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すべての新着情報一覧

2020年のすべての新着情報一覧

2020.12.01

就職レポートNo.587(病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第587弾! 看護医療学科10期生(21卒) H.O さん 病院(看護師)  勤務     【その病院に決めた理由】 教育体制が整っているこの病院で経験を積んでいくことで、知識や技術を学び、看護師として成長していくことができると感じたからです。   【就職活動を振り返って】 私は1月の就職説明会に参加して、3月の下旬頃に希望の病院を決めました。病院によっては募集が早いところもあるので、希望の病院が早めに決められるように、できるときに病院見学や情報収集をすることが大切であると感じました。履歴書を書く際も、自分の考えをしっかりとまとめておくことで、面接にも強い気持ちで臨むことができると思いました。   【就職活動でPRしたポイント】 実習させていただいたときに出会った看護師が自分自身の看護観に大きく関わっていること、自分が実践したい看護、将来どのような看護師になりたいのかをPRしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 自分が「やろう!!」と思えば就活はどんどん進めていくことができると思います。就職したい病院があればその病院について調べたり、病院見学会に行くこともできます。もし私のように迷ったとしても、キャリアセンターに相談することから始めたらいいと思います。私は1人もやもやと悩んでいましたが、相談したことによって自分の頭の中を整理することができ、希望の病院を決めて就活を進めていくことができました。キャリアセンターの方はとても親身になってサポートしてくださりました。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 1人で悩まず、周りの方に支えてもらいながら就活頑張ってください!!

2020.12.01

日本学生支援機構による「新型コロナウイルス感染症対策助成事業」の実施について

在学生の皆さんへ   独立行政法人日本学生支援機構の「新型コロナウイルス感染症対策助成事業」の案内を受けて、本学では在学生を対象に、学生生活をおくるための食費支援を行うこととしました。   支給の対象となるにはいくつかの条件があります。詳細については学内メールの内容を確認し、対象者は期日までに申し込んでください。   【関連記事】 新型コロナウイルス感染症の影響による国民年金保険料の猶予に係る臨時特例手続き等の案内について(8/18更新) 新型コロナウイルス感染拡大に伴う本学の支援策について(8/4更新) 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金のお知らせ(8/6更新)

2020.11.30

令和2年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート

健康栄養学科の卒業研究発表会が2020年11月28日(土)13時より冬木記念ホールにて開催され、52名の4回生が21演目の発表を行いました。     食品科学や調理科学に関する研究、臨床栄養学、スポーツ栄養学や栄養教育論など、多くの分野の研究成果を興味深く聴くことができました。4回生たちは、昨年の12月(3回生の後半)に各研究室に配属され、管理栄養士国家試験の勉強や就職活動、授業と忙しい中、日々研究に励んできました。 また今年は新型コロナウイルスの影響で研究の時間がなかなか取れず、できることに制限がかかる中で精一杯、研究をやり遂げました。 発表中の学生はもちろんのこと、自分の順番を待つ学生からも、ひしひしと緊張している様子が伝わってきましたが、落ち着いた様子で堂々と発表する姿からは1年間の研究を通して身についた自信が感じられました。     発表後の質疑応答では、先生方からの質問に戸惑う場面もありましたが、これまでの研究を振り返り、一生懸命に答えようとする姿がとても印象的でした。   ▼先生方による質問の様子   閉会の挨拶では、栢野学科長から講評がありました。     すべての研究発表が終わったあとは、緊張も解け、達成感からかとても晴れやかな笑顔が印象的でした。今回の研究発表で得た経験を社会に出てからも活かしてください。 新型コロナウイルスの影響でなかなか思うように研究を進めることができなかったかもしれませんが、とても素晴らしい卒業研究発表会となったと思います。4回生のみなさん、本当にお疲れ様でした!     発表会後は会場のアルコール消毒も忘れずに実施しました。     健康栄養学科 助手 大谷優希菜 【関連記事】 令和元年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催! 平成30年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催! 平成29年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!

