2016年のすべての新着情報一覧
2016.12.02
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.32~傷病者メイクを体験!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回生の徳尾野楓です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 11月22日(火)に、奈良県立医大学で12月3日(土)に行われるメディカルラリーのボランティアのためにムラージュという傷病者メイクの方法を習いました! 看護医療学科堀内先生をはじめ、災害看護論を受講している4回生の方々と卒業生に丁寧な指導を受け、楽しみながらリアルな傷を作ることが出来ました。 ほとんど同じ材料を使って、打撲、熱傷、切り傷、擦過傷など様々な傷を作ることが出来ることを知り、とてもおもしろかったです。 TASKからは7人、12月3日(土)に開催される第2回奈良メディカルラリーでムラージュのお手伝いをさせていただきます。競技者の方々に、できるだけリアルに感じてもらえるようなムラージュができるように頑張ってきます! ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2016.12.02
奈良県連携「咲良史歌鹿ファッションショー」を開催しました!~人間環境デザイン学科村田ゼミ
人間環境デザイン学科4回生、村田ゼミ所属の宮村光輝です。 11月10日(木)奈良県庁本庁舎前東回廊にて奈良県繊維工業協同組合連合会、畿央大学、奈良県地域産業課主催、(株)井上天極堂、川西町商工会協力による「咲良史歌鹿ファッションショー」が開催されました。 私はこのショーのプロデュースを任せていただきました。 「咲良史歌鹿」とは産官で取り組んできた奈良のシンボルともいえる植物「葛」から生まれたエコスタイル衣料です。2年前から畿央大学もかかわり、このショーでお披露目することになりました。 開催された「咲良史歌鹿ファッションショー」は2部構成になっています。1部では奈良県庁オフィスで着る「咲良史歌鹿」とプライベートでの「咲良史歌鹿」を、職員と畿央大の学生がモデルとなってコーディネートの提案をしました。 2部は学生が考える「咲良史歌鹿」です。 畿央大学人間環境デザイン学科村田ゼミでは、「自分たちで素材つくりから作品制作まで」、をテーマにしたものつくりに取り組んでいます。奈良で育てた「綿、絹」を私たち畿央大学の学生が糸にし、染め、織り、編んで制作したものと「葛和紙布」で制作した学生作品を披露しました。 ショー前日の11月9日(水)早朝からセットが組み立てられ、業者の方と照明及び音源の確認を打ち合わせした後に学生のリハーサルを行いました。 ▲ショーの舞台 夕方には、退社後の県庁職員さんに舞台上での動き方を説明しました。その後、音楽をかけ念入りにリハーサルをしました。出演する順番は裏の楽屋に掲載し、出るタイミングは上手、下手に1人ずつ配置し対応しました。 ▲リハーサルの様子です。学生のコーディネートの部では早着替えがあったのでその調整も念入りにしました。 いよいよ本番、11月10日!!ゼミ生そして有志モデルが到着し衣装の確認、舞台の動き方の最終確認、ヘアメイクをして本番にのぞみます。 昼の部が開始!たくさんの観客に見守られながら宮村光輝作曲による和の音楽に合わせ、モデルの登場です。 綿、絹、葛を素材にした衣装です。絹のドレスやベスト、友禅の型染めを施した葛和紙布の浴衣、パッチワークの葛スカート、チューリップ染めのドレス、綿のドレスなど、1年かけて制作した作品です。モデルは最大限に衣装の見どころをアピールしました。観客席でも大いに盛り上がっていました。ショー終了後、テレビや新聞の取材を受けました。 いよいよ夜の部です。 ショーが始まるころには、日が暮れて気温も低くなってきました。舞台はライトアップされ、美しい舞台ですが、今回の咲良史歌鹿の服は、春夏向きの葛和紙糸を使用したエコスタイル衣料ですし、他の衣装も室内で着用するおしゃれ着です。モデルのみなさんは寒さに耐えながらアドリブを交えながらウォーキングをしてくれました。 ショー終了後観客の方から、「すべての衣装がすばらしかった」「モデルの職員さん、学生さんの楽しんでいる様子が伝わってきた」「成功おめでとう」そしてアメリカからの観光客の方からは「Exciting!」と感想をいただきました。 ショー開催にあたり構成やスケジュールの管理、そして授業の合間の練習など困難なことが山積で本当に実現できるのかと不安になることもありましたが、ショーに関わってくださった皆様のおかげで成功することができました。 心より感謝申し上げます。 【関連記事】 奈良県連携「咲良史歌鹿ファッションショー」を開催!~人間環境デザイン学科村田ゼミ
