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すべての新着情報一覧

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2024.07.12

人工膝関節全置換術後の長引く痛みと関連する疼痛の性質~ニューロリハビリテーション研究センター

人工膝関節全置換術(TKA)の施行によって歩行や階段動作といった日常生活の問題が改善される一方で、およそ2割の患者は長引く痛みを経験しています。畿央大学大学院 博士後期課程の 古賀 優之 氏、森岡 周 教授らは、TKA術前・術後において患者が訴える疼痛の性質において、とりわけ術後2週の「ひきつるような」という疼痛の性質が、術後3ヵ月・6ヵ月まで長引く痛みの存在に関連していることを明らかにしました。この研究成果は、Scientific Reports誌(Description of pain associated with persistent postoperative pain after total knee arthroplasty)に掲載されています。疼痛の性質は痛みの病態を反映しており、術後遷延痛に対して、より具体的なリハビリテーション介入選択の一助になることが期待されます。 研究概要 TKA術前・術後の疼痛強度は長引く痛みの関連因子ですが、その要因は様々です。疼痛の性質は痛みの病態を理解するために重要な情報を提供するため、本研究では、術前・術後に患者が訴える疼痛の性質に着目し、術後3ヵ月・6ヵ月の疼痛強度との関連性を分析しました。 本研究のポイント ■「ずきんずきん」や「鋭い」、「うずくような」といった関節炎に由来するような疼痛の性質は、術前から術後2週で(すなわちTKAの施行によって)改善されていることがわかりました。 ■ 術前の「ビーンと走る」、「うずく」、「軽く触れるだけで痛い」、「しびれ」、術後2週の「ひきつるような」といった疼痛の性質は術後3ヵ月の疼痛強度と関連しましたが、とりわけ「ひきつるような」は、術後3ヵ月・6ヵ月の遷延痛の存在(NRS≧3)と関連していることが分かりました。 研究内容 TKA患者52名を対象に、術前と術後2週の疼痛強度(Numerical Rating Scale: NRS)と様々な疼痛の性質(Short Form McGill Pain Questionnaire – 2: SFMPQ2)を評価し、それぞれが比較されました。その結果、関節炎に由来するような「ずきんずきん」や「鋭い」、「うずくような」といった疼痛の性質はTKAの施行後に改善されていることが分かりました(図1)。     図1:術前と術後2週における疼痛の性質   「ずきんずきん」や「鋭い」、「うずくような」、「疲れてくたくたになるような」といった疼痛の性質は、術前と比べて術後2週で有意に改善しました。また、「さわると痛い」や「むずがゆい」といった疼痛の性質はわずかに悪化しました。   続いて、マルコフ連鎖モンテカルロ法による事後分布推定を用いたベイズアプローチによって、術前・術後2週における疼痛の性質と、術後3ヵ月・6ヵ月時点における疼痛強度の関連性を分析した結果、いくつかの術前(「ビーンと走る」、「うずくような」、「軽く触れると痛い」、「しびれ」)と、術後2週(「ひきつるような」)の性質が、術後3ヵ月の疼痛強度と関連していることがわかりました。また、これらの性質と術後3ヵ月および6ヵ月における遷延痛の存在(NRS≧3)の関連性を分析したところ、術後2週における「ひきつるような」のみが関連していることがわかりました(図2)。     図2:疼痛の性質と術後遷延痛の関連性   いくつかの疼痛の性質(術前:「ビーンと走る」、「うずく」、「軽く触れるだけで痛い」、「しびれ」、術後2週:「ひきつるような」)は、術後3ヵ月の疼痛強度と関連していました。さらに、術後2週の「ひきつるような」といった疼痛の性質のみが術後3ヵ月、6ヵ月における遷延痛(NRS≧3)の存在と関連していました。 本研究の臨床的意義および今後の展開 TKA術後遷延痛の予防において、周術期の疼痛管理で特に焦点を当てるべき疼痛の性質が明らかとなり、痛みの病態に基づいた介入戦略選択の一助になると考えられます。今後はこのような疼痛の性質の背景にある運動障害や末梢/中枢神経制御のメカニズムを検証していく予定です。 論文情報 Koga M, Maeda A, Morioka S. Description of pain associated with persistent postoperative pain after total knee arthroplasty. Sci Rep. 2024 Jul 2;14(1):15217. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程 古賀優之 教授・センター長 森岡 周 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2024.07.12

畿友会(学生自治会)だよりvol.102~保護者懇談会をサポート!

