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2026.02.07
就職レポートNo.862(公立幼保)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第862弾! 現代教育学科4回生 木色 歩衣 さん 京田辺市 公立幼保 合格 現代教育学科4回生 北野 優月 さん 大阪市 公立幼稚園 合格 今回の合格体験は、採用試験を共に乗り越えたお二人にお話をお聞きしました。 【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけを教えてください】 北野さん 幼い頃から子どもが好き、保育士になりたいという憧れがありました。中学生の時に職業体験で保育士を選択し、高校の夏休みに1週間、保育園でボランティアをさせていただいた経験から、子どもと関わる仕事の楽しさを改めて実感しました。そして、畿央大学での学びや実習を通して、保育士になりたいという気持ちが大きく、明確になっていきました。 木色さん 幼い頃に出会った先生の存在です。その先生のように、子どもの姿をあたたかく受け止め、やりたいという思いを尊重することができる先生になりたいと思うようになりました。そして、中学校での保育所の職場体験、高校の保育ボランティア、大学での実習を通して、より保育者になりたいという気持ちが大きくなりました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 北野さん 4年間を通して、保育所、幼稚園、児童発達支援センター、小学校と様々な実習に参加し、それぞれの場所でたくさんの学びを得ることができました。実習では、しんどいこと以上に子どもの成長を感じることができたり、子どものとびきりの笑顔に出会ったりすることで、保育士という仕事の魅力を感じました。また、大学での学びを実践することができる場でもあるので、新たな発見や挑戦ができ、自分の成長にも繋がる機会になりました。 木色さん 保育実習・幼稚園実習・保育補助のアルバイトを通して、実際の現場に触れることで多くの学びを得ることができました。園で一日の流れを把握して保育をしたり、ピアノの弾き歌いや絵本の読み聞かせをしたり等、様々な活動を経験することで、自身の成長を実感しました。また、保育補助のアルバイトでは、1歳児の少人数グループを担当し、子ども一人ひとりの育ちに寄り添うことができ、貴重な経験となりました。 【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 北野さん とても充実した4年間でした。私は幼稚園教諭、小学校教諭、保育士の資格・免許の取得を目指しながら、アルバイトやボランティア、公務員試験の勉強をしていたので、忙しく過ごしていました。そんな中で、空き時間におしゃべりをしたり、お菓子を買いに行ったり、励まし合ったりしながら、固い絆でつながれた友達ができたことが宝物です。 木色さん とても充実しており、振り返るとあっという間でした。保育者という共通の夢をもつ仲間とともに、日々の授業や実習に励み、お互いに支え合いながら成長できた4年間だったと感じています。特に、苦手意識のあったピアノでは、1年生から充実した授業環境が整っていたことに加え、ピアノが得意な友人に助けてもらい、今では自信をもって弾くことができるようになりました。 【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 北野さん とても手厚いと思います。自分の進路に沿った情報を教えてくださることはもちろん、先輩から経験談を聞く機会があったり、個別の試験対策を行ってくださったりすることで、自信がつき、最後まで採用試験を頑張ることができました。また、些細な心配事も親身になって聞いてくれる先生方のサポートのおかげで、合格することができたと感じます。 木色さん 本当に手厚く充実しており、安心して取り組める環境でした。一人ひとりに寄り添い、親身に相談に乗っていただけたことが、とても心強かったです。勉強方法、自治体別の対策、面接練習、実技の指導など、多岐にわたるサポートをしていただいたおかげで、自信をもって試験に臨むことができ、合格につながったと感じています。 【あなたの理想の保育者像について教えてください】 北野さん 保育者自身が活動を楽しみ、子どもの主体性を大切にする保育者です。保育者自身が活動を楽しんでいると、自然と子どもの笑顔があふれる活動になっていき、子どもの主体性を大切にすることで、自信や挑戦する力につながっていくと考えています。日々の保育を楽しみ、子どもたちのチャレンジを支え、一緒に成長していけるような保育者になりたいです。 木色さん 子どもの「やりたい」という思いを尊重できる保育者です。まずは、子ども一人ひとりのことを理解し、気持ちを丁寧に読み取り、受け止めることが大切だと考えています。その上で、生活や遊びの場面で、子どもの「やりたい」という思いを尊重し、見守りながら保育をすることで、子どもの成長につながると考えています。あたたかい環境の中で、子どもが安心してのびのびと自分らしく過ごすことができるような保育を実現していきたいです。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】 北野さん 長い試験期間中は集中力が続かなかったり、周りと比べて自信がなくなってしまったりすることもあるかもしれません。しかし、最後まで諦めず、教採・公務員対策室の先生方や面接対策の先生方、友達同士で一緒に頑張れば必ず成果は出ます!しんどい時は、友達と励まし合うことでみんなも頑張っているから自分も頑張ろうと前向きな気持ちになれました。ずっと頑張り続けるのではなく、上手くオンとオフを切り替えながら最後まで頑張ってほしいです。 木色さん 畿央大学には多くの仲間や、教採・公務員対策室の先生方等、支えてくださる方がたくさんいます。不安や悩みを抱え、どうしたらよいか分からなくなることもあると思いますが、そんな時こそ一人で抱え込まず、周りの人に相談してみてほしいです。採用試験の期間は、人と比べてしまったり、思うようにいかず落ち込んだりすることもあるかもしれませんが、一人ひとりに必ず自分の強みがあります。自分を信じて、これまで積み重ねてきた努力を信じて、最後まで頑張ってください!