2016.12.02
就活レポート~就職活動の現場から~No.394(小学校教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第394弾! 現代教育学科8期生(17卒) 山口 智加さん 大阪府・小学校教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 幼い頃から、教師という職業に魅力を感じていました。私たちのことを一生懸命応援したり、色んなことを教えて下さったり、成長を共に過ごしている“先生”という存在は素敵だなと思い、憧れるようになりました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 私は、色んな小学校で学習補助をさせて頂きました。様々な学校で、色んな授業や学級を観させていただける経験は、大学生ならではだと思ったからです。また、なるべく色々な学年・学級に入らせていただき、多くの出会いをしました。その学校・その学級で雰囲気も違い、1年生から6年生まで幅広く関われたことは、私にとっていい経験になったと思います。 【畿央大学での大学生活について】 様々なことに挑戦した大学生活でした。短期語学留学や海外ボランティア・学園祭での部署長・小学校の学習補助など、色んな経験をすることができたと思います。どれも、大学入学時には想像もしていなかった経験ばかりです。そんな経験ができたのは、友だち・家族・先生方・ボランティアセンターの方など、支えてくれる人が居たからです。畿央大学無しでは送ることのできなかった、充実の大学生活でした。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 ずばり一言で“手厚い”という印象でした。他大学の試験対策と比べられる訳ではないですが、とても手厚く、親切なサポートだと感じました。私は、大学で勉強をするタイプではなかったので、大学に行くことが少なかったですが、いつでも温かく迎えていただき、相談や質問を聞いてくださいました。とても心強かったです。 【理想の先生像】 学び続ける教員でありたいです。これからも学ぶことが沢山あると思います。その時代や、目の前の子どもたちにとって、より良い教育を学び続け、実践していくことが大切だと思います。その為にも、大学で学んだ基礎や、土台を忘れず、生かしていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 採用試験は、社会に出る為の準備だったように思います。したがって、先生方はとても親切ですが、頼りすぎず、自分のことを自分で管理することも大切だったのかなと思います。是非、先生になったら・・社会人になったら・・という意識を心のどこかに置きながら、自分のペースで進めてみて下さい。みなさんにとって、より良い大学生活になることを願っています!
2016.12.01
12/4(日)日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」のお知らせ!
テーマ「生活期リハビリテーション~充実した暮らしを求めて~」 こんにちは!日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学運営委員広報部1回生松浦 遼です。今回は12月4日(日)に畿央大学冬木記念ホールにて開催される『畿央大学主催 関西支部大会』について紹介いたします。 日本理学療法学生協会は、学生同士の情報交換、視野の拡大、モチベーションの維持・向上などを目的に活動している学生団体です。 主な活動として支部大会を全国各地で年に数回開催しています。内容は講師をお呼びしての講演会や学生同士のディスカッション、最後には懇親会といった参加してくださったみなさんが仲良くなれるような時間も設けています。他大学にもたくさんの友達ができ、たて・よこ・ななめのつながりが生まれることも支部大会の醍醐味となっています。 今年度の畿央大学の運営委員は理学療法学科1~3回生の35名で構成されており、それぞれ総務、企画、広報、会計の4つの部署に分かれ、運営に関わっています。 僕は広報部に所属し、一人でも多くの理学療法を学ぶ学生さんたちに来ていただけるようにするために、SNSやHPを通じて、また他大学へ直接出向き支部大会の宣伝を行っています。 