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2025.05.08

1回生・2回生交流会を開催しました ~ 理学療法学科 ~

理学療法学科1・2回生の交流会を初開催!   2025年4月22日(火)の5限、理学療法学科の1回生・2回生の交流会を開催しました。これから専門的な勉強を進めていく1回生のために、早期に上回生との交流機会を作ることで学生生活へのアシストになればと考え、2回生と教員が主体となり交流会を企画しました。     当日は8つのグループに分かれ、最初はアイスブレイクを行いました。グループ分けもランダムだったので、先輩後輩だけでなく1回生同士の仲が深まる場面もありました。       その後はグループ対抗の解剖学リレーを行いました。解剖学は1回生にとって大切な授業の一つであり、授業で習う人の骨のことについて馴染んでもらえるよう、骨をテーマにしたリレーを行いました。内容やルール設定も含めて理学療法学科らしさが詰まったものですね。     1回生はまだ分からない内容があるものの、先輩からの指示に耳を傾けながらも骨の模型を探していました。時には先生もサポートに入り、教科書を使いながら説明もしていました。       その後は部屋を変えて茶話会を実施。 1回生にとっては、授業のことや学生生活に関する質問をすることで不安解消の場となり、2回生は、1年間の学生生活を振り返るとともに、後輩の相談に乗ることで先輩としての自覚を感じる機会となりました。       今回は初めて行ったイベントではありましたが、多くの学生が集まって交流する姿を見ることができたのはとても良かったことだと思います。これから理学療法学科の縦のつながりがより深まればと思います。   2回生からのコメント ● 初の1、2回生交流会ということで、皆さんに楽しんで頂けるか不安な気持ちもありましたが、ゲームやお話会を通してとても楽しい時間を過ごすことができました!これからも縦の繋がりを大切にしながら、2回生として頑張ろうと思います!                                            大塚 陽南子   ● 新1回生と2回生が様々な出し物で交流しましたが、お互いの学年にとって学びのモチベーションが上がったり、自分の勉強のスタイルの参考になったりと、いい刺激になりました。 橋本 庵冶   ● 1回生のフレッシュで誠実な姿から、忘れかけていた初心を取り戻すことができました。「後輩にかっこいい背中を見せるため」という、大学生活における新たな自分の目標ができました。 古川 裕貴   教員のコメント ● 大学全体のウエルカムイベントとは異なり、今までにない理学療法学科独自の企画ということで、学生と教員が一緒に考えることから始めました。実行委員の皆さんからは、昨年、自分たちが不安だった気持ちを思い出しながら、アイスブレイクやゲームを提案してくれました。当日は、「あとは自分たちに任せてください!」という頼もしい言葉もあり、緊張している1回生に優しく声をかけ、全力でふざけ、教員の出る幕なしで大盛況となりました!このイベントを通して、彼らの新たな側面を知ることができましたし、成長を感じました。ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。 2回生担任 冷水・松本   ● 大学という新しい環境の中で、上級生との関わりを持つ機会があることは新入生にとって心強いものだと思います。理学療法士という自分達と同じ目標を持つ先輩たちの姿を見て、モチベーションが上がった人も多いのではないでしょうか。初めは参加を迷っていた様子だった学生たちも、終わる頃には笑顔で二回生と話している姿が印象的でした。一回生も1つのチームとして夢に向かってスタートダッシュして欲しいと思います。我々担任も全力でサポートしていきます! 1回生担任 高取・梶原   関連記事 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.97~新入生対象説明会&歓迎会を開催! 令和6年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート 令和6年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 令和6年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科 「チーム医療ふれあい実習」レポート!~理学療法学科

