すべての新着情報一覧
2011.04.12
石川裕之著『韓国の才能教育制度』を読む
大学より本年度から現代教育学科にご着任された石川先生の書評の依頼を受けた。石川先生のご専門は比較教育学なので、臨床心理学というアヤシイ学問の住人である私に、正直書けるのかな、という気がしないでもなかったが、本書での「あとがき」にて石川先生が紹介された韓国の言葉である「人福」、つまり「人とよく交わり、交わった人々から助けを受ける福」の精神と、本学にご着任された歓迎の意を込めて書いてみたいと思う。 日本の受験戦争もなかなかなものだと思うが、韓国のそれがもっと苛烈なことは、少なくとも教育関係者は良く知るところだろう。OECD加盟国における教育支出に占める私費負担の大きさは韓国がぶっちぎりの41.2%で第一位であり、二位が日本(33.3%)となっている(ちなみにOECD加盟国平均は15.3%)。大学受験当日、ソウル大学の正門前で多くの親がガムを貼り付ける風景は、韓国の受験戦争の苛烈さを象徴する風物詩の一つだろう。 (さらに…)
2011.04.11
新入生宿泊研修 -看護医療学科-
看護医療学科は、4月6、7日に(和歌山県)高野山の宿坊・普賢院で、新入生宿泊研修を行いました。新入生83名、2回生8名、教員14名が参加し、広い大広間も熱気で一杯になりました。 最初は緊張していた1回生ですが、ゲームで2回生がリードしてくれたことですぐに打ちとけ、目的の一つである親睦をしっかり深めることができました。『いのちとこころ』をテーマにしたディスカッションや発表においても、東日本大震災に関する意見や自分の体験など、心に迫る内容が多くみられました。また先輩として参加した2回生の体験談発表やディスカッションへの支援なども素晴らしく、この1年間の成長に目を見張るものを感じました。 (さらに…)
2011.04.06
2010年度理学療法士国家試験結果について
第46回理学療法士国家試験の合格発表が3月31日に行われ、健康科学部理学療法学科卒業生(2011年3月卒)は65名が受験し58名が合格しました。本学の合格率は89.2%で、全国平均は74.3%(新卒のみ)でした。 今回の試験は例年に比べて非常に難しく、全体の合格率が74.3%というかつてない厳しい結果でした。本学の学生はよく頑張って、平均を15%上回る成果をあげてくれましたが、決して満足できる数字ではありませんでした。合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要ですが、今年は問題傾向が予想をこえて大きく難化したためにこのような結果となりました。来年にむけて、学生諸君とともに一層の対策強化をはかりたいと思っています。 理学療法学科 学科長 庄本康治
2011.04.06
看護医療学科入学定員および教育課程の変更のお知らせと助産学専攻科の設置について
(1)入学定員(3年次編入学定員含む)の変更について 畿央大学健康科学部看護医療学科において、2012年度入学生より、入学定員(3年次編入学定員含む)が下記のとおり変更になる予定です。2011年度中に文部科学省に申請を行い、承認を受ける予定です。詳細は本年9月に発行する予定の「2012年度学生募集要項」でご確認ください。 【変更前】 入学定員 80人 【変更後】 入学定員 90人 3年次編入学定員 2012年度より募集を行いません (2)教育課程の変更について―保健師教育課程「選択制」導入― 2012年度入学生から、保健師国家試験受験資格の取得については「選択制」を導入します。2011年度に文部科学省に申請し承認を受ける予定です。これにより、これまでは卒業する学生全員が卒業時に「保健師国家試験受験資格」を取得することができましたが、2012年度入学生からは、この資格の取得を希望する学生のうち、所定の単位を修得した者だけが、卒業時に「保健師国家試験受験資格」を取得できることになります。 (3)助産学専攻科の設置について(設置構想中) 畿央大学では、高度な専門的知識を有し、保健医療の向上に寄与することのできる資質の高い助産師を育成するため、2012年4月に、4年制大学を出た看護師を対象とした助産学専攻科の設置を構想中です。2011年度に文部科学省に申請し承認を受ける予定です。 →助産学専攻科入試情報(予定)
2011.04.05
平成23年度 入学式を行いました。
