象の根拠を単に心理学に求めるのではなく心理を超える人間の心、教育者としての『精神』にまで及ぶものになりました。 藤岡 倫「体験活動の教育的効果を高めるための学校・家庭のかかわりに関する教育」 眞壁好平「授業参加行動を引き出す ―小学校高学年の学習意欲に着目して―」 湊 知恵「よりよい人間関係を築くための話し方」 山北和馬「不登校改善の一考察 ―へき地教育・山村留学に着目して―」 山本悠太「理想の教師像 ―コミュニケーションを中心に―」 未来の社会を担おうとする10人のテーマと内容は、熟読するほどに納得できるものになりました。 そして、学長先生から、「いつでも帰っていらっしゃい。ここは、あなたの母校なのだから」という温かいお言葉をかけていただき、改めて畿央大学に入学できたこと、そして卒業できたことを嬉しく感じたと同時に、誇らしく思いました。 卒業式を終え、4月からそれぞれの道に進みますが、ゼミで学んだことやこの畿央大学で学んだことを胸に頑張っていきます。 現代教育学科5期生 廣瀬ゼミ 山北和馬
2014.03.27
「海外インターンシップ」体験レポート№11
教育学部の生田沙綺です。 シドニーでのインターンシップも今週が最後となりました。今回は先週とはまた別のチャイルドケアセンターでのインターンシップですが、ここの子どもたちは先週の子どもたちよりも少し幼く、私は主に離乳食をあげたりミルクをあげたりするお手伝いをさせていただいています。 まだ自分の気持ちを言葉にできない子どもたちが多いので、子どもたちの気持ちを読み取ることがすごく難しいですが毎日が勉強になります。また、ここのセンターでは環境構成に力を入れていて、子どもたちが興味をもって遊べるようにおもちゃの配置を毎日こと細かく決めているので、大変ですがすごくおもしろいです。 そして、今週の土日は最後の土日だったので目いっぱい観光しようと畿央生4人で相談して、ブルーマウンテンに行ったり、動物園に行ったりシドニータワーに行ったりと、すごくハードスケジュールでしたがいい思い出になりました。 【関連記事】 「海外インターンシップ」体験レポートNo.6
2014.03.27
小学校一日見学を実施しました!~現代教育学科
現代教育学科では例年、大阪教育大学のご配慮により同大学附属天王寺小学校にお世話になっています。 今年度の小学校一日見学は、2014年2月25日(火)と3月5日(水)との2回に分けて実施し、合計69名の学生が参加しました。 2月22日(土)には、全国から1,000名以上の先生方が参会された研究発表会が開かれました。その休み明けという条件にもかかわらず、見学の機会を与えていただきました。 見学会では、8時30分の5分前には参加者全員が登校し、時間的な余裕をもって始めることができました。学生一人一人の意識の高さを感じた一幕でした。 まずは実習担当の先生からのオリエンテーションを受け、各教室へ。 午前中は4時間の授業見学、途中の20分休憩(メリータイム)には子どもたちと運動場でいっしょに遊ぶ姿も見受けられました。 昼食後は昼休みと清掃時間を子どもたちと過ごし、午後は副校長の山手隆文先生の講話を拝聴しました。 最後に一日の学びをまとめ、充実した一日見学となりました。 【参加学生の感想】 ・どの授業も児童同士の話し合いがすごくたくさん見られた。4人グループで話し合いを進めていたが、児童同士が「違うって!」「なるほど!」と、主体的に学習に取り組んでいると感じた。先生は,グループを見て回り、混乱しているグループにはヒントを与えていた。全体の話し合いでは、答えた児童に対して、先生はしっかりとほめていた。それは,正解したときだけではなく、自分の言葉で考え、答えた児童に対してもほめていた。小さなことでも自信につながるだろうと思った。 ・理科の授業では、児童一人一人が違う実験を行っていました。みんなの顔を見ていると、新しいことが分かった瞬間にすごく笑顔になったり、つまずいたときに悩んでいる顔になったりして、生き生きと勉強しているのを実感しました。