2025.05.08

1回生集中講義「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科

長寿世界一、超高齢社会の日本において「認知症」を正しく理解し、支え合い、共に過ごしやすい地域社会を構築することは私たち1人1人の課題です。看護医療学科では、低学年からこの課題に向き合い、市民として、医療職としてどうあるべきかを主体的に考え行動していく土台づくりを担うべく、アクティブラーニングやフィールドワークを取り入れた「認知症ケア論」を開講しています。   今年度の「認知症ケア論」履修者に、履修動機を聞いたところ、 認知症や高齢社会のことを学びたい 看護師として役立つ (身内の)おじいちゃん、おばあちゃんに役立つ アクティブラーニングやフィールドワークが楽しそう というお声をいただきました。大学1回生の時期から認知症や高齢者、社会に関心を持って頂けることは嬉しい限りです。     第3回目となった5月2日(金)の講義では、認知症キャラバン・メイトでもある教員が「認知症サポーター養成講座」を行いました。この講座は2004年に「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」構想の一環として全国的な取り組みとしてスタートし、すでに20年が経過し、全国には1500万人を越える認知症サポーターが誕生しています。講座を受講すれば「認知症サポーター」となりますが、何か特別なことをするわけではなく、まず、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」となります。個人の考えにより可能な範囲で自分のできる活動に参加していただくのも歓迎で、例えば、町中で困っている人がいたら手助けする、近所の人を見守る、地域の認知症カフェに参加してお手伝いする、などが一例です。   本日の講座は、講義だけではなく、認知症希望大使の藤田和子さん、丹野智文さんの動画メッセージを視聴し、受講後「自分ならサポーターとしてどんな活動ができそうか」のワークショップを行い、KJ法*で意見をまとめました。   ※KJ法:付箋等の紙に情報を記し並べ変えたりグループ化したりすることで断片的な意見・アイデアを効率的かつ論理的に整理するための手法。     その結果… 対応として「偏見をもたない、できないと決めつけない」「1人の人として対応する」「さりげなく気遣う」「やりすぎないサポート」「笑顔で優しく声をかける」等、 ともにあることとして「一緒に活動する」「本人が好きなこと、得意なことを一緒にする」等、 見守るとして「全て手伝うのではなく、ゆっくり待つ」「近くで見守る」等、 話す・聞くとして「話を聞く」「不安なことを聞く」「コミュニケーションを沢山とる」等、 理解するとして「認知症のことをもっと詳しく知る」「相手のことをいっぱい知る」等、 その他「家族のことを考え、今後のことを家族と話しあう」等の意見がまとまりました。   90分程度の講座にもかかわらず、学生は認知症の理解を深め、認知症の人とその家族の思いを理解し、自分ならどんな対応ができるのかを考え、春に入学したばかりのとは思えないような、相手の立場を理解し、相手に寄り添う視点を備えた素晴らしい意見の数々が表出されたことに驚きを感じました。   「認知症」に限らず、人と接する時には偏見を持たず、その人に興味を持ち、その人の魅力やもてる力を引き出せるような関わりができる人であることは、今後生きていく中でとても大切な力です。この先の4 年間、どのように成長されるのか大変楽しみな履修生です。教員としても彼女たちとの出会いに感謝し、これから共に作り上げる授業がとても楽しみな「認知症ケア論」です。今後は認知症カフェの見学、認知症マフづくり交流会、認知症の人との交流や活動の場の見学、啓発イベントに向けた企画などが続きますが、引き続きより良い学びが提供できるよう教員も切磋琢磨し頑張ります。   看護医療学科 准教授 室谷 牧子 関連記事 国際看護Ⅰの授業で「海外インターンシップ」発表 ~ 看護医療学科 3回生15名が「いこまスポーツの日」にボランティアとして参加!~看護医療学科 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 難病当事者(患者会・家族会)団体活動者を講師に招いた授業を実施しました!~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」  