2020.11.30

教員紹介「廣金先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.78

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は看護医療学科の廣金先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 廣金 和枝(ひろかね かずえ) 看護医療学科 准教授   2年1組の担任をしています。現在、必修科目を担当していないため、1回生の皆さんとお会いする機会は少ないですが、公衆衛生看護学領域に所属して、保健師養成に携わっています。また、養護教諭1種免許状取得を希望している学生さんたちの講義や実習調整も担当しています。   担当科目: 保健師関連科目(地域看護学概論、公衆衛生看護学活動論Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、公衆衛生看護学方法論Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、保健医療福祉システム論Ⅱ、地域看護学実習、公衆衛生看護学実習)、養護教諭関連科目(健康相談、学校インターンシップ)のほか、大学院の科目を担当しています。   研究分野: 保健師養成における学校保健実習のプログラム開発に取り組んでいます。また、実装研究統合枠組み(CFIR)を用いて、日本の行政保健師の事業展開力を研究しています。   中学校・高校の保健室に勤務していた時、学校医の先生に勧められていろいろな日々の事象を調査していくうちに、研究の面白さに目覚めました。インフルエンザ流行の季節には、インフルエンザ予防接種の有無とインフルエンザ罹患の有無、発熱の持続日数との関係を分析して予防接種の大切さを明らかにしたり、校舎内の教室配置と流行の広がりをマッピングして、学校医の先生と感染防止対策を検討したりしました。また、ダイエットで体調を崩す生徒が目立っていたので、中学生の親子にダイエットに関する意識調査を行って、親も含めた啓発が必要であることを導き出して、ダイエット講習会を開催したりしました。 人をケアする仕事の日常には、研究の題材がたくさんあります。看護医療学科では4回生になると本格的に卒業研究に取り組みます。研究はケアの向上に寄与します。いろいろなことに疑問や研究の視点を持ちながら、これからの学修を進めていってほしいと思います。   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること 半学半教(はんがくはんきょう)。慶應義塾大学を創設した福沢諭吉が説いた精神です。 教える側と学ぶ側が別々にあるのではなく、お互いに教えあい、学びあい、そして啓発しあうことで深く学び、お互いを高めていけるという意味です。皆さんに教育をおこなう立場ではありますが、皆さんから学ばされていることも多いなぁと感じています。   ▼養護教諭として働く卒業生を呼んだ時の1枚   【3】趣味・特技など これを聞かれるといつも困ります。楽しみにしているのは「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」を見ること。美しい景色とともに不屈の精神を学んでいます。最近は、娘のお気に入りの坂道グループのバラエティ、ドラマ、映画を、娘の解説付きで見ています。   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 素直で前向き! みんなと一緒に楽しもう、頑張ろう、という雰囲気に溢れています。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを! 1回生の間はお会いできる機会が少ないですが、2回生になって、保健師課程の授業や養護教諭1種課程の説明などでお会いできるのを楽しみにしています。東京の病院で助産師をしていましたので、助産師の仕事に興味のある方、双子の母をしていますので、双子の方も、声をかけてくださいね。   ▲2020年1月の日本公衆衛生看護学会学術集会で、愛媛のゆるキャラ「みきゃん」ちゃんと。後ろにはみきゃんちゃんのライバル「ダークみきゃん」が私たちを狙っています。   教員実績

