2022年のすべての新着情報一覧
2022.11.16
就職レポートNo.691(病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第691弾! 看護医療学科12期生 (23卒) T.Oさん 病院(看護師) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 元々、私は救急領域に興味がありました。この病院は特定機能病院であることから、先端医療に携わり、看護の知識や技術を高めることができると考えました。また、実習時に病院の雰囲気や教育制度が充実していたこと、働いている看護師の一つ一つ丁寧な声掛けや高い技術で看護をしている様子を見て私が行いたい看護に近かったため志望しました。 【就職活動を振り返って】 就職活動を振り返って苦労したことは、第一志望の病院に落ちたことです。落ちた際に切り替えることができず、次に志望する病院を選ぶことにも苦労しました。病院の募集は同時期に始まるので悩んでいると募集が無くなっていきます。あらかじめ受験する病院を複数考えておくことや、気持ちを切り替えることも就職活動で必要な力であると学びました。 就職活動で悩んだ際、私はキャリアセンターの方や担任の先生とよく相談して次の病院へと気持ちを切り替えることができました。 【就職活動でPRしたポイント】 就職活動でPRしたポイントは真面目さと男性の私が看護師として何が行えるかです。大学生活や実習、普段の生活から具体的なエピソードを踏まえて答えることや、私が男性であることから男性看護師としてどのような活躍ができるのかをアピールしました。 また、実際の面接では、自信を持ってハキハキと大きな声で答えることで面接官から印象の良い反応があったため、笑顔と大きな声でハキハキと答えることが大きなポイントになると思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターでは面接練習や履歴書添削といったサポートを受けました。 面接では本番で自信をもって答えられるように、過去の面接内容を元に質問をしてもらい、本番を意識して練習することができました。この面接練習により、本番では自信をもって答えることができました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は自身の内面や積み重ねてきたことが評価されます。希望病院に落ちると自分を否定されたように感じて非常に落ち込むと思います。しかし、就職活動は引きずる時間もないため気持ちの切り替えが必要です。そのためにも、就職活動は一人で悩まず、先生やキャリアセンターの方に相談すること、友人とお互いに協力し気持ちを強く持って取り組むことが必要だと思います。
2022.11.15
【4組限定】親子のきずなサロン2023 「安心感の輪」子育てプログラムを開催します~看護実践研究センター
世界中で注目されているアタッチメント(愛着)に焦点づけたプログラムを開催! 畿央大学看護実践研究センター地域包括ケア部門では、子どもとの健全な関係を育むことを目的とした親子のきずなサロン「安心感の輪」子育てプログラムを開催します。ぜひご参加ください。 日程 2023年1月14日(土)~3月4日(土)の毎週土曜日午後2時から3時30分 全8回 *8回すべてご参加できる方歓迎! 定員 定員4組 *先着順とさせていただきます。 対象 未就学児のお子さんをもつ養育者で、Zoomでの参加が可能な方。障がいをもつお子さんの保護者・夫婦での参加も可能です。 開催方法 Zoomでのオンライン開催 *最終日のみ畿央大学にて対面開催。 講師 「安心感の輪」子育てプログラムファシリテーター 畿央大学健康科学部看護医療学科准教授 田中陽子(保健師) 参加費 無料 申込期間 2022年11月1日(火)~12月26日(月) 申込方法 下記の申込ページまたはチラシ記載のQRコードからお申込みください。 申込ページ 問い合わせ先 畿央大学 看護実践研究センター地域包括ケア部門 看護医療学科 准教授 田中陽子 E-mail:y.tanaka@kio.ac.jp ▼画像クリックでチラシPDFが開きます。
2022.11.15
