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2024.08.14

人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.6~学内報告会を開催!

畿央大学×成功大学×高雄大学 International Workshop in Asuka 2024     人間環境デザイン学科では2年次前期配当「フィールドワーク演習」の一環として、2024年3月18日(月)から23日(土)まで、『明日香村国際ワークショップ2024』を開催しました。 旧集落における地域課題の発見と解決方法の模索・提案によって、明日香村の地域活性化へつなげることを目的とし、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2~4回生の学生29名と教員6名、台湾の国立高雄大学の学生17名と教員6名、国立成功大学の学生22名と教員2名の計83名が明日香村に集いました。 『明日香村国際ワークショップ2024』について 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました! 学内報告会を開催しました! ワークショップ開催後、参加学生自ら作成した報告書が完成し、学内にて活動報告会を開催しました。     明日香村岡地区、八釣地区の課題発見から地域活性化の提案内容の報告はもちろん、台湾の学生との交流で得た学びや発見の報告もあり、非常に充実したワークショップであったことが伝わりました。   学生の感想を紹介します! 最初は、文化の違いを共有することから始まった。台湾の学生からは、日本の文化を知りたい、理解したいという気持ちがすごく伝わってきた。 自分たちでは思いつかない案が次々と出てきた。いろんな視点で物事を見ることが大切だと感じた。 国の文化が活かされた発想(アイデアやプレゼンテーションの仕方)がたくさんあった。考えが違う中で、まずはお互いの考えをしっかり話し合い、共有していくという過程がとても勉強になった。 表現方法が多才で驚いた。特に空間の表し方が上手で、非常に参考になった。 思うように会話ができなくても、絵や図面、模型などの表現ツールを通してコミュニケーションをとることができた。自分の考えを表現することの大切さを実感した。       こうして報告会を実施することで、得た学びや、出会った人の大切さを再認識できたのではないでしょうか。報告会には、成功大学の張先生、張研究室の大学院生がオンラインで参加してくださいました。 張先生のコメントを紹介します! 「ワークショップ開催前は、日本の文化に触れることをとても楽しみにしていました。明日香村に古くからあるまちなみの良さを十分に感じ、触れることができて感動しました。昔からの場所に、今、こうして学生が関わってくれていることがとても嬉しいです。今回のワークショップをきっかけに、より良くなった明日香村に再び訪れることを楽しみにしています。     人間環境デザイン学科では、「海外インターンシップ」の一環として、11月末に『2024 Taiwan Workshop NCKU(成功大学)×Kio University』を開催予定です。今年度は、成功大学が台湾台南市にて私たちを迎え入れて下さいます。出発に向けて現在着々と準備中…!その様子はブログにて発信予定です。     また、畿央祭にて、昨年度実施した『2023 Taiwan Summer Workshop NCKU×Kio University』の活動報告ブースを設ける予定です。報告書や、現地での活動写真を紹介します。『明日香村国際ワークショップ2024』の報告書も手に取って見ていただけるように準備しますので、ぜひご覧ください。   人間環境デザイン学科 助手 中井 千織 小松 智菜美   関連記事 ▼人間環境デザイン学科に関する記事はこちら▼ 河合町佐味田地区「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の制作活動~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 本学教員が日本繊維製品消費科学会にて「ポスターベスト発表賞」を受賞しました!~人間環境デザイン学科 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科   ▼『明日香村国際ワークショップ2024』に関する記事はこちら▼ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!  