2025.05.08

「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科の陳ゼミでは、佐味田地区の皆様と河合町役場と協力して『佐味田みんなの縁側』を制作し、2023年5月12日から河合町 佐味田集会所前に設置しています。 ▶ 前回の活動を紹介した記事はこちら 「佐味田みんなの縁側」の塗り替え   私たち陳ゼミ3回生と2回生は、2025年3月20日(祝・木)に佐味田で自治会の方と一緒に縁台の塗り替え作業を行いました。   以前塗ったペンキを機械や紙ヤスリを使ってヤスリがけをし、縁台の補修も行いました。自治会の方と楽しくお話しながらみんなで協力しました。座面など面積が大きい部分は機械で、細かい部分は紙ヤスリを使って丁寧に行いました。     ▼ 午前の1回目塗りには、ペンキをムラなく細かいところまで丁寧に塗りました。   ▼ 午後に2回目塗りも行い、一度ペンキを塗った後少し乾かし、もう一度塗りました。 春の板絵描き 2025年3月20日に住民の皆さんと一緒に春の板絵を制作しました。皆さん植物や動物や食べ物など各々が思う春をテーマにした作品を描いておられました。真剣に描かれている大人の方やニコニコ楽しく制作する子どもさんがいました。       「佐味田みんなの縁側」の組立と再設置 翌日、前日塗ったペンキを乾かし、「佐味田みんなの縁側」の組み立てと設置を行いました。自治会役員の方も2日間集まってくださいました。     組み立てた後最終確認を行い、壊れているところ、汚れ、塗り忘れなどみんなで確かめました。また光箱の照明器具の電池交換を行い、照明器具の取り付け用の部材も修理しました。     ▼ 組立の後、春テーマの障子に張り替えました。   この障子の絵は季節が変わる度にその季節にあった絵を展示しています。今回、私たちは春に関連する植物をテーマにして、春の雰囲気が感じられるように、タンポポやつくしなどの絵を描きました。     住民たちが描いた「春の板絵」を「佐味棚」に飾って、「佐味田みんなの縁側」には、さらに春の雰囲気が感じられるようになりました。   Before(冬テーマ) After(春テーマ)   ▼ 夜になるとライトが自動で光り、季節の絵が引き立ちます。   参加学生の感想 短時間でしたが、自治会の方と一緒に活動することで住民の方の声を直接聞くことができとても良い時間、経験を過ごしました。たくさんの方が使用してくれているからこそペンキが剝がれてきていたのだと思いました。写真でも一目瞭然ですが、メンテナンス前よりとてもきれいになり、またペンキが剥がれるほどたくさんの方に使用してもらいたいと思いました。  (Hさん) 普段私の地元ではあまり近隣住民の方とお話しする機会がないため、ゼミの活動で地域の方と交流する経験ができて良かったです。また、佐味田の方達は交流してみて全体的に明るく、子供達の面倒見が良い印象を持ちました。  (Kさん)   人間環境デザイン学科 3回生 廣瀬 彩音、川本 有珂 【追記】 佐味田における卒業研究の発表会 2025年3月20日に、陳ゼミの卒業研究<LOCO農square ~建築×農×食に関連した体験型交流施設~>の発表会が行われました。     子ども向けの発表を聞きに来てくれた子ども達は発表に興味津々で、模型の前で身体を乗り出し、立ち見で真剣に発表を聞いていました。広場の活用提案に対して、遊び場を設置して欲しいなどの意見をいただきました。   次に大人向けの発表会も行い、住民の方は真剣に聞いて、農体験施設の利用方法などの質問やご意見があり、学生たちと住民さんとの有意義な交流の場となりました。   人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中   関連記事 ▼ 陳ゼミ 河合町佐味田地区での活動についての過去の記事 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田地区「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の制作活動~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ   ▼人間環境デザイン学科についての過去の記事 社会と医療の未来をデザインする~人間環境デザイン学科「Japan Venous Talk 2025参加記」 人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ報告会を開催しました 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」~ 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科

2025.05.08

活躍する大学院修了生vol.3~大松 聡子さん(株式会社デジリハ 勤務/健康科学研究科博士後期課程修了)