2020.11.26

就職レポートNo.584(ゼネコン/施工管理職)人間環境デザイン学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第584弾! 人間環境デザイン学科15期生(21卒) K.U さん ゼネコン(施工管理職)  勤務     【その企業に決めた理由】 3回生の12月中旬に大阪で開催された建築系学生向けの合同説明会に参加し、中~大規模建築を手掛けている数社のお話を伺いました。その中で、当社は「中~大規模建築、主に教育施設を手掛けることが多い」とおっしゃっていました。自分自身教育施設の建築に興味があったので、12月下旬に行われたインターンシップに参加しました。 説明会、インターンシップを担当してくださっていた人事の方々の雰囲気が和気あいあいとしていてとても好印象だったので、この会社で一緒に働きたいと思い、選考に応募しました。 企業選びの際、自分の軸としたものは「興味のあることに携われること」と「人間関係の雰囲気がいいこと」です。 人間関係の雰囲気に関しては働き始めてからしか本当のところはわからないですが、少なくとも説明会で数社お話を聞いた中で、人事の方の雰囲気は企業ごとに違ったので、それを参考に企業を選びました。   【就職活動を振り返って】 スタート時期:12月下旬 エントリー数:8社 説明会数:1回 ES提出数:3社 面接数:内定先企業2回、他社1回 内定時期:2月中旬 参加したインターンシップが1次選考だったので、一般的な選考よりもかなり早い時期に選考が進んでいきました。スケジュールを合わせていただき、1月下旬に2次選考の面接、2月中旬に最終面接を経て、最終面接の次の日に内々定のご連絡を頂きました。本格的な就活が始まる前に運よく本命の企業から内々定を頂けたので、3月以降にESを提出する企業は本当に興味のある企業、挑戦したい企業だけに絞ろうと決め、就活を続けました。 コロナの感染拡大の時期と重なり、3月中に参加予定だった合同説明会、企業の説明会が全てなくなり、就活に対するモチベーションがすごく下がってしまっていたので、もし通年通り開催されていたらもう少し挑戦していたかもしれないと思います。   ・学んだこと 自分の本当に思っていること、話したいことを話す大切さです。 面接では気負ってどうしても良い恰好をしようといろいろ話を作りこんだりしてしまいます。でも、多少できていなくても自分が本当にやりたいと思っていること、言いたいこと、自分はどんな人なのかを伝えた方が、自分も少しはリラックスして面接に挑むことができるし、面接官の方もより聞いてくださっているように感じました。また、自分で話した内容から派生して質問が来た時も焦らず対応できました。 面接を受けた回数は少なかったですが、本当に大切なことだと実感しました。   ・辛かったこと ことごとく説明会が中止されたことです。 インターンシップを探したり個別説明会に参加したりして就活を積極的に進めていける人は問題ないですが、私のように合同説明会頼りにしていたタイプにとったら急に全部なくなって本当に何も進まなくて辛かったです。この時ばかりは、年内にもっと説明会などに参加しておけばよかったと思いました。   ・良かったこと 人事の方と連絡を取りやすい環境を作れたことです。 3月より前に開催される説明会、インターンシップに参加していたので、人事の方と直接連絡を取る機会が多く、人事の方に覚えていただけました。そのおかげで、面接会場でお会いした時にフレンドリーに話しかけていただけたりしたことが、個人的に安心感があってよかったです。   ・心掛けたこと 「とりあえず精神」です。 キャリアの講義には積極的に参加していた方でしたが、就活へのモチベーションが高い方ではなかったので、就活を始めるのが億劫でした。とりあえず参加できる説明会に参加してみたところ、参加する前より自分の進みたい職種の解像度も上がったし、「何がしたくて何には興味がないか」も結構明確になりました。 あまり就活に積極的になれない人は「とりあえずの気持ち」で参加できる説明会に参加してみるといいと思います。「名前が気になる」レベルで企業の話を聞き始めてもいいと思うので、とりあえず参加してみることをおすすめします。   ・失敗談 失敗談:インターンシップにもう少し参加しておけばよかったこと。 後悔はしていないですが、もう少し同じ職種の他の企業のインターンシップに参加して業界、業種のことを知りたかったな、と就活が終わってから思いました。   【就職活動でPRしたポイント】 施工管理志望では建築系の知識や自分の成果物をアピールするより、自分がどんな人間かをアピールする方がいいと思ったので、主に塾のアルバイトで生徒のスケジュール管理をしたりしていたこと、また、ゼミで積極的に活動していたことをアピールしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターでは、ESを添削していただいたり、面接練習をしていただいたり、とてもお世話になりました。 特に面接練習では、部屋に入った時の所作の練習ができたので、当日比較的落ち着いて面接を受けられたと思います。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 自分の興味のあることについてできるだけ細かく分析して就活に臨むといいと思います。興味のあることがわかっていると、企業を絞るときにかなり役立ちます。 職種まで絞るときに、自分に向いていることと興味のあることの“いいとこ取り”ができる職種を見つけることができれば就活を前向きに進めていけると思います。 個人的に思うことは、受験と一緒で、“就職”がゴールじゃないので、「あまり気負わなくてもいい」ということです。ステップアップするための通過点くらいの気持ちで挑むと変な力が入らないのでおすすめです。 人によって就活のペースは本当にそれぞれなのでマイペースに進めていけばいいと思います。状況も状況なので、大変だと思いますが、周りに左右されず、自分が納得できるタイミングまで精いっぱい頑張ってください。