2026.02.05
就職レポートNo.861(食品メーカー/営業職)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第861弾! 健康栄養学科4回生 大務 友紀さん 食品メーカー 営業職 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 私がその職種を志したきっかけは、大学で栄養学を学んでいたことが一番です。もともと食べることが好きで、食に対する興味から栄養学を専攻しましたが、学びを深めるうちに、「食には人の健康や生活の質を支える大きな可能性」があることに気づきました。そこで、食の多様な価値をより多くの人に届けたい、自分の知識を活かして世の中の人が少しでも健康であり続ける手助けをしたいと考えるようになりました。その想いを実現するためには、商品を通して幅広い人々と関わることができる食品メーカーの営業職が最適だと考えました。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 最も力を入れて取り組んだことは、管理栄養士資格の取得に向けた勉強です。臨床栄養などの座学だけでなく、実験や実習にも積極的に取り組み、食を科学的・実践的に理解、活用する力を身につけました。食の知識に関する勉強だけでなく学園際やサークル活動を通して周りを見る力はもちろん巻き込み伝える力など培うことが出来ました。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 私がその就職先を志望した理由は、顧客と直接対話しながら課題解決に貢献できる業務用営業に魅力を感じたからです。栄養価だけでなく、コストや作業性といった現場目線の課題にも向き合い、最適な商品提案ができる点に大きなやりがいを感じました。また、グループ会社であることから、幅広い分野や多様な業務に携わる機会があり、自身の知識や経験を広げながら成長できる環境だと考えました。こうした環境で、大学で培った栄養に関する専門知識を活かし、顧客に信頼される営業として貢献したいと考えたからです。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 就職活動を振り返って、最も心がけていたことは、面接の場で自分を取り繕うのではなく、本来の自分を知ってもらうことです。一方的に話すのではなく、相手との対話を意識し、自分の考えや想いを素直に伝えることを大切にしました。また、就職活動は一人で乗り越えるものだと思い込んでいましたが、実際に進めていく中で周囲の支えの大きさを強く実感しました。悩んだ時に話を聞いてくれた時など家族や友人の存在が凄く頼りになりました。特にキャリアセンターのサポートは心強く、企業選びについて一緒に悩みながら的確なアドバイスや面接対策はもちろん自分では気づきにくい長所や短所、言葉遣いなど細かな点まで丁寧に指導していただき、自信を持って面接に臨むことができました。 就職活動で役立ったツールを教えてください。 スケジュール管理とメモ張はすごく役に立ちました。選考日程や締切日、面接で聞かれた内容や企業ごとの特徴を記録することで、準備を効率的に進めることができました。 リフレッシュツールとして音楽を聴くことや面接に行った帰りにオシャレなカフェに行くなどして気持ちをリセットすることを心がけていました。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 内定をもらえるまでゴールが見えず、しんどい日々が続くと思いますが、そんな時こそ一人で抱え込まず、周りを頼ってみてください!また、毎日就職活動をしなければならないわけではないのでメリハリをつけて、遊ぶ時はしっかり遊んでください。就職活動で出会う会社や、内定を決めて入社する会社はすべてご縁だと思います。そのご縁を大切に、誠意を持って自分自身と向き合ってください。応援しています!!