働きながら学べる畿央大学大学院を経て、現場で活躍する修了生をご紹介!大学院への進学を考えている方、あるいは研究に興味をお持ちの方に向けて、これまでのキャリアや大学院での経験、研究の魅力などを振り返っていただきました!   大松 聡子さん(健康科学研究科 博士後期課程 2019年3月修了) 現在のお仕事・研究を教えてください! 株式会社デジリハ 研究開発部に所属し、既存および新たなサービスの価値を創出する業務に携わっています。最近ではプロダクトマネージャーとしての役割も担っています。また、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター客員准教授としてリヨン神経科学研究センターのメンバーと研究に関する議論を重ねています。 これまでのキャリアを教えてください! 広島大学を卒業し作業療法士免許を取得後、主に脳卒中を中心とした中枢神経疾患の急性期から維持期にかけた支援に従事してきました。大阪の村田病院という脳神経外科病院に勤務しながら、修士・博士課程に進学しました。   その後、国立の研究機関で研究員として1年半勤務し、同施設内の病院に異動して4年間、作業療法士として脊髄損傷者に対する再生医療の慢性期治験に携わりながら、研究員としても引き続き研究に取り組みました。現在は臨床を離れ、企業の研究開発部に所属しています。 これまで取り組んできた研究、また今関心のある研究テーマ・キーワードは? 修士課程では、運動による不安軽減のメカニズムについて、脳波・尿中セロトニン・アンケートを用いて検証しました。博士課程では、より臨床に近いテーマに取り組みたいと思い、脳卒中後の高次脳機能障害、特に半側空間無視に着目し、視線計測や脳画像解析を用いた研究を行いました。当時所属していた研究機関では視覚障害のある方々が多かったため、その後は半側空間無視に加えて視野障害にも関心を広げ、運転支援やリハビリテーションに関する研究も進めました。     当時から一貫して関心があるのは、「対象者の残存機能をいかに捉えるか」という点です。この関心は現在も変わっていません。今は小児から高齢者まで幅広い対象と関わる中で、自分の状態をうまく言葉にできない方々の生理学的・行動学的な側面をどう捉えられるかに、特に関心を持っています。 大学院に進学したきっかけや目的は? 当時勤務していた村田病院には、働きながら大学院に通っているスタッフが複数おり、学会発表を行う人も半数以上という、研究や学びに対して非常に熱心な職場でした。大学院を修了した方々や通っている方々は、臨床における引き出しの多さや、分析・仮説検証能力の高さが印象的で、自分もそんなふうになりたいと思ったのがきっかけです。     進学先については、働きながら通えることを前提に考え、当時熱中して読んでいた本の著者である森岡教授が所属する畿央大学を選びました。   大学院での時間を一言でいうと? 一言で言えば、「何とかする力を育んだ」時間でした。大学までの学びが「教わること」中心だったのに対し、大学院では「問いを立て、自ら探求し、形にする」ことが求められます。修士課程当時は、今ほど横のつながりが強くなかったこともあり、不安に押しつぶされそうになることもありましたが、周囲のサポートのおかげで何とか乗り越えることができました。特に指導教員の森岡教授が異なる学科の先生方をつないでくださったことで、技術的なサポートに加え、考察のヒントや新たな視点もたくさん得ることができました。     博士課程では、教授のつながりから臨床に近い研究プロジェクトに関わらせていただき、外部の客員教授と共同で研究を進める中で、自分の視野や思考を広げることができました。現場との接点を保ちながら、学術的な視座を高められたことは、自分の成長にとって大きな意味があったと感じています。   今の仕事や研究に、大学院での学びはどう活きていますか? 大学院で得たのは、「自分で問いを立て、それを解決しようと試行錯誤する力」だと思います。この力は分野を問わず応用が利きますし、今の仕事の中でまさに日々活きていると感じます。   例えば現在の仕事では、「このデータを見た人にどんな行動変容を起こしてほしいのか?」「この機能は誰のどんなペインを解決し、どんな価値をもたらすのか?」といった問いに向き合い、仮説を立てて検証しています。これは、大学院での研究とまったく同じ構造です。   また、視野を広げることの大切さも大学院で学んだ大きな価値のひとつです。目の前の課題に集中していると、どうしても視野が狭くなりますが、全体像を俯瞰することで、今自分が立っている位置や次に進むべき方向が見えてきます。これは、研究においても、実務においても、非常に重要な視点だと思います。     これから大学院進学を考えている方へのメッセージを! 正直に言うと、私は大学院進学を「誰にでもおすすめ」とは思っていません。博士号や修士号という肩書きが、キャリアアップや給与アップに直結するわけではないですし、時間もお金も労力もかかります。現代のコスパやタイパという視点で見れば、大学院進学は決して効率の良い選択ではないかもしれません。   それでも私は、大学院に進んでよかったと思っています。なぜなら、自分で問いを立て、何度も失敗しながら粘り強く向き合った経験が、今の自分の自信につながっているからです。そして、さまざまな立場の人と関わり、視野を広げる中で、「自分は何を大切にしたいか」が少しずつ見えてきたと感じています。     世界的にも大学院生の3割以上が不安障害に悩んでいるという報告があるほど、大学院進学は決して楽な道ではありません。でも、その厳しさの中にこそ、自分の可能性を広げるチャンスがあるとも思います。進学を考えるときには、「何を得たいのか」「何を経験したいのか」を、自分なりにしっかり言語化してみてください。   遠回りや迷いを経てでも、「やってよかった」と思える人が、これからも出てきてくれたら嬉しいです。       Researchmap(大松さんのページへ)  

2025.05.01

国際看護Ⅰの授業で「海外インターンシップ」発表 ~ 看護医療学科

看護医療学科4回生対象の「国際看護Ⅰ」の授業で、2025年3月に「海外インターンシップ」研修に参加した学生たちが、経験と学びについて発表会を行いました。 はじめに、研修参加した学生が研修先のプチサストラ大学、国立クメールソビエト病院、サンライズジャパンホスピタルと健診センター、在宅看護ステーション、そして文化や人々の暮らしぶりについて発表を行いました。         その後、数名ずつのグループに分かれ、昨年インターンシップに参加した学生と本年度参加学生がファシリテーターとして、グループに入り「印象的だったこと、疑問点、学び」についてディスカッションを行いました。ここでは、ファシリテーターとして、学生の関心を引き出し、カンボジアの現状と課題について、活発な意見交換がなされていました。   ファシリテーター同士の情報共有もできて、有意義な時間になりました。     最後に、各グループからの発表を行いました。4回生からの意見として 「文化や歴史を知り、その人を尊重したかかわりが大事だとわかった」 「ものやお金の援助だけでなく、現地の人と協働して健康を促進することや法律の整備を考えなければいけない」 など、がありました。実際に研修に行った学生がファシリテーターをしたことで、短時間でも考えが深められたように感じました。     このような機会を重ねることで、グローバルな視点で医療・保健・福祉の現状を理解し、健康問題に対して、看護師としての役割について考えられる学生になることを期待します。   看護医療学科 准教授 酒井 啓子 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.7~ 世界遺産・アンコールワットへ!

