2014年のすべての新着情報一覧
2014.03.05
就活レポート~就職活動の現場から~№217
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第217弾! 現代教育学科5期生(14卒) 港 尚紀さん 岡山県 小学校教諭 【小学校教員を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指したきっかけは、小学校のとき、とある教師との出会いが大きく影響しています。当時生意気だった自分のような児童にもしっかりと向き合い、私の悩み事にも相談に乗ってくれたことを今でもはっきりと覚えています。 【インターンシップ・教育実習を体験して】 インターンシップと教育実習は私にとって、大きな財産となりました。実際に児童と触れ合い、ともに時間を過ごした経験は必ず、教師になった後も私の支えになることだと思います。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学での4年間はとても有意義なものでした。1回生のころに仲良くなった友達とは、今も毎日楽しく過ごしていますし、それ以降に友達になったひとも大勢います。最初は、第1志望の大学ではなかったので、不満はもちろんありましたが、今では畿央にいられたことをとてもよかったと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 私は岡山県を受けたのですが、ほかの県とあまり大差なく、やることはやっていれば結果はおのずとついてきます。対策講座には参加し、テストも極力うける。先生方の助言を聞き、直すところは直して、努力する。ただそれだけです。 【なりたい教師像】 こうありたいとか、こうなりたいとかはなくて、児童と一緒に成長していって、最後に児童たちが笑顔でいられる学級をつくれたら、それが私のなりたい教師像なんだおもいます。
2014.03.05
被災地支援「きっかけバス47」~ボランティア学生レポート!その1
こんにちは。畿央大学教育学部3回生の柴田大貴と片岡利允です。 僕達2人は今回、被災地支援活動の『きっかけバス47』という活動に参加させていただきました。 (柴田は滋賀バス:2014年2月16日~19日、片岡は奈良バス:2014年2月22日~25日) 『きっかけバス47』は、47都道府県から各都道府県につき学生40人を乗せた1台のバスを東北三県(宮城・福島・岩手)に送り出すプロジェクトです。 学生が東北での実体験を通して東北の今を感じ、震災の教訓を学び、自分のコトバで家族や友人、大切な人、それぞれの故郷・地域の人たちに伝え続けていき、そして、日本中が助けあって東北の復興に関わり、3.11の教訓を地域の防災に活かす“きっかけ”をつくるという目的で行われています。 公益社団法人助け合いジャパン主催のもと、環境庁と連携、内閣府が後援の大規模なプロジェクトとなっています。 今回は、僕たちが東北の土地へ行き、学んだこと、感じたことを多くの人に伝えて行きたいと思い、投稿させていただきました。 ▼震災の2時46分で止まった時計 (宮城県名取市立閖上中学校 旧校舎) 私は東北に行き、語り部さんのお話の中で特に心に残っていることが2つあります。 1つ目は「皆さんは自分が災害に遭わないと思っているのです」と言われたことです。 「自分は大丈夫だろう」と思っていた自分の心を見透かされたような気がし、防災に対する認識の甘さを感じさせられました。いつ災害が来るか分からない、明日は自分が被災者になるかもしれない、という怖さを実感させられました。 2つ目は教育に関する話で、ある学校では「教師の適切な判断と普段の避難訓練のおかげで、子ども達の命が守られた」、またある学校では「教師間の連携が上手く取れていなく、教師の判断ミスで津波に流されてしまった」という話を伺い、避難訓練の大切さ、教師は子ども達の命を預かっている立場であり、大変責任感のある仕事だということを改めて感じさせられました。 最後に、私が多くの方に伝えたいことに、福島の除染プラザセンターで聞いたお話があります。 「福島といえば放射能のイメージがあるために福島の野菜を買おうとする人は少ないかもしれません。でも、それは大きな間違いなのです。きちんと検査されているかどうか分からないような野菜と比べると、福島の野菜は様々な検査を通って出荷されているため「世界一安全」な野菜と言えるのです。と施設の方から伺い、自分が風評に踊らされて物事を判断していたと、気付かされました。 少し考え方を変えるだけで、風評被害は止められます。