みなさんこんにちは!学生自治会「畿友会」です。2024年7月6日(土)に、在学生の保護者の方を対象とした保護者懇談会が開催されました。真夏日となったにも関わらず、206組291名の方々にお越しいただきました!畿友会からは29名のスタッフが参加し、学科ごとの受付や誘導、案内などのサポートを行いました。         当日は下記の内容で開催されました。   ① 個別相談会 個別相談会は事前に希望された方を対象にオンラインもしくは対面で実施されました。   ② 食堂体験 有料ではありましたが、当日限定のメニューが提供されました。   ③ 全体会 「なぜやる気や主体性が失われるのか」という題目で、畿央大学 健康科学部 理学療法学科/健康科学研究科教授・ニューロリハビリテーション研究センター長 森岡 周先生より講演が行われました。       ④ 学科別説明会 それぞれの学科に分かれ、以下の内容について説明がなされました。   ▶ 教員紹介およびご挨拶 ▶ 学科の特色 ▶ 実習について ▶ 就職関連について       以上おかげさまで大盛況のうちに終わることができました!大変暑い中ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました!   畿友会 広報部 看護医療学科1回生 吉村 弘貴   Instagram : @kiyukai_kio X(twitter): @kiyukai_kio   ▶畿友会に関連するブログ記事 畿央大学|KIO Smile Blog  

2024.07.12

畿友会(学生自治会)だよりvol.103~「七夕〜星空に願いを込めて〜」を開催しました!

みなさんこんにちは!畿友会です! 畿央大学では6月24日(月)〜7月5日(金)にかけて「七夕〜星空に願いを込めて〜」が開催されました! 学内2箇所に笹が飾られ、短冊に学生が自由に願い事を書ける企画です。       計1000枚の短冊が飾られ、笹がみなさんの願い事でいっぱいになりました!参加いただいた皆さん、ありがとうございます!                 みなさんの願いが叶いますように★     畿友会広報部 健康栄養学科 3回生 稲垣 幸寿   Instagram : @kiyukai_kio X(twitter): @kiyukai_kio   ▶畿友会に関連するブログ記事 畿央大学|KIO Smile Blog

2024.07.11

8/7(水)「学びを結ぶワークショップⅫ」を開催します。~現代教育研究所

2024.07.11

「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」vol.3

「終末期ケア論」は、看護医療学科3年前期に必修科目として開講しています。この授業では、人生の終末期を迎えた対象の心理過程や、がん終末期の身体症状とそれに対する緩和ケアについて、また、死が迫った対象とのコミュニケーション、家族や遺族へのケアなど多彩な内容を取り上げています。 今回の授業では、臨死期、死亡前後のケアとしてエンゼルメイク演習を実施しました。 エンゼルメイクとは・・ 生前の面影を可能な範囲で取り戻すための死化粧のことで、日本人は死後もその人らしい顔を残すことを重んじるという死生観をもっています。そのため、大切な人を亡くした家族にとっては重要なグリーフケア(悲嘆のケア)の一つになります。     臨死期のケアとして、身体的変化や予後予測のツール、倫理的課題について講義し、臨死期に大切なことについて考えてもらいました。また、死亡前後のケアとして家族が平穏に死を迎えるための準備やDNR(do not resuscitate;患者の容態が急変して心停止してしまっても、心肺蘇生を行わないこと)の再確認、看取りが近い身体症状と臓器障害を学び、息を引き取ったあとの家族への関わりについて考えてもらいました。     患者が亡くなった後すぐに実施されるのがエンゼルケアです。エンゼルケアとは、遺体を整える、感染予防、旅立の支度、お顔を整え故人に敬意を払うことを目的に実施します。実際の事例写真をもとに、レクチャーを受けたあと、モデル人形の顔を使用し、グループに分かれて演習しました。   ▼普段、化粧をしない男子学生も自然な表情を目指して演習していました。     ▼メイクは、その時代の流行や特徴が表れ、今年のトレンドは、明るいベースに薄い口紅の自然なメイクのようでした。       多死社会を迎える現在、今後多くの「死」を体験することになると思います。患者が最後まで、その人らしく生きられるようにケアするとともに、亡くなった後も、故人や遺族へのケアを重視した看護を実践してほしいと思います。   ▼メイク後のモデル人形を披露しあう様子     看護医療学科 准教授 大友 絵利香 准教授 對中 百合   関連記事 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 ホスピス見学実習に行きました!~看護医療学科「終末期ケア論」 vol.2 フレンドリーをめざす「認知症ケア論」のご紹介!~看護医療学科 外部講師による講義「若年性認知症の理解とその支援の実際」~看護医療学科「認知症ケア論」vol.2 「当事者主体で環境改善を目指す!」フィールドワークで学びを深めました~看護医療学科「認知症ケア論」vol.3 外部講師による講義『食べたい!』を支えるケア ~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.1 『実習に活かす高齢者看護技術』高齢者の個別性に合わせた援助を考える~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」Vol.2 「どこでもシート」の魔力~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.3      