先生にやらされるのではなく、自ら進んで学習に取り組むことで、ずっと身につく知識を得られるのではないかと思いました。 ・教室に入ってすぐの時は、このクラスはとても騒がしいと感じたが、騒がしいことは悪いことではなく、それだけ子どもが発言しやすい、自由で居心地のよい場所であるということに気付いた。体育の時間では、いつもの準備ができていないため、私が驚くほどの声で注意されたが、子どもたちに伝わった時点で笑顔で授業を始められた。その後の授業でも、メリハリをつけて注意されているなと感じることが多かった。 ・算数の授業では、板書で線を引くときには必ず定規を使い、大事なところは黄色チョークで書き、図の説明でカラフルな色を使い、とても見やすい板書で、字もとてもきれいという印象が残っています。子どもの発言には、ハンドサインで自分の考えを示すルールが決められていて、自分の考えを明確にするようにされていました。また、低学年でもホワイトボードを用いて子どもの意見を発表させることに驚きました。 ・実際、社会の時間に先生が話していた時間は約10分ぐらいで、あとの35分は先生が見守る形で、児童が自発的に勉強していたように思えた。 【講話で】 ・よい教師になるためには、授業のテクニックやすばらしい指導方法を身に付けることも重要ですが、日頃の挨拶や、人の言ったことを素直に受け止める謙虚さ、社会人なら当たり前の時間厳守、健康などの基礎的な人間力ができあがっていないと、本当の意味ですばらしい教師にはなれないのだと痛感した。 ・正直、教師になりたいという気持ちが今薄れている。こんな責任重大で、人の手本となるような仕事は私には向いていないと思うからである。いつも適当に毎日を過ごしていたため、今日のお話を聞いてこれではいけないと思った。 現代教育学科 教授 西尾 正寛
2014.03.26
「海外インターンシップ」体験レポート№10
現代教育学科2回生の竹内弘樹です。 アメリカでのアシスタントティーチャープログラムが始まって約2週間が過ぎました。小学校の子どもたちとも1週目よりも打ち解けることができて、楽しく充実した生活を送ることができています。普段は教室に入って宿題の採点やプリントの配布など、先生の仕事の手伝いをしていて、先生と時間をとって話す機会があまりないのですが今週は少し話すことができました。 私の入っているクラスの担任の先生に「アメリカの学校はどう?」と尋ねられました。私はアメリカの小学校の子どもたちを見ていて、授業の時間は勉強して休憩時間は遊ぶというメリハリがはっきりとついていると感じました。私の入っているクラスでは授業中に私語をしたり遊んだりする子どもはほとんどいませんし、休憩時間には全員が外に出て遊んだり話をしたりしています。そのことを先生に伝えると、「時間を無駄にしたくないので、授業の時間は子どもたちが常に学習できるようにたくさんすること決めている。」とおっしゃっていました。それを聞いて、こちらの子どもたちが学習に集中できているのは休憩時間に思いっきり遊んだり話したり、食べ物を食べたり自由に過ごせているからだと思いました。 休日は同じプログラムに参加している学生同士で観光や買い物に出かけることが多いです。2週目の週末はディズニーランドにもいきました。アトラクションやショーはもちろん全て英語でしたがなんとなく雰囲気で楽しめました。 研修もあと1週間を残すだけとなり、時間の過ぎるのを早く感じています。私はアメリカに来て、異なる文化の人と交流することとはどういうことなのか考えさせられました。私の今まで勉強してきた英語の文法や発音の通りに伝えることは想像よりも遥かに難しく、最初はショックでした。しかし単語だけや短い文章でも意思は通じたり、ホストマザーや学校の先生や子どもたち、地域の人たちとも話ができることが分かりました。異なる文化圏の人たちと上手な言葉で会話ができることよりも、実際に異なる文化圏の人たちと関わってその土地の文化やそこにいる人たちのいい所をみつけられることが文化同士の交流としては素敵だなと感じました。 現代教育学科2回生 竹内弘樹 【関連記事】 「海外インターンシップ」体験レポート№4