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2026.08.14

入院中の慢性がん関連痛を時間軸で捉える-反復評価からみえた1日の痛みの特徴-~ニューロリハビリテーション研究センター

がんに関連する慢性疼痛は、身体機能や生活の質を損なう重要な症状ですが、入院中に痛みが1日の中でどのように変化するかは十分に明らかではありませんでした。畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の杉野達也氏と森岡周教授らは、慢性がん関連痛を有する入院患者の痛みを、起床時から就寝時まで1日6回、3日間にわたり評価しました。その結果、集団レベルでは痛みの強さが1日を通して比較的安定していることが示されました。本成果は、入院患者の痛みを単一時点の数値だけで判断せず、身体機能、鎮痛薬、治療状況、心理面、入院環境を含めて解釈する重要性を示すものです。この研究成果はJournal of Palliative Medicine誌(Within-Day Pain Profiles in Hospitalized Patients with Chronic Cancer-Related Pain: Implications for Inpatient Symptom Assessment)に掲載されています。 研究概要 痛みは、病気や組織の状態だけで決まるものではなく、心理状態、活動量、治療、薬剤、生活環境などの影響を受ける主観的な体験です。さらに、慢性疼痛の一部では、朝に強い、夕方から夜に強くなるなど、時間帯による変化が報告されています。しかし、入院中の慢性がん関連痛について、起床から就寝までの痛みの推移を定時に繰り返し測定した研究は限られていました。そこで、畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の杉野達也氏、森岡周教授らの研究チームは、慢性がん関連痛を有する入院患者を対象に、1日の痛みの推移を繰り返し評価しました。その結果、慢性がん関連痛では、集団レベルの痛みの強さは起床から就寝まで比較的安定していることが示されました。一方、慢性非がん性疼痛では、起床時と就寝時に痛みが高く、午前中に低下する異なる推移がみられました。ただし、両群は患者背景が大きく異なるため、両群間の差を直接検証したものではありません。また、慢性がん関連痛群では、3日間の平均的な痛みが強いことと、罹患期間の長さ、中枢性感作に関連する症状、痛みに対する破局的思考、抑うつ症状の強さとの間に関連が認められました。本研究は、入院中の慢性がん関連痛の1日の痛みの推移を示すとともに、痛みを単一時点の数値だけで捉えるのではなく、患者の身体機能、薬剤、治療状況、心理面、入院環境などを踏まえて解釈する重要性を示しました。   本研究のポイント 慢性がん関連痛を有する入院患者38名の痛みを、起床時から就寝時まで1日6回、3日間にわたり繰り返し評価しました。 慢性がん関連痛群では、集団レベルの痛みの強さに有意な時間帯の影響は認められず、通常の入院管理下で比較的安定した日内プロファイルを示しました。 集団レベルで痛みが安定していても、個々の患者に変動がないとは限りません。単一時点の痛みの数値は、身体機能、鎮痛薬、治療状況、心理面、入院環境と併せて解釈する必要があります。   研究内容 本研究は、慢性疼痛が3か月以上持続している成人入院患者68名を対象とした観察研究です。対象者は、慢性がん関連痛群38名と慢性非がん性疼痛群30名で構成されました。慢性がん関連痛群については、3日間の痛み評価が終了するまでに手術、化学療法、放射線治療などの積極的ながん治療を受けた患者は除外されました。 痛みの強さは、0を「痛みなし」、100を「想像できる最も強い痛み」とするVisual Analog Scale(VAS)を用いて、起床時、9時、12時、15時、18時、就寝時に評価しました。この評価を3日間連続して行い、各時間帯の平均値から1日の痛みの推移を検討しました。その結果、慢性がん関連痛群では、起床時から就寝時まで、痛みの強さに有意な時間帯の変化は認められませんでした。これに対して慢性非がん性疼痛群では、起床時に高かった痛みが9時から12時に低下し、その後、夕方から就寝時に再び高くなる推移を示しました(図1)。また、慢性がん関連痛群では、3日間の平均的な痛みが強いことと、罹患期間の長さ、中枢性感作に関連する症状、痛みに対する破局的思考、抑うつ症状の強さとの間に関連が認められました。   図1.入院患者における慢性がん関連痛と慢性非がん性疼痛の1日の推移 慢性がん関連痛群(a)では、起床時から就寝時まで比較的安定した推移を示しました。一方、慢性非がん性疼痛群(b)では、起床時と就寝時に高く、午前中に低下する推移がみられました。なお、両群は患者背景が異なるため、両群間の差を直接検証した結果ではありません。 慢性がん関連痛群における時間帯の影響は、定時の強オピオイド使用と評価日を考慮した解析でも有意ではなく、集団レベルで比較的安定しているという解釈は変わりませんでした。一方で、集団の平均値による解析は、個々の患者にみられる一時的な痛みの増悪や変動を弱めて示す可能性があります。 したがって、本研究結果は「がん関連痛は1日の中で変化しない」ことを示すものではなく、個々の患者の痛みを、身体機能、薬剤、治療、心理面、入院環境と併せて評価する必要性を示すものです。   本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究は、入院中の慢性がん関連痛を単一時点の数値だけで判断せず、身体機能、鎮痛薬、治療状況、心理面などを含めて解釈する重要性を示しました。今後は、活動量や睡眠、薬剤投与時刻、入院環境なども併せて評価し、個々の患者に応じた疼痛評価と支援方法の確立につなげる必要があります。   論文情報 Tatsuya Sugino, Yoichi Tanaka, Shu Morioka Within-Day Pain Profiles in Hospitalized Patients with Chronic Cancer-Related Pain: Implications for Inpatient Symptom Assessment Journal of Palliative Medicine. 2026 August 3 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 博士後期課程 杉野 達也 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2026.08.14