私達は風評被害に踊らされることなく、正しい情報をきちんと知ろうとして、そして、風化させないために、正しく多くの人に東北の様子を伝えていくことが大切なのです。東北に旅に来て、魅力を知ること、それを伝えることも十分、町を元気にして、活気づけ、復興に繋げられるのです。 またこの地に戻って来ようと思わせてくれる暖かさが、東北にはたくさんあります。東北のことを知ろうとする。その気持ちだけでも十分、東北支援に繋がるのです。皆さんもこの投稿を見て、少しでも東北支援に興味を持っていただけたのであれば幸いです。 教育学部3回生 柴田 大貴 私は、今まで何も知りませんでした。いや、知ろうとしませんでした。この4日間、本当に自分の無知に気付かされました。復興はまだしも、復旧すらしていない現実。ここに本当にかつて人がいて、建物などがあったのかと疑いたくなるような何もない土地。一番初めに宮城県南三陸町の防災対策庁舎の前にバスから降りたとき、その場の静けさに違和感を覚えました。そんな第一印象で東北三県を巡るツアーが始まりました。 現地で行ってきたボランティア活動、当時避難所を運営していた語り部さんのお話、仮設商店街、地元の語り部ガイドの案内で巡るツアー、福島除染情報プラザ、被災物が展示されている美術館などの経験から、感じたこと考えたことをいくつか伝えたいと思います。 南三陸での農業復旧作業。畑にある津波で流されてきた瓦礫や大きな石をピッケルやつるはしで掘り起こしていくという比較的地道な作業でした。しかし、この作業は必ず復興の力になる作業だと現地の方はおっしゃっていたので、少しでも復興の力になれたことにうれしく思いました。また、東北の地を訪れるだけで現地の方は、「私たちの土地はまだ忘れられていないのだな」という気持ちになるそうです。地道な作業がまだ残っており、心のケアという意味でも、まだまだ現地での継続的な支援が必要なのだと感じました。 釘子さんという語り部さんのお話。「避難所の場所を知っていますか?」という問いかけに、私は手を上げられませんでした。家族がバラバラになったときの連絡の手段も考えたことがありませんでした。心のどこかで、自然災害を他人事に思っていたことに気付きました。しかし、誰もが被災者になりうる可能性があります。今までの奈良県は、私の知る限り自然災害による被害が他県に比べて少ないからか、防災意識は低いのではないかと思います。しかし、奈良県にいるときだけに自然災害は起こりますか?今までがそうだったように、これからも奈良県は大丈夫だといえますか?今回の東日本大震災では、さまざまな想定外あったようです。だから、いつでも最悪の事態を想定して、その対策をしておくべきではないでしょうか。この記事を読んでくださっている方には、ぜひ自分の身を守る術を今のうちに身に付けておいて欲しいと思います。1秒後にさえ何が起こるかわからないので。 他にも、この4日間でここには書ききれない程の経験をさせていただきました。それは知ることが怖くもなるほどものでした。しかし向き合わねばなりません。現地の方々がそうしていたように。この貴重な経験を、「きっかけバス47」に関わってくださった多くの方々、支援してくださった方々、東北の方々、そして未来の災害から救われるべき人々のために、生かしていきます。私に何ができるのかまだ分かりませんが、とにかくできる限り伝え続けていきます。来週、地元の小学校の5.6年生と先生方の前で話をすることになりました。ゆくゆくは小学校教諭になり、防災教育をもって一人でも多くの子どもたちに生き抜く力を身に付けさせたいです。 教育学部3回生 片岡 利允 ▼被災した宮城県南三陸町 旧防災対策庁舎 【被災地支援関連リンク】 畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ ブログカテゴリ「被災地支援の活動」
2014.03.04
人間環境デザイン学科「2013年度卒業研究・作品展」を開催しました。