2026.02.04
「地域母子保健論」で災害演習を行いました!~助産学専攻科
2026年1月21日(水)の地域母子保健論の講義で、災害演習を行いました。2限にわたって実施され、1限目は事例に基づいたグループワーク、2限目はその内容をもとにした演習を行いました。 1限目のグループワークでは、産褥(さんじょく)部屋・新生児室・分娩室それぞれで災害が発生した事例をもとに、災害発生時の対応マニュアル作成ガイドラインを確認しながら話し合いを行いました。災害という非日常的な状況の中で、停電や断水などライフラインが途絶えた環境下でも、母子の命、そして自分自身の命を守るために、どのように行動すべきかを具体的に考えました。限られた情報や物資の中で優先すべきことは何か、助産師としてどのような判断が求められるのかを、グループで意見を出し合いながら整理することができました。 2限目では、1限目のグループワークでの話し合いをもとに、産褥部屋・新生児室・分娩室それぞれで大規模災害が発生したという想定での演習を行いました。地震によって倒れ、散乱する機材の中でどのように避難するのか、パニックになっている産婦さんや褥婦さんにどのような声かけをするのか、自分で身を守ることのできない新生児をどのように守り安全に避難させるのかなど、実際の場面を想定しながら行動しました。 また、お産の最中に地震が起きた場合、自分自身の安全を確保しながら、産婦さんとお腹の中の赤ちゃんを守りつつ分娩介助を行う難しさも体感しました。グループワークで考えていた対応であっても、いざ行動に移そうとすると冷静さを保つことや、瞬時に判断することの難しさを強く感じました。 今回の演習を通して、災害時の対応は知識として知っているだけでは不十分であり、実際に身体を動かし、状況を想定して考えることの重要性を学びました。ライフラインが寸断された極限状態の中で、どのような物資を使うべきか、何を優先し、どのように行動するのかを判断する力、そしてその判断を即座に実行できる行動力が非常に重要であると感じました。 災害はいつ起こるかわかりません。もしかすると、私たちが就職して間もない時かもしれませんし、就職して初めての夜勤の時、あるいは分娩介助を行っている最中かもしれません。どんな状況においても、母子の命と自分自身の命を守れるよう、助産師として何ができるのかを日頃から考え、備えておくことが大切だと感じました。今回の学びを助産師としての実践に活かしていきたいです。 助産学専攻科 14期生 光吉 彩華 関連記事 第39回奈良県母性衛生学会術集会プログラムに参加しました!〜 助産学専攻科 会陰縫合理論と技術を学びました!~ 助産学専攻科 畿央大学マタニティクラスを開催しました!~ 助産学専攻科 母子の食育実践の授業にて調理実習を実施しました!~ 助産学専攻科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~ 助産学専攻科 骨盤ケアから学んだ、母子へのフィジカルサポートの大切さ ~ 助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ超音波診断法「助産診断技術学Ⅰ」~ 助産学専攻科
2026.02.04
就職レポートNo.860(鉄道会社/鉄道技術職)人間環境デザイン学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」第860弾! 人間環境デザイン学科 4回生 辰巳蒼空さん 鉄道会社 (鉄道技術職) 内定 どのような業種・職種に就くのか 鉄道会社の車両内装設計の分野で内定をいただき、就職先に決めました。車両の設計には車両の構造を把握する必要があり勉強をしなければならないのですが、それでも、将来は観光特急のデザインに携わることができるということ、チームで協力してデザインを考えるということに魅力を感じました。また、車両の検査や整備の仕事など、利用する人々に貢献できるところにも魅力を感じました。 学生生活でアピールしたこと 中学の頃までの人見知りを直すために、「グループワークや学校行事でリーダーを務めた経験」。設計演習の授業で酷評を受けて、「クラスメイトの作品を見て勉強をした経験」を話しました。挫折経験や、それをどう乗り越えたのか、といった内容は面接でよく聞かれる内容であるため、準備をして損は無いです。また、挫折経験を話すことで行動力や向上心を表現することができるため、自己アピールにも繋がると考えています。 卒業研究の模型制作中 建築設計演習で制作した集合住宅 その就職先に決めた理由 「多くの人々が利用する空間を設計すること」、「関西の人々に寄り添えること」を軸にしていたためです。設計演習の授業を通じて、公共建築を設計していく中で将来は多様な人々が関わり合う空間に携わりたいと考えました。また、大学生活を過ごす中で家族や友達、恩師のおかげで実現できた夢がたくさんあり、恩返しをするためにも関西で人々の命や生活や思い出に寄り添うことのできる会社で働きたいと考えました。 就職活動を振り返って 3回生前期の6月に就職活動をスタートし、最初はマイナビ主催の会社説明会に参加をしました。8月からの夏休み時は、大学からの紹介で7日間建築事務所のインターンシップに行きました。そして、春休みに選考や説明会を受け初め、8月末に今回進路決定した企業から初めて内定をいただくまでに、説明会は約40社、面接は約20回受験。エントリーシート・履歴書は9社、ポートフォリオは3社、提出しました。 スケジュール管理が一番難しかったです。自身が3回生後期の頃は大学の授業・課題に専念していました。そうすると、自己分析や企業分析をする時間が春休みに入ってからになり、3月から解禁される説明会や選考の機会に自分がどういう業界に入りたいのか、どんな人間であるのか分からないまま無駄な時間を過ごしてしまいました。その結果、8月末まで内定を1つも得られないという状態に陥りました。 キャリアセンターは履歴書やエントリーシートの添削、面接練習の時に活用しました。選考を受けるうちに、履歴書が原因で落ちたのか、面接が原因で落ちたのかなど、疑問に抱くことがありました。その際、キャリアセンターで相談をすることで、気づけなかった課題点や、より適切な言葉の表現など、ブラッシュアップができました。