明治大学・嶋田研究室にてJST CREST領域内研究交流を行いました ~ ニューロリハビリテーション研究センター

JST CREST「生体マルチセンシングシステムの究明と活用技術の創出」領域の研究交流として、明治大学の嶋田 総太郎教授の研究室を訪問しました。 当日は嶋田研究室で開発・活用されている全身VRシステムを体験させていただきました。本学ニューロリハビリテーション研究センターからは、林田 一輝客員研究員(宝塚医療大学助教)、大西 空CREST特任研究員が参加しました。   体験では、全身を用いて勇者となり敵と戦うコンテンツや、月面を歩行するコンテンツなどを体験しました。特に月面歩行では、月面に降り立つ場面だけでなく、宇宙船で地球を離れ月へ向かう過程から体験が始まり、ストーリーの中で身体を動かす構成となっていました。   同じ「歩く」という行為であっても、その背景となる物語(ナラティブ)が加わることで体験の意味づけや没入感が大きく変化することを実感しました。身体運動とナラティブを統合した体験設計は、人の認知や自己のあり方にどのような影響を与えるのかを考える上でも、大変興味深いものでした。   体験後には、VR技術をリハビリテーションへどのように応用できるかについて意見交換を行いました。身体機能の回復だけでなく、患者さんの主体性や自己の再構築を支える体験としてVRを活用する可能性や、身体運動とナラティブを組み合わせた新たな介入のあり方について活発な議論が交わされました。   今後もこのような領域横断的な交流を通じて、新たな研究の視点を深めていきたいと考えています。     畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター   関連記事 第1回日本理学療法学会連合学術総会で森岡 周 教授が臨床研究学術賞を受賞、本学関係者が各専門領域の主要企画で活躍! 記念講演を終えて~森岡周教授が第1回日本理学療法学会連合学術総会「臨床研究学術賞」に 在外研究員レポート~オルレアン大学における特別講義と学術交流 令和8年度 在外研究員 研究計画説明会を開催しました。 第1回日本理学療法学会連合学術総会において、森岡 周センター長が「臨床研究学術賞」を受賞します NARRA BODY-NARRATIVE EMBODIMENT PROJECT〜ナラティブ・エンボディメント〜 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 2023年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)新規採択課題・総括総評 国立研究開発法人学術技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST) 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター     

