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すべての新着情報一覧

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2012.07.10

産学連携『かしはらスイーツレシピ開発プロジェクト』学内コンペを実施しました。

2012.07.09

保護者会を開催しました!

本学の教育内容をご理解いただき、日頃の学生と接している教職員との親睦を深める場として 7月7日(土)に「保護者懇談会・懇親会」を開催しました。     当日は悪天候にも関わらず、過去最高の5学科250名の保護者の皆様にお越しいただき、盛会のうちに終了することができました。 冬木記念ホールで行われた全体会では学長挨拶から始まり、後援会会長による挨拶、現代教育学科吉原准教授による「畿央生のメンタルヘルスの現状と畿央大学の新しい学生相談体制について」ご講演いただき、今年度から取り組んでいる「ここらぼ」についてご紹介させていただきました。そして入学センター長から「2012年畿央大学入試結果」についてご報告致しました。   全体会終了後は学科別に分かれて説明会を実施。学科の教育方針、カリキュラム概要、資格取得について、就職状況等ご説明致しました。   学科別説明会終了後は58人の保護者の皆様が個別相談にご参加されました。     懇親会の学長の挨拶では大学教育に関しては保護者の皆様の支えなくしては成り立たないと、日頃のご協力に感謝の意を述べられました。 学科ごとに分かれたテーブルでは、保護者の皆様と教職員が和気あいあいと談笑する姿が見られ、終始和やかな雰囲気で十分にコミュニケーションが図られた懇親会だったかと思います。   次回開催に向け、いくつか課題等もございました。保護者の皆様から頂戴したアンケートを基に今後も多くの保護者様にご参加頂けるよう、改善して参ります。   皆様、本当にありがとうございました!!!

2012.07.09

災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!

災害に強い町づくりに向けて、災害医療研修会を開催! 昨年は,3月の東日本大震災のみならず,奈良県でも9月の台風12号により甚大な被害を被りました。最近の異常気象で自然災害も頻発していますが,各地被災地では,つらい経験を糧に,より災害に強い町を!という動きが活発です。看護医療学科の堀内は,昨年12月,日本災害看護学会のメンバーとして被災地である奈良県十津川村,野迫川村などの実態調査へ入ったことをきっかけに,本学近隣医療機関や教育機関とのネットワーク構築に着手しました。 2012(H24)年6月9日(土),ネットワーク活動として初めて実施した災害医療研修会には,国内外の緊急災害医療援助で活躍されているNPO法人TMATを講師陣として迎え,4つの医療機関と5つの教育機関から23名が集いました。また、看護医療学科4回生の「災害看護論」履修学生37名も参加。県立三室病院や大和高田市立病院という実習でもお世話になっている施設からは管理職の方々のご出席があり,学生たちは少し緊張したと思いますが,朝8時30分のスタートから,ランチは非常食を食べながらのランチョンセッション,ほとんど休憩なく18時半までというハードスケジュールにもかかわらず,最後まで集中力を切らすことなく積極的に参加しており,まさに領域実習をすべてこなした4回生の姿でした。 災害医療概論の講義,トリアージや巡回診療の演習,避難所の看護についてのグループワーク,衛星電話を使った通信の体験,災害訓練に臨場感を加える特殊メイクの講習など,内容は盛りだくさんで充実した時間を過ごしました。 伊藤学科長も大活躍,配給されたおにぎりをもったいなくて捨てられない避難所の高齢者を演じてくださいました。 模擬患者役は,本学のボランティア学生の他,広陵町の住民の方や他校の学生さんが協力してくださいました。研修受講者とボランティアさんなど,総勢100名近い人たちが集まっての研修となりました。研修後のアンケートでは,災害医療や防災の基本事項を整理するという点では高い評価を得た一方,病院防災の具体的な進め方に案がほしいという要望がありました。災害に強い大和の町づくりネットワークでは,こうした声を一個人や一組織の意見としてではなく,地域の意見として取り上げます。そして,私たちの地域に合った災害の備えを検討したり,それに向けた取り組みとしての研修会を開催したり,身近で実践的な活動の拠点となることをめざします。将来的には行政,看護協会,医師会などとの協働も実現させ、他学科の学生も参加できるようにしたいと考えています。 看護医療学科 堀内美由紀 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 辻田 有里香】 演習では,より一層リアリティを出すために,本当の傷や出血しているように特殊メイクを施している模擬患者さんに対してトリアージを行いました。こうした訓練は,実際に災害が起こった時,冷静に対処できるようになるために大切だと思いました。また,自分自身が訓練で経験を積むことと同時に訓練で得た知識を他の人へ伝えていくことで、実際に災害が起こった時に混乱なく互いに協力し合い、より良い看護につなぐことができると思いました。 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 上國料 一康】 災害看護論の授業でTMATの方々に来ていただき、講義を受けた。 特に印象に残った内容が、模擬患者をトリアージしたことだ。トリアージとは、災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することだ。5人の模擬患者さんの中から緊急度・優先度の高い方3人を選ぶという内容であった。模擬患者さんは、やぶれた服を着ていたり、体に怪我のペイントをしていたりした。それにより、災害現場という非現実的な環境を現実的なものとして考えながら演習に臨むことができた。また、模擬患者さんの呼吸が激しかったり、「私を先に助けてください」と叫んでいる患者さんがいたりと、より現実的な環境になるようにさまざまな工夫がされていた。 今回の講義では、災害現場における緊迫した空気や、混乱した状況など、座学では学びにくい部分を学ぶことができた。また、災害現場で活躍する看護師に憧れを抱き、将来自分もそのような看護師になりたいと考えるようになった。