2020.11.25

100年使える!維鶴木工によるスツール制作ワークショップ~人間環境デザイン学科西山ゼミ

2020年11月1日(日)・13日(金)に、人間環境デザイン学科2・3回生合同の西山プロジェクトゼミで「維鶴木工」によるスツール作りのワークショップを行いました。本来であれば現地に赴くところですが、今回はコロナ禍のため本学へ来ていただく形で実施しました。   奈良県東吉野村にある維鶴木工は、「100年かけて育てられた木は100年の使用に耐えうる」という言葉のもと、一生物の椅子を研究、設計、制作している工房です。スツール制作は大きく分けて、「脚の部分の組み立て」と「座面のペーパーコード張り」の2工程になります。   ▲制作に使う材料、道具一式です。脚部は吉野産ヒノキを用います   4人から6人のグループで1つのスツールを作りました。その工程をご紹介します。 まず、脚の部分の組み立てです。 初めに、粗さの違う3種類のサンドペーパーを使って脚部の木の表面をきれいにしていきました。目の細かいサンドペーパーでやすり掛けをするにつれ、手触りがさらさらになっていくのがたまらない感覚でした。また、磨くことで水やほこりを弾くようになるので、耐久性も上がります。なめらかで美しい仕上がりになりました。     そして、組み立てです。脚の強度を確保するため、「ほぞ」は「ほぞ穴」より大きく作られています。そのため、そのままでは「ほぞ穴」に入らないので、トンカチで「ほぞ」の部分をたたいて木を縮ませる「木殺し」という工程があります。なんと!釘などの金具は一切使わずにボンドを使って接着しました。水を含むと膨らむという木の性質を利用し、木殺しした「ほぞ」がボンドの水分を含んで「ほぞ穴」に密着し、丈夫に組み立てることが出来るそうです。組み立てた骨組みに少し歪みがあった場合はクランプで固定し、修正しました。 30分程待つと椅子の骨組みが完成しました。最後に全体を温かく濡らした布で拭くことで、制作工程で付いた細かな傷を目立たなくしました。   次に、座面のペーパーコード張りです。     座面がたるまないように強く引っ張らないといけないので、思った以上の力仕事に皆、手を真っ赤にしながら頑張りました。   途中で少し編み方が変わるところがあったり、ペーパーコードを継ぎ足したりと難しい作業もあり、なかには編み方を間違えて最初からやり直す班もありましたが、グループのみんなで助け合って完成させることができました。紙ながらも耐久性が高く、もしペーパーコードが切れてしまっても自分で編みなおしが出来ることで、長期間にわたってスツールを使い続けられるという意図が込められているそうです。このスツールは「100年使える家具」になります。     スツールを作るだけでなく、木の特性や商品の値段の付け方、維鶴木工を設立した経緯などの座学もしていただきました。堅苦しい座学ではなく、木材についてのクイズなどもあったため楽しく学ぶことができました。     そして、いよいよ完成です。完成後、スツールに座ると達成感や感動が一気にこみ上げてきます。とても愛着のある一脚になりました。木を知って触れられる素晴らしい体験でした。今後は木材についてより学んでいき、木の特性を活かしたいろいろな物をデザインしていきたいです。 ワークショップに尽力して頂いた維鶴木工の方々ならびに大学の関係者の皆様、このような機会を設けてくださった本当にありがとうございました!   人間環境デザイン学科 3回生 稲田千映、上田颯希、岡所絵里奈、岡本萌華 荻田佑里子、柿本菜月、木﨑一朗太、北田しほり 髙田みき、津瀬彪麿、原田葵、三浦彰希子 2回生 大下恵莉、近藤雄哉、吹田絹果、辻澤未来 永田貴哉、西尾幸記、堀士修平、松原由生 【関連記事】 吉野あかり工房でのランプ作りワークショップに参加!~人間環境デザイン学科西山ゼミ プロジェクトゼミの過去記事を見る