2026.08.12

公立学校教員採用試験(1次試験)速報〜2027年3月卒業予定者

2027年度公立学校教員採用試験の1次試験結果が発表され、昨年同様、今年も多くの学生が1次試験を突破しました。教員採用試験は終盤に差し掛かっていますが、教採・公務員対策室では、1人でも多くの学生が初期の目標を達成できるよう、受験する自治体に対応した2次試験対策を実施しているところです。 一人ひとりの夢がかなうように、大学一丸となって最後まで応援していきます。頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 ▶2026年3月卒業生の実績(小学校教諭72.1%、公立幼・保100%、養護教諭40.9%)     公立学校教員採用試験 都道府県・市別の合格者数 公立小学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 31 30 96.8% 大阪府 18 18 100% 大阪市 19 18 94.7% 堺市 6 5 83.3% 京都府 3 2 66.7% 京都市 1 1 100% 三重県 1 1 100% 愛知県 2 2 100% 北海道 1 1 100% 茨城県 4 4 100% 千葉県 22 21 95.5% 東京都 1 1 100% 横浜市 2 2 100% 川崎市 2 2 100% 富山県 1 1 100% 浜松市 2 1 50.0% 鳥取県 17 17 100% 島根県 8 8 100% 山口県 1 1 100% 高知県 19 19 100% 福岡県 1 1 100% 北九州市 3 3 100% 大分県 1 1 100%   公立中学・高校(数学)教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 3 2 66.7% 大阪府 3 3 100% 大阪市 1 1 100% 茨城県 1 1 100% 島根県 3 3 100% 愛媛県 3 2 66.7% 高知県 7 2 28.6% 福岡県 1 1 100% 熊本県 1 1 100%   公立中学・高校(英語)教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 2 100% 大阪府 1 1 100% 茨城県 1 1 100% 高知県 2 2 100%   公立学校養護教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 3 1 33.3% 大阪府 5 3 60.0% 京都市 5 4 80.0% 和歌山県 2 2 100% 愛知県 1 1 100% 茨城県 5 1 20.0% 東京都 6 3 50.0% 川崎市 1 1 100% 浜松市 2 1 50.0% 鳥取県 4 3 75.0% 島根県 5 2 40.0% 愛媛県 5 2 40.0% 高知県 4 3 75.0%     特別支援学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 1 1 100% 大阪府 1 1 100% 愛知県 1 1 100% 鳥取県 1 1 100%     栄養教諭ー健康栄養学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 1 50.0% 北海道 1 1 100% 千葉県 1 1 100% 川崎市 1 1 100% 鳥取県 1 1 100%   家庭科教諭ー人間環境デザイン学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 2 100% 大阪府 1 1 100% 注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2027年3月卒業見込者)。 注2. 2026年8月12日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3. 一部、試験での1次試験免除者を含みます。

2026.08.12

<理学療法学科4回生>学内就職合同説明会を開催しました!