2012.07.06

Kio元気塾 中間発表会を実施しました

6月末から7月初めにかけて、Kio元気塾の中間発表会を実施しました。 『Kio元気塾』とは、近隣の病院を退院された方々に対して、教員と学生(理学療法学科と健康栄養学科)が共同参加により運動と栄養指導を行う取り組みであり、学生の実践的な教育環境でもあります。 学生は授業で得た知識を総動員し、参加されている方々の障害を評価し、教員の指導のもとにより効果的な介入を実践するという過程を経験します。 今回の発表会は、理学療法学科3回生が、4月から参加されている7名の評価および介入計画を発表し、学生同士の議論と教員の助言によって、これまでの内容を確認し今後の計画を考えるという目的で実施しました。 学生は実際に障害をもっておられる方々の評価および介入はもちろん、こういった方々に接することも初めてであり、当初は正確な検査も実施できない状況でした。しかし、発表会では不十分な点はありながらも、我々教員の予想をはるかに上回った内容の発表ばかりで、良い経験そして学習に繋がっていると実感できました。 この元気塾は残り1ヶ月ですが、発表会の内容を活かしさらなる学習と経験を積んでいってもらえればと思います。 元気塾にご参加いただいているみなさんには、まだまだ知識・技術ともに不十分な学生の検査や治療に協力いただき、本当にありがとうございます。残り1ヶ月、学生の若いエネルギーを感じて頂き、皆さんの元気を奮い立たせるように我々教員も精一杯努力したいと思います! 理学療法学科 准教授 冷水誠 【関連記事】 Kio元気塾に参加しました!  ~健康栄養学科~ https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/kio.html

2012.07.06

教育学部1回生対象に救命処置講習会を開催しました。

救命処置講習会に、121名の学生が参加しました!!   日 時   2012.6.28(木)9:00~10:30 2012.7.5  (木)9:00~10:30 講 師     教育学部 教授 西尾正寛 先生   教育学部1回生対象に平成24年6月28日(木)、7月5日(木)1限目(合同ゼミの時間)の2日にわたり、小体育館において『救命処置講習会』を開催しました。 西尾先生(教育学部教授)に講師をお願いし、121名が講習を受けました。 また、教育学部3回生の養護教諭を目指している学生たちがお手伝いしてくれました。 約半数の学生が、既に高校の時や自動車教習所などで講習を受けていましたが、初めて講習を受ける学生も数十名いました。 学生同士教えあいながら、心肺蘇生法(人工呼吸と心臓マッサージ)とAEDを用いた心肺蘇生法を練習用の人形を使って真剣に体験していました。 AEDの発する音声がどのようなものであるか、操作はどのようにするのか、といったことが理解してもらえたと思います。 今後も学生への講習会の開催を続けていきます。