2025.05.01

活躍する大学院修了生vol.2~宮脇 裕さん(国立研究開発法人 産業技術総合研究所勤務/健康科学研究科博士後期課程修了)

働きながら学べる畿央大学大学院を経て、現場で活躍する修了生をご紹介!大学院への進学を考えている方、あるいは研究に興味をお持ちの方に向けて、これまでのキャリアや大学院での経験、研究の魅力などを振り返っていただきました! 宮脇 裕さん(健康科学研究科 博士後期課程 2021年3月修了) 現在のお仕事・研究を教えてください! 産業技術総合研究所人間社会拡張研究部門の研究員、東京都立大学人間健康科学研究科の客員准教授、また畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの客員研究員として、主に実験心理学や神経心理学を専門とした臨床研究に従事しています。 これまでのキャリアを教えてください! 実は私は、中学3年生の初夏に重い病気を患い、高校に行くことが叶いませんでした。4年間の闘病生活をあけて、高卒認定試験後に神戸学院大学へと進学しました(この大学生活でも別の病気のために手術を経験し1年留年…)。2014年に理学療法士免許を取得し、仁寿会石川病院にて理学療法士として2年弱勤務しました。   その後、病院を退職し、神戸学院大学大学院へと進学しました。この際、NTTコミュニケーション科学基礎研究所にて実習生として実験心理学に関する研究に従事してきました。博士後期課程では、畿央大学大学院に進学し、日本学術振興会特別研究員として研究に従事していました。その後は、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の特任研究員や産業技術総合研究所人間拡張研究センターの特別研究員を経て現在に至ります。 これまで取り組んできた研究、また今関心のある研究テーマ・キーワードは? 私の研究テーマは「運動主体感を軸とした認知運動インタラクション」です。現在は、心理物理実験や統計モデリングなどのアプローチにより、主に脳卒中後の患者さんを対象に、運動障害と運動主体感の関係性について研究を進めています。それらの心理学的知見を基に、行動変容に貢献する技術を開発したいと考えています。   【研究キーワード】運動主体感、脳卒中後運動障害、インタラクション   大学院に進学したきっかけや目的は? 正直なところ、元々は勉強があまり好きではなく、毎日クラブチームなどでバスケットボールばかりやっていました。しかし、やはり一度大きな病気をしてブランクがあると、なかなか状態がもとに戻りません。その中で、臨床で良い上司に巡り合い、そして患者さんと関わる中で、学ぶことの楽しさを少しずつ知っていきました。ずっと病気をする前の自分に戻りたかったのですが、そうではなくて、今やれることを楽しもうと思えるようになりました。体はもろくなったけど、頭は使える。ということで、そこからは何もかもやめて研究にだけのめり込んでいきました。いつか臨床に還元できる研究をと思っていますが、まだまだですので、自分が「面白い」と心から思える研究に、これからも楽しんで取り組んでいきたいと思います。   大学院での時間を一言でいうと? 私にとって大学院で過ごした時間は、第二の青春といった感じでした。しんどいことも楽しいことも濃縮されて詰まっています。畿央大学大学院は、自分がやりたいと思って全力で取り組んでさえいれば、それを全力で後押ししてくれる環境です。私の指導教員である森岡先生は、どんなわがままでも―熱意と勝算があれば―とにかく背中を押してくれました。感謝しかありません。本当にのびのびと研究に打ち込め、ひたすら努力ができた最高の時間だったと思います。   今の仕事や研究に、大学院での学びはどう活きていますか? 大学院では、指導教員や院生と関わり、また学会などで未知の世界に触れることで、自身の専門性を深めることだけでなく、ときには自分一人では想像できないような新たな研究展開をもたらしてくれます。これらを通して培った研究計画や学際的な専門性は、研究職として活動する上での基盤になっています。そして何より、大学院の活動の中で、色んな考えや価値観を持つ多くの方と出会うことができるわけですが、その中で共感できる志を持つ仲間を見つけ、その仲間とともに研究についてディスカッションする時間は何物にも代えがたい充実した時間になります。これらは、研究者として活動していく上で、一生の財産になると思います。   これから大学院進学を考えている方へのメッセージを! 大学院では大変なこともつらい思いをすることも多いと思いますが、研究が好きであれば、きっと、もっと楽しいことがそれらを上回ってくれます。この記事を読んでくださった皆様が、自分が進みたい道を選び取り、自分が決めたその道を楽しんで前進されることを願っております。   ▶ Reseachmap(宮脇さんのページへ)      