8月1日(土)に理学療法学科4回生を対象とした「学内就職合同説明会」を午前・午後の2部制で開催しました。   当日は、本学卒業生が就職している施設や実習でお世話になっている施設を中心に、全国から46の事業所にご参加いただきました。 説明会には、採用担当者の方々に加え、本学の卒業生も多数参加してくださいました。   まずは全体会を行い、各施設から概要や特徴についてご説明いただきました。学生たちは各施設の方針や特徴を比較しながら熱心に耳を傾け、それぞれの施設への理解を深めていました。   <全体会の様子>         その後は食堂に移動してブース形式での個別説明会を実施しました。学生たちは興味のある施設のブースを訪れ、採用担当者や卒業生から直接話を聞くことで、求人票やホームページだけでは分からない情報に触れることができました。   現場のリアルな声を聞き、施設の雰囲気や働き方、新人教育、福利厚生など、就職先を選ぶうえで重要となるさまざまな情報を得ることができ、就職活動に向けた理解を深める良い機会となりました。   参加した学生からは、 「視野が広がった」 「さっそく施設見学に行ってみようと思う」 「身近な先輩から実際の働き方を聞くことができて、とても参考になった」 といった声も聞かれ、充実した時間となったようです。   <個別ブースの様子>         ご参加いただいた事業所の皆様、誠にありがとうございました。 学生の皆さんには、今回得た情報や気づきを今後の就職活動に活かし、自分らしい進路選択につなげてもらいたいと思います。

2026.08.10

<理学療法学科4回生>就活本番スタート! ~就職面接マナー講座&グループ面接対策レポート~

長期実習を終えた理学療法学科4回生にとって、いよいよ就職活動が本格化する時期となりました。   キャリアセンターでは、学生の皆さんが自信を持って採用試験に臨めるよう、「就職面接マナー講座」と「グループ面接対策」を実施しました。 面接は、自分自身の魅力や熱意を伝える大切な機会です。今回のプログラムでは、基本的なマナーの確認から実践的な面接練習まで行い、本番に向けた準備を進めました。   ■就職面接マナー講座   7月30日(木)、株式会社CAREER LABOの福井真貴子先生を講師としてお招きし、就職面接マナー講座を開催しました。 講座では第一印象の重要性について理解を深めるとともに、入退室の動作やお辞儀、言葉遣いなど面接に欠かせない基本マナーを学びました。 また、学生同士で取り組むワークでは、面接でよく聞かれる質問に対し「質疑応答即答トレーニング」にも取り組みました。限られた時間の中で自分の考えを整理し、相手に分かりやすく伝えるポイントについて実践を通して理解を深めました。 普段は意識しづらい姿勢や表情、声の大きさなどについても学び、面接に必要な実践力を身につける機会となりました。       ■グループ面接対策 8月4日(火)、5日(水)の2日間にわたり、キャリアセンターの職員が面接官となり、グループ面接対策を実施しました。 学生は4~5名のグループに分かれて、入室から着席、退室までの流れを確認しながら、本番さながらの面接に挑戦しました。 面接では、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)など、よくある質問に答える形式で進められました。他の学生の受け答えを聞くことで自身の伝え方を見直す機会にもなりました。   練習後には、 「頭の中では整理できていたつもりでも、言葉にすると難しい」 「思った以上に緊張し、伝えたいことが十分に話せなかった」 といった声も聞かれました。   一方で、自分の課題に気づけたことで、本番までに準備すべきポイントがより明確になった様子でした。 職員からは、一人ひとりに対して話し方や内容の構成、表情、視線などについてアドバイスを行い、学生たちは真剣な表情でフィードバックに耳を傾けていました。       就職活動では、事前にどれだけ準備を重ねられるかが自信につながります。 今回の講座や面接対策を通して得た学びや気づきを活かし、理学療法学科4回生の皆さんが希望する進路の実現に向けて力を発揮してくれることを期待しています。 キャリアセンターも、学生一人ひとりの進路実現に向けて全力でサポートしていきます!