2012.07.05

節電パトロール実施中!(エコキャンパス推進委員会)

畿央大学では、今夏の節電の取り組みである節電行動計画に基づき、節電パトロールを実施しています。 毎週木曜日の昼休み(12時10分から)講義室やゼミ室を中心にエアコンの28℃設定徹底や未使用教室を消灯してまわります。 パトロールは学生有志とエコキャンパス推進委員会にて実施しており「節電パトロール実施中」の黄緑色の「たすき!」を掛け、校内を巡回しています。教室に入るとエアコンの温度を確認し、28℃を下回る設定であれば28℃に設定変更し記録を取っています。また、未使用教室で照明が点けっ放しであれば消灯しています。 なかなか目立つ、この「たすき」のおかげで教室に入ると一斉に注目を浴びます(照)。節電の取り組みで大事なことは、皆さんの節電への「意識の向上」と「協力を得る」ことなので、パトロールを通じ、皆さんの節電意識が向上することを考えれば注目されるのも重要な要素だと思っています。 (さらに…)

2012.07.03

学生広報スタッフblog vol.23~食堂地下ヤマザキショップ特集!

はじめまして!学生広報スタッフ教育一回生の狩俣(かりまた)です! 前期ももう終わりが見える梅雨のこの時期、みなさんいかがお過ごしでしょうか?今回は、一回生の視点から畿央大学を紹介してみよう企画(・ω・*)ということで、ヤマザキショップさんの紹介です。 まだまだ謎に包まれたヤマザキショップ(私が情報に疎いだけかもしれませんが…)の実態を探るべく、実際に店長さんに突撃して、質問をさせて頂きました! 学生の味方ヤマザキショップ! ● 開店時間は? →8:40から18:00 (毎週日曜定休日)です。 ● 「のっけ飯」ってどうやって頼めばいいの? →レジで食べたいものを言う→会計→カウンターでレシート提示→GET! ● 売れ筋のパンって? →エッグトースト! ● 店員さんって何人いるの? →8人です。 ● 店員さんと仲良くなるには! →気軽に声をかけてください! ● ここでアルバイトってできますか? →学生は基本不可だそうです!(残念) ● 店員さんにとっての畿央生って? →お客さんなんですが、なんとなく友達みたいな感じですね。 礼儀正しいし明るく楽しい方が多いですよ! …とのことでした。 早速のっけ飯やパスタを食べるのもアリかも? さらにさらに、学生として気になる質問をぶつけてみました。「割引とかキャンペーンのようなものって、ないんですか?」実は、なんと、あるそうです!年一回の感謝セールが三日間。次はいつなのか?気になるところですが、次のセールはなんと。 7/4・5・6の三日間! 300円以上お買い上げのお客様に景品抽選券が進呈されるとのこと!(・Д・) これは行かなくては損。一等はフルーツパンセットですよ、さあ、集え学生、ヤマザキショップに! と、いうことで、今回のブログはここまでです。 今度は食堂の職員さん方にも話を伺いたいところ。ではでは!

2012.07.03

被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて②~被災地支援サークル「ホープフル」の発表!