2024.07.11

【プロジェクトゼミって何するの?⑧】生駒市近代建築「静養院断食療養所」実測調査~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.4

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミにはインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、現在、以下の3つの建築物について、その歴史的価値を見出しながら保存再生デザインする方法を模索しています。   河合町 旧豆山荘 田原本町 聖公会 田原本聖救主教会 生駒市 近代建築(現在生駒市で進めておられる『生駒市史』編纂事業の一環で、前川先生が生駒市に所在する近代建築の調査研究を委託され、前川ゼミで市内の主要な近代建築の実測調査、資料調査を行っています。)   1.  2.のプロジェクトについてのブログはこちら! 【旧豆山荘&聖公会田原本聖救主教会】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ 【旧豆山荘】 保存再生プロジェクト 【旧豆山荘】 保存再生プロジェクト②   今回のブログでは3. 生駒市 近代建築の調査の一環で6月12日(水)・19日(水)に実施された「静養院断食療養所」実測調査の様子についてご紹介します。 生駒市 近代建築「静養院断食療養所」 心地良い初夏の風の中訪れた「静養院断食療養所」は生駒山の中腹にあり、生駒市街を見晴らすことができました。       到着後、早速先生から「静養院断食療養所」の建物について説明を受けました。現存する建物は昭和初頭に建てられ、昭和11年頃さらに増築されたものです。表現主義風のポーチの造りが特徴的で、当時の雰囲気をよく伝えており、またこれだけ大規模の木造建築が当時のまま残っていることも珍しいそうです。       建物に入り、院長様に断食療養所という珍しい施設のそれぞれの場所を案内していただきました。学生は話を聞きながら、建築の造りに注目し、1つ1つの柱や間取りをしっかり確認していました。先生が建物内の柱を指し、「この建物は内部が真壁構造だから平面図がとても描きやすいね」と話をされ、ゼミ生は頷いていました。   ▼真壁構造:柱や梁などを見せて納めている壁のこと。これは日本の伝統的な壁の納め方で、主に和風建築や和室などの壁に用いられている。     まずは、この建物の平面図を描いていきます。画板、方眼用紙、ヘッドライト(建物内は電気がつきません)、三色ボールペンを準備しました。先生から、「土壁は二重線で」、「窓は引き違いとわかるように」、「壁種や木枠の窓とアルミサッシの窓の違いがわかるよう記号を付記すること」等の指導の後、学生は分担場所に向かっていきました。初めて実測調査に臨むと話していた学生も、巡回される前川先生の指導のもと、1時間半も経たないうちに分担箇所の平面図を仕上げました。   ▼先生から指導を受ける様子     建物内の平面図が仕上がれば次に寸法を計測し、それを平面図に落とし込んでいきます。   ▼平面図   ▼寸法を記載した平面図   ▼計測する学生の様子   平面図が終わり、今度は断面図、立面図、配置図を分担して実測していきます。断面図を描くには天井の点検口を開けて屋根の小屋に潜る必要があります。小屋にもぐってみると当時のままの小屋組みの状況が残っており、時代によってその構造を変えていることもわかったようです。   ▼小屋組みの様子   学生たちは熱中症に注意して作業に取り組みます。また、自然豊かな環境の中、虫と格闘しながら作業をする学生の姿もありました。   今回の実測調査の結果が 『生駒市史』編纂事業にどのように活かされていくのか、今後の報告がとても楽しみです。     プロゼミ紹介プロジェクト   関連記事 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3 【プロジェクトゼミって何するの?⑦】南都銀行現本館 利活用コンテストに参加!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科