2026.08.08

就職レポートNo.873(民間病院/看護師)看護医療法学科

就職活動を終了した学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第873弾! 看護医療学科4回生   柗浦 日向さん 民間病院(看護師) 内定     あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 私はもともとおせっかいな性格で、人のお世話をしたり、誰かの役に立ったりすることが好きでした。進路を考える中で、自分の性格や強みを生かせる職業は何かを考えたとき、人を援助することを専門とする看護師という仕事が自分に最も合っているのではないかと思い、看護師を志しました。 畿央大学に入学を決めたきっかけは、自宅から近く、通学しやすい環境であることに加え、担任制度があり、教員と密に関わりながら学べる点に魅力を感じ、この大学への入学を決めました。実際大学生活の中で、看護に必要な知識や技術だけでなく大学生活での困りごとなども親身になって相談に乗っていただきました。     畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 看護学生と言うこともあり、課題や実習に追われて辛い期間は多かったですが、今思い返せば友人と夜遅くまで大学に残って一緒に課題に取り組んだ時間や、励まし合いながら実習を乗り越えた時間はとても有意義だったと思います。     (同じゼミの友人と)   就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 もともとは奈良県内や大阪府内での就職を考えていました。しかし、領域実習を重ねる中で、自分が目指したい看護の姿が明確になり、「患者一人ひとりに寄り添い、その人らしさを大切にした看護を実践したい」という思いが強くなりました。そこで、自分の理想とする看護を実践できる病院を調べたところ、現在の就職先を含むいくつかの病院が候補となりました。その中でも、病院の理念が自分の看護観と一致していたことに加え、教育体制や福利厚生が充実しており、安心して成長しながら長く働ける環境であると感じ、就職を決めました。     就職活動を振り返っていかがでしたか? 就職活動で特に大変だったことは、相手に伝わりやすいエントリーシートを作成することでした。限られた文字数の中で自分の考えや経験を簡潔にまとめることが難しく、質問の意図からずれた内容になってしまうこともありました。そのため、キャリアセンターの方に何度も添削していただき、要点を整理して分かりやすく伝える力を身につけることができました。 また、授業や課題と並行してエントリーシートの作成や面接練習を行う必要があり、時間の確保にも苦労しました。面接では、一字一句暗記するのではなく要点を整理して臨んだことで、自分の言葉で自然に受け答えができたと感じています。 就職先の病院には畿央大学からの就職実績がなく、面接対策にも苦労しましたが、キャリアセンターの方に3回個別で面接練習をしていただき、さまざまな質問への対応力を身につけることができました。また、担任の先生から教材を借り、知識や表現の幅を広げ、自信を持って面接に臨むことができました。     就職活動で役立ったツールを教えてください。 大学の「求人検索NAVI」に掲載されている、過去の先輩方の就職活動体験記です。どのようなことに気を付けていたか、どのような面接内容だったか細かく書いてくださっているため、役に立ちました。     後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 楽しいことや辛いことがたくさんあると思いますが、何事にも悔いのないよう全力で頑張ってください。