2024.08.14

本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科

2024年7月28日(日) 畿央大学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。ボランティアとして参加した学生のレポートとともに学会の様子をご紹介します!   2024年7月28日(日)、畿央大学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。本学理学療法学科の岡田洋平先生が学会長ということで、同じく学科教員の瀧口先生、私梶原が準備委員として参加するだけでなく、実習を終えたばかりの理学療法学科4回生の9名も運営補助のボランティアとして参加してくれました。   今回は「挑戦する理学療法:やさしさを力に未来を拓く」というテーマで開催されました。学会の特別講演ではニューロリハビリテーションセンターの信迫先生が講師を務めて下さり、他の講演や演題の発表者にも本学卒業生が参加してくれていました。     学生ボランティアは会場の設営や参加登録の案内、講師・座長への水の手配、それぞれの会場を仕切っている運営スタッフの細かなサポートなどを行ってくれました。運営の都合上、どうしても会場を離れることになるスタッフに代わり、指示に従ってテキパキと働く学生ボランティアのおかげもあり大きなトラブルなく学会を終えることができました。   ご参加いただいた参加者、当日運営スタッフ、学生ボランティアのみなさまに深く感謝申し上げます。   理学療法学科 助教 梶原 由布   ボランティア学生の学会参加レポートをご紹介 2024年7月28日(日)、第33回奈良県理学療法士学会が本学で開催されました。本学で開催ということから、理学療法学科4年生のボランティア学生9名が運営補助として参加しました。   学会の内容としては、運動器や神経、内部障害についての発表、特別講演や教育講演といったリハビリテーションの実践に関する発表などがあり、私たちこれから理学療法士として働く学生にとっても非常に有意義な1日となりました。 ボランティア学生は、初めてのことに戸惑いながらも、スタッフとして来ていただいた様々な病院の先生方と一緒に当日の会場設営や受付・誘導といった仕事を実行しました。また、当日には奈良県の理学療法士の方々が集まったため、3回生の評価実習や4回生の総合臨床実習でお世話になった方々と再会することもありました。   当日は運営補助の合間に先生方の発表や特別講演を聞くことができました。学会では、授業で学ぶことができなかった実際の臨床現場での内容や、多種多様な症例について知ることができ、多くの学びを得ることができました。また、初めてこのような学会に参加したため、会場の空気に圧倒されていましたが、学生時代から多くの理学療法士が集まる学会の空気に触れることができ、とても良い経験ができたと感じます。   「挑戦する理学療法 やさしさを力に未来を拓く」をテーマとした講演を聴取し、今後理学療法士として働くうえでどのようなスキルが必要なのか、興味ある分野への挑戦することの大切さを感じました。   今回、学会の運営補助を行ったことで、今後理学療法士として働きたいという目標から、このような学会で他の理学療法士の方々に対して発表できるように日々学びを深めていきたいという新たな目標ができました。このような機会を与えてくださった、学会運営スタッフの皆様に感謝申し上げます。   理学療法学科4回生 中尾 有結、繁地 佑果、吉村 拓磨 関連記事 7/28(日)、畿央大学で「第33回奈良県理学療法士学会」が開催されます(学生無料) 本学教員の編集した「エビデンスから身につける物理療法」第2版が発行! 卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」

2024.08.14

第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2024年8月3日(土)~4日(日)の2日間にかけて第3回日本老年療法学会 学術集会 が札幌医科大学で開催されました。今年のテーマは「Well-beingな未来を創造する ~老年療法学の挑戦~」ということで、スピリチュアリティや老いと死、ケアに関することなどについて考える機会をいただきました。また、QOLやうつ・アパシーなどを扱った演題等も多く、大変勉強になりました。 地域リハビリテーション研究室からは、私(山本)が口述発表し、修士課程修了生の中北客員研究員はポスター発表という形式でそれぞれ発表させていただきました。   学会発表内容のご紹介 山本 泰忠:「Apathyを有する要支援・要介護高齢者に対するAcceptance&Commitment Therapyが身体活動量に及ぼす影響-ランダム化比較試験-」 本研究は、Apathy(病的な意欲低下)を有する要支援・要介護高齢者に対して、Acceptance&Commitment Therapyによる身体活動へ行動変容介入の有効性を検討したものです。結果、対照群でのみ高軽強度身体活動量(2.0~2.9METs)が低下し、介入後ACT群と比較すると対照群では、有意に低下していることが明らかになりました。Apathyを有する地域在住高齢者に対しての身体活動量に対する行動変容介入は、これまで報告されておらず、今回が初の試みになります。   中北 智士:「基本チェックリストの個別項目による新たな認知症スクリーニング法の検討」 本研究は、65~80 歳の要介護認定を受けていない高齢者に自治体などで要介護リスクの高い方々をスクリーニングするために用いられる基本チェックリスト(KCL)を含む自記式質問紙の郵送調査を実施し、認知症とより関連の強いKCL個別項目を同定し、簡便で精度の高いスクリーニング法を検討しました。結果、買い物、相談、階段昇降、客観的記憶障害、時間の見当識が抽出され、5 項目合計スコアは認知機能ドメイン、KCL 合計スコアよりも良好でありました。介護予防に関わる地域包括支援センター、保健師等の専門職、介護事業所等においても簡便で一般臨床で活用しやすく効果的なハイリスク者の抽出や認知症に対する予防的介入の一助となると考えられます。     その他、個人的には電子カルテ情報から収集された情報を基に、機械学習を用いられた身体的フレイルの予測精度についてのご報告やスポーツの参加経験の有無や種類によって男性では、孤独感と関連があることをご報告されている演題等がとても印象に残りました。     次回(2025年12月16日・17日)は、東京の一橋大学一橋講堂で第4回日本老年療法学会学術集会 が開催される予定となっています。テーマは「しんか ―深化・進化・真価―」となっております。臨床に従事されている医療職による演題も増えてきているそうです。更なる盛会を祈念し、今後も老年療法に貢献できるよう邁進してまいりたいと思います。   健康科学研究科博士後期課程3年 山本 泰忠   関連記事 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 第66回日本老年医学会学術集会で修了生と教員が発表しました!~健康科学研究科 チームKIOによる快挙!第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会でポスター演題最優秀賞を受賞!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 OARSI2024(世界関節症会議学術大会)で教員が研究成果を発表しました~理学療法学科