学部生471名、大学院生33名、合計504名が新たなスタート! 陽春の暖かい日差しをうけて桜の花が咲き始めた2011(平成23)年4月4日、冬木記念ホールにおいて畿央大学および大学院入学式が行われました。午前は健康科学部の学部生296名、大学院生33名、そして午後は教育学部の学部生175名の入学式が挙行され、合わせて504名の畿央大学生が誕生しました。 式では各学科長、研究科長が一人ひとりの名前を読み上げ、入学生は真新しいスーツ姿でこれからの勉学の意志高らかに起立する凛々しい姿に感動を覚えました。 冬木智子学長は式辞のなかで、「畿央大学の建学の精神『徳をのばす 知をみがく 美をつくる』を具現するよう心から願っています。多くの受験生のなかから選ばれた人としてあらためて大きな期待を寄せます。」との期待の言葉を述べられました。そして、入学生代表が、「この素晴らしい環境の中で学長先生から示されました建学の精神を基に、学風になじみ、友情を育み、学則を遵守し、学び得たことを誇りに社会に貢献できるよう精進していく」覚悟であることを宣誓しました。 この後、「在学生代表による歓迎の言葉」、「コーラスチームによる学歌紹介」、「学科主任、クラス担任紹介」、「教員および事務局管理職紹介」に続いて在学生による「新入生歓迎パフォーマンス」が行われました。
2011.03.31
奈良育英高校との高大連携協定を締結しました。
3月28日(月)に、本学と奈良育英高等学校との間で、高大連携協定の調印式が行われました。本学の高大連携協定はちょうど10校目となります。また奈良県内の高校としては高田高校、平城高校、育英西高校、桜井高校、橿原高校、奈良北高校についで7校目となりました。本学からは冬木智子学長、金子章道健康科学部長、白石裕教育学部長の3名、奈良育英高校からは和田融校長、西田豊進路部長、飯島敏郎高大連携室長の3名の立会のもと調印がかわされ、今後お互いの持つ特色を有効に活用し、それぞれが実施する教育活動への相互支援や、教員、学生、生徒の交流を深めていくことになりました。同高校は100年近い伝統を持ち、幼稚園から高等学校までを併せ持つ総合学園で、今後有意義な取り組みが期待できます。また体育会系のクラブ活動もさかんで、本学のメディカルケアや栄養指導など、多岐にわたる連携が期待されます。
2011.03.31
本学学生を装ったネット上の非人道的書き込みについて(続報)
畿央大学はこれまでも、これからも人間性豊かな学生を育てます 畿央大学では建学の精神に基づき、豊かな人間性をもち、人の痛みに共感することができる人材の養成に努めてきました。その教育方針やきめ細かな指導体制によって有為な卒業生を送り出し、社会からの評価と信頼をいただいてきたと自負しているところです。先頃、畿央大学教育学部の学生を装った人物がソーシャル・ネットワーキングサービスmixi(ミクシィ)上に非人道的な内容の書き込みをしたことに対し、ネット上の掲示板等で非難の声が集中するとともに、畿央大学ではどのような教育をしているのかというお叱り、ご質問を頂戴する状況となりました。確かにこの書き込みは、今なお被害が拡大している東北地方太平洋沖地震に関するものであり、その内容は断じて許されないものです。本学では慎重に調査を進めていましたが、このほどmixiで書き込みをしたのは本学とは全く関係のない人物であり、他人になりすますために適当に選んだ大学名、氏名であったことが判明しました。今回のことは、畿央大学とは無関係の人物の言動によって、本学ならびに本学学生、卒業生の名誉が大きく傷つけられたものであり、本学としては深い悲しみと強い憤りをもって、関係機関での厳しい対応を求めているところです。畿央大学ではこれからも教育の柱として建学の精神を掲げ、「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」人材の養成に努めてまいります。「やさしさをチカラに変える」畿央大学と畿央大学の学生たちに、これからもご支援の程、よろしくお願いいたします。 平成23年3月31日
2011.03.24
NHKためしてガッテン <健康栄養学科>
最先端の科学とユニークな実験でおなじみの「ためしてガッテン」。 (NHK毎週水曜 午後8時放送) 4月20日放送予定の「ストレス」をテーマとする回に、健康栄養学科 山本隆教授の研究グループの実験風景と実験結果が紹介されます。 今回、「ストレスがあるとき、食欲が亢進するのはなぜ?おいしいものを食べるとストレスが軽減するって本当?」という疑問を大検証!! 山本先生の研究グループは、これまで、学部生の卒業研究や大学院生の研究により、おいしいものを食べると脳の前頭葉(前頭前野)の血流量が低下し、脳の活動が低下する(つまりリラックスする)という研究成果を報告してきました。 3月17日に本大学の脳機能研究室にて行われた撮影では実際に、血液中の酸素化ヘモグロビン量が測定できるfNIRSを用いて、本当においしいものを食べると脳がリラックスするのかどうかを検証しました。 fNIRS用のプローブを装着し、被験者となっているのは、取材陣に囲まれ緊張した面持ちの、山本ゼミ院生の西尾くん。同じく院生の峰松くん、上地助教の働きも見逃せません。 味のないゼリーと、砂糖・ミルクが入ったおいしいゼリーを食べ比べて脳血液中の酸素化ヘモグロビン量がどのように変化するのか測定されています。 いったいどんな結果が出たのでしょう・・・ 放送予定日は4月20日(水)午後8時!! ぜひご覧ください★ (この度の震災による番組変更のため、20日以降の放送になる可能性があります)