Twitter:日本理学療法学生協会(@JPTSA) Facebook:日本理学療法学生協会 今年の畿央大学主催関西支部大会の要綱です。 【日時】平成28年12月4日(日)10:00~(受付9:00~) 【場所】畿央大学 冬木記念ホール 【内容】講演、ディスカッション、学生発表、懇親会など 【会費】2,000円 僕たちが目指す理学療法士は、一般的に何か障害を患った患者様に対して理学療法を行うことで、基本的動作能力の回復に貢献しています。しかし、リハビリは病院でのみ行うものなのでしょうか?退院してからの家庭での活動や旅行といった娯楽を介してでもできるのではないかと考えられます。 今回は次の講師により講演をしていただきます。 ①訪問リハについて 株式会社geneに所属し訪問リハに関する制度論および介護保険領域・生活期におけるゴール設定を専門にしていらっしゃる張本浩平先生 ②旅行リハについて リハビリ推進センター株式会社に所属し在宅リハ、介護事業などを専門にしていらっしゃる阿部勉先生 他にも、他大学・他学年の学生とのアイスブレーキングやディスカッション、最後には懇親会も予定しております。 ▼昨年の様子 学生有志が日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」を開催! 一人でも多くの理学療法学生に参加していただきたいと思っております! 当日参加も大丈夫です!運営委員一同、たくさんのご参加を心からお待ちしております! 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科 1回生 松浦 遼
2016.12.01
在学生・卒業生合同で名古屋にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ
11月12日(土)~13日(日)に西端ゼミ14名(在学生9名、卒業生5名)で名古屋に行ってきました。 行き先は3回生とOB.OGさんがプレゼンテーションをし、投票で決まりました。たくさん電車を乗り継ぎ、色々な体験ができたのでレポートしたいと思います。 1日目 特急で11時前に名古屋駅に到着!矢場町の味噌カツで有名な「矢場とん」で昼食を食べました。白ご飯と味噌カツがこれまたよく合う!本場の味噌カツは、お肉が柔らかく味噌が濃厚でとても美味しかったです。 昼食の後は矢場町自由散策でした。先輩や同期と一緒に神社に行ったり、PARCOに行ったり、商店街を散策し名古屋の街の雰囲気を味わいました。 その後は同期やOB.OGさんとチームを組んで脱出ゲームをしました!チームで協力をして謎を解き、脱出できたチームは参加した全8チーム中、西端先生率いるOB.OGさんチームただ1チームだけでした! ホテルに到着し、夕食まで時間にガチャガチャミュージアムに行きました。懐かしのアニメやリアルな動物、最近はやりの芸人やキャラクターのガチャガチャ。様々な物があってみんな財布の紐が緩み、子供に戻ったかのように時間を忘れて楽しみました! 夕食後はホテルに戻り、お風呂に入った後みんなで1つの部屋に集まり、卒論やOB.OGさんの就職のお話など様々な話を聞けました。 2日目 2日目は名古屋観光ルートバスメーグルの1DAYチケットで移動をしました。1DAYチケットは500円で購入することができ、メーグルのパンフレットに掲載されている観光施設の入館料割引などお得な特典が付いています。またバスの車内では名古屋おもてなし武将隊の案内放送が流れており、楽しみながら回ることができます。 午前中はバスに乗り「ノリタケの森」に行きました。ここでは、クラフトセンターで真っ白なボーンチャイナのお皿かマグカップを選び、絵付けを体験しました。思っていたよりも難しくみんな一生懸命に時間をいっぱいまで使って楽しく描いていました。建物の周りには自然を感じることができる木が植えられていたり、施設内のさまざまな建物が歴史を感じることができる赤レンガで作られていたりしました。私たちの行った時にはクリスマス仕様にとても可愛く飾り付けがされていました。 お昼ご飯はバスで移動し、古民家を改装したカフェでランチを頂きました。木や緑が多くレトロなとても居心地のいいお店で、ランチは美味しい肉汁とおかずとご飯のセットでした。食後には優雅にドリンクとクッキーを頂きました。 午後は徒歩で移動し徳川美術館に行きました。ここでは刀や太刀の説明をして頂いた後、実際に刀の解体、組み立て、また刀や太刀の装着を体験させて頂きました。ほとんどの学生が初めて刀に触れたため緊張していましたが、教えて頂きながら貴重な体験になりました。