2024.08.13

河合町佐味田地区「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の制作活動~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科の陳ゼミでは、佐味田地区の皆様と河合町役場と協力して『佐味田みんなの縁側』を制作し、2023年5月12日から河合町 佐味田集会所前に設置しています。 これまで、①提案 ②製作・発表 ③住民への聞き取り調査と、計3回 ブログで紹介してきました。   今回は、2023年12月20日(水)に行った聞き取り調査をもとに、「佐味田みんなの縁側」の増設案を計画し、2024年2月23日(金)に、佐味田地区の住民と増設案の発表と意見交換会を行いました。その後、「佐味田みんなの縁側」の増設活動を行い、2024年5月18日(土)に佐味田地区で住民と共同制作を行い、増設の『佐味棚(さみだな)』(飾り棚)などを設置しました。 「佐味田みんなの縁側」増設にむけての提案・発表 2024年2月23日(金)に、24名の住民の皆様にお集まりいただき、現地にて『佐味棚』(飾り棚)の新設、おもちゃの設置、四季を描く板絵の提案発表を行いました。『佐味棚』は多世代の交流を目的とし、小物の置き場としての役割を持つだけでなく、子どもの少ない佐味田地区の子どもたちが立ち寄ってくれるようなおもちゃや板絵を設置することで、若年者と年長者の交流が増えることを願い提案しました。   ▼提案発表および聞き取り調査の様子       「佐味田みんなの縁側」増設案の制作開始! これらの提案と住民の意見を踏まえて、大学にて実際に制作を開始しました。『佐味棚』は、奈良県産の桧材を使って、くぎを使わず安全に組み立てられるように木材同士がぴったりと接合できる仕組みを施しました。季節を象徴する『板絵』は、手に取りやすいように板を小さいサイズに切断後、1つ、1つ丁寧にヤスリ掛けを行いました。それと同時に昨年から引き継いだ、『季節感を象徴した障子』も今年度より新たに作成開始しました。障子を正確なサイズに切断し、春夏秋冬それぞれを象徴したイラストを鉛筆で下書き後、油性ペンで丁寧に色付けを施しました。   ▼ 大学での制作風景     住民の方々と協力し完成・設置へ 2024年5月18日(土)に、佐味田地区の住民の方々と一緒に棚を組み立て、棚(佐味棚)を製作・完成させました。おもちゃの動物将棋や板絵も当日参加していただいた方々に描いてもらい、「佐味田みんなの縁側」の上に新たに設置することができました。また、今まで飾っていた障子もデザインを新しくし、色を使うことによりさらに縁台が華やかになったと感じます。   ▼ 住民の皆さまに棚制作をご協力いただいた様子     ▼ 住民の皆様が協力して障子のデザインを作成をする様子     今回設置した『おもちゃの動物将棋』については、動物(陸チームと海チーム)のイラストを用いることで親しみやすいおもちゃとなるようにしました。スタンプ用のゴムを彫って、様々な動物スタンプを用意し、住民たちとスタンプを押して各駒を作成しました。また駒は持ちやすくけが防止のためにも紙ヤスリを用いることによって角を丸くするなどの工夫を施しました。   ▼ 制作したおもちゃの動物将棋   『板絵』は木の板に季節の絵を自由に描いていただき、佐味棚に飾りました。今後、みんなで季節ごとの佐味棚を完成させていくことができるものとなっています。   ▼ 住民たちが描いた板絵(夏テーマ)は佐味棚に展示されています   ▼ 設置後の6月7日にも板絵が落ちないようにアクリル板を裏に取り付けました   今回は3回生のみでの初めての活動で、先輩方の作品を受け継いでいくためにたくさん話し合い、準備してきました。住民の皆様もとても積極的に、前向きにご協力いただきより良い作品になったと思います。皆様の佐味田への愛がとても伝わり、我々もそのお気持ちに沿えるよう、今後さらに新しいアイデアを提案していきたいです。     人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 杉山 輔、鈴木 志穏、白木 滉大   ▼ 今回の取り組みは河合町のHPでもご紹介いただいています! ▼ 畿央大学との連携事業:住民の方々が憩える場の提案について/河合町 関連記事 ▼ 陳ゼミ 河合町佐味田地区での活動についての過去の記事 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ   ▼人間環境デザイン学科についての過去の記事 本学教員が日本繊維製品消費科学会にて「ポスターベスト発表賞」を受賞しました!~人間環境デザイン学科 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!  