2014年3月1日(土)、2日(日)の2日間にわたり奈良県文化会館において『2013年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展』が開催されました。 建築・インテリア系が17点、アパレル系が8点、論文が9件、立体造形が5点の、合計39作品が展示されました。 展示に先立って2月に学内で卒業研究発表会を行い、教員による審査の結果、最優秀作品に贈られる「学長賞」や「優秀賞」が決定しました。 【学長賞】「sky walk under the highway」 谷 玲佳 中之島の景観を考え、高速道路を美しく演出した『空飛ぶ遊歩道』です。高速道路に遊歩道を吊り下げ、ビアガーデンやギャラリーなど憩いの場もある空間を創出しました。 【優秀賞1】「りんくうくじら」 松尾 佑香里 関西空港の隣町のりんくうタウンに、外国人観光客向けまちづくりの一環として「オペラハウス」を計画しました。くじらが多くいて賑わっていた泉州地区が賑わいのある町になるように願いをこめて、くじらをモチーフにしています。 【優秀賞2】『PIPOSO』 酒井 翔悟・松井 冴季 テンセグリティ構造(張力と圧縮力が絶妙なバランスを保ち、外からの支持がなくても自立保持可能で、中心がどこにもなくすべての棒が交わらない構造)にてドーム型の「蚊帳」のようなものを制作しました。 棒と細い張力材を使用した、右の写真の構造を組み合わせています。 テーマは、住宅、学校、職場、この間のThird placeに趣味や子供のちょっとした遊び場のような空間です。周りに太い部材が使われていないため、空間の透明性が上がっています。 イタリア語でPiccolo(小さい)とRiposo(休息)を組み合わせて『PIPOSO』と名づけています。 【優秀賞3】「雨の美術館」 出口 鈴佳 さまざまな『雨』をイメージして制作された美術館です。卒業研究発表会ではさまざまな『雨の詩』を朗読しながら独創的なプレゼンテーションが行われました。 上記4作品以外にもバラエティ豊かな作品が展示され、実際に制作した学生が来場者の皆さんに作品の魅力や工夫を熱心に伝えていました。 多数のご来場を賜り、ありがとうございました。 【人間環境デザイン学科卒業研究関連】 開学10周年事業:大卒業展及びシンポジウム(2013/3/2) 「人間環境デザイン学科 卒業研究・制作」 「人間環境デザイン学科 作品ギャラリー」
2014.03.04
就活レポート~就職活動の現場から~№216
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第216弾! 現代教育学科5期生(14卒) 湊 知恵さん 奈良県 小学校教諭 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私は「小学校の先生」という職業にあこがれを抱いていました。先生がすることは全てかっこよくみえ、丸つけでさえもかっこよく見えました。担任をしていただいた先生方はどの先生も勉強だけでなく、生活をしていく中で大切なことなどいろんなことを教えてくださいました。またどんな些細なことも気にとめてくださり耳を傾けてくださいました。先生方のおかげで学校も楽しいと思えましたし、勉強をして知らなかったことが分かった時の喜びを味わうこともできました。私も小学校の先生になって子どもたちといろんなことを勉強していきたいと思ったのが教師を目指したきっかけです。 【学校インターンシップ、教育実習を体験して】 私は教師になりたいという思いを持って畿央大学教育学部入学をしました。授業で指導の仕方を学ぶ中で、教えることの難しさを知りました。自分が分かったと思っていてもそれを教えることは、思っている以上に難しく、私は教師に向いているのかと不安になったこともありました。しかし、インターンシップや教育実習で先生方の授業を見させていただいたり、実際に児童の前で授業をしたりすることで、授業をつくることの楽しさや、分かりやすい授業にするために努力をすることの楽しさを感じることができました。なにより児童の「できた」「わかった」「もっとしたい」と思った時のきらきらした笑顔、そして昨日までできなかったことができるようになった児童の成長を見ることができ、私の教師になりたいという思いはより強いものとなりました。 【畿央大学での大学生活について】 私は学校が好きです。入学当初は五位堂駅から大学までの道のりが少し遠く感じ、大学に行くのが億劫に思ったこともありました。今では友人も増え、毎日楽しく通い、大学までの道のりが私の好きな道となりました。友人とたわいないことで大笑いをしながら帰ったこと、進路のことを相談しながら帰ったこと、今ではどれもいい思い出です。この大学で同じ夢を追いかける仲間や自分の夢を叶えるために頑張っている仲間、いろんな仲間に出会えたと思います。私は仲間から自分の長所・短所を教えてもらうことができました。楽しいこともしんどいことも共に乗り越えてきたからこそ、本音で語り合えることもできました。みんながいたから楽しく、毎日笑って自分らしく大学生活を過ごせたと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 私は勉強の仕方が分からず、採用試験に向けて何からどこから手をつけたらいいのか分かりませんでした。