また刃の波紋もそれぞれ異なっていてとても面白かったです。館内の展示や徳川美術館ならではのお土産も面白かったです。 写真は、西端ゼミの「N」のマークです。 今年のゼミ旅行にもOG・OBの方々も参加してくださり、食事中や宿泊先でもためになるお話をたくさん聞くことができました。また、ゼミ旅行を通して現役生同士の仲も深まったように感じました! 現代教育学科3回生 西端ゼミ 9期生 坂本菖・金谷麻里 在学生・卒業生合同で神戸にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ 在学生・卒業生合同で京都にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ
2016.12.01
就活レポート~就職活動の現場から~No.393(養護教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第393弾! 現代教育学科8期生(17卒) 谷川 美久さん 奈良県・養護教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 高校の時に信頼できる養護教諭に出会い、憧れを抱いたことがきっかけです。私が体調不良で初めて保健室を訪れたときからその後も声をかけてくださったり、名前を呼んで挨拶してくださったり、何気ない話も笑顔で聞いていただいたりと、とても身近に感じられる先生で心を開いて話すことができました。この出会いをきっかけに健康について興味を持ち、健康について学びたいという気持ちが強くなるとともに、子ども達が体も心も健康に学校生活を送れるようにしんどい時には寄り添うことができる存在になりたいと思い、養護教諭を目指すことに決めました。 【学校インターシップ・教育実習を体験して】 養護実習は5月と9月に2週間ずつで、毎日子どもと関わり悩むこともたくさんありましたが、充実した毎日でした。保健室での子どもたちの対応の他にミニ保健指導や保健の授業、掲示物の作成、保健だよりの作成などいろんなことに挑戦させていただき、自分の課題を把握することができました。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学には教員になるという夢をもって入学する学生が多いので、同じ目標を持って いる仲間に刺激を受けながら充実した生活を送ることができました。特に教員採用試験の勉強を本格的に始めたときは、不安やわからないこともたくさんあったので、いろんな情報を共有しみんなで支え合うことで最後まで頑張り続けることができたんだと思います。また学内だけでなく、保健室ボランティア等学外でも積極的に学ぶことに努めていました。ボランティア先でも親身にいろいろと教えてくださる先生方に出会うことができました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学では、早くから教員採用試験の対策をしてくださいます。対策講座ではとても参考になるレジュメを用意してくださるので、積極的に出席して教職教養の勉強を始めるといいと思います。初めはたくさん間違い、わからないことだらけですが、対策講座に出席することで少しずつ問題が解けるようになりました。採用試験が近くなると面接練習なども丁寧に指導してくださいます。面接練習ではなかなかうまく答えられず落ち込んだり不安になったりもしましたが、その都度振り返り、自分の思いを明確にすることをこころがけ、学生同士で集まって練習したりしました。うまく思いを伝えられないときは先生方に相談させていただき、一緒に考えていただくこともありました。 【理想の先生像】 児童生徒が安心して自分をさらけ出すことのできる存在になりたいです。保健室に来る児童生徒は、体調不良や心がつらいときなど助けを求めていることが多いと思います。しんどいとき困っているときだからこそ、児童生徒にとって安心できる居心地の良い環境を提供し、じっくりと訴えに耳を傾けて寄り添っていけるように日頃から児童生徒とよくコミュニケーションを図り、信頼される養護教諭になりたいです。 【後輩へのメッセージ】 教員採用試験の勉強をしているとき、周りの友達と自分を比較して不安になったりする時期もあると思います。私自身、みんなはどんな勉強をしているのか等いろんなことが気になっていました。でもみんなと同じじゃないといけないということはなかったなと今は思います。人それぞれ勉強方法は違うと思うので自分に合ったやり方を探すことが大切だと思います。無理せず自分のペースで頑張ってください!