昨年の被災地支援について、現地に行った畿央生が発表! 福島の子どもたちのために8月に開催される「のびのびキャンプ2012」に向けて、事前研修を兼ねた「“素朴な”こころのケアセミナー」第2回が2012(H24)年5月26日(土)に実施されました。キャンプの企画・運営にも積極的に関わっている被災地支援サークル「ホープフル」の学生から当日のレポートが届きました。 こんにちは!被災地支援サークル・HOPEFUL二回生・森本敦です! 2012(H24)5月26日(土)に行われた第2回”素朴な”こころのケアセミナーにおいて、今年の2月におこなった宮城県気仙沼市でのボランティア活動、そして昨年の8月におこなった「のびのびキャンプ2011」について、報告・発表をさせていただきました。 気仙沼市でのボランティア報告では、被災地の現状を私たちが撮影した写真とともに説明し、実際訪れた感想や避難所の方々の様子をお話しさせていただきました。避難所の方々は、津波・地震の恐怖、避難所での生活を過ごす中での苦しみ、これからへの不安や希望などのさまざまなお気持ちを、私たちにとても親切にお話してくださいました。もとの気仙沼に戻そう、たくさんの人が来てほしい、立ち上がろうという皆さんの思いに、私たちもたくさんの勇気をいただきました。また、南気仙沼小学校でのボランティアでは子どもたちの元気溢れる笑顔にたくさん出会うことができました。遊びを通じて子どもたちと交流し、一緒に過ごすなかで見えてきた震災の心の傷跡。改めて感じた「当たり前」の大切さ。実際に現地に行くことによって、強くなった被災地への思い。この経験は私たちにとってかけがえのない体験になりました。 「のびのびキャンプ2011」の報告では、キャンプを開催した主旨と、それまでに至るさまざまな思い、そしてキャンプでのいろんな思い出や僕たちから見た子どもたちの様子を発表させていただきました。昨年ののびのびキャンプは福島県の小・中学生29人を招き、栃木県で実施しました。文字通り「のびのび」と大自然の中を走り回る子供たちの笑顔がとてもキラキラしていたこと、普段では味わえない思い出がたくさんできたこと、子どもたちとマンツーマンという近い関係で過ごすなかで生まれた発見や悩み、それをスタッフみんなで解決したこと、たくさんの方々のご協力があってすばらしいキャンプが開催できたことを、キャンプで撮り貯めた写真を交えながら、振り返りました。   今もなお、ニュースでは原子力発電所の事故による放射能被害の話題が尽きません。子ども達にとっても遊ぶ場所・時間が制限されたり、我慢をすることが多くなって、心の重くなってしまうような気持ちになる時間が増え、また保護者の方も心配が尽きない状況です。のびのびキャンプは子どもたちが思い切り羽を伸ばせる環境の中で、気持ちのリラックスができ、保護者が安心して送り出せるということを念頭において活動しました。 HOPEFULの発表後は、大阪大学から酒井佐枝子先生をお招きして、「子どもをめぐる諸問題—アタッチメント・発達障害の視点から親子関係を考える」について、講演していただきました。発達障害の概要、生活の中、学校で起こりうること、アタッチメントにより形成されるさまざまな人間関係について説明していただきました。実際に発達障害の症状の疑似体験をし、そのなかから見えた対応の仕方をみんなで話し合いました。けして、一方的にこちらが判断して、対応などを考えて接するのではなく、子どもの立場に立って一緒に対策を考えることが大切だと思いました。 今回、HOPEFULとして発表資料を準備し、発表させていただく中で、当時のことを何度も思い出しました。そして、今、私たちにできることは、このような体験を一人でも多くの方々に「発信していくこと」だと思いました。今年実施するのびのびキャンプについても、さまざまな形でみなさんにご報告する機会があると思います。みんながずっと被災地を思う心を持ち続けるためにも、耳を傾けていただけたらうれしいです。 【関連記事】 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講!https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-528.html 被災地支援~教育学部生有志が、宮城県南気仙沼小学校へボランティアに!https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-492.html 学生・教職員有志による東日本大震災支援のための「のびのびキャンプ」を実施!https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-421.html

2012.07.03

被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて③~福島の大学生と事前研修で交流!