2024.08.13

畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅫ」を開催しました。

畿央大学現代教育研究所では、学校現場における教育力向上の一助になる活動の一環として、2013年から大学研究者による解説と実践を交えた現職教員対象のワークショップを実施しています。今年度は小学校学習指導要領の平成20年改訂の外国語活動の新設により、小中高等学校の多くの学校で学ばれている英語の学習を取り上げ、「小・中・高等学校の系統的な外国語教育をめざす指導の在り方」をテーマとし、2024年8月7日(水)に開催いたしました。 午前は、中学校とのつながりを意識した児童にわかる簡単な英語で授業をするため外国語指導について、午後は中学校とのつながりを意識した高等学校の、生徒が話したい、相手に伝えたいと意欲をもてる英語の指導についてのプログラムを行いました。午前では8名、午後には6名の参加を頂きました。 午前のプログラム:「校種連携の重要性を踏まえた、小学校外国語指導」 講師:中垣 州代(現代教育学科 准教授) 模擬授業指導者役:梅田 実佑(香芝市立旭ケ丘小学校 教諭)   初めに講師の中垣先生より、校種連携における現状と課題が伝えられました。外国語教育において、小中連携が課題であり、その課題の1つとして、指導者の英語運用があります。中学校、高等学校では英語を用いて指導することが基本となっています。しかし、小学校外国語を担当する担任の課題として英語力不足があることから、日本語による指導が多い可能性があります。そこで、日本語での指導を続けると、児童にどのような問題が生じるかについて話し合いました。英語のインプットが減ることで、児童が英語を聞く時間は少なくなり、それに伴って児童がアウトプットできる量も減り、聞いた英語を推測する力も身に付かなくなります。それが英語嫌いにつながっていくと考えられることを確認することができました。     そこで、児童にわかる簡単な英語で授業をするための指導方法として、指示はClassroom Englishを用いること、児童が既習の語彙や表現と新しい単元の言語材料を用いて発問すること、言い直す(言い換える)ことを通して理解を促すこと、画像やピクチャーカード・実物で理解を促すこと、本当の(authenticな)情報のやり取りを加えることなどが効果的であることを、入手可能な資料や事例を踏まえて紹介されました。 次に、学習指導要領の「外国語の目標」として「言語活動を通して」、「コミュニケーションを図る資質・能力」を育成することが小・中・高で共通していることから、「言語活動」「コミュニケーション」について定義を押さえ、具体の活動やその指導で大切なことをクイズ形式で考える時間を取りました。言語活動とは「実際に英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う活動」であること、小学校におけるコミュニケーションとは「心を通わせたやり取り」であること、小学校ではコミュニケーションの基盤をつくることが重要であることが確認されました。そして、それを実践するためには、バックワードデザインにより、授業を構成する必要があることも示されました。 「簡単な英語で進める小学校外国語模擬授業づくり」にあたっては、「どの指導について特に知りたいですか」と参加者にその場でのデジタルアンケートを行いました。「読むこと、書くこと」「話すこと[やり取り]」の言語活動の指導との回答であったため、その要望に応えて模擬授業が展開されました。 まず、「読みたい」「書きたい」という児童の主体的な態度を重視した設定として、児童が知っている学校の先生にインタビューしたことを基にワークシートを作成すると効果的であることが紹介されました。そして、参加者が児童役となり、香芝市立旭ケ丘小学校教諭の梅田先生が模擬授業を行いました。児童が自分の力で読もうとする手立てや書くときの留意点を児童から引き出した上で児童が一人で書き写すことのできる活動を体験していただいた後、質疑応答の時間が設けられました。     「話すこと[やり取り]」としては、Small Talkの指導内容とポイントの解説と模擬授業、次に、児童が文構造に気付きながらやり取りする指導についての解説と模擬授業が行われ、その後に質疑応答の時間が設けられました。 小学校教員5名、中・高教員1名、高等学校教員2名の参加者が、ほぼ全員質問しており、内容を深め合うことができていました。活動過程の形成的評価を行い、そのフィードバックにより児童が学習改善できる手立てが重要であるとの確認がなされ、午前のプログラムが終了しました。   午後のプログラム「中学校・高校の英語授業デザイン:生徒が英語で伝える力を育むために」 講師:福島 玲枝(現代教育学科 准教授)   講師の福島先生より初めに「話す」能力に関する理論的な捉え方が紹介されました。 そうした考えのもと、学習指導要領における小学校、中学校、高校の指導事項の系統性とともに、各段階で育成を目指す言語運用能力が示され、その実現のためには、段階に応じた活動構成と指導上の工夫が必要と伝えられました。 ここで、ある映画の一場面が紹介されました。それは、英語を学ぶ者にとって「もっと話したい」「もっと分かりやすく伝えたい」という気持ちが、正確さや文法を意識することにつながるとの内容です。そのため、実際の授業では、生徒が自分の言語資源を活用して、可能な限り分かりあう努力できるように支援し、その目標を実現するために必要な指導を絞り込むことが教師の役割であるとされました。     ある単元の一部を取り上げ、高校英語の検定教科書で使われるリテリング活動を実施するための授業構成が提案されました。 