とりあえず対策講座だけは出ようと思い毎回出席していました。毎回教職支援センターの先生方や他の先生方が採用試験に関する情報を提示してくださり、採用試験に対する私の不安を減らしてくださいました。困ったことがあればどの先生も親身になって相談に乗ってくださり、分からないことは丁寧に分かるまで教えてくださいました。面接練習では、自分のいいところや直した方がいい所などを的確に指摘してくださり、一喜一憂の毎日でした。これらの対策講座のおかげで自分の得意なこと、苦手なことを知ることができ自分を知るいい機会となりました。採用試験にむけて勉強をしていく中でうまくいかないこともたくさんありました。自分の出来なさに悔し涙を流した時もあります。そんな時友人や先生方、家族、いろんな人が支えてくださったおかげで最後まで諦めることなく頑張れたと思います。私一人では最後まで頑張り、夢を実現することができなかったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。これから教員採用試験にむけて頑張る皆さん、最後まで自分を信じて頑張ってください。努力は必ず実ります。 【理想の教師像】 理想の教師として子どもたちの笑顔を引き出せる教師、そして子どもたち一人一人の違いを認め合える学級をつくる教師を目指します。私が理想とする先生は担任をもっていただいた先生方はもちろん、実習先の先生方、インターンシップ先の先生方、たくさんいます。その中でも印象に残っているのが実習担当の先生です。その先生は自分の中にいろいろなジャンルの引き出しがたくさんあり、授業がわかりやすく子どもたちの「できた」「わかった」という笑顔をひきだしていました。自分が笑顔でいるだけでなく子どもたちの笑顔まで引き出せてすごいな、私もそんな教師になりたいと感じました。また、学級の中にはいろんな児童がいました。その中でも個性を尊重した学級経営をされていてみんなに居場所がある学級でした。先生と児童の信頼関係はもちろん児童同士の横のつながりが大切だということを教えてくださいました。私も長所である笑顔を活かし、子どもが主役となる学級をつくっていきたいです。
2014.03.04
第2回「助産学研究発表会」レポート!~助産学専攻科
助産学専攻科の山下美有希です。2014年2月18日(火)13:00~16:10に「第2回助産学研究発表会」が行われ、助産学専攻科2期生9名が発表しました。 助産学専攻科では前期に講義を受け、後期に臨床実習を行い、1年間で助産師免許の取得をめざします。今回は後期に行われた実習を振り返り、事例をもとに研究を行いました。 年末に全員が10例の「分娩介助実習」を終え、それからすぐに研究と国家試験の勉強を始め、国家試験が終わってすぐに研究発表の準備…と何かと忙しかったですが、先生方と学生で協力し、何とか研究発表会を開催することができました。 私は「情緒不安定な産婦への分娩第一期における精神的援助に関する事例検討」というテーマで発表を行いました。 発表会には看護医療学科でお世話になった先生方の他、実習でお世話になった病院の指導者さまもお越しくださいました。 学生一人一人が「実習中の自分の行った助産ケアは効果があったのか」「もっと良い援助が行えたのではないか」などの疑問を研究としてまとめていました。現在助産学専攻科には9名が在籍していますが、同じお産でも一人ひとり違い、9通りの視点、9通りの助産ケアについて学びを共有することができました。 実習で感じたことは「お産は一人ひとり違い、教科書通りにはいかない」ということです。また、お産は常に進行しているため、ゆっくり考えている余裕などありません。すぐに判断することが求められます。そのため、実習中は指導者さんや先生方のアドバイスをいただきながら精一杯の助産ケアを行いましたが、自分のケアを論理的な視点で振り返ることが十分にはできませんでした。実習の事例研究は一例一例を丁寧に振り返り、自分の行ったケアを振り返ることができ、分娩介助の学びをより深める良い機会となりました。 春からは私たち助産学生は臨床で働き始めます。 この研究を行った経験を活かし、受け持たせていただいた方のケアを丁寧に振り返り、学びをさらに深めていけるように頑張りたいと思います。 貴重な出産体験を私たちに介助させてくださった妊産褥婦のみなさま、実習を受け入れてくださった病院施設の皆様、側で見守り励ましてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。 ▼ご講評頂きました指導者様、先生方 助産学専攻科 山下 美有希