2026.08.07

小学生に寸劇で伝える!室谷ゼミの学生が安堵町で認知症キッズサポーター養成講座を開催 ~ 看護医療学科 室谷ゼミ

看護医療学科の室谷ゼミでは、昨年度に引き続き安堵町と協力し、小学生を対象とした「認知症キッズサポーター養成講座」を開催しました。 認知症サポーター養成講座とは? 「認知症サポーター養成講座」は全国で展開されている取り組みです。自治体や企業などが実施する約90分の講座を受講すると、認知症を正しく理解し、偏見を持たずに認知症の人や家族をあたたかく見守る「認知症サポーター(応援者)」になることができます。   認知症サポーターは、何か特別なことをするわけではありません。自分にできる範囲で知識を生かし、街中で困っている人がいればさりげなく手助けをしたり、ボランティアに参加したりと、できることを見つけて行動します。もちろん、自分や家族の生活に知識を活かすだけでも十分な貢献となります。   本学の看護医療学科(老年看護学領域)では、「認知症ケア論」「地域包括ケア実習」「老年看護学対象論」などの授業・実習科目内で本講座を開催し、看護師として、また一人の市民として共生社会の推進に貢献できる学生の育成をめざしています。 小学生へわかりやすく伝えるための工夫 2026年7月28日(火)、看護医療学科4回生(室谷ゼミ)の上野さん、角野さん、藤田さんが、キャラバン・メイト※の資格を持つ室谷とともに、安堵町の小学生と保護者(7組)に向けて講義を行いました。   ※キャラバン・メイト…認知症サポーター養成講座の講師役を担うボランティア指導者のこと。       学生たちは事前準備として、子ども向け資料から特に伝えたい以下の3点を抜粋し、分かりやすい表現を追求して台本を作成しました。 認知症とはどのような病気なのか 認知症になった人の思い 認知症の人への適切な関わり方 さらに、具体的な声かけや対応を体験的に学んでもらえるよう、「寸劇」を取り入れる工夫も行いました。   ▲学生による寸劇の様子 受講者の声とまとめ 当日は参加者の皆さんが非常に熱心に耳を傾けてくださり、以下のような嬉しい感想をいただきました。 「分かりやすくて勉強になった」 「認知症のことがよく分かった」 「これからはみんなに優しくしてあげたい」   地域の子どもたちへ健やかな理解を広げてくれた学生の皆さん、本当にお疲れ様でした!   看護医療学科 准教授 室谷 牧子   関連記事 「海外インターンシップ」発表会を実施しました ~ 看護医療学科 2026年度「へき地医療体験実習」実践報告会 ~ 看護医療学科 「基礎看護技術自己学修会」を実施しました ③ ~ 看護医療学科 『国際看護学Ⅰ』世界を知り、自分を見つめる― 海外インターンシップ報告会で広がる看護の可能性 ~ 看護医療学科 地域の方々を大学へご招待!看護学生との交流会を開催しました~ 看護医療学科「認知症ケア論」 在宅における終末期看護の実際~ 看護医療学科「終末期ケア論」 フィールドワークを実施しました。 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」 第13回 危篤・臨終・死亡時の看護の実際 ー エンゼルケア演習 ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「薬害の実情」と「患者の人権」-医療倫理や患者安全を学ぶ ~ 看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 2026年度の地域包括ケア実習がいよいよ始まります-交通安全講習を実施 ~ 看護医療学科

2026.08.07

第16回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~ 健康科学研究科 田平研究室

2026年8月1日(土)・2日(日)の2日間にわたり、滋賀県米原市のエクシブ琵琶湖にて「第16回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催しました。本研究大会は、田平研究室の大学院生や修了生が、それぞれの研究成果や現在取り組んでいる研究課題を持ち寄り、意見交換を行う機会として毎年開催されています。今回は、現地参加11名、Web参加5名の計16名が参加しました。   ▶昨年度実施された第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会の様子はこちら   研究発表会は、対面とZoomを組み合わせたハイブリッド形式で行われ、2日間で計11題の演題が発表されました。各演題には発表15分、質疑応答15分の時間が設けられ、学会発表とは異なり、研究の背景や方法、解析結果の解釈、今後の研究の進め方などについて、一つひとつじっくりと議論することができました。研究に対するそれぞれの思いが交わるなかで議論は尽きることなく、もう少しこのまま語り合っていたいと感じるほど、充実した時間となりました。   ▲研究発表の様子   演題は、自律神経調整や急性心不全、間質性肺疾患、胸部外科術後、小児患者に対する呼吸理学療法などの呼吸・循環リハビリテーションに関するテーマに加え、がん患者の身体機能、栄養評価、体液バランス、新生児・乳児期の心臓血管外科術後リハビリテーションなど、多岐にわたりました。異なる領域や施設で臨床・研究に取り組む参加者から多様な意見が出され、それぞれの研究をブラッシュアップするための貴重な機会となりました。   ▲質疑応答の様子   1日目の研究発表終了後には、夕食を囲みながら、研究の話だけでなく、日々の臨床や近況についても語り合いました。研究発表中とは異なる和やかな雰囲気の中で、大学院生と修了生、また所属施設の異なる参加者同士の交流を深めることができました。   ▲夕食会・交流の様子   2日間を通して、自身の研究を改めて見直すとともに、今後の研究を進めるうえで多くの助言や新たな視点を得ることができました。また、研究室の修了生を含めたつながりの大切さを実感する、充実した研究大会となりました。   田平研究室では、呼吸・循環リハビリテーション領域における日々のClinical Questionを研究につなげ、その成果を臨床へ還元することをめざして活動しています。当研究室の活動や研究内容に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。   研究室スタッフ一同、心よりお待ちしております。     健康科学研究科 修士課程 北村 憲一   関連記事 ▼田平研究室に関連する記事 第15回日本リハビリテーション栄養学会学術集会において大学院生が最優秀YIA賞を受賞 ~ 健康科学研究科 第35回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で2年連続となる「医療の質特別賞」を受賞! ~ 健康科学研究科 第65回日本呼吸器学会学術講演会で『トラベルアワード』を受賞 ~ 健康科学研究科 ▼健康科学研究科に関連する記事 第1回日本理学療法学会連合学術総会で森岡 周 教授が臨床研究学術賞を受賞、本学関係者が各専門領域の主要企画で活躍! 田原本町との連携を強化 -健康づくりと地域課題の解決を推進~健康科学研究科・ウェルネス共創研究センター 地域リハビリテーション研究室の教員・院生が第35回奈良県理学療法士学会で講演・研究成果を発表し、学会賞を受賞!~健康科学研究科・ウェルネス共創研究センター 合同ゼミ懇親会を開催!~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室