始めはInputです。新しい教材への橋渡しとなる段階です。学習がどのように進むのか、学んだ成果となるOutputのモデルを提示することで、生徒が学ぶ見通しを持てるようにします。ここで大事なことは生徒が関心をもてるよう新しい教材を見せ過ぎないことです。具体的には数枚の写真を提示し、それにまつわる質問を、生徒に投げかけ、対話を行う事例が紹介されました。 次のIntakeでは、Outputの活動のために何を練習するかを生徒に提示します。 音読では、先生について読む、友達と読む、全員で読む、個別で読む等、色々な形から、講師が教材を用い、リードして全員で行う音読が紹介されました。その際「読み終わったら立ちましょう」との指示で立つのに時間がかかる生徒、指で追って読むことを指示すると指の動きが遅めの生徒が音読に抵抗を感じていることが分かり、支援が必要であると判断できることも紹介されました。 読み取った成果を確かめる、空欄がある文章を用いてあらすじを作成する方法を提示するとともに、他にもどんな指導方法があるか全員で協議する時間も取りました。ここで福島先生から、質問と応答の練習の事例として、音読、そして教師の質問に、生徒が即答することを競わせる方法も紹介されました。これは授業のはじめに学習の体制をつくることにも役立つとのことでした。     最後のOutput 活動です。何をもって話せるとするかを「複数のイラストを見て、指し示しながら内容を説明し、自分の感想や意見を述べる」活動で判断するとのことです。音読、質問と応答を繰り返しながら、話せない生徒には教師が補助質問をしたり、区切りには批評によって学習成果を生徒に返したりすることが紹介されました。更に生徒の話すことへの意欲を向上できるよう、話す内容に感想を加える(1文, 2文, and more)、自問自答を挟む、クラスメイトに質問して回答を得る、テレビショーのように2人で掛け合う、イラストの提示順序を変えるなど「やり取り」の展開に加える変化も紹介されました。 最後にパフォーマンス評価については、友達を前にして、外国語で発表するだけでも高く評価できることを基本に、活動を通して、内容、構成、話すスキル、実現した難易度など、向上したこと、面白かったことなどを教師と生徒間で褒め合いながら評価することが提案されました。 まとめとして示された「やり取りを教えるのでなく、やり取りで言葉を教える。」は、やり取りを通して言葉を使う、人と話すことを楽しむことを伝えたいこであることを伝えられ、午後の部を終えましました。   ワークショップにご参加いただたいた皆様の声(アンケート)※一部抜粋 ◯満足度について 午前、午後ともプログラムに概ね満足いただけたようです。 ◯今後に期待する内容 教科教育に関してを希望された方が多かったです。 ※理科 様々な実験をより簡素に安くできる教材教具について。 絶対数が少ないですが、ここ数年は「特別支援教育の充実」、「教育の情報化」、「教科教育の教材や授業」を順に実施しております。 今後の計画の参考にいたします。 ◯その他、自由記述 素晴らしい講座でした。中垣先生の素晴らしいお話と梅田先生の素晴らしい授業実演で今日寄せてもらえてよかったです。良い時間をありがとうございました。 実際にワークシート・ロイロ等も用意してくださり、分かりやすかったです。午後からも参加したかったです。また研修会があれば是非とも参加したいです。ありがとうございました。 貴重な実践を教えていただけて、とても勉強になりました。もっと英語を使って授業をしないといけないな、と反省しました。評価の基準なども教えてもらえたらいいな、と思いました。 ありがとうございました。楽しくなるための工夫をもっと頑張っていきたいと強く感じました。 教科の指導方法(活動内容など)たくさん教えていただき、ためになりました。2学期以降の授業で実践していきたいと思います。何より、計画の大切さを感じました。ありがとうございました。 音読がワンパターンになっているのが気になっていたので、いろんなやり方を教えていただいたので、早速2学期からやってみようと思いました。高校英語は科目が何種類にも分かれているのに似たようなオーラル系活動をしていることが多く、科目ごとの特色をどのように出していくか、今悩んでいます。   おわりに ご参加の先生方の自由記述からは、皆様が今後の授業改善に意欲を持って帰られたことが伺えます。本ワークショップの大きなの成果かと思います。 畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。   【関連記事】 「学びを結ぶワークショップⅪ」開催報告 「学びを結ぶオンラインセミナー(2022年度)」開催報告 「学びを結ぶオンラインセミナー(2021年度)」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅦ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅥ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅤ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅣ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅢ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅡ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅠ」開催報告