2025.05.01

脳卒中患者の不整地歩行の特徴 -高機能者と低機能者による違い-~ニューロリハビリテーション研究センター

脳卒中患者は不整地を含む屋外での歩行が困難になりやすく、結果として社会参加を妨げ、生活の質に不利益をもたらします。しかし、脳卒中患者が有する歩行能力によって不整地での歩行戦略に違いがある可能性があります。畿央大学大学院博士後期課程の乾 康浩 氏と森岡 周 教授らは、屋内平地歩行速度0.8m/s未満の低機能脳卒中患者と0.8m/s以上の高機能脳卒中患者の不整地歩行の特徴の違いを検証しました。低機能脳卒中患者は不整地歩行中に、歩行速度が低下するが安定性を維持し、高機能脳卒中患者は遊脚期の膝関節屈曲増大、立脚期の大腿部の共収縮低下を示すことを明らかにしました。この研究成果はTopics in stroke rehabilitation誌(Differences in Uneven-Surface Walking Characteristics: High-Functioning vs Low-Functioning People with Stroke)に掲載されています。   本研究のポイント 屋内平地歩行速度0.8m/s未満の低機能患者と0.8m/s以上の高機能患者の脳卒中患者の不整地歩行の特徴の違いを自作の不整地路を用いて評価した。 低機能患者は不整地で歩行速度が低下するが安定性を維持し、高機能脳卒中患者は遊脚期の膝関節屈曲増大、および立脚期における大腿部の共収縮低下を示すことが明らかとなった。   研究概要 脳卒中患者は、中枢神経系の損傷により歩行障害を有し、不整地を含めた屋外での歩行が困難になります。これは、社会参加を妨げ、生活の質の低下にもつながります。また、脳卒中患者の歩行能力には違いがあり、その能力の違いによって予測困難な摂動が生じる不整地での歩行の戦略が異なる可能性があります。畿央大学大学院 博士後期課程 乾 康浩 氏、森岡 周 教授らの研究チームは、自作の予測困難な摂動が生じる不整地路を用いて、脳卒中患者の不整地歩行中の歩行速度、体幹の加速度、麻痺側の関節運動、および下肢筋共収縮を計測し、平地歩行速度0.8m/s未満の低機能脳卒中患者と0.8m/s以上の高機能脳卒中患者で特徴の違いを分析しました。その結果、低機能脳卒中患者は、 不整地歩行中に歩行速度は低下するものの歩行安定性は維持し、高機能脳卒中患者は遊脚期の膝関節屈曲増大、立脚期の大腿部の共収縮低下を示すことを明らかにしました。本研究は、歩行能力の違いによる脳卒中患者の予測困難な摂動が生じる不整地歩行中の特徴の違いを明らかにした初めての研究です。   研究内容 リハビリテーション専門家にとって、脳卒中患者の歩行能力の違いによる不整地歩行時の戦略の違いを捉えることは必要です。本研究では、予測困難な摂動が生じる不整地での脳卒中患者の歩行戦略の特徴を平地歩行速度0.8m/s未満(低機能脳卒中患者)と0.8m/s以上(高機能脳卒中患者)の2グループで比較することを目的とし、自作の不整地路(図1)を用いて検証しました。     実験で得られたデータから、歩行速度、歩行安定性を評価するための立脚期と遊脚期に分けた3軸の体幹の加速度のRoot Mean Square、麻痺側下肢の最大関節角度、麻痺側下肢の立脚期と遊脚期に分けた共収縮指数を算出しました(図2)。     その結果、平地と比較した不整地での変化として、低機能脳卒中患者では歩行速度は低下するものの安定性は維持し、高機能脳卒中患者では遊脚期の膝関節屈曲増大(図3)、立脚期における大腿部の共収縮指数低下がみられました。     研究グループは、この結果のうち、低機能脳卒中患者の歩行速度低下と歩行安定性の維持に関しては、不整地歩行中の保守的な戦略と考えています。一方で、高機能脳卒中患者の遊脚期膝関節屈曲増大と立脚期における大腿部共収縮指数の低下は適応的な戦略の結果と考察しています。   本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究成果は、平地での歩行速度が異なる脳卒中患者において、予測困難な摂動が生じる不整地での適応の違いを明らかにしており、リハビリテーション専門家が脳卒中患者の屋外歩行の問題を考える際に着目すべき点を示しています。今後は、非麻痺側を含めた戦略の特徴や縦断的な経過を調査する必要があります。   論文情報 Yasuhiro Inui, Naomichi Mizuta, Shintaro Fujii, Yuta Terasawa, Tomoya Tanaka, Naruhito Hasui, Kazuki Hayashida, Yuki Nishi, Shu Morioka Differences in uneven-surface walking characteristics: high-functioning vs low-functioning people with stroke. Topics in stroke rehabilitation, 2025.   関連する先行研究 Inui Y, Mizuta N, Hayashida K, Nishi Y, Yamaguchi Y, Morioka S. Characteristics of uneven surface walking in stroke patients: Modification in biomechanical parameters and muscle activity. Gait Posture. 2023 Jun;103:203-209.     問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程 乾 康浩 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2025.05.01