2024.07.10

本学教員が日本繊維製品消費科学会にて「ポスターベスト発表賞」を受賞しました!~人間環境デザイン学科

6月22日(土)・23日(日)に信州大学にて開催された日本繊維製品消費科学会 2024年年次大会において、人間環境デザイン学科 助手の小松 智菜美先生がポスターベスト発表賞を受賞しました。 ポスターベスト発表賞は30歳未満の学生並びに院生(昨年度3月末修了の院生も含む)がエントリーできる賞で、応募の意思表示をしてポスター発表を行った者の中で、優れた発表を行った発表者に授与されるものです。   小松先生は本学人間環境デザイン学科の卒業生で、助手を務めながら昨年度本学大学院 健康科学研究科 修士課程を修了しました。この度は本学大学院での乳がん術後用入浴着についての研究内容を発表されました。今回は研究内容に加えて、小松先生よりコメントをいただきましたので紹介します。     研究題目「乳がん術後用入浴着の評価に関する研究」 本研究は、乳がん術後女性のQOLを向上させることを目的として、乳房切除後も胸部を覆いながら入浴できるようにする入浴着に関する研究です。普段着や下着とは異なり、入浴で使用する入浴着の評価は重要ですが、未だ研究報告が不足しています。そこで、「身体への負担を軽減する入浴着の客観的指標を構築すること」を研究目的とし、入浴着の素材の物性評価、着脱に関する生理評価、主観評価を行い、評価結果の関連性を検討しました。その結果、素材の伸び、回復性の度合いとその性質を持つ方向、デザインを含めた着脱方法が評価に影響を与えていることが分かりました。さらに、それらを検討することが、筋肉への負担軽減と着脱時間の短縮に効果的であり、入浴着の「着やすさ」「脱ぎやすさ」の感覚に大きく影響を与えていることが判明しました。   小松先生コメント この度、繊維製品消費科学会年次大会にて、ポスターベスト発表賞を頂戴しました。この受賞は、日々ご指導いただいている村田 浩子先生、増田 桂子先生、大阪公立大学の山下 久仁子先生をはじめ、研究メンバーの先生方、多くの方々のご支援があってのことです。また、業務の傍ら大学院生として研究に励んだ2年間、人間環境デザイン学科の先生方には心強いサポートをいただきました。この場をお借りしてみなさまに心よりお礼申し上げます。 本研究は、乳がん術後女性がより快適に入浴を楽しむための科学的な基盤を提供するために、入浴着の評価指標を検討しました。今後はさらに詳細な評価指標を構築し、より良い入浴着開発に活かしていきたいと考えています。入浴着研究にご協力いただいている協力者のみなさまからの暖かいお言葉を励みに、これからも研究活動に精進して参ります。この度はありがとうございました。   関連記事 【プロジェクトゼミって何するの?⑦】南都銀行現本館 利活用コンテストに参加!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!

2024.07.09

「当事者主体で環境改善を目指す!」フィールドワークで学びを深めました~看護医療学科「認知症ケア論」vol.3

看護医療学科では1・2回生の選択科目として「認知症ケア論」があります。「認知症」に対する理解を深め、学生が社会の一員として正しい知識を備え、主体的に行動していく基盤を作ることが目的で、1回生の21名が受講しています。 ▶「認知症ケア論」講義についてのブログ vol.1   vol.2   今回の認知症ケア論のフィールドワークでは「一般社団法人 SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなや」を訪ねました。「(通称)きずなや」とは、2009年に地域で孤立する若年性認知症の人と家族に対して居場所や活動拠点をつくる目的でスタートした奈良市大和田町にある民間施設です。現在は、若年性認知症の人や若者達の孤立・孤独な環境を当事者主体で改善していくことをサポートするための、社会環境調整と具体的アクションの後方支援を目的に活動されています。   令和6年6月29日(土)、前日まで雨天が続き心配しましたが、当日は雨もあがり、どちらかというと蒸し暑い日になりました。バス停からの上り坂が続くため、学生達が無事に到着するか心配しましたが、学生達は元気いっぱいで安心しました。   学生達にとって、センター代表の若野 達也氏やピアサポーターの平井 正明氏にお会いするのは2回目。 ▶前回の講義についてのブログはこちら   初めての場所に来る緊張感もありましたが、元々民家だったお家を利用している施設のため、実家に帰ってきたような安心感を覚える、窓に広がる緑いっぱいの風景に囲まれるお部屋で若野氏のお話が始まりました。学生達は、若野氏が専門職を目指したきっかけや「きずなや」や「グループホーム(若野氏がきずなやの前に立ち上げた施設)」を始める経緯、活動を続ける中で若年性認知症だけでなく、若者世代の感じている生きづらさなどの課題に向かう姿勢などのお話を真剣に聞いていました。   今回は、追分(おいわけ)梅林やキャンプ場などの見学もさせていただきました。きすなやでは「認知症の人が働ける場所」として奈良市の追分梅林を後世に残そうと認知症の人や地元の方と活動しています。     ▼自分たちで選んだお弁当を美味しくいただきました。   ▼お昼からは、ピアサポーターの平井氏のお話とグループワークで学びを深めました。   4月から始まった「認知症ケア論」も12回目になりました。講義やフィールドワークを通して、そろそろ自己の課題を見つけることはできましたか。「認知症フレンドリー社会」を目指してこれからも、たくさんの人との出逢いを大切にして、つながっていきましょうね。     次は、まとめの発表会や森ノ宮医療大学で開催されるシンポジウムに参加します。あと少し一緒に頑張りましょうね。 参加学生の感想 ●マニュアルや教科書だけでなく、自分の目で確かめることが大切だと学ぶことができ、その人なりの暮らしを重視することが重要だと学んだ。   ●今まで何となくのイメージしかもてなかった「私ができること」が具体的に考えられて、これから何を学べば良いのか、何をどうすれば対象者の役にたてるのか、ひとつの案のようなものを学ぶことができた。   看護医療学科 助教 伊藤 千春   関連記事 フレンドリーをめざす「認知症ケア論」のご紹介!~看護医療学科 外部講師による講義「若年性認知症の理解とその支援の実際」~看護医療学科「認知症ケア論」vol.2 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 ホスピス見学実習に行きました!~看護医療学科「終末期ケア論」 vol.2 外部講師による講義『食べたい!』を支えるケア ~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.1 『実習に活かす高齢者看護技術』高齢者の個別性に合わせた援助を考える~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.2 「どこでもシート」の魔力~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.3  