2024.08.10

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発出に伴う注意喚起

2024年8月8日(木)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したことを受け、気象庁より「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発出されました。 学生の皆さんは課外活動や帰省、旅行等に際しては関連の報道に注意し、避難場所や避難経路、家族等との連絡・安否確認方法を確認するとともに、万一の際は安全を第一に行動するよう心掛けてください。 また、SNS等で拡散される偽情報等に惑わされたりすることのないよう、冷静な行動を心がけてください。   南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について【気象庁HP】

2024.08.09

【開催延期】9/15(日)オープンキャンパス&公募推薦選抜対策講座を開催します。

2024.08.07

10/19(土)・20(日) 第22回畿央祭「燎~かがりび~」を開催します。

↓クリックすると、各コンテンツに移動します。 第22回畿央祭について 会場MAP プログラム一覧 鈴木伸之さんトークショー【10/19(土)】 吉本お笑いライブ【10/20(日)】 こども向け企画 おしごと体験企画 地域の皆さま向け 実行委員長からのメッセージ 関連リンク 今年も畿央祭に向けて200人をこえる実行委員が準備を進めています。プログラムや企画等の詳細祭が決まり次第、このページで随時更新していきます。幅広い年代の方が誰でも楽しめる企画をたくさんご用意して、皆様のご来場をお待ちしています! 第22回畿央祭について イベント 第22回畿央祭「燎~かがりび~」 開催日時 2024年10月19日(土) 10:00~17:00 2024年10月20日(日) 10:00~16:00 会  場 畿央大学 アクセス方法 ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。 近隣の商業施設等への駐車はご遠慮ください。 同時開催 ウェルカムキャンパス(地域の皆さま対象) ミニオープンキャンパス(高校生・受験生対象) 同窓会総会・同窓会サロン(卒業生対象) 最新情報 実行委員のSNSやブログをご覧ください! インスタグラム 実行委員ブログ(KIO Smile Blog)   会場MAP※画像をクリックするとPDFが開きます プログラム 畿央祭初のトークショーを開催! 【10/19(土)】 19日(土)は俳優の鈴木伸之さんが畿央大学にやってきます! ▶詳細・申込はこちらから(有料・事前予約制) 吉本お笑いライブ 【10/20(日)11:30~12:30】   2日目に畿央祭恒例のお笑いライブも開催(事前予約不要)! 木尾モデル(MC)、ジョックロック、セルライトスパ、ラニーノーズ、ラフ次元の過去最多5組の芸人が畿央大学へ! こども向け企画(アリーナ企画) こどもが楽しめる企画をアリーナ(体育館)に多数準備!昨年好評だったボールプールや射的のほか、たくさんの楽しい遊びやイベントがあるのでご参加ください! 発見!未来のワタシ-小学生対象おしごと体験企画! 身体を動かしたり制作をしながら理学療法士・建築士のお仕事体験ができる新企画がスタート! ▶詳細・申込はこちらから(無料・事前予約制) 地域の皆さま向け「ウェルカムキャンパス」も開催! 大学の学びや研究を実感できたりおしごと体験ができる新企画や、人気の健康・栄養チェックコーナーなど、さまざまなプログラムが目白押し!詳細はウェルカムキャンパスをご覧ください!(画像チェックでPDFが開きます)     10/19(土)職業体験企画「理学療法士」はこちら   10/20(日)職業体験企画「建築士」はこちら 実行委員長からのメッセージ 2024年度 第22回畿央祭を開催できることを心から嬉しく思います。今年のテーマは「燎〜かがりび」です。これまで畿央祭を通して紡がれてきた想いの灯を絶やすことなく受け継ぎ、一人一人が情熱を燃やしてほしいという思いを込めました。この2日間に向けて多くの学生が一層パワーアップした畿央祭を作るために試行錯誤を重ねてきました。沢山の方々のご協力のもと、実行委員247名一同、燃えるような熱量で作り上げてきた第22回畿央祭、ぜひ大いにお楽しみください!! 2024年度畿央祭実行委員長 今中 涼香   関連リンク 畿央祭・ウェルカムキャンパス2024チラシ(PDF) 【昨年の様子】第21回 畿央【祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。 実行委員がつくり上げる畿央祭ってどんな感じ?(1分でわかる畿央大学ムービー)