就職レポートNo.690(兵庫県/養護教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第690弾! 現代教育学科14期生(23卒) A.Y さん 兵庫県・養護教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学生の頃から漠然と「先生」という存在に憧れており、高校1年生で自分の将来について考える授業があったときに、自分は何になりたいのか、と具体的に考えました。それまでの、学校に行くことや教室に入ることが難しかった子との関わりもあり、学校に誰もが安心できる場所を作りたいという思いを持ち、養護教諭を志望しました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 ボランティアは、別室登校の児童を対象に学習補助や話し相手として1対1で関わる活動を行っていました。どんな声かけをすれば安心してもらえるだろうか、勉強に向かってくれるだろうかと考えながらの活動はとても難しく感じましたが、自分の支援に対して良い反応がみられたときは嬉しかったです。 養護実習では知識や技術の面だけでなく、養護教諭としての心構えの部分に関しても学ばせていただきました。子どもたちとの、冷静でありながら温かい先生方の関わりは、一層養護教諭になりたいという思いを強くしてくださいました。 【畿央大学での大学生活について】 兵庫県にある実家から通っていたため通学時間が長く、授業が多いうちはしんどさを感じることも多かったです。3回生後期、教員採用試験の勉強を本格的に始めてからは、それまであまり話したことのなかった人とも対策講座で一緒になって話すようになるなど、孤独感を感じることなく頑張れる環境でした。畿央大学の程よい規模と、人の温かさ・真面目さが自分には合っていて、今となっては「畿央でよかった」と心から思えています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 とても充実していました。一番「畿央でよかった」と思えるのは、教育学部の先生方や教採・公務員対策室の先生方による支援の手厚さです。特に教採・公務員対策室の先生方の講座やプリントは過去の試験の傾向などを分析して作られているため、とても信頼して取り組むことができました。また、校種は様々でも同じ「教師」という目標をもつ仲間がたくさんいたことで、モチベーションを保つことができたと感じています。 【理想の教師像】 一人ひとりに寄り添える養護教諭です。子どもたちにとって安心できる存在になるとともに、安心できる場所があるからもう少し頑張ってみようかな、チャレンジしてみようかなというように、強さを与えられる存在になりたいです。また、知識や技術をアップデートし続け、保護者の方や周りの先生方にも信頼していただける養護教諭を目指します。 【後輩へのメッセージ】 モチベーションを保てなかったり、養護教諭の採用人数を見ただけで自信がなくなったり、不安な気持ちでいっぱいになることもあると思います。でも、頑張り続けるしかないです。私は一緒に頑張ってくれる仲間や、応援してくださる方々がいたから頑張れました。どうしてもしんどいときは美味しいものを食べて寝てください。自分のなりたいものを目指せること、応援してもらえること、幸せです。皆さんが最後まで頑張り続けられることを願っています。
2022.11.15
第20回畿央祭実行委員Blog vol.6~学園祭前日レポート!
こんにちは!第20回畿央祭web制作担当の吉田光大と溝口裕那です。今回は畿央祭の前日準備を取り上げていきます! 畿央祭前日、それぞれの部署が翌日に迫った畿央祭本番のために頑張って準備を行いました! 野外ステージの設営は特に大変でしたが、他部署の応援などもあり頑張って設営することができました。 また、長年にわたってつなぎのデザインをお願いしている書道家のもーちゃんさんが激励に来てくださり、一緒に写真を撮ることができました!五位堂駅の路上で活動をしている際に、当時の実行委員から依頼されたことがきっかけで、毎年ご担当いただいているそうです。2ショット写真も撮らせていただく機会があり、握手会のような列ができていました。 第20回畿央祭web制作担当 吉田光大・溝口裕那 【関連記事】 第20回 畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。 第20回畿央祭実行委員Blog vol.5~伝統の「つなぎ」とパンフレットが完成! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.4~学長先生を再び訪問! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.3~各部署紹介! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.2~学長先生に実行委員がご挨拶! 第20回畿央祭実行委員Blog vol.1~231名の実行委員が始動!