また、企業選びに悩んだ時も、相談を持ち掛けることで、心も軽くなり、もう一度頑張ろうという気持ちも湧きました。 就職活動で役に立ったツール マイナビの面接官体験により、どういう学生が好印象に残るのかを感じることができ、面接練習の際に好印象に感じた学生が、良い模範例になりました。また、就職活動は、社会人になるための入り口であり、社会人にとっては、学生を迎える玄関であるため、説明会や面接で、名刺を頂く機会がありました。そのため、名刺入れを持っていれば、社会人になるものとしての良い印象を与えることができると考え、持参していました。 後輩へのメッセージ 就職活動は、実力と運で勝負するところです。「実力」を身につけるには、就職活動を「団体戦」であると捉え、話すのが上手い人のまねをすること、面接での受け答えを友達やキャリアセンターの先生に聞いてもらい、練習を重ねて素の自分を発揮すること。行き詰まった時には周りに相談することで自己を良い状態に保つことが大事です。また、面接官の印象や話しやすさ、相性によって選考通過も左右されるので、日頃から善い行いをすることで、「運」を身につけることも大事だと考えています。 ライバルでもある兄と(Forodamにて)
2026.02.03
人工膝関節全置換術後早期には疼痛強度と運動が相互に関連し合う ~ ニューロリハビリテーション研究センター
急性疼痛を経験した後、疼痛、運動恐怖、運動機能は互いに影響し合い、たとえ創傷や外傷といった痛みの原因が治癒した後であっても、これらの要素がネットワークを形成することで疼痛や運動機能低下が慢性化すると考えられています。畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程の古賀 優之氏(川西市立総合医療センター)と森岡 周教授らは、人工膝関節全置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)を受けた患者を対象に、術前・術後1週・術後2週の縦断データを用いて、疼痛、運動恐怖、運動機能の時間的関係を交差遅延効果モデル(Cross Lagged Panel Model:CLPM)により分析しました。その結果、術後1週における運動の狭小化が術後2週の安静時痛強度を予測し、同様に術後1週における安静時痛強度が術後2週の運動の不規則さを予測するという双方向の関係が明らかになりました。本研究成果はEuropean Journal of Pain誌(Temporal relationship between pain/fear and knee movement disorder after total knee arthroplasty)に掲載されています。 本研究のポイント TKA患者を対象に術前、術後1週、術後2週の3時点で、「痛み」や「動かすことへの恐怖心」、「膝関節の動かしにくさ」が測定されました。 解析の結果、術後1週時点における膝の曲がる角度(屈曲角度)が小さいほど、2週時点の安静時の痛みが強くなることや、術後1週時点での安静時の痛みが強いほど、2週時点の膝の動きが不規則でぎこちない(滑らかでない)ものになることが明らかになりました。 TKA術後1〜2週という極めて早い段階において、痛みと運動機能がそれぞれ異なる経路で互いに影響し合っていることが科学的に裏付けられました。この「悪循環」を断ち切るためには、術後1週から痛みを適切に管理しつつ、運動機能の改善を図る具体的な介入が不可欠です。 研究概要 人工膝関節置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)は、膝の痛みを軽減し、生活の質を向上させる有効な治療法です。しかし、手術を受けた患者の約20%では、術後も痛みが長引いたり、運動機能の回復が十分に得られなかったりするという課題が残されています。「痛み」「動くことへの恐怖心」「運動機能(膝の動き)」といった要素は互いに関連しており、疼痛が遷延化する要因となります。しかし、術後早期において、「動かないから痛くなるのか」、「痛いから動かなくなるのか」といった時間的な順序や関係性については、十分に明らかにされていませんでした。畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程の古賀 優之氏(川西市立総合医療センター)と森岡 周教授らの研究グループは、TKAを受けた患者を対象に、手術前、術後1週、術後2週の時点で、痛み、動くことへの恐怖心、そして膝の運動機能を縦断的に調査しました。研究では、ベッド上で膝を曲げ伸ばしするシンプルな運動課題を実施し、膝の曲がる角度や動作の速度、動きの滑らかさといった運動の量と質の両面を詳細に分析しました。 解析の結果、術後1週時点で膝の曲がる角度が小さい(十分に動かせていない)ほど、術後2週の安静時の痛みが強くなることが予測されました。また、術後1週時点で安静時の痛みが強いほど、術後2週の膝の動きが不規則でぎこちないものになることが示されました。一方で、術後早期における「動くことへの恐怖心」は、術後2週の運動機能には直接影響していませんでした。この結果は、恐怖心が重要であるとされてきた従来の知見を踏まえつつも、術後早期においては「痛み」と「実際の動き」がより強く相互に影響し合っていることを示しています。多くの先行研究が、術後数ヶ月から数年といった長期的な経過に注目してきましたが、本研究は手術直後のわずか1週間の変化が、その後の回復過程に影響を及ぼす可能性を示しました。また、単に動きの速さや大きさだけでなく、「動きの滑らかさ(不規則性)」という目に見えにくい運動の質を数値化して評価に取り入れた点も、これまでにない新しいアプローチです。 これらの知見は、術後早期から痛みに配慮しつつ、適切に膝を動かすことが、その後の痛みの悪化を防ぎ、よりスムーズな動作の獲得につながる可能性を示唆しており、リハビリテーション戦略の改善に貢献することが期待されます。 研究内容 本研究は、術後早期における「疼痛強度」「動くことへの恐怖心」「運動機能(膝の動きの質)」といった要素が、時間の経過とともにどのように影響し合っているのかを明らかにすることを目的に行われました。評価は術前、術後1週、術後2週の3つの時点で行われました。運動機能については、ベッド上で膝を最大限速く大きく曲げ伸ばしする運動課題を動画撮影しました。