2024.08.05

「死のシミュレーション体験」から学ぶ終末期ケア~看護医療学科「終末期ケア論」vol.5

「終末期ケア論」は、看護医療学科3年次前期に必修科目として開講しています。この授業では、がんで大切な家族を失った遺族の体験を聴く、がん終末期の対象や療養場所やそれぞれの場でのサポートを考えるなど、看護実践の場で終末期ケアを行う医療人として学びを深めることをめざした授業構成になっています。 最終授業:「死にゆく対象の心理過程について」学ぶ   7月30日の最終授業では、「死のシミュレーション体験」を通して、死にゆく対象の心理過程について学びました。「死のシミュレーション体験」は、緩和ケアを志す看護師の養成講座などでも広く取り入れられている学習の一つで、体調の異変に気付き、受診~診断~治療~治療の終了~日常生活の変化~生命徴候の変化~死までの経過からなる「シナリオ」をもとに、節目で自分が大切にしているものを、取捨選択するという流れで進めます。学生は、それぞれが「自然」「人」「物」「活動」の4つのカテゴリーに分けられた「大切なもの」を15枚のカードに書き込んで授業に臨みます。   ▼大切なものを書き込んだカード     今回は、大学生である主人公が体調の変化に気づき、大切なものを一つずつ失っていくという場面からシナリオがスタートしました。   ▼シナリオを聞き、指示に従って大切なものを記したカードを捨てていく様子     シナリオを進めていくと、病名の告知や入院治療の始まりなど、深刻な場面でいくつかの大切なものを捨てることになります。「私はきれいな青空や新緑の景色を、物質的なお金等よりも後に残した」「治療を始めるころには、活動はすべて捨ててなくなっていた」とそれぞれが「終末期に大切にしたいこと」に違いがあることに学生たちは気づきました。学生の一人は、「日ごろの生活で、欠かすことができないスマートフォンだけど一番に捨てた。本当に不安なときは、スマホは不要と気づいた」と言っていました。   また、いよいよ余命が数週間となったときにほとんどの学生の手元に残っていたのは、「家族・友人」の名前を書いたカードでした。   ▼15枚のカードから一枚ずつ悩みながら捨てていく様子       そしてシナリオは、自分の身の廻りのことができなくなり、意識が遠のいていくという段階に差し掛かり、学生たちは大いに悩みました。「家族の名前を書いていたカードを捨てるときに優先順位に悩んだ」「どれも捨てきれず、何とかすべて残すことはできないだろうかともがいた。死にゆく人は体の辛さだけでなく、様々な関係性を断ち切られる辛さを体験していることが、身をもって解った」と体験後に学生は語っています。   ▼シミュレーション体験後、大切なものを亡くしてゆくときの心理について共有     シミュレーションの最後は「大きな息を吸って、大きく吐く・・」 最期の瞬間に一枚のカードを捨てることになっていますが、ここで残っていた1枚は、ほとんどの学生が「母」だったようです。ディスカッションの中では、「『死』を迎えると、無になっているので、母とも自然に別れることができたが、最後に残す人が『母』か『兄弟』か決めることが難しかった」との意見が多く聞かれました。   今回の授業では、死生観についても掘り下げて考える時間を持ちましたが、学生たちは、「普段気づかないで過ごしている、物の価値観や大切なことをあたりまえのことと感じて生活していることにあらためて気が付いた」「死にゆく過程では、多くの喪失を体験し、それらと引き換えに命をつないでいることが理解できた」と振り返っていました。   ▼体験を通して、どのような感情をいだいたかについてレポートにまとめました     全15回の授業を終えて、学生たちは「最期まで誰かに関心を持ち続けてもらうことで精神的な安堵につながる。私たちは何かができなくとも看取りが近い人に関心を向け、そばに居ることやその人が大切なものを理解したうえで、看護する側もそれを大切にする姿勢が必要であることがわかった」と話しています。     日本は多死社会を迎え、私たちは多くの人の死に関わりますが、すべての人に温かい手を差し伸べ、苦痛緩和のための技術を身に着け、死にゆく過程でのQOL向上を目指したケアができる看護師に成長してくれることを教員は願っています。   健康科学部 看護医療学科 准教授  大友 絵利香 准教授 對中 百合 関連記事 ▼「終末期ケア論」に関する過去の記事 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 ホスピス見学実習に行きました!~看護医療学科「終末期ケア論」 vol.2 「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」vol.3 緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッション~看護医療学科「終末期ケア論」vol.4   ▼「看護医療学科」に関する過去の記事 外部講師から学ぶ「薬害の実情」と「患者の人権」~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 前期の最後は高齢者疑似体験!~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.4 「当事者主体で環境改善を目指す!」フィールドワークで学びを深めました~看護医療学科「認知症ケア論」vol.3 外部講師による講義「若年性認知症の理解とその支援の実際」~看護医療学科「認知症ケア論」vol.2 「どこでもシート」の魔力~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.3 『実習に活かす高齢者看護技術』高齢者の個別性に合わせた援助を考える~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」Vol.2 フレンドリーをめざす「認知症ケア論」のご紹介!~看護医療学科 外部講師による講義『食べたい!』を支えるケア ~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.1