2022.11.14
就職レポートNo.689(奈良県/養護教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第689弾! 現代教育学科14期生(23卒) K.K さん 奈良県・養護教諭 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 子どもの頃の体調不良をきっかけに養護教諭を目指しました。腹痛を起こしやすい体質だったため、学校での生活に不安を感じていましたが、養護教諭の先生からの支援や指導により、健康な生活を送るための力を身につけることができました。この経験から、養護教諭の専門性を生かして、子どもたちが自他の健康に関心を持ち、自己管理ができる力を育成したいと考えるようになりました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 母校での養護実習は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で体験し、子どもたちの心身の健康を守るために、養護教諭が関係者と連携して学校保健活動を進めていることを学びました。また、実習を終えてから現在も、大学近隣の小学校へボランティアに通っています。保健室で養護教諭の職務を学ぶだけでなく、学校全体の教育活動に携わる機会もいただいており、子どもたちの日常の姿を知っておくことで、変化や不調の発見、信頼関係の構築につながることを実感しています。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学は、先生方や職員の方との距離が近く、居心地の良い大学です。そして、素敵な夢や志を持つ人達と出会い、切磋琢磨しながら専門性を高めることができる場所です。恵まれた環境で、楽しく過ごすことができています。 私は大学生活で、自分の視野を広げることを大切にしました。教育分野に限らず、心理・福祉・保育など様々な授業を受け、学びを深めました。また、健康支援学生チームTASKに所属し、他学科の学生と学び合いながら、子どもから高齢者まで、幅広い年代の方に寄り添う力をつけることができました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 様々な面で、サポートしていただきました。対策講座が2回生の春休みから始まるため、試験の内容や傾向を早い時期から知ることができ、同じ目標に向かって頑張る仲間と共に集中して取り組めました。また、先輩の体験談を聞く機会があり、その後も先輩からアドバイスをいただくなど、つながりもできました。出願から試験当日まで、たくさん悩んだり迷ったりしましたが、教採・公務員対策室の皆さんや大学の先生方が親身になって相談にのってくださり、とても心強かったです。 【理想の教師像】 理想とする教師像は、陽だまりのような養護教諭です。いつも笑顔でいることを心がけ、学校全体を明るく照らし、「この先生に会うと元気になれる!」と感じてもらえるような養護教諭を目指しています。また、優しさや温かさだけではなく、時には子どもたちを信じて背中を押す事も大切だと思います。パワーをためて、次への一歩を踏み出す手助けができればと思っています。 子どもたちの命と健康を守ることができるよう、私自身も学び続ける姿勢を忘れず、一緒に成長していきたいです。 【後輩へのメッセージ】 教員採用試験では、失敗したり予想外のことが起きたりして思い通りにならない事もありますが、切り替えて前向きに頑張ってください!最後まで諦めなければ、悔いなく試験を終えることができます。 また、本番で自分の力を出し切るためには、健康管理も重要です。規則正しい生活を心がけて体調を万全にし、気持ちが沈んだ時は思いっきり気分転換をして、最高の笑顔で試験に臨んでください!みなさんが充実した学生生活を送れるよう、応援しています!
2022.11.14
患者教育と運動指導が腰痛による運動制御障害を改善させるか?~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
腰痛によって引き起こされる「身体を動かすことへの恐怖心(運動恐怖)」は、体幹の運動制御障害に悪影響を与えることが知られています。また、運動恐怖に対する介入として、痛みの神経生理学に基づいた患者教育や運動指導が有用とされています。しかしながら、これら介入によって生じる腰痛症状の改善と体幹の運動制御障害の変化や、その時間的関連性は明らかとされていませんでした。畿央大学大学院博士後期課程 修了生の藤井 廉 氏と森岡 周 教授らは、腰痛を有する就労者1例に対して一連の介入を実施し、運動恐怖が改善したとしても、運動制御障害が残存した場合、やがて腰痛症状が再発する可能性を示しました。 この研究成果は、SAGE Open Medical Case Reports誌(Changes in task-specific fear of movement and impaired trunk motor control by pain neuroscience education and preliminary single-case study of a worker with low back pain)に掲載されています。 