2026.08.07

臨地実習で地域講座を実施しました!健康栄養学科の学生が地域の皆さまと交流 ~ 健康栄養学科

健康栄養学科では、3回生・4回生で臨地実習に参加し、大学で学んだ専門知識を学外の現場でさらに深めていきます。今回は、南港病院(大阪)で臨地実習に取り組んだ学生が、地域住民の皆さまを対象に実施した「地域講座」の様子をご紹介します。 ※南港病院による当日の様子はこちらからご確認ください。 地域講座に向けて 南港病院での臨地実習の一環として、地域住民の皆さまを対象とした地域講座の準備・実施に取り組みました。参加される方に「分かりやすく、楽しく学んでもらえる講座」にすることを目標に、テーマ設定から資料作成、発表練習まで丁寧に準備を進めました。   講座のテーマ設定は実習開始の約2週間前から行い、実習期間中も指導担当の管理栄養士の先生方に何度も添削や助言をいただきながら、約1か月かけて媒体や資料を作成しました。本番に向けて発表練習も繰り返し行い、内容だけでなく、話し方や伝え方にも工夫を重ねました。 地域講座を実施した目的 南港病院では、院内での栄養教室だけでなく、地域住民の方々を対象とした出前教室にも取り組まれています。私はその活動に関心を持ち、研究課題を「地域講座を行う際の工夫について」と設定し、特に力を入れて取り組みました。   地域講座の目的は、地域の皆さまの健康づくりに役立つ情報を、分かりやすく、日常生活に取り入れやすい形でお伝えすることです。また、管理栄養士をめざす学生にとって、専門的な知識を相手に合わせて伝える力を実践的に学ぶ貴重な機会にもなりました。 先輩の講座から学んだこと 先輩が実施されていた熱中症対策に関する講座では、参加型の内容にすることで受講者の方が自然に参加しやすい雰囲気を作られていました。また、講座のはじめに自己紹介や身近な話題を交えることで、受講者との距離を縮めておられたことが印象に残っています。 受講者の皆さまの反応 講座内で行ったクイズでは、ほとんどの方が積極的に手を挙げてくださり、最後まで全員が楽しみながら参加してくださいました。   講座終了後には、「今まで受けた講座の中で一番面白かった」「とても勉強になった」といった感想をいただき、個別に質問をしてくださる方もいらっしゃいました。地域の方々が楽しみながら積極的に講座に参加してくださっている様子が伝わり、とても嬉しく感じました。   実施を通して感じたこと 本番前は緊張していましたが、地域の方々の笑顔やあたたかい反応に励まされ、私自身も楽しみながら講座を進めることができました。   今回の経験を通して、栄養に関する知識を身につけることはもちろん、その知識を相手に合わせて分かりやすく伝えることの大切さや難しさを学びました。また、地域の方々との交流を通して、管理栄養士として地域に貢献できる喜びも感じることができました。今後もこの学びを大切にし、対象者に寄り添った栄養支援ができる管理栄養士をめざしていきたいです。     健康栄養学科 4回生 浅井 朱星   関連記事 大阪・関西万博で万博BENTOを販売!26日の販売を終えて~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ 【畿央大学×家族亭】香芝サービスエリア「新メニュー開発コンテスト」を開催!~健康栄養学科 畿央大学✕野迫川村連携事業 【夏の笑顔★大集合!~畿央大学と野迫川村のきずな~】開催!vol.2 学園祭で販売するドーナツの試作を行いました! ~ 【ヘルスチーム菜良×TORICO】 第21回「ならいちばのキッチン親子料理教室」を開催!~健康栄養学科×奈良県中央卸売市場 奈良テレビ放送「ならフライデー9」に出演し、「ならいちばのキッチン親子料理教室」を紹介!~ 健康栄養学科 第2回みどり戦略学生チャレンジ近畿大会で「優秀チャレンジ賞」を受賞!~健康栄養学科 近畿地区のイオンで販売されるお弁当の試作会を実施!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ NHK奈良放送局「ならナビ」の取材を受けました!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 無印良品あさかつスピンオフレポート第3弾「カラダチェック&簡単レシピ~骨に良い食事」を開催しました!~健康栄養学科 「4大学対抗ピザバトル」で畿央大学が考案した大和丸なすとりんごのピザが最優秀賞に!~ 健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 ならコープ「らくらくお料理パック」商品開発2025~ 学生考案の6品すべてが商品化決定! ~ 健康栄養学科 実践さながらの「模擬栄養相談」で、管理栄養士としての対応力を育む ~ 健康栄養学科        