自立歩行が困難な脳卒中者の歩行回復の特徴 -歩行中の内側広筋の筋内コヒーレンスとの関連-~ニューロリハビリテーション研究センター

脳卒中後、下肢の運動麻痺によって体重支持が困難となり、自立歩行の再獲得に大きな影響を与えます。本邦では、そのような状態からの回復を目的に、長下肢装具を用いた歩行トレーニングを推奨しています。畿央大学大学院 博士後期課程 蓮井 成仁氏と森岡 周 教授らを中心とする研究グループは、監視歩行獲得に関連する要因を明らかにしました。さらに、1ヶ月間の歩行トレーニング後に、監視歩行が獲得できた/できなかった群に分けて分析することで、長下肢装具を用いた歩行トレーニングの「適応」と「限界」を明らかにしました。 この研究成果は、Neurological Sciences誌(Association of gait recovery with intramuscular coherence of the Vastus medialis muscle during assisted gait in subacute stroke)に掲載されています。   本研究のポイント 監視歩行が可能となるまでの日数と麻痺側内側広筋の筋内コヒーレンス値は有意な負の相関関係にありました。 「監視歩行獲得群」は、1ヶ月間の歩行トレーニングによって、運動麻痺の改善と、麻痺側内側広筋の筋内コヒーレンスと理学療法中の歩数が増える特徴がありました。 「監視歩行未獲得群」は、1ヶ月間の歩行トレーニングによって、運動麻痺の改善が特徴としてありました。   研究概要 脳卒中者に対するリハビリテーションとして、下肢の運動麻痺によって体重支持が困難な者には長下肢装具(KAFO)を用いた歩行トレーニングが推奨されています。しかしながら、回復期病棟を退院する際に、介助なく歩行が可能となる症例とそうではない症例が混在しており、歩行回復に関連する要因はこれまで明らかになっていませんでした。畿央大学大学院 博士後期課程 蓮井 成仁氏と森岡 周 教授らを中心とする研究グループは、監視歩行獲得に関連する要因を調査しました。その結果、歩行トレーニング前における歩行中の麻痺側内側広筋への下降性神経出力の強さと監視歩行が可能となるまでの日数が有意に関係することを明らかにしました。さらに、監視歩行が獲得できた/できなかった症例に分類して、長下肢装具を用いた1ヶ月間の歩行トレーニング効果を確認すると、監視歩行獲得群では運動麻痺や体幹機能、バランス機能の改善と、麻痺側内側広筋の筋内コヒーレンスと理学療法中の歩数が増えており、介助歩行トレーニングの利得があることが示唆されました。本研究の成果は、監視歩行獲得群への更なるリハビリテーション効果の促進と、監視歩行未獲得群へのリハビリテーション戦略の開発を進めていくために役立つことが期待されます。   研究内容 本研究は、脳卒中患者20名を対象に、身体機能評価に加えて理学療法中の歩数を評価しました。対象者は、KAFOを装着し、後方より理学療法士1名に支えられた条件下(介助歩行)で10m歩行を行いました。その際、筋電図より麻痺側内側広筋および外側ハムストリングの近位部・遠位部から筋内ならびに筋間コヒーレンス(β帯域;下降性神経出力を反映)、下肢屈曲・伸展角度を算出しました。歩行自立度の評価であるFACを用いて、FAC 3(15m監視歩行が可能)に至るまでの日数を歩行回復の指標としました。 監視歩行が可能となるまでの日数(または監視歩行が獲得できなかった対象者は退院までの日数)と麻痺側内側広筋の筋内コヒーレンス値は有意な負の相関関係にありました。これは、介助歩行開始早期に内側広筋への下降性神経出力が強い症例ほど監視歩行へ到達しやすいことが考えられます。 さらに、監視歩行の獲得の有無に分けて1ヶ月間の介助歩行トレーニングの影響を下記に示します。 監視歩行獲得群:運動麻痺や体幹機能、バランス機能の改善と、麻痺側内側広筋の筋内コヒーレンスと理学療法中の歩数が増えており、介助歩行トレーニングの利得があることを示しています。 監視歩行未獲得群:運動麻痺のみが改善しましたが、その他の身体機能および歩行中の神経出力の強化、歩行量が停滞しており、介助歩行トレーニングの利得が得られにくいことを示しています。     本研究の臨床的意義および今後の展開 これまでに明らかにされていなかったKAFOを用いた歩行トレーニングによる歩行回復の実態を調査できたことで、症例の応答性に合わせた効果的なリハビリテーションの立案に役立つことが期待されます。今後は、監視歩行獲得群への更なるリハビリテーション効果の促進と、監視歩行未獲得群へのリハビリテーション戦略の開発を進めていく予定です。   論文情報 Naruhito Hasui, Naomichi Mizuta, Ayaka Matsunaga, Yasutaka Higa, Masahiro Sato, Tomoki Nakatani, Junji Taguchi, Shu Morioka Association of gait recovery with intramuscular coherence of the Vastus medialis muscle during assisted gait in subacute stroke. Neurological Sciences, 2025.   問い合わせ先 畿央大学 大学院 健康科学研究科 博士後期課程 蓮井 成人 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2025.04.30