研究概要 運動恐怖(身体を動かすことへの恐怖心)は、腰痛症状を慢性化させる要因であることが報告されています。腰痛を有する就労者においては、この運動恐怖が作業動作時の体幹の運動を乱すことで、腰部への負荷を大きくし、やがて労働能力の低下をもたらすと考えられています。 畿央大学大学院博士後期課程 修了生の藤井 廉 氏、森岡 周 教授らの研究チームは、腰痛を有する就労者1例に対して、痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導を用いた介入を実施し、運動恐怖と体幹の運動制御障害の変化を詳細に分析しました。その結果、介入によって運動恐怖は改善しましたが、運動制御障害は変化を認めませんでした。フォローアップ終了後(介入後からおよそ8ヶ月後)も同様の傾向を示しており、最終的には痛み強度の増加を認めました。本症例の一連の経過から、運動制御障害が残存した場合、やがて腰痛症状が再燃する可能性が示されました。 本研究のポイント ■ 腰痛を有する就労者1例に対して、痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導による介入を実施しました。 ■ 介入によって、運動恐怖をはじめとした腰痛症状は改善しましたが、運動制御障害は不変なままでした。 ■ 運動制御障害が残存したまま就労を継続することによって、いずれ腰痛症状が再燃する可能性が示されました。 研究内容 本研究の対象は、慢性腰痛を有しながらも就労を継続していた20歳代の男性介護士でした。「重い物を持ち上げる際、痛みはあまり感じないが、腰を動かすことに怖さがある」といった訴えを認めていました。 研究デザインはABAデザインを適用し、A1期:ベースライン期、B期:介入期(痛みの神経生理学に基づいた患者教育と運動指導)、A2期:フォローアップ期としました。評価は、重量物持ち上げ動作の運動学的解析と、作業動作中に生じた課題特異的な運動恐怖を測定しました。 介入の結果、介入期以降で、課題特異的な運動恐怖や体幹運動の緩慢さ(最大体幹屈曲・伸展角速度)、その他腰痛症状(痛み強度や能力障害)に改善を認めました。その一方で、体幹の運動制御障害(運動の一致度)は不変なままでした。さらに、フォローアップ期以降においても、これらの指標は同様の傾向を示し、最終的には痛み強度の増悪を認めました(図1)。 本研究より、一連の介入によっても、運動制御障害は改善しづらく、その問題が残存したまま就労を継続することで、やがて腰痛症状の再燃に影響する可能性が示されました。 図1.各評価指標の時系列的変化 ベースライン期、介入期、フォローアップ期、フォローアップ期終了後から3ヵ月・8ヶ月時点で収集された評価指標を、時系列に示しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本症例研究では、介入によって運動恐怖は改善しましたが、運動制御障害は不変なままでした。そして、運動制御障害が残存することによって、やがて腰痛症状が再燃する可能性が示されました。今後の展開として、運動恐怖をさらに詳細に分析することで運動制御障害が残存した要因を明確にするとともに、運動制御障害を改善するためのアプローチ方法を開発しその効果を検証していく必要があると考えています。 論文情報 Fujii R, Imai R, Shigetoh H, Tanaka S, Morioka S. Changes in task-specific fear of movement and impaired trunk motor control by pain neuroscience education and exercise: A preliminary single-case study of a worker with low back pain. SAGE Open Med Case Rep. 2022 Oct 24;10:2050313X221131162. 関連する先行研究 Ren Fujii, Ryota Imai, Shinichiro Tanaka, Shu Morioka. Kinematic analysis of movement impaired by generalization of fear of movement-related pain in workers with low back pain. PLoS ONE. 2021; 16 (9): e0257231. Ren Fujii, Ryota Imai, Hayato Shigetoh, Shinichiro Tanaka, Shu Morioka. Task-specific fear influences abnormal trunk motor coordination in workers with chronic low back pain: a relative phase angle analysis of object-lifting. BMC Musculoskelet Disord. 2022; 23 (1): 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2022.11.14
畿友会(学生自治会)だよりvol.83~球技大会を開催しました!