2020.11.25

多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞!~認知症ケアサークル「Orange Project®」

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。   今回は先月の続報として11月21日(土)に開催された『多世代まちづくりプロジェクト ~学生とともに考える認知症にやさしいまちづくり~ コンペティション』の参加報告をさせていただきます。これは“認知症にやさしいまちづくり”をテーマに、企画や研究テーマのある学生が、地域活動を実践する認知症フレンドシップクラブの事務局メンバーとマッチングして、新たなプロジェクトにチャレンジし全国のまちづくりを進めるもので、初めてオンラインで開催されました。学生のプレゼンテーションによって、当日「優秀賞」「フレンドシップ賞」「参加者賞」が決定します。     畿央大学Orange Project®からは看護医療学科2回生の浜田みゆきさんが代表で発表しました。畿央大学の企画「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう!」は、なんと最優秀賞、フレンドシップ賞に続く、参加者賞(賞金10万円)を頂くことができました!何よりも、行政職員や介護職、医療職などの参加者目線で受賞できたことは、オレプロメンバー一同、感激しました。「認知症にやさしい町、認知症に強い大学」に一歩前進できたことを実感した一日でした。     畿央大学のテーマである「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」では、子どもに焦点を当て紙芝居・絵本を通して認知症について伝え、様々なことに興味を示す子どもが大人へ能動的に伝えていくことを目的としていました。認知症を理解するために症状を伝えることが多いなかで子どもが認知症に対しネガティブな印象を持たないように、協力しながら一緒に生活することを紙芝居や絵本の内容にする予定とのことでした。子どもが認知症に対してポジティブな印象を持つこと、それを親に伝えることがこれから高齢者の増加が予測される日本では必要だと思いました。 ▼参加団体一覧   十勝の学生ボランティア団体のCAN-PASSでは高校生が高齢者施設に1週間参加し関わることで理解を深めること、そして参加者で話し合い1つの出し物を行うことによって参加者全体で積極的に考えることができるようにするプロジェクトを考えていました。熊本大学・日本福祉大学・熊本県立第二高等学校では、認知症の方と関わる場所をつくるというプロジェクトでした。   プレゼンテーションだけではなく、認知症まちづくり基金の団体の活動の報告もありました。若年性アルツハイマー型認知症の当事者の方も参加してくださっていました。若年性アルツハイマー型認知症と診断されたときは絶望を感じたとおっしゃっていましたが、現在は笑顔で活動することができていると言っておられました。認知症となったことにより退職せざるを得なくなりましたが、活動として当事者の前の職業を生かしたことを施設で行うことや、得意なことで啓発活動をするといった活動をしているようです。その人の強みを生かす活動を行うことは、当事者のこれまでの人生を肯定でき、自信につながると思いました。認知症であるということは関係なく、人の強みを生かした活動は心の豊かさを生むと思いますし、強みを生かすことができる場所、やすらげる場所があることの大切さを改めて感じることができました。また、どの活動報告もコロナ禍で制限のある中、出来ないことばかりではなく、今できることを見つけて取り組むことの大切さを強調されていました。     「多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティション」で畿央大学の企画は参加者賞を頂くことができました。プロジェクト案を考えてくださった2回生の方々、協力してくださった奈良事務局の方々、ご指導ありがとうございました。今後も引き続き、認知症の啓発活動に積極的に参加したいと思います。 看護医療学科3回生 東條真納美   ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2020.11.24

1回生応援!「クラブ・サークルと繋がろう」最終日レポート~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.77