福島大学・いわき明星大学・畿央大学の学生が、事前研修で交流! 福島の子どもたちのために奈良で開催される「のびのびキャンプ2012」の事前研修第3回、「“素朴な”こころのケアセミナー」が2012(H24)年6月23日(土)に、に実施されました。 のびのびキャンプ2012は畿央大学の教職員・学生有志に加えて、福島大学災害ボランティアセンターといわき明星大学人文学部心理学科と共催で実施します。当日はキャンプに参加する学生が来学し、「福島の学生からみた福島」というテーマで講演をして頂きました。   その後、3大学の学生が交流を深められるよう、本学教育学部4回生細川君によるアイスブレイク(初対面の参加者同士の緊張や抵抗をなくすグループワーク)を展開。 最後にグループに分かれて、プレゼンの感想やキャンプについて学生同士でシェアリングし、最後に全体発表…という充実した1日になりました。 後日、福島から駆け付けて頂いた福島大学の安達さんからセミナーに参加しての感想が届きましたので紹介させて頂きます。 はじめまして。福島大学人間発達文化学類4年生の安達隆裕と申します。昨年より学生団体「福島大学災害ボランティアセンター」が発足し、現在代表を務めさせていただいております。今回、畿央大学・福島大学・いわき明星大学三校合同事業、「のびのびキャンプ2012」に参加する貴重な機会に恵まれたことを嬉しく思います。 6月23日のセミナーでは、福島の学生から見た「今の福島」を報告し、それを受けてワークショップを行い、共通の目標・意識を立てることができました。セミナー開始、アイスブレイク、ワークショップの中で強く印象に残ったことは、「先生・職員と学生の仲の良さ」でした。真面目に話を聞く時は集中し、くだけた空気では一緒に盛り上がる。このメリハリから信頼が生まれているのかな、と感じました。アイスブレイクは大学に戻ってから少し使わせていただきます。とても面白かったです! 福島大学から参加した学生は、畿央生について口をそろえて「みんないい人ですね!」と話していました。奈良を訪れて福島へ戻る時間はとても短い時間でありましたが、セミナーで出会えた学生は密な関係を築くことができたと思います。それも、畿央大学の皆さんが温かく迎えてくれたことが大きな要因だと思います。私たち福島大学チームもみなさんと同じくらい密な関係を築いて本番に臨みます。 プレゼンでは、私が考える福島についてお話させていただきました。昨年の東日本大震災より、被災三県と取り上げられる岩手県・宮城県・福島県は非常に大きな損害に見舞われました。地震から津波被害に繋がり、今でも沿岸部はガレキが大量に山積みにされています。福島県は二つの被害に加えて「放射能問題」が存在します。放射能については未だに終息する兆しすら見せません。「まだ福島県に人がいるの?」「夏でもマスクを着けてるんだよね?」「もう被爆してるんでしょ?」などと言った意見を耳にします。割と広い福島県は一括りに危険と思われる。人によって提示される線量の値も受け止め方が違い、その結果県外に避難する人が生まれる…というように問題が派生していきます。福島県には人がいます(大学生はみんな普通の生活をしています)。マスクを着けてる人はほとんどいません(関心が薄いのか、現状に麻痺しているのかわかりません)。被爆も多少はしてるでしょう(とよく分からなくもなく思います)。このように、特に大学生はどの情報が正しいのか、危険だとしても県外に出ることはできるのか、と踊らされているままなのではないかと思います。大学生から見た福島の「今」とは、普段の生活は漠然と情報を受け止め、大多数の学生は沿岸部の様子を見たことがない、こういった状況なんだと思います。 以上が学生の、私個人から見た福島です。個人で考え方も異なるものだと思います。その中でも子どもを抱える親御さんの心境はとても推し量られる事ではありません。 【情報が錯綜し、常に子どもに気をかけてしまう。】 仮設住宅に住む方から、このようなお話をお伺いしたことがありました。これが例のように、福島県にすむ未就学児~中学生は県内でも、県外からでも支援の対象として見られています。その結果、昨年の夏・冬は多くの団体(行政、NPO、etc…)が福島県にアプローチを仕掛け、未就学児~中学生対象のキャンプ事業が乱立し、子どもは引っ張りだこでした。私も昨年度は3つのキャンプ事業に加わりました。その中で、多くの子どもの笑顔に触れられたこと、一回の出会いであったとしても大切な思い出としてもらえたこと、そして大学生たちも楽しみながら活動に取り組めたことが非常に印象に残っています。 福島県の「今」について書かせていただきましたが、県外にすむ皆さんにはこの文章からどのように映るかわかりません。もしかしたら放射能問題への意識は徒労かもしれませんし、深刻かもしれません。しかしそれは何十年も先の結果の話であって、今支援を必要としている子どもがいることは確かです。同じ小学生でもなく、大人でもない大学生の私たちですが、私たちにしか見せない顔・態度があるということを去年の経験から確信しています。個人では何もできないかもしれません。出来るとしても狭い範囲でしかないかもしれません。しかし、この企画に参加して、笑顔に出会えることだけは絶対に否定してはいけないことだと思います。大多数の一人であっても、同じようにアクションを起こす学生がいれば、人海戦術に倣って多くの子供に笑顔を提供できるのではないでしょうか?多くのキャンプがあり、今回の「のびのびキャンプ2012」もその一つだと思います。キャンプ事業そのものにこう考えるからこそ、やるからには全力で、子どもも学生も楽しめるような素敵な時間にしたいと思います。 文章ではお堅くなってしまいましたが、私は子どもと一緒にまくら投げをして周りのお客さんから苦情をいただいた実績を持つ学生です。昨年通りに自分も楽しみたいと思います!セミナーで新しく出会えた畿央大学・いわき明星大学のみなさん、福島大学のメンバーとともに、これから一生懸命この企画を練り上げていけるように頑張ります! 【関連URL】 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて②~被災地支援サークル「ホープフル」の発表!https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-531.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講!https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-528.html 学生団体福島大学災害ボランティアセンターhttp://fukudai-volunteer-center.jimdo.com/ 畿央大学のびのびプロジェクト facebookページhttp://www.facebook.com/nobinobiproject