この映像を解析し、膝が曲がる角度や動かす速度、動きの滑らかさ(ぎこちなさ)といった指標を数値化しました(図1)。また、課題直後に疼痛強度(運動時痛、安静時痛)と運動恐怖がVisual Analog Scaleにて評価されました。 図1. 運動学的データの抽出と解析手順 下肢にマーカーを貼付して撮影された動画データをトラッキングし、角度変化の時系列データから速度、加速度が算出されました。経過良好例では速度変化で滑らかな曲線を示し、加速度変化でもほぼ乱れがありませんでした。一方、経過不良例では速度変化が不規則になり、加速度変化では細かなノイズが観察されました。 統計的な解析(Cross-Lagged Panel Model:CLPM)の結果、術後1週時点で膝の屈曲角度が小さい(十分に曲げられていない)ほど、術後2週の安静時の痛みが強くなることが予測されました。また術後1週時点での安静時の痛みが強いほど、術後2週の膝の動きが不規則でぎこちないものになることが示されました。一方で、今回の研究の範囲内(術後2週間まで)では、動くことへの恐怖心がその後の運動機能の低下に直接つながるという因果関係は見つかりませんでした(図2)。 図2. 疼痛、恐怖、運動学的データの時間的関連性 交差遅延効果モデル(CLPM)の解析結果から、術後1週の角度が術後2週の安静時痛を予測し、術後1週の安静時痛が術後2週のエントロピー(円滑さ)を予測していることがわかりました。 これらの結果から、手術直後の極めて早い段階において、「動きの制限」と「痛み」が互いを悪化させ合う特有の経路が存在するということが明らかとなりました。この知見は、リハビリテーションにおいて術後1週という「超早期」から、痛みを適切にコントロールしつつ、膝を動かす範囲をしっかりと確保する介入を行う重要性を示唆しています。単に歩けるようになることだけでなく、早期に「質の高いスムーズな動き」を取り戻すことが、痛みの慢性化を防ぐ鍵になるかもしれません。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究では、術後1週という「超早期」の運動制限がその後の痛みを予測し、逆に痛みが動きの質(不規則性)を悪化させるという具体的な相互作用の経路を特定しました。この知見は、遷延化リスクがある患者の早期特定や標的を絞った早期介入の検討につながるものであると考えられます。今後はより大規模なサンプルを長期間追跡することにより、慢性疼痛へ移行しやすい患者の特徴を明らかにし、「精密なリハビリテーション(Precision Rehabilitation)」戦略の策定につなげていく予定です。 論文情報 Koga M, Fujii S, Nishi Y, Koyama K, Maeda A, Fujikawa K, Morioka S. Temporal Relationship Among Pain, Fear, and Motor Function After Total Knee Arthroplasty: An Exploratory Study. Eur J Pain. 2026 Jan;30(1):e70210. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 博士後期課程 古賀 優之 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2026.02.03
就職レポートNo.859(大阪府/小学校教諭)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第859弾! 現代教育学科4回生 奥岡 想太 さん 大阪府 小学校教諭 合格 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 畿央大学には「教育学部」がある、ということがとても大きな決め手でした。私は小学生の頃から先生になりたいという夢を持っており、この夢を叶えられる大学に行きたいと考えておりました。そして、畿央大学という「教育」に力を入れている大学の存在を知り、入学しました。また、畿央大学では、小学校教諭免許だけではなく、中・高英語教諭免許も取得可能だと知りました。複数免許を取得可能であることも、大きな決め手となりました。 【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 とても充実していました。たくさんの友達や先生方に出会うことができました。私は小学校教諭免許と中・高英語教諭免許の取得を目指していたため、多くの授業を受講しました。そのため、多様な夢を持った方と関わることができ、毎日がとても刺激的でした。先生方もとても優しく、手厚くサポートをしてくださいました。安心できる友達、先生方、大学の雰囲気のおかげで、装うことなく自分らしく、畿央大学での学校生活を楽しむことができました。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 小学校6年生の頃、担任の先生に憧れを抱いたことが、教師を目指そうと思ったきっかけでした。常に明るく面白く、前向きな言葉をかけてくださる素晴らしい人間性に惹かれ、私も担任の先生のような大人になりたいと思うようになりました。また、教育実習など様々な経験を通し、「教師は子どもとともに日々成長できる仕事である」ということに、魅力を感じるようになりました。教師を目指してきてよかったと、今では強く感じます。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 多様な経験をし、自分自身の考え方や価値観を広げようと、様々なことに取り組んできました。ボランティアについては、小学校教育実習終了後、スクールサポーターとして週に一度、小学校に行かせてもらっておりました。そこでは通常学級の子どもたちだけではなく、特別支援学級の子どもたちともたくさん関わらせていただきました。アルバイトについては、万博やユニバーサルスタジオジャパンで働かせていただき、様々なルーツや経歴を持った方々と関わり、視野を広げ続けました。自分が少しでもしてみたいと思ったことに、まずは飛び込み、たくさんの経験をするということを常に意識してきました。