こんにちは、学生自治会「畿友会運営委員会」です! 11月16日(月)~20日(金)まで対面によるブース形式で、直接クラブ・サークルに所属している先輩から話が聞ける企画「クラブ・サークルと繋がろう」を開催してきました。 今回は最終日の様子をご紹介します! 最終日の今日はクラブ・サークル合わせて、5日間で最も多い19団体に参加していただきました!   ▲最終日の様子   11月16日(月)~20日(金)の5日間開催し、のべ164件もの1回生からの相談がありました。   畿央大学では、クラブ・サークルをはじめとした多くの課外活動団体があります。畿央生は課外活動への関心が高く、例年1回生の加入率が約80%と加入率の高さも本学の特徴の一つとなっています。 コロナ禍での企画の検討・運営は注意しなければならないことも多く、例年になく難しいものでしたが、貴重な経験となりました。 この企画を通じて、1回生の皆さんが気になるクラブ・サークルを見つけていただけたならとても嬉しいです。 参加していただきましたクラブ・サークルの皆さんや1回生の皆さん、ありがとうございました!   これまでの4日間のレポートはこちらからご確認下さい。 1日目(11/16)、2日目(11/17)、3日目(11/18)、4日目(11/19)     畿友会 広報部 人間環境デザイン学科3回生  中山瑞貴

2020.11.24

「インテリア設計士2級」に29名が合格! ~人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科の加藤です。 インテリア関係の資格試験には大きく3つありまして、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、インテリア設計士があります。その中で最も歴史のある資格試験がインテリア設計士です。今年で60回目となり、半世紀を優に超えています。   インテリア設計士は、一般社団法人日本インテリア設計士協会が認定する資格で、生活者が安全に快適な住生活ができるよう、インテリアに関する計画・設計並びに生産・施工・監理に関して、高度な知識・技術・技能があることを証明するものです。(一般社団法人 日本インテリア設計士協会HPより)   畿央大学では2009年から受験し始め、今年度で12年目となります。インテリア設計士試験会場は奈良では畿央大学を毎年使っておりましたが、今年はコロナ禍により困難になってしまいました。また、当初は7/4(土)・5(日)で開催する予定でしたが、3か月以上の延期となり、大阪会場(中央工学校OSAKA)にて10/17(土)・18(日)と2日間にわたって行われました。     遠隔授業でインテリア設計製図を指導するのは大変でしたが、畿央大学ではいつも以上の学生がチャレンジしました。11/21(土)に合格発表があり29名が合格、今年度の合格率は96.7%でした。試験内容は初日の午前中が学科試験、午後から製図試験になり、次の日も終日製図というハードなものです。 過去畿央大学12年間の累計では、毎年20名を超える畿央生が受験し今年度を含めますと合計258名が受験しました。その内、合格者は240名で合格率は93%というハイレベルに達しています。全国平均合格率は約7割という中で、畿央生の頑張りには目を見張るものがあります。今後とも継続してほしいものです。   ◎合格者は下記の29名です。(敬称略) 稲田千絵・井戸上希星・畝森初音・大井嵩士・大下恵莉・奥野晧晴・門田真奈・金岡梨桜・久米亜衣子・佐々木柊真・白石望友・吹田絹果・竹田光花・月岡菜桜・辻澤未来・殿村梨花・豊田純菜・中村理紗・永田貴哉・西浦奈々帆・西尾幸記・西岡祐大・畠中詩奈・東田遥香・八島美来・山本陽菜・山田茜・吉川理那・吉田流奈   皆さん、本当におめでとうございました。   人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜   【過去の成績】 2019年度 インテリア設計士2級試験結果 2018年度 インテリア設計士2級試験結果 2017年度 インテリア設計士2級試験結果 2016年度 インテリア設計士2級試験結果 2015年度 インテリア設計士2級試験結果 2014年度 インテリア設計士2級試験結果 2013年度 インテリア設計士2級試験結果 2012年度 インテリア設計士2級試験結果 2011年度 インテリア設計士2級試験結果 2010年度 インテリア設計士2級試験結果 2009年度 インテリア設計士2級試験結果