皆さんこんにちは!畿友会です! 11月5日(土)に畿友会主催の球技大会が開催されました。畿友会役員を含む1回生から4回生までの学生、総勢58名の参加がありました。たくさんのご参加ありがとうございました! ※写真撮影時、運動時のみマスクを外しています。 当日は天候にも恵まれ、秋晴れの空の下、皆さんの楽しそうな様子や学部や学年を超えて仲良くなっている様子を見ることができて、私たちもとても嬉しかったです! 結果は、以下の通りです。 ▼3位 白チーム 賞品:ジャンボお菓子 ▼2位 青チーム 賞品:LUSH(ラッシュ) ▼1位 桃色チーム 賞品:Yogibo Mate(ヨギボーメイト) 畿友会では今後も学生の皆さんが楽しめるイベントを開催していきます! 次回のイベントは「クリスマス会」を予定しております! たくさんのご参加お待ちしております! 参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました! 畿友会広報部 看護医療学科1回 梅原麻綺 <畿友会公式SNS> Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio LINE:https://lin.ee/cecl0Ki ・今年度の活動 畿友会(学生自治会)だよりvol.82~七夕イベントに集まった畿央生の願い! 畿友会(学生自治会)だよりvol.81~3年ぶりに対面開催の保護者懇談会をサポート! 畿友会(学生自治会)だよりvol.79~クラブ・サークル対象「緊急対応講習会」を開催! 畿友会(学生自治会)だよりvol.78~「1回生応援!! 畿友会ワードラリー2022」が開催されました! 畿友会(学生自治会)だよりvol.77~2022年度の執行委員紹介!
2022.11.12
被災者として、看護師として災害とどう向き合うか~看護医療学科「災害看護II」
11月2日(水)、「災害看護Ⅱ」の学外実習として4回生の希望者2名が堺市総合防災センターに足を運びました。以下、参加学生からのレポートです。 日本では過去に阪神淡路大震災、東日本大震災など大規模な自然災害が発生しています。私たちは、被災地の映像を見たことはありますが、実際に経験したことはありません。また、今後は南海トラフ地震や首都直下型地震も予測されています。私たちは堺市総合防災センターに行き、災害が発生した時、どのように行動することが望まれるのか、被災地では何が求められているのかを過去の災害から学修しました。 学んだこと 初めに映像による災害学習をした後、震度7(直下型・プレート型)の地震体験をしました。地震7の地震体験は今まで一度も体験したことがなく、開始前は「どんな感じなんだろう?」とわくわくしていましたが、体験を終えると、地震の恐怖を再認識し自宅の家具の補強や避難経路の確保などを考えるきっかけとなりました。 ▼災害映像の視聴 ▼地震体験 次に、実際に消火器を用いた消火活動、煙が充満する中での避難体験を行いました。消火器は各家庭にありますが、使用したことはありませんでした。消火器の放射時間が15秒であること、火を消すときは炎の下の方を狙い左右に動かしながらかけると知り驚きました。煙が充満している暗闇の中、壁だけを頼りに前に進む体験では、煙が無害なもの、体験であることは分かっていましたが、少し恐怖心を感じました。本当の火災現場では煙による熱さも加わり、パニックに陥ってしまうのではないかと思いました。もし、火災に巻き込まれてしまったとき、落ち着いて行動するためにも訓練が必要だと学びました。 ▼消火活動 ▼避難活動の様子 心肺蘇生法は大学の授業でも行っていましたが、救急隊が到着するまでにその場にいた人が心肺蘇生をすることで大きく救命率が上がるため、改めて大切さを学びました。 続いて避難所見学と高齢者体験も行いました。実際に避難所を再現された場所があり、段ボールベッドなどが置かれていました。段ボールベッドは想像以上にしっかりしており驚きました。しかし、避難してきた人全員にベッドや物品はなく、高齢者などが優先的に使用すると聴き、「避難所に行けば物品は揃っているから大丈夫」ではなく、日ごろから災害に備え、自分の身の回りのものは出来る限り自分で持っていることが望ましいと学びました。高齢者体験では関節が動かしにくくなったり、つまずきやすくなったりしました。その為、避難する際は急がしてしまうと危険が増えると感じ、余裕をもって声掛けを行い安全に避難、その後の避難所生活が送れることが大切だと学びました。 ▼段ボールベッド ▼高齢者体験 ▼高齢者体験で、車イス用の災害トイレを体験する様子 最後に備蓄倉庫の中身を見学させていただきました。小学校に設置されており、これは堺市独自のものだそうです。小学校は避難所にも指定されていることから、私たちが住んでいる地域でも普及すれば災害時に便利だと感じました。 