2014.03.03
East Asian Forum of Nursing Scholars参加レポート~看護医療学科教員
East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS)は、看護学における高水準の博士課程教育を強化・推進することだけでなく、東アジアの看護学研究者の国際的な連携·協力を通じて学術環境を作ることを目的に1997年以来毎年開催されています。 参加国は、香港、韓国、タイ、フィリピン、台湾、日本、シンガポールの7カ国で、定期的な地域フォーラムを提供するために各国持ち回りで開催され、第17回のフォーラムは2014年2月20日(木)~21日(金)、会場はフィリピンのマニラでした。 私は「Impact that Expert Nurses’ Individual Attributes Have on Their Evaluation of Newly Graduated Nurses’ Practical Nursing Ability In Japan」というテーマで、看護教育に関連するポスターセッションに参加しました。 フィリピン到着早々、フォーラムの前日登録をするため会場で受付をしたのですが、スタッフの不備からネームプレートが届かない状況で30分以上待たされるハプニングがありましたが、そこで同じ看護教育に携わる大学教員に出会いました。 彼女は、フィリピンの南の方に位置する St. Paul Universityに勤務しており、今回私と同様にポスターセッションに参加ということでした。彼女からは、フィリピンにおける社会的背景から教育に及ぼす影響や、文化的背景などを聞くことが出来ました。確かに、マニラ周辺をタクシーで走っていても貧富の差が激しく、みんなが平等に教育を受けられる状況にないことは理解できました。短時間でありましたが、異文化の交流が図れたと思います。 フォーラムの本会議では、台湾の研究者が「東アジアにおける大学院看護教育の現状」として日本、韓国、台湾、フィリピン、シンガポール、インドネシアなどの看護大学の教育カリキュラムについての発表があり、他国の教育の現状を理解することが出来ました。 また、ランチタイムやレセプションでの雑談が、いつのまにか各国の教育状況や保健医療問題の意見交換となるなど、このフォーラムならではの経験ができました。 短い期間ではありましたが、このような国際フォーラムに参加することで、国内だけでなく、もっと広い視野で看護教育を考えていくことの意義を強く感じることができました。 看護医療学科講師 對中 百合
2014.03.03
就活レポート~就職活動の現場から~№215
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第215弾! 現代教育学科5期生(14卒) 廣岡 令奈さん 奈良県 小学校教諭 【教員をめざそうと思ったきっかけ】 わたしは、子どもたちが自分に誇りを持って生きてほしいと思い教員を志望しました。こう思うようになったきっかけは、小学校の時の担任の先生との出会いです。その担任の先生は、子ども一人一人のことをよく理解し、いつもわたしたちのことを気にかけて安心感を与えてくださっていました。勉強でつまずいたり、友だちとうまくいかず落ち込みそうになったときも、しっかりと話を聞いて、小さなことでも褒めて、わたしの力を引き出し自信を持たせてくださいました。 【インターンシップ・教育実習を体験して】 わたしは、2回生からずっと奈良市のスクールサポート事業に参加させていただいていました。学校インターンシップのような活動で、各クラスに入って子どもたちが集中して授業を受けられるようにサポートしたり、休み時間は思い切り子どもたちと一緒に遊んだりしました。他にも、壁面の飾りを作らせていただいたりもしました。スクールサポートは継続してさせていただいていたので、子どもたちの成長も感じることができました。 教育実習はスクールサポートの活動とは違って、わたしが教壇に立ち子どもたちに授業をさせていただきました。普段も大学での授業で模擬授業はしてきたのですが、実際に子どもたちに授業をするのは、今まで味わったことがないくらい緊張しました。しかし、担当の先生が毎日遅くまで残って、次の日の授業を一緒に考えてくださったのでなんとかやりきることができました。また、子どもたちに、今日の授業は楽しかった、良くわかったと言ってもらえると、本当にがんばって良かったと思い、教員になりたい気持ちが高まりました。