2020.11.24

道具に対する視線探索における道具の新奇性と行為意図の影響~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

道具使用場面において、道具や対象物の物理的な特徴から使用方法を類推する技術推論作業が重要であることが報告されています。技術推論の程度は、道具の機能部分をどれだけ見るかということで定量化されますが、道具を使用する意図の有無による視線探索の違いは明らかになっていませんでした。畿央大学大学院健康科学研究科修士課程修了生(現:医療法人社団仁生会甲南病院)の玉木義規 氏と森岡 周 教授らは、被験者に馴染みのある道具と馴染みのない道具を提示し、自由観察した時、持ち上げを意図した時、使用を意図した時の視線探索の違いを調査しました。この研究成果は、Frontiers in Psychology 誌(Effects of tool novelty and action demands on gaze searching during tool observation)に掲載されています。   研究概要 技術的推論とは、物理的な特徴から道具の使い方を推論することです。技術的推論の程度は、道具の機能的な部分への累積注視時間によって示されます。本研究では、健常成人に対して、3つの条件(自由観察、持ち上げ意図、使用意図)で馴染みのある道具と馴染みのない道具を提示した時の視線探索を調べました。その結果、使用意図なく自由観察した場合でも使用を意図した場合と同様に道具の機能部分へ視線が偏向することが明らかになりました。この結果から、単に道具を見た場合でも道具使用のための技術推論作業が自動的に出現していることが示唆されました。しかし、自由観察時の技術的推論は使用意図時ほど強くはありませんでした。このような自由観察時と使用意図時における技術的推論の違いは、自動的な技術的推論と意図的な技術的推論の違いを示している可能性があります。   本研究のポイント 持ち上げることを意図した時に比べて、使用を意図した時だけでなく、使用意図を持たずに道具を自由観察した時にも道具の機能部分への累積注視時間が長くなることを示した。また、使用意図時(意図的な技術推論)と自由観察時(自動的な技術推論)における視線探索に異なる特徴があることを示した。   研究内容 右利きの健常成人14名が実験に参加しました。被験者は3つの条件でモニター上に6つの馴染みのある道具と6つの馴染みのない道具がランダムに呈示された際の視線移動をアイトラッカー(Tobii Pro X2-60)を用いて調べられました。条件1は画面を注視するだけの自由観察条件で、条件2は持ち上げるようなパントマイムを行う持ち上げ条件、条件3は使用するようなパントマイムを行う使用条件としました。2つのパントマイム条件では、モニターの前に実際に道具があることを想定して手をモニター手前まで到達させてから、指示に応じたパントマイムを行いました(図1)。   図1:(A)実験プロトコル (B)実験風景   道具の機能的な部分への累積注視時間は、技術的推論の程度の定量的な指標としました。 道具種別(馴染みの有無)と条件についての二元分散分析を行ったところ、累積注視時間は持ち上げ条件と比較して自由観察条件および使用条件で有意に増加しました。また、馴染みのない道具における累積注視時間は、自由観察条件と比較して、持ち上げ条件では有意に減少し、使用条件では有意に増加しました(図2)。   図2(左):注視点の可視化 (A)注視点ヒートマップ (B)累積注視位置のヒストグラム 図2(右):機能部分への累積注視時間   本研究の意義および今後の展開 本研究では、馴染みの度合いの異なる道具観察課題において、使用意図時と自由観察時の視線探索の比較によって技術推論の程度が判別できる可能性を示唆しました。今後、道具使用障害を呈する患者に対して同様の課題を実施し、道具使用障害の病態メカニズムの探求につなげていくことが重要です。   論文情報 Tamaki Y, Nobusako S, Takamura Y, Miyawaki Y, Terada M, and Morioka S Effects of tool novelty and action demands on gaze searching during tool observation. Frontiers in Psychology. 2020; 11: 587270.   問い合わせ先 医療法人社団仁生会 甲南病院 リハビリテーション部 筆頭主任・作業療法士 玉木 義規(タマキ ヨシノリ) E-mail: ot44tama@gmail.com     畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp  

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