参加した感想 震度7の地震体験や消火体験、煙から非難する方法、災害用トイレや備蓄倉庫の見学など初めて体験することが多く、貴重な経験をすることができました。体験を通して、災害用トイレにも車椅子用はありましたが、実際に車椅子で入るとスペースや手すりもないことがわかりました。トイレ介助が必要な方などが利用するには困難な面があると感じ、今後の課題であると考えました。また、災害時には、「自助」「互助」が重要となることを学び、いつ、どこで、誰が災害に遭遇するか分からないことからも、いざという時に誰もが対応できるように知識を広めていく必要があると考えました。今回の貴重な経験を忘れることなく、被災者となったとき、また看護師として災害に関わる場合に、今回の学びを活かしていきたいと思います。 看護医療学科4回生 谷﨑華穂・浜田みゆき 教員 酒井啓子 【関連記事】 ポーポキプロジェクト「平和について考える」ワークショップを開催!~看護医療学科「国際看護論」 「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」に2回生3名が参加!~看護医療学科 2・4回生対象「第17回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2022畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」 を3年ぶりに対面実施!~看護医療学科 令和4年度 看護医療学科卒業研究発表会をオンラインで開催! 2022年度3回生の領域実習がスタート!~看護医療学科「老年看護学実習」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」
2022.11.11
就職レポートNo.688(化成品メーカー/総合職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第688弾! 現代教育学科14期生(23卒) S.I さん 化成品メーカー(総合職) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その企業に決めた理由】 私がこの会社に就職を決めた理由としましては、社内の雰囲気や人柄の良さです。就職活動を進めていくと、様々な企業の方に出会いますが、そのなかでもより穏やかな雰囲気で学生の話を優しくしっかりと聞いてくださる印象をうけました。また、面接を通過するにつれて人事の方だけでなく、ベテラン社員の方々とお話させていただくこともありましたが、話を丁寧に聞いて優しいお声がけをしてくださる方が多く、この会社の雰囲気の良さがうかがえました。他にも事業内容等惹かれた点は様々ですが、私は就職活動において「なにをするか」というよりも「だれとするか」を重要視していたため、社内の雰囲気や人柄の良さで決めました。 【就職活動を振り返って】 振り返って一番に感じることは、就職活動は自分と向き合うものだということです。就職活動を始めるスタートラインは、周りの人と比べて焦りを感じ、より早く進めることも大切ですが、何社内定があるだとか、大企業に就職するだとかそのようなことは比べず、自分のペースで自分が良いと感じた進路に向けて頑張ることが重要だと感じました。また、就職活動中は無理をせず、息抜きもしっかりととったことで少しでも楽しく就職活動を進められたのではないかと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 私は課題にぶつかったときにどのようにして乗り越えるかを分析する力や継続力、忍耐力等をアピールしました。これらはアルバイトでの経験や高校時代の部活動での経験を踏まえて話しました。また、他の質問がきたときもPRしたポイントと矛盾がないように一貫性を伝えることで、より発言に説得力があるように感じてもらえることも重要だと思いました。最後に一番大切なことは、笑顔で聞こえやすい大きさの声で話すことです。最初に自己紹介を求められることが多いですが、これを意識することで相手の方も心を開いてくださり、楽しく面接することができました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターは、就職活動における相談やエントリーシートの添削で利用させていただきました。自分で書いたエントリーシートをよりよいものにするために米田さんからアドバイスをいただいて、受け手にとってわかりやすいような、覚えてもらいやすいようなガクチカや自己PRを作成することができました。また、面接の予定等でなかなか登学できないような場合にも、メールで添削をお願いすれば、丁寧に添削してくださるため、就職活動が本格化しても利用しやすかったです。