また、今後の課題も見つかったので、自分を見直すという意味でも教育実習をさせていただけて良かったです。 【畿央大学での大学生活について】 学生の数も他の大学よりも少なく、クラス制度もあるので人見知りのわたしでもすぐに友だちを作ることができました。また、教職員の方との距離も近く挨拶をしても笑顔で返してくださります。1回生から担任の先生がいるので、悩んだことや学校生活でのこと、将来のことを相談しやすい環境にあり、親身になって話を聞いてくださるので、とても生活しやすかったです。ボランティアも初めは参加することに勇気が要りましたが、ボランティアセンターの方が丁寧に対応してくださったので、自分のしたいことに挑戦することもでき、それがとても良い経験となりました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 4回生になってからスタートするのではなく、その前の学年のときから教員採用試験のために対策講座を行ってくださっており、3回生の夏から本格的に対策講座が始まり毎週2日(一般教養・専門)行ってくださっていました。わたしは、ボランティアと授業の兼ね合いで参加することはできなかったので、3回生の冬休みの対策講座から参加しました。講座についていくのが必死で、もっと早い段階から勉強に力を入れていたらと、後悔することが何度もあったのですが、先生に質問するとどんな簡単な問題の質問でも丁寧に丁寧に教えてくださりました。4回生からは試験が始まるまでは毎日講座があり、学校が23時まで開いているので残って自習することが習慣になっていました。その間、遊ぶことも我慢をしていたので、たまにSNSで他大学の友だちが遊んでいる様子を見てしまうと、そのことが羨ましく思いストレが溜まるばかりでした。しかし、その時支えてくれたのが一緒に勉強していた友だちです。わたしの楽しみは、その友だちとご飯を食べるときや、休憩でお話をすることでした。面接練習も一人ではできないので、練習のグループに入れてもらい集まって何度も練習をしました。わたしにとっては、面接練習も友だちと一緒にするので楽しくなっていました。勉強はしんどかったけれども、みんなでがんばることで楽しさも見つけられたし、普段話さなかった人とも友だちになれたので教採生活は大学生活で一番といって良いほど充実したものとなりました。 【なりたい先生像】 子どもたちはさまざまな問題を抱えて生活しているのだとボランティアを通して実感したので、そんな子どもたちでも安心して勉強ができ、一人一人が輝き主役になれるような学級づくりをしていきたいです。また、それぞれが持っている個性や良いところをしっかりと見て、その子の力を最大限に発揮できる環境づくりを大切にしていきたいです。なんといっても、毎日明るく笑顔のたえない、子どもたちにとって安心できる存在になりたいです。
2014.03.02
就活レポート~就職活動の現場から~№214
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第214弾! 現代教育学科5期生(14卒) 藤岡 倫さん 奈良県 小学校教諭 【教員・保育士を目指そうと思ったきっかけ】 私が教員を目指そうと思ったきっかけは、教えることが楽しいと思ったからです。私は、中学、高校で友達に勉強を教えることがありました。そのときに友達が、「わかった!」と笑顔になっているのを見て、教員になればこのような笑顔にたくさん出会えるのだなと感じ、教員を目指そうと思いました。 【インターンシップ・教育実習を体験して】 実際に子どもや学校の雰囲気と触れ合うことで、多くのことを学ぶことができました。教育実習では、「1日担任」をさせていただき、朝の学級活動から帰りの挨拶まですべて一人でさせていただきました。そのときに授業や休み時間での担任の大変さを学ぶと同時に、担任と子どもとの距離の近さを体験し、子どもたちと一緒に勉強をしたり遊んだりする楽しさを知ることができました。 【畿央大学での大学生活について】 小さい大学なので、先生と学生また、学生と学生の距離も近くとてもアットホームな雰囲気に包まれて勉強することができました。教員採用試験に向けての勉強のときも周りの友達が頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思えたし、学生同士で情報交換や問題の出し合いなどをして楽しく勉強することができました。先生方も質問に行くと理解できるまで親身になって教えてくれました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 対策講座に参加することで、自分が苦手としているところがどこか明確になり、またその改善もできるのでよかったです。また。友達と小テストの点数を勝負したり教えあったりすることで楽しんで勉強をすることができ、軽い息抜きにもなりました。 【なりたい教師像】 信頼される教師になりたいと思っています。そのために子どもからも保護者の方からもいろいろな話を聞き、少しずつ信頼されていけるように頑張りたいです。