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 まず初めに、自分が受験する自治体のテストは、どのくらいの難易度なのか、どのような問題が出題されているのか、という把握を行うようにしました。問題形式を理解しておくことで、勉強する内容を取捨選択できたように感じています。そして、私が特に力を入れたことは、面接・模擬授業試験対策です。筆記試験とは違い、自分がどのような人なのか、自分自身の言葉だけで説明しなければなりません。客観的に自分のことを分析できるようにするために、何度も教採・公務員対策室や教育学部の先生方に見ていただき面接練習を行いました。何度も練習を重ねておいてよかったと、心から思っております。筆記試験については、自習室で、友達と励まし合いながら勉強を行いました。友達と同じ空間で勉強をすることで、励まし合いながらも刺激をもらい、前向きに取り組むことができました。 【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 常に成長し続けられる教師になりたいと考えています。子どもたちが話してくれることに耳を傾け、もっと子どもたちが明るくなるようなこと、楽しくなるようなことを考え続けたいと思っています。そのために、様々なことに取り組み、これからも自分自身の考えや価値観を広げ続けていきたいです。子どもたちの成長を支えられる存在であるとともに、子どもたちとともに成長し続けられる教師を目指し続けます。また、私が小学校6年生の頃、夢を与えていただいたように、今度は自分が夢を与えられる存在、子どもたち自身が得意なことや好きなことを見つられるようサポートできる存在になりたいと、思っています。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 教員採用試験対策期間中は、たくさんのしんどいことがあるかと思われますが、周りと比べるのではなく、常に自分のペースで頑張って欲しいと思います。しんどい時は、思い切って休憩をする、息抜きをする。頑張れる時は、限界を迎えるまで勉強してみる。このように、自分を大切にしながら、自分だけの進度で取り組んで欲しいと思います。また、自分自身が今、少しでもしてみたいと思うことに挑戦してみて欲しいと思います。他の人にはない自分だけの経験や思い出が、必ずこれからの自分に結びつき、強みになっていきます。たくさんの挑戦をして、たくさんの失敗をして、たくさんの成功をして、自分にしかない強みを作ってください。そして、残りの大学生活を楽しみまくってください。応援しています!
2026.02.03
無印良品あさかつレポート第6弾「からだも心も軽くなる!音楽に合わせて 楽しく健康づくり」を開催!
畿央大学では、地域のみなさまの健康づくりをサポートするため、無印良品イオンモール橿原で開催されている健康イベント「あさかつ」に協力し、継続的に取り組みを進めています。1月25日(日)理学療法学科 教員1名、大学院地域リハビリテーション研究室から修士課程の大学院生1名、客員研究員1名、健康栄養学科 教員2名で、リズム運動プログラム・無印良品の商品から栄養学科学生が考案したオリジナルスープ(ミルクと和だしの豚カレースープ)試食会を行いました。 リズムに合わせて体を動かしました! 今回も20名の定員は満席で、様々な年代の方々に参加いただきました(10代から80代まで!)。まずはその日の健康状態(血圧・体組成計などの測定)をチェックした後、今回のテーマである「リズムに合わせた運動のメリット」についてミニレクチャーを行いました。リズミカルな運動とセロトニン(幸せホルモン)分泌との関係、気分の改善、睡眠との関係などを説明させていただきました。 その後は大学院地域リハビリテーション研究室の修士課程2年の鳥居さん(千里中央病院),客員研究員の中北さん(紀の川市役所)によるリズム運動を実施、椅子に座っておこなうものから立ち上がってダイナミックにおこなうものまで多くのバリエーションで実施していただき、大変盛り上がりました! 今回のリズム運動はこれまでのあさかつの中でも運動量が多く,程よく汗ばむ程度で継続参加されている方々からも好評でした。リズム運動の後は2グループに分かれて、身体と脳を刺激する「コンボウォーク」を開始。早歩き・脳トレ歩行・バランス歩行(横歩き、継ぎ足歩行)など、様々なバリエーションで実施しました! もぐもぐタイム「ミルクと和だしの豚カレースープ試食会」 恒例のもぐもぐタイムは「本と喫茶」ラウンジで、無印良品で販売されている「すぐ使える緑の野菜」と「素材を生かしただしパック 飛魚とかつお」を使ってレシピ開発した「ミルクと和だしの豚カレースープ」を提供し、健康栄養学科の野原講師がスープの紹介をしました。このスープは、本学ヘルスチーム菜良の学生(管理栄養士のタマゴ)が、開発したものです! 今回のポイントはカレーのスパイシーさを生かしながら豚肉や牛乳、だしを加えることでうま味を出しつつ、まろやかで食べやすくしたことで、簡単だけど味わい深いスープが完成しました。試食した方々からは「ほっこりとあたたまります」「カレースープは聞いたことはあったけどはじめて食べました。とても美味しいです。」「前に試食したスープが美味しくて我が家の定番になりました。このスープも早速作ってみます。」など嬉しい声を多数いただきました。 来年度も継続実施します! 今回で令和7年度の「あさかつ」は終了です。本学にとって初めての取り組みとして昨年秋から試行錯誤しながらも教員、学生、店舗スタッフの方々と様々な意見交換をしながら取り組んできました。ご参加いただいた方からは「毎回楽しみにしています」と嬉しい言葉もいただきました。2月・3月はお休みになりますが、その間、さらにパワーアップした内容で4月以降に「あさかつ シーズン2」へと取り組んでいきたいと考えています! お楽しみに! 理学療法学科 高取克彦 健康栄養学科 岩田恵美子、野原潤子 関連記事 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました! 無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」を開催しました!