第23回畿央祭実行委員Blog Vol.2~募集説明会に1・2回生318名が参加!

みなさん、こんにちは。畿央祭 統括の阪口 真美です。   2025年4月22日(火)、23日(水)、24日(木)の3日間で、畿央祭実行委員の募集説明会を行いました!初日は79名、2日目は128名、最終日は111名と、計318人の1・2回生が今年度の募集説明会に参加いただきました!畿央祭実行委員の活動に興味を持って来てくださった皆さん、ご参加いただきありがとうございます!✨     多くの1回生や2回生の皆さんにご参加いただき、真剣に耳を傾けたり、リアクションをとったりしてくださったことに、幹部一同、心より感謝しております。     畿央祭は5つの部署に分かれており、それぞれの部署がどんな役割を持っていて、どんな仕事をしているのか、そして夏休みの活動日についても、各部署の代表から説明がありました!     畿央祭の準備は、主に夏休みの活動が中心になります。夏休みが終わると本番まではあっという間です!実行委員として参加していただく皆さんには、できる限り畿央祭の活動を優先していただけると嬉しいです。バイトやサークルとの両立が大変なこともあると思いますが、ご協力をよろしくお願いします!     最後に、実行委員への応募はForms入力で、期限は5月1日(木)の23:59までとなり、タイムリミットが近づいてきております!!まだまだみなさんのお力が必要です!!忘れないうちに応募をお願いいたします!!   続々とFormsを送信していただいている方からの「実行委員をめざすにあたっての熱い想い」がたくさん書かれていて嬉しいです!ぜひその気持ちを胸に頑張っていただきたいです!!   畿央祭 副実行委員長 統括 学内企画部署 阪口 真美 関連記事 第23回畿央祭実行委員 Blog Vol.1~実行委員、いよいよ募集開始!

2025.04.28

変形性関節症に関する世界最大級の国際会議「OARSI 2025」参加レポート!~健康科学研究科瓜谷研究室

2025年4月23日(水)から26日(土)まで、韓国・仁川で開催されたOARSI 2025(Osteoarthritis Research Society International)に参加してきました!     この学会は、変形性関節症(OA)に関する世界最大級の国際会議の一つであり、日頃から私が研究の参考にしている論文の著者や、よく引用させていただく著名な研究者たちが、直接最新の知見を発表される場です。実際にそうした研究者たちの講演を間近で聞くことができ、とても刺激的な時間となりました。     今回、私は 「Patients with knee osteoarthritis exhibit a reduced autonomic response to task performance compared to healthy older adults」 というテーマでポスター発表も行いました。   発表中には、さまざまな国の研究者から多角的な視点で質問やアドバイスをいただき、今後の研究をさらに深めるための多くのヒントを得ることができました。     特に印象に残ったのは、**「OA Management and Epidemiology in Asia」**というセッションです。アジア各国における変形性関節症の管理や疫学的課題について議論され、日本とは異なる医療システムや社会背景の中での取り組みを知ることができました。   自分の研究を国際的な文脈で位置付けて考えるきっかけにもなり、大変貴重な学びとなりました。     また、学会場では海外の研究者とも交流し、研究以外にも韓国ならではの美味しい食事や街並みに触れることができ、異文化を体感する楽しさも味わいました。   こうした機会を通じて、 「最先端の“本物”の研究に直接触れること」 「異国の文化を知り、自分自身の立ち位置を再認識すること」 の大切さを改めて実感しました。     この貴重な経験を糧に、今後も社会に有益な研究を推進できるよう努力していきます!   健康科学研究科 瓜谷研究室 山野 宏章 関連記事 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 11回日本地域理学療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 日本小児理学療法学会学術大会で大会長賞を受賞!~健康科学研究科 第22回日本神経理学療法学会学術大会へ参加しました!  

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