2024.08.05

「認知症の人と家族の交流会 in KIO」を開催!~看護実践研究センター認知症ケア部門

看護実践研究センター認知症ケア部門では、認知症を持つ人とその家族の生活の安定が図られる地域における支援体制の確立、さらに認知症を持つ人自ら認知症に向き合い共存していく生活への支援をめざし、地域住民や介護職、医療職、福祉職と連携活動を進めています。   昨年度、「身近な地域で、認知症本人の思いを知り、住民1人1人ができることから地域づくりを進める取り組み」が認知症基本法にも位置づけられました。その目的に沿って、今年度は、「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」をテーマに3回シリーズで交流会・講演会の開催を計画しました。   2024年7月26日(金)の第1回目は、「認知症の人と家族の交流会」を認知症の人・介護するご家族を中心に、日々の思いや介護等の情報交換、交流を目的に開催いたしました。     今回の交流会は、猛暑の中にもかかわらず、総勢26名(協力機関の関係者含む)の方に集まっていただきました。参加者の6割が60代以降の方で、全体では、30代から80代と幅広い年代の方に参加していただきました。 交流会の様子 全体自己紹介の後、少人数のグループに分かれ、「認知症」や「介護」に対する思いを伝えあいました。その後、①男性介護者、②親(対象とする)介護者、③看取り後、④ボランティア、サポーターの各グループに分かれ、同じ境遇の参加者同士、あるいは関心のあるグループに参加して交流する時間を持ちました。短い時間ではありましたが、すべての参加者が発言し、他者の語りに耳を傾け、貴重な時間はあっという間に経過しました。     交流会の感想 介護はつらいなど暗いイメージだったが、そうではないことを聞けた。 男性介護者の大変な介護(家事や洋服のコーディネート、化粧等身の回りの世話など慣れないことの連続)の事を聞かせてもらえたこと。 (同じ認知症でも個々それぞれで)他の家族の状況とは色々違うこと。 現在はボランティアをしていませんが、(看取った後、その経験を生かして自分にできることがあれば)また出来るかなと思い始めました。 ご自身の体験談を話された方が「長く話してごめんなさい」と言われた時に「ここはそのような場所ですよ」と言われた言葉が心に残りました。そのような場所が増えることが望まれます。 今回は、夫を介護する人、妻を介護する人、親を介護する人、介護を仕事とする人、最愛の方の介護を終えボランティアとして活動する人、経験も立場もそれぞれ異なった方の語りを聴かせていただける交流会になりました。一人ひとりが感じたこと、想いを語る場所の大切さを実感し、また地域の方と専門職の方などの情報交換ができる貴重な場所になることもわかりました。   また今回は、機関の方にご協力を頂きました。皆様のおかげでこのような交流会が開催できたと感謝しております。引き続き皆さんと共に考え、大学としての役割を担える活動を続けていきたいと考えております。   協力頂いた機関(順不同) ・香芝市地域包括支援センター ・葛城市地域包括支援センター ・広陵町地域包括支援センター ・SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなや ・奈良県若年性認知症サポートサンタ― ・認知症の人と家族の会奈良県支部 ・まほろば倶楽部   ご協力ありがとうございました。   看護実践研究センター 認知症ケア部門 看護医療学科 助教 伊藤 千春   関連記事 ▼「看護実践研究センター」に関する過去の記事 「障がい児の愛着形成支援」について研修会を開催!~看護実践研究センター プロジェクト研究成果発表会を開催しました!~看護実践研究センター 認知症予防講座「歌って、笑って若返り」を開催しました~看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。  

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