2024.07.08

【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました

本学大学院研究生/西大和リハビリテーション病院の藤井 慎太郎氏らの研究グループによる成果が、Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation誌に掲載されています。     パーキンソン病には、臨床徴候や疾患進行速度などの違いから異なるサブタイプが存在し、姿勢障害の特徴にも様々なサブタイプの存在が想定されています。 パーキンソン病患者が姿勢障害における特徴分類を目的に、健常者とパーキンソン病患者に対して静止立位時の重心動揺を計測し、様々な特徴量を持つ変数に「因子分析」を行いました。その結果、姿勢障害の構成要素(因子)とした、揺れの大きさ、前後・左右・高周波(揺れの頻度)、閉ループ制御(揺れに基づく修正能力)の5つの因子を特定することができました。またそれらの因子を用いた「クラスター分析」を試みることにより、6つのサブタイプに分類可能であることを世界ではじめて見出しました。 興味深いことに、疾患重症度が同じであっても、異なるクラスターに分類されるケースが多く見られました。このことは、疾患重症度だけで姿勢制御の問題を評価するのではなく、姿勢制御を包括的に理解し、その観点から病態を捉える必要があることを示しています。   今回の研究成果は、姿勢障害のタイプに基づいた適切なリハビリテーション介入に貢献することが期待できます。今後はパーキンソン病患者で生じる体幹の前屈や側弯といった姿勢異常や筋活動特性を包含した姿勢障害の特徴分類への展開を予定しています。 関連記事 パーキンソン病患者における静止立位時の足圧中心の包括的多変量解析~ニューロリハビリテーション研究センター

2024.07.05

7/28(日)、畿央大学で「第33回奈良県理学療法士学会」が開催されます(学生無料)

  2024年7月28日(日)に第33回奈良県理学療法士学会が本学で開催されます。 大会長は本学理学療法学科の岡田洋平准教授が務めるほか、学会では本学教員、修了生、院生が多数講演を行い、一般演題においても本学の卒業生、大学院生も発表する予定です。   「挑戦する理学療法:やさしさを力に未来を拓く」というテーマのもと、本学キャンパスで各分野最前線で活躍する先生方の講演を直接聞くことができる貴重な機会です。   学生は無料で参加できますので、臨床・研究に挑戦している理学療法士の姿にぜひ触れてみてください。 なお、学会参加には事前登録が必要になります(2024年7月18日まで)   参加登録     主な登壇者(本学関係者)は以下の通りです。     特別講演 9:40~10:20 子どもの運動の不器用さ(発達性協調運動障害DCD)に挑戦する 信迫 悟志氏 畿央大学健康科学研究科 准教授 健康科学研究科 修士課程修了   15:35~16:20 内部障害領域における物理療法の活用 吉田 陽亮氏 奈良県西和医療センター勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生   教育講演 10:30~11:10 めまい・ふらつきに対するリハビリテーション~前庭理学療法という新たな領域~ 塩崎 智之氏 奈良県立医科大学勤務 健康科学研究科 修士課程修了   13:00~13:40 患者の想いを考慮した理学療法の実践~Shared Decision Makingという新しい同意の取り方~ 尾川 達也氏 西大和リハビリテーション病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科3期生   関連リンク 学会 ホームページ   大会プログラム 関連記事 本学教員の編集した「エビデンスから身につける物理療法」第2版が発行! (尾川さん登壇)卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」

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