2016.12.01
第14回日本神経理学療法学会で本学大学院生と客員研究員が主要3賞を受賞しました。
平成28年11月26日(土)27日(日)に開催された第14回日本神経理学療法学会学術集会にて、本学大学院生と客員研究員が最優秀賞・優秀賞・奨励賞を受賞しました.約180演題からの選出となっており、今回のトリプル受賞は本学における研究の質の高さが評価されたものです。 最優秀賞 藤井慎太郎さん(畿央大学大学院 修士課程) 「能動的注意と受動的注意からみた半側空間無視の病態特性 ―縦断記録による回復過程の把握―」 優秀賞 高村優作さん(畿央大学大学院 博士後期課程) 「能動的注意と受動的注意からみた半側空間無視の病態特性 ―クラスター分析による特徴抽出―」 奨励賞 生野公貴さん(畿央大学 客員研究員) 「脳卒中後の屈筋群優位な上肢緊張肢位を改善させる新たな機能的電気刺激方法の試み- 即時効果の検討 -」 当日の様子は最優秀賞に輝いた藤井さんが寄稿した畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターホームページにてご覧になれます。
2016.11.28
第9回日本運動器疼痛学会で大学院生5名および教員が発表!~健康科学研究科
第9回 日本運動器疼痛学会(東京)で大住倫弘特任助教、今井さん(博士後期課程)、片山さん(博士後期課程)、西勇樹さん(修士課程)、西祐樹さん(修士課程)、私(重藤隼人 修士課程)が発表して参りました。教育研修講演では森岡周教授が「慢性痛の脳内メカニズム」というテーマで、慢性痛の病態を前頭葉・頭頂葉の2点に着目し、研究室のメンバーの研究成果も踏まえてとてもわかりやすく説明していただきました。今回の学会では、特別講演で衆議院議員の野田聖子さんに「一億総活躍のための痛み対策」と題して、我が国における慢性疼痛に対する政治活動についてお話していただきました。講演では野田さん自身の疼痛体験も踏まえながら一億総活躍社会のために日本国民、特に高齢者の痛みを減らして健康寿命の延伸を図っていくことの重要性を述べられていました。日本における政治活動としては慢性疼痛に対する議員連盟が2年前に発足し、慢性疼痛という言葉が「ニッポン一億総活躍プラン」の閣議決定の文章に含まれるところまで活動が進んでおり、法律になるまではまだ時間はかかるものの徐々に政治活動においても慢性疼痛に対する取り組みが進んでいる現状を知りました。講演の最後に野田さんから慢性疼痛の治療・研究に取り組んでいる方々からのエビデンスの強い情報を提供していただきたいというメッセージをいただき、今後の研究活動を通して少しでも貢献したいという思いになりました。 我々の演題名は以下であり、いずれも様々な意見をいただき多くの議論ができたと感じております。 <ポスターセッション> 大住倫弘「運動恐怖が運動実行プロセスを修飾する-運動学的解析を用いて-」 今井亮太「橈骨遠位端骨折術後に腱振動刺激による運動錯覚を惹起させた時の脳活動-脳波を用いた検討-」 西勇樹「疼痛刺激による交感神経活動の時間的変動と内受容感覚との関係について」 <一般演題> 片山脩「感覚-運動の不一致による異常感覚および機能的連関-脳波を用いた検討」 西祐樹「痛み関連回避行動と人格特性の関連性」 重藤隼人「徒手牽引が有する鎮痛効果に関連する因子の検討」 近年は慢性疼痛に対する心理面に着目した講演内容が多い印象がありましたが、今回の学会では整形外科医の方から運動器の疼痛を解剖学や運動学の観点から介入した内容も含まれていたことが印象的でした。解剖学、運動学、神経生理学、心理面や社会的背景など様々な観点から痛みを捉えていく必要性をあらためて感じた学会でした。 研究室の痛み研究メンバーも研究内容は多岐に渡っているので、幅広い観点から研究活動に取り組み、私たちの研究が一人でも多くの方の痛みを解決することにつながり、エビデンスの強い情報を提供できるように、今後も研究室の仲間と協力しながら日々努力していきたいと思います。 畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程 重藤隼人
2016.11.25