就職活動で悩みがある人は是非利用してみてください! 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 これから就職活動を始める人や就職活動中のみなさんへ 就職活動を進めるうちに辛くしんどい時期がくるかもしれません。そのようなときはしっかり自分を甘やかして息抜きをすることが大切です。私もアルバイトに行ったり、遊びに行ったりして、できるだけ楽しい就職活動期間にしようと心がけていました。息抜きのし過ぎにも注意ですが、頑張りすぎにも注意です。 最後に、就職活動で何社受けようと、たくさんの企業から内定が出ようと、最終的に選ぶのは1社です。たくさん自分と向き合って、たくさん吟味して納得のいく企業を見つけてください!応援しています(^^)/
2022.11.10
就職レポートNo.687(大和郡山市/公立幼保)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第687弾! 現代教育学科14期生(23卒) Y.A さん 大和郡山市・公立幼保 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけ】 自身が幼稚園に通っている頃から、将来の夢として持ち続けていたからです。初めは漠然とした夢でしたが、中学校での職場体験で子どもと関わって保育者になりたいという気持ちが大きくなり、進学は教育学部のある畿央大学に決めました。大学の授業で、保育者が子どもと関わる際に持つ「意図」について知ったり、実習等で現場を知ったりすることで改めて魅力を感じたため、最後まで目指すことができました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を体験して】 地元のこども園に幼稚園実習、秋からはそのままボランティアとして通わせていただきました。実習では現場を知ること、ボランティアでは少し余裕もでき、自分が保育者になったときのイメージを具体的に持ったり、より長い期間での子どもの姿を知ったりすることができました。また、大学1回生のときから奈良県立野外活動センターや、マミポコ親子ひろばのボランティアに参加していました。どちらも他ではできない貴重な経験ばかりで、様々な場面で活かすことができていると感じています。 【畿央大学での大学生活について】 大学での4年間を通して、周りの人にものすごく恵まれたなと感じています。同じ目標を持ち、全力で楽しんで一緒に頑張ることのできる友人、憧れの先輩方や新たな刺激をくれる後輩、寄り添ってくださる先生方など、畿央大学で出会った人達は本当にあたたかく、何度も助けられました。教職クラブに所属しており、活動では楽しみながら学び、レクリエーションを真剣に企画して全力で楽しんでいました。大学生活は本当にたくさんの思い出があります。優しさに溢れた素敵な人が集まった畿央大学がとても好きです。 【畿央大学の採用試験対策について】 教採・公務員対策室の先生方に、最後まで本当にたくさんお世話になりました。対策が何かも分かっていない中、対策講座や1人ずつの面談、各自治体に向けた実技等の対策、面接練習、先輩方の過去の資料等、多方面からご指導いただきました。いつも笑顔で迎えてくださり、「一緒に頑張りましょう」と声をかけてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。大学に行けば頑張る友人がいて、その姿に元気をもらったり、一緒に少し息抜きをしたりと、対策期間だからこその関係も深められたと感じています。 【理想の保育者像】 愛情たっぷりで、子どものことを後押しできるような保育者です。保育を進める上で、子どもへの愛情は必須です。そのためには、ある程度心の余裕も必要だと考えているため、慣れないことで必死になっていても、常に子どもを思う気持ちは忘れずに過ごしたいです。また大人だからといって子どもに「教える」といった、引っ張ることを意識するのではなく、子どもたちが主体的に行動できるよう、後押しという形で援助できる保育者を目指しています。いつまでも向上心をもち、目の前の子どもたちのために全力で行動できる保育者が理想です。 【後輩へのメッセージ】 希望する就職先が定まらない、筆記や実技、面接などの試験内容に不安があるなど、それぞれ悩みでいっぱいになることもあるでしょう。しかし、不安がちょっとでもなくなるように繰り返し勉強したり練習したり、可愛い子どもたちの前で保育している姿を想像したり、誰かと悩みを共有したり・・・。分からないなりにちょっとずつでも行動する力に繋げられたら、どんどん自信に変わっていきます。最終的に、将来自分が後悔しないような選択を目指すことが1番です。応援しています!