2014.03.01
就活レポート~就職活動の現場から~№213
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第213弾! 現代教育学科5期生(14卒) 中川 美月さん 奈良県 小学校教諭 【教員を目指そうと思ったきっかけ】 高校入学前から教員になりたいと思っていましたが、しっかりと教員を目指したのは、実は大学に入ってからでした。地元の学童保育での補助員をしたことや、大学2回生から学校インターンシップに参加したことなどがきっかけです。児童の様子や先生方の仕事を見ていて、先生になりたいと強く思いました。 【インターンシップ・教育実習を通して】 私は、インターンシップの小学校と実習校が同じだったため、2回生の後期から一年半を通してインターンシップに参加し、その間に教育実習を行いました。実習などを通して頑張ったことは、たくさんの児童が私の顔を覚えてくれるように、元気よく挨拶をしたり、できるかぎり児童を名前で呼んだりしたことでした。自ら児童にかかわる姿勢をインターンシップで学んだおかげで、教育実習では困ることなく、児童に関わることができました。 【畿央大学での大学生活について】 小学校教諭免許しか取ろうと思っていなかったので、比較的に授業に空きがありました。その時間を利用して、学童保育のアルバイトや、キャンプなどの補助をすることができました。また、大学の先生方がとても学生に近い存在で、高校の先生のようだったので、相談や話をしに行くこともできました。そして、大学生活で一番心に残っているのは、友人です。同じような夢に向かう友人と出会い、いろんな話をしたり、遊んだりすることで、友人と友に成長することができたと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 教員採用試験対策講座に参加することで、自分で用意しなくても資料や問題をもらうことができたのは大きなメリットでした。また、友人の姿を見ることで自分も頑張ろうという気持ちになりました。一番支えていただいたのは、教員採用試験の一週間前だと思っています。精神的に弱くなってしまう時期に、先生方に喝を入れていただいたおかげで「頑張るしかない」という気持ちになれました。 【なりたい先生像】 「子どものことを第一に考え、愛情の溢れる先生」になりたいです。私は、叱ることと褒めることは、子どものことを考える上で最も大切なことだと思っています。両方とも、自分の感情ではなく、児童のことを一番に考え、愛情を持って育てていきたいからこそできることだと思うからです。そのために、愛情に溢れ、児童のことを考え続けることができる先生でありたいと思っています。
2014.03.01
平成25年度 産官学連携・農商工連携事業~地域資源展開プロジェクト~
橿原商工会議所との連携事業は平成21年度より継続して行われています。 今年度は「ショウガを使ったレシピ開発」事業を行いました。 この事業に参加した学生12名と助手4名が、2月26日(水)奈良県農業大学校(桜井)にて行われた視察研修会に参加しました。 ▼農業大学校の先生から、「奈良のいちご」について講義を受けました。 ▼講義のあとは農業大学校の生徒の方に、いちごの栽培方法や品種の違いについて説明をしていただきました。たくさんのいちごを頂きました。 ▼ゆめのか(左上)、あきひめ(右上)、かおりの(左下)、あすかルビー(左下) ▼濃厚な味の古都華(ことか)は、学生に一番人気でした。 いちご果樹園にファンヒーターが設置されている理由、ミツバチがいる理由などの豆知識を教えて頂き、さらにはケーキやジャムに向いている品種など、調理にも役立つ知識も教えて頂きました。 奈良県のいちごはとても美味しいので、ぜひみなさんも食べてみてください。 研修会を企画してくださった橿原商工会議所の皆様、講義をして下さった奈良県農業大学校の皆様、ありがとうございました。 今回の研修会で学んだ知識を活かして平成26年度事業に取り組みたいと思います。