2026.02.03
脳卒中者が不整地を歩きつづけたときの歩き方の変化~ニューロリハビリテーション研究センター
脳卒中者は、歩行障害を有することで、不整地を含む屋外の地域社会での歩行が困難となる場合があり、結果として社会参加を妨げ、生活の質に不利益をもたらします。さらに、脳卒中者は不整地上で長い距離を歩いた場合に課題を抱える可能性があります。畿央大学大学院博士後期課程の乾 康浩氏と森岡 周教授らは、脳卒中者と健常者が80mの不整地を歩行した際の距離に応じた変化の違いを検証しました。この研究成果はClinical Biomechanics誌(Distance-related changes in gait parameters during uneven-surface walking in people with stroke versus healthy controls: A cross-sectional analysis)に掲載されています。 本研究のポイント 健常者と脳卒中者の不整地歩行中の距離に応じた変化の特徴の違いを自作の不整地路を用いて評価しました。 脳卒中者は、不整地歩行中に歩行速度、安定性、股関節および膝関節の角度は維持する一方で、健常者とは異なり踵接地の際に前脛骨筋の筋電図振幅が増大せずに足関節背屈角度が低下し、立脚終期には中殿筋の周波数が低下することが明らかとなりました。 研究概要 脳卒中者は、中枢神経系の損傷により歩行障害を有し、不整地を含めた屋外の地域社会での歩行が困難になります。これは、社会参加を妨げ、生活の質の低下にもつながります。また、脳卒中者は不整地上で長い距離を歩いた場合に課題を抱える可能性があります。畿央大学大学院 博士後期課程 乾 康浩氏、森岡 周教授らの研究チームは、自作の予測困難な摂動が生じる不整地路を用いて、脳卒中者が80mの不整地行中の歩行速度、体幹の加速度、麻痺側の関節運動、および下肢筋電図振幅と周波数を計測し、脳卒中者と健常者で歩行距離に応じた変化の特徴の違いを分析しました。その結果、脳卒中者は、不整地歩行中に歩行速度、安定性、股関節および膝関節の角度は維持する一方で、健常者とは異なり踵接地の際に前脛骨筋の筋電図振幅が増大せずに足関節背屈角度が低下し、立脚終期には中殿筋の周波数が低下することを明らかにしました。本研究は、健常者と脳卒中者の不整地歩行中の距離に応じた変化の違いを明らかにした初めての研究です。 研究内容 本研究では、脳卒中者が予測困難な摂動が生じる不整地80mを歩行する際の距離に応じた歩行パラメータ変化を健常者と比較することを目的とし、自作の不整地路(図1)を用いて検証しました。 図1. 不整地路と実験環境 実験で得られたデータから、歩行速度、歩行安定性を評価するための3軸の体幹の加速度のRoot Mean Square、麻痺側下肢の最大関節角度、麻痺側下肢の筋電図振幅と瞬間平均周波数を算出しました。その結果、脳卒中者は、 不整地歩行中に歩行速度、安定性、股関節および膝関節の角度は維持する一方で、健常者とは異なり踵接地時に前脛骨筋の筋電図振幅が増大せずに足関節背屈角度が低下し、立脚終期には中殿筋の周波数低下がみられました(図2)。 図2. 不整地歩行中の脳卒中者と健常者の歩行パラメータの変化の違い 研究グループは、この結果のうち、脳卒中者が不整地歩行中に歩行速度、安定性、股関節および膝関節角度を維持したことは不整地への適応と考えています。一方で、前脛骨筋の筋電図振幅を増大せずに足関節背屈角度が低下したことは皮質脊髄路損傷による神経駆動の低下に起因し、中殿筋の周波数が低下したことは疲労の可能性があると考察しています。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究成果は、予測困難な摂動が生じる不整地を歩く際の距離に応じた変化について、脳卒中者と健常者の違いを明らかにしており、リハビリテーション専門家が脳卒中者の屋外歩行の適応や疲労を考える際に着目すべき点を示しています。今後は、より長い距離での歩行パラメータの変化や非麻痺側を含めた戦略の特徴を調査する必要があります。 論文情報 Yasuhiro Inui, Naomichi Mizuta, Yuta Terasawa, Tomoya Tanaka, Naruhito Hasui, Kazuki Hayashida, Yuki Nishi, Shu Morioka. Distance-related changes in gait parameters during uneven-surface walking in people with stroke versus healthy controls: A cross-sectional analysis. Clinical Biomechanics, Volume 133, 2026, 106747. 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 博士後期課程 乾 康浩 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600
2026.02.02