2012.07.02

「教育の情報化」に対応した授業を見学しました!

畿央大学教育学部卒業生(2期生)で現在斑鳩東小学校教諭の北口先生からお声かけいただき、校内研修会にお邪魔させていただきました。 5時間目は、「教育の情報化」に対応した3年生算数の授業です。授業の始まる少し前に教室に入ったところ、子どもたちは、フラッシュ教材で九九の練習中!大きな声で楽しく学んでいました。  「教育の情報化」=「電子黒板」というイメージがありますが、日頃の授業では場所が限られるため使い勝手がよくないという面もあります。そこで、北口先生は、ロール型のホワイトボードとプロジェクタを利用し、投影されたところに書き込むという技を使いながら、教科書を大きく提示し、授業を進めておられました。 また、グループワークでは、子どもたちの書いている画用紙をディジタルカメラで撮影し、その場でコンピュータに転送し、発表時に大きく映し出していました!!児童の一人が、大きく映し出された画面で説明しだしたところなど、日頃の北口先生の教え方を模倣しようとしているのだな~と感動しました。 一方、6限目は、4年生の同じく算数。伝統的なスタイルの授業で、ベテランの先生の発問、教示、板書、そして子どもたちとの関係性や雰囲気作りなど、非常に学ぶことの多い授業でした。子どもたちもしっかり考え、自分なりの答えを出そうとがんばっていました。 対照的な二つの授業を拝見し、あらためて「なぜ『情報化』をしなければならないのか」を考えさせられました。一つは大きく提示することによる視線の一致(Joint Attention)というメリットがあるでしょう。そして、比較・共有・記録・蓄積など、それぞれの実践に応じて、具体的には、教える内容、教室環境、子どもたちの状況、教師の状況等に応じて、使い分けられるようにしていくべきなのでしょう。 北口先生の授業を見ていた、他の先生方の「便利なところもあるけど、不便なところもあるな~」というつぶやきに「そのとおり!」と思わず心の中でうなずきました。 斑鳩東小学校には、教育学部3期生の高田先生も着任されておられ、また9月には5期生で弊ゼミ生のYさんが教育実習でお世話になります。こうして少しずつですが、畿央大学も奈良県に根付かせていただいています。 教育学部 教授 西端律子

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