2026.08.06

2026年7月29日 教職員対象 「学校安全」研修会~学生の命を守る安全管理体制の構築~を開催しました。

畿央大学では、2016年に発生した水泳実習中の事故を教訓とし、この事故のあった7月29日を「二度と命を失うような事故を起こさない」という思いを全教職員で共有し、「安全について確認し合う日」と定めています。 今年度は7月29日(水)に、桃山学院大学 人間教育学部の村上 佳司教授を講師にお迎えし、「学生の命を守る安全管理体制の構築」をテーマとした学校安全研修会を実施しました。講演では、「大学における危機管理の見直し」「安全安心を脅かす要因と予防・対策」「生涯安全生活の視点」の3つのテーマを中心に、大学における安全管理のあり方についてご講義いただきました。 当日は授業の最終週でしたが、教職員63名が参加し、会場となった講義室はほぼ満席となりました。     講演では、事故を風化させず、組織として学び続けることの重要性や、想定外の事態にも柔軟に対応できる危機管理体制の必要性について説明がありました。また、ヒヤリ・ハット事例の共有や心理的安全性の確保、安全文化の醸成など、日常的な取組が学生の命を守ることにつながることを学びました。 さらに、大学には学生の安全を守るだけでなく、自ら安全に行動できる人材を育成する役割もあることが示され、教職員一人ひとりが高い危機管理意識を持ち続けることの重要性について理解を深める機会となりました。 また、講演後の質疑応答でも、4人の教職員から質問が出て、先生の具体的なご経験も交えながら、丁寧にお答えいただきました。     今回の研修会で得た学びを今後の教育活動や安全管理体制の充実に活かしながら、教職員が日々の確認と対話を積み重ね、学生の安全確保に努めてまいります。    

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