就職レポートNo.858(食品メーカー/商品開発職)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第858弾! 健康栄養学科4回生 大田 海来さん 食品メーカー (商品開発職) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 私が商品開発職を志したきっかけは、「食」を通して人に幸せや楽しさを届けたいと考えたからです。もともと食べることが好きで、家で料理をすることも好きでした。自分で作った料理を誰かに食べてもらい、「おいしい」と喜んでもらえることにやりがいを感じるようになり、将来は自分が開発した商品で、多くの人にワクワクや笑顔を届けたいと思うようになりました。 そのため、食に関する知識を基礎から学べる畿央大学に進学し、食品や栄養について専門的に学びました。畿央大学は先生と学生の距離が近く、質問や相談がしやすいアットホームな雰囲気があり、安心して学べる環境だと感じています。このような環境の中で学ぶことで、食の可能性の広さを改めて実感し、開発職を目指す気持ちがより一層強くなりました。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? (印象に残っていること、力を入れて取り組んできたこと、やっておいてよかったことなど) 最も印象に残っているのは、友人たちと過ごしたキャンパスライフです。授業や実習では互いに助け合いながら取り組み、空きコマには学食に集まって過ごすなどの何気ない時間が大切な思い出です。仲間と支え合いながら学べたことは、大学生活ならではの貴重な経験でした。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 就職先を決めた理由は、説明会や面接を通して職場の雰囲気がとても明るく、温かいと感じたからです。実際に社員の方々とお話しする中で、ここでなら自分らしく働けそうだな、と思えたことが印象に残っています。 また、夢であった食品の商品開発に幅広く携われる環境が整っている点にも大きな魅力を感じました。職場の雰囲気と仕事内容の両方に惹かれ、入社を決めました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 就職活動を振り返って特に印象に残っているのは、友人と一緒に面接練習をしたり、同じ企業の選考に挑戦したことです。緊張する場面でも励まされ、前向きな気持ちで最後まで取り組むことができました。内定を報告した際には、自分のことのように一緒に喜んでもらえたことが、「一緒に頑張ってきて良かった!」と心から感じた瞬間であり、今でも強く印象に残っています。 また、キャリアセンターの先生方には、面接練習だけでなく、面接前や就職先を決定する際の不安な時にも親身に相談にのっていただきました。客観的なアドバイスをいただけたことで気持ちが整理され、大きな心の支えとなりました。周囲の支えがあったからこそ、自分らしく就職活動に向き合うことができたと感じています(^^) 就職活動で役立ったツールを教えてください。 就職活動で役立ったツールは、就活会議やONE CAREERなどの就活アプリです。志望企業の過去の先輩方のエントリーシートや面接体験記を見ながら、自分の回答内容を考える際の参考にしました。実際の体験談が多く載っていたので、就活のイメージを掴むのにとても助けられました。 また、キャリアセンターにもよくお世話になり、面接練習を通して本番を想定した練習ができたのも大きかったです。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 就活は1人で抱え込むと不安になることも多いので、友人や家族、キャリアセンターなど、周りの人に相談しながら進めてほしいです。人に話すことで気持ちが楽になったり、新しい視点をもらえることもあるので、支え合うことが大事だと思います。前向きに取り組めば、きっと納得のいく結果につながるので頑張ってください!
2026.02.02
第39回奈良県母性衛生学会術集会プログラムに参加しました!〜助産学専攻科
2025年7月19日(土) 、第39回奈良県母性衛生学会術集会プログラムに参加しました。開催場所は奈良県立医科大学の新キャンパスの畝傍山キャンパスです。 最初に「父親の周産期メンタルヘルス」についての特別講演を聴講しました。これまで母親のメンタルヘルスについて学ぶ機会は多かったものの、「父親の産後うつ」というテーマは新鮮で、多くの気づきを得ることができ、大変有意義な時間となりました。特に印象に残っているのは、死産などの喪失体験をした夫婦間で悲しみの受け止め方に違いが生じることがあるという点です。そのすれ違いが夫婦関係に影響を与えることもあり、そうしたケースでは、表に出る感情だけでなく「回避行動」などのサインも見逃さないことが大切だと学びました。助産師として、個人の価値観で判断せず、多角的に相手を理解し、精神的なサポートができるよう努めたいと感じました。 一般講演では、性教育の在り方、産前・産後ケア、新生児訪問など、多岐にわたるテーマが取り上げられていました。現場で母子を支える上で大切な視点や、地域の課題について深く知ることができ、これから助産師として働いていく私たちにとって、大変貴重な学びの場となりました。 私たちは来年から助産師として現場に立ちます。今回の学会で得た知識や気づきをしっかりと自分の中に落とし込み、日々のケアに生かしていけるよう、今後も勉強に励んでいきたいと思います。 助産学専攻科 14期生 中川 紅葉、前迫 もえ 関連記事 会陰縫合理論と技術を学びました!~ 助産学専攻科 畿央大学マタニティクラスを開催しました!~ 助産学専攻科 母子の食育実践の授業にて調理実習を実施しました!~ 助産学専攻科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~ 助産学専攻科 骨盤ケアから学んだ、母子へのフィジカルサポートの大切さ ~ 助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ超音波診断法「助産診断技術学Ⅰ」~ 助産学専攻科