就活レポート~就職活動の現場から~No.391(栄養教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第391弾! 健康栄養学科8期生(17卒) 岡田 千波さん 大阪市・栄養教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学生の頃、私は給食が大好きで給食に関わる仕事に就きたいと考えていました。初めて栄養教諭の職業を知ったときとても興味を持ちました。大学で現代の食の課題を学び、小学校ボランティアでは朝食を欠食している子どもに出会ったことで食育の重要性を強く感じました。そのときから、子どもたちに食に関する指導がしたいという気持ちが芽生え、本格的に栄養教諭を目指すことを決めました。 【学校インターシップ・教育実習を体験して】 栄養学科なので、教職の勉強でいまひとつピンとこない部分があり、実際に子どもと関わりたいと思い、小学校ボランティアに行きました。そこでいろいろな子どもがいることや先生方の指導の仕方を見ることで、今までの学びをちゃんと理解できるようになり、モチベーションも上がりました。 教育実習では、子どもたちの給食の残食が多いことと社会科で商店について学んでいることを関連させた研究授業を行いました。指導案を作るときのワクワク感、子どもの前で指導するドキドキ感、緊張しながらも手をしっかり挙げる子どもたちの姿は忘れられません。最後に、先生方から度胸とセンスがあると評価していただいたことは本当に嬉しく思いました。 【畿央大学の大学生活について】 「いつもニコニコしているわね」と担任面談の度に言われるくらい、素敵な人たちと笑顔いっぱいに過ごせた大学生活でした。管理栄養士と栄養教諭の資格を取得するため、1限から6限まで授業があり、また学年が上がるごとに臨地実習、卒業研究、国試対策もあります。私はそれに加えて時間があるときは、アルバイト、茶道、商品開発、ヘルスチーム、元気塾、小学校ボランティアと数多くの活動に取り組みました。片道2時間の遠方から通っていたので本当に忙しく、家に着く頃には日付が変わっていることもよくありました。ですが、これらの活動で多くの人たちとの出会いがあり、たくさんの学びを得ることができました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学には教育学部が設立されていることもあり、採用試験の対策はとても充実しています。特に面接練習は心強かったです。初めは自分の言いたいことがまとまらず苦労しましたが、自分は栄養教諭として何をしたいのか見つめ直すことができました。 一番悔しい思いをして成長できたことは模擬授業です。その場で構想した授業を行うのですが、対策練習中、題材に対して自分自身が消化不良のまま授業をすることに違和感を持ち、途中で何も話せず止まることがよくありました。そのときの先生方の厳しくも優しい御指導や教育学部の人たちの模擬授業はとても参考になりました。自分に足りないものはどんどん吸収し取り入れ、同じく栄養教諭を目指す友人と何度も練習を重ねて乗り越えることができました。 試験対策の中でとても励みになったのは、教職を目指す人たちの姿です。頑張っている姿を見ていると「私も頑張らないと!」と気持ちが引き締まり、みんなからのアドバイスやコメントに何度も力をもらえました。 【理想の先生像】 子どもたちが豊かな食生活を送るための力を育てられる先生になりたいです。 そのために、食について関心を持てるよう子どもたちが面白い!楽しい!とワクワクする指導がしたいです。私たちが生きていく中で「食べる」という行為は必要不可欠です。食べることで私たちの体はつくられ、誰かと共に食べることで心も満たされます。毎日の生活にあるからこそ大切にしてほしいと思います。そして、学校で学ぶことは食生活の中で生きてきます。教育実習で社会科と関連した食品ロスの授業をしたように、栄養教諭は食を通して子どもたちの学びを深めることができる存在です。そのような栄養教諭になれるよう、今まで以上に精進していきたいです。 【後輩へのメッセージ】 栄養教諭は子どもたちに食に関する指導ができるとても魅力ある職業です。しかし、採用数が少ない狭き門でもあります。畿央大学は栄養教諭を目指すのにとても良い環境ですが、本気で目指すならしんどいこともたくさんあります。それでも、やってみたい気持ちがあれば突き進んでほしいです。そのとき、自分の中に誰にも譲れない思いや考えが生まれたら大事にしてください。しっかりした芯を持っていれば、へこたれてもきっと立ち直ることができます。 最後に、大学生活はあっという間です。素敵な人たちと大切に過ごしてください。これから先、たくさんの人が栄養教諭を志してくれると嬉しいです。