2011.03.23
高島屋大阪店『大学は美味しい!2011』に出展しました。
産学官連携で誕生した畿央大学発の美味しいお菓子が“なにわデビュー”!! 2011(H23)年3月16日(水)から21日(月・祝日)の6日間、大阪難波の高島屋で開催された「大学は美味しい!2011」フェアに出展しました。北は北海道大学から南は鹿児島大学まで全国21大学の教員・学生たちが企業等と連携して創作した新たな味が一堂に集結した小学館主催のイベントで、東京の高島屋新宿店では過去3回開催されていますが、関西では初めての試みとなります。畿央大学は昨年6月の第3回新宿店フェアにも参加しており、今回2度目の出展です。 本学のブースでは、健康栄養学科森友彦教授が開発した“大豆(ソイ)パウンドケーキ”(販売元㈱植嶋)、浅野恭代教授と薗田雅子助手が指導教員となり橿原商工会議所とコラボの「万葉人からの贈り物プロジェクト」で学生たちが創作した“本葛ボーロ 千の香り”(販売元岩出湖月堂)、同じく“大和まなのタルト 月の誕生石”(販売元ココアイ)の3つの商品を販売しました。今回販売の“千の香り”と“月の誕生石”を創作したのはいずれも健康栄養学科4回生でしたが、3月20日管理栄養士国家試験のため、後輩の2回生合計5名が代わって販売にあたりました。地元広陵町のかぐや姫姿でお客様に3つの商品をアピール。お客様に商品を買っていただくのがいかに難しいかが体験してみて初めてわかりました。大阪で「畿央大学」の名前を広報することも大事です。学生たちにとってはいい勉強になったようです。 かぐや姫2人が笑顔でお客様をお出迎え 通路は買い物客でごった返しています 「せんとくん」が応援に来てくれました 橿原市キャラの「こだいちゃん」も登場! 学園広報誌「カトレア」を見て1期生も 学部生もご家族で来てお買い上げ 本学のブースには大学教職員、学部学生はじめ、桜井女子短期大学・畿央大学卒業生OB、保護者ら多くの方々にご来場、そしてお買い上げいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。また、3月11日午後2時46分発生の東北地方太平洋沖大地震で被害を受けられた皆さま方にお見舞い申し上げますとともに、全国からの参加予定大学の中では大船渡市に三陸キャンパスがある北里大学の中止もあり、皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 本学左隣の奈良女子大学は八重桜プロジェクト 右隣は龍谷大学の宇治茶と抹茶シフォン 近畿大学は養殖マグロのイートイン 向かいは、びわ茶(鹿児島大学)とスッポンエキス(大分大学) 紹介しきれないくらい沢山の産学連携商品がずらり並んでいました。それぞれの地方の農畜産物や海産物などの地産地消、研究成果が存分に発表されていました。商品化しているとはいえ地元中小企業との連携であり、お値段は市中商品と違って割高になります。そこには頑張る地方企業の生き残りをかけた姿を垣間見ることができました。畿央大学はこれからも地元の活性化のため産学官連携に積極的に取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力よろしくお願いします。 高島屋大阪店「大学は美味しい」チラシ 畿央大学 出展商品説明 奈良新聞で紹介された記事
2011.03.22
7回目の学生店舗モニター(人間環境デザイン学科)
人間環境デザイン学科による葛城地区商工会広域協議会の店舗モニターも7回目になります。 2月には健康栄養学科の学生のよる「栄養学生モニター」が始まりましたが、こちらも本家本元として頑張っています。 昨年から店舗以外の業種がモニター対象に加わりました。2月28日(月)、人間環境デザインの学生5名と加藤信喜准教授でモニターしたところは、(午前)農林業体験型宿泊施設と(午後)手作りケーキ屋さんです。 小雨が降る明日香村をしばらく歩いて行くと、使われていない古い農家をリフォームした農家宿「森羅塾」がひっそりと建っていました。土間を通り抜け引き戸を開けたとたん、広大な田園風景が広がり、遠く飛鳥の時代に引き戻された気分になってしまいました。 ↑ 学生のデザイン提案 次に行ったケーキ屋さんの店名は「オカシーナ」。名前の通りご近所の方が気軽に訪れ、おかしな話をしながらお菓子を食べるという楽しいお店です。アットホームな雰囲気にすっかり長居してしまいました。オリジナルのロールケーキはフワフワで絶品、人気の秘密を実感しました。