2016.11.25
就活レポート~就職活動の現場から~No.392(幼稚園)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第392弾! 現代教育学科8期生(17卒) 山路 晴香さん 幼稚園教諭 勤務 【その園に決めた理由】 見学の際に見た保育者と子どもの生き生きとした姿がぐいっと私の心に入ってきて、ここで働く自分を容易に想像することができました。それが1番の理由かも知れません。ほかにも7つほど見学行き、給料が高い所や保育者同士が仲良さそうな所、いつもニコニコ笑顔な所、きれいで落ち着いた所など園によって良い所は沢山ありました。しかし、どこも自分が働く姿を想像してもうまくイメージできなかったり、淡々と仕事をこなす自分が出てきました。保育者という職業は人とかかわる専門職であり、子どもたちにとってはじめて先生と呼ばれる存在です。それなのに、淡々と仕事をこなしては「もったいない!」と感じました。だからこそ、私は働きやすさだけでなく保育内容や自分が実際に見た素直な気持ちを大切にし、子どもと保育者の雰囲気が自分に合っていると感じた幼稚園に決めました。 【就職活動を振り返って】 1番苦労したことは自分が心から行きたいと思う園をなかなか見つけられなかったことです。周りは決まりだしているのに、自分はなかなか決断できず、不安と焦りに押しつぶされそうになりました。しかし、ここで妥協せず新たに園探しを始めました。今まで探してきた「小規模保育」だけでなく視野を広くして探したところ、250名以上の大規模幼稚園を選びました。学んだことは、自分の視点にこだわらずとにかく保育所、幼稚園関係なしに、いろんな特徴のある園へ足を運んでみることです!自分の探す条件が見えてきたり、自分の思いと違うことに惹かれたりすると思います。 【就職活動でPRしたポイント】 自分の受けた幼稚園はきちっとした面接はなく人柄を見る程度でした。なので、とにかく元気に明るく返事をし、働きたい意思を感じてもらえるようにしました。また、見学の時は感謝の気持ちを持ちながらとにかく笑顔を絶やさず、積極的に質問をし、ここで働きたい気持ちを自分の様子から伝わるようにしました。ボランティアでは目標としてクラスの子どもたち全員とできるだけかかわること、保育者と積極的にかかわり、ここでも笑顔を大切にしました。子どもとかかわっている姿をできるだけ見てもらい、ここで働いて欲しいと感じてもらえるように心がけました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 私は困ったらすぐにキャリアセンターの辻谷さんに連絡しました。わからないことなど何でも教えてもらえます。条件に合った園をピックアップし、紹介してくれたり、気になっている園があれば時間を作って訪問してくれました。自分の見方だけでなく、辻谷さんから見た園の話も聞けるので安心して選ぶことができます!とりあえず何でも相談してみましょう!きっと何かが見えてきます。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 最初はどうしたらいいのかわからないと思います。保育者の道に進むかも迷ったりすると思います。そういう時こそ、まずは就職フェアに行って話を聞きに行ってみて下さい!幼稚園から保育所、院内保育など保育だけでもさまざまな人に出会えます。それだけで、何かしら感じるものが出てくると思います。私も、最初は「ここの先生優しそうだな。」「職員旅行あるんだ」ぐらいのものでした。しかし、そこから少しでも気になる園があれば足を運び、自分の目で確かめました。また、時間があるなら必ずボランティアに参加して欲しいです。実際に保育に参加することで印象が変わったり、より納得できると思います。将来の自分のために今を妥協せず、納得ができるまで粘ってみて下さい!必